山梨県公立高校入試2027の日程と仕組み|前期・後期募集と検査時間の変更をやさしく解説

チャンスは前期と後期の2回入試の仕組み・受験情報

最終更新:2026年9月/令和9年度(2027年4月入学)の山梨県公立高校入試についての記事です。令和9年度の入学者選抜実施要項は10月に発表予定で、2026年9月26日時点では未公表です。最新の情報は山梨県教育委員会の資料で必ずご確認ください。

結論:チャンスは2回。1月の前期募集と、3月の後期募集です

山梨県公立高校の令和9年度入試は、前期募集の検査が2027年1月28日(木)・29日(金)、後期募集の学力検査が3月3日(水)・4日(木)、合格発表が3月11日(木)です。

前期募集は面接や学校独自の検査などで選び、後期募集は5教科の学力検査と調査書を同じ重さで見ます。

令和9年度から、後期募集の社会・数学・理科・英語の検査時間が各50分に長くなります。時間配分の練習は新しい時間で行いましょう。

この記事でわかること
  • 令和9年度(2027年)山梨県公立高校入試の日程(前期・後期・再募集)
  • 前期募集と後期募集のしくみのちがい
  • 前期募集の面接・特色適性検査と、調査書の計算例
  • 後期募集の学力検査と調査書の扱い
  • 令和9年度の変更点(検査時間)と、調査書を使わない特別選抜
  • 中3の9月から3月までの月別やることと、保護者のNG

令和9年度(2027年)の入試日程

答えから言うと、前期募集の検査は2027年1月28日・29日、後期募集の学力検査は3月3日・4日です。県の教育委員会が2026年5月に「基本事項」として公表しています。

前期募集

内容日にち
出願2027年1月14日(木)・15日(金)・18日(月)
検査(面接など)2027年1月28日(木)・29日(金)
内定通知2027年2月5日(金)

後期募集

内容日にち
出願2027年2月16日(火)・17日(水)・18日(木)
学力検査など2027年3月3日(水)・4日(木)
追検査2027年3月9日(火)
合格発表2027年3月11日(木)

再募集(定員に満たなかった学校)

内容日にち
出願2027年3月11日(木)・12日(金)・15日(月)
検査2027年3月16日(火)
発表2027年3月18日(木)

※出典:山梨県教育委員会「令和9年度山梨県公立高等学校入学者選抜の基本事項」(公式)、山梨県総合教育センター「入学選抜制度と日程、学校説明会」。全日制の日程です。

まだ発表されていないもの:実施要項と各校の募集人員

志願変更の期間などの細かい日程や手続きは、10月に発表予定の「令和9年度山梨県公立高等学校入学者選抜実施要項」で決まります。2026年9月26日時点では未公表です。各校の募集人員も未公表のため、発表されたら必ず確認してください。

前期募集と後期募集:2回のしくみ

結論として、前期募集は「面接や学校独自の検査」、後期募集は「5教科の学力検査と調査書」で選ぶ入試です。山梨県は全県一学区なので、県内のどの公立高校にも出願できます。

区分時期主な材料
前期募集1月下旬調査書・所見・面接・学校が定める検査(特色適性検査・特技・個性表現)
後期募集(一般選抜)3月上旬5教科の学力検査と調査書(同じ重さ)
後期募集(特別選抜)3月上旬5教科の学力検査と面接(調査書を使わない)
再募集3月中旬定員に満たなかった学校で実施

※出典:山梨県教育委員会「令和9年度山梨県公立高等学校入学者選抜の基本事項」(公式)、山梨県総合教育センター資料。

  • 前期募集の出願は1人1校1学科です
  • 前期募集で内定した人は、後期募集には出願できません
  • 前期募集で決まる人数は学校・学科ごとにちがいます。残りの人数を後期募集で選びます
  • 通学区域は全県一学区です。普通科も同じです

※出典:山梨県総合教育センター「入学選抜制度と日程、学校説明会」、リセマム(2026年5月28日)による県発表の報道。

全県一学区:選べる幅が広いぶん、早めに見学を

全県一学区なので、甲府市に住んでいる人が富士吉田市や韮崎市の高校を受けることもできます。選べる学校が多いぶん、通学にかかる時間と、学科の中身を早めに比べておくことが大切です。

学校説明会や体験入学に参加できると理想的です。参加できなかった学校は、各校のホームページで「教育方針」と「志願してほしい生徒像」を読み、家族で話し合っておきましょう。前期募集の面接でも、この2つは志望理由を考える土台になります。

POINT:前期募集は「もう1回の受検チャンス」

前期募集で内定しなくても、後期募集でもう一度受けられます。前期で志望校の面接や検査を一度経験できるのは、大きな利点です。ただし前期で内定すると後期は受けられないので、前期に出すのは「本当に行きたい学校」にしましょう。

前期募集の選抜:面接と特色適性検査

結論は、前期募集は「調査書・所見・面接」に、学校ごとの検査を組み合わせて100点満点のような配分で見るしくみです。配分は学校・学科ごとに県が公表しています。

県の基本事項では、前期募集は「調査書、学習活動及び生活状況に関する所見、面接並びに各高等学校長が定める検査の成績を総合判定し、選抜する」とされています。学校が必要と認めた場合、面接とあわせて次の検査を行います。

  • 特色適性検査:文章や資料を読んで考える問題など。時間は学校ごとにちがいます
  • 特技:部活動などの実技
  • 個性表現:学校が決めた方法で、自分の個性や意欲を表現する

配分の例(説明用)

材料配分の例
調査書40
面接20
所見5
特色適性検査35
合計100

※説明用の例です。実際の配分は学校・学科・条件ごとにちがいます。山梨県教育委員会「令和9年度 前期募集選抜方法等一覧」「各高校の選抜方法」(公式)でご確認ください。難関校の配分は山梨県の難関公立高校対策の記事でまとめています。

調査書の計算例:学年の比率に注意

前期募集の調査書は、学校によって学年ごとの重みや、重くする教科が決められています。ここでは、中1:中2:中3を1:1:2で数える学校を説明用の例にします。

1中1の9教科の合計:36点(45点満点)
2中2の9教科の合計:38点(45点満点)
3中3の9教科の合計:40点。2倍して80点
4合計:36+38+80=154点(180点満点)

この例では、中3の評定1つは、中1・中2の評定1つの2倍の重さです。実際に調査書の点数を配分(例:40点)に換算する方法は、実施要項や学校の資料で確認してください。

面接の準備:3つのステップ

前期募集では、どの学校でも面接があります。面接は「話がうまい人」を選ぶものではなく、その学校で学びたい理由を、自分の言葉で伝えられるかが大切です。次の順番で準備すると、短い期間でも形になります。

111月:材料を集める。志望校の「教育方針」と「志願してほしい生徒像」を読み、自分に当てはまる経験(部活動・委員会・授業・家での学習)を紙に書き出します。
212月:答えを短く組み立てる。「志望理由」「中学校で力を入れたこと」「高校でやりたいこと」の3つを、それぞれ「結論1文+理由1〜2文」で書きます。
31月:声に出して練習する。家族や先生に面接官役をしてもらい、週1〜2回練習します。答えを丸暗記せず、聞き方が変わっても同じ中身を話せるようにします。

特色適性検査の準備

特色適性検査は、学校ごとに時間も中身もちがいます。まずは志望校の選抜方法の資料で、検査があるか・何分か・どんな力を見るかを確認しましょう。そのうえで、新聞の短い記事や資料を読んで、「何が書いてあるか」「自分はどう考えるか」を数行でまとめる練習を週1回続けると、読む力と書く力の両方がきたえられます。

保護者の方へ:前期募集は「なぜこの学校か」が大切

前期募集では、学校が示す「志願してほしい生徒像」に合うかどうかを面接などで見ます。志望理由を「家から近い」「偏差値が合う」だけで終わらせず、その学校で何をしたいかをお子さまの言葉で話せるよう、夏休み明けから少しずつ話し合ってみてください。

後期募集:5教科の学力検査と調査書

結論として、後期募集の一般選抜は「調査書の記録と学力検査の成績を同等に扱う」しくみです。本番の点数と、ふだんの成績の両方が同じくらい大切です。

教科配点検査時間
国語100点55分
社会100点50分
数学100点50分
理科100点50分
英語(リスニングを含む)100点50分

※出典:山梨県教育委員会「令和9年度山梨県公立高等学校入学者選抜の基本事項」(公式)。専門教育学科などでは配点を変える場合があります。時間割(教科の順番と時刻)は実施要項で確認してください。

  • 5教科で合計500点満点です(配点を変える学科を除く)
  • 調査書と学力検査は同じ重さです。どちらか一方だけが高くても有利とはかぎりません
  • 調査書を点数にする細かい方法は、実施要項(10月予定)で確認してください

「同等に扱う」とはどういうこと?

「調査書と学力検査を同等に扱う」とは、ふだんの成績と本番の点数を、同じくらいの重さで見るという意味です。本番だけ強くても、調査書が低いと届かないことがあります。反対に、調査書が高くても本番で大きく失点すると苦しくなります。

つまり後期募集では、秋の定期テストで評定を上げることと、過去問で本番の点数を上げることの両方が必要です。どちらか片方だけに時間を使うのではなく、定期テストの2週間前は評定、それ以外の週は過去問、と時期で分けるとバランスがとれます。

Q. 前期募集で内定しなかったら、不利になりますか?

A. いいえ。後期募集は、学力検査と調査書であらためて選抜します。前期の経験を生かして、本番の学力検査に切りかえましょう。

Q. 後期募集でも面接はありますか?

A. 県の基本事項では、一般選抜は調査書と学力検査の成績を同等に扱って判定するとされています。調査書を使わない特別選抜では面接があります。学校ごとの細かい点は実施要項で確認しましょう。

Q. 何点とれば合格できますか?

A. 合格に必要な点数は、学校・年度・受検者の顔ぶれで変わります。模試の判定は参考にとどめ、調査書と当日点のどちらでのばせるかを考えることが大切です。

令和9年度の変更点と、調査書を使わない特別選抜

結論として、令和9年度の一番大きな変化は後期募集の検査時間です。社会・数学・理科・英語が、前の年の各45分から各50分に5分ずつ長くなります。国語は55分のままです。

教科令和8年度令和9年度
国語55分55分(変わらず)
社会・数学・理科・英語各45分各50分

※出典:山梨県教育委員会「令和9年度山梨県公立高等学校入学者選抜の基本事項」「学力検査解答時間の変更について」(公式)、リセマム(2026年5月28日)。

注意:古い過去問の「時間」をそのまま使わない

過去問集の問題は、令和8年度までの検査時間で作られています。社会・数学・理科・英語を解くときは、令和9年度の50分で時間を計りましょう。時間が長くなる分、問題の量や形が変わる可能性もあります(ここは推測です)。新しい情報が出たら確認してください。

後期募集の特別選抜(調査書を使わない選抜)

後期募集には、調査書を使わず、5教科の学力検査と面接で合否を決める「特別選抜」があります。令和8年度に続いて、令和9年度も実施されます。

  • 対象:県内に住んでいるか県内の中学校に在籍する中3で、年間30日以上欠席した人など。在籍する中学校の校長が出願を認めた人
  • 人数:各学校の規模に応じて2〜4名程度。後期募集の人数に含まれます
  • 材料:5教科の学力検査、個人面接、本人の自己申告書、中学校長の確認書

※出典:山梨県教育委員会「特別選抜の制度の概要」「令和9年度 基本事項」(公式)。

再募集とは

後期募集のあと、定員に満たなかった学校では再募集が行われます。令和9年度は、出願が3月11日・12日・15日、検査が3月16日、発表が3月18日です。後期の合格発表と同じ日に出願が始まるので、万一にそなえて、家族で「そのときはどうするか」を話しておくと落ち着いて動けます。

不登校の経験がある人や、病気・家庭の事情で長く休んだ人にとって、学力検査でがんばりを見てもらえる道です。対象になるかどうかは、早めに中学校の先生に相談しましょう。

中3の9月から3月まで、月別やること

結論は、前期募集を受けるなら12月までに面接と特色適性検査の準備、全員が1月からは後期の学力検査に集中です。山梨県は1月と3月に山があるので、早めに計画を立てましょう。

時期やること(具体的に)
9月定期テストの2週間前から、教科書ワークを3周。模試(県内では山梨統一模試など)を受け、苦手単元を3つまで書き出す
10月実施要項(10月予定)を確認。公立の過去問を1年分、社会・数学・理科・英語は50分で解く。前期募集を受けるか考え始める
11月定期テストに全力。三者面談の前に、前期・後期の志望校を家で話し合う。前期を受ける人は志望校の選抜方法を読む
12月前期の出願校を決める。面接の練習を週1回、特色適性検査がある人はその練習も。冬休みは5教科を毎日
1月14日・15日・18日に前期の出願、28日・29日に検査。前期のあとはすぐ後期の過去問に切りかえる
2月5日に前期の内定通知。後期の出願は16日〜18日。過去問2周目と、まちがい直しノート
3月3日・4日が後期の学力検査。11日の発表まで体調管理。再募集の情報も念のため確認

※日程は山梨県教育委員会「令和9年度 基本事項」(公式)によります。学習時間は目安です。お子さまの状況に合わせて調整してください。

秋の1週間の時間割(例)

部活を引退したあとの、10〜11月の一例です。平日は「学校の復習+苦手単元」、土日は「過去問+前期対策」と分けると、迷う時間がなくなります。

曜日内容時間(目安)
月・水・金学校の宿題と復習→数学・英語の苦手単元2〜2.5時間
火・木学校の宿題と復習→理科・社会の一問一答と資料問題2〜2.5時間
土公立の過去問1年分(新しい検査時間で)5〜6時間
日土曜のやり直し→面接の答えを声に出して練習4〜5時間

※時間割は一例です。定期テストの2週間前は、平日をテスト勉強に切りかえてください。

保護者がやってはいけないNG

山梨県の公立入試でよくある5つのNG
  • 前期募集を「とりあえず」で受けさせる。前期で内定すると後期は受けられません。前期は本当に行きたい学校に出しましょう。
  • 前期で内定しなかった日に長く落ちこませる。後期募集までは約1か月あります。気持ちを切りかえる声かけが大切です。
  • 古い検査時間のまま過去問を解かせる。令和9年度から社会・数学・理科・英語は各50分です。
  • 「中3の成績はもう決まっている」と言う。後期募集は調査書と学力検査が同じ重さです。秋の定期テストは最後まで大切です。
  • 倍率だけで志望校を変えさせる。倍率は毎年動きます。選抜方法やお子さまの得意・不得意も合わせて話し合いましょう。

前期と後期、2回のチャンスを作戦で生かしましょう

前期募集で面接や検査を経験し、後期募集で学力検査に集中する。山梨県の入試は、2回の受検機会をどう使うかで結果が変わります。通知表と模試の結果から、前期に出すか、後期一本でいくかを早めに決めることが大切です。

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まとめ

  • 前期募集の検査は2027年1月28日・29日、内定通知は2月5日
  • 後期募集の学力検査は3月3日・4日、合格発表は3月11日
  • 前期は調査書・所見・面接と学校独自の検査、後期の一般選抜は5教科の学力検査と調査書を同じ重さで見る
  • 前期で内定すると後期は受けられない。前期の出願は1人1校1学科
  • 令和9年度から社会・数学・理科・英語は各50分(国語は55分)
  • 調査書を使わない特別選抜も引き続き実施。実施要項は10月に発表予定
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