光英VERITAS中学校の入試対策|日程・科目・倍率・過去データの読み方【2027年度】

中学受験

最終更新:2026年11月8日|入試の数字は、光英VERITAS中学校・高等学校(千葉県松戸市)の公式サイトにある「令和9年度(2027年度)中学校生徒募集要項(概要)」「受験ガイド2027」と、「中学入試状況」ページの入試結果(2024〜2026年度)をもとにしています。学校の沿革・教育理念・教育課程・施設・学校生活・進路などは、同じ公式サイトの各ページの記載によります。二次情報は使っていません。出典は記事の最後にまとめました。

結論:光英VERITAS中学校の入試を、公式の資料で整理すると

光英VERITAS中学校は、千葉県松戸市秋山にある共学校です。2021年に聖徳大学附属女子中学校・高等学校から共学化し、現在の校名になりました。2027年度の募集定員は120名で、入試は12月1日の第一志望入試・帰国生入試から、1月20日の第1回入試、2月4日の第3回入試まで、あわせて9区分が公表されています。

2027年度から、国語1科だけで受ける「VERITAS国語入試」(1月21日午前、100点50分)が新設されます。第一志望入試・第1回・第2回・特待選抜・第3回は2科(国語・算数)または4科(国語・算数・社会・理科)を選べます。4科は国語100点・算数100点・社会60点・理科60点の320点満点です。

学校が公表している2026年度の結果では、全体で志願者834名・受験者665名・合格者421名、実質倍率は1.6倍でした。受験料は1回22,000円で、2回目以降は1回5,000円に軽減されます。入学手続金は300,000円です。学費の内訳、特待制度、出題のポイント、学校の教育内容まで、下の各節で順に確認します。

この記事でわかること
  • 光英VERITAS中学校の基本情報
  • 2027年度入試の方式と募集人員
  • 日程・出願・受験料・手続の流れ
  • 科目・配点・試験時間・当日の時間割
  • 学校が公表している「入試問題のポイント」
  • 2024〜2026年度の入試結果(学校公表)
  • 2026年度の平均点・合格基準点
  • 学費・特待制度・入学手続金
  • 過去問と市販の問題集
  • 対策の進め方(科目別・時期別)
  • 学校を知る:建学の精神・校訓・沿革・施設
  • 学びの特色:探究・英語・理数・ICT・礼法
  • 学校生活:時間割・カフェテリア・行事・クラブ
  • 進路・通学・説明会
  • 保護者が確認しておきたいこと
  • よくある質問

光英VERITAS中学校は、松戸市の北東部、秋山の丘陵地にある学校です。受験を考えるご家庭からは、「入試の種類が多くて、どれを受ければよいのかわからない」「2科と4科はどう違うのか」「特待の仕組みが複雑に見える」「小笠原流礼法や探究科とは何をするのか」といった質問が多く寄せられます。この学校は、入試のメニューが多い反面、募集要項と受験ガイドに日程・配点・出題のポイントがかなり詳しく書かれていて、整理すれば読み取りやすい学校です。

この記事では、2027年度の募集要項に書かれている日程・科目・配点・手続・費用と、学校が公表している2024〜2026年度の入試結果、2027年度「入試問題のポイント」を整理します。あわせて、学校の公式サイトにある建学の精神、校訓、沿革、探究的な学び、英語・グローバル教育、理数教育、ICT、小笠原流礼法、学習サポート、施設、カフェテリア、年間行事、進路、説明会の情報を、年度を明記して紹介します。公式に公開されていない項目は「募集要項で確認」「学校で確認」と書き、当サイトで計算した値には「当サイトの計算」と添えます。民間による推定値は載せていません。

光英VERITAS中学校の基本情報

項目内容
学校名光英VERITAS中学校(光英VERITAS中学校・高等学校)。設置は学校法人東京聖徳学園
所在地〒270-2223 千葉県松戸市秋山600
電話047-392-8111(代表)/0800-800-8442(入試広報室直通。平日9:00〜16:00、土曜9:00〜14:00。日曜・祝祭日と12月28日〜1月5日を除く)
男女の別共学(2021年に中学校・高等学校を共学化し、校名を光英VERITAS中学校・高等学校に改称)
建学の精神「和」(学校の説明では、独自性を発揮し、協力し合うことで、共に成長する人間になること)
校訓Optima est veritas.(ラテン語。学校は「真理」を探究する力を養う校訓と説明しています)
教育の柱探究的な学び「ヴェリタス・トルネード・ラーニング」/理数・サイエンス教育/英語・グローバル教育/ICT活用/小笠原流礼法
学年の呼び方中高一貫のため、1〜6年と表記(4年は高校1年にあたる)
最寄り駅と車での来校秋山駅(聖徳小・光英VERITAS中高前駅)から徒歩11分(受験ガイドより)。自家用車での来校も可能で、構内の駐車場は200台以上収容可(学校説明会の案内より)
ICT生徒全員が一人1台のiPadを持つ(学校の説明より)

併設校として、募集要項の補足事項には、光英VERITAS高等学校、聖徳大学附属小学校、聖徳大学附属取手聖徳女子高等学校が挙げられています。兄弟姉妹がこれらの併設校に複数在学する場合の納付金の減免制度があります(詳しくは「学費・特待制度」の節)。

2027年度入試の方式と募集人員

2027年度の募集要項(概要)では、募集定員は全体で120名と書かれています。試験ごとの募集人員は、2027年度の概要には載っていません。参考として、2026年度の結果ページに載っている募集定員を、下の表に整理しました。

入試(2026年度の実施)募集定員(2026年度)
第一志望入試(12月1日)30名
帰国生入試(12月1日)若干
第1回入試(1月20日)35名
VERITAS理数特待選抜入試(1月20日)10名
第2回入試(1月22日)25名
VERITAS算数入試10名
特待選抜入試(1月24日)10名
第3回入試(2月4日)若干
全体120名

2027年度の試験区分は、第一志望入試、帰国生入試、第1回入試、VERITAS理数特待選抜入試、VERITAS国語入試(新設)、VERITAS算数入試、第2回入試、特待選抜入試、第3回入試の9区分です。試験日や名称は年度ごとに変わります。2027年度の算数入試は1月21日の午後で、国語入試は同じ日の午前です。2026年度の数字を見るときは、2027年度の募集要項と照らして確認してください。

出願資格

  • 全入試:令和9年3月に小学校を卒業見込みの者。
  • 第一志望入試:本校を第一志望とし、合格後の入学を確約する者。
  • 帰国生入試:受験者本人が日本国籍を有する海外勤務者の子女で、保護者に帯同して海外に滞在し、海外の学校に通算1年以上在籍して、帰国後3年以内の者(要相談)。

日程・出願・受験料・手続の流れ

2027年度の試験日程

募集要項(概要)に載っている試験日程は、次のとおりです。令和8年(2026年)12月1日の入試と、令和9年(2027年)1月から2月の入試に分かれます。

試験区分試験日・集合試験内容会場
第一志望入試2026年12月1日(火)午前・集合8:152科(国算)と面接、または4科(国算社理)と面接本校
帰国生入試2026年12月1日(火)午前・集合8:15第一志望入試と同じ日。要項の表では試験内容が第一志望入試と共通の欄にまとめて書かれている本校
第1回入試2027年1月20日(水)午前・集合8:152科(国算)または4科(国算社理)本校・津田沼
VERITAS理数特待選抜入試2027年1月20日(水)午後・集合14:30理数(算数・理科)60分・100点本校・津田沼
VERITAS国語入試(新設)2027年1月21日(木)午前・集合11:15国語1科本校・松戸・津田沼
VERITAS算数入試2027年1月21日(木)午後・集合14:30算数1科本校・松戸・津田沼
第2回入試2027年1月22日(金)午前・集合8:152科(国算)または4科(国算社理)本校・津田沼
特待選抜入試2027年1月24日(日)午前・集合8:152科(国算)または4科(国算社理)本校・津田沼
第3回入試2027年2月4日(木)午前・集合8:152科(国算)本校

会場の注:津田沼会場は千葉工業大学津田沼キャンパス6号館(JR津田沼駅から徒歩1分)で、1月20日・21日・22日・24日に使われます。松戸会場は聖徳大学10号館(JR松戸駅から徒歩1分)で、1月21日のみです。受験ガイドの記載では、外部会場には保護者・付き添いの方は入れません。

光英VERITAS中学校 2027年度入試の日程
試験日と合格発表の主な日程(出典:2027年度 募集要項)

出願期間と受験料

項目内容(2027年度募集要項)
第一志望入試・帰国生入試の出願2026年11月1日(日)10:00〜11月30日(月)12:00
1月以降の入試の出願2026年12月2日(水)10:00〜試験前日の23:59(受験ガイドの日程表では、各試験の出願締切は試験日の前日)
出願方法インターネット出願。出願サイトには11月1日からアクセスでき、入力した情報は保存できる。検定料の支払い方法の選択以降は、出願開始日の10:00から利用できる
受験料1回22,000円
受験料軽減制度2回目以降は1回につき5,000円。本校指定の同時出願は、2回分で22,000円

出願サイトに入力できない漢字がある場合は、簡易の漢字またはカタカナで入力し、出願後に本校のフォームから漢字の氏名を知らせる、と受験ガイドに書かれています。顔写真は、縦4cm×横3cmで、最近3か月以内に撮影したものです。出願サイトにデータを登録するか、印刷した受験票・志願票に貼り付けます。貼り付ける場合は同じ写真を2枚用意します。

同時出願の仕組み

本校指定の同時出願では、受験料が2回分で22,000円になります。2027年度の組み合わせは、募集要項に次のように書かれています。

1回目の入試同時出願できる2回目の入試備考
第一志望入試(12/1)第1回入試(1/20)第一志望入試の出願者は、同時に第1回入試(1/20)の出願が必要
帰国生入試(12/1)第1回入試(1/20)、理数特待選抜入試(1/20午後)、国語入試(1/21午前)、算数入試(1/21午後)、特待選抜入試(1/24)のいずれか1つ希望者
第1回入試(1/20)理数特待選抜入試(1/20午後)、国語入試(1/21午前)、算数入試(1/21午後)、特待選抜入試(1/24)のいずれか1つ希望者

同時出願をした人の3回目以降の受験料は、1回につき5,000円です。

複数回受験・帰国生・英語検定合格者の加点(優遇措置)

募集要項には、次の(1)(2)(3)のいずれかに当てはまる受験生に対して、合否判定のとき、総合点に加点して優遇する、と書かれています。重複しての優遇は行わず、加点の大きい方で優遇します。特待アップスライド合格の判定では、優遇しません。

  • (1)複数回入試受験者:複数回の入試を受験した人(2回目以降)。
  • (2)帰国生:出願資格の条件を満たす人(要相談)。
  • (3)英語検定合格者:4級以上の合格者。英語検定以外の場合は、CEFRの対照表で判断する。
対象者一般入試 2科一般入試 4科VERITAS算数・国語・理数特待特待選抜 2科特待選抜 4科
試験日1/20・1/22・2/41/20・1/22算数・国語は1/21、理数特待は1/201/241/24
複数回受験者(2回目以降)5点10点2点2点5点
帰国生5点15点2点2点5点
英検4級5点10点2点2点5点
英検3級7点15点3点3点7点
英検準2級10点20点5点5点10点
英検準2級プラス12点25点6点6点12点
英検2級以上15点30点7点7点15点

表の読み方:募集要項の表のとおり、特待選抜の「2科」は特待選抜入試の2科、「4科」は特待選抜入試の4科の加点です。証明書類(帰国生は在籍証明書や成績証明書のコピー、英語検定は合格証のコピー)は、受験する初回の試験の出願締切までにメールで提出する、初回試験の前日必着で郵送する、初回試験の集合時に会場で提出する、のいずれかです。期限内に提出されない場合は、優遇措置の対象になりません。

合格発表と入学手続

入試合格発表(ホームページ)校内掲示手続期限
第一志望入試・帰国生入試(12/1)12月2日(水)9:0012月2日(水)10:00第一志望:12月5日(土)14:00まで/帰国生:2月4日(木)16:00まで
第1回入試・理数特待選抜入試(1/20)1月21日(木)9:001月21日(木)10:002月4日(木)16:00まで
国語入試・算数入試(1/21)1月21日(木)21:001月22日(金)10:002月4日(木)16:00まで
第2回入試(1/22)1月22日(金)21:001月23日(土)10:002月4日(木)16:00まで
特待選抜入試(1/24)1月24日(日)21:001月25日(月)10:002月4日(木)16:00まで
第3回入試(2/4)2月4日(木)21:002月5日(金)10:002月7日(日)14:00まで

合格者には、合格証と入学手続書類(「入学のしおり」)が、本校の事務室で手渡されます。合格者は代理でも受け取れますが、受験票の提示が必要です。受け取りの時間は、平日9:00〜16:00、土曜日9:00〜14:00です(日曜・祝日を除く。合格発表日は発表の完了後)。第3回入試の合格者は、手続期限が日曜日にあたるため、2月6日(土)14:00までに手続書類を受け取るよう、募集要項に書かれています。

入学手続金(300,000円)は、「入学金決済サイト」で納入します。窓口での現金の納入は受け付けていません。一度納入した入学手続金は、理由にかかわらず返金されないと、受験ガイドに明記されています。手続期限までに完了していない場合は、入学辞退とみなされます。第一志望入試に合格した人は、1月20日以降の入試を受ける場合も、12月5日14:00までに手続金を納入します。1月の入試の合格者と帰国生入試の合格者は、2月4日の入試を受ける場合も、2月4日16:00までに納入します。

国立中学校、公立中高一貫校の受検者で、手続の延納を希望する人は、受検する学校の合格発表日の翌日16:00まで締切が延長されます(第一志望入試を除く)。合格通知を受け取るときに、その学校の受検票を持参し、合格発表日を申告します。特待生として合格した人も、入学手続のときに入学手続金(入学金・施設設備費)の納入が必要ですが、入学後の納付金で相殺されます。

受験スケジュールの中の入学前行事

行事(受験ガイドより)日程
制服採寸本校で実施。採寸後はネット注文。採寸日は「入学のしおり」で案内
体操服の採寸自宅で採寸後、ネット注文。試着できる予約制の特設会場がある
新入生ガイダンス2027年2月11日(木・祝)10:00〜12:30(予定)。対象は新入生・保護者
新入生登校日2027年3月14日(日)9:00〜12:00(予定)。対象は新入生・保護者
冬期休業2026年12月26日〜2027年1月5日

科目・配点・試験時間・当日の時間割

試験科目・配点・時間(2027年度募集要項)満点(当サイトの計算)
4科(第一志望・第1回・第2回・特待選抜)国語100点50分/算数100点50分/社会60点30分/理科60点30分320点
2科(第一志望・第1回・第2回・特待選抜・第3回)国語100点50分/算数100点50分200点
第一志望入試・帰国生入試の面接約8分(2科または4科とあわせて実施)面接の配点は要項に記載なし
VERITAS理数特待選抜入試理数(算数・理科)60分・100点100点
VERITAS国語入試(新設)国語1科・50分・100点100点
VERITAS算数入試算数1科・50分・100点100点
光英VERITAS中学校 2027年度入試の科目・時間・配点
科目・配点・時間(出典:2027年度 募集要項。合計は当サイトの計算)

2科と4科は、同じ日の同じ試験の中で選べます。4科受験者は、2025年度の入試結果ページの注記によれば、2科の基準で合格判定をしたあと、さらに4科の基準で合格判定をします。国語と算数は、2科・4科とも各100点・各50分で共通です。社会・理科は各60点・各30分で、4科を選んだ場合の320点のうち、国語と算数で200点(62.5%、当サイトの計算)を占めます。

当日の時間割(受験ガイド2027)

試験日・試験時間割
12/1 第一志望入試・帰国生入試7:30開場/8:15集合/8:35〜9:25 国語/9:40〜10:30 算数/10:45〜11:15 社会(4科)または面接(2科)/11:30〜12:00 理科(4科)/12:10〜 面接(4科)。面接が終わり次第、解散
1/20 第1回入試、1/22 第2回入試、1/24 特待選抜入試7:30開場/8:15集合/8:35〜9:25 国語/9:40〜10:30 算数/10:45〜11:15 社会(4科)、2科はここで解散/11:30〜12:00 理科(4科)/12:10 解散
1/20午後 VERITAS理数特待選抜入試13:45開場/14:30集合/14:50〜15:50 理数(60分)/16:00 解散
1/21午前 VERITAS国語入試10:30開場/11:15集合/11:35〜12:25 国語(50分)/12:35 解散
1/21午後 VERITAS算数入試13:45開場/14:30集合/14:50〜15:40 算数(50分)/15:50 解散
2/4 第3回入試7:30開場/8:15集合/8:35〜9:25 国語/9:40〜10:30 算数/10:40 解散

1月20日と21日のように、午前と午後の入試を続けて受ける場合は、持参した昼食を、試験会場内の指定された場所でとることができます。午前中だけで終わる受験生も使えます。外部会場は保護者・付き添いの方が入れないため、朝の入場時に弁当などを持って入るか、午前の試験のあとにいったん会場を出て、保護者と昼食をとり、午後の集合時刻までに戻ることができます。

持ち物と受験上の注意(受験ガイドより)

  • 持ち物は、受験票、筆記用具、志願票(初回の受験時)、優遇措置の証明書類(持参で提出する場合)、上履き、外靴を入れる袋(本校会場。津田沼会場・松戸会場は上履きと袋は不要)です。
  • コンパスと定規は不要です。下敷きは使用禁止です。
  • 計算機能、用語辞典、通信機能などを備えた多機能時計の持ち込みは認められません。時刻・日付の表示機能だけの腕時計は使えます。
  • 携帯電話やスマートフォンを持参する場合は、試験会場内では電源を切り、タイマーなども解除してかばんに入れます。身につけていた場合や、試験中に音が鳴ったり振動したりした場合は、不正行為とみなされることがあります。
  • 遅刻した場合は、試験開始後20分までは入室できます。遅刻のおそれがある場合は、本校(047-392-8111)に電話します。
  • 開場時刻より前に来ても、会場には入れません。
  • 試験中にトイレに行きたくなった場合は、手を挙げて試験官に伝えます。係の者が案内しますが、試験時間の延長はありません。
  • インフルエンザや新型コロナウイルスなどの感染症にかかっている受験生は、試験会場に来ることを断られます。その場合は、後日の試験へ振り替えるなどの対応をするので、本校に電話で連絡します。
  • 当日の雪などで交通が混乱した場合でも、入学試験は行われます。ただし、状況によって試験開始時刻が遅れることがあります。変更は本校のホームページなどで知らされます。

学校が公表している「入試問題のポイント」

受験ガイド2027には、「令和9年度(2027年度)入試問題のポイント」として、科目ごとの出題の方針が書かれています。学校は、「出題のポイントは次のとおりです。ただし、多少の変更の可能性もあります」と添えています。ここでは、その内容を科目ごとに整理します。

国語(2科・4科入試)

学校は、国語の難易度を「例年とほぼ同じレベル」と説明しています。昨年と同様、思考力や表現力を問う問題があり、文章を的確に理解して、考えを記述して表現する学習を大切にしてほしい、と書かれています。

大問内容(受験ガイドの記載)
一漢字。小学校で学習する漢字の読み書きが中心
二文章理解、思考力を問う問題。文章の読解力や思考力を問う。詩や小説などを題材にした文章を出題することもある
三説明的文章。筆者の主張とその根拠、文章の論理的な展開を正しく理解できるか、キーワードに着目して内容を簡潔にまとめられるかを問う。自分の考えを記述する問題や、総合的な国語の知識を問う問題も出題
四100字要約。新聞のコラムを100字で要約する力を問う。時事問題や社会の動向に関心をもち、日ごろからコラムなどの文章に触れることが大切、と学校は書いている

大問四の「100字要約」は、本校の国語の特徴として受験ガイドに書かれています。テーマや筆者の主張を正しく理解し、論理的な文章構成でまとめる力が求められる、という説明です。一方、新設のVERITAS国語入試では、この「100字要約」のような特別な形式の問題は出題しない、と学校は明記しています。

算数(2科・4科入試)

算数は、大問6題(小問の合計は16〜20題)で構成され、解答は答えのみを記入する形式です。ただし、特待選抜入試では、考え方や途中計算を記述する問題も一部出題することがある、と書かれています。大問1は計算問題、大問2は穴埋め形式の基本・標準的な文章題、大問3以降は標準から応用レベルの問題です。速さ・時間・道のりに関するグラフの読み取りや、平面図形・立体図形は頻出分野で、特殊算も出題する、と学校は説明しています。

大問内容(受験ガイドの記載)
1計算問題(3〜4問)。四則計算。小数や分数を含む計算や、計算の工夫を必要とする問題もある
21〜2行程度の文章題(5問)。単位換算、速さ、割合と比、食塩水などの基本・標準的な問題
3以降標準〜応用問題。速さに関するグラフの読み取り、平面図形(角度・面積・長さ)、立体図形(表面積・体積)、規則性を見つける問題、特殊算(相当算・和差算・仕事算・つるかめ算・旅人算・流水算・年齢算・時計算・ニュートン算など)

出題方針はすべての回で共通で、第一志望入試と第3回入試では基本的な問題をやや多く出題し、特待選抜入試では全体的に難易度の高い問題を出題する、と学校は書いています。

社会(4科入試)

社会は、大問3題で構成され、それぞれの大問に地理・歴史・公民の分野を織り交ぜて出題されます。基本的な知識や理解力に加えて、思考力・表現力・読解力を問う、と書かれています。日ごろの学習では、社会科の用語を理解するだけでなく、資料や統計にも積極的に触れてほしい、また、教科書で漢字表記の語句は漢字で正しく書けるようにしてほしい、という説明です。

分野内容(受験ガイドの記載)
地理地図やグラフなどの資料を読み取る力。国名・地名・都道府県名・県庁所在地名は漢字で書けるように。各都道府県の産業や文化、日本と世界の主要な国々との貿易も出題
歴史古代から現代までの歴史の流れ。資料の読み取りや記述問題も出題。用語は暗記だけでなく、出来事の背景や影響を説明できるように
公民日本国憲法、基本的人権、選挙、地方自治、経済などの基本的な内容。ニュースなどに触れて、日本や世界の時事問題への理解を深める

理科(4科入試)

理科は、どの回も、物理・化学・生物・地学の4分野をできるだけ均等に出題します。基本的な問題から難しい問題まで幅広く出題し、知識だけでなく、論理的に考えて短い文章で結論を導く力、データを分析する力、計算力も問う、と書かれています。難易度は、第一志望入試が基本的、第1回・第2回入試ではやや難易度が上がり、特待選抜入試では難易度の高い問題を出題する、という説明です。

大問分野と内容(受験ガイドの記載)
1生物:植物の光合成や植物の体のつくり、動物の呼吸・消化吸収・分類など。知識を問う問題が中心
2化学:気体の発生と性質、水溶液の性質、溶解度と再結晶など。難易度の高い問題では、再結晶で得られる物質の量を求める計算問題も出題
3物理:てこ、電気回路、光と音、浮力など。特に、てこに代表されるような、論理的に考えながら答えを導く問題を多く出題
4地学:流水と地層、火山の特徴、地震の波、気温と湿度、前線と雲の関係、星座の動きなど。時事的な内容を扱うこともある。基本的な知識や理解を問う問題が中心

VERITAS理数特待選抜入試の理数

理数は、大問4題(小問の合計は約15題)、試験時間60分、100点満点です。大問1〜3が算数分野、大問4が理科分野です。学校は、定型的な問題の解法を覚えているだけでなく、基本事項をもとに筋道を立てて考える力を問う、単純な計算問題は出題しない、と書いています。答えを導くまでの考え方や途中の式を記述する問題を出すこともあります。大問1〜4を通して、思考力や応用力を問う難易度の高い問題で構成されます。

大問内容(受験ガイドの記載)
1(算数)1〜2行程度の文章題(6問)。速さ、割合と比、食塩水、規則性を見つける問題など、標準から応用レベルまで
2(算数)図形問題。平面図形(角度・面積・長さ)、立体図形(表面積・体積)、展開図など
3(算数)思考力問題。論理的に考える問題や推理、試行錯誤しながら規則性を見つける問題など
4(理科)思考力問題。理科の学習内容を活用し、必要な情報を整理して、計算によって答えを導く問題

VERITAS国語入試・VERITAS算数入試(1科入試)

国語入試は、大問4題(小問の合計は約15題)、50分、100点満点です。学校は、中学受験の国語として標準的な形式の問題で、文章を正確に読み取る力、語句・文法などの基礎的な知識、文章の内容をもとに考える力を総合的に評価する、と説明しています。「日々の学習を大切にしてきた受験生が、その力を十分に発揮できる入試」という説明も、受験ガイドにあります。

大問内容(受験ガイドの記載)
一漢字。書き取り・読みを短文中で出題
二語彙。接続語の補充、文法、敬語、熟語、四字熟語、慣用句、ことわざなど
三論理的文章。4択問題、抜き出し、要旨の多肢選択、80〜100字程度の長文記述など
四小説的文章。4択問題、抜き出し、主題の多肢選択、50〜60字程度の長文記述、20〜30字程度の短文記述

算数入試は、大問3題(小問の合計は25〜27題)、50分、100点満点です。割合や比など、算数の基本的な内容が身についているかを問う入試で、難易度は全体としてやや低めに設定している、と学校は書いています。正確かつ素早く計算などの処理を行う力が求められる、特殊算(旅人算やニュートン算など)を知らなければ解けない問題はほとんどない、という説明です。大問1は計算問題(3〜4問)、大問2は1〜2行程度の文章題(20問)、大問3は速さのグラフの読み取りや平面図形、立体図形などの文章題です。

2024〜2026年度の入試結果(学校公表)

学校の公式サイトの「中学入試状況」には、2022年度から2026年度までの入試結果のPDFが載っています。ここでは、2026年度、2025年度、2024年度の結果を、学校の表のとおりに整理します。実質倍率は、学校が公表している数字です。「総合」の数字を載せ、男女別の数字は省きます。

2026年度入試(令和8年度)の結果

入試募集定員志願者受験者合格者実質倍率
第一志望入試(2025/12/1)305050391.3倍
帰国生入試(2025/12/1)若干1111.0倍
第1回入試(2026/1/20)352882681811.5倍
理数特待選抜入試104743133.3倍
第2回入試(2026/1/22)25191135891.5倍
算数入試1013198721.4倍
特待選抜入試(2026/1/24)108547172.8倍
第3回入試(2026/2/4)若干412392.6倍
全体(2026年度)1208346654211.6倍
光英VERITAS中学校 2026年度入試の実質倍率
入試ごとの実質倍率(出典:光英VERITAS中学校 2026年度 入学試験結果)

2026年度の入学者数は104名(男子57名・女子47名)で、学校は「入学者数は実数。附属小学校からの進学を含む」と注記しています。合格者のうち、特待の内訳(内数)は、第1種10名、第2種25名、第3種40名でした。2026年度の2027年度募集要項には、第一志望入試について「昨年度合格者数 40名」と書かれていますが、2026年度入試結果のPDFでは39名です。この記事では、結果のPDFの数字を使っています。

2科・4科の内訳(2026年度)

入試志願者(2科/4科)受験者(2科/4科)合格者(2科/4科)
第一志望入試32/1832/1826/13
第1回入試86/20276/19239/142
第2回入試41/15034/10114/75
特待選抜入試19/6615/326/11
第3回入試(2科のみ)41239

第1回入試を例にすると、2026年度は、志願者288名のうち4科の志願者が202名(約70%、当サイトの計算)で、合格者181名のうち4科の合格者が142名(約78%、当サイトの計算)でした。2科・4科のどちらを選ぶかは、受験する入試ごとに決められます。

2025年度入試(令和7年度)の結果

入試募集定員志願者受験者合格者実質倍率
第一志望入試(2024/12/1)306261401.5倍
第1回入試(2025/1/20)353202992091.4倍
VERITAS英語入試若干9961.5倍
理数特待選抜入試105957193.0倍
第2回入試(2025/1/22)251971461021.4倍
VERITAS探究入試若干151362.2倍
特待選抜入試(2025/1/24)2011469203.5倍
第3回入試(2025/2/4)若干4422112.0倍
全体(2025年度)1208216774141.6倍

2025年度の入学者数は107名(男子50名・女子57名)でした。2025年度の結果ページの注記には、12月1日の帰国生入試について「男1(4科合格)」とあります。2025年度は「VERITAS英語入試」と「VERITAS探究入試」が実施されていましたが、2026年度の結果には載っていません。入試の名称や種類は、年度ごとに変わることがわかります。

2024年度入試(令和6年度)の結果

入試募集定員志願者受験者合格者実質倍率
第一志望入試(2023/12/1)358078402.0倍
第1回入試(2024/1/20)353983742461.5倍
VERITAS探究入試若干272583.1倍
VERITAS理数特待選抜入試107268213.2倍
特待選抜入試(2024/1/22)20159111313.6倍
第2回入試(2024/1/24)25179128791.6倍
VERITAS英語入試56531.7倍
第3回入試(2024/2/4)若干6234172.0倍
全体(2024年度・延数)1309838234451.8倍

2024年度の入学者数は99名(男子45名・女子54名)で、2023年度の入学者は108名でした(2024年度結果のページの「2023年度」欄より)。3年分を並べると、全体の実質倍率は、2024年度が1.8倍、2025年度が1.6倍、2026年度が1.6倍です。入試の種類ごとの倍率は、年度ごとに差があります。たとえば、特待選抜入試は、2024年度が3.6倍、2025年度が3.5倍、2026年度が2.8倍です。理数特待選抜入試は、3.2倍、3.0倍、3.3倍と、3年とも3倍台でした。

注:2024年度の結果の表では、「全体」の欄が「入試総計(延数)」と書かれています。複数の入試を受けた人は、受けた回数だけ数えられているため、人数ではなく、出願の延べ件数に近い数字として読みます。2025年度・2026年度の「全体」も、同じ集計の考え方の表です。

2026年度の平均点・合格基準点

学校の結果のPDFには、入試ごとの満点、科目別の平均点、合格者平均点、合格基準点が載っています。2026年度の数字を、表にまとめます。学校は、平均点と合計点の母集団について、「2科合計の平均点・合格者平均点は、2科受験生と4科受験生を合わせた全体の集団の統計」「合格基準の平均点は、2科は2科の受験者のみ、4科は4科の受験者のみの集団の統計」と注記しています。

第一志望入試(2025年12月1日)と第1回入試(2026年1月20日)

項目第一志望入試第1回入試
国語(100点)平均点/合格者平均点40.2/45.444.4/50.6
算数(100点)平均点/合格者平均点46.6/54.046.7/56.9
社会(60点)平均点/合格者平均点14.6/17.834.0/38.7
理科(60点)平均点/合格者平均点31.8/36.532.1/35.7
2科合計(200点)平均点/合格者平均点86.8/99.491.2/107.5
4科合計(320点)平均点/合格者平均点130.1/157.2161.1/183.1
合格基準点(2科)7882(特待基準点157)
合格基準点(4科)122145(特待基準点257)

第2回・特待選抜・第3回入試と、理数特待・算数入試(2026年度)

項目第2回入試特待選抜入試第3回入試
国語(100点)平均点/合格者平均点45.5/52.144.3/54.746.2/57.1
算数(100点)平均点/合格者平均点53.0/62.637.3/49.537.0/58.3
社会(60点)平均点/合格者平均点37.0/41.735.9/40.4(実施なし)
理科(60点)平均点/合格者平均点42.6/46.540.4/46.6(実施なし)
2科合計(200点)平均点/合格者平均点98.5/114.681.5/104.283.3/115.4
4科合計(320点)平均点/合格者平均点182.6/204.3156.5/188.5(実施なし)
合格基準点(2科)92(特待基準点156)102(特待基準点102)96(特待基準点なし)
合格基準点(4科)165(特待基準点256)172(特待基準点172)(実施なし)
項目VERITAS理数特待選抜入試VERITAS算数入試
満点100点100点
平均点51.075.2
合格者平均点73.784.4
合格基準点63(特待基準点63)71(特待基準点100)

この表から、学校が公表しているとおりに読み取れる点を挙げます。第一志望入試は、2科の合格基準点が78点(200点満点)、4科が122点(320点満点)でした。第1回入試は、2科が82点、4科が145点でした。理数特待選抜入試の合格基準点は、100点満点の63点です。数字は、その回の問題の難しさによって変わります。2024年度の結果ページでは、第一志望入試の合格基準点が2科80点・4科114点、2025年度は2科76点・4科109点と、年度で動いています。合格基準点は、「次の年もこの点数」という目安にはなりません。

過去3年の合格基準点の比較(学校公表)

入試2024年度2025年度2026年度
第一志望(2科/4科)80/11476/10978/122
第1回(2科/4科)89/15488/15182/145
第2回(2科/4科)96/15588/15892/165
特待選抜(2科/4科)108/171102/167102/172
第3回(2科)869596
理数特待556063

表の注:2024年度は第2回入試が1月24日、特待選抜入試が1月22日の実施でした(結果ページの記載)。2025年度は第2回入試が1月22日、特待選抜入試が1月24日です。満点は、2科200点、4科320点、理数特待100点で、3年とも同じです(第3回は2科200点)。

学費・特待制度・入学手続金

学費は、募集要項(概要)に、令和8年度(2026年度)入学生の初年度の実績として載っています。学校は、「学費・その他の学校納付金は、年度により改定することがあります」と注記しています。2027年度入学生の金額は、募集要項や入学手続書類で確認してください。

区分費目年額備考
学費入学金150,000円入学手続き時
学費施設設備費150,000円入学手続き時
学費授業料384,000円2分割納入
学費設備維持費192,000円2分割納入
学費合計876,000円
諸費教養費32,400円2分割納入
諸費卒業記念品費18,000円2分割納入
諸費生徒総合補償保険料1,500円4月に納入
諸費合計51,900円
生徒会費・後援会費生徒会(明和会)入会金4,000円初年度のみ
生徒会費・後援会費生徒会(明和会)費9,600円
生徒会費・後援会費後援会入会金20,000円初年度のみ
生徒会費・後援会費後援会年会費30,000円
生徒会費・後援会費後援会周年事業積立12,000円4月の学費納入時に納入
預り金・その他副教材費48,000円募集要項(概要)の記載。受験ガイドでは「教科書代・副教材費」50,000円
預り金・その他ICT教育関連費38,000円
預り金・その他学習支援費48,000円
預り金・その他iPad(令和8年度実績)92,785円5年保証・セットアップ料を含む

学費・諸費の合計は、学校の表では、学費が876,000円、諸費が51,900円です。このほかに、生徒会費・後援会費、預り金・その他の費目があり、修学旅行費(積立)、校外学習費、制服代などもかかる、と学校は書いています。副教材費は、募集要項(概要)では48,000円、受験ガイドでは「教科書代・副教材費」50,000円と、書き方と金額が異なります。どちらも学校が公表している資料のため、最新の金額は学校に確認してください。

入学手続金

入学手続金は300,000円です。入学金(150,000円)と施設設備費(150,000円)の合計にあたります(当サイトの計算)。納入した手続金は、返金されません。特待生として合格した人も、手続のときに手続金を納入し、入学後の納付金で相殺されます。

特待制度

種別初年度の減免額2・3年目の減免額
第1種524,400円(入学金、施設設備費、設備維持費、教養費)192,000円(設備維持費)
第2種300,000円(入学金、施設設備費)96,000円(設備維持費の2分の1)
第3種150,000円(入学金)初年度のみ

特待の通知は、「VERITAS理数特待選抜入試」「特待選抜入試」の合格者には、入学後に特待生となる形で行われます。それ以外の入試では、「第1回・第2回・第3回入試」「VERITAS算数入試」「VERITAS国語入試」の成績上位者に、特待アップスライド合格の制度があります。学校の説明では、特待アップスライド合格は、特待選抜入試以外の試験でも、特に優秀な成績の者を、特待合格として発表する制度です。第1種・第2種は、原則3年間で、毎年資格審査があります。第3種は初年度のみです。2026年度の特待合格者の数は、第1回入試が15名、理数特待選抜入試が13名、第2回入試が12名、算数入試が17名、特待選抜入試が17名、第3回入試が1名でした(結果ページより)。

兄弟姉妹の在学による減免

光英VERITAS中学校と併設校(光英VERITAS高等学校、聖徳大学附属小学校、聖徳大学附属取手聖徳女子高等学校)に、兄弟姉妹が複数在学している場合、戸籍上の兄弟姉妹が2人以上在学している生徒のうち、末子を除く兄弟姉妹の授業料(年額)から100,000円が減免されます。県などからの就学支援(授業料の支援・減免)を受けた場合は、対象外です(受験ガイドの注記)。

過去問と市販の問題集

市販の過去問題集としては、声の教育社から、「光英VERITAS中学校 2027年度用」(スーパー過去問シリーズ、税込2,200円)が出ています(出版社の中学受験のページで書名と価格を確認しました)。収録年度や入手方法は、書店や出版社のページで確認してください。

学校の公式サイトで、過去の入試問題そのものが公開されているかについては、この記事を書いた時点で確認した範囲では、案内が見つかりませんでした。一方、受験ガイド2027には、先に紹介した「入試問題のポイント」が科目ごとに載っています。問題が手に入らない部分は、この「ポイント」を、学習の目安として使えます。

過去問を使うときは、入試の種類ごとに分けて取り組みます。4科入試は、国語50分・算数50分・社会30分・理科30分を、通して解く練習をします。2科入試は、国語と算数を50分ずつ続けて解きます。新設のVERITAS国語入試は50分、算数入試は50分、理数特待選抜入試は60分と、それぞれ1科(理数は算数分野と理科分野)で時間が決まっているため、実際の試験開始時刻に近い時間帯に、同じ長さで解く練習が役立ちます。

対策の進め方(科目別・時期別)

ここは、学校が公表している試験の形式(日程・科目・配点・時間)と、受験ガイドの「入試問題のポイント」から考えた、学習の進め方の例です。学校が合格のための勉強法を示しているわけではないため、各科目の中身ではなく、公表されている出題の方針と、時間配分や取り組みの順序を中心に書きます。

どの入試を受けるかを考える

光英VERITASは、入試の種類が多く、同じ学校の中でも、問われる力が少しずつ違います。学校が書いている特徴を並べると、次のとおりです。

入試学校が説明している特徴考える視点の例
第一志望入試(12/1)基本的な問題をやや多く出題。面接(約8分)がある。合格後の入学を確約する入試入学の意思が固い場合の選択肢。手続期限は12月5日と早い
第1回入試(1/20午前)国算(社理)。理科は第一志望入試よりやや難易度が上がる2科か4科かを選べる。午後の理数特待と同日に受けることもできる
VERITAS理数特待選抜入試難易度の高い思考力問題。算数分野3題と理科分野1題。60分算数・理科に自信がある場合。同時出願の対象
VERITAS国語入試(新設)標準的な形式の国語1科。100字要約は出さない。50分国語に絞って受ける。同時出願の対象
VERITAS算数入試難易度はやや低め。特殊算を知らなくても解ける問題が中心。50分基本的な計算力と処理の速さを問う
第2回入試(1/22)国算(社理)。第1回と同様の出題方針日程を重ねて受ける場合に、複数回受験の加点がある
特待選抜入試(1/24)全体的に難易度が高い。算数では途中の考え方を書く問題も一部ある特待を目指す場合。2科・4科とも選べる
第3回入試(2/4)2科。基本的な問題をやや多く出題2科だけで受ける最後の機会

科目別に押さえたいこと

科目学校が説明している出題のポイント進め方の例
国語漢字、文章理解(詩・小説)、説明的文章、100字要約。思考力・表現力を問う問題がある50分で最後まで解き切る練習。新聞のコラムを100字にまとめる練習(国語入試以外)。記述は、まず本文の根拠に線を引く習慣をつける
算数大問6題・答えのみ。大問1は計算、大問2は基本の文章題、大問3以降は標準〜応用。速さのグラフ、平面・立体図形、特殊算が頻出計算と大問2を短時間で落とさない。グラフの読み取りと図形は、過去問の形式で数多く練習。特待選抜は式や考え方を書く練習
社会大問3題。地理・歴史・公民を織り交ぜる。資料・統計の読み取り。漢字表記の語句は漢字で地名・県庁所在地・歴史用語を漢字で書く練習。ニュースの時事問題を、公民の学習とつなげる
理科4分野を均等に出題。てこ、電気回路、光と音、浮力、溶解度と再結晶、流水と地層など。短い文章で結論を導く問題計算問題(てこ・溶解度)を式から書く練習。データを読み取る問題は、実験の条件を整理してから解く

時期別の流れの例

1小学5年生まで(基礎づくり)計算、漢字、読解の基本を安定させます。学校が書いている国語・算数の出題は、基本的な問題と標準的な問題の組み合わせです。この時期は、基本を落とさない力が土台になります。
2小学6年の春〜夏(弱点の整理)4科の中で何が不足しているかを、模試や塾のテストで確認します。算数では速さと図形、社会では漢字表記、理科では計算問題というように、学校が書いている頻出分野から優先順位を決めます。
3夏休み〜10月(学校を知る)夏のVERITAS祭やオープンスクール、入試説明会など、学校の公開行事の日程を確認します(2026年度の日程は、後の節に載せています)。入試説明会では、入試問題にチャレンジする回もあります。
410月〜11月(入試の種類を決める)第一志望入試の出願は11月1日から30日の正午までです。第一志望入試を受ける場合は、第1回入試(1/20)との同時出願が必要なことを、先に確認します。
512月(過去問と時間配分)市販の過去問題集で、受験する入試の形式に合わせた通し練習をします。4科は午前中に4科目を続けて解く時間割で、2科は国語と算数を50分ずつ解きます。見直しの時間も確保します。
61月(出願と体調管理)1月以降の入試は、12月2日10:00から出願できます。同時出願の組み合わせ、複数回受験の加点、英語検定の証明書類の提出期限(初回の試験の出願締切まで)を確認します。インフルエンザなどにかかったときの連絡先(047-392-8111)も、手元に控えておきます。
72月(試験当日と手続)第3回入試は2月4日です。1月の合格者の手続期限は、2月4日16:00です。他校の合格発表日と、本校の手続期限を並べて、日程を確認します。

学校を知る:建学の精神・校訓・沿革・施設

建学の精神「和」と教育の方針

光英VERITAS中学校・高等学校は、1933年に創立された東京聖徳学園の建学の精神である「和」を、教育理念としています。学校の説明では、この「和」を、「独自性を発揮し協力し合うことで、共に成長する人間になる」という新たな意味づけで捉え、人間教育を基盤としながら、先進的な教育に取り組んでいます。合言葉は「答えを求める学びから問いを持つ学びへの変革」で、「地球規模で考え、人・社会・自然に貢献する次世代リーダー」を育成する、と書かれています。

学校が示している「生徒を育成する学び」は、次の4つです。

  • 解法のストーリーをつきつめる、プロセス重視型の学び
  • 課題解決のための新たな価値を創造する、アグレッシブな学び
  • 生徒も教員も共に成長する学び
  • 自立した個性に共感し、さまざまな人々と調和する学び

また、「育成する生徒像」として、独自性を発揮し協働することで高め合う個性、学びの目的を支える倫理観・人間性、光る個性を互いに尊重し共に学びに進化するための共感性、地球規模で発想し自分たちで社会に貢献する創造性、の4つが挙げられています。

校訓・校章

校訓は、ラテン語の「Optima est veritas.」です。学校は、この校訓を、光英VERITAS中学校・高等学校の学びを通じて「真理」を探究する力を養い、「答えを求め、答えが出たら終わり」という従来の学びを、「答えを求める学び」から「問いを持つ学び」への変革を促すものとして説明しています。「自覚」と「実践力」を身につけたリーダーとして、世界に羽ばたく若者を育てる、という言葉も添えられています。

校章は、光り輝く個性を大切にして、英知に富んだ人材を育てる決意を込めたデザインです。校名のイニシャル(K.V)とともに、地球を守る(人、社会、自然に貢献する)盾をイメージし、菱形は「光り輝いていく」原石、つまり生徒をイメージしている、と学校は書いています。

スクールポリシー(3つの方針)

学校は、建学の精神「和」に基づく卒業認定の方針(グラデュエーション・ポリシー)、教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)、入学生徒受け入れの方針(アドミッション・ポリシー)の3つを公表しています。

方針内容(学校公式サイトの記載より)
教育目標(グラデュエーション・ポリシー)自分を律することができ、個性を生かしながらさまざまな価値観を持つ人たちに共感しながら関われる、品格のある人づくり。基礎・基本を身につけたうえで、自分をふりかえり、順序立てて考え、先を見据えて新しい物事を創り出す力を育てる。地球規模で考えることと身近なこととの関わりを見つめて行動する姿勢と、国際的なコミュニケーション能力を育てる。健全な心と身体とともに、人・社会・自然に貢献する精神を育てる
教育課程の方針(カリキュラム・ポリシー)進路実現のために必要な学力を身につける教科、思いやりの心を磨く小笠原流礼法、体を鍛え幅広い知性を高める教科と豊かな人間性を育てる特別活動を組み込む。理数学習の時間を充実させる。英語・グローバル教育に関連する時間を十分にとる。すべての教科で実施する探究的な学びのまとまりとなる科目「探究科」で「学ぶ力」を育てる
教育課程の実施の方針シラバスによる学習の進度とレベルの遵守。「ふりかえり活動」を大切にするアクティブラーニングで、記述力・読解力を高める。協働学習から得られるコミュニケーションスキルとICT活用スキルによる「発表し表現する力」を高める。ルーブリック(評価基準の段階別記述形式)で、生徒と教員が同じ目線で到達目標を意識する
入学生徒受け入れの方針(アドミッション・ポリシー)学校生活の中で多くの人たちと一緒に活動することから心を磨き自分を高めていきたい人。基礎・基本の学力を身につける努力をし、自分をふりかえりながら学び続けられる人。自ら疑問を見つけ答えを探し出そうとする「知の冒険心」にあふれる人。さまざまな文化を理解し、自分の考えを自分の言葉で自分らしく表現していきたい人

沿革

年出来事(学校公式サイトの沿革より)
1933年(昭和8年)川並香順・孝子夫妻が東京市大森区新井宿(現・東京都大田区)に、聖徳家政学院・新井宿幼稚園を設立
1949年(昭和24年)財団法人聖徳学園となり、東京都港区三田に新校舎を建築
1957年(昭和32年)学校法人東京聖徳学園となる
1965年(昭和40年)千葉県松戸市に聖徳短期大学を開設
1983年(昭和58年)聖徳短期大学附属中学校(女子)、同高等学校(女子 普通科・音楽科)を開設。初代校長は川並弘昭
1984年(昭和59年)北蓼科高原(長野県望月町)に、聖徳学園セミナーハウス「かすが荘」を落成
1988年(昭和63年)第1回イギリス語学研修を実施(高校生)
1990年(平成2年)聖徳大学人文学部を開設。本校は聖徳大学附属中学校・高等学校と改称
1994年(平成6年)第1回ニュージーランド英語研修を実施(中学生)
1996年(平成8年)オーストラリアMLCスクールと姉妹校提携
2002年(平成14年)聖徳大学との高大連携授業を開設
2010年(平成22年)校名を聖徳大学附属女子中学校・高等学校に改称
2020年(令和2年)東京理科大学と、学校インターンシップに関する協定を締結
2021年(令和3年)中学校・高等学校を共学化し、校名を光英VERITAS中学校・高等学校に改称。高等学校の音楽科は募集停止

沿革のページには、創立者の川並香順・孝子夫妻が、社会福祉や民生の仕事に取り組む中で、女子教育・幼児教育に改革の必要性を感じていたこと、また、長女を2歳で亡くした悲しみの底で、「我が子に注ぐ愛情をすべての子に注ぐ」という誓いを抱いたことが書かれています。学校は、この思いを受け継いで教育理念の実現を目指し、1983年に現在の地に開校した、と説明しています。

この記事で扱うのは、千葉県松戸市の光英VERITAS中学校です。2021年の共学化の前は、聖徳大学附属女子中学校という名前の女子校でした。旧校名の資料や、高校入試の資料と混ざらないよう、確認するときは校名と所在地を見てください。

施設

学校公式サイトの「充実した教育施設」のページには、次のような施設が紹介されています。

施設学校の説明
正門・すずかけの径正門を入り、すずかけの並木を歩いて校舎に向かう
生徒玄関・玄関ホールのアート玄関前に、彫刻家の流政之による3つのオブジェがある。玄関ホールには、利根山光人の作品「大地」「世界時計」がある
奏楽堂木のぬくもりに満ちた空間で、コンサートや集会を行う
ビブリオテーカ(図書館)蔵書は約70,000冊。Wi-Fi完備で、自習やグループ学習もできる
礼法室「洗心の間」ほか礼法室は2つあり、同時に別々の授業ができる。全学年で週1回の必修授業。10畳の和室が二間続きの書院造りなど(礼法の節を参照)
視聴覚室(放課後は自習室)放課後の「ヴェリタス・アフタースクール(VAS)」は、視聴覚室など4教室を使う
理科の教室特別棟2階はサイエンスフロアで、理科の実験室が7つある。机は耐熱・耐酸・耐アルカリに優れた素材
アクティブラーニングルーム立ち机を移動させてグループ学習ができる
カフェテリア2,000人以上収容可能。交通系ICカードが使える
屋内温水プール25m・7コース。ソーラーパネルで水温を28℃に保ち、1年中泳げる
グラウンド・体育室200mトラック、野球練習場、天然芝のゴルフ練習場。第1体育室は公式バスケットボールコート2面分の広さ。第2体育室は柔道や選択授業、第3体育室は主に体操競技部が使う

学びの特色:探究・英語・理数・ICT・礼法

探究的な学び「ヴェリタス・トルネード・ラーニング」

光英VERITASでは、すべての教科で課題解決のプロセスをトルネードのように繰り返し、「答えを求める学び」ではなく「問いを持つ学び」を身につけます。ICTを使って学びをつなげて広げ、上昇していくイメージから、「ヴェリタス・トルネード・ラーニング」と名づけている、と学校は説明しています。課題解決のプロセスは、テーマ設定→情報収集→分析→課題発見→構想・解決策の策定→発表・表現→プロセスの評価、という流れで、発表したら終わりではなく、向上した点や問題点を振り返ることを繰り返します。

全学年で「探究方法」を学ぶ「探究科」の授業が、週1回あります(中学は水曜の6限)。学校が紹介している探究科の授業例は、次のとおりです。

学年探究科の授業例(学校公式サイトの記載)
中学1年コンセンサスゲーム、傾聴ワークでチームビルディングの基礎を学ぶ/「社会に目を向けてみよう~私の困りごと解決」(企画コンセプトの発表、企業へのインタビューを通したプレゼンテーション)
中学2年ナゾ解明探究学習(情報収集・整理・分析)/STEAM Academy(SF創作)/より良い日本を考える(日本と他の国の文化の比較・考察レポート)
中学3年卒業研究(オーストラリア修学旅行の事前・事後学習の発表)/探究レポート(グループ・個人)/「持続可能な社会の実現に向けて自分たちに何ができるか」

英語・グローバル教育

英語は、「読む・書く・聞く・話す」の4技能のうち、「話す」を「コミュニケーション」と「プレゼンテーション」に分けて、5領域として育てる、と学校は説明しています。水曜日と土曜日の朝15分間は、スカラスティック社の教材を使った「英語多読活動」があります。ネイティブ教員による週2回の「英語CP(コミュニケーション&プレゼンテーション)」の授業では、英語劇も行います。

「オンライン英会話」は、一人1台のiPadで、フィリピン人講師と25分間、リアルタイムの1対1の会話を、年16回行います。国内外のプログラムは、次のとおりです。

プログラム対象・内容(学校公式サイトの記載)
入学前英語研修中学新入生の希望者。入学前の3日間、校内で実施。ネイティブの教員と日本在住の留学生がファシリテーターを務め、グループでのディスカッションやアクティビティを行う
Tokyo Global Gateway中学1年全員。1日、東京都江東区(お台場)の体験型英語学習施設で、オールイングリッシュの環境で活動。生徒8名に1名のネイティブスピーカーが付き添う
オーストラリア修学旅行中学3年全員。6日間。生徒2〜3名で現地の家庭にファームステイ。事前探究学習のプレゼンテーションも行う(公式サイトの中学の語学研修ページでは中学3年、グローバル教育のページでは中学2年と表記が分かれている。年間行事のページでは3年生の5月)
アメリカ語学研修中学・高校の希望者。12日間。ロサンゼルス、サンディエゴで、ホームステイや現地高校でのバディ制度を体験
ニュージーランドターム留学中学3年・高校1・2年の希望者。約2か月。現地の学校に編入し、ホームステイ
AFS留学高校1・2年の希望者。約1年間

グローバル教育のページには、オーストラリア修学旅行が中学2年と書かれ、中学の語学研修のページや年間行事のページでは中学3年と書かれています。学年は、学校の最新の案内で確認してください。6年間の学びのページでは、英語の検定目標として、1年次に英検4〜5級、2年次にCEFR A1(英検3〜4級)、3年次にCEFR A2(英検準2級〜3級)が挙げられています。

理数・サイエンス教育

理科は、中学1年・2年で物理・化学・生物・地学の4分野の基礎を学び、中学3年から高校の授業を先取りする、と学校は書いています。校内には、中学理科教室、化学教室、生物教室が各2室、物理教室が1室あり、年間約40回程度の実験を行います。実験は、iPadで動画撮影して見返す、というICTを使った授業です。

数学は、中学の全学年で週5時間の授業を行い、中学3年から高校1年の数学Ⅰの学習を先取りします。2020年4月に東京理科大学と学校インターンシップを核とした連携協定を結び、大学教員による模擬授業や実験実習などを計画している、と説明されています。「全国学芸サイエンスコンクール」「千葉大学主催数理科学コンテスト」「統計グラフコンクール」「数学甲子園」などのコンテストにも参加しています。

ICTを活用する教育

生徒全員が一人1台のiPadを持ち、授業前の資料配付、オンライン英会話、自宅での振り返り学習、プレゼン用の資料作成、仲間との意見共有などに使います。学校が紹介している主なアプリケーションや利用サービスは、ロイロノート・スクール、Classi、Kimini(オンライン英会話)、VERITAS e-文庫(電子図書館)などです。学校は、ICT活用の目的を、「探究力」「協働力」「活用力」の3つの能力を育むことと説明しています。

小笠原流礼法

1983年の開校以来、小笠原流礼法宗家監修のカリキュラムに従い、正課として週1回、全校で礼法の授業が行われています。学校は、武家社会で実践されていた礼法から、現代に生かせる理論と実践を、中学生・高校生にわかりやすく指導している、と説明しています。主な単元は、基本動作(洋室・和室での立ち居振る舞い)、食事作法(和食・洋食)、小笠原流礼法の歴史、訪問の作法、ビジネスマナー(面接のマナー)、贈答の作法、茶の湯、和服(浴衣の着装)、日本建築の特徴などです。

中学・高校の各3年間を修了すると、小笠原流礼法宗家から礼法許状が授与されます。中学校は「若紫の傳」(小笠原流礼法「初傳」に準ずる資格)、高等学校は「花鬘の傳」(同「中傳」に準ずる資格)です。教材は、単元ごとに配布される資料と、小笠原敬承斎の著書3冊(『小笠原流礼法入門 見てまなぶ日本人のふるまい』『小笠原流礼法入門 日本人のこころとかたち』『英語で伝える日本のマナー』)です。

教育課程(中学の時間割)

公式サイトの「授業計画概要」には、中学1〜3年の時間割が載っています。中学1年の時間割は次のとおりです。

月火水木金土
1限数学美術英語CP理科国語理科
2限社会国語社会数学英語英語CP
3限英語理科国語(書写)技術・家庭保健体育数学
4限国語英語音楽技術・家庭オンライン英会話国語
5限保健体育礼法LHR英語数学―
6限保健体育数学探究国語社会―

学校の注記によると、中学校の全学年を通して、水曜日の5限目に「ホームルーム」、6限目に「探究科」の授業があり、「小笠原流礼法」の授業が週に1コマあります。時間割の表では、土曜日にも4コマの授業が置かれています。中学2年の土曜日は、英語CP・理科・国語・数学の4コマ、中学3年の土曜日は、英語・国語・数学・理科の4コマです。

ヴェリタスアフタースクール(VAS):学習サポート

「ヴェリタスアフタースクール(VAS)」は、進路相談や学習サポートを行う、放課後の自習室システムです。学校が紹介している学びの内容は、学力補充のための補習(平日、考査前、長期休業中)、学力伸長のための個別学習、質問への対応、授業の小テストの再学習、定期テスト対策です。そのほか、学びのモチベーションアップ講座、キャリア形成講座、探究論文作成指導、留学支援指導、英検・GTEC対策指導、各種コンクールの参加サポートも挙げられています。

自習室には、学習メンターが常駐しています。学校の説明では、約40名で構成される本校専属の学習メンターは、難関大学の学部に在籍する現役の大学生で、平日の月曜〜金曜は授業が終わる16時から19時まで、土曜は14時から17時まで開室します(長期休業中は補習・補講期間に10時〜16時)。学習メンターの人数は、学習サポートのページでは9名、進学支援のページでは7名の常駐と書かれていて、ページによって数字が異なります。人数や体制は、学校説明会などで確認すると確実です。

学校生活:時間割・カフェテリア・行事・クラブ

カフェテリア

2020年秋に改装オープンしたカフェテリアは、生徒が食べたいメニューを選んでトレーに取り、座席に座るスタイルの食堂です。おにぎりやパンを販売する売店もあります。メニューは、日替わりランチ、丼物、麺類(日替わりラーメン、そば、うどん)、カレーなどで、ごはんや麺・パスタの量は、S(少なめ)・M(普通)・L(大盛)から選べます。どのメニューにも小鉢が付きます。ヘルシーランチは、女子校時代に実施していた給食メニューを引き継いだ、摂取カロリーと栄養のバランスの取れた内容です。

精算は、すべて交通系ICカードで行います(チャージ機あり)。食に関するさまざまな情報を掲示板やテーブル上に表示し、世界の食文化、栄養バランス、食材の知識、フードロスなど食品を取り巻く環境問題も学べる場にしている、と学校は書いています。

年間行事

月主な行事(学校公式サイトの学校行事より)
4月入学式、VERITASナビゲーションキャンプ(新入生オリエンテーション)、音楽鑑賞会
5月前期中間評価、春季スポーツ大会、音楽鑑賞会、北蓼科研修(1・2・4年生)、オーストラリア修学旅行(3年生)
6月東大キャンパスリサーチ(希望者)、STEM出張講義、明和会(生徒会)総会
7月前期期末考査、面談・夏季補習期間、部活動の夏季練習・合宿
8月アメリカ語学研修(中学・高校希望者)、面談・夏季補習期間、部活動の夏季練習・合宿
9月環境ボランティア、光英祭(探究発表会・文化祭)
10月秋季スポーツ大会、English Day(中学)、国際理解講演会(中学)
11月音楽鑑賞会、国際理解講演会(高校)、後期中間考査
12月Tokyo Global Gateway(1年生)、卒業考査(6年生)
1月イギリス・台湾修学旅行(5年生)、ニュージーランドターム留学(中学・高校希望者)
2月社会科見学(3年生)
3月卒業証書授与式、学年末考査、探究発表会、立燈式(3年生)、学年修了式、学習合宿(5年生)、オーストラリア教育研修旅行(中学・高校希望者)

行事のページには、春季スポーツ大会について、生徒が主体的に企画・運営することを目標に、競技、場所、ルール、係などを、先生方と協議しながらすべて自分たちで進める、と書かれています。当日の準備、運営、片付けは、実行委員長を中心に、ほとんど生徒が行います。北蓼科研修は、長野県佐久市の「かすがの森」での宿泊研修です。

生徒会とクラブ活動

生徒会は、総会、役員会、各クラスや学年の代表によって組織され、年間を通して、それぞれの活動や課題について話し合い、学校生活をよりよいものにするために活動している、と学校は説明しています。部活動は、「文武両道」の教育を担い、豊かな人間形成を育むことを目的としています。学校は、部活動を、心と身体を鍛え、協力し合うことでともに成長する時間と位置づけています。公式サイトの部活動のページは、運動部、文化部、同好会に分かれています。

公式サイトの「生徒たちの声」のページには、兼部ができる、グラウンドが広い、模擬国連部やディベート部が気になる、といった在校生の声が載っています。これは在校生の感想で、学校の公式な説明ではありません。部活動の一覧や活動日は、部活動見学会(2026年度は6月13日・9月5日・10月10日の14時から)や、学校説明会で確認できます。

いじめ防止の基本方針

学校は、公式サイトに「いじめ防止基本方針」を載せています。方針では、建学の精神「和」の下で、「思いやる力(礼節)・かなえる力(知育)・助け合う力(勤労)」を体得し、「礼節を尊び、躾を重んじる」という基本的な精神に基づいて、いじめを放置せず、隠蔽せず、予防・解消に取り組む、と宣言しています。対策の組織は生徒指導部が所管し、担当管理職、生徒指導部長、学年の生徒指導担当と教育相談担当の教員、養護教諭などで構成される会議を設ける、と書かれています。

感染症にかかったとき

公式サイトには、インフルエンザなどの感染症にかかった場合の対応が載っています。在校生が罹患した場合は、学校に連絡し、発症日や、医療機関で指示された出席停止期間を伝えます。出席停止期間が終わって登校するときは、保護者が記入した「治癒報告書」を提出します。書式は、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、その他の感染症で異なります。

進路・通学・説明会

進路指導と進学支援

進路指導の目標について、学校は、「探究の時間」による個人研究や、日々の探究的な学びの中で見つけた「問い」を、さらに深く学べる環境を得るために、全員の第一志望大学合格を目標としている、と書いています。中学段階の進路探究プログラムとして、次のものが紹介されています。

プログラム内容(学校公式サイトの記載)
VERITASナビゲーションキャンプ中学校・高校で目指す「探究の学び」を理解するための2泊3日のキャンプ。クラスメートや教員とのコミュニケーションを通じて、主体性や協働性、集団生活の土台をつくる
職業探究「働く」をテーマにした体験型学習。中学1年で職業調べ、中学2年で職場体験。中学2年末の「Catch Your Dream」では、さまざまな企業の社員が来校し、自分の人生を語りながらグループのファシリテーターを務める
ポートフォリオ(キャリア・パスポート)学習、部活動、ボランティア、特技などの目標を設定し、達成の過程や振り返りを、各自のiPadに記録。年に3回、振り返り、活動についてのプレゼンテーションを行う
キャンパス・リサーチ東京大学駒場キャンパスなど、大学のキャンパスや研究室を訪れる
卒業生講演会中学3年の夏休み前に、卒業生の体験談をパネルディスカッションや座談会で聞く
実力テスト中学1〜3年は年3回

卒業生の進路(学校公表)

学校の進学実績のページには、2025年度(2026年3月)卒業生107名の進路状況と、過去5年間の推移が載っています。これは、中高一貫の6年間を経た高校卒業生を含む、中学・高校全体の卒業生の数字です(光英VERITAS中学校が共学化したのは2021年のため、共学化後に入学した生徒の6年間の進路は、まだ出ていません)。

卒業年度卒業生数4年制大学短期大学専門学校就職その他(浪人等)
令和7年度(2026年3月)10791名(85.1%)3名(2.8%)7名(6.5%)1名(0.9%)5名(4.7%)
令和6年度(2025年3月)119107名(89.9%)0名4名(3.4%)1名(0.8%)7名(5.9%)
令和5年度(2024年3月)129111名(86.0%)1名(0.8%)10名(7.8%)0名7名(5.4%)
令和4年度(2023年3月)10796名(89.7%)6名(5.6%)3名(2.8%)0名2名(1.9%)
令和3年度(2022年3月)11798名(84.5%)8名(6.9%)6名(5.2%)1名(0.8%)4名(3.4%)

注:令和6年度(2025年3月)と令和4年度(2023年3月)の4年制大学の人数には、海外大学1名が含まれます(学校の注記)。割合は学校の表のとおりです。

2026年度(2026年入試)の国公立大学の合格者は、東京藝術大学、鹿屋体育大学、東京都立大学が各1名と、学校のページに載っています。私立大学では、聖徳大学が7名、東邦大学が7名などです。大学名ごとの合格者数は、学校の進学実績のページと、募集要項(概要)に載っている抜粋とで、数字が異なる大学があるため、この記事では、2つの資料で共通している国公立大学と聖徳大学の数字だけを紹介しています。詳しい数字は、学校の最新の進学実績で確認してください。

学校は、2026年度大学入試について、近年は総合型選抜や推薦入試に挑戦する生徒が増えていると説明しています。3年間の探究活動、プレゼンテーションの授業、丁寧な面接指導などを通して、「自分の考えを伝える力」を育成してきたことが、第一志望校への合格につながっている、と書かれています。指定校推薦の対象大学は、上智大学、中央大学、法政大学、成城大学、日本大学、東洋大学、國學院大學など、多数が挙げられています。

通学

最寄りの駅は、秋山駅(聖徳小・光英VERITAS中高前駅)で、徒歩11分です(受験ガイド)。学校のアクセスのページには、鉄道・バスの路線図と周辺マップが載っています。説明会や見学の際、保護者の自家用車での来校ができ、通学時の保護者の自家用車による送迎も可能と書かれています。構内には駐車場があります。通学時間や、実際の道のりは、説明会の際に歩いて確かめるとよいでしょう。

学校説明会・入試説明会(2026年度)

学校の「中学 学校説明会」のページには、2026年4月から2027年3月までの予定が載っています。事前予約制で、イベント予約ページから申し込みます。申し込みは、開催日の1か月前から始まります。

行事日程(2026年4月〜2027年3月)内容(学校の記載)
学校説明会(中学)5/23(土)、6/20(土)、9/5(土)いずれも9:30〜11:30全体説明(学校概要、教育内容、入試概要)、施設見学、個別相談(希望者)。在校生発表などを行う回もある
小学校4・5年生対象 学校説明会2027年3/6(土)9:30〜11:30在校生発表、4・5年生対象の授業体験
夏のVERITAS祭(中学)7/12(日)9:00〜12:30体験授業、部活動見学、学校紹介から選んで参加。カフェテリアで昼食もとれる
オープンスクール(中学)8/11(火・祝)、8/30(日)いずれも9:30〜11:30全体説明、体験授業、在校生発表、施設見学、個別相談、カフェテリア昼食(希望者)
光英祭(文化祭)9/19(土)、9/20(日)受験生・保護者は入場・見学できる。9/20には学校説明会も併催
部活動見学会6/13(土)、9/5(土)、10/10(土)いずれも14:00〜希望の部活動の見学ができる
入試説明会(中学)10/17(土)、11/14(土)いずれも9:30〜11:30入試について詳しく説明。入試問題にチャレンジ(小6生)、施設見学、個別相談
1hour入試説明会12/5(土)、12/26(土)、2027年1/9(土)いずれも9:30〜10:30入試の概要と問題傾向に絞った全体説明。希望者は施設見学・個別相談

このほか、本校で開かれる小学生対象の会場模擬テストに併せた学校説明会があります。日程は、学校の専用ページで確認できます。この表は2026年11月8日時点の公式サイトの内容です。すでに終わった回も含まれています。予定は変更されることがあるため、最新の情報は学校のホームページで確認してください。

保護者が確認しておきたいこと

  • 第一志望入試(12/1)の出願は2026年11月30日(月)12:00までです。第一志望入試に出願する場合は、第1回入試(1/20)の同時出願が必要です。
  • 入試の種類ごとの科目と時間(4科:国語50分・算数50分・社会30分・理科30分、理数特待:60分、国語入試・算数入試:各50分)を、お子さまの得意科目と照らして考える。
  • 複数回の受験、帰国生、英語検定による加点(優遇措置)は、重複して加算されず、加点の大きい方で判定される。証明書類の提出期限(初回の試験の出願締切)に注意する。
  • 手続金300,000円は、返金されない。1月の入試の合格者の手続期限は2月4日16:00、第一志望入試の合格者は12月5日14:00、第3回入試の合格者は2月7日14:00(書類の受け取りは2月6日14:00まで)。
  • 2027年度の学費の金額は、学校の募集要項や入学手続書類で確認する。この記事の学費は、令和8年度入学生の実績の数字である。
  • 特待の種類(第1種・第2種・第3種)と、特待アップスライド合格の対象入試(第1回・第2回・第3回・算数・国語)を、事前に確認する。
  • 外部会場(津田沼・松戸)は保護者・付き添いの方が入れない。昼食の取り方を、事前に決めておく。
  • 学習メンターの人数や、オーストラリア修学旅行の学年など、公式サイトの中で表記が異なる項目は、説明会で確認する。
  • 最新の説明会・入試説明会の日程は、学校のホームページの「入試情報」で確認する。

よくある質問

Q.2027年度の募集人数は何名ですか

A.募集要項(概要)では、全体で120名です。試験ごとの人数は、2027年度の概要には書かれていません。

Q.入試は全部で何種類ありますか

A.2027年度は、第一志望入試、帰国生入試、第1回入試、VERITAS理数特待選抜入試、VERITAS国語入試(新設)、VERITAS算数入試、第2回入試、特待選抜入試、第3回入試の9区分です。

Q.2科と4科は、どう選びますか

A.第一志望入試、第1回入試、第2回入試、特待選抜入試は、2科(国語・算数)または4科(国語・算数・社会・理科)を選びます。第3回入試は2科のみです。

Q.受験料はいくらですか

A.1回22,000円です。2回目以降は1回につき5,000円で、本校指定の同時出願は2回分で22,000円です。

Q.VERITAS国語入試とは何ですか

A.2027年度に新設される、国語1科(50分・100点)の入試です。1月21日の午前に、本校・松戸・津田沼の会場で行われます。「100字要約」のような特別な形式の問題は出ないと、学校は書いています。

Q.2026年度の全体の実質倍率は、どのくらいでしたか

A.学校の結果では、全体で1.6倍です(志願者834名、受験者665名、合格者421名)。入試の種類ごとの倍率は、第一志望入試が1.3倍、第1回入試が1.5倍、理数特待選抜入試が3.3倍、特待選抜入試が2.8倍などです。

Q.特待生になれる入試はありますか

A.VERITAS理数特待選抜入試と特待選抜入試の合格者は、入学後に特待生になります。そのほか、第1回・第2回・第3回入試、算数入試、国語入試の成績上位者は、特待アップスライド合格の対象です。

Q.入学手続金はいくらですか

A.300,000円です。入学金150,000円と施設設備費150,000円の合計にあたります。納入した手続金は返金されません。

Q.初年度の学費はどのくらいですか

A.令和8年度入学生の実績では、学費の合計が876,000円、諸費の合計が51,900円です。このほかに、生徒会費・後援会費、預り金・その他の費目があります。2027年度の金額は学校で確認してください。

Q.過去問は手に入りますか

A.市販の過去問題集は、声の教育社「光英VERITAS中学校 2027年度用」(税込2,200円)があります。学校による入試問題の公開は、確認した範囲では案内が見つかりませんでした。

Q.試験会場はどこですか

A.本校会場のほか、津田沼会場(千葉工業大学津田沼キャンパス)が1月20日・21日・22日・24日、松戸会場(聖徳大学10号館)が1月21日にあります。

Q.車で行ってもよいですか

A.本校会場は、自家用車での来校ができ、構内に駐車場があります。構内は徐行(時速8km)です。外部会場には、保護者・付き添いの方は入れません。

Q.小笠原流礼法とは何ですか

A.小笠原家に伝わる、現代に残る唯一の武家礼法と、学校は説明しています。全校で週1回、正課として授業が行われ、中学の3年間を修了すると礼法許状が授与されます。

Q.給食ですか、お弁当ですか

A.カフェテリアで、生徒が好きなメニューを選びます。日替わりランチ、丼物、麺類、カレーなどがあり、精算は交通系ICカードです。

Q.インフルエンザにかかったら、どうなりますか

A.感染症にかかっている受験生は、試験会場に来ることをお断りしています。その場合は、後日の試験へ振り替えるなどの対応をするので、本校(047-392-8111)に電話で連絡します。

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