福岡高校は、高岡市福岡町にある県立の全日制高校です。普通科単独校で、県内で唯一の英語コースがあります。校訓は「ともに学び ともに語らい」です。
2027年度(令和9年度)の一般入学者選抜(第1次)は、3月9日(火)・10日(水)に学力検査、3月18日(木)に合格者の発表です。福岡高校の普通科は、令和8年度の一般入学者選抜で1.17倍(昨年度0.98倍)でした。令和7年度までは1倍を下回っていましたが、令和8年度は志願者が増えて、1倍をこえています。
🏫 富山県立福岡高等学校とはどんな学校?
福岡高校の所在地は、〒939-0127 高岡市福岡町上蓑561です。あいの風とやま鉄道の福岡駅から、徒歩で約8分です。昭和58年(1983年)4月7日に開校式と入学式があり、第1期生として普通科6学級、270名が入学しました。
普通科の中に、英語コース、文系コース、理系コースがあります。英語コースは、県内で唯一のコースです。英語コースでは、ALT2名による少人数の学習や、英語コース独自の行事があります。文系コースは、人文科目を中心に学び、探究活動や国語力の育成に取り組みます。理系コースは、理数科目と専門科目を学び、進路や研究分野を見きわめやすいカリキュラムです。
福岡高校は、平成16年(2004年)4月に、スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクールに指定されました。平成17年(2005年)には、高岡市と福岡町の合併により、学区が砺波学区から高岡学区に変わりました(学校の沿革による)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 〒939-0127 高岡市福岡町上蓑561 |
| 学科 | 普通科(全日制)。英語コース・文系コース・理系コース |
| 校訓 | ともに学び ともに語らい |
| 令和8年度の募集定員 | 120人 |
| 令和8年度の倍率(一般) | 1.17倍(昨年度 0.98倍) |
| 推薦入学内定者数(令和8年度) | 11人 |
※所在地・沿革・コースは各校の公式サイト、募集定員・推薦入学内定者数・志願者数・倍率は県の発表資料によります。この記事の数字は、全日制の普通科のものです。
🔥 倍率のうごき(令和6〜8年度)
福岡高校の普通科の倍率(一般入学者選抜)は、令和6年度が0.95倍、令和7年度が0.98倍、令和8年度が1.17倍でした。令和8年度に0.19ポイント上がっています。志願者数は、106人、106人、128人です。募集定員は120人で、推薦入学内定者などを除いた募集人数は、112人、108人、109人でした。
| 令和6年度 | 令和7年度 | 令和8年度 | |
|---|---|---|---|
| 募集定員(全体) | 120人 | 120人 | 120人 |
| 推薦入学内定者数など | 8人 | 12人 | 11人 |
| 推薦を除いた募集人数 | 112人 | 108人 | 109人 |
| 一般選抜の志願者数 | 106人 | 106人 | 128人 |
| 倍率 | 0.95倍 | 0.98倍 | 1.17倍 |
※倍率は、県の発表の数字です(一般入学者選抜の志願者数 ÷ 推薦入学内定者などを除いた募集人数)。志願の受付が終わった時点(2月24日正午現在など)の集計なので、実際に検査を受けた人数とは同じになりません。

💡 倍率1.17倍は、どう読めばいい?
令和8年度の一般入学者選抜は、県全体の全日制で0.89倍(募集人数5,020人に対して志願者4,482人)でした。昨年度は0.99倍、2年前は1.01倍で、県全体では志願者が減っています(県の発表による)。福岡高校の1.17倍は、県全体の平均(0.89倍)より高い数字です。募集人数109人に対して、志願者が128人でした。県の普通科の中でも、令和8年度は倍率が高い学校の一つでした。
令和6年度と令和7年度は、志願者数が同じ106人でしたが、募集人数が112人から108人に減ったため、倍率が少し上がりました。令和8年度は、志願者が22人増えて、倍率が1倍をこえています。1年で倍率が大きく動く学校なので、前の年の数字だけで判断しないようにしましょう。
倍率の数字だけで志望校を変えず、中2・中3の評定と、当日の5教科の得点を上げることを考えましょう。1倍をこえた年でも、合格者は募集人数の中で決まります。1倍を下回った年でも、評定と得点の両方を整えておくことが大切です。
では、いまの進め方で届きますか?
📝 2027年度(令和9年度)の日程と、合否の決まり方
| 選抜 | 出願 | 検査 | 合格の発表 |
|---|---|---|---|
| 推薦入学者選抜 | 2月1日(月)午前9時〜2月3日(水)正午 | 面接等 2月9日(火) | 内定の通知 2月15日(月)午前10時/合格者の発表 3月18日(木)午後0時30分 |
| 一般入学者選抜(第1次) | 2月24日(水)午前9時〜2月26日(金)正午 | 学力検査 3月9日(火)・10日(水)/追検査 3月15日(月) | 3月18日(木)午後0時30分 |
| 第2次選抜 | 3月19日(金)午前9時〜3月23日(火)午後4時 | ― | 3月26日(金)午後0時30分 |
※日程は、県の「令和9年度富山県立高等学校入学者選抜日程」(令和8年7月23日掲載)によります。このほか、全国募集(出願は推薦と同じ、検査は2月9日、発表は2月15日)がある学校もあります。令和9年度の実施要領は、あとで県が発表します。
一般入学者選抜の学力検査は、社会・国語・理科・英語・数学の5教科で、各教科40点満点、合計200点です。令和8年度は、第1日が社会・国語・理科(各50分)、第2日が英語(聞き取り約10分と筆記40分)と数学(50分)でした(県のパンフレットによる)。令和9年度の時間割は、県の実施要領で確認しましょう。
合否を決める点数のしくみ
| 資料 | 中身 | 満点 |
|---|---|---|
| 調査書の評定点 | 中2の9教科の評定(最高45点)+中3の9教科の評定を2倍(最高90点)。中1の成績は使いません | 135点 |
| 調査書の特別活動等 | 学習の記録以外の記載(特別活動など)を点数にしたもの | 15点 |
| 学力検査 | 5教科(各40点) | 200点 |
県の実施要領は、調査書評定点と学力検査の成績を「同等に扱い、判定することを原則とする」としています。調査書評定点(上の2つで合計150点)と、学力検査(200点)は、点数の満点がちがいますが、判定では対等に見られる、ということです。中3の評定が2倍で数えられるのも大きな特徴です。中3の2学期までの評定を上げることは、そのまま合格に近づく準備になります。
考え方の例です。合格ラインではありません。中2の9教科がすべて4なら、36点です。中3の9教科がすべて4なら、36点を2倍して72点です。ここまでで108点(満点135点)になります。中3の評定を、9教科の合計で3つ上げると、2倍で6点動きます。学力検査では、5教科すべてで平均28点なら合計140点です。1教科で4点上げると、5教科で20点動きます。評定と当日の得点の両方に、伸ばせる余地があるということです。合格に必要な点数は、年度と受検者によって変わるので、この記事では示せません。
面接は、県の教育委員会の承認を得て、学校や学科・コースごとに行われることがあります。実施の有無は、県の実施概要一覧と、学校の募集要項で確かめましょう。
🎯 推薦入学者選抜について
推薦入学者選抜は、学力検査を行わず、調査書、推薦書、面接、作文、実技検査などの結果をもとに選びます。実施する内容は学校によって異なります。志願するには、中学校長の推薦が必要です(県のパンフレットによる)。日程は、令和9年度は、出願が2月1日〜2月3日正午、面接等が2月9日、内定の通知が2月15日です。
福岡高校の推薦入学内定者数は、令和6年度が8人、令和7年度が12人、令和8年度が11人です。推薦入学者選抜は、学力検査を行わず、調査書、推薦書、面接、作文などで選びます。英語に力を入れたい人は、英語コースの募集の方法を、学校の募集要項で確かめましょう。志願するには、中学校長の推薦が必要です。
推薦入学者選抜で内定しなかった場合も、一般入学者選抜で受けることができます(県のパンフレットによる)。
🗣️ 英語コースと英語教育
福岡高校の英語教育は、英語セミナー(外国人指導助手によるワークショップ、ALTとの活動)、留学生を招いての集中セミナー(スピーチ力の向上が目的)、英語講演会、英語スピーチコンテスト、国内英語研修プログラム(大学での留学生との交流)、英国語学研修(3月、希望者)など、さまざまです。
英語スピーチコンテストは、令和7年度で31回目をむかえました。英国語学研修は、平成27年(2015年)に30周年のセレモニーが行われた、長く続くプログラムです。オープンハイスクールでは、英語コースの生徒との交流授業も行われます。
学校のテーマは、自らの意見や考えを発信できるグローバル人材の育成です。英語コースだけでなく、全生徒が、自分の意見を主張し、討議できる力を育てることが課題とされています(令和7年度の実施報告書による)。
🏫 学校生活
部活動は、運動部に陸上競技、野球、サッカー、ソフトテニス、バレーボール、バスケットボール、バドミントン、剣道があります。文化部には、美術、科学、吹奏楽、ESS、茶華道、放送、書道があります。
野球部は、平成18年(2006年)の第88回全国高等学校野球選手権富山大会で優勝し、甲子園に初めて出場しました。校舎には、セミナーハウス「朋友館」(平成14年完成)があります。年間の行事には、FT(Fukuoka Time)や生徒会活動があります。
🔎 高岡市・砺波市の3校と、倍率をくらべると
| 学校(高岡市・砺波市) | 令和6年度 | 令和7年度 | 令和8年度 |
|---|---|---|---|
| 高岡南高校(普通科) | 1.31倍 | 1.18倍 | 1.03倍 |
| 福岡高校(普通科) | 0.95倍 | 0.98倍 | 1.17倍 |
| 砺波高校(普通科) | 1.05倍 | 1.12倍 | 0.87倍 |
福岡高校は、3校の中で、令和8年度の倍率がいちばん高い学校です。募集人数が109人と、ほかの2校より少ないので、志願者が少し動くだけで倍率が動きやすい学校です。
📚 科目別の勉強の進め方
富山県の学力検査は、5教科とも40点満点で、同じ重さです。苦手な教科を1教科残すと、そのまま合計点に響きます。ここでは、出題の傾向の数字ではなく、5教科を同じ重さで準備するための、進め方を書きます。
1教科40点満点で、検査時間は50分です。令和8年度は第1日に社会・国語・理科が行われました(県のパンフレットによる)。
▼ 勉強法
漢字・語句・文法の基本問題を、毎日少しずつ取りこぼさないようにします。文章題は、段落ごとに一文でまとめる練習をすると、記述の力が安定します。
▼ 使う教材
富山県の過去問(県教育委員会のページや書店の過去問集)→ 学校のワーク
40点満点で、検査時間は50分です。令和8年度は第2日に、英語のあとで行われました(県のパンフレットによる)。
▼ 勉強法
計算と小問を、ミスなく取り切ることが先です。関数や図形は、図をかいて、途中の問いまで確実に取る練習をします。式は消さずに残し、見直しの手がかりにしましょう。
▼ 使う教材
富山県の過去問 → 教科書の章末問題と標準問題集
40点満点です。令和8年度は、聞き取り(約10分)と筆記(40分)でした(県のパンフレットによる)。
▼ 勉強法
聞き取りは毎日10分でも続けます。単語は、意味だけでなく文の中での形まで覚えます。短い英文を書く練習をすると、並べかえや英作文にも強くなります。
▼ 使う教材
富山県の過去問(聞き取り音声つき)→ 教科書本文の音読
40点満点で、検査時間は50分です。令和8年度は第1日に行われました(県のパンフレットによる)。
▼ 勉強法
用語の暗記に加えて、実験の手順と結果から考える問題に慣れます。計算は、式と単位を書いて確かめる習慣をつけましょう。
▼ 使う教材
富山県の過去問 → 学校のワーク・用語の一問一答
40点満点で、検査時間は50分です。令和8年度は第1日に行われました(県のパンフレットによる)。
▼ 勉強法
地図・グラフ・年表は、資料から読み取る練習を重ねます。できごとは、理由とセットで覚えると、記述にも使えます。
▼ 使う教材
富山県の過去問 → 地図帳と資料集
過去問は、富山県教育委員会のホームページや書店で入手できます。時間を計って解き、間違えた問題を、ノートに1つずつ直しましょう。
🤝 公立と、私立の併願
私立高校の入試日程や手続きの期限は、学校ごとにちがいます。公立の合格者の発表は3月18日なので、私立の入学手続きの期限を、先に各校の募集要項で確認しておきましょう。富山県の入試のしくみは富山県公立高校入試2027の日程と仕組みに、難関校の比較は富山県の難関公立高校の比較にまとめています。
🗓️ 学年別・合格までのスケジュール
| 時期 | 取り組み |
|---|---|
| 中1 | 富山の調査書評定点は、中2と中3の評定を使います。それでも、中1の内容は中2以降の土台なので、苦手を残さない |
| 中2 | 中2の評定は1倍で数えられます(9教科で最高45点)。定期テストと提出物を、ていねいに積み上げる |
| 中3 春〜夏 | 中3の評定は2倍で数えられます。1学期の定期テストと提出物で評定をとる。夏休みに中1・中2の苦手単元をつぶし、模試で現在地を知る |
| 中3 9〜12月 | 2学期の評定を上げる。過去問を時間を計って解く。三者面談で、推薦入学者選抜を受けるか、一般入学者選抜にするか、公立と私立の併願をどうするかを決める。令和9年度の募集定員の発表を確かめる |
| 中3 1〜2月 | 推薦入学者選抜の人は、2月1日〜3日正午に出願、2月9日に面接等。一般入学者選抜の人は、過去問と苦手の仕上げ。2月24日〜26日正午が出願 |
| 中3 3月 | 3月9日・10日に学力検査、3月15日が追検査、3月18日午後0時30分に合格者の発表。第2次選抜の出願は3月19日〜23日 |
よくいただくご質問
Q. 英語コースは、英語が得意でないと入れませんか?
A. 入試は、他のコースと同じく、5教科の学力検査と調査書で決まります(一般入学者選抜の場合)。英語に興味があり、英語を使う機会を増やしたい人が向いています。コースの募集の方法は、学校の募集要項で確かめてください。
Q. 福岡高校へは、どう通いますか?
A. あいの風とやま鉄道の福岡駅から、徒歩で約8分です。県内の全域から志願できます。
Q. 調査書の評定は、何年生の成績が使われますか?
A. 県の実施要領では、中2の9教科の評定(最高45点)と、中3の9教科の評定を2倍にした点数(最高90点)が使われます。中1の成績は使いません。このほか、特別活動など学習の記録以外の記載が点数になります(最高15点)。
Q. 通学区域に制限はありますか?
A. 令和6年4月入学の生徒から、全日制の通学区域の制限はなくなり、すべての学科等で県下一円になっています(県のパンフレットによる)。福岡高校も、県内のどこからでも志願できます。
Q. 一般入学者選抜で不合格だったら、どうなりますか?
A. 推薦入学者選抜と一般入学者選抜の合格者が募集定員に満たない学校では、第2次選抜が行われます。志願できるのは、一般入学者選抜を受検して不合格になった人です。令和9年度は、出願が3月19日(金)〜3月23日(火)午後4時、合格者の発表が3月26日(金)です。どの学校で実施されるかは、3月18日の発表のあと、県が公表します。
Q. 学力検査の日に病気になったら?
A. 追検査の制度があります。令和9年度の追検査は3月15日(月)です。対象は、学力検査の全日程、または第2日の全日程を欠席した人で、インフルエンザなどで別室での受検も困難な人や、やむを得ない理由のある人です。所定の手続きと、志願先の高校長の許可が必要です(県のパンフレットによる)。
※出典:学校の所在地・沿革・英語教育は、福岡高校の公式サイトと、令和7年度の次世代創出PBL推進事業の実施報告書によります。富山県教育委員会「令和9年度富山県立高等学校入学者選抜日程」(令和8年7月23日掲載)、「令和8年度富山県立高等学校入学者選抜 全日制の課程 一般入学者選抜志願状況」(令和8年2月24日正午現在)、「令和7年度富山県立高等学校入学者選抜 全日制の課程 一般入学者選抜志願状況」(令和7年2月25日正午現在)、「令和6年度富山県立高等学校入学者選抜 全日制の課程 一般入学者選抜志願状況」(令和6年2月27日正午現在)、「県立高等学校をめざすみなさんへ(令和8年度入学者選抜)」、「令和7年度富山県立高等学校入学者選抜実施要領」。最新の情報は富山県教育委員会の「令和9年度富山県立高等学校入学者選抜」のページと、各校の募集要項でご確認ください。
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