最終更新:2026年11月8日|入試の日程・科目・時間・学費・手続は、横浜共立学園中学校(横浜市中区山手町)の公式サイトに掲載されている「2027年度 生徒募集要項」(PDF)と「入試要項」のページを照合してまとめています。学校の理念、沿革、教育課程、行事、施設、部活動、進路は、同じ公式サイトの各ページの記載によります。二次情報は使っていません。出典は記事の最後にまとめました。なお、公式サイトの記載が年度で異なる場合は、年度を明記しています。
横浜共立学園中学校は、横浜市中区の山手にある、キリスト教に基づく女子校です。2027年度(2027年2月)の入試は、A方式とB方式の2つです。A方式は2月1日(月)に国語・算数・社会・理科の4教科で、募集人員は150名。B方式は2月3日(水)に国語・算数の2教科で、募集人員は30名です。選考は筆答考査で、出願はインターネット出願のみです。
受験料は各方式25,000円です。A方式とB方式の両方に出願して、A方式で合格し入学手続をした場合は、B方式の受験料が返金されます。合格発表は、A方式が2月1日の22時、B方式が2月3日の18時30分で、どちらも合否照会システムで行われます。出願時には、志望理由(300字まで)の入力が求められます。
今回確認した範囲では、学校の公式サイトに、配点、合格者の得点、応募者数や合格者数などの入試結果、過去問題は掲載されていませんでした。この記事では、確認できた事実に絞り、日程と手続、試験の時間割、学費、そして学校の教育と学園生活(理念、沿革、教育課程、校舎、1日の流れ、制服、行事、部活動、進路)までを整理します。
- 横浜共立学園中学校の基本情報
- 2027年度(2027年2月)入試の概要
- 入試の日程(出願・試験・発表・手続)
- 出願の手続と提出内容
- 試験の時間割と持ち物
- 合格発表・追加合格・入学手続
- 学費と納入金
- 入試結果と過去問題の公開状況
- 対策を考えるときの整理(当サイトの見解)
- 教育理念と教育方針
- 沿革と校章
- 教育課程と6年間の学び
- 教科ごとの特徴
- 特色ある教育活動
- 校舎と施設
- 学園の1日と制服
- 年間行事
- 部活動と課外授業
- 進路状況(2026年度卒業生)
- アクセスと学校説明会
- 保護者が確認しておきたいこと
- よくある質問
横浜共立学園は、横浜の山手の丘に建つ、1871年(明治4年)に始まったキリスト教による女子教育の学校です。受験を考えるご家庭からは、「A方式とB方式はどう違うのか」「配点や倍率は公表されているのか」「礼拝があると聞くが、どのような学校生活なのか」「制服や1日の流れはどうなっているのか」といった質問が多く聞かれます。この記事では、学校の公式な記載で確認できたことと、確認できなかったことを分けて書きます。
先に断っておくと、今回確認した範囲では、横浜共立学園の公式サイトに、入試の配点、合格点、応募者数・受験者数・合格者数といった入試結果、過去問題の掲載は見当たりませんでした。数字を推測で埋めることはせず、その部分は「公開されていません」と書きます。そのかわり、募集要項には、日程、時間割、納入金、手続が具体的に書かれていますので、そこを丁寧に整理します。
横浜共立学園中学校の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学校名 | 横浜共立学園中学校(同じ学園に横浜共立学園高等学校があります。高等学校は生徒募集をしないと、募集要項に書かれています) |
| 所在地 | 横浜市中区山手町212番地 |
| 電話 | 045-641-3785 |
| 男女の別 | 女子校(出願資格は「2027年3月小学校卒業見込みの女子」) |
| 創立 | 1871(明治4)年。アメリカの婦人宣教師によって設立された「亜米利加婦人教授所」が前身 |
| 生徒数 | 中学生544人、高校生530人(2026年4月1日現在) |
| 授業 | 週5日制。週33時間の時間割(教育課程のページより)。50分授業 |
| 高校との関係 | 中学3年間と高校3年間の計6年間を連続した期間として教育を行う、併設型の中高一貫教育校(1999年から) |
| 校章 | K・J・Gの文字を菱形で囲んだもの。中学校はえんじ色の背景(学校の説明より) |
| 交通 | JR京浜東北線(根岸線)石川町駅 元町口(南口)から徒歩10分/神奈川中央交通バス11系統「地蔵坂上」下車 徒歩1分 |
2027年度(2027年2月)入試の概要
横浜共立学園中学校の2027年度の入試は、A方式とB方式の2つです。募集要項(2027年度 生徒募集要項)に書かれている内容を、そのまま表にまとめます。
| 項目 | A方式 | B方式 |
|---|---|---|
| 考査期日 | 2027年2月1日(月) | 2027年2月3日(水) |
| 募集人員 | 150名 | 30名 |
| 出願資格 | 2027年3月小学校卒業見込みの女子。入学後、保護者または親権者のもとから通学できる者 | 同左 |
| 選考方法 | 筆答考査 | 筆答考査 |
| 考査教科 | 国語・算数・社会・理科 | 国語・算数 |
| 出願方法 | インターネット(Web)出願のみ | インターネット(Web)出願のみ |
| 受験料 | 25,000円 | 25,000円 |
| 合格発表 | 2月1日(月)22:00(合否照会システム) | 2月3日(水)18:30(合否照会システム) |
| 入学金の納入 | 合格発表後、2月2日(火)12:00まで | 合格発表後、2月4日(木)12:00まで |
A方式とB方式の同時出願もできます。A方式を出願したあとにB方式を出願することも、B方式を出願したあとにA方式を出願することもできると、募集要項に書かれています。ただし、出願期間の終わりは方式によって異なりますので、次の日程の節で確認してください。
入試の日程(出願・試験・発表・手続)

出願期間は、A方式が2027年1月6日(水)0:00から1月28日(木)23:59まで、B方式が1月6日(水)0:00から2月1日(月)23:59までです。A方式とB方式を同時に出願する場合は、1月6日0:00から1月28日23:59までです。B方式だけを出願する場合は、A方式の試験日である2月1日の深夜まで受け付けています。
| 日付 | 内容 |
|---|---|
| 2026年12月1日から | 学校ホームページの「入試情報」ページのリンクから、出願サイトに入ってID登録ができます(インターネット出願手続きの流れより) |
| 2027年1月6日(水)0:00 | 出願開始(A方式・B方式) |
| 1月28日(木)23:59 | A方式の出願締切(同時出願も同じ) |
| 2月1日(月) | A方式の考査。22:00に合格発表。B方式の出願締切は23:59 |
| 2月2日(火)12:00 | A方式合格者の入学金納入期限 |
| 2月3日(水) | B方式の考査。18:30に合格発表 |
| 2月4日(木)12:00 | B方式合格者の入学金納入期限。欠員が生じた場合の追加合格の電話連絡は、この日の12:00以降 |
| 2月9日(火)9:00から | 神奈川私学共通追試(神奈川県私学会館) |
| 2月10日(水)13:00 | 施設設備資金の納入期限 |
出願の手続と提出内容
出願は、インターネット出願のみです。学校のホームページの「入試情報」のページから出願サイトにアクセスし、募集要項の4ページにある「インターネット出願手続きの流れ」に従って進めます。募集要項に書かれている流れを、順番に整理します。
受験票は、各自がカラーで印刷します。セキュリティの設定によってはメールが届かないことがありますので、届くように設定を変更するよう、募集要項に書かれています。インターネット出願についての問い合わせは、出願サイト上で確認できます。出願時に記載した内容は、入学考査および入学手続の処理以外には使用しないと、募集要項に書かれています。
受験料は、納入後は返金されません。ただし、A方式とB方式の両方に出願し、A方式で合格して入学手続をした人には、B方式の受験料が返金されます。このことは、入学金の納入の説明にも出てきます。A方式に合格してB方式の受験料を差し引く場合、入学金300,000円から25,000円を差し引いた275,000円を納入すると、募集要項に書かれています。
試験の時間割と持ち物

考査当日の時間割は、「予定」として、募集要項に次のように書かれています。集合は、A方式もB方式も8時20分です。開門は7時30分です。
| A方式(2月1日) | B方式(2月3日) | |
|---|---|---|
| 集合 | 8:20(開門 7:30) | 8:20(開門 7:30) |
| 国語 | 8:35〜9:20(45分) | 8:35〜9:25(50分) |
| 算数 | 9:35〜10:20(45分) | 9:40〜10:30(50分) |
| 社会 | 10:35〜11:15(40分) | 考査なし |
| 理科 | 11:30〜12:10(40分) | 考査なし |
時間を比べると、A方式は国語・算数が各45分、社会・理科が各40分です。B方式は国語・算数の2教科だけで、各50分です。同じ国語と算数でも、A方式とB方式で試験時間が5分違います。配点については、今回確認した募集要項に記載がありません。ここは、学校が公表していない項目として、書きません。
- 持ち物:受験票、筆記用具(鉛筆またはシャープペンシル、消しゴム)、上履き。
- 受験票は、各自がカラーで印刷します。
- 携帯電話や、計算機能のついた時計などを、考査室に持ち込むことはできません。
- 保護者には控室が用意されます。上履きを用意するよう書かれています。
- 考査が終わるまで、受験生と会うことはできません。
- 詳しい注意事項は、申込完了メールで知らされます。
合格発表・追加合格・入学手続
合格発表は、A方式が2月1日(月)22時、B方式が2月3日(水)18時30分に、合否照会システムで行われます。合否照会システムの案内は、申込完了メールで知らされます。学校のホームページでも、合格発表時刻の約10分後に発表されます。回線の状態や機器の不調によって、発表が遅れることがあると書かれています。電話による合否の問い合わせは受け付けていません。
追加合格は、A方式・B方式とも、欠員が生じた場合に、2月4日(木)12時以降に、電話で自宅または緊急連絡先に通知されます。
| 手続 | 期限 | 内容 |
|---|---|---|
| 入学金 | A方式:合格発表後、2月2日(火)12:00まで/B方式:合格発表後、2月4日(木)12:00まで | 入学手続サイトから、入学金300,000円を納入します。 |
| 施設設備資金 | 2月10日(水)13:00まで | 入学手続サイトから、施設設備資金200,000円を納入します。 |
入学手続は、クレジットカードまたはペイジー(金融機関ATM、ネットバンキング)で行います。学校の窓口での支払いはできないと、募集要項に書かれています。
また、学校感染症(第1種から第3種)のために考査当日に受験できない場合は、神奈川県私立中学高等学校協会が実施する中学入試共通追試を受験できます。試験日は2月9日(火)9時から、会場は神奈川県私学会館です。連絡先は学校の事務室(045-641-3785)と書かれています。
学費と納入金
募集要項には、「学費など」として、次の納入金が書かれています。エスペランサアカデミーの費用ではなく、学校が募集要項で示している金額です。
| 項目 | 金額 | 内訳・備考 |
|---|---|---|
| 入学金 | 300,000円 | 合格発表後の期限までに納入 |
| 施設設備資金 | 200,000円 | 2月10日(水)13:00まで |
| 校納金(年額) | 732,000円 | 授業料 月額44,000円、施設設備維持費 月額17,000円。校納金は在学中に改定することがあると書かれています |
| 預り金(年額) | 97,200円 | 積立金90,000円(共通教材費等)、共立奨学会会費7,200円 |
| 教育振興資金(寄付金) | 1口10万円、2口以上 | 入学予定者に協力をお願いしていると書かれています |
当サイトの計算では、入学金300,000円、施設設備資金200,000円、校納金732,000円、預り金97,200円を合わせると、1,329,200円です(寄付金は含みません)。月額で見ると、授業料44,000円と施設設備維持費17,000円で、合わせて61,000円です。これを12か月分にすると、校納金の年額732,000円になります。
奨学金制度については、入学後に経済的な理由などで学費の支払いが難しくなった人に対して、後援会による給付と、奨学会による貸与の2つの制度が設けられていると、募集要項に書かれています。このほか、制服や体操着、鞄の費用は、今回確認した範囲では、公式サイトに金額の記載が見当たりませんでした。
入試結果と過去問題の公開状況
今回確認した範囲では、横浜共立学園の公式サイトに、入試結果(応募者数、受験者数、合格者数、倍率、合格点、平均点)は掲載されていませんでした。また、過去問題の掲載も見当たりませんでした。入試要項のページと募集要項のPDFにも、これらの数字は書かれていません。
そのため、この記事では、倍率や合格点の数字は載せません。数字を書かない理由は、公式の根拠のない数字を書くと、読む人が誤った判断をしかねないからです。入試結果や過去問題について知りたいときは、学校が行う説明会や個別の問い合わせで、学校に確認するのが確実です。
対策を考えるときの整理(当サイトの見解)
ここからは、公式の事実をもとに、当サイトが整理した見解です。学校の発表ではありません。
まず、A方式とB方式の違いを、公式の事実から整理します。A方式は4教科(国語・算数・社会・理科)、B方式は2教科(国語・算数)です。B方式の試験時間は、国語・算数とも各50分で、A方式の各45分より長くなっています。社会と理科を含めた4教科で受けるか、国語と算数の2教科で受けるかは、お子さまの学習の進み方によって考えます。A方式とB方式の両方を出願することもできます。
次に、時間配分です。A方式の社会と理科は、各40分です。A方式の午前中は、8時35分から12時10分まで、4教科を続けて受けます。途中に休憩はありますが、4教科を続ける体力と集中力が必要になります。過去問題が公開されていないため、実際の問題の量は、学校の資料では確認できません。市販の過去問題集がある場合は、学校の発行元と最新の版を確認します。
過去問題の使い方については、学校が過去問題を公開していないため、公式の手順は示せません。市販の過去問題集を使う場合は、書名と版、収録されている年度を、書店や出版社の案内で確認します。本文の数字ではなく、「時間内に解き切る練習」と「間違いの振り返り」を中心にすると、実際の考査時間(国語・算数は45分または50分、社会・理科は40分)に合わせた準備ができます。
教育理念と教育方針
学校の教育理念は、公式サイトの「教育理念・教育方針」のページに、次のように書かれています。標語は「隣人を愛し、他者に仕え、世界の平和に貢献する女性の育成」です。
理念の土台には、聖書の言葉(ルカによる福音書10章27節)があります。学校は、このキリスト教の教えに基づく価値観を基本とし、一人ひとりが神に愛されていることを知り、自分を愛するように隣人を愛し、敬うことのできる心を育てる、と説明しています。同時に、生徒が一人の人間として自立するために必要な知識や技術を磨き、世界の平和のために考えて行動できる女性を育てるとも書かれています。
教育方針は、3つの柱で説明されています。1つ目は「キリスト教教育」で、「隣人を愛し、隣人に仕える」を掲げています。2つ目は「女子教育」で、「互いの個性を認め合い、一人ひとりが自分の可能性と向き合う」ことを示しています。学校は、創立以来一貫して女子教育に取り組んできたと説明し、女子校には個性を安心して表現できる環境がある、と書いています。3つ目は「学習の充実」で、「学びを通して、真理の探究者となる」を掲げ、教科学習の目的を科学的真理の探究としています。
学校は、中高一貫教育校として、中学3年間と高校3年間の計6年間を連続した期間として教育を行っていると説明しています。そして、中学1・2年を基礎の充実、中学3年・高校1年を学業の推進、高校2・3年を将来への目標の確立と位置づけて、カリキュラムを編成しているとのことです。中学・高校の6年間を通して、学校の授業を大切にすることで、十分な学力を身につけることができると、学校は書いています。
沿革と校章
横浜共立学園の沿革は、公式サイトの年表に詳しく書かれています。1871(明治4)年に、アメリカの婦人一致外国伝道協会から派遣された3人の女性宣教師(M.P.ブライン、J.N.クロスビー、L.H.ピアソン)が、横浜山手48番に、キリスト教信仰に基づく女子教育などを目的として、亜米利加婦人教授所(American Mission Home)を設立しました。これが学園の前身です。初代校長はL.H.ピアソンです。
| 年 | できごと(学校の年表より) |
|---|---|
| 1872(明治5)年 | 山手212番(現在の場所)に移転。日本婦女英学校と改称 |
| 1875(明治8)年 | 共立女学校と改称 |
| 1931(昭和6)年 | W.M.ヴォーリズ設計の3階建ての本校舎(現存)と体育館が落成 |
| 1947(昭和22)年 | 学制改革により中学校を設置し、横浜共立学園中学部と改称 |
| 1951(昭和26)年 | 学校法人横浜共立学園に組織変更。横浜共立学園中学校、横浜共立学園高等学校と改称 |
| 1988(昭和63)年 | 本校舎が横浜市指定有形文化財(第1号)に指定 |
| 1999(平成11)年 | 学校教育法の改正を機に、中高一貫教育校(併設型)となる |
| 2018(平成30)年 | 創立150周年記念の南校舎が落成 |
| 2019(令和元)年 | 本校舎の保全改修(大規模改修)が完了 |
| 2022(令和4)年 | 創立150周年記念の西校舎が落成。グラウンド・外構を整備 |
年表には、1923(大正12)年の関東大震災で校舎が全焼したこと、1945(昭和20)年の戦災で本校舎1棟のみを残して他が焼失したことも書かれています。戦後は、校地の大部分が進駐軍に接収され、その後、順次返還されました。学園の歴史は、横浜の歴史とも重なっています。
校章は、1875年から1947年まで校名として使われた「共立女学校」(Kyoritsu Jo Gakko)の頭文字K・J・Gを組み合わせ、菱形で囲んだものです。K・J・Gは、Kind(慈愛)、Just(正義)、Good(善意)の頭文字でもあると、学校は説明しています。文字を囲む菱形は、対角線を結ぶと十字架の形になります。中学校の校章はえんじ色、高等学校は緑色の背景に、白でK・J・Gの文字が書かれています。
教育課程と6年間の学び
学園は、文部科学省認可の中高一貫校として、学習指導要領をもとに、週5日制・週33時間の時間割で授業を行っています。学校は「真理を知る喜び」という見出しで、科学的真理の探究を目的とする教科学習を大切にし、教師と生徒が学びを通して真理を知る喜びを共有する、と説明しています。初代校長のピアソンが、英文学、天文学、数学、物理、化学を教え、毎月2回東京から大学教授を招いて化学の実験をしたことも、紹介されています。
教育課程表(公式サイト)から、中学校の各学年の週あたりの授業時数を整理します。中学校は、3年間とも、週33時間です。
| 教科 | 中1 | 中2 | 中3 |
|---|---|---|---|
| 聖書 | 1 | 1 | 1 |
| 国語 | 5 | 5 | 6 |
| 社会 | 4 | 4 | 4 |
| 数学 | 4 | 5 | 5 |
| 理科 | 4 | 4 | 4 |
| 英語 | 6 | 6 | 5 |
| 保健体育 | 3 | 3 | 3 |
| 美術 | 1.5 | 1 | 1 |
| 音楽 | 1.5 | 1 | 1 |
| 技術・家庭 | 2 | 2 | 2 |
| 特別活動 | 1 | 1 | 1 |
| 合計 | 33 | 33 | 33 |
表のとおり、中学の英語は週6時間(中3は5時間)、国語は週5時間(中3は6時間)です。聖書は6年間、週1時間あります。時数は、学校の教育課程表に書かれている数字です。
教科ごとの特徴
公式サイトの「教科の特徴」のページには、教科ごとの学びの方針が書かれています。そのうち、中学の内容を中心に整理します。
聖書科
週1時間、6年間、聖書科の授業があります。中学入学で初めて聖書を手にする生徒がほとんどのため、はじめは聖書・讃美歌の開き方から始め、「キリスト教入門」として、礼拝とは何か、聖書とは何か、クリスマスに代表されるキリスト教の祝祭などを学ぶと、学校は説明しています。
国語科
中学校では、読書ノートによる読書習慣づくりを土台に、読んだ内容を自分の言葉でまとめる力を養います。古典では独自教材『古典入門』を使い、暗唱や語彙学習、小テストなどを積み重ねます。手紙の作成や学校紹介パンフレットの制作など、実際の表現活動も行うと書かれています。
数学科
生徒が「自ら考える力」を育てながら、数学的思考力を身につけることを大切にしています。問題集で分からない問題があったときには、解説を読むだけでなく、考え方のヒントを手がかりに自分の力で答えにたどり着くことや、友達と教え合うことを大切にしているとのことです。定期試験や小テストで間違えた問題は、正解するまでテスト直しを行います。中学3年から高校の内容に進み、高校1年の後期は習熟度別クラスで授業を行います。
理科
6年間を3つの段階に分けて学びます。第一段階は、物理実験室、化学実験室、生物実験室を使った実験・観察を中心に、自分の手を動かして自然現象を実感することです。第二段階は、その経験を生かして自ら疑問を持ち、知識として定着させること。最終段階は、その知識を活用して、自然に対する自分の考え方をもつことだと、学校は説明しています。
社会科・英語科・情報科など
社会科は、歴史・地理・公民を通して、知識を自分の言葉でまとめられるように指導しています。高校では、1年で歴史総合と地理総合を学び、2・3年の日本史探究・世界史探究・地理探究へつなげます。英語科は、英語を母国語とする4人の教員による英会話の授業があり、1クラスを2つに分けた少人数で行うと書かれています。情報科では、ロボット作りやプログラミングを体験します。家庭科では、中学で、刺繍を用いた聖書・讃美歌カバーの制作を行うとのことです。
特色ある教育活動
公式サイトの「特色ある教育活動」には、キリスト教の普遍的な価値観のもとで、リベラルアーツの土台をつくる取り組みが紹介されています。
- 国際理解週間:毎年9月に設けています。月曜日から金曜日の毎日の礼拝とともに、水曜日には特別礼拝を守り、平和や世界の出来事・課題について学びを深めます。世界で活躍する卒業生を招くこともあります。
- ハンセン病を正しく理解する週間:毎年6月下旬に設けています。この週間は、戦後間もない1947(昭和22)年に、生徒の呼びかけによって作られたと、学校は書いています。期間中は、ハンセン病の施設で働く人や元患者の人を特別講師として招き、特別礼拝を行います。生徒有志による国立療養所多磨全生園への訪問もあります。
- 春季修養会:有志生徒による信仰の集いです。2010年から場所を変えて「長崎への信仰と平和の旅」として行われ、2022年度に再開された、と書かれています。
- 韓国への信仰と平和の旅:「本当の隣人になるために」を掲げ、韓国の歴史と出会う旅を始めた、と紹介されています。
校舎と施設
公式サイトの「施設紹介」には、歴史を継承する校舎と新しい時代を創造する校舎が紹介されています。主な施設を表にします。
| 施設 | 学校の説明 |
|---|---|
| 本校舎 | 1931年落成。横浜市指定有形文化財の第1号に指定された木造3階建て。ピアソン記念礼拝堂、図書館、PC教室、自習室などがあります |
| 東校舎 | 1995年落成。芸術科・理科・家庭科の特別教室など。物理・化学・生物の3種類の実験室があり、実験器具は一人ひとりに与えられます |
| 南校舎 | 2018年落成。地下1階、地上4階建て。礼拝堂があり、毎朝、授業の前に全校生徒と先生が一緒に礼拝を守ります |
| 西校舎 | 2022年落成。地下2階建て。バスケットボールコート1面分の多目的ホールが2つあり、その上部がグラウンドです |
| 体育館 | 第1ジム(バスケットボールコート2面分)と第2ジム(バレーボールコート1面分) |
| グラウンド | ロングパイル人工芝。ソフトボール場やフットサルコートがあります |
| 山手214番館 | 1920年代の建築で、元スウェーデン領事公邸。横浜市指定有形文化財。同窓会や諸集会に使用 |
PC教室は、2人に1台ずつの中間モニタがあること、micro:bitを使ったプログラミング実習や、ICを使って論理回路を組み立てる実習など、体験に比重を置いた設備が特徴だと、学校は書いています。図書館の蔵書数は、「施設紹介」のページでは約37,000冊、「数字で見る横浜共立」のページでは約42,000冊と、ページによって異なって書かれています。本校舎が建てられたころは調理室だった場所で、当時の調度品が残されているとのことです。
防災と防犯については、「基本情報」のページに詳しく書かれています。年2回、全校生徒・教職員を対象とした防災訓練を実施し、全生徒の3日分の食料、飲料水、寝袋、医療品などを備蓄していること、カウンセリングルームに臨床心理士・公認心理師が9時から常駐していることなどです。保護者も利用できると書かれています。
学園の1日と制服
「数字で見る横浜共立」のページには、学園の1日が、時刻とともに紹介されています。月曜日から金曜日は50分授業です。
| 時刻 | 内容 |
|---|---|
| 8:20 | 生徒登校 |
| 8:25 | 生徒点呼 |
| 8:30 | 礼拝 |
| 9:00 | 授業 |
| 12:35 | 昼食・昼休み |
| 13:15 | 授業 |
| 15:05または16:00 | 終礼(月・金は15:05、火・水・木は16:00) |
土曜日は授業を行わず、8時30分から部等活動が始まり、11時30分に終わります。生徒の下校は12時40分です。土曜日は、課外授業、部等活動、学校行事などに当てられています。学校は、「学園の1日は、讃美歌に始まり、讃美歌で終わります」と紹介しています。
制服は、1927(昭和2)年に、第4代校長のルーミスが中心になってデザインした冬服が制定されたと、学校は書いています。冬服は、できた当初から今まで、微妙な違いはあるものの、ほとんど変わっていないとのことです。制服の種類は4種類です。赤襟に黒の3本線が特徴の冬服、濃紺の襟に白の3本線が特徴の夏服、希望者が購入できる盛夏服、そして2024年から導入されたスラックスです。スラックスは、希望者が白いボタンダウンのシャツとともに着用できます。式典時にスラックスを着用する場合は、ブレザーとネクタイと共に着用すると書かれています。
体操着は、半袖と長袖のTシャツ、ハーフパンツ、紺色の上下ジャージです。左胸には校章と名前が、学年ごとに異なる色で入っています。鞄は、2024年度から、正鞄が肩掛け鞄とリュックサックの2種類になりました。希望者が購入するものとして、大中小3種類の副鞄があります。
年間行事
公式サイトの「年間行事」には、1年の流れが紹介されています。主な行事を、時期ごとに整理します。
| 時期 | 行事(学校の説明より) |
|---|---|
| 4月 | 入学式 |
| 5月 | 総合学習週間。中1・高1・高3は修養会。中2は長野での体験学習と、霧ヶ峰高原の八島湿原でのフィールド学習。中3は東北地方、高2は奈良・京都へ |
| 6月 | ハンセン病を正しく理解する週間。初夏に球技大会(2日間、クラス対抗) |
| 9月 | 国際理解週間 |
| 後期 | 文化祭「秋桜祭」、運動競技大会(大玉送りや、伝統の「ファウスト」など)、収穫感謝礼拝 |
| 12月 | クリスマス礼拝(クリスマス・ページェント) |
| 3月 | 卒業式 |
「ファウスト」は、運動競技大会の最後を締めくくる伝統の踊りで、戦前から学園に伝わり、毎年高校3年生によって踊り継がれていると、学校は紹介しています。クリスマス・ページェントも、学園創立の早い時期から生徒によって行われているとのことです。「数字で見る横浜共立」では、好きな学校行事の第1位が修学旅行、第2位が秋桜祭、第3位が球技大会と紹介されています。
部活動と課外授業
現在の部活動は、生徒会指導部所属の部が、文化系15、体育系8、同好会7、宗教指導部所属のグループが3グループあります。いずれも中学生と高校生が一緒に活動しています。活動は平日の放課後が主で、土曜日や休暇中の一定期間も活動にあてられます。学校は、勝敗や実績にとらわれず、学年を超えた交流の中で楽しく活動できるよう指導している、と書いています。
| 区分 | 公式サイトに載っている主な活動 |
|---|---|
| 文化系 | 英語部、音楽部、新聞部、演劇部、美術部、文学部、生物部、化学部、天文部、家庭科部、書道部、放送部、写真部、イラスト部、管弦楽部 |
| 体育系 | バスケットボール部、バレーボール部、バドミントン部、卓球部、硬式テニス部、ダンス部、器械体操部、ソフトボール部 |
| 同好会 | 陸上同好会、手話同好会、サッカー同好会、ロボット研究会、競技かるた同好会、ガーデニング同好会、グローバル研究会 |
| 宗教系 | YWCA、KJGクワイヤー、ハンドベルクワイヤー |
部活動とは別に、課外授業として、茶道科(表千家)、華道科(正心古流)、コンピュータ科(2025年度新設)があります。専門家の指導を受け、日本の伝統文化やICTへの興味や関心を深める機会になっていると、学校は書いています。
進路状況(2026年度卒業生)

公式サイトの「進路状況」には、2026年度卒業生(179名)の進学状況が載っています。国公立大学の文系が7人、理系が15人、私立大学の文系が65人、理系が43人、総合が14人です。短期大学・専門学校・留学・その他は35人です。大学進学者は144人で、系統別では、文・人文・教育系が36人、理・工・農系が33人、法・政治・経済・商系が26人、医・歯・薬・看護・医療系が25人などです。
2026年度入試で合格した大学(3月末日)のうち、人数の多い大学を、公式サイトの表から整理します。数字は合格した人数の合計(現役の人数を含む)で、1人が複数の大学に合格した場合は、それぞれに数えられていると考えられます。
| 大学 | 合格者(合計) | うち現役 |
|---|---|---|
| 明治大学 | 53 | 51 |
| 明治学院大学 | 40 | 38 |
| 立教大学 | 33 | 30 |
| 慶應義塾大学 | 31 | 30 |
| 早稲田大学 | 28 | 26 |
| 日本大学 | 20 | 19 |
| 中央大学 | 19 | 17 |
| 青山学院大学 | 18 | 17 |
| 東京農業大学 | 18 | 18 |
| 神奈川大学 | 16 | 15 |
| 上智大学 | 15 | 13 |
| 東京理科大学 | 15 | 14 |
国公立大学では、横浜市立大学が5人、東京海洋大学が3人、北海道大学と横浜国立大学が各2人、東京大学、一橋大学、東北大学、千葉大学、東京外国語大学などが各1人でした。表は一部の抜粋で、全体は学校の公式サイトで見ることができます。
進路指導について、学校は、「どんな職業に就くか、そのためにどのような大学に進学するのが有利か、といったこととは一線を画する」と説明し、生徒一人ひとりが神様からいただいた賜物を、社会でどのように活かすかを、6年間かけてじっくり考えることを大切にしていると書いています。中学校に入ってすぐに「将来はどうするのか」と考えさせるのではなく、まず幅広い学習と多様な経験を通して、学びの姿勢を身につけるとのことです。中学3年以降に、どのような大人になりたいかを考え、進路を徐々に絞っていく流れです。
アクセスと学校説明会
学校は、横浜山手の閑静な住宅地にあり、西に遠く富士山を仰ぎ、北東に横浜港やみなとみらい地区を望む場所にあると、公式サイトに書かれています。最寄りは、JR京浜東北線(根岸線)の石川町駅(元町口・南口)で、徒歩10分です。神奈川中央交通バスの11系統を使う場合は「地蔵坂上」で下車し、徒歩1分です。
「学校公開日・イベント情報」のページには、2026年度の「学校説明会」が、2026年11月7日(土)に、1回目が10時から12時、2回目が13時30分から15時30分に行われたと書かれています。内容は、学校説明と2027年度入試の説明(礼拝堂にて)、校内見学、個別相談です。対象は4年生から6年生の受験生と保護者など、合計3名までで、申込期間は10月16日から11月6日までと書かれています。2026年度の「学校紹介と見学会」は、5月9日、6月13日、7月4日の3回で、すべての日程が終了し、第3回に収録した動画が公開されています。このページの情報は2026年11月8日時点のもので、今後の日程は、学校のホームページで確認してください。
保護者が確認しておきたいこと
この記事は、2026年11月8日時点の、学校の公式サイトの記載をもとにしています。日程や条件、金額が変わることがありますので、最終的には、学校が発行する最新の募集要項と、公式サイトで確認してください。
よくある質問
Q.2027年度の募集人員は何名ですか
A.A方式が150名、B方式が30名です。
Q.A方式とB方式の違いは何ですか
A.A方式は2月1日に国語・算数・社会・理科の4教科、B方式は2月3日に国語・算数の2教科です。試験時間は、A方式が国語・算数各45分・社会・理科各40分、B方式が国語・算数各50分です。
Q.A方式とB方式の両方に出願できますか
A.できます。同時に出願することも、片方を出願したあとにもう片方を出願することもできます。A方式で合格して入学手続をした場合は、B方式の受験料が返金されます。
Q.配点は公表されていますか
A.今回確認した募集要項には、配点の記載がありません。
Q.受験料はいくらですか
A.各方式25,000円です。納入後は返金されません。ただし、A・B両方式に出願し、A方式で合格して入学手続をした場合は、B方式の受験料が返金されます。
Q.面接はありますか
A.今回確認した募集要項では、選考方法は筆答考査です。面接の記載はありません。出願時に、志望理由(300字まで)を入力します。
Q.合格発表の方法は
A.A方式は2月1日22時、B方式は2月3日18時30分に、合否照会システムで発表されます。学校のホームページでも、約10分後に発表されます。電話による問い合わせは受け付けていません。
Q.入学手続にはいくらかかりますか
A.入学金300,000円と、施設設備資金200,000円です。入学金はA方式が2月2日12時まで、B方式が2月4日12時までです。施設設備資金は2月10日13時までです。
Q.入試の倍率や合格点は公開されていますか
A.今回確認した範囲では、公式サイトに掲載は見当たりませんでした。
Q.過去問題は公開されていますか
A.今回確認した範囲では、公式サイトに過去問題の掲載は見当たりませんでした。
Q.学校感染症で受験できない場合はどうなりますか
A.神奈川県私立中学高等学校協会が実施する中学入試共通追試(2月9日 9時から、神奈川県私学会館)を受験できます。
Q.土曜日の授業はありますか
A.土曜日は授業を行わず、部等活動、課外授業、学校行事などに当てています。
出典
- 横浜共立学園中学校高等学校 入試要項(学校公式)
- 横浜共立学園中学校 2027年度 生徒募集要項(PDF・学校公式)
- 横浜共立学園 教育理念・教育方針(学校公式)
- 横浜共立学園 沿革(学校公式)
- 横浜共立学園 施設紹介(学校公式)
- 横浜共立学園 基本情報(学校公式)
- 横浜共立学園 教育課程(学校公式)
- 横浜共立学園 教科の特徴(学校公式)
- 横浜共立学園 特色ある教育活動(学校公式)
- 横浜共立学園 進路指導(学校公式)
- 横浜共立学園 進路状況(学校公式)
- 横浜共立学園 年間行事(学校公式)
- 横浜共立学園 部活動・課外授業(学校公式)
- 横浜共立学園 数字で見る横浜共立(学校公式)
- 横浜共立学園 交通アクセス(学校公式)
- 横浜共立学園 学校公開日・イベント情報(学校公式)


