元石川高校の内申と当日点|配点の比率と合格までの考え方【令和9年度】

元石川高校の内申と当日点|アイキャッチ学校別 合格対策

最終更新:2026年11月 ※令和9年度の細かい決まりは、募集案内で決まります。出願前に、神奈川県教育委員会のページと元石川高校の公式サイトで、最新の情報をご確認ください。

元石川高校は、神奈川県の県立の全日制・普通科の高校です。この記事では、内申(調査書の評定)と当日の学力検査(当日点)が、令和9年度入試でどんな比率で合否に使われるのかを、神奈川県教育委員会が公表した「選考基準」をもとに整理します。あわせて、直近3年の倍率、入試の日程、内申と当日点をどう積み上げるかの考え方も、公式の数字から計算できる範囲でまとめました。

結論:元石川高校の選抜は、こう決まります

5:5 元石川高校の令和9年度の第1次選考は、内申(学習の記録=評定)と学力検査(当日点)の比率が5:5です。内申と当日点が同じ重さで扱われます。

選考は2段階です。第1次選考で募集人員の90%までを選び、残りを第2次選考で選びます。第2次選考では比率が変わり、学力検査と「主体的に学習に取り組む態度」の評価が8:2になります。

特色検査(実技検査・自己表現検査・面接)は行わず、学力検査は国語・数学・英語・理科・社会の5教科です。教科ごとの重点化(点数を2倍にする扱い)もありません。

この記事でわかること
  • 内申と当日点の比率(第1次は5:5、第2次は8:2)
  • 内申(評定)を100点に直す計算と、計算例
  • 当日点(5教科500点)を100点に直す計算と、1点の重み
  • 内申と当日点の組み合わせ方(同じ合計になる例)
  • 直近3年(令和6〜8年度)の倍率と志願者数、倍率が下がった年の受け止め方
  • 令和9年度の入試日程と、時期別の進め方

神奈川県の共通選抜のしくみ(先に押さえたい4点)

神奈川県の公立高校(全日制)の一般入試は「共通選抜」と呼ばれます。配点を読む前に、県の共通ルールを4点だけ確認します。

  1. 評定は中2と中3の成績を使います。県の「選考基準の見方」では、学習の記録(評定)は「第2学年の9教科の評定合計」と「第3学年の9教科の評定合計の2倍」を足して135点満点とし、それを100点満点に換算すると書かれています。中1の評定は使いません。中3の評定は2倍で入るため、評定の中では中3の成績の重みが大きくなります。
  2. 学力検査は原則5教科です。全日制では、国語・数学・英語・理科・社会を1教科50分、100点満点で行うのが原則です。5教科の合計500点を、100点満点に換算して使います。
  3. 選考は第1次と第2次の2段階です。第1次選考は募集人員の90%までを選びます。第2次選考では、学力検査と「主体的に学習に取り組む態度」の評価を使い、比率も第1次とは別に学校ごとに決まります。
  4. 比率は学校ごとに決まっています。同じ県立の普通科でも、内申を重くする学校、当日点を重くする学校があります。元石川高校は第1次が5:5で、内申と当日点が同じ重さです。

配点の表|内申と当日点の比率(令和9年度)

次の表は、選考基準(共通選抜・全日制・普通科)にある元石川高校の行を、県の「見方」の列の並びに合わせて読んだものです。

項目第1次選考第2次選考
学力検査の教科国語・数学・英語・理科・社会同左
学習の記録(評定)5(使わない)
学力検査58
主体的に学習に取り組む態度(使わない)2
特色検査なし(-)なし(-)
重点化なし(-)なし(-)

第1次選考は「評定を100点に換算した数×5」と「学力検査を100点に換算した数×5」を足して、最大1,000点の選考資料Sにします。第2次選考は「学力検査を100点に換算した数×8」と「主体的に学習に取り組む態度を100点に換算した数×2」を足して、こちらも最大1,000点です。

元石川高校の選考資料の比率
図 元石川高校の選考資料の比率(第1次は5:5、第2次は8:2)。県の選考基準をもとに、エスペランサアカデミーが作成
選考資料換算後の満点比率Sへの最大点
第1次評定(a)100点5500点
第1次学力検査(b)100点5500点
第2次学力検査(b)100点8800点
第2次主体的に学習に取り組む態度(c)100点2200点
読み方の注意
ここでの「比率」は、県が公表する選考基準の数字です。元石川高校の令和9年度の募集定員や、第2次選考に回る人数の目安は、本記事の作成時点で確認できていません。募集案内で確認してください。

第1次選考と第2次選考の関係

元石川高校の選抜は、第1次選考と第2次選考の2段階です。県の「選考基準の見方」には、第1次選考は募集人員の90%までを選ぶ、と書かれています。残りの募集人員は、第2次選考で選ばれます。

  • 第1次選考の資料は、評定(a)と学力検査(b)です。Sは、a×5+b×5で、最大1,000点です。
  • 第2次選考の資料は、学力検査(b)と主体的に学習に取り組む態度(c)です。S2は、b×8+c×2で、最大1,000点です。
  • どちらの選考でも、学力検査の結果は使われます。第1次では半分、第2次では8割を占めます。
  • 第1次選考では「資料の整わない者」について、第2次選考では調査書に「主体的に学習に取り組む態度」の評価がない人について、参考にできる資料を活用して選考する、と県の見方に書かれています。

第2次選考の対象となる人や、第1次選考と第2次選考の細かい手順は、募集案内に記載されます。本記事では、県の選考基準にある比率と式の範囲で説明しています。

元石川高校を目指す中3の保護者の方へ

評定の見通しと、これからの5教科の学習計画を、今の成績をもとに一緒に整理します。保護者の方だけのご相談もできます。

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内申(学習の記録=評定)の計算方法

評定は、9教科(国語・社会・数学・理科・音楽・美術・保健体育・技術家庭・外国語)の5段階評定を使います。計算の手順は次のとおりです。

  1. 中2の9教科の評定を足します(最大45)。
  2. 中3の9教科の評定を足して、2倍します(最大90)。
  3. 1と2を足します(最大135)。
  4. 135で割って100をかけ、100点満点にします。これが評定の換算点(a)です。
  5. 第1次選考では、aに5をかけた数が、Sに入る評定の分です(最大500)。

小数点以下の扱いは、本記事では計算の途中で四捨五入せず、最後に小数第1位までで示しています。実際の端数の扱いは、募集案内で確認してください。

評定の計算例(例)

中2の合計中3の合計135点満点での点aの換算点(100点満点)Sに入る評定の分(×5)
272727+27×2=8160.0300.0
303330+33×2=9671.1355.6
333633+36×2=10577.8388.9
363936+39×2=11484.4422.2
394239+42×2=12391.1455.6
454545+45×2=135100.0500.0

上の表の数字は、評定の合計から公式の式で計算した例です。実際の評定は、中学校の調査書の数字になります。

中3の評定1段階は、中2の評定1段階の2倍の重み
評定の合計が1上がったとき、Sは、中2の評定なら約3.7点、中3の評定なら約7.4点動きます(5×100÷135=約3.70、中3は2倍)。元石川高校では内申が当日点と同じ重さなので、中3の2学期の評定は、Sの動きとして小さくありません。

主体的に学習に取り組む態度(第2次選考で使う)

第2次選考で使うのは、中3の各教科の「主体的に学習に取り組む態度」の評価です。評価Aは3点、Bは2点、Cは1点に換算し、9教科の合計(27点満点)を100点満点に直します(c)。第2次の比率は学力検査8に対して態度が2なので、cが1点上がるとS2は2点動きます。

9教科の評価合計(27点満点)cの換算点S2に入る分(×2)
すべてA27100.0200.0
Aが5つ、Bが4つ2385.2170.4
Aが3つ、Bが6つ2177.8155.6
すべてB1866.7133.3

当日点(学力検査)の考え方|公式の資料でわかる範囲

当日点は、5教科の合計(500点満点)を100点満点にして使います。つまり、500点満点の合計点を5で割った数がbです。

1点・1段階の重み(第1次選考)

動いたものSが動く量考え方
学力検査 合計が1点1.0点b=合計÷5、S=b×5。合計点がそのままSに入る
学力検査 1教科が10点10.0点5教科のどこで取っても同じ重み(重点化なし)
評定 中3の合計が1約7.4点5×100÷135×2
評定 中2の合計が1約3.7点5×100÷135
評定 中3の1教科が1段階約7.4点教科ごとに差はない(重点化なし)

第1次選考では、学力検査の合計1点がそのままSの1点になります。評定は、中3の1教科が1段階上がると約7.4点です。学力検査に置き直すと、中3の1教科の評定を1段階上げることは、当日の合計点を約7.4点上げることと同じ重さです。元石川高校では、この2つを同時に積み上げることが、Sを上げる一番わかりやすい形になります。

合格最低点・ボーダーについて
元石川高校の合格最低点や、合格者のS・内申の平均は、県の資料には載っていません。「何点あれば合格」と言い切れる公式の数字は公表されていませんので、本記事では目安の点数を示していません。

例:1人分のSを最後まで計算してみる

次の3人は、元石川高校の選抜の仕組みを確かめるための架空の例です。実在の生徒の数字ではなく、評定の合計から公式の式で計算した値です。

例中2評定合計中3評定合計a学力検査合計b第1次のS(最大1,000)
評定型(中2=39・中3=42、学力検査=300)394291.130060.0455.6+300.0=755.6
バランス型(中2=34・中3=37、学力検査=370)343780.037074.0400.0+370.0=770.0
当日点型(中2=28・中3=31、学力検査=440)283166.744088.0333.3+440.0=773.3
例の読み方
「評定型(中2=39・中3=42、学力検査=300)」と「当日点型(中2=28・中3=31、学力検査=440)」は、評定と当日点の持ち方が正反対ですが、Sの差は17.8点にとどまる組み合わせです。元石川高校の第1次選考は内申と当日点が同じ重さなので、片方が低くても、もう片方で近いところまで動かせます(評定が低めの例でも、学力検査の点で差が縮まります)。ただし、これは「Sが同じ」という計算上の話で、合否の線は公表されていません。

第2次選考のS2の計算例(例)

学力検査合計態度の評価(9教科)bc第2次のS2(最大1,000)
300A3・B6・C060.077.8480.0+155.6=635.6
350A5・B4・C070.085.2560.0+170.4=730.4
400A7・B2・C080.092.6640.0+185.2=825.2
450A9・B0・C090.0100.0720.0+200.0=920.0

第2次選考は学力検査が8割です。第1次選考で評定の分が足りなかった人も、当日の5教科の力で見てもらえる仕組みになっています。どの人が第2次選考の対象になるかの細かい決まりは、募集案内で確認してください。

内申と当日点、どちらで取るか|同じSになる組み合わせ

第1次選考のSを720点にしたいとき、評定の合計ごとに、学力検査で何点必要になるかを計算した表です。元石川高校は5:5なので、評定が1上がった分だけ、学力検査の必要点が下がります。

中2の合計中3の合計評定の分(Sに入る)S=720に必要な学力検査合計(500点満点)5教科の平均点
2730322.2397.879.6
3033355.6364.472.9
3336388.9331.166.2
3639422.2297.859.6
3942455.6264.452.9

この表は「Sが同じなら同じ扱い」という選考資料の計算を確かめるための例です。合否の線は公表されていないため、Sの値そのものが目標になるわけではありません。実際には、評定を上げる余地と、当日の5教科で積み上げる余地を、両方見て決めていきます。

例の3人は、どこを動かすか

先の3人の例で、あとから動かせるものと、そのときのSの変化を計算します。いずれも、公式の式から出した数字です。

例今のS中3の評定合計が3上がると学力検査の合計が30点上がると
評定型(中2=39・中3=42、学力検査=300)755.6+22.2(S=777.8)+30.0(S=785.6)
バランス型(中2=34・中3=37、学力検査=370)770.0+22.2(S=792.2)+30.0(S=800.0)
当日点型(中2=28・中3=31、学力検査=440)773.3+22.2(S=795.6)+30.0(S=803.3)

どの例でも、中3の評定合計を3上げたときのSの伸びは約22点、学力検査の合計を30点上げたときのSの伸びは30点です。評定の3は「9教科のうち3つが1段階ずつ上がる」程度の動きです。一方、学力検査の30点は、5教科の平均を6点上げる動きにあたります。元石川高校の第1次選考は5:5なので、どちらも同じ土俵でSを動かせます。

評定型の例では、評定がすでに高い分、これから動かせる余地は学力検査のほうに多く残っています。反対に当日点型の例では、学力検査の合計が高い分、評定の余地が残っています。自分の今の数字を、この3つの例のどこに近いかで読み替えると、次に何を動かすかが見えてきます。

中2の評定がきまっているとき、中3で動かせるS

中2の9教科の評定合計が34で決まっているとき、中3の評定合計によって、評定の分がどう動くかを示します。中2の評定は変えられませんが、中3の評定は2学期・3学期の成績で動かせます。

中3の合計135点満点での点a評定の分(×5)中3合計27のときとの差
2734+27×2=8865.2325.9基準
3034+30×2=9469.6348.122.2
3334+33×2=10074.1370.444.4
3634+36×2=10678.5392.666.7
3934+39×2=11283.0414.888.9

中3の評定合計が3上がる(たとえば3つの教科が1段階ずつ上がる)と、評定の分は約22点動きます。当日の学力検査に置き直すと、合計で約22点にあたります。評定が決まる中3の2学期・3学期の取り組みは、当日の1教科で10〜20点を積む努力と同じ規模で、Sに効いてきます。

県立の普通科と比べた、元石川高校の比率

神奈川県の共通選抜(全日制・普通科)の選考基準を見ると、学校ごとに比率が違います。次の表は、本記事で取り上げる学校と近い学校を、公式の選考基準の行から読んだものです。

学校(県立・普通科)第1次(評定:学力)第2次(学力:態度)特色検査
新羽6:48:2なし
岸根5:58:2なし
元石川5:58:2なし
生田5:58:2なし
生田東4:68:2なし

表のとおり、元石川高校と同じ5:5の学校もあれば、評定を重くする学校(新羽は6:4)、当日点を重くする学校(生田東は4:6)もあります。選考基準の表で、特色検査と重点化がない普通科の行を数えたところ(筆者の集計、数え方は選考基準の表で確認してください)、第1次が5:5・第2次が8:2の行が約半数を占めていました。元石川高校は、県内で標準的な組み合わせの一つです。

比率が違う学校を併せて受ける・比べるときは、新羽高校の記事や神奈川県の内申点の計算方法も参考にしてください。

倍率と志願者数のうごき(令和6〜8年度)

神奈川県は、志願変更の締切時点の志願者数を公表しています。倍率(競争率)は、その志願者数を募集定員で割った数です。

年度募集定員志願者数(志願変更締切時)倍率(志願者÷定員)
令和6年度359人508人1.42倍
令和7年度359人493人1.37倍
令和8年度358人432人1.21倍
元石川高校の倍率のうごき
図 元石川高校の倍率(志願変更締切時)。出典:神奈川県の志願状況(令和6〜8年度)

3年間の倍率は、1.42倍、1.37倍、1.21倍と、毎年下がりました。志願者数は508人、493人、432人と減り、募集定員は359人、359人、358人でほぼ変わっていません。

令和6年度から令和8年度までに、志願者数は76人減り、倍率は0.21ポイント下がっています。

年度志願者数(志願変更前の集計)志願者数(志願変更締切時)増減
令和6年度507人508人+1人
令和7年度494人493人−1人
令和8年度422人432人+10人

表の「志願変更前の集計」は、県の別紙にある集計で、令和6年度は1月31日、令和7年度・令和8年度は1月30日の数字です。

令和9年度の定員と倍率について
令和9年度の学校別の募集定員は、本記事の作成時点で確認できていません。倍率は、志願変更の締切後(2027年2月上旬)に県が公表する数字で確認してください。倍率は「その年に出願した人の数」で決まるため、前年の数字がそのまま続くとは限りません。

倍率が下がり続けた3年間の受け止め方

元石川高校は、令和6年度の1.42倍から令和8年度の1.21倍まで、3年続けて倍率が下がりました。公式の数字からは、志願者数が減ったことと、定員がほぼ同じだったことがわかります。

ここで大切なのは、倍率が下がることと、入りやすくなることは、別の話だということです。倍率は「その年に出願した人の数÷定員」で、合格に必要なSの水準とは別の数字です。県は合格最低点を公表していないため、倍率の低下から、必要な内申や当日点の水準を読み取ることはできません。

倍率が下がった年に、まず見直したいこと
倍率の数字に安心して準備を緩めるより、内申(評定)と当日点(5教科)の両方を、同じ重さで積み上げる準備を続けるほうが、5:5の学校では理にかなっています。令和9年度の倍率は、2月上旬の志願状況で確認してください。

近くの学校を比較して考えたい場合は、市ケ尾高校の記事や荏田高校の記事も参考にしてください。

令和9年度の入試日程

項目日程(令和9年)
志願情報申請期間1月25日(月)〜29日(金)
中学校長の承認期間1月25日(月)〜2月1日(月)
志願変更の情報申請期間2月4日(木)〜8日(月)
志願変更の中学校長承認期間2月4日(木)〜9日(火)
共通検査(学力検査)2月16日(火)
追検査2月22日(月)
合格者の発表2月26日(金)

元石川高校は特色検査も面接も行わないため、受検の日は学力検査の2月16日(火)の1日です。特色検査・面接の期日(2月16〜18日)は、特色検査を行う学校に関する日程です。二次募集など、これ以降の日程は県の別紙で確認してください。

時期別|内申と当日点を、両方そろえる進め方

内申と当日点が同じ重さの元石川高校では、評定を動かせる時期と、5教科の力を積む時期を分けて考えると進めやすくなります。以下は進め方の例で、県が定めたものではありません。

時期評定(内申)当日点(5教科)
中3の11月〜12月2学期の成績の確定に向けて、提出物と定期テストの見直し入試範囲の総復習を始める。苦手教科の穴を洗い出す
12月(三者面談)評定の見込みを確認し、志望校の見通しを話す過去問を解く日程を決める
1月上旬3学期の評定に向けて、授業の取り組みを続ける過去問を時間を測って解き、点数と間違いの傾向を記録
1月25日〜29日志願情報の申請期間(出願の手続き)直前期の復習。新しい問題集に手を広げない
2月4日〜8日志願変更が必要かを、倍率と見込みで考える体調管理と、時間配分の最終確認
2月16日(評定は確定済み)5教科を各50分で受検

学年別|中1から中3までの積み上げ方

元石川高校の評定は中2と中3の成績で決まります。そのため、中1は評定に入らない準備の時期、中2からは評定に直接入る時期、中3は評定が2倍で入る時期、と分けて考えると整理しやすくなります。

学年評定への入り方この時期にやっておきたいこと
中1入らない(県の計算には使わない)5教科の基礎(計算・漢字・英単語・文法)の定着。授業のノートと提出物の習慣づくり
中2合計がそのまま入る(最大45)定期テストの解き直しの習慣。苦手教科を作らない。態度の評価を意識して授業に参加する
中3の1学期合計の2倍が入る(最大90)1学期の評定を確認し、9教科のうち上げられる教科を決める。5教科の復習を並行して進める
中3の2学期同上。入試前の最後の大きな評定定期テストと提出物に集中する。12月の三者面談に向けて評定の見込みを整理する
中3の冬評定は確定済み過去問の演習と、間違いの分析。体調管理

元石川高校のように内申と当日点が同じ重さの学校では、中3になってから急に両方を上げるのは負担が大きくなります。中2のうちに評定の土台を作り、中3の夏までに5教科の基礎を固めておくと、冬の過去問演習に時間を使えます。

なお、私立高校の併願で使う内申が中3のいつの成績かは、学校ごとに違います。併願を考えている場合は、受験する私立高校の募集要項で確認してください。

三者面談で確認したいこと

  • 中2と中3の1学期までの評定の合計(9教科)。
  • 2学期の評定の見込み。どの教科が上がる余地があるか。
  • 主体的に学習に取り組む態度の評価(A・B・C)の傾向。第2次選考で使われます。
  • 5教科の最近の得点の水準と、伸びしろのある教科。
  • 元石川高校の志望状況や、志願変更の考え方についての、学校側の見方。
  • 私立高校を併願する場合の、併願の基準と手続きの時期。

私立高校との併願は、内申の使われ方が学校ごとに違います。私立高校の併願で使う内申は、中3のいつの成績かもあわせて確認してください。

当日点の積み上げ方|5教科500点の使い方

元石川高校の学力検査は、5教科に重点化がありません。5教科がすべて同じ100点満点で、同じ重さで合計されます。そのため、教科ごとの得意・不得意をならして、合計を伸ばすことが基本になります。

現在の水準(例)合計500点中底上げの考え方
5教科とも平均60点300点苦手教科から10点ずつ上げると、合計は50点上がる
平均70点350点記述問題・長文の失点を見直す
平均80点400点ケアレスミスと、後半の大問の取りこぼしを減らす

県の公式の資料にある範囲で言えるのは、「合計点がそのままSに入る」ことと、「教科による重みの違いがない」ことです。教科ごとの出題形式の細かい傾向は、県の過去の学力検査の問題で確認してください。

評定を伸ばすために見直したいこと

  • 提出物の期限と内容。評定には授業への取り組みが含まれます。
  • 定期テストで失点した単元の解き直し。次のテストの点につながります。
  • 実技教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)の提出課題や実技テスト。9教科は同じ重みで数えられます。
  • 中3の2学期・3学期の評定は、評定の計算で2倍になる。早めに先生に確認する。

よくある勘違い4つ

  1. 「内申が低いと当日点でも取り返せない」:第1次選考は内申と当日点が同じ重さで、学力検査の点がSに直接入ります。取り返せるかどうかは、評定との差と当日点で決まります。
  2. 「中1の評定も入る」:県の計算に使うのは中2と中3の評定です。
  3. 「当日の教科によって重みが違う」:この学校は重点化がなく、5教科は同じ重みです。
  4. 「倍率が下がれば簡単になる」:倍率は出願者の数の比です。合格の線は公表されていません。

出願から合格発表までの流れ

  1. 中3の2学期までの評定が出る(調査書の資料)。
  2. 三者面談で、志望校と出願の見通しを確認する。
  3. 1月25日〜29日に、志願情報を申請する。
  4. 必要なら、2月4日〜8日に志願変更をする。
  5. 2月16日に、学力検査を受ける(5教科)。
  6. 2月26日に、合格者が発表される。
  7. 公立と私立を併願する場合は、私立の手続きの期限にも注意する。

保護者の方が、家庭でできること

  • 評定の合計を、毎学期、親子で一緒に足してみる。
  • 定期テストの結果を、教科ごとの表にして見える形にする。
  • 過去問は、家で時間を測って解く環境を整える。
  • 志願変更の期間は、感情でなく、公表された数字をもとに話し合う。

内申が足りないときの考え方は、内申が足りないときの逆転の考え方、公立と私立の組み合わせは神奈川県の内申の帯別と併願も参考になります。

出願前の確認リスト

確認すること確認する先時期の目安
令和9年度の募集定員募集案内(神奈川県教育委員会)秋〜冬
評定の合計(中2・中3)学校の調査書の見込み、三者面談12月
主体的に学習に取り組む態度の評価通知表の評価、担任の先生12月
志願情報の申請の手順中学校の進路指導1月上旬
志願変更の期間と手順募集案内、中学校2月4日〜8日
受検当日の持ち物と集合時間受検票、学校の案内2月上旬
追検査の条件募集案内2月上旬

このリストは、県が定めた手順ではなく、確認漏れを防ぐための整理です。手続きの正式な内容は、募集案内と中学校の案内で確認してください。

まとめ|元石川高校の内申と当日点

  • 元石川高校の第1次選考は、評定:学力検査が5:5。内申と当日点が同じ重さ。
  • 第2次選考は、学力検査:主体的に学習に取り組む態度が8:2。
  • 評定は中2+中3×2の135点満点を100点に換算。中3の評定は中2の2倍の重み。
  • 学力検査は5教科500点を100点に換算。重点化はなく、5教科は同じ重み。
  • 合格最低点や合格者のSは公表されていない。目安の数字は載せない。
  • 令和9年度の定員は募集案内で確認し、志願変更期間(2月4日〜8日)の数字を見て考える。

元石川高校の内申と当日点の組み立てで迷っていませんか

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よくいただくご質問

Q. 元石川高校の内申と当日点の比率は?
令和9年度の第1次選考は、学習の記録(評定)と学力検査が5:5です。第2次選考は学力検査と「主体的に学習に取り組む態度」が8:2です。特色検査はありません。
Q. 評定は中1から使いますか?
使いません。第2学年の9教科の評定合計と、第3学年の9教科の評定合計の2倍を足した135点満点を、100点満点に換算します。
Q. 合格最低点は公表されていますか?
元石川高校の合格最低点や、合格者のSの平均は、県の資料に載っていません。そのため、本記事では目安の点数を示していません。
Q. 学力検査は何教科ですか?
国語・数学・英語・理科・社会の5教科です。1教科50分、100点満点で、合計500点を100点満点に換算して使います。
Q. 令和9年度の入試日程は?
志願情報申請は1月25日〜29日、志願変更は2月4日〜8日、学力検査は2月16日、追検査は2月22日、合格発表は2月26日です(いずれも令和9年)。
Q. 倍率が3年続けて下がっています。令和9年度も下がりますか?
わかりません。倍率はその年の出願者数で決まります。令和9年度の数字は、志願変更の締切後に県が公表する資料で確認してください。
Q. 倍率が下がったので、内申が低くても大丈夫ですか?
倍率と合格の線は別の話です。県は合格最低点を公表していないため、倍率から必要な内申の水準は読み取れません。
Q. 第2次選考では内申は使いませんか?
第2次選考は、学力検査と「主体的に学習に取り組む態度」の評価を使います。評定そのものは使われませんが、態度の評価は調査書にある中3の評価です。

出典(公式資料)

この記事の数字は、神奈川県教育委員会が公表した資料から、エスペランサアカデミーが計算・整理したものです。計算例は、評定の合計から公式の式で計算した例で、実在の生徒の数字ではありません。最新の情報は、県教育委員会と各学校の公式の案内でご確認ください。

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