埼玉の私立高校 併願優遇(内申基準)の仕組み|単願・併願・一般の違い【2027年度】

埼玉の私立高校 併願優遇と内申基準の仕組み 2027年度都道府県別高校入試(対策関連)
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埼玉の私立高校 併願優遇(内申基準)の仕組み|単願・併願・一般の違い【2027年度】
最終更新:2026年10月26日

「埼玉の私立高校で、内申がどのくらいあれば併願で安心なのか」「単願と併願と一般は、何がちがうのか」。
中学3年生の保護者の方から、とても多くいただく質問です。
この記事では、埼玉県が公表した令和9年度(2027年度)の私立高校入試要項をもとに、区分のしくみと、日程の組み立て方を整理しました。

1月22日
令和9年度、埼玉の私立高校の入試が始まる日(多くの学校の最初の試験日)
この記事でわかること
埼玉の私立の「単願・併願・推薦・一般」は何がちがうのか,内申の基準(併願優遇にあたるしくみ)の読み方,県の入試要項にある、48校の試験日と発表日の傾向,公立との組み合わせ方と、手続の期限のずらし方,中学校の先生や学校に確認しておくべきこと

学校ごとの内申の基準(何点以上か)は、学校の募集要項や個別相談会で公表されます。
この記事では、基準の数字を学校別に書いていません。
基準は毎年見直されるため、必ず志望校の最新の案内で確認してください。

🔑 先に結論|埼玉の私立は「区分」と「日程」で組み立てる

埼玉の私立高校の入試は、1月22日(金)ごろから始まります。
公立高校の学力検査(2月25日)よりも1か月以上早く、私立の結果が先に出ます。
そのため、「どの区分で、どの学校を受けるか」が、受験全体の安心感を決めます。

  • 単願は、合格したらその学校に入る約束の受け方です。
  • 併願は、公立など、ほかの学校の結果を見て進路を決める受け方です。
  • 一般入試は、推薦とは別の日程で、学力検査の点数で合否を決める受け方です。
  • 内申の基準は、単願・併願の「推薦」の出願資格として設けられることが多くあります。

📖 用語の整理|単願・併願・推薦・一般

言葉意味よくある条件
単願合格したら入学する約束で受ける内申の基準がやや低めに設定される場合がある
併願公立高校などの結果を見てから進路を決める内申の基準が単願より高めになる場合がある
推薦(単願推薦・併願推薦)内申などの基準を満たした人が受ける入試中学校の先生の推薦、欠席日数の条件など
一般推薦とは別の日に受ける学力検査中心の入試内申の基準を設けない学校もある
確約事前相談で、合格の見込みを伝えてもらうこと正式な合格通知ではない

「併願優遇」という言葉は、東京や千葉などでよく使われます。
埼玉県の入試要項の区分名には、この言葉は出てきません。
代わりに、「併願推薦」「推薦(併願)」「第1回併願」といった名前が使われています。
同じ意味でも、学校によって名前がちがう点に注意が必要です。

単願と併願のちがいは、全国共通の考え方でもあります。
くわしくは、
単願推薦と併願推薦のちがい
の記事でも説明しています。

📅 令和9年度の日程|県の入試要項から読み取れること

埼玉県が公表した「令和9年度埼玉県私立高等学校入試要項」には、全日制の48校の試験日と発表日が載っています。
そのうち、浦和明の星女子高校は「高校からの募集なし」とされています。
残る47校のうち、最初の試験を1月22日に設けているのは43校です(立教新座高校の書類審査と、帰国生入試を除く)。

区分日程の傾向
私立の推薦・単願・併願1月22日(金)〜24日(日)に多く集まる(25日などの学校もある)
私立の一般入試・後期など1月30日〜2月上旬に多い(3月に実施する学校もある)
公立の出願(インターネット)1月26日(火)〜2月9日(火)
公立の学力検査2月25日(木)
公立の面接2月26日(金)
公立の合格発表3月5日(金)9:00

私立の推薦・併願の試験は、1月22日から24日の3日間に、集中しています。
この3日間に、受験する学校を重ねないように、日程を整理することが大切です。
日程は、
埼玉県の私立高校入試2027
にも、まとめています。

併願校を決めたい方へ
単願か併願か、どの学校を何日に受けるか。
いまの内申から、受験校の組み立てを一緒に整理しませんか。
埼玉の私立は、1月22日からの3日間に試験が集中します。内申の基準に届くか、公立との日程をどうずらすか。成績表をもとに、無理のない組み合わせを考えます。

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🏫 学校ごとの日程の例|県の入試要項より

区分の名前と日程が、学校でどれだけちがうかを、10校の例で見てみましょう。
数字は、県の入試要項に記載された試験日と、発表日です(月/日)。

学校区分と試験日(→発表日)
浦和学院推薦(単願)1/22→1/25/推薦(併願)1/22→1/25、1/23→1/26、1/24→1/27/一般 1/30→2/2
浦和実業学園単願推薦 1/22→1/23/併願推薦 1/22・1/23・1/24→1/26/一般 1/22〜1/24→1/26
栄東第1回単願・併願 1/22→1/24/第2回併願 1/23→1/24/特待生選抜 1/25→1/26
開智第1回 1/22→1/26/第2回 1/23→1/26/第3回 1/24→1/26
昌平推薦・単願 1/22→1/26/推薦・併願 1/22・1/23→1/26/一般 1/30→2/1
花咲徳栄第1回 1/22→1/24/第2回 1/23→1/24/第3回 1/29→1/30
春日部共栄第1回単願・併願 1/22→1/24/第2回 1/24→1/26/第3回 2/1→2/3
埼玉栄単願 1/22→1/23/併願Ⅰ 1/22→1/23/併願Ⅱ 1/23→1/24/併願Ⅲ 1/25→1/26
武南単願 1/22→1/25/併願1 1/23→1/30/併願2 1/25→1/30/併願3 2/11→2/16
山村学園単願 1/22→1/25/併願 1/22・1/23・1/24→1/26
  • 同じ「併願」でも、試験日が1回の学校と、複数回の学校があります。
  • 発表日が試験の翌日の学校もあれば、4日後、1週間後の学校もあります。
  • 武南高校のように、併願3の試験日が2月11日で、公立の出願の入力が終わったあとに行われる例もあります。

学校名と日程は、県の入試要項から抜き出した例です。
区分の名前、出願資格、入学手続の期限は、各校の募集要項で定められています。
出願の前に、必ず志望校の最新の案内で確認してください。

🧮 内申の基準は、どう書かれているか

内申の基準は、学校ごとに書き方がちがいます。
よくある書き方を、型に分けて整理します。
下の表は、書き方の型の説明で、特定の学校の数字ではありません。

基準の型意味自分の数字の出し方
3科合計国語・数学・英語の評定の合計3教科の評定を足す(最大15)
5科合計国語・数学・社会・理科・英語の評定の合計5教科の評定を足す(最大25)
9科合計9教科すべての評定の合計9教科の評定を足す(最大45)
「1」「2」がないこと評定に低い数字を含まない条件通知表の全教科を確認する
欠席日数の条件3年間または3年次の欠席の上限出席簿の欠席日数を確認する

基準に届いているかを確かめるには、中3の通知表の評定を、上の型に当てはめて計算します。
基準が「5科合計○以上」なら、5教科の評定を足すだけです。
評定の見込みは、担任の先生に相談すると、より正確にわかります。
埼玉県の公立高校で使う内申の計算とは、別のしくみです。公立の計算は、
埼玉県公立高校の内申点の計算方法
に書いています。

🤝 入試相談・確約とは何か

埼玉の私立には、「入試相談」や「確約」という、事前のやりとりがあります。
学校によって、時期もやり方もちがいます。

しくみ内容気をつけること
個別相談会学校の先生に、受験の見込みを聞く場。10〜12月に多く開かれる予約が必要な学校が多い
入試相談中学校の先生を通して、受験の見込みを相談する中学校の先生に伝える時期を、早めに決める
確約成績(内申・模試)を見て、合格の見込みを事前に伝える正式な合格通知ではなく、学校ごとに基準がちがう

確約と北辰テストの関係は、
埼玉の内申点で行ける高校はどこ?
の記事にまとめています。

⚖️ 区分ごとの利点と注意点

区分利点注意点
単願進路が早く決まる。内申の基準が併願より低めに設定される学校がある。合格したら入学する約束なので、公立を受けても進学先は変わらない。
併願(推薦)先に合格を確保でき、公立の結果を見て進路を決められる。内申の基準を満たす必要がある。確約の有無も学校ごとにちがう。
一般内申の基準を設けない学校もあり、挑戦しやすい。試験日が推薦より後ろの学校が多く、合格発表も遅くなる。得点の勝負になる。

どの区分にも、一長一短があります。
「安心を取るか、挑戦を取るか」を、お子さまの内申と学力、そして気持ちの強さで決めましょう。
迷ったときは、中学校の先生と、志望校の個別相談会の両方で、話を聞くのがおすすめです。

🧭 併願パターンの組み立て方|3つの型

私立の日程は1月22日から24日に集中し、公立の学力検査は2月25日です。
この順番を使って、受験の型を3つに分けて考えてみましょう。

型1|公立が第一志望・私立は併願で確保
1月22日〜24日に、併願の推薦を受けて、先に合格を確保します。
公立の学力検査(2月25日)に、落ち着いて向かえるのが利点です。
私立の入学手続の期限と、延納の制度は、必ず前もって確認しておきます。
型2|私立が第一志望・単願でねらう
内申の基準を満たしていて、その学校に入りたい気持ちが固い場合の型です。
単願の合格が出ると、進路が早く決まります。
ただし、合格したら入学する約束なので、迷いがある間は選ばないでください。
型3|私立も公立も挑戦する
内申の基準にぎりぎりの人は、一般入試を使う型もあります。
一般入試は、1月30日以降に行う学校が多く、推薦より後ろの日程です。
推薦で確保できる学校を1校もたず、一般だけを受ける組み方は、リスクが高くなります。

💰 入学手続と延納|お金の期限を確認する

合格のあとには、入学手続があります。
手続の期限と、入学金を払うタイミングは、学校ごとにちがいます。
多くの私立では、公立の合格発表(3月5日)まで、入学金の支払いを待つ制度があります(延納)。
ただし、この制度の有無と条件は、学校によって異なります。

  • 合格通知に書かれた手続の期限を、カレンダーに書き込む。
  • 延納の制度があるか、条件は何かを、出願前に学校へ確認する。
  • 公立の合格発表(3月5日9:00)の日程と、並べて見る。
  • 入学金だけでなく、施設費などの納付金の時期も確かめる。

授業料や入学金への支援制度は、
埼玉県の私立高校入試2027
に整理しています。
国と埼玉県の制度があり、世帯によって対象がちがいます。

🗒 日程表のつくり方|記入例(架空の例)

受験校が決まったら、1月22日から2月末までの予定を、1枚の表にまとめます。
下の表は、公立が第一志望の生徒が、私立2校を併願する場合の記入例です(学校名はふせた、架空の例です)。

日付予定メモ
1月22日(金)私立A高校 併願推薦合格発表は1月26日(学校の案内で確認)
1月23日(土)予備日体調不良に備えて、何も入れない
1月24日(日)私立B高校 併願(第2回)Aが不合格の場合の代案
1月26日(火)〜2月9日(火)公立の出願(インターネット入力)中学校の先生と最終確認
2月25日(木)公立 学力検査前日は早く寝る
2月26日(金)公立 面接服装と持ち物の確認
3月5日(金)公立 合格発表(9:00)私立の入学手続の期限と照らし合わせる

予備日をひとつ入れておくと、体調をくずしたときの余裕になります。
追試験の有無や手続は、学校ごとに決まっているので、出願前に確認しておきましょう。

🔎 学校を選ぶ4つの視点

併願校は、合格しやすさだけで選ぶのはおすすめできません。
通うことになったときに、後悔しない学校かどうかを、次の4つの視点で見てみましょう。

視点確認すること
通学自宅から学校までの時間、乗り換え、バスの有無
費用入学金、授業料、施設費、制服や教材費、国と県の支援の対象になるか
進路卒業後の進学先、コースの内容、学校の教育方針
学校生活部活動、行事、校風、先生や在校生の雰囲気

✅ 個別相談会・面談で聞くことのチェックリスト

  • 志望するコースの内申の基準は、3科・5科・9科のどれで、何点か。
  • 評定に「1」「2」があっても受けられるか。
  • 欠席日数の条件はあるか。あるなら、何日までか。
  • 併願の試験回は何回あり、どの日を選べるか。
  • 合格発表の日と、入学手続の期限はいつか。
  • 延納の制度はあるか。あるなら、条件は何か。
  • 特待や奨学金の制度はあるか。
  • 出願は、インターネットか、郵送か、持参か。

質問の答えは、手帳やスマートフォンにメモしておきましょう。
複数の学校を比べるときに、条件の整理がしやすくなります。

⚠️ 見落としやすいポイント5つ

  1. 基準の数字だけを見て、欠席日数の条件を見落とす。
  2. 学校ごとに「併願」の試験回が複数あり、日程を重ねてしまう。
  3. 内申の基準を満たしても、確約が出るとは限らないと知らない。
  4. 手続の期限と、公立の発表日がずれていることに気づかない。
  5. 「併願優遇」という言葉を探して、埼玉の学校の案内にはないと混乱する。

🗓 11月〜2月の動き方

時期やること
11月私立の説明会・個別相談会に行き、通ってもよい学校を2〜3校にしぼる。
12月入試相談・確約の確認。中学校の先生に、受験の区分を伝える。
1月22日〜24日私立の推薦・単願・併願の試験。
1月下旬〜2月上旬私立の一般入試(1月30日以降の学校が多い)。公立の出願の入力(1月26日〜2月9日)。
2月25日・26日公立の学力検査・面接。
3月5日公立の合格発表(9:00)。

👪 保護者の方からよくあるお悩み

「内申が基準に少したりないとき、どうすればいい?」

まず、中学校の先生に、評定の見込みを聞いてください。
次に、志望校の個別相談会で、基準に届かないときの対応を質問します。
学校によっては、一般入試や別の回の併願が使える場合があります。

「私立は何校受ければいい?」

決まった数はありませんが、公立が第一志望なら、通ってもよい併願校を1〜2校、確保しておくと安心です。
日程が重ならないよう、1月22日〜24日のどの日に、どの学校を受けるかを表にしておきましょう。

「単願にして、あとで後悔しないか心配」

単願は、合格したら入学する約束です。
学校の教育方針、通学時間、費用、部活動を、家族で確認してから決めてください。
迷いがあるなら、併願で受けて、結果を見て決める方法もあります。

🎯 エスペランサアカデミーの高校受験サポート

エスペランサアカデミーは、プロ家庭教師によるオンライン指導のセンターです。
私立の受け方を決める段階では、内申と模試の結果から、「いま、どの区分が使えるか」を整理することが大切です。

  • 内申の合計(3科・5科・9科)と、欠席日数の確認
  • 志望校の基準に届くかの整理と、届かないときの代案
  • 1月22日〜24日の日程表づくり(私立と公立の並べ方)
  • 学校ごとの出題傾向に合わせた、学習計画
  • 面接や作文が必要な場合の準備
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埼玉の私立、単願か併願か。
迷っているうちにも、1月22日は近づいています。
いまの内申、志望校、受験までの日数をうかがい、何から始めるかを具体的にお伝えします。相談は無料です。

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❓ よくある質問

Q:埼玉の私立高校で、併願優遇という制度はありますか。
A:県の入試要項の区分名に「併願優遇」という言葉は出てきません。同じ意味の区分は「併願推薦」「推薦(併願)」「第1回併願」などの名前で、学校ごとに設けられています。

Q:私立の入試は、いつ始まりますか。
A:令和9年度は、多くの学校が1月22日(金)に最初の試験を行います。推薦・単願・併願の試験は、1月22日〜24日に集中しています。

Q:公立の入試はいつですか。
A:学力検査は2月25日(木)、面接は2月26日(金)、合格発表は3月5日(金)9:00です。

Q:内申の基準は、何点ですか。
A:学校ごとに異なります。3科・5科・9科の合計、評定に1や2がないこと、欠席日数など、条件の書き方もさまざまです。志望校の最新の案内で確認してください。

Q:確約は、合格の約束ですか。
A:確約は、正式な合格通知ではありません。学校が事前に合格の見込みを伝えるものなので、出願と受験は別に必要です。

✅ まとめ

  • 埼玉の私立の推薦・単願・併願の試験は、1月22日〜24日に集中しています。
  • 公立の学力検査は2月25日、合格発表は3月5日です。
  • 「併願優遇」という名前は使われず、「併願推薦」などの名前が使われます。
  • 内申の基準は学校ごとに書き方がちがうので、型に分けて確認します。
  • 手続の期限と延納の制度は、出願の前に学校へ確認してください。

最新の条件は、必ず志望校の募集要項でご確認ください。
迷ったときは、早めに中学校の先生と、志望校の個別相談会で話を聞きましょう。
エスペランサアカデミーの無料学習相談でも、受験校の組み立てを一緒に整理できます。

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