鹿児島県の内申と併願の考え方|推薦・一般と出願変更1回、第二次と私立の組み方【令和9年度】

学校別 合格対策

最終更新:2026年11月/日程・配点・手続は、鹿児島県教育委員会の「令和9年度鹿児島県公立高等学校入学者選抜実施要綱」の原文にもとづきます(記事末の出典)。鹿児島市立・鹿屋市立の高校、楠隼高校、私立高校の日程や、学校ごとの選抜方法は、各校の募集要項などで確認してください。

結論:鹿児島県は「推薦」と「一般」の2回、出願は公立1校1学科。一般は出願後に1回だけ出願先を変えられます

令和9年度の鹿児島県公立高校は、推薦入学者選抜などが2月2日(火)、一般入学者選抜の学力検査が3月3日(水)・4日(木)、合格発表は3月12日(金)午前11時以後です。推薦に出願した人が不合格でも、一般に出願できます。

一般入学者選抜は、調査書の「学習の記録」の換算点と、国語・社会・数学・理科・英語の学力検査(各90点・計450点)の成績との相関、調査書の所見、自己申告書、面接などを総合して選ばれます。換算点の計算方法や学校ごとの比率は、実施要綱には書かれておらず、各校の募集要項で確認する項目です。

一般の出願は2月4日〜10日、出願変更は2月15日〜19日の1回のみです。推薦に合格した人は、原則として一般の学力検査を受けられません。私立との組み合わせは、公立の発表日(3月12日)と、第二次入学者選抜(3月17日〜18日出願)を見通して決めるのが近道です。

この記事でわかること
  • 鹿児島県の入試の全体像と令和9年度の日程
  • 内申と併願を決める「4つの分かれ道」
  • 推薦入学者選抜:2つの方式・推薦枠・合格後の決まり
  • 一般入学者選抜:450点の学力検査と、調査書の使い方
  • 出願者数と倍率の動き(令和6〜8年度)
  • 出願変更・追加の選抜・第二次入学者選抜と、私立の組み方
  • タイプ別の考え方と、中1〜中3の準備
  • よくある質問(7問)

鹿児島県の入試の全体像と令和9年度の日程

鹿児島県の県立高校(全日制・定時制)の入学者選抜は、第一次入学者選抜と第二次入学者選抜の2段階で行われます。第一次入学者選抜には、推薦入学者選抜、帰国生徒等特別入学者選抜、連携型中高一貫教育校入学者選抜、一般入学者選抜(学力検査)があります。この記事は、いちばん多くの人が関わる推薦入学者選抜と一般入学者選抜を中心に、内申(調査書)と併願の考え方を整理します。

令和9年度の日程は、要綱の「入学者選抜関係日程」のとおりです。次の表に、受験生と保護者の方が押さえておく日付をまとめます。

区分手続・実施日程(令和9年)
事前の申請県内の「学区外高等学校入学志願許可申請」「高等学校入学志願学区指定申請」の市町村教育委員会の締切(必着)令和8年12月4日(金)
推薦など推薦入学願書・帰国生徒等特別入学者選抜・連携型の入学願書の受付1月19日(火)〜1月25日(月)正午必着
推薦など推薦入学者選抜などの実施(面接・作文等)2月2日(火)
推薦など推薦の合格者内定(出身中学校長へ連絡)2月8日(月)
推薦など推薦入学許可予定者の入学確約書の提出2月12日(金)正午まで
一般出願期間(願書の受付)2月4日(木)〜2月10日(水)正午必着
一般出願者数の公表/出願変更の受付2月12日(金)/2月15日(月)〜2月19日(金)正午必着
一般最終出願者数の公表2月22日(月)
一般学力検査(国語・理科・英語/社会・数学)3月3日(水)/3月4日(木)
一般追加の選抜(検査を受けられなかった人)3月9日(火)
一般合格者の発表3月12日(金)午前11時以後
第二次願書の提出/面接等/合格者の発表3月17日(水)〜18日(木)正午必着/3月19日(金)/3月23日(火)午後2時以後

日程表を見て気づくのは、推薦の結果(2月8日)が一般の出願(2月4日〜10日)の途中に出ることです。推薦に出願した人は、結果を見てから一般に出願する形になり、推薦で不合格だった場合に一般へ進む手続が、要綱で別に決められています。

合格発表は推薦も一般も3月12日です
推薦入学者選抜の合格発表は、高等学校入学者選抜における合格者として、一般と同じ令和9年3月12日(金)午前11時以後に、各高校が定める方法により受検番号で発表されます。2月8日の連絡は、出身中学校長への結果の通知(許可予定の通知)です。

内申と併願を決める「4つの分かれ道」

鹿児島県の入試で、内申(調査書)と併願に関わる選択は、次の4つに整理できます。それぞれ、要綱に決まりがあります。

分かれ道選ぶこと要綱の決まり
①推薦を受けるか推薦入学者選抜に出願するか、一般だけにするか推薦は学校推薦方式と自己推薦方式。推薦入学許可予定者は入学確約書を出し、原則として一般の学力検査を受けられない。不合格なら一般に出願できる
②出願する高校・学科1人1校1学科。学科併願を行う高校では複数学科も可学科併願は、学科間に志願順位を付けて出願する方式。実施の有無は学校ごと。全日制普通科は学区のルールがある
③出願変更をするか出願後に、志願先を1回だけ変えるか2月15日〜19日正午必着。既に変更した人は不可で、同一校内の学科変更・学科併願の追加削除・希望順の変更も「1回」に数える
④私立・第二次をどう組み合わせるか公立の結果が出る3月12日までのスケジュール第二次入学者選抜は、私立高校に合格して入学手続をした人は出願できない。私立の日程・基準は各校の募集要項で確認

このうち、保護者の方が迷いやすいのは①と③です。推薦に出して不合格でも一般に進めるとはいえ、推薦に合格すると原則として一般の学力検査を受けられません。③は、出願変更を1回に数える範囲が広く、学科の希望順を変えただけでも、その1回を使ったことになる点に注意が必要です。

鹿児島県の高校入試を控える中3の保護者の方へ

推薦を受けるか、一般だけにするか、調査書と学力検査をどう伸ばすか、今の成績をもとに一緒に整理します。保護者の方だけのご相談もできます。

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推薦入学者選抜:2つの方式・推薦枠・合格後の決まり

学校推薦方式と自己推薦方式

推薦入学者選抜は、全ての学校・学科が、学校推薦方式と自己推薦方式の2方式から1つまたは2つを選んで実施できます。志願する人は、学校推薦方式か自己推薦方式のどちらか一方に出願します。

方式出願できる人(要綱の要旨)
学校推薦方式中学校長が推薦する人で、本県の中学校等を令和9年3月に卒業見込み。学科・コースを志願する動機や理由が適切で、入学する意思が確実、適性や興味・関心があり、教育を受けるにふさわしい学業成績である人など
自己推薦方式各高校が示す育成したい生徒像・求める生徒像を理解し、その学科・コースで学ぶ意欲をもつ人。ほかに各高校が定める出願資格の要件を満たす人

選抜は、学校推薦では中学校長の推薦書、自己推薦では志望理由書、そして調査書などの記録と、推薦入学者選抜を実施する高校での面接(プレゼンテーション等)などの結果を総合して行います。作文や小論文、適性検査、実技など、各高校が示す生徒像に沿った検査を実施することもできます。中学校3年間の活動状況や意欲、努力の過程などを、面接、調査書、推薦書、志望理由書などで総合的に評価する、と要綱に書かれています。

推薦枠の上限:学科の種類によって違う

学科の種類推薦募集定員の上限(要綱)
専門教育を主とする学科原則として、当該小学科の募集定員の100分の30以内で、各高校が定める
普通教育を主とする学科原則として、募集定員の100分の10以内で、各高校が定める
総合学科原則として、募集定員の100分の30以内で、各高校が定める

普通科の推薦枠は、募集定員の10%以内が原則です。たとえば、募集定員が320人の学校なら32人が上限の目安になります。令和8年度の出願状況でも、鶴丸・甲南・鹿児島中央の普通科は、募集定員320人に対して推薦枠が32人でした。専門学科は上限が高いため、推薦に出願する人の割合も学科によって大きく違います。

推薦に合格したら:入学確約書と、一般の受検の扱い

推薦入学許可予定者として決定を受けた人は、2月12日(金)正午までに、入学確約書を高校長あてに提出します。推薦入学許可予定者は、原則として、一般の学力検査(3月3日・4日)を受けることはできません。つまり、推薦に合格した場合は、その高校に入学する前提で進むことになります。

一方、推薦入学者選抜の結果、不合格となった人は、次の高校・学科へ、それぞれの手続で出願できます。

不合格後の志願先手続(要綱の要旨)
受検した高校の同一の学科推薦の受検票を、一般の出願期間(2月4日〜10日正午必着)内に当該高校長へ提出し、改めて受検票の交付を受ける
受検した高校の別の学科、または学科併願の追加・削除・希望順の変更学科併願等の手続を行ったうえで、出願変更の手続(2月15日〜19日)を行う
異なる高校異なる高校への出願の手続を行ったうえで、出願変更の手続(2月15日〜19日)を行う。推薦で不合格になった人が異なる高校へ変更する場合は、入学検定料として必要な金額が所定の方法で納められていること
推薦の不合格後も、出願変更の「1回」を使います
同じ高校の同じ学科へ一般で出願し直す場合は、受検票の提出で足ります。別の学科や別の高校へ志願を変える場合は、一般の出願変更の手続を行います。出願変更は1回だけなので、推薦の結果を見てから志望校を変えるかどうかは、中学校の先生と事前に相談しておくと安心です。

一般入学者選抜:450点の学力検査と、調査書の使い方

学力検査:5教科・各90点・計450点

一般入学者選抜の学力検査は、県教育委員会が作成した問題で、県下一斉に行われます。教科は国語、社会、数学、理科、英語の5教科で、配点は各教科90点満点、合計450点満点です。検査場は志願先の高校です。

日教科時間(要綱)
3月3日(水)国語10:00〜10:50(50分)。集合9:20
3月3日(水)理科11:10〜12:00(50分)
3月3日(水)英語(聞き取りテスト12分間程度を含む)13:00〜13:50(50分)
3月4日(木)社会9:40〜10:30(50分)。集合9:20
3月4日(木)数学10:50〜11:40(50分)

面接を実施する高校は、実施学科の志願者全員を対象に、学力検査の2日目(3月4日)の終了後に、個人面接または集団面接を行います。面接の実施は、各高校が県教育委員会に届け出て行うもので、実施する学校・学科は募集要項で確認します。

傾斜配点:2教科まで、満点を2倍以内で増やせる

傾斜配点を導入する学校では、学力検査の満点(90点)を、2倍を上回らない範囲で増やすことができます。増やせる教科は2教科が上限で、次のいずれかです。

対象傾斜配点の教科(要綱)
全学科出願時に入学志願者が申し出た教科(傾斜配点教科申告書を使う)
専門教育を主とする学科学科の特性を考慮して学校が独自に特定する教科
専門教育を主とする学科学校が特定する教科と、出願時に志願者が申し出た教科の両方

たとえば、ある学校が2教科を2倍にする場合、学力検査の満点は、90点×3教科+180点×2教科で630点が上限になります。これは要綱の範囲での上限の計算で、実際の導入の有無や倍率は学校によって違います。傾斜配点は、導入する学校が県に届け出て行うもので、志望校が導入しているかどうかは募集要項で確認します。

鹿児島県の学力検査の配点
図1 一般入学者選抜の学力検査の配点(通常と、2教科を2倍にした場合の上限の例)

調査書と学力検査をどう組み合わせて選ぶか

一般入学者選抜の選抜の方法について、要綱は次のように定めています。調査書の「学習の記録」の換算点と、国語・社会・数学・理科・英語の5教科の学力検査の成績との相関、調査書の「総合所見及び指導上参考となる諸事項」、生徒から提出があった場合は自己申告書、その他各高校が実施するもの(面接等)を、総合的に考えて選抜する、という内容です。

選抜の資料内容(要綱)
①調査書の「学習の記録」の換算点評定を点数に換算したもの。換算の方法は、この要綱の本文には書かれていない(各校の募集要項で確認)
②学力検査の成績国語・社会・数学・理科・英語。各90点・計450点(傾斜配点を除く)
③①と②の相関換算点と学力検査の成績の関係を見る。具体的な計算・基準は、各校の募集要項で確認
④調査書の「総合所見及び指導上参考となる諸事項」文章による記載。少ないことだけで不利益を被らないよう配慮することが要綱に定められている
⑤自己申告書(提出があった場合)年間の欠席日数が30日以上の人が提出できる(様式20)。学校に伝えたいことを本人・保護者が記入し、封をして提出
⑥その他各校が実施するもの面接など。対象は実施学科の志願者全員で、学力検査2日目の終了後

この表のうち、①の換算点の計算方法と、③の「相関」の見方は、今回確認した要綱の本文には載っていません。学校ごとに募集要項などで示されるため、この記事では数字を載せません。志望校の募集要項が公表されたら、「評定の換算はどのように行うか」「学力検査と調査書をどのような比率で見るか」の2点を、まず確認してください。

調査書の評定:1年・2年・3年とも5段階

調査書の「評定」欄は、第1学年・第2学年・第3学年の各教科を、5段階で記入します。1年・2年は指導要録に記載されたものを写し、第3学年は5段階で記入します。調査書の内容は、令和8年12月31日現在で作成されます。つまり、中3の2学期(12月末)までの評価が、調査書に反映される基準日です。

観点別学習状況は、第3学年について、A(十分満足できる)・B(おおむね満足できる)・C(努力を要する)の3段階で記入されます。このほか、行動の記録、総合所見などが調査書に載ります。要綱は、本人に責任のない身体・健康上のやむを得ない理由で欠席した場合、そのことだけで合理的な理由なく不利に扱ってはならない、と定めています。欠席が多い場合は、自己申告書の提出が選択肢になります。

全日制普通科は学区のルールがある

全日制普通科への志願者は、原則として、保護者の住所地の属する学区(所属学区)内の全日制普通科に志願します。ただし、やむを得ない理由があって所属学区外に志願する場合は、学区外高等学校入学志願の許可(県立高校の場合は県教育委員会、市立高校の場合は当該市の教育委員会)を受ける必要があります。出身中学校の所在地の学区と所属学区が異なる場合は、学区指定の申請を行い、指定を受けます。

募集定員が120人以下の高校の普通科や、熊毛学区・大島学区の高校の普通科は、学区に関係なく志願できます。令和8年度の出願者数の表には、全日制普通科の「一定枠」の人数が再掲されています。たとえば、令和8年度は、鶴丸の普通科の出願者439人のうち、一定枠が58人でした。県内の学区外の許可申請と学区指定申請は、令和8年12月4日(金)が市町村教育委員会の締切(必着)なので、住所や学区に不安がある場合は、中学校に早めに相談してください。

出願者数と倍率の動き(令和6〜8年度)

県教育委員会は、一般入学者選抜(学力検査)の出願者数を、学校・学科ごとに公表しています。倍率は、出願者数を学力検査の定員(募集定員から推薦などの合格内定者数を引いた数)で割った数値です。次の表は、全日制の全県の合計です。令和6年度の数値は、令和7年度の資料の「前年」の欄にあるものです。

年度募集定員学力検査定員出願者数倍率
令和6年度———0.84倍
令和7年度11,641人10,398人8,457人0.81倍
令和8年度11,610人10,349人7,948人0.77倍
鹿児島県の全日制の出願倍率の推移(令和6〜8年度)
図2 全日制の一般入学者選抜の倍率(全県・令和6〜8年度)

令和8年度は、出願変更後の「最終出願者数」でも7,948人で、倍率は0.77倍でした。全県の倍率は3年連続で1倍を下回り、少しずつ下がっています。ただし、全体の倍率が低くても、学校・学科によって大きく違います。次の表は、鹿児島学区の主な普通科の倍率です。

学校(普通科)令和6年度令和7年度令和8年度令和8年度の学力検査定員/出願者
鶴丸1.33倍1.44倍1.52倍288人/439人
甲南1.58倍1.44倍1.58倍288人/455人
鹿児島中央1.55倍1.59倍1.61倍288人/464人
鹿児島玉龍1.28倍1.09倍1.68倍100人/168人
武岡台1.11倍1.08倍1.06倍217人/230人
松陽1.01倍0.79倍1.00倍178人/178人

この表で目立つのは、鹿児島玉龍の令和8年度が1.68倍と、前年の1.09倍から大きく上がったことです。鹿児島学区全体の倍率は、令和6年度1.08倍、令和7年度1.05倍、令和8年度0.98倍と下がっていますが、学校ごとの動きは同じではありません。倍率は、出願者数と学力検査定員から計算した数字で、合格の難しさそのものを示すものではない点に注意してください。

令和9年度の募集定員と出願者数は、まだ公表されていません
上の倍率は令和6〜8年度の実績です。令和9年度の学科ごとの募集定員は県の「令和9年度公立高等学校生徒募集定員」で、出願者数は出願期間のあと(2月12日)に県が公表する資料で確認します。令和8年度までの倍率が、同じように続くとは限りません。

推薦の出願状況:令和8年度

推薦入学者選抜の出願状況も公表されています。令和8年度の全日制は、募集定員11,610人のうち推薦枠が2,644人で、推薦の出願者は1,358人でした。鹿児島学区では、推薦枠1,020人に対して出願者が832人です。学校によって、推薦枠に対する出願者の数は大きく違います。

学校(普通科)募集定員推薦枠推薦の出願者数
鶴丸320人32人46人
甲南320人32人55人
鹿児島中央320人32人40人
鹿児島玉龍124人24人47人
武岡台240人24人23人
松陽240人72人68人

鹿児島玉龍の普通科は、推薦枠24人に対して推薦の出願者が47人で、枠の約2倍です。一方、松陽の普通科は、推薦枠72人に対して出願者が68人でした。松陽の令和8年度の学力検査定員は178人で、募集定員240人との差は62人です。推薦枠(72人)より少ないことから、推薦で合格内定した人数が枠に届かなかった可能性がありますが、これは当サイトの推測で、公表資料に理由は書かれていません。

鹿児島学区の主な普通科の令和8年度の出願倍率
図3 鹿児島学区の主な普通科の倍率(令和8年度)

出願変更・追加の選抜・第二次入学者選抜と、私立の組み方

出願変更は1回だけ。変更の要件と手続

一般入学者選抜では、出願後に志願先の高校を変更する「出願変更」が認められています。期間は、令和9年2月15日(月)から2月19日(金)正午(必着)までで、受付は平日の午前8時30分から午後4時30分まで(締切日を除く)です。変更するには、出身中学校長と志願先高校長の承認が必要です。

要件内容(要綱)
出願期間内に出願している2月4日〜10日正午の出願期間内に、出願していること
既に出願変更を行っていない同一校内の学科変更、学科併願の追加・削除、希望順の変更も「出願変更」に数えられる
一定枠の学区外入学志願への変更変更前の出願も、一定枠内の学区外入学志願であること
手続入学志願変更願(様式3)を、出身中学校長を経て、新たに志願する高校の長へ提出。受検票は変更前の高校に提出する
入学検定料改めての納付は原則不要。要綱の定める場合に該当するときは、必要な額を納付し、納付を確認できるものを変更願に添付する

入学検定料は、全日制が2,200円、定時制が950円です。令和9年度は、納付方法が変わり、原則として電子申請システムでのオンライン納付(クレジットカード決済)になります。鹿児島県収入証紙は、令和8年9月に販売が終了しています。納付方法は、県の「入学検定料の納付方法」のページで確認してください。

出願変更で迷う人は、2月12日(金)に公表される出願者数を見て、志望校の倍率がどの程度かを確認し、中学校の先生と一緒に判断するとよいでしょう。ただし、出願変更は1回しかできません。学科併願の希望順を変えただけでも1回に数えられるため、出願者数だけを見て動くのではなく、変更する理由を言葉にしてから決めてください。

追加の選抜:学力検査を受けられなかった人

一般入学者選抜に出願し、本人の責任によらないやむを得ない身体・健康上の理由(感染症や体調不良など)により、3月3日・4日の学力検査を別室でも受けることが難しく、全部または一部を受けられなかった人は、追加の選抜を受けられます。出身中学校長が志願先高校長に、3月3日(水)8時30分〜16時30分、または3月4日(木)8時30分〜正午に電話で連絡し、申し出ます。

追加の選抜は、3月9日(火)に志願先の高校で行われます。教科は国語、社会、数学、理科、英語のうち、本検査で受けられなかった教科のみで、各30分です。英語の聞き取りテストは行いません。医師の診断書などで、受検できなかったことが確認されます。

第二次入学者選抜:私立の入学手続をした人は出願できない

第二次入学者選抜は、第一次入学者選抜で合格者の数が募集定員に満たない学科で行われます。実施する学科と募集枠は、第一次の合格者発表の当日(3月12日)に県教育委員会が発表します。出願は3月17日(水)から3月18日(木)正午(必着)、面接等は3月19日(金)、合格者の発表は3月23日(火)午後2時以後です。

項目第二次入学者選抜の決まり(要綱)
出願できる人第一次のいずれかの出願資格をもち、高校を受検して合格しなかった人、病気などで学力検査を受けられなかった人、県外からの保護者の転勤等で志願する人
出願できない人私立高校に合格し、入学手続をした人
同じ学科への出願第一次の一般を受検して合格しなかった人は、同一校の同一学科には出願できない(学科併願した学科とくくり募集の各学科を含む)
出願1人1校1学科。学科併願を行う高校では複数学科も可。入学検定料は全日制2,200円・定時制950円

この決まりで、私立との組み合わせを考える家庭にとって大事なのは、「私立高校に合格して入学手続をすると、第二次入学者選抜には出願できない」という点です。私立の入学手続の期限と、公立の合格発表(3月12日)、第二次の出願(3月17日〜18日)を同じカレンダーに書き、手続の順番を決めておいてください。

私立との組み合わせは、日程の確認から始める

鹿児島県には、私立高校の入試を併せて受ける家庭もあります。私立の出願・試験・合格発表・入学手続の日程と、併願・専願の条件、基準は、各校の募集要項で定められており、この記事では公式の原文を確認していないため載せていません。私立の日程は、当サイトの「鹿児島県の私立高校入試2027」で整理しています。

私立との組み合わせを考えるときは、次の順で進めると整理しやすくなります。①公立の推薦(2月2日・結果2月8日)と一般(2月4〜10日出願、3月3日・4日、発表3月12日)のカレンダーを書く。②受験を検討する私立の出願日・試験日・発表日・入学手続の締切日を同じカレンダーに書き込む。③公立の結果が出る3月12日より前に、私立の入学手続の期限が来る学校がないかを確認する。④期限が先に来る場合は、手続の方法を学校に問い合わせる。

確認すること確認先
私立の出願・試験・発表・入学手続の日程各私立高校の募集要項
併願・専願の条件、出願の基準各私立高校の募集要項、個別相談
公立の推薦の実施方式・推薦枠・検査内容県の「実施校」の資料、各公立高校の募集要項
公立の調査書の換算方法・学力検査との比率・傾斜配点各公立高校の募集要項、県の「入学者選抜方法案内」
出願者数・倍率県の発表資料(出願期間のあと、2月12日・2月22日の公表)

タイプ別の考え方と、中1〜中3の準備

タイプ別:推薦を受けるかどうかの考え方

お子さんのタイプ考え方の例確認すること
志望校がはっきりしていて、その学校で学びたい理由を言葉にできる推薦(学校推薦・自己推薦)を検討する。合格すると原則として一般を受けられないので、その高校に入学する前提で考える推薦の実施方式、出願資格、検査内容、推薦枠
志望校が複数あって決めきれない一般に集中し、出願変更の1回を、出願者数の公表後の判断に使う。推薦に出す場合も、不合格後の手続を先に確認する出願変更の要件(学科併願の希望順の変更も含む)
評定は高いが、5教科の得点に波がある換算点と学力検査の相関で見られるため、得点が低い教科の底上げを優先する志望校の換算方法と、学力検査の比率
評定は低めだが、学力検査の得点を伸ばせそう換算点の扱いは学校ごとに違うため、募集要項で確認し、学力検査で伸ばしやすい学校を調べる傾斜配点の有無、面接の有無
欠席が多かった時期がある年間の欠席日数が30日以上なら、自己申告書を出せる。欠席だけで不利に扱わない旨が要綱にある自己申告書の様式20、中学校の先生への相談
私立と併せて受けたい公立の日程と私立の入学手続の期限を同じカレンダーに書く。入学手続をすると第二次は受けられない私立の募集要項、入学手続の締切日

中1〜中3の準備:調査書は12月31日現在

調査書は令和8年12月31日現在で作成されるため、中3の2学期末までの評定と記録が、一般入学者選抜の調査書に反映されます。中1・中2の評定も調査書に記入されるので、早い学年からの積み上げが意味をもちます。換算点の計算方法は募集要項で確認する必要がありますが、どの方法でも、「評定を安定して上げる」「学力検査の得点を上げる」の2つは、同じ方向の準備です。

学年・時期準備の例理由
中1定期テストの勉強方法を身につける。提出物と授業中の取り組みを安定させる評定は中1から調査書に記入される。基礎の穴を早めに埋める
中2苦手教科を1つ選び、学期ごとに点数の目標を決める。9教科の評定の偏りを確認する評定は5段階で、各教科が換算の対象になる
中3の1学期・夏休み中1〜中2の復習と、5教科の入試問題への慣れ。志望校の候補を3校程度に絞る評定が確定する前に、学力検査の得点を伸ばす準備を始める
中3の2学期(11月〜12月)12月31日現在の調査書を意識して、定期テストと提出物を整える。推薦に出すかを中学校の先生と相談する調査書は12月31日現在で作成される
1月(推薦の出願前)推薦に出願するか、一般だけにするかを決める。私立の日程も確認する推薦の願書は1月19日〜25日正午必着
2月(一般の出願・出願変更)出願者数の公表(2月12日)を確認し、出願変更の要否を相談する出願変更は2月15日〜19日正午必着の1回のみ
3月(学力検査)3月3日・4日の時程に合わせて、教科ごとの過去問演習を行う国語10:00、理科11:10、英語13:00、社会9:40、数学10:50

とくに英語は、聞き取りテストが12分間程度含まれ、13時からの開始です。午前中に国語と理科を終えたあと、昼の休憩をはさんで英語を受けることになります。過去問の演習は、時程に合わせて同じ順番で解くと、本番に近い体力配分を確かめられます。傾斜配点で英語や数学が2倍になる学校を志望する場合は、その教科の得点の積み上げが合否に直結しやすくなります。

鹿児島県の内申と併願の組み立てで迷っていませんか

中1からの評定と、これからの5教科の学習計画を一緒に整理します。まずは無料の学習相談をご利用ください。

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よくある質問(7問)

Q. 推薦に出願して不合格だったら、一般に出願できますか。
できます。同じ高校の同じ学科に一般で出願する場合は、推薦の受検票を2月4日〜10日の出願期間内に高校長へ提出し、改めて受検票の交付を受けます。別の学科や別の高校へ志願を変えるときは、必要な手続を行ったうえで、出願変更(2月15日〜19日)の手続を行います。
Q. 推薦に合格したら、一般も受けられますか。
原則として受けられません。要綱では、推薦入学許可予定者は、原則として高等学校入学者選抜の学力検査を受検することはできないと定められています。2月12日(金)正午までに入学確約書を提出します。
Q. 出願変更は何回できますか。
1回だけです。同一校内の学科変更、学科併願の追加・削除、希望順の変更も、出願変更に数えられます。期間は2月15日(月)から2月19日(金)正午(必着)までです。
Q. 内申(調査書)は、どのように点数になりますか。
要綱には、調査書の「学習の記録」の換算点と学力検査の成績との相関を見ると書かれていますが、換算の方法は本文に載っていません。各高校の募集要項で確認してください。評定は第1〜第3学年とも5段階で記入され、調査書は12月31日現在で作成されます。
Q. 欠席が多いと不利になりますか。
要綱は、本人の責任によらない身体・健康上のやむを得ない理由で欠席した場合、そのことだけで合理的な理由なく選抜で不利に扱わないよう定めています。年間の欠席日数が30日以上の人は、自己申告書(様式20)を出して学校に伝えたいことを書けます。
Q. 倍率が1倍を下回る学校は、誰でも合格できますか。
そうとは限りません。倍率は出願者数を学力検査定員で割った数字で、選抜は調査書と学力検査などを総合して行われます。令和8年度の全県の倍率は0.77倍でしたが、鹿児島玉龍の普通科は1.68倍でした。学校・学科によって大きく違います。
Q. 私立高校に合格したら、第二次入学者選抜は受けられますか。
私立高校に合格して入学手続をした人は、第二次入学者選抜に出願できません。私立の入学手続をする前に、公立の発表(3月12日)と第二次の出願(3月17日〜18日)の日程を確認し、中学校の先生に相談してください。

まとめ:換算点の方法は募集要項で確認し、日程表を先に書く

鹿児島県の令和9年度の公立高校入試は、推薦入学者選抜が2月2日、一般入学者選抜の学力検査が3月3日・4日、合格発表は3月12日です。一般は、調査書の換算点と学力検査(450点)の相関を中心に、所見や面接なども総合して選ばれます。推薦に合格すると、原則として一般の学力検査は受けられません。

出願は公立1校1学科で、一般の出願変更は2月15日〜19日の1回だけです。全県の倍率は1倍を下回っていても、学校によって大きく異なります。まずは、お子さんの中1からの評定を整理し、志望校の募集要項で換算点の方法を確認し、私立の日程を同じカレンダーに書き込むところから始めてください。

出典(公式資料)

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