最終更新:2026年9月/次の定期考査(定期考査Ⅲ)の日程は、公表資料では確認できませんでした。学校だよりと学年だよりで必ずご確認ください。
富士中は9月24日・25日に定期考査Ⅱを終えました。10月は10日に合唱コンクール、19日・20日に修学旅行があり、放課後が行事の準備で埋まりやすい時期です。
だから、答案の見直しは返却された週のうちに終えましょう。そのうえで、学校が全体で取り組む「PISA型読解力」を、毎日10分の読む・書く習慣で家庭でも支える。これが、次の考査と内申、高校受験のどれにも効く進め方です。
「定期考査Ⅱ、どうだった?」。富士中では、テストを1学期から順に番号で呼びます。9月24日・25日に考査Ⅱが終わり、10月は合唱コンクールと修学旅行が続きます。
代沢1丁目の富士中は、昭和23年創立。令和8年度の新入生は132名で、学校だよりには「昨年より42人多い」とあります。ここでは学校だより・経営方針・学校評価の報告から、行事と考査の並び、学校が伸ばそうとしている読解力を読みとき、家での具体的な動き方に落としこみます。
指定校変更のしくみ、教科書の出版社、区内の都立高校といった区全体の話は、世田谷区の中学生向けガイドにまとめています。
- 富士中の規模と、「定期考査Ⅰ・Ⅱ」という考査の呼び方
- 合唱コンクールと修学旅行が続く10月の、勉強の組み立て方
- 学校の重点「PISA型読解力」を家で伸ばす具体的な方法
- 学校評価で出た「学ぶことが楽しい」の課題と、家庭でできること
- 高校受験までの学年別の進め方
考査を「Ⅰ・Ⅱ」と数える学校:富士中の基本情報
富士中は、1学年3〜4学級の中規模校です。1学期・2学期・3学期の3学期制で、定期考査を「定期考査Ⅰ」「定期考査Ⅱ」のように番号で呼んでいます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 世田谷区代沢1-23-17 |
| 最寄り駅 | 京王井の頭線「池ノ上」駅 徒歩10分/東急田園都市線「池尻大橋」駅 徒歩15分/小田急線「下北沢」駅 徒歩20分 |
| 生徒数・学級数 | 1年91人(3学級)/2年125人(4学級)/3年138人(4学級)/計354人・11学級(令和7年4月1日現在) |
| 令和8年度の新入生 | 132名 |
| 学期制 | 3学期制(定期考査Ⅰは6月中旬、定期考査Ⅱは9月24日・25日) |
※出典:世田谷区立富士中学校ホームページ「学校基本情報」「アクセス」、「令和8年度 学校だより」4月号・6月号・7月号(いずれも公式)。令和8年度の学年別の人数は、公表資料で確認できなかったため載せていません。
世田谷区は、他の区のような学校選択制ではなく、住所で通う中学校が決まるしくみです。指定校変更の条件はまとめ記事で説明しています。
考査Ⅱが終わった10月、合唱と修学旅行の間に何をするか
10月の富士中は、行事が2つ続きます。答案の見直しは合唱コンクールの前、次の考査の準備は修学旅行のあとと、時期で分けて考えると迷いません。
| 日付 | 学校の予定 | 家でやること |
|---|---|---|
| 9月18日 | 放課後の学習相談(考査Ⅱの前) | 次の考査の前も、質問を1つ持って参加する |
| 9月24日(木)・25日(金) | 定期考査Ⅱ | 返ってきた答案に、間違いの理由を書きこむ |
| 10月10日 | 合唱コンクール | 練習の日は1日15分だけ。英単語と計算に固定 |
| 10月19日・20日 | 修学旅行 | 帰った週末に、次の考査の範囲を予想して計画を立てる |
※出典:世田谷区立富士中学校「令和8年度 学校だより7月号」、学校ホームページ「学校日記」(2026年9月18日・25日の記事)(公式)。行事の時間や対象学年は、各学年のおたよりで確認してください。
答案の見直しは「3つの印」で20分
考査Ⅱの答案が返ってきたら、間違えた問題に印をつけます。印は3種類だけです。
1教科5分、4教科で20分ほどです。合唱の練習が本格的になる前に終わらせてしまいましょう。「読みちがえた」が多い子は、次の章の読解力の練習がそのまま効きます。見直しの詳しいやり方は解き直しの記事で紹介しています。
合唱と修学旅行の間は、気持ちが勉強から離れやすい時期です。ここで3週間止まると、次の考査の準備が2週間しか取れません。行事の日も「英単語10個と計算10問」の15分だけは続けて、机に向かう習慣を切らさないようにしましょう。
学校の重点「PISA型読解力」を家で伸ばす
富士中の令和8年度の経営方針には、「PISA型読解力」の育成がはっきり書かれています。先生たちの校内研修のテーマも、この読解力による授業改善です。家庭学習も同じ方向を向くと、授業の効き目が上がります。
文章だけでなく、グラフや表、図もふくめて情報を読みとり、考え、自分の言葉で説明する力のことです。富士中の経営方針では「インプット、思考、アウトプット」の3つに分けて書かれています。国語だけの力ではなく、社会の資料問題や理科の実験の考察、数学の文章題にも使います。
経営方針には、ICTの活用、学校図書館の利用、NIE(新聞を授業に使う取組)も並んでいます。家では、この3つを小さく取り入れるのがおすすめです。
インプット:週2回、新聞記事を1本読む
新聞やニュースサイトの記事を、週に2回、1本だけ読みます。グラフや表がついた記事を選ぶのがコツです。読んだら「この記事は何について、何を伝えたいか」を2文で書く。これだけで、要点をつかむ練習になります。
思考:資料問題は「表題・単位・変化」から見る
社会や理科のワークで、グラフや表の問題が出たら、答える前に3つを確認します。表題(何のデータか)、単位(人か%か)、いちばん大きな変化(どこで増えたか減ったか)です。考査の答案で「読みちがえた」の印が多かった子は、この3つを問題の横に書くくせをつけましょう。
アウトプット:数学の文章題に「理由を1行」
数学の文章題を解いたら、式の横に「なぜこの式にしたか」を1行で書きます。週に3問で十分です。説明する力がつくと、記述問題の部分点も取りやすくなります。国語では、教科書の説明文を1段落読むたびに、余白へ10字で「何の話か」を書いてみてください。
富士中は8月27日、世田谷区立中学校のビブリオバトル(おすすめの本を紹介しあう活動)に参加しました。本を読んで「どこがおもしろいか」を人に伝えるのは、読解力のアウトプットそのものです。1か月に1冊、読んだ本を家族に3分で紹介してみましょう。
学校評価に書かれた課題と、家庭でできること
富士中の令和7年度の学校関係者評価委員会の報告では、学習指導の項目で肯定的な回答が90%を超えたとされています。授業そのものへの評価は高いということです。
一方で、課題も書かれています。「学ぶことが楽しい」という質問への否定的な回答が比較的高いこと、そして進路について「キャリア・パスポートに書いた目標について、考えて行動している」「自分の進路や将来の仕事について、考える授業がある」で否定的な回答が比較的多いことです。
※出典:世田谷区立富士中学校「令和7年度 学校関係者評価委員会の報告」(学校の公表資料より)。報告書には質問ごとの割合の数値は示されていません。
「授業はわかる。でも楽しくはない」。これは多くの中学生に当てはまる声です。学校は授業改善で手を打っています。家庭では、勉強を「自分で決めて、できた」と感じる場面を増やすことで補えます。
「できた」を見える形にする
- 週のはじめに、やることを3つだけ自分で決める。親が決めるより続きます。
- 終わったらカレンダーに印をつける。印が並ぶと、小さな達成感が残ります。
- 考査の点は「前回との差」で見る。学年の平均より、自分の伸びを先にほめます。
富士中の校長先生も、学校だよりで「小さくてもいいからできてうれしいを1歩1歩積み重ねよう」と生徒に呼びかけています。家での声かけも、この言葉にそろえるとぶれません。
評価委員会の報告では、生徒も保護者も「わからない」という回答が多く、学校は情報の伝え方を工夫する必要があるとしています。お子さんがキャリア・パスポート(学校で書く目標と振り返りの記録)に何を書いたか、一度聞いてみてください。「行きたい高校」「なりたい自分」が言葉になっていると、テスト勉強の理由がはっきりします。
花のプロジェクトや部活を、勉強の力に変える
富士中には、教科の授業以外にも力を伸ばす場があります。行事や活動で身についた力を、勉強の言葉に言いかえておくと、内申や高校受験の面接・作文で使えます。
- 3つの花プロジェクト:経営方針に「アンネのバラ」「ひまわり大作戦」「花ボラ」が挙げられています。育てた記録や、なぜその花なのかを調べたことは、社会や理科、作文の材料になります。
- 学年の行事:1年は5月に河口湖移動教室、2年は5月に落語体験ワークショップがありました。体験したことを100字でまとめておくと、国語の作文や面接の練習になります。
- 部活動:学校日記では、柔道部が新体制の5名で南ブロック新人大会に出場したことが紹介されています。部活のある日は勉強時間が短くなるので、「平日15分・休日60分」のように先に時間を決めておきましょう。
※出典:世田谷区立富士中学校「令和8年度 経営方針」「令和8年度 学校だより4月号」、学校ホームページ「学校日記」(公式)。
実技4教科も内申に入ります。提出物や作品の出し方は実技4教科の記事を参考にしてください。
定期考査Ⅲ、そして入試へ:富士中生の学年別プラン
都立高校の入試では、中3の成績(内申)と当日の学力検査の両方が大切です。3学期制の富士中では、2学期の考査がそのまま中3の内申に直結します。しくみは内申点の計算方法、日程は都立高校入試2027の記事で確認できます。
| 学年・時期 | やること |
|---|---|
| 中1(いま) | 定期考査Ⅱのあとに始まったキャリア学習で、気になる仕事や高校を1つメモする。計算と英単語を毎日15分 |
| 中2(いま) | 中1・中2の英文法と数学の関数を、冬休みまでに一度総点検する。新聞記事の要約を週2回 |
| 中3・10月 | 合唱コンクールなど行事の続く時期も1日60分は確保。志望校の候補を3つに絞る |
| 中3・11〜12月 | 2学期の残りの考査で評定を固める。都立の過去問を週1回、時間を計って解く |
| 中3・1〜2月 | 過去問で間違えた問題だけをくり返す。私立の併願は併願優遇の記事で確認 |
※学習量と時期は目安です。富士中の卒業生の進学先は公表資料で確認できなかったため載せていません。中3秋の詳しい計画は中3秋の学習計画をご覧ください。
3学期制の2学期期末の範囲の考え方は、2学期期末テストの記事でも紹介しています。世田谷区内の都立高校の一覧はまとめ記事にあります。
エスペランサアカデミーは、完全オンラインのプロ家庭教師による1対1指導です。世田谷区の受験に強い講師が在籍しています。オンラインなので、部活のあと自宅から受講できます。定期考査Ⅱの答案を見ながら、次の考査と高校受験までの計画を一緒に立てます。無理な勧誘はありません。
まとめ:富士中で次の考査に向けて
- 富士中は代沢の3学期制の中学校。定期考査を「Ⅰ・Ⅱ」と番号で呼び、考査Ⅱは9月24日・25日
- 10月は10日に合唱コンクール、19日・20日に修学旅行。答案の見直しは合唱の前に20分で終える
- 行事の日も「英単語10個と計算10問」の15分は続ける
- 学校の重点はPISA型読解力。新聞記事の要約、資料の3点確認、文章題に理由を1行
- 学校評価では「学ぶことが楽しい」が課題。自分で決めて「できた」を積み重ねる


