最終更新:2026年11月8日|入試の日程・募集人員・科目・配点・受験料・手続は、東京電機大学中学校・高等学校の公式サイトに掲載されている「2027年度 中学校 生徒募集要項」をもとにしています。入試結果は同校の「入試結果(中学校)」ページ(2026年度、2026年4月8日更新)、学費は「入学金・学費」ページ(2026年度実績)の数字です。二次情報は使っていません。出典は記事の最後にまとめました。
2027年度の入試は、2月1日(月)の午前・午後、2月2日(火)の午前、2月4日(木)の午後の計4回です。募集人員は合計150名(第1回50名、第2回50名、第3回25名、第4回25名)で、第2回と第3回の募集人員には特待生が含まれます。
科目は回によって違います。第1回・第3回は、出願時に2科(国語・算数)か4科(国語・算数・理科・社会)を選びます。第2回は国語か算数の1科を当日に選び、第4回は4科から2科を当日に選びます。配点は国語・算数が各100点、第1回・第3回の理科・社会は各60点です。
2026年度の結果は、学校が回ごとに公表しています。志願者数は第1回260名、第2回486名、第3回360名、第4回466名で、実質倍率(全体)は2.76倍、2.73倍、4.27倍、4.78倍です。合格最低点は男女別・科目別に公表されています。
- 東京電機大学中学校の基本情報
- 2027年度入試の全体像(4回の入試)
- 日程:出願から合格発表・入学手続まで
- 募集人員と、回ごとの受け方
- 科目・配点・試験時間
- 受験料・出願・当日の持ち物
- 特待生・加点措置・男女別の判定
- 入試結果(2026年度)の読み方
- 学費(2026年度実績)
- 学校の教育の特色(入試の背景として)
- 対策の進め方(学年別・科目別)
- 市販の過去問題集と、過去問の使い方
- 保護者が確認しておきたいこと
- よくある質問
東京都小金井市にある東京電機大学中学校は、2月1日から4日までに4回の入試を行っています。回ごとに受験する科目の数も選び方も違うため、「どの回を、どの科目で受けるのか」を決めるところから、準備が始まります。この記事では、学校の公式サイトに載っている募集要項と入試結果をもとに、日程、募集人員、科目と配点、2026年度の結果までを整理します。
扱う数字は、2027年度の募集要項と、2026年度の入試結果です。2026年度の結果は、あくまで前年度の実績で、2027年度の合格点を示すものではありません。学校が公開していない項目は「公開されていません」と書き、当サイトの計算や推測には、そのつど「当サイトの計算」「当サイトの推測」と書きます。民間による推定値は載せていません。
東京電機大学中学校の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学校名 | 東京電機大学中学校・高等学校 |
| 所在地 | 〒184-8555 東京都小金井市梶野町4-8-1 |
| 電話 | 0422-37-6441 |
| 男女の別 | 共学(合否は男女別に判定します) |
| 中学校の在籍(2026年4月現在) | 1年167名(男子115名・女子52名)、2年164名、3年161名、合計492名 |
| クラスの人数 | 中学校では開校以来、1クラスを30名前後で編成(学校の教育方針より) |
| 来校の方法 | 公共交通機関を利用(募集要項に、車での送迎は控えるよう書かれています) |
学校の「学校データ」ページには、在校生の居住地も載っています。2026年度の中学1年生167名のうち、東京都区部が61名(男子46名・女子15名)、東京都市部が94名(男子62名・女子32名)で、都内在住は合計155名です。ほかは、埼玉県6名、神奈川県5名、千葉県1名と書かれています。中学校全体で見ても、男子が女子の約2倍の人数です(当サイトの計算。男子324名、女子168名)。
なお、この記事で扱うのは中学校(第1学年)の入試です。同じ学校には高校入試もありますが、募集人員や選考方法が異なります。
2027年度入試の全体像(4回の入試)
掲載している年度:2027年度(2027年2月実施)。出典は、学校公式の「2027年度 中学校 生徒募集要項」です。
| 第1回 | 第2回 | 第3回 | 第4回 | |
|---|---|---|---|---|
| 試験日 | 2月1日(月)午前 | 2月1日(月)午後 | 2月2日(火)午前 | 2月4日(木)午後 |
| 募集人員 | 50名 | 50名(特待生を含む) | 25名(特待生を含む) | 25名 |
| 受験科目 | 2科または4科(出願時に選択) | 国語または算数の1科(当日に選択) | 2科または4科(出願時に選択) | 4科から2科(当日に選択) |
| 試験時間(筆記) | 8:50〜12:00 | 14:50〜15:50(60分) | 8:50〜12:00 | 15:30〜16:40(70分) |
4回を並べると、午前に2回、午後に2回あることがわかります。第1回と第3回は、国語・算数の2科、または国語・算数・理科・社会の4科から、出願のときに受け方を決めます。第2回は、国語か算数のどちらか1科だけを、試験当日に選びます。第4回は、4科のうち好きな2科を、試験当日に選びます。
この組み立ては、得意な科目を軸に受験の計画を立てやすい反面、「どの回を受けるか」「何科で受けるか」を、家庭で決めておく必要があります。2月1日の午前と午後は同じ日に続けて受けることになるため、受験生の体力や、他校の日程との重なりも、あらかじめ確認しておくと安心です。
日程:出願から合格発表・入学手続まで

| 第1回 | 第2回 | 第3回 | 第4回 | |
|---|---|---|---|---|
| 出願期間(インターネット出願) | 1月10日(日)9:00〜1月31日(日)15:00(第1回と第2回は共通) | (同左) | 1月10日(日)9:00〜2月2日(火)5:00 | 1月10日(日)9:00〜2月4日(木)8:00 |
| 合格発表(Web) | 2月1日(月)18:00〜 | 2月1日(月)22:00〜 | 2月2日(火)18:00〜 | 2月4日(木)22:00〜 |
| 入学手続期間 | 2月1日(月)18:00〜2月2日(火)15:00 | 2月1日(月)22:00〜2月9日(火)15:00 | 2月2日(火)18:00〜2月9日(火)15:00 | 2月4日(木)22:00〜2月9日(火)15:00 |
出願は、インターネット出願のみです。受験料の納入は、12月20日(日)9:00から行えます。出願時に提出する書類はなく、入学手続をした人は、あとで6年生の通知表のコピー(表紙を含む全ページ。3学期制の学校は2学期分、2学期制の学校は1学期分)を提出します。
合格発表はWebサイトで行われ、入学金の納入をもって入学手続が完了します。第1回の手続期限が「2月2日(火)15:00」と、ほかの回より早い点に注意が必要です。第2回・第3回・第4回の合格者は、2月9日(火)15:00までに入学金を納めます。入学手続をしないまま期限を過ぎると、入学辞退とみなされると、募集要項に書かれています。
合否に関する電話やメールでの問い合わせには、一切応じられないと、募集要項に明記されています。合否は、合否照会サイトで確認します。入学手続後に入学を辞退する場合は、電話で連絡するよう書かれています。
合格後の流れ:新入生登校日
| 日付 | 内容 | |
|---|---|---|
| 第1回登校日 | 2月11日(木・祝) | 制服の採寸・注文(取扱店)。入学承諾書の受け渡し |
| 第2回登校日 | 3月21日(日・祝)9:00〜 | (募集要項には、両日とも新入生と保護者1名で出席と書かれています) |
2月11日の登校日に、入学者へ入学承諾書が渡される予定と、募集要項に書かれています。両日とも、新入生と保護者の方1名で出席する形です。手続後の予定は、手続サイトに掲載される「入学のしおり」で案内されます。
お子さまの過去問や模試の答案を見て、合格ラインまであと何点か、どの教科で取りにいくかを整理します。オンラインなので全国どこからでも受けられます。初回体験授業(60分)無料です。
募集人員と、回ごとの受け方
| 回 | 募集人員 | 科目の選び方 | 選択のタイミング |
|---|---|---|---|
| 第1回(2/1午前) | 50名 | 2科(国語・算数)または4科(国語・算数・理科・社会) | 出願時 |
| 第2回(2/1午後) | 50名(特待生を含む) | 国語または算数の1科 | 試験当日 |
| 第3回(2/2午前) | 25名(特待生を含む) | 2科または4科 | 出願時 |
| 第4回(2/4午後) | 25名 | 4科(国語・算数・理科・社会)から2科 | 試験当日 |
募集人員の合計は150名で、2026年度の結果ページに載っている募集人数(第1回50名、第2回50名、第3回25名、第4回25名)と、同じ配分です。第2回に募集人員の3分の1にあたる50名の枠があるため、午後の1科入試は、2026年度の受験者数が462名と、4回のなかで多い回でした。結果は後の節で見ます。
第1回と第3回は、2科と4科で受験者が分かれます。2026年度の結果ページには、2科・4科それぞれの志願者数と合格者数、合格最低点が、男女別に載っています。4科を選ぶと、国語・算数に加えて理科・社会(各60点)も得点に入ります。結果ページでは、合格最低点が2科と4科で別々に示されています。
2回目以降の受験で、得点が加算される
同じ学校を複数回受ける場合、重複受験の加点措置があります。募集要項によると、2回目以降の受験では、1教科選択の場合は5点、2教科選択の場合は10点、4教科選択の場合は15点が、得点に加算されて判定されます。例として、第1回と第3回を受けた場合は、第3回で加点される、と書かれています。
- 加点の対象は「重複受験」の2回目以降。出願しただけでは適用されない
- 加点の点数は、その回で選んだ科目数で決まる(1教科=5点、2教科=10点、4教科=15点)
- 加点後の得点で判定される(特待生の選考については、次の節で扱う)
2026年度の結果ページにある「合格最低点」が、この加点後の点数なのかどうかは、結果ページには書かれていません。合格最低点を目標の目安にするときは、この点を頭に置いて、学校の説明会などで確認すると確かです。
科目・配点・試験時間

第1回・第3回(2科または4科)
| 時間 | 教科(配点) | 備考 |
|---|---|---|
| 集合 8:30(7:30から入構可) | ||
| 8:50〜9:40(50分) | 国語(100点) | |
| 10:00〜10:50(50分) | 算数(100点) | 2科受験者はここで終了 |
| 11:10〜12:00(50分) | 理科(60点)・社会(60点) | 4科受験者のみ。理科・社会を合わせて50分 |
第1回・第3回は、2科でも4科でも、国語と算数は共通問題と、募集要項に書かれています。4科受験者は、理科と社会の2教科を、50分でまとめて解きます。2科受験の満点は200点、4科受験の満点は、国語100点・算数100点・理科60点・社会60点で320点です(当サイトの計算)。
第2回(国語または算数の1科)
| 時間 | 教科(配点) |
|---|---|
| 集合 14:30(13:30から入構可) | |
| 14:50〜15:50(60分) | 国語(100点)または算数(100点) |
第2回は、国語か算数のどちらか1科を、試験当日に選びます。試験時間は60分で、配点は100点です。2026年度の結果ページを見ると、第2回は国語と算数で合格最低点が別々に示されていて、選択した科目ごとに判定されていると読み取れます。
第4回(4科から2科を選択)
| 時間 | 教科(配点) |
|---|---|
| 集合 15:10(14:10から入構可) | |
| 15:30〜16:40(70分) | 国語(100点)・算数(100点)・理科(100点)・社会(100点)のうち、当日に選択した2教科 |
第4回は、4教科のうち、選択した2教科を70分で受験します。この回は、理科・社会の配点も各100点です。第1回・第3回の理科・社会が各60点であるのとは、配点が違います。2026年度の第4回では、社会の平均点が57.8点、理科の平均点が58.9点と、結果ページに載っています。
持ち物・受験上の注意
- 持ち物:受験票、志願票(同時出願した場合は、初回の受験時に回収。2回目以降は受験票のみ)、鉛筆またはシャープペンシル、消しゴム
- 定規・コンパスなどは使いません。上履きは必要ありません
- 携帯電話、スマートフォン、ウェアラブル端末などの電子機器は、校舎に入る際に電源を切って鞄にしまう
- 公共交通機関の遅延で遅刻しそうなときは、連絡する(連絡先は募集要項に記載)
第2回と第4回は午後の入試のため、やむを得ない理由で遅れることが事前にわかっている場合は、受験票・志願票を印刷した後に、直接電話で申し出るよう書かれています。来校は公共交通機関を利用し、自動車の送迎や、路上での駐停車はしないよう、募集要項に注意があります。
受験料・出願・当日の持ち物
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出願資格 | 2027年3月に小学校を卒業見込みの者 |
| 出願方法 | インターネット出願(追加出願のときは、最初の出願と同じアカウントを使用) |
| 受験料 | 1回 25,000円/2回同時出願 38,000円/3回以上同時出願 50,000円 |
| 受験料の納入 | 12月20日(日)9:00から |
| 割引の条件 | 同時出願のみ。同時出願しない場合は、割引は適用されない |
| 返金 | 入学者には、入学手続をした試験より後の、受験しなかった回の受験料を、入学後に返金 |
受験料は、1回なら25,000円、2回同時なら38,000円、3回以上同時なら50,000円です。たとえば、4回すべてに同時に出願した場合の受験料は、50,000円になります(募集要項の「3回以上同時出願」に当たります)。別々の時期に追加で出願すると、同時出願の割引は適用されません。受験する回数を、早めに決めておくことが大切です。
入学者に対しては、入学手続をした試験より後の回で、受験しなかった分の受験料を、入学後に返金すると、募集要項に書かれています。返金の具体的な金額や時期は、募集要項には書かれていないため、必要な場合は学校に確認してください。
特待生・加点措置・男女別の判定
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特待生の選考 | 第2回試験と第3回試験(4教科)で、成績優秀者(入試得点率80〜90%を目安)から選考 |
| 人数 | 20名程度(第2回と第3回を合わせて) |
| 特典 | 入学金を全額免除 |
| 重複受験の加点 | 2回目以降、1教科5点/2教科10点/4教科15点(出願のみでは適用されない) |
| 判定 | いずれの回も、男女別に判定 |
特待生は、第2回と第3回の成績優秀者から、20名程度が選ばれます。特典は入学金の全額免除です。特待生の選考の目安として、「入試得点率80〜90%」と募集要項に書かれています。合格者のうち特待生として合格した人は、合否照会サイトでその旨が表示されます。特待生も、所定の入学手続(入学金の納入は不要)を、手続期間内に完了させる必要があります。
学校の「奨学金・学費減免制度等」ページには、特待生制度が「中学校の第2回、第3回入学試験における成績優秀者に対し入学金を免除する制度」と書かれています。募集要項の記載と合わせて読むと、特待生の対象は第2回・第3回の入試で、4教科で受けた第3回が選考の対象になる、と読み取れます(当サイトの読み取りです)。第2回は国語か算数の1科入試のため、募集要項の「第3回試験(4教科)」との対応は、細かな運用を学校に確認すると確実です。
もう一つ大切なのが、男女別の判定です。「いずれの回においても男女別に判定します」と募集要項に書かれているため、合格者数も、合格最低点も、男子と女子で別々に出ます。2026年度の結果ページには、男女別の数字が載っています。次の節で、その中身を見ていきましょう。
入試結果(2026年度)の読み方
掲載している年度:2026年度入試(2026年2月実施)。学校の「入試結果(中学校)」ページ(2026年4月8日更新)の数字です。倍率は学校が公表している「実質倍率」。合計や割合は、特に書かない限り学校の数字です。当サイトで計算したものには「当サイトの計算」と書きます。

| 回 | 募集 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 実質倍率(全体/男/女) |
|---|---|---|---|---|---|
| 第1回(2/1午前) | 50名 | 260名 | 232名 | 84名 | 2.76倍/3.25倍/1.83倍 |
| 第2回(2/1午後) | 50名 | 486名 | 462名 | 169名 | 2.73倍/3.12倍/1.96倍 |
| 第3回(2/2午前) | 25名 | 360名 | 205名 | 48名 | 4.27倍/5.43倍/2.33倍 |
| 第4回(2/4午後) | 25名 | 466名 | 263名 | 55名 | 4.78倍/6.37倍/2.00倍 |
志願者・受験者・合格者の「合計」は、学校が男女別・2科4科別に載せた数字を、当サイトで足したものです。第3回の合格者には特待生合格0名を含み、第4回の合格者には追加合格20名を含みません(学校の注記)。
4回の志願者数を足すと、1,572名です(当サイトの計算)。受験者数は、第1回が232名、第2回が462名、第3回が205名、第4回が263名で、足すと1,162名です。この数字を見ると、第3回と第4回は、志願者数に比べて受験者数が少ないことがわかります。第3回は志願者360名に対して受験者205名、第4回は志願者466名に対して受験者263名です。同時出願をした受験生が、先の回で結果が出たあとに、後の回を受けなかったケースが含まれていると考えられますが、学校の資料にはその理由は書かれていません(当サイトの推測です)。
実質倍率は、受験者数を合格者数で割った数字で、学校が公表しています。全体の倍率は、第1回2.76倍、第2回2.73倍、第3回4.27倍、第4回4.78倍です。第3回・第4回は、第1回・第2回より倍率が高くなっています。ただし、第3回と第4回は募集人員が25名と少なく、合格者数も48名、55名と、第1回・第2回より少ない点も、倍率に影響していると考えられます(当サイトの推測です)。
第1回:2科と4科、男女別の結果
| 男子 2科 | 男子 4科 | 女子 2科 | 女子 4科 | |
|---|---|---|---|---|
| 志願者数 | 61名 | 142名 | 23名 | 34名 |
| 受験者数 | 57名 | 122名 | 22名 | 31名 |
| 合格者数 | 11名 | 44名 | 7名 | 22名 |
| 合格最低点 | 135点 | 214点 | 109点 | 164点 |
第1回の受験平均点は、2科が112.9点(200点満点)、4科が181.9点(320点満点)と、学校が公表しています。得点率にすると、2科が約56.5%、4科が約56.8%です(当サイトの計算)。合格最低点は、男子の4科が214点、女子の4科が164点で、男女で50点の差があります。これは、男女別に判定しているためです。
科目別の平均点は、国語53.8点、算数59.1点、理科34.6点、社会31点です(理科・社会は各60点満点)。国語・算数は各100点満点なので、国語・算数・理科・社会のいずれも、平均点は5割台という結果です(当サイトの計算)。
第2回:国語・算数の1科入試
| 男子 | 女子 | |
|---|---|---|
| 志願者数(選択1科) | 371名 | 115名 |
| 受験者数 | 352名 | 110名 |
| 合格者数 | 113名 | 56名 |
| 合格最低点(国語) | 74点 | 74点 |
| 合格最低点(算数) | 64点 | 52点 |
第2回は、国語か算数の1科入試で、受験平均点は選択1科全体で60.5点と、学校が公表しています。国語の平均点は68.3点、算数の平均点は52.6点で、選択した科目によって、平均点に差があります。合格最低点は、国語が男子・女子とも74点、算数が男子64点・女子52点です。国語と算数で最低点が違うため、1科の得点だけで見ずに、自分が選んだ科目の水準を基準に考える必要があります。
合格者は、男子が113名、女子が56名で、合計169名です。第2回の募集人員は50名(特待生を含む)ですが、合格者数は募集人員より多く出ています。学校の資料には、その理由は書かれていません。入学手続をしない人がいることを見込んでいる可能性がありますが、入学者数が公表されていないため、確かめることはできません(当サイトの推測です)。
第3回:2科と4科、男女別の結果
| 男子 2科 | 男子 4科 | 女子 2科 | 女子 4科 | |
|---|---|---|---|---|
| 志願者数 | 68名 | 204名 | 36名 | 52名 |
| 受験者数 | 40名 | 123名 | 23名 | 19名 |
| 合格者数 | 2名 | 28名 | 6名 | 12名 |
| 合格最低点 | 145点 | 223点 | 110点 | 188点 |
第3回の受験平均点は、2科が108.6点、4科が178.9点です。科目別の平均点は、国語62.4点、算数46.1点、社会32.5点、理科33.5点で、社会・理科は各60点満点です。算数の平均点46.1点は、4回の算数の平均点のなかでは低い水準です。
男子の2科は、受験者40名に対して合格者が2名と、数字の上では、とても少なくなっています。2科受験の男子は、同じ回の4科受験の男子(受験者123名、合格者28名)と比べて、合格者の数が少ないことがわかります。ただし、2科と4科の合格者数の違いが、どのような選考の仕組みから生じているのかは、学校の資料には書かれていません。
第4回:4科から選んだ2科
| 男子 | 女子 | |
|---|---|---|
| 志願者数(選択2科) | 367名 | 99名 |
| 受験者数 | 223名 | 40名 |
| 合格者数 | 35名 | 20名 |
| 合格最低点(選択2科) | 143点 | 105点 |
第4回の受験平均点は、選択2科の全体で109.7点(200点満点)と、学校が公表しています。科目別の平均点は、国語58.4点、算数50.6点、社会57.8点、理科58.9点です。第1回・第3回の理科・社会は各60点満点で、平均点は30点台でしたが、第4回は各100点満点で、平均点が50点台後半です。配点の違いに気をつけて、数字を読む必要があります。
第4回の結果ページには、「合格者数には追加合格20名を含まない」と注記されています。追加合格があったことが、学校の資料からわかります。追加合格がどのような手順で出されるかは、募集要項には書かれていません。
結果を、受験の計画にどう生かすか
入試結果の数字は、「何点取れば合格するか」を決めつけるものではありません。2026年度の合格最低点は、あくまで2026年度の受験生の結果であり、2027年度は問題も受験者も変わります。それでも、次のような使い方はできます。
- 回ごとの倍率の高低を知り、受験する回を決めるときの材料にする
- 男女で合格最低点が違うことを知り、自分の性別の数字を見る
- 平均点が低い科目(算数、理科、社会など)が、どの回で低いかを確認し、過去問題集で時間配分を練習する
- 2科・4科・選択科目のどれで受けるかを、過去問題集の得点と並べて決める
学費(2026年度実績)
掲載している年度:2026年度実績(学校の「入学金・学費」ページ)。学校のページに「学費など諸経費は変更となる場合があります」と書かれています。2027年度の金額は、募集要項や学校の案内で確認してください。
| 項目(中学1年) | 金額 |
|---|---|
| 入学金(一貫生) | 250,000円 |
| 授業料 | 516,000円 |
| 教育充実費 | 204,000円 |
| 学年教材費 | 40,000円 |
| 学習環境整備費 | 24,500円 |
| タブレットソフト利用料 | 6,800円 |
| 校外授業費 | 60,000円 |
| PTA入会金 | 2,000円 |
| PTA会費 | 12,000円 |
| 生徒会費 | 4,800円 |
| 校友会費 | 6,000円 |
| 日本スポーツ振興センター共済掛金 | 450円 |
| 学費関係小計(一貫生) | 1,126,550円 |
2026年度実績では、中学1年の学費関係の小計は、一貫生で1,126,550円です。このなかに入学金の250,000円が含まれています。入学金を除いた1年間の学費関係の合計は、876,550円です(当サイトの計算)。学費関係の小計は、中学2年が924,550円、中学3年が778,550円と、学校のページに書かれています。
学費のページには、制服や体操着、通学鞄などの価格も載っています。制服等の購入は、入学手続後に行われ、2月11日の登校日に、取扱店による採寸・注文が行われる予定と、募集要項に書かれています。必要な費用の総額を考えるときは、学費の小計だけでなく、制服等の費用も含めて確認してください。
奨学金・学費減免制度
学校の「奨学金・学費減免制度等」ページによると、学校独自の制度として、特別奨学金(経済的理由から学費の支弁が困難な生徒を対象とする給付型)、生徒救済奨学金(家計支持者の経済的事由の急変により学費の支弁が困難な場合に、学費の2分の1相当額を貸与)、入学支度金(入学時に必要な費用のうち25万円を無利息で貸与。都内在住が条件)などが挙げられています。
東京都の私立中学校等授業料軽減助成金制度(中学校の授業料負担を軽減する制度。都内在住が条件で、所得要件があります)も、学校のページで案内されています。制度の対象や金額は、年度によって変わることがあるため、東京都私学財団などの公式ページで確認してください。
学校の教育の特色(入試の背景として)
東京電機大学中学校・高等学校は、教育目標として、「豊かな心・創造力と知性・健やかな身体」をそなえた人を育てることを掲げています。学校のページには、育成を目指す5つの力として、「視野の広さ・冒険心・専門性・共感力・向上心」が挙げられています。入試の準備をするときは、学校がどのような方針で6年間を組んでいるかを、一度読んでおくと、志望理由を考えるうえで役に立ちます。
少人数のクラスと、中学3年からの習熟度別クラス
中学校の教育方針の一つが、少人数制を生かした指導です。学校のページには、中学校では開校以来、1クラスを30名前後で編成し、学習面でも生活面でも、きめ細かな対応をしていると書かれています。
「6年間のクラス編成」のページによると、中高一貫生は、中学3年以降、「応用力養成クラス」と「基礎力充実クラス」に分かれます。教育課程(各教科の授業時間数)は共通ですが、授業の内容が異なります。高校2年から、理系と文系のコース選択を行います。なお、クラス編成の時期は、今後変更もありうると、学校のページに書かれています。
- 応用力養成クラス:国公立大学・難関私立大学への現役進学を目標に、応用力を積み上げるクラス。中学3年進学時に、十分な基礎学力をもつ生徒を選抜して編成される
- 基礎力充実クラス:学習段階を見極めながら基礎学力を定着させるクラス。学び残しがないように、放課後学習や個別指導も行う
入学時点では、まだ6年間のクラスが決まっているわけではなく、中学3年に進むときに、基礎学力などをもとに、クラスが編成されます。入学後の学習の積み重ねが、そのまま中学3年のクラス編成につながる、という仕組みです。
学校が掲げるスクール・ポリシー
学校は、グラデュエーション・ポリシー(育成を目指す資質・能力)、カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成)、アドミッション・ポリシー(入学者の受け入れ)の3つを掲げています。アドミッション・ポリシーには、「自らの目標に向かって主体的に努力するとともに、他者を受け入れ、尊重し、協働して学ぶ姿勢を求めます」と書かれています。募集要項には面接の記載がありませんが、受験生に求める姿として、頭に入れておくとよいでしょう。
対策の進め方(学年別・科目別)
ここからは、公開されている入試の形をもとにした、当サイトの考え方です。学校が公表している「対策」ではないことを、あらかじめお断りします。過去問題集の得点や、家庭の事情で、進め方は変わります。
学年別の大まかな流れ
国語
国語は、第1回・第3回の2科・4科、第2回の1科、第4回の選択科目のいずれの回でも、選ぶことができる科目です。2026年度の国語の平均点は、第1回が53.8点、第2回が68.3点、第3回が62.4点、第4回が58.4点で、回によって差があります(いずれも100点満点)。
過去問題集で解く際は、時間内に最後まで解き切れるかを、まず確かめます。解けなかった問題は、「語句や知識の不足」「文章の読み違い」「記述の書き方」「時間切れ」のどれが原因かを分けて記録します(当サイトの考え方です)。漢字や語句の問題は、短い時間で積み上げられるため、毎日の習慣にしやすい部分です。
算数
算数は、第1回・第3回の2科・4科、第2回の1科、第4回の選択科目で選べる科目です。2026年度の算数の平均点は、第1回が59.1点、第2回が52.6点、第3回が46.1点、第4回が50.6点でした(100点満点)。第3回の平均点が、4回のなかで低くなっています。
算数の過去問題集では、まず大問ごとに、解けた順と時間をメモします。解ける問題から確実に取っていく順番を決めておくと、本番で焦りにくくなります(当サイトの考え方です)。間違えた問題は、解き直しのノートに、解き方の手順を自分の言葉で書いておくと、次に似た問題が出たときに役立ちます。
理科・社会
理科・社会は、4科で受ける第1回・第3回(各60点)と、第4回の選択科目(各100点)で出題されます。第1回・第3回は、理科と社会を合わせて50分で解くため、時間配分の練習が欠かせません。2026年度の平均点は、第1回が理科34.6点・社会31点、第3回が理科33.5点・社会32.5点(各60点満点)でした。
第4回は、理科・社会の平均点が、それぞれ58.9点・57.8点でした(各100点満点)。第4回は、選んだ2科を70分で解く形のため、理科・社会を選ぶ受験生も、国語・算数を選ぶ受験生もいます。どの組み合わせで受けるのかによって、必要な準備は変わります。
市販の過去問題集と、過去問の使い方
市販の過去問題集として、声の教育社から、『東京電機大学中学校 2027年度用 スーパー過去問』が発行されています(価格は2,750円・税込。声の教育社の公式ページで確認)。2027年度受験用の過去問題集です。書店やインターネット書店で入手できます。在庫や内容の詳細は、購入前に出版社や書店のページで確認してください。
学校の公式サイトで、今回確認した入試関連のページ(募集要項・入試結果・説明会のページ)には、過去の入試問題そのものは掲載されていませんでした。過去問題の入手経路は、市販の過去問題集が中心になると考えられます(当サイトの推測です)。学校の説明会では、入試問題の解説などが行われることがありますが、開催の有無や内容は、学校の案内で確認してください。
過去問題集の使い方
保護者が確認しておきたいこと
- 2026年度の合格最低点を、2027年度の合格点と同じものと考えてしまう
- 男女で合格最低点が違うことを知らずに、全体の平均だけで判断する
- 受験料の割引が同時出願のみであることを知らずに、追加出願で費用が増える
- 第1回の入学手続期限(2月2日15:00)が、ほかの回より早いことを見落とす
- 合格発表や手続の期限を、他校の日程と並べて確認しないまま、試験に臨む
チェックリスト
- 4回の試験日と、受ける回を決めた(2月1日午前・午後、2月2日午前、2月4日午後)
- 出願時に選ぶ科目(2科か4科か)と、当日に選ぶ科目(第2回・第4回)を整理した
- 受験料の合計を計算した(1回25,000円、2回38,000円、3回以上50,000円)
- 合格発表の時刻と、入学手続の期限を、回ごとに確認した
- 特待生の選考(第2回・第3回)と、重複受験の加点措置を理解した
- 過去問題集(2027年度用)を入手し、解く日程を決めた
- 学費(2026年度実績)と、奨学金・助成制度を、家計と照らして確認した
よくある質問
Q.2027年度の入試は何回ありますか
A.4回です。第1回が2月1日(月)午前、第2回が2月1日(月)午後、第3回が2月2日(火)午前、第4回が2月4日(木)午後です。募集人員は合計150名(第1回50名、第2回50名、第3回25名、第4回25名)です。
Q.科目は何ですか
A.第1回・第3回は、2科(国語・算数)か4科(国語・算数・理科・社会)を出願時に選びます。第2回は国語か算数の1科を当日に選び、第4回は4科から2科を当日に選びます。
Q.配点と試験時間を教えてください
A.第1回・第3回は、国語50分・100点、算数50分・100点、理科・社会は合わせて50分で各60点です。第2回は国語または算数の60分・100点、第4回は選択した2教科を70分で受け、各100点です。
Q.受験料はいくらですか
A.1回25,000円、2回同時出願38,000円、3回以上同時出願50,000円です。同時出願しない場合は割引は適用されません。
Q.倍率はどのくらいですか
A.2026年度の実質倍率(全体)は、第1回2.76倍、第2回2.73倍、第3回4.27倍、第4回4.78倍と、学校が公表しています。男女別の倍率も結果ページに載っています。
Q.合格最低点は公開されていますか
A.2026年度の結果ページに、男女別・科目別で載っています。たとえば第1回は、男子の2科が135点、4科が214点、女子の2科が109点、4科が164点です。2027年度の合格点とは限りません。
Q.特待生の制度はありますか
A.あります。第2回と第3回(4教科)の成績優秀者(得点率80〜90%を目安)から、20名程度を選考し、入学金を全額免除します。
Q.複数回受けると、有利になる仕組みはありますか
A.重複受験の加点措置があります。2回目以降は、1教科選択で5点、2教科選択で10点、4教科選択で15点が加算されます。出願のみでは適用されません。
Q.入学金はいくらで、いつまでに納めますか
A.入学金は250,000円です。第1回の合格者は2月2日(火)15:00まで、第2回・第3回・第4回の合格者は2月9日(火)15:00までに納めます。納入された入学金は、理由を問わず返金されないと、募集要項に書かれています。
Q.学費はいくらですか
A.2026年度実績で、中学1年の学費関係の小計は、一貫生で1,126,550円(入学金250,000円を含む)です。2027年度の金額は、学校の案内で確認してください。
Q.過去問題集はありますか
A.声の教育社から、『東京電機大学中学校 2027年度用 スーパー過去問』(2,750円・税込)が発行されています。


