最終更新:2026年9月/令和9年度(2027年4月入学)の鳥取県立高校入試についての記事です。最新の情報は鳥取県教育委員会の入学者選抜方針・高校ガイドで必ずご確認ください。
鳥取県立高校の令和9年度入試は、特色入試が2027年2月2日(火)、一般入試の学力検査が3月4日(木)、合格発表が3月15日(月)です。
内申(調査書の合計評定)は中3の成績だけを使い、学力検査をしない教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭など)は2倍で数えます。
学力検査は1教科50点です。内申と学力検査の比率は学校ごとに8対2〜2対8の間で決まります。中3の2学期の成績と、当日の5教科の両方をのばしましょう。
- 令和9年度(2027年)鳥取県立高校入試の日程
- 特色入試と一般入試のちがい、志願変更のルール
- 中3の成績で出す内申(合計評定)の計算を、具体的な数字で
- 学力検査の教科・配点・時間と、内申との比率
- 令和9年度の変更点(県外生徒募集・特色入試の変更など)
- 中3の9月から3月までの月別やることと、保護者のNG
令和9年度(2027年)の入試日程
答えから言うと、一般入試の学力検査は2027年3月4日(木)です。その前に、2月2日(火)に特色入試があります。県の教育委員会が「入学者選抜方針」と「高校ガイド」で公表しています。
| 内容 | 日にち |
|---|---|
| 特色入試 出願 | 2027年1月25日(月)〜1月26日(火)正午 |
| 特色入試 検査 | 2月2日(火) |
| 特色入試 合格発表 | 2月9日(火) |
| 一般入試 出願 | 2月15日(月)〜2月17日(水)正午 |
| 一般入試 志願変更受付 | 2月19日(金)〜2月22日(月)正午 |
| 一般入試 検査(学力検査は3月4日) | 3月4日(木)・3月5日(金) |
| 追検査 | 3月10日(水) |
| 一般入試 合格発表 | 3月15日(月) |
| 再募集 実施校の発表/出願 | 3月17日(水)/3月18日(木)〜19日(金)正午 |
| 再募集 検査/合格発表 | 3月25日(木)/3月26日(金) |
※出典:鳥取県教育委員会「令和9年度鳥取県立高等学校入学者選抜方針」、「令和9年度 高校ガイド」(公式)。
特色入試から一般入試までの流れ
特色入試を受ける人は、1月下旬に出願→2月2日に検査→2月9日に発表です。合格ならそこで進学先が決まります。不合格なら、2月15日からの一般入試の出願に進みます。特色入試の発表から一般入試の出願まで約1週間しかないので、どこに出願するかは、特色入試の前に家族で決めておきましょう。
学力検査の日に、インフルエンザなどの感染症にかかるなど、やむを得ない理由で欠席した場合は、3月10日(水)に追検査があります。体調をくずしたら、まず中学校に連絡しましょう。
特色入試と一般入試のちがい
結論として、特色入試は「出願要件を満たす人が、面接などで受ける入試」、一般入試は「全員が学力検査と面接を受ける入試」です。
| 特色入試 | 一般入試 | |
|---|---|---|
| 募集人員 | 募集定員の50%以内(学科・コースごとに学校が決める) | 特色入試の合格者を除いた人数 |
| 出願できる人 | 学校が定める出願要件を満たす人 | 出願資格を満たす人(方針で確認) |
| 検査 | 全員に面接又は口頭試問。学校により学力検査・作文・小論文・プレゼンテーション・実技 | 学力検査(5教科から3教科以上)と面接。学校により作文・実技 |
| 内申(合計評定) | 中3の9教科の合計(1〜2教科を2倍にできる) | 中3の9教科。学力検査をしない教科は2倍 |
※出典:鳥取県教育委員会「令和9年度鳥取県立高等学校入学者選抜方針」(公式)。特色入試の募集人員は、学校長が特に必要と認める場合、県教委と協議して別の割合にできます。
特色入試を実施する学校・学科、出願要件、評定の目安は、県の「募集生徒数及び入学者選抜検査内容等一覧表」にのっています。
出願と志願変更のルール
- 同時に複数の学校を志願することはできません。同じ学校に別の学科・コースがあれば、順位をつけて志望できます。
- 志願変更は1回だけです。ただし、第1志望の変更をともなわない志願変更はできません。
- 特色入試に合格したら、辞退しない限り一般入試は受けられません。
- 特色入試で不合格なら、同じ高校でも別の高校でも、一般入試を受けられます。
※出典:鳥取県教育委員会「令和9年度 高校ガイド」県立高校入試Q&A(公式)。
特色入試を受けるか決める3つのポイント
- 出願要件を満たしているか:部活動や検定、探究活動など、学校ごとに条件がちがいます。英検などの級が条件の学校もあります。
- 評定の目安に届きそうか:「出願する際の評定の目安」を示す学校があります。中3の評定で判断するので、2学期の成績が大切です。
- 検査内容の準備ができるか:面接に加えて、作文・小論文・プレゼンテーション・学力検査などがあります。準備には2〜3か月を見ておきましょう(目安)。
評定の目安は、学校ごとに県の一覧表で示されています。どの時点の通知表で判断するかは、中学校の先生に確認してから出願を決めましょう。
特色入試で不合格でも、一般入試で同じ学校を受け直せます。出願要件を満たしているなら、面接やプレゼンテーションの準備を秋から始め、2月の特色入試と3月の一般入試の2回のチャンスとして考えましょう。
内申(調査書の合計評定)は中3の成績だけで計算
結論として、一般入試の内申は、中3の9教科の評定で計算します。中1・中2の評定は、合計評定には入りません。
計算のルールは、学力検査をする教科の評定はそのまま、学力検査をしない教科の評定は2倍です。5教科の学力検査をする学校なら、国語・社会・数学・理科・英語はそのまま、音楽・美術・保健体育・技術家庭は2倍になります。
| 成績の例(中3) | 5教科 | 実技4教科×2 | 合計評定 |
|---|---|---|---|
| 9教科すべて5 | 25 | 40 | 65(最高) |
| 9教科すべて4 | 20 | 32 | 52 |
| 5教科が4、実技が3 | 20 | 24 | 44 |
| 5教科が3、実技が4 | 15 | 32 | 47 |
※計算方法の出典:鳥取県教育委員会「令和9年度鳥取県立高等学校入学者選抜方針」(公式)。5教科で学力検査をする学校の場合の、県のルールにもとづく計算です。成績は説明用の例です。
上の表の3行目と4行目を見てください。5教科の評定が高い子より、実技4教科の評定が高い子のほうが、合計評定が大きくなることがあります。実技教科の1は、合計評定では2点分です。授業への参加や提出物を、最後まで大切にしましょう。
実技教科の評定の上げ方は、実技4教科で差をつける記事も参考にしてください(東京都向けの記事ですが、考え方は共通です)。
内申は、あと何点上げられる?
たとえば、今の中3の評定が「5教科すべて4、実技4教科すべて3」の子(合計評定44)が、2学期に英語と数学を5に、音楽を4に上げたとします。5教科で2点、実技で1×2=2点ふえて、合計評定は48になります(説明用の例)。
このように、実技教科を1つ上げると、5教科を2つ上げたのと同じだけ合計評定がふえます。得意な実技教科があれば、そこをのばすのも立派な作戦です。
調査書に書かれる中3の評定が、いつの時点のものかは、在籍する中学校の先生に確認しておくと安心です。「中3の成績だけ」で決まる鳥取県では、中3の2学期の定期テストが、内申に直接ひびくと考えて準備しましょう。
学力検査の教科・配点と、内申との比率
結論は、学力検査は1教科50点。内申と学力検査の比率は、学校ごとに8対2から2対8の間で決まるということです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 教科 | 国語・数学・社会・理科・英語の5教科から、学校が3教科以上を実施 |
| 時間 | 国語・数学・社会・理科は各50分、英語は60分 |
| 順番 | 国語→数学→社会→英語→理科 |
| 配点 | 各教科50点(5教科なら250点満点) |
| 傾斜配点 | 1教科又は2教科の得点を、1倍をこえ2倍以下にできる |
| 内申との比率 | 学力検査の合計得点:調査書の合計評定=8対2から2対8の範囲内 |
| 面接 | 志願者全員。学校により作文・実技検査も |
※出典:鳥取県教育委員会「令和9年度鳥取県立高等学校入学者選抜方針」(公式)。
1教科50点の問題を50分(英語は60分)で解くので、1分で1点を目安に時間配分を考えると、見直しの時間も作りやすくなります。過去問を解くときは、大問ごとに「何分で解くか」を決めてから始めましょう。
各校の比率は、県の一覧表に「調査書の合計評定:学力検査の合計得点」という形で、点数で書かれています。合計評定を学校が決めた倍率で何倍かして点数にし、学力検査の合計得点とくらべる形と考えられます(ここは推測です)。倍率が大きい学校ほど、内申の重さが大きくなります。
県内上位校の比率や、学校ごとの特色入試の内容は、鳥取県の難関公立高校対策の記事でまとめています。
Q. 英語だけ時間が長いのはなぜですか?
A. 県の方針で、英語は60分、ほかの教科は50分と決められています。理由は方針には書かれていません。過去問も英語は60分で解き、時間配分に慣れておきましょう。
Q. 3教科だけの学校もありますか?
A. 方針では「5教科の中から3教科以上」なので、学校によってはありえます。志望校の教科数は県の一覧表で確認してください。
Q. 合格の順番はどう決まりますか?
A. 調査書、学力検査の合計得点、面接、作文、実技検査の結果などを資料に、総合的に判定するとされています。点数の足し算だけで機械的に決まるとは書かれていません。
令和9年度の主な変更点
結論として、令和9年度は「県外からの受検が全日制のすべてで可能に」「特色入試の変更」「募集生徒数の減少」の3つが大きな変更です。
| 変更点 | 内容 |
|---|---|
| 県外生徒募集 | すべての全日制課程で、県内への転居の有無を問わず県外からの受検が可能に。一部の指定校は県外生徒を募集生徒数の10%以内に制限 |
| 募集生徒数(全日制) | 3,614人(令和8年度より114人減) |
| 特色入試の募集人員(全日制) | 969人(24人増)。21校40科4コースで実施 |
| 鳥取東(普通・理数) | 特色入試を新たに実施。学力検査(数学)・個人面接・プレゼンテーション |
| 境(普通) | 特色入試の検査が「個人面接・作文」から「学力検査(国・数・英)・個人面接・プレゼンテーション」に |
| 日野 | 1学年2学級76人から1学級38人に |
※出典:鳥取県教育委員会「令和9年度鳥取県立高等学校入学者選抜について(特色入学者選抜概要、県外生徒募集概要等について)」(令和8年6月4日)、「令和9年度 高校ガイド」(公式)。このほか、特色入試の募集人員や検査内容を変えた学科があります。
県外生徒募集で、県内の受験生に関係することは?
県外生徒募集は、県外に住む中学生が鳥取県の県立高校を受けられるようにするしくみです。県内の受験生の出願方法や、内申・学力検査のしくみが変わるわけではありません。
- 県教委が指定する学校・学科では、県外生徒の人数に「募集生徒数の10%以内」の上限があります。
- それ以外の全日制は、原則として県外生徒の合格者数に制限がありません。
県外生徒の上限(10%以内)を決めている学校以外は、原則として県外生徒の合格者数に制限がありません。どのくらい県外から受検者が来るかは、令和9年度が初めてなので、まだわかりません(ここは推測をふくみます)。倍率は、出願後の県の発表で確認しましょう。
中3の9月から3月まで、月別やること
結論は、12月までは「中3の評定」と「基礎」、1月からは「本番形式」です。鳥取県は中3の成績だけで内申が決まるので、2学期の定期テストがとても大切です。
| 時期 | やること(具体的に) |
|---|---|
| 9月 | 2学期の定期テストの2週間前から、提出物と教科書ワークを3周。実技教科の課題も期限内に |
| 10月 | 県の過去問を1年分、本番と同じ時間で解く(英語は60分)。自分の合計評定を計算してみる |
| 11月 | 定期テストに全力。特色入試を受けるなら、出願要件と評定の目安を確認し、面接・プレゼンの準備を始める |
| 12月 | 志望校と受験方法(特色・一般)を決める。過去問を週2年分。冬休みは1日6〜8時間を目安に |
| 1月 | 1月25日・26日に特色入試の出願。面接練習は週2回。過去問2周目 |
| 2月 | 2月2日の特色入試。2月15日〜17日に一般入試の出願、19日〜22日が志願変更期間 |
| 3月 | 3月4日の学力検査まで、新しい問題集は増やさない。まちがい直しノートだけを回す |
※日程は鳥取県教育委員会「令和9年度 入学者選抜方針・高校ガイド」(公式)によります。学習時間は目安です。
模試は、鳥取県の入試形式にそった「鳥取県高校入試統一模試」(主催:新日本海新聞社・鳥取県高校入試統一模試実施委員会)があります。日程は主催者のページで確認してください。
秋の三者面談で確認しておきたいこと
- 中3の評定(とくに実技教科)の見通しと、合計評定がいくつになりそうか
- 志望校の特色入試の出願要件・評定の目安を満たしているか
- 特色入試を受ける場合、不合格なら一般入試でどこを受けるか
- 私立高校を併願するかどうかと、その日程
聞きたいことは、面談の前に紙に書いておくと、短い時間でも話がまとまります。くわしくは秋の三者面談の記事も参考にしてください。
面接の準備は1月から週2回
鳥取県は、特色入試でも一般入試でも、全員に面接(又は口頭試問)があります。面接の練習は、1月から週2回、10分ずつを目安にしましょう。次の3つを、結論から30秒〜1分で話せるようにしましょう。
- この学校・学科を選んだ理由
- 中学校でいちばんがんばったこと
- 高校で挑戦したいことと、将来の目標
くわしい練習のしかたは、推薦入試の面接対策の記事も参考にしてください。
秋の1週間の時間割(例)
| 曜日 | 内容 | 時間(目安) |
|---|---|---|
| 月・水・金 | 学校の宿題と復習→数学・英語の苦手単元 | 2〜2.5時間 |
| 火・木 | 学校の宿題と復習→理科・社会の一問一答と資料問題 | 2〜2.5時間 |
| 土 | 県の過去問1年分(5教科を本番の時間どおり) | 5時間 |
| 日 | 土曜のやり直し→面接の練習(特色入試・一般入試とも面接あり) | 4〜5時間 |
※時間割は一例です。定期テストの2週間前は、平日をテスト勉強に切りかえてください。
保護者がやってはいけないNG
- 「中1・中2の成績が悪かったからもう遅い」と言う。一般入試の合計評定は中3の成績だけです。今からの2学期が勝負です。
- 実技教科を「受験に関係ない」と言う。学力検査をしない教科の評定は2倍で数えます。
- 特色入試を「ダメもと」で準備なしに受けさせる。特色入試は面接やプレゼンテーションなど準備が必要です。受けるなら秋から準備しましょう。
- 志願変更期間に、倍率だけで志望校を変えさせる。変更は1回だけで、第1志望の変更が必要です。家族で冷静に話し合いましょう。
- 面接を軽く見る。一般入試でも志願者全員に面接があります。志望理由を自分の言葉で話せるようにしておきましょう。
「中3の内申」と「当日点」の作戦を、早めに立てましょう
鳥取県の一般入試は、中3の評定と当日の5教科、そして面接で決まります。内申をあと何点上げられるか、当日点をあと何点上げられるかを数字で確かめると、今からやることがはっきりします。
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まとめ
- 令和9年度は、特色入試が2027年2月2日、一般入試の学力検査が3月4日、合格発表が3月15日
- 一般入試の内申(合計評定)は中3の成績だけ。学力検査をしない教科の評定は2倍
- 学力検査は1教科50点。内申との比率は学校ごとに8対2〜2対8
- 志願変更は1回だけ。特色入試に合格したら一般入試は受けられない
- 令和9年度から、全日制のすべてで県外からの受検が可能に。鳥取東で特色入試が新しく始まる


