苦手科目が平均点以下の中学生へ|期末で20点上げる優先順位とワークの回し方

2学期中間・期末テスト対策

プロ家庭教師が作成・監修 エスペランサアカデミー

どの教科も同じように勉強しているつもりなのに、ある教科だけ、毎回平均点に届かない。
そんな状態が続くと、本人も保護者の方も「苦手だから仕方ない」と思いがちです。

でも、平均点より下の教科は、点数を伸ばしやすい教科でもあります。
この記事では、苦手な1教科を期末テストで20点上げるために、何から手をつけるか、ワークをどう回すかを、優先順位の形でまとめました。

結論:苦手教科の20点は、難しい問題ではなく「基本問題」と「前回の間違い」から取ります

平均点以下の教科は、基礎の抜けが原因のことが多く、基本問題の取りこぼしを直すだけで点が動きます。
まず「前回のテストで間違えた問題」と「ワークの基本問題」を取れるようにします。
次に、提出物のワークを3回転させて、テストで出やすい問題を定着させます。
応用問題や難問は、基本が固まってから手をつけます。

苦手教科が平均点以下になる、よくある4つの理由

理由よくある様子見分け方
基礎の抜け前の学年や前の単元の内容が分かっていないワークの基本問題でつまずく
勉強のやり方が合っていない見るだけ、写すだけで終わっている解き直しをすると解けない
提出物が点につながっていない答えを写して提出している提出物は出しているのに、テストで同じ問題が解けない
時間をかけていない苦手意識で後回しにしている勉強時間が、得意教科より短い

理由が違えば、対策も違います。
まず、自分や自分の子どもに当てはまるものを、1つか2つ選んでみましょう。

20点を上げる前に:点数の内訳を見る

前回のテストを見て、失った点数を3つに分けます。
分け方は、次のとおりです。

分類内容直し方
A:基本問題の取りこぼしワークや授業で扱った基本問題を間違えたワークを解き直す。最優先
B:暗記・用語の漏れ用語、公式、単語、漢字を覚えていなかった短い時間で何回も回す
C:応用・思考力の問題初めて見る形、文章題、記述基本が固まってから取り組む

20点の取り方の例

たとえば前回40点の教科が、次に60点になる場合です。
Aの取りこぼしから10点、Bの暗記から10点を取り戻す、という形が現実的です。
Cの応用問題は、最初の20点の中では、後回しにして構いません。

具体例:数学40点を60点にする内訳(仮の例)

数学が40点で、平均点が58点だったとします。
次のテストで60点を目指す場合の、点数の取り方を示します。

取る点数内容やること
+8点前回間違えた計算・基本問題の取りこぼし間違いを3回解き直す
+6点ワークの基本問題で、答えは合っていたが途中で間違えた問題途中式を書き、検算する
+4点公式や定義の暗記不足公式カードを作り、毎日確認する
+2点ケアレスミス見直しの習慣をつける

この表は、考え方を示すための仮の例です。
応用問題を取らなくても、基礎で20点が動く形になっています。
お子さまの前回のテストで、同じ表を作ってみると、取るべき点が見えます。

優先順位1:前回のテストの間違いを直す

いちばん点が動きやすいのは、前回のテストで間違えた問題の直しです。
先生は、同じ形式・同じ内容の問題を、次のテストで出すことがあります。

  • 返却されたテストを開き、間違えた問題に印をつける
  • 答えを見て、解き方か正しい答えをノートに写す
  • 1日あけて、何も見ずに解き直す
  • 解けなかった問題は、教科書やワークの該当単元に戻る

テスト返却後の見直し方は、テストの結果が悪かったときの見直し方に詳しくまとめています。

優先順位2:提出物のワークを3回転させる

多くの学校では、提出物のワークの問題がテストに出やすい傾向があります。
ワークは「提出するもの」でなく、「テストの問題集」として使います。

回やることポイント
1周目全問を解く。分からない問題には印答えを写さない。解説を読んでから、自分で書く
2周目1周目で間違えた問題だけ解く日をあけて解く。印を更新する
3周目2周目で間違えた問題だけ解くテスト前日までに終える

3周目まで残る問題は、数が少なくなります。
その問題が、あなたの苦手の中心です。
そこに時間を使うと、効率が上がります。

ワークの進め方は、ワークと提出物の進め方も参考にしてください。

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ワーク3回転の記録表

どの問題が何回目で解けたかを、ワークの問題番号の横に記録します。
ノートにまとめる必要はなく、ワークの余白で十分です。

問題番号1周目2周目3周目
p.20 ①○
p.20 ②×○
p.21 ③××○

○は自力で正解、×は間違いです。
3周目に残った×が、テスト前日に見直す問題になります。
印が減っていくのが目に見えると、続けるための励みにもなります。

優先順位3:基本の暗記を「短く何回も」

暗記が必要な項目は、教科ごとに決まっています。
長い時間を一度にかけるより、10分を1日3回に分ける方が、覚えやすくなります。

教科覚えるもの回し方の例
英語単語、基本の文法、教科書の本文単語カードを朝夕に。本文は音読を毎日
数学公式、基本の計算の手順公式と使う問題をセットで。毎日5問の計算練習
国語漢字、語句、文法毎日10個。1週間後に同じものを再テスト
社会用語、年号、地名暗記ノートを赤シートで隠して確認
理科用語、実験の手順、基本の計算用語は図とセットで。計算は公式を確認してから

苦手教科と得意教科の、時間の配り方

苦手教科に時間をかけるといっても、得意教科をゼロにするわけではありません。
1週間の勉強時間を10とすると、次のような配分が目安です。

教科の位置づけ時間の配分の目安中身
苦手(平均点以下)4間違い直し、ワーク3回転、基礎の確認
普通3ワーク2回転、暗記
得意3短い見直しとテスト形式の演習

これは目安です。
部活動やテスト範囲の量に合わせて、調整してください。

教科別:苦手の中心を見つける

英語が苦手

単語、be動詞・一般動詞の区別、三単現のsなどの基礎の抜けが多いです。
まず中1の単語と基本の文を確認してから、今の範囲に戻ります。

数学が苦手

正負の数、文字式、方程式などの計算の基礎でつまずいていることが多いです。
計算練習を毎日5〜10問、短時間で続けます。

国語が苦手

漢字や語句の取りこぼしは、練習すればすぐ点になります。
読解は、設問の言葉と本文の言葉を線で結ぶ練習から始めます。

社会が苦手

用語を覚えるだけでなく、資料の読み取りに慣れることが必要です。
教科書の図表を見て、何が書かれているかを説明する練習をします。

理科が苦手

用語と、実験の流れを図で覚えます。
計算問題は、公式と単位を書いてから解きます。

3週間の進め方の例

時期やること
3週間前〜前回テストの間違い直し。基礎の抜けがあれば、前の学年の内容も確認
2週間前〜ワークの1周目と2周目。暗記は毎日10分
1週間前〜ワーク3周目。苦手の中心を集中して解く。テスト形式の演習
前日間違いノートの見直しと、睡眠

1週間前からの日割りは、期末テスト1週間前の5教科日割りを使えます。
ミスで落とす点数を減らす方法は、ケアレスミスを減らす見直し術にまとめています。

点数が上がらないときに疑うこと

  • ワークを写しているだけ:自分で解き直すと解けない場合は、写した分は身についていません。
  • 解き直しをしていない:間違いの直しが、点数に最も直接つながります。
  • 基礎の抜けが前の学年にある:今の範囲だけを繰り返しても、土台がないと伸びません。
  • 時間配分がうまくいっていない:分かる問題から解き、苦手な問題で止まらないようにします。

原因の探し方は、期末テストで点数が上がらない原因でも紹介しています。

苦手意識との付き合い方

苦手意識が強いと、勉強を始めるまでが大変になります。
最初の5分だけ、いちばん簡単な問題から始めると、取りかかりやすくなります。
小さな成功を、カレンダーに印をつけて記録すると、自分の変化に気づけます。
「できなかったこと」より「できるようになったこと」を、1日1つ探してみましょう。

保護者の方ができること

苦手教科の点数が低いとき、「どうして取れないの」と聞くと、本人は責められていると感じやすいです。
「どこが分からないか、一緒に見てみよう」と声をかける方が、本人が話しやすくなります。
勉強を見るときは、答えを教えるのでなく、「この問題はどこまで分かった?」と聞いて、本人に説明してもらいます。
詳しくは、期末テスト前の保護者のサポートをご覧ください。

自分で立て直すのが難しいと感じたら

苦手な教科が、3回連続で平均点に届かない場合は、基礎の抜けが原因のことが多いです。
抜けている場所が分からないまま、ワークだけを繰り返しても、点は動きにくくなります。

エスペランサアカデミーでは、お子さまの学年・今の成績・苦手の教科をうかがい、どこから立て直すかを一緒に整理する無料の学習相談を行っています。
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よくある質問

Q:苦手教科は、何点上げるのが現実的ですか?

A:基礎の取りこぼしを直すと、1回のテストで10〜20点動くことがあります。
点数の伸び方は、元の点数や範囲によって違います。
まず前回の間違い直しから始めましょう。

Q:苦手教科と得意教科、どちらに時間を使えばいいですか?

A:平均点以下の教科は伸びしろが大きいので、苦手教科に多めの時間を配ります。
得意教科は、毎日の短い見直しで、点数を保ちます。

Q:ワークの答えを写していましたが、どうすればいいですか?

A:今からでも、ワークを解き直すと、効果が出ます。
1周目は解説を読みながらでも構いません。
2周目から、見ずに解く形にしましょう。

Q:どの学年の内容まで戻ればいいですか?

A:今の単元で分からない問題の「前提の内容」を探します。
中2の数学でつまずく場合は、中1の正負の数や文字式まで戻ることがあります。

Q:やる気が出ません。

A:最初は、1日10分だけ、前回の間違いを1問直すところから始めます。
小さな成功が続くと、やる気も出やすくなります。

まとめ

  • 平均点以下の教科は、基礎の取りこぼしを直すと点が動きやすいです。
  • 前回のテストの間違い直しと、提出物のワーク3回転が最優先です。
  • 暗記は短い時間を何回も回します。
  • 応用問題は、基本が固まってから手をつけます。
  • 原因が前の学年にあるときは、そこまで戻ります。

点数の伸び方は、お子さまの状況によって異なります。
結果を保証するものではありません。

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