最終更新:2026年11月8日|入試の数字は、三田学園中学校・高等学校の公式サイトにある「2027年度 中学校生徒募集要項」「2027年度 インターネット出願手続きの流れ」「入試状況・出願状況」(2026年度の成績概況を含む)と、「学費」のページをもとにしています。二次情報は使っていません。出典は記事の最後にまとめました。
2027年度の第1学年は約240名(Sコース75名・Aコース165名)で、入試は前期A日程(2027年1月16日・土)、前期B日程(1月17日・日)、後期日程(1月19日・火)の3回です。募集人数は、前期が約220名、後期が約20名です。出願はインターネットのみで、2026年12月19日(土)から2027年1月8日(金)23:59まで、後期日程には1月17日・18日の追加出願期間もあります。
前期A日程は、国語120点・算数120点・理科80点・社会80点の4教科型(400点)または、国語・算数・理科の3教科型(320点を1.25倍して400点に換算)を出願時に選びます。前期B日程と後期日程は、国語100点・算数100点の2科(200点満点)です。2026年度の実質倍率は、前期Aが1.49倍、前期Bが1.93倍、後期が5.59倍で、合格最低点はそれぞれ400点中216点、200点中103点、200点中153点でした。
学校は、2022年度から2026年度までの過去問と、2022年度から2026年度までの入試状況(成績概況)を公開しています。受験する日程の過去問を、本番の時間で解くことが、準備の中心になります。
- 三田学園中学校の基本情報
- 入試の方式と募集人数
- 日程と出願の手順
- 科目・配点・時間割と、合否判定のしくみ
- Sコース・Aコースとは
- 入試結果(2024〜2026年度)
- 2026年度の成績概況(科目別の平均点)
- 学費と入学手続
- 過去問と市販の問題集
- 対策の進め方(学年別・科目別)
- 保護者が確認しておきたいこと
- よくある質問
兵庫県三田市にある三田学園中学校は、神戸電鉄の横山駅から通う中高一貫の学校です。受験を考えるご家庭からは、「日程が3回あるが、どれが受けやすいのか」「前期Aは4教科型と3教科型のどちらを選ぶべきか」「後期は倍率が高いと聞くが、実際はどうか」といった声が聞かれます。この学校は、入試要項のほかに、日程ごとの志願者数・受験者数・合格者数・合格最低点・合格者の平均点を、3年分まとめて公開しています。数字から読み取れることは、かなり多くあります。
この記事では、2027年度の募集要項と、公式の入試状況・成績概況、学費のページをもとに、受験の全体像を整理します。学校が公開していない項目は「公開されていません」「募集要項で確認」と書き、当サイトの推測や計算は「当サイトの計算」「当サイトの考え方」と明記します。民間による推定値は載せていません。
三田学園中学校の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学校名 | 三田学園中学校(三田学園中学校・高等学校) |
| 所在地 | 〒669-1535 兵庫県三田市南が丘2-13-65(募集要項では「神戸電鉄横山駅下車」) |
| 電話 | 079-564-2291 |
| 第1学年の募集 | 約240名(Sコース75名・Aコース165名) |
| 試験会場 | 三田学園高校校舎(前期A・前期B・後期とも) |
| 出願資格 | 2027年3月に小学校を卒業見込みの者 |
| 出願方法 | インターネット出願(Web出願)のみ |
募集要項の表には、第1学年約240名のうち、Sコースが75名、Aコースが165名と書かれています。入学後の2つのコースの分け方は、入試の得点で決まる、と募集要項に書かれています(後の節で整理します)。男女の別や、校風、部活動などの学校生活は、この記事では扱いません。学校説明会や学校案内で確認してください。
学校の入試イベントのページには、11月14日(土)の第3回中学校入試説明会(要予約)や、12月13日(日)のミニ説明会&個別相談会(要予約)などが掲載されています(2026年11月8日時点で確認した内容です)。開催状況は変わることがあるため、参加を考える場合は、学校のホームページで最新の情報を確認してください。
入試の方式と募集人数
掲載している年度:2027年度入試の募集要項。結果の数字は、年度を明記します。
| 入試 | 試験日 | 募集人数 | 科目と配点 |
|---|---|---|---|
| 前期A日程 | 2027年1月16日(土) | 前期日程あわせて約220名 | 4教科型:国語120・算数120・理科80・社会80(400点)/3教科型:国語120・算数120・理科80(320点を1.25倍して400点) |
| 前期B日程 | 2027年1月17日(日) | (前期A・Bあわせて約220名) | 国語100・算数100(200点) |
| 後期日程 | 2027年1月19日(火) | 約20名 | 国語100・算数100(200点) |
募集要項の表は、前期日程(A日程・B日程)の募集人数を「約220名」、後期日程を「約20名」と書いています。前期のA日程とB日程の内訳は、示されていません。2024年度から2026年度の入試状況の表でも、募集人数は、前期220名・後期20名と、同じ形で書かれています。
複数の日程には、同時に出願できます(募集要項に「複数日程への同時出願可」と書かれています)。受験料は、1回受験あたり20,000円です。複数の日程に出願したうえで、前期日程で合格し、入学金を期間内に納入して、その後の日程を受験しない場合に限り、受験料が返金されます。この場合の欠席連絡や返金手続は不要です。ただし、追加出願期間に出願した分は、返金の対象外です。
前期A日程では、4教科型と3教科型のどちらかを、出願時に選びます。前期B日程と後期日程は、国語・算数の2科のみです。受験に際して特別な配慮が必要な場合は、出願前に本校入試広報部に知らせるよう、募集要項に書かれています。
日程と出願の手順

| 項目 | 前期A日程 | 前期B日程 | 後期日程 |
|---|---|---|---|
| 試験日 | 2027年1月16日(土) | 2027年1月17日(日) | 2027年1月19日(火) |
| 集合時刻 | 8:40 | 16:00 | 9:00 |
| 合格発表(Webシステム) | 2027年1月17日(日)13:00〜 | 2027年1月18日(月)13:00〜 | 2027年1月20日(水)10:00〜 |
| 入学金等の納入期限 | 1月19日(火)15:00まで(前期A・B共通) | 同左 | 1月21日(木)15:00まで |
Web出願:サイトへのアクセスと入力は2026年12月12日(土)から可能。受験料の支払いは2026年12月19日(土)0:00から。出願期限は前期A・B・後期とも2027年1月8日(金)23:59。後期日程の追加出願は2027年1月17日(日)〜1月18日(月)15:00まで。
募集要項の表を見ると、前期B日程の試験は、日曜日の夕方(集合16:00)です。前期A日程の翌日で、前期Aの合格発表(1月17日・日曜13:00から)を見たあとに、前期Bを受ける流れになります。前期Bの発表は翌18日(月)の13:00から、後期日程の試験は19日(火)の午前です。
入学金等の納入期限は、募集要項の表では、前期A・B日程が2027年1月19日(火)15:00まで、後期日程が1月21日(木)15:00までです。入学金・施設設備資金(合わせて50万円)を振り込んだ方に、入学手続きの書類が送られます。既納入金(入学金)は返金されません。
インターネット出願の流れ(学校の案内)
インターネット環境がないご家庭のために、出願期間中は「出願サポート室」が設けられ、学校のパソコンとプリンターを使えます(事前に学校へ連絡が必要です)。ただし、土曜・日曜・祝日と、12月26日から1月4日の期間は、学校への問い合わせができません。コンビニ払いを選んだ場合、受験票・写真票を印刷するために、再び来校する必要がある点にも注意が必要です。
前期A・前期B・後期の組み合わせ、4教科型か3教科型かの選び方を、お子さまの得意科目と過去問の得点から整理します。オンラインなので全国どこからでも受けられます。初回体験授業(60分)無料です。
科目・配点・時間割と、合否判定のしくみ

| 入試 | 時間割 | 満点 |
|---|---|---|
| 前期A日程 | 集合8:40/国語(120点・60分)9:00〜10:00/算数(120点・60分)10:20〜11:20/理科(80点・40分)11:40〜12:20/諸連絡・アンケート 12:20〜12:30(3教科型は終了)/4教科型は教室で昼食(12:20〜13:00)/社会(80点・40分)13:10〜13:50/諸連絡・アンケート 13:50〜14:00 | 4教科型 400点/3教科型は320点を1.25倍して400点 |
| 前期B日程 | 集合16:00/国語(100点・50分)16:30〜17:20/算数(100点・50分)17:40〜18:30/諸連絡・アンケート 18:30〜18:40 | 200点 |
| 後期日程 | 集合9:00/国語(100点・50分)9:30〜10:20/算数(100点・50分)10:40〜11:30/諸連絡・アンケート 11:30〜11:40 | 200点 |
前期Aの合否は、募集要項の「判定方法」に、「4教科合計点または3教科換算点の高得点を採用」と書かれています。3教科型の受験者は、国語・算数・理科の計320点に1.25をかけて、400点に換算した点数が使われます。4教科型の受験者は、4教科の合計点と、3教科の換算点を比べて、高い方が採用されます。つまり、社会が苦手なお子さまが4教科型を選んでも、社会の点が足を引っ張る形にはなりません(当サイトの読み取りです)。
たとえば、国語80点・算数70点・理科50点の3教科の合計が200点だとすると、換算点は250点です(当サイトの計算例)。4教科型でも、社会が加わった合計点より、この換算点の方が高ければ、換算点が使われる仕組みです。ただし、出願時に、3教科型か4教科型かを選ぶ必要があります。当日に変更できるかどうかは、募集要項では読み取れません。
前期A日程は、4教科型の場合、昼食をはさんで13:50ごろまで試験があります。3教科型は12:30ごろに終わります。4教科型の昼食は、教室で食べると、時間割に書かれています。前期Bと後期は、国語・算数が各50分で、試験全体は1時間半足らずです。学校は問題量や構成を公表していませんので、過去問で、実際の分量を確かめてください。
試験開始から20分以上遅刻した場合は、入室できないと、時間割に注記されています。冬の寒い時期の試験で、前期Bは夕方の開始(集合16:00)、後期は平日の朝です。交通機関の遅れなども含めて、時間に余裕を持った行程を組む必要があります。
Sコース・Aコースとは
募集要項の「判定方法」には、前期Aは合計400点、前期Bと後期は合計200点の得点により、Sコース・Aコースの合格者を決定します、と書かれています。入試の得点で、Sコースの合格者とAコースの合格者が決まる、という意味です。「Sコース」を希望しない人は、出願時に申請する、と書かれており、申請がなければ、Sコースの判定の対象になると読み取れます。
第1学年約240名のうち、Sコースは75名、Aコースは165名です。2026年度の入試結果では、合格者のうち、Sコース合格者の数が、前期Aは63名、前期Bは74名、後期は2名と公表されています。2025年度は、前期A 66名、前期B 85名、後期2名。2024年度は、前期A 66名、前期B 64名、後期2名です。合格者のうちS合格者が占める人数の割合は、日程によって大きく異なります(前期A 2026年度は219名中63名、前期B 2026年度は170名中74名、後期は22名中2名)。Sコースの学習内容や、コースによる授業の違いは、この記事の資料からは読み取れません。学校のコース紹介で確認してください。
Sコース・Aコースの分け方は、得点で決まり、合格発表の時点で、Sコース合格か否かがわかる形です。募集要項には、Sコースの合格基準点は書かれておらず、「S合格」の最低点も、学校は公表していません。入学後にコースを移ることがあるかどうかも、募集要項には書かれていません。
入試結果(2024〜2026年度)
掲載している年度:2024・2025・2026年度の入試(各年1月)。出典:募集要項の「入試状況」と、学校の「入試状況・出願状況」ページ。倍率は学校表記の「倍率」(受験者数÷合格者数)。前期Aは400点満点、前期Bと後期は200点満点です。

| 年度 | 日程 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数(うちS合格) | 倍率 | 合格最低点 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026年度 | 前期A | 333 | 327 | 219(63) | 1.49 | 216/400 |
| 2026年度 | 前期B | 488 | 328 | 170(74) | 1.93 | 103/200 |
| 2026年度 | 後期 | 304 | 123 | 22(2) | 5.59 | 153/200 |
| 2025年度 | 前期A | 282 | 278 | 220(66) | 1.26 | 204/400 |
| 2025年度 | 前期B | 440 | 272 | 156(85) | 1.74 | 115/200 |
| 2025年度 | 後期 | 247 | 85 | 22(2) | 3.86 | 146/200 |
| 2024年度 | 前期A | 324 | 318 | 221(66) | 1.44 | 206/400 |
| 2024年度 | 前期B | 464 | 293 | 149(64) | 1.97 | 80/200 |
| 2024年度 | 後期 | 302 | 134 | 21(2) | 6.38 | 149/200 |
前期Aは、3年間とも、志願者数と受験者数の差が小さく(2026年度は333名と327名)、受験者の合格者数は、219名・220名・221名と、ほぼ同じ人数で推移しています。倍率は、2024年度1.44倍、2025年度1.26倍、2026年度1.49倍です。募集人数の「約220名」に近い人数が合格している点は、前期AとBをあわせた募集人数が約220名であることを考えると、複数の日程で合格者が出ている可能性を示します(当サイトの読み取りです)。入学者数は公開されていないため、この点は確かめられません。
前期Bは、志願者数が488名・440名・464名と、前期Aより多い一方で、受験者数は328名・272名・293名に減っています。受験者数÷志願者数は、2026年度が約67%、2025年度が約62%、2024年度が約63%です(当サイトの計算)。志願者のうち、約3分の1が受験していません。複数の日程に出願したうえで、前期Aの結果を見て、前期Bの受験を取りやめる受験生がいる可能性があります(当サイトの推測です)。
後期は、募集人数が約20名と少なく、倍率が3.86倍から6.38倍と高くなっています。2026年度は、志願者304名に対し、受験者123名(約40%)、合格者22名です。後期は、追加出願(1月17日〜18日)も受け付けているため、前期の結果を見てから出願する受験生がいる、と考えられます(当サイトの推測です)。合格最低点は、200点中153点(2026年度)で、得点率に直すと約76.5%です(当サイトの計算)。前期Bの約51.5%と比べて、後期の合格最低点の得点率は高い水準にあります。
合格最低点を得点率で見る
| 年度 | 前期A(400点) | 前期B(200点) | 後期(200点) |
|---|---|---|---|
| 2026年度 | 216点(54.0%) | 103点(51.5%) | 153点(76.5%) |
| 2025年度 | 204点(51.0%) | 115点(57.5%) | 146点(73.0%) |
| 2024年度 | 206点(51.5%) | 80点(40.0%) | 149点(74.5%) |
得点率は、合格最低点を満点で割った値で、当サイトの計算です。前期Aは、3年とも51%から54%で安定しています。前期Bは、2024年度の40.0%から、2025年度57.5%、2026年度51.5%と、年度による差が大きくなっています。後期は、3年とも73%から77%で、前期より高い得点率が必要でした。ただし、合格最低点は、その年の問題の難しさや受験者の顔ぶれで変わる数字です。この数字を、そのまま目標点にするのではなく、過去問の得点を見るときの目安の一つとして使ってください。
2026年度の成績概況(科目別の平均点)
出典:学校公式「2026年度 三田学園 中学入試 成績概況」。2026年度の試験日は、前期Aが1月17日、前期Bが1月18日、後期が1月20日でした(2027年度の日程とは異なります)。
前期A日程(400点満点・受験者327名)
| 国語(120) | 算数(120) | 理科(80) | 社会(80) | 合計(400) | |
|---|---|---|---|---|---|
| 受験者の平均 | 70.9 | 64.4 | 51.0 | 62.2 | 236.1 |
| 合格者の平均 | 77.7 | 77.4 | 57.8 | 68.0 | 269.3 |
| 合格最低点 | ― | ― | ― | ― | 216 |
前期B日程(200点満点・受験者328名)/後期日程(200点満点・受験者123名)
| 国語(100) | 算数(100) | 合計(200) | |
|---|---|---|---|
| 前期B 受験者の平均 | 55.1 | 49.4 | 104.4 |
| 前期B 合格者の平均 | 63.2 | 71.3 | 134.5 |
| 前期B 合格最低点 | ― | ― | 103 |
| 後期 受験者の平均 | 63.7 | 59.4 | 123.1 |
| 後期 合格者の平均 | 78.2 | 88.1 | 166.3 |
| 後期 合格最低点 | ― | ― | 153 |
前期Aの得点率を、受験者の平均で見ると、国語は70.9÷120で約59.1%、算数は64.4÷120で約53.7%、理科は51.0÷80で約63.8%、社会は62.2÷80で約77.8%です(当サイトの計算)。算数が、4教科のなかで得点率が低くなっています。合格者の平均と受験者の平均の差は、国語で6.8点、算数で13.0点、理科で6.8点、社会で5.8点で、算数の差が大きくなっています(当サイトの計算)。算数で得点できるかどうかが、前期Aの合否を分けやすい科目だと読み取れます。
前期Bでは、算数の受験者平均が49.4点、合格者の平均が71.3点で、その差は21.9点です(当サイトの計算)。国語の差は8.1点で、前期Bも、算数の差が大きくなっています。後期は、合格者の算数の平均が88.1点で、国語の78.2点を上回っています。算数で高得点を取れる受験生が合格している様子がうかがえます。算数は、前期B・後期では満点(100点)の受験者が出ており、前期Aでも満点(120点)の受験者がいます。理科も、前期Aで満点(80点)が出ています。
社会は、前期Aの受験者の平均が62.2点(80点満点)と、得点率が高い教科でした。社会は、基本的な知識を確実に得点できる教科として、4教科型を選ぶ場合の武器になります。ただし、3教科換算点との比較で、高い方が採用されるため、社会が得意でない場合は、3教科換算点で勝負する選択肢もあります(当サイトの考え方です)。
学校は、教科ごとの出題の講評や、問題の分析(誤答の傾向、出題のねらいなど)を、公開していません(このページおよび募集要項、2026年11月8日時点)。出題内容は、公開されている過去問そのもので確認するのが、確実な方法です。
日程ごとの数字から、受け方を考える
3年分の数字を並べると、日程ごとの性格の違いが見えてきます。前期Aは、受験率が約98%と高く、受験者の多くが4教科(または3教科)で臨む日程です。倍率は1.26倍から1.49倍で、合格最低点の得点率は約51〜54%でした。この日程は、前期の中心にあたり、学校がもっとも多く合格者を出している日程です。
前期Bは、志願者が多い一方で、受験しない人も約3分の1います。受験者の合格者数は、149名から170名の間で、倍率は1.74倍から1.97倍です。国語・算数の2科で200点満点と、配点が小さいため、1問の差が合否に影響しやすい日程です。合格最低点の得点率は、年度によって40%から57.5%まで幅があり、問題の難しさによって変わる様子がうかがえます。
後期は、募集人数が少なく、合格者は21〜22名です。受験者の平均点は、前期Bより高く、合格最低点の得点率も約73〜77%です。学校の公開資料から、後期の受験者の学力層について読み取れるのは、ここまでです。どの日程を受けるかは、お子さまが4教科を安定して得点できるのか、国語・算数に絞った方が力を出せるのかを、過去問の得点で確かめたうえで、家庭で決めることになります(当サイトの考え方です)。
学費と入学手続
| 項目 | 月額 | 年額 |
|---|---|---|
| 授業料 | 45,200円 | 542,400円 |
| 教育充実費 | 5,000円 | 60,000円 |
| 育友会費 | 1,000円 | 12,000円 |
| 生徒会費 | 700円 | 8,400円 |
| 合計 | 51,900円 | 622,800円 |
| 入学時の納入金 | 金額 |
|---|---|
| 入学金(手続き時) | 300,000円 |
| 施設設備資金(手続き時) | 200,000円 |
| 合計(当サイトの計算) | 500,000円 |
| (参考)高校進学時の入学金 | 150,000円 |
| (参考)高校進学時の施設設備資金 | 100,000円 |
学費のページには、上の月額と年額が書かれています。月額の合計は、授業料45,200円、教育充実費5,000円、育友会費1,000円、生徒会費700円で、51,900円(年額622,800円)です。入学手続き時に、入学金300,000円と施設設備資金200,000円を納め、合計は50万円になります(当サイトの計算)。募集要項にも同じ金額が書かれています。
このほか、制服、教材、通学、行事などの費用の金額は、学校のページや募集要項の学費の表には書かれていません。納入の方法や時期の細部は、募集要項からは読み取れません。高校進学時の入学金150,000円・施設設備資金100,000円は、中学校から高校に進学する際に納める金額として書かれています。
奨学金については、入学試験成績優秀者には、入学金免除の制度があること、中学2年生からは、成績優秀者に本校独自の奨学金を支給することが、学費のページと募集要項に書かれています。入学金免除の条件(何位までか、どの日程が対象か)は、書かれていないため、学校に確認する必要があります。
入学手続の流れ(2027年度募集要項)
過去問と市販の問題集
学校が公開している過去問(2022〜2026年度)
三田学園は、「入試要項・過去問」のページで、過去の入試問題をPDFで公開しています。2022年度から2026年度までの5年分で、前期A日程は国語・算数・理科・社会、前期B日程は国語・算数の問題が掲載されています。各年度の「解答例」(前期A・前期B)も、同じページにあります。後期日程の問題は、「過去の入試問題」のページには掲載されていません。
| 年度 | 前期A日程 | 前期B日程 | 解答例 |
|---|---|---|---|
| 2026年度 | 国語・算数・理科・社会 | 国語・算数 | 前期A・前期B |
| 2025年度 | 国語・算数・理科・社会 | 国語・算数 | 前期A・前期B |
| 2024年度 | 国語・算数・理科・社会 | 国語・算数 | 前期A・前期B |
| 2023年度 | 国語・算数・理科・社会 | 国語・算数 | 前期A・前期B |
| 2022年度 | 国語・算数・理科・社会 | 国語・算数 | 前期A・前期B |
後期日程の問題が公開されていないため、後期を受ける場合の練習は、前期Bの国語・算数の過去問を使うことになります。後期も、前期Bと同じく国語100点・算数100点の2科ですが、問題の難しさや形式が前期Bと同じかどうかは、学校の資料からは読み取れません(受験者の平均点は、前期Bが104.4点、後期が123.1点で、後期の方が高くなっています)。
市販の過去問題集
| 出版社 | 書名 | 価格 |
|---|---|---|
| 英俊社 | 三田学園中学校(2027年度受験用) | 2,970円 |
英俊社の公式ページ(「中学校別入試対策シリーズ(赤本)」)に、2027年度受験用として、「三田学園中学校」が既刊として掲載されています(価格2,970円、2026年11月8日確認)。同じページに、「編集上の都合により、2024年前期A日程の理科の大問5の(2)の2は省略しています」という注記があります。学校が公開している過去問と併用するときは、この注記を知っておくと、問題の抜けに戸惑いません。解説の読みやすさなどは、書店で手に取って確かめてください。
過去問の使い方
対策の進め方(学年別・科目別)
この節の学年別の流れは、公開されている数字と、一般的な学習の進め方をもとにした、当サイトの考え方です。学校が学習計画を示しているわけではありません。
小学4年生・5年生
4・5年生の時期は、基礎学力を固める時期です。三田学園の入試は、国語と算数が、全日程で出題される科目です(前期A・B・後期のすべてで国語と算数があります)。まずは、国語の読解と漢字、算数の計算と基本的な文章題を、毎日少しずつ積み上げることが土台になります。理科・社会は、前期Aだけの科目ですが、日常の疑問から調べる習慣をつけておくと、6年生になってからの学習が楽になります。
小学6年生の春〜夏
6年生になったら、算数の苦手単元をなくす時期です。前の節のとおり、受験者平均と合格者平均の差は、算数で大きくなっています。計算の正確さ、割合・速さ・図形といった頻出単元の基本を確実にしておくと、合格者との差を縮めやすくなります。国語は、記述に慣れるために、読んだ文章の要点を、短い文で書く練習を始めてください。
小学6年生の秋(今の時期)
11月は、過去問を解き始める時期です。受験する日程が決まっていれば、その日程の過去問から始めます。前期Aなら4教科(または3教科)、前期B・後期なら国語・算数です。1年分を本番と同じ時間で解き、得点を記録します。解答例と見比べ、間違いの原因を3つに分けて、次の1週間の復習の計画を立てます。
小学6年生の冬〜直前
12月から1月は、日程ごとの練習の仕上げです。前期Bは、日曜の夕方の開始(集合16:00)なので、夕方の時間帯に国語・算数を解く練習を入れてみてください。前期Aの翌日が前期B、その2日後が後期という間隔なので、前期Aの結果が出た日(1月17日)に気持ちを切り替え、翌日の前期Bに備える流れを、家庭で想定しておきます。
科目別の勉強のポイント
| 科目 | 数字から読み取れること | 家庭でできること(当サイトの考え方) |
|---|---|---|
| 国語 | 前期A(120点・60分)と前期B・後期(100点・50分)で配点・時間が異なる。合格者平均は前期Aで77.7点、前期Bで63.2点、後期で78.2点 | 読解のあと、要点を短くまとめる練習。漢字は毎日少しずつ。時間配分の練習は、過去問で本番の時間に合わせる |
| 算数 | 受験者平均と合格者平均の差が、全日程で国語より大きい。満点の受験者が出ている | 計算の正確さと、頻出単元の基本を固める。難問に時間をかけすぎず、解ける問題を確実に取る順番を決めておく |
| 理科(前期A) | 80点・40分。受験者平均51.0点、合格者平均57.8点 | 用語と基本の現象を、教科書の範囲で確実に。計算問題は、比例の考え方を使えるように |
| 社会(前期A) | 80点・40分。受験者平均62.2点(得点率が高い) | 地理・歴史・公民の基本事項を、確実に得点できるようにする。4教科型を選ぶなら、強みになる |
保護者が確認しておきたいこと
- 日程が3回あることだけで受験回数を決め、科目・配点・時間割の違い(前期Aは4教科型・3教科型、前期B・後期は2科)を確かめていない
- 前期Aの4教科型・3教科型の選択を、出願時に慌てて決めてしまう
- 合格最低点を、満点の違い(400点と200点)を見ずに、そのまま比べてしまう
- 前期Bが日曜の夕方(集合16:00)の試験であることを知らずに、他の予定を入れてしまう
- 複数日程で合格したあとの入学金の扱い(返金されない)を確かめないまま、併願校の手続日程を組む
出願前のチェックリスト
- 2027年度の募集要項と、「インターネット出願手続きの流れ」を、両方読んだ
- 受ける日程(前期A・前期B・後期)と、前期Aの4教科型・3教科型の選択を決めた
- 出願期限(2027年1月8日23:59)と、受験料の支払い期間(12月19日0:00〜1月8日23:59)を確認した
- 後期の追加出願(1月17日〜18日15:00)の扱いを確認した
- 合格発表の日時(1月17日・18日13:00、1月20日10:00)と、入学金の納入期限を、併願校の日程と並べて確認した
- 複数日程に出願した場合の受験料の返金条件(前期で合格し、入学金を納入して、その後の日程を受験しない場合)を確認した
- 入学手続の書類(住民票、口座振替依頼書、誓約書)と、提出期限(1月29日)を確認した
インターネットを使えない環境の場合は、出願サポート室が使えます。ただし、土曜・日曜・祝日と、12月26日から1月4日は、学校への問い合わせができません。出願期間の終わりに近いところで困らないように、12月中に、出願の手順を一度、家庭で確かめておくと安心です。
よくある質問
Q.募集人数は何名ですか
A.第1学年は約240名(Sコース75名・Aコース165名)です。入試の募集人数は、前期日程(A・B)が約220名、後期日程が約20名です。
Q.試験日はいつですか
A.前期A日程が2027年1月16日(土)、前期B日程が1月17日(日)、後期日程が1月19日(火)です。会場は三田学園高校校舎です。
Q.前期Aの4教科型と3教科型はどう違いますか
A.4教科型は国語120点・算数120点・理科80点・社会80点の400点満点です。3教科型は、国語・算数・理科の320点を1.25倍して400点に換算します。4教科型の受験者は、4教科の合計点と3教科換算点のうち、高い方が採用されます。出願時に選択します。
Q.前期Bと後期の科目は何ですか
A.どちらも、国語(100点・50分)と算数(100点・50分)の2科、200点満点です。
Q.出願期間はいつですか
A.インターネット出願のみで、2026年12月19日(土)から2027年1月8日(金)23:59までです(アクセスと入力は12月12日(土)から可能)。後期日程には、1月17日(日)から18日(月)15:00までの追加出願期間があります。
Q.受験料はいくらですか
A.1回受験あたり20,000円です。複数日程に出願し、前期日程で合格して入学金を期間内に納入し、その後の日程を受験しない場合に限り、受験料が返金されます(追加出願期間の分は対象外)。
Q.2026年度の倍率はどのくらいでしたか
A.前期Aが1.49倍、前期Bが1.93倍、後期が5.59倍でした(学校表記。受験者数÷合格者数)。
Q.合格最低点は公開されていますか
A.公開されています。2026年度は、前期Aが400点中216点、前期Bが200点中103点、後期が200点中153点です。2024・2025年度の数字も、学校が公開しています。
Q.過去問は手に入りますか
A.学校のホームページで、2022〜2026年度の過去問(前期Aは国語・算数・理科・社会、前期Bは国語・算数)と解答例が公開されています。後期の問題は掲載されていません。市販の過去問題集は、英俊社の「三田学園中学校(2027年度受験用)」が既刊として掲載されています(2,970円)。
Q.学費はいくらですか
A.授業料が月額45,200円(年額542,400円)、教育充実費が月額5,000円、育友会費が月額1,000円、生徒会費が月額700円で、月額の合計は51,900円(年額622,800円)です。入学手続き時に、入学金300,000円と施設設備資金200,000円が必要です。
Q.奨学金はありますか
A.入学試験成績優秀者には、入学金免除の制度があります。中学2年生からは、成績優秀者に本校独自の奨学金が支給されます。条件の詳細は、学校に確認してください。
Q.入学手続の期限はいつですか
A.入学金・施設設備資金(計50万円)の納入期限は、前期A・Bが2027年1月19日(火)15:00まで、後期が1月21日(木)15:00までです。書類の提出は、1月29日(金)までです。


