白根高校の内申と当日点|配点の比率と合格までの考え方【令和9年度】

学校別 合格対策

最終更新:2026年11月 ※令和9年度の細かい決まりは、募集要項と各校の案内で決まります。出願前に、山梨県教育委員会のページと中学校の案内で、最新の情報をご確認ください。

白根高校(山梨県立白根高等学校)は、山梨県の県立・全日制の高校で、普通科があります。山梨県教育委員会の「令和9年度公立高等学校入学者募集定員」では、普通科の募集定員が118人で、そのうち30人が文理コースとして示されています。この記事では、山梨県が公表している令和9年度の「入学者選抜実施要項」「前期募集選抜方法等一覧」「募集定員」と、令和6〜8年度の志願状況をもとに、白根高校の入試で内申(調査書)と当日点(学力検査)がどのように使われるかを整理します。山梨県の入試は、1月の前期募集と3月の後期募集の2回です。後期募集の一般選抜は、調査書の記録と学力検査の成績が同等に扱われます。前期募集は、学校ごとの「選抜資料比重」で、調査書・面接・所見・特色適性検査などを組み合わせます。まず全体を表で確認しましょう。

結論:白根高校の後期募集は「調査書と学力検査が同等」。前期募集は、調査書が普通科Aで55%、Bで35%です

後期:調査書=学力検査(同等) 一般選抜の合否判定では、調査書の記録と学力検査の成績が同等に扱われます(実施要項 第11 選抜方法)。学力検査は国語・社会・数学・理科・英語の5教科で、各100点の500点満点です。

調査書の評定は、中1から中3までの必修9教科が対象です。学力検査と同じ5教科の評定を2倍、音楽・美術・保健体育・技術・家庭の4教科の評定を3倍して合計します。実技4教科の評定1点は、5教科の評定1点より重く数えられます。

前期募集は、普通科の募集人員が47人で、AとBの2区分があります。選抜資料比重は、普通科Aが調査書55・面接20・所見5・特色適性検査20、普通科Bが調査書35・面接20・所見5・特色適性検査15・特技25です。前期の調査書は、5教科の評定を2倍にし、第1学年:第2学年:第3学年=1:1:2で数えます。合格に必要な点数は公表されていないため、この記事では点数の目安は示しません。

この記事でわかること
  • 白根高校の選抜方法一覧(令和9年度の公式の数字)
  • 山梨県の後期募集(一般選抜)のしくみ(先に押さえたい点)
  • 調査書の評定合計の計算:5教科は2倍、実技4教科は3倍
  • 当日点(学力検査)の考え方:5教科の時間割と文理コース
  • 前期募集:普通科AとBの選抜資料比重
  • 白根高校の過去3年の志願状況と、近くの県立校との比べ方
  • 前期と後期の考え方の整理、令和9年度の日程と出願前の確認リスト

白根高校の選抜方法一覧(令和9年度の公式の数字)

山梨県教育委員会は、県立高校ごとの前期募集の内容を「前期募集選抜方法等一覧」で、募集定員を「入学者募集定員」で、共通の決まりを「実施要項」で公表しています。白根高校(全日制課程)に関わる令和9年度の内容を、そのまま表にしました。表の数字は、すべて県の資料で確認できたものです。

項目内容
令和9年度の募集定員普通科118人(うち文理コース30人)
前期募集の募集率40%(県の前期募集選抜方法等一覧)。募集人員は47人(県の募集定員の資料)
前期募集の選抜区分普通科A・普通科B
前期の検査面接(個別・10分程度、集団面接なし)と特色適性検査(50分)。普通科Bは特技も評価
前期の調査書「学習の記録」の評定の扱い5教科の評定を2倍。第1学年:第2学年:第3学年=1:1:2(第1学年から第3学年が対象)
後期募集の検査学力検査5教科(国語・社会・数学・理科・英語、各100点)
後期募集の調査書と学力検査の扱い同等に扱う(実施要項)
後期募集の傾斜配点(教科の配点を変える方法)県の別表1の学校別の表に、白根高校の欄は見つかりませんでした(文理コースの注のみ)
文理コース普通科の入学許可予定者の発表後に希望をとり、学校が別に実施する学力検査等でコースを指定(実施要項の別表の注)

表のうち、「前期募集の募集人員」は、県の募集定員の資料にある数字です。令和9年度は、白根高校(普通科)の募集定員が前年度より6人減ると、県の資料に書かれています(令和8年度は124人だったことになります。124人は、この減少数から当サイトが計算した数字です)。後期募集の人数は、実施要項では「募集定員から前期募集の入学内定者の数を減じた数をもとに、教育委員会が別に定める」とされています。前期募集人員をそのまま引くと71人になりますが、実際の人数は前期の内定者数で変わります(当サイトの計算です)。

白根高校は、普通科だけの学校です。そのため、普通科と専門教育学科の間の第2希望のような決まりは、この学校では関係しません。一方で、普通科のなかに文理コースがあり、コースの指定の仕組みが別に決められています。この記事では、後期募集(3月)、前期募集(1月)、文理コース、志願状況、日程の順で、中3の方が冬に整理しておきたい点を説明します。

山梨県の後期募集(一般選抜)のしくみ:先に押さえたい点

山梨県の後期募集には、「一般選抜」と「特別選抜」があります。一般選抜は学力検査と調査書で選び、特別選抜は学力検査と面接で選びます(実施要項 第2 選抜の種類)。多くの中学生が受けるのは、一般選抜です。実施要項から確認できる点を、順に挙げます。

  1. 調査書と学力検査は同等。実施要項に、「一般選抜の合否判定に当たっては、調査書の記録と学力検査の成績を同等に扱う」と書かれています。学校ごとの比率(たとえば4:6など)を示した表は、令和9年度の資料では確認できていません。
  2. 調査書の評定は、中1〜中3の必修9教科。「全学年必修9教科の成績の評定合計」を求めると書かれており、3学年分が計算に入ります。
  3. 5教科と4教科で重みが違う。学力検査を実施する5教科の評定は2倍、実施しない4教科(音楽・美術・保健体育・技術・家庭)の評定は3倍にして足します。
  4. 特別活動などの記録も点数になる。「特別活動の記録」「校外活動の記録」「その他特記事項」は、各高校の校長が定めた基準で、1〜30の段階で評定します。白根高校の基準は、県の資料では公表されていません。
  5. 学力検査は5教科各100点。英語にはリスニングが含まれます。傾斜配点の表(別表1)に、白根高校は載っていないため、5教科を同じ100点ずつで見る形だと読めます。
  6. 出願は1人1校。後期募集の出願は1人1校で、前期募集で入学内定となった人は後期に出願できません。一般選抜と特別選抜の併願もできません。
  7. 志願変更は1回。出願の受付が終わったあと、1回に限り、志願先の高校や選抜の種類などを変更できます。令和9年度の志願変更の期間は、2月19日(金)、2月22日(月)、2月24日(水)です。

7番目の志願変更は、倍率を見て志望校を考え直す人が使う仕組みです。ただし、変更できるのは1回だけで、期間も3日に限られます。県は、出願期間の終わりの時点の志願者数と、志願変更が終わった最終の志願者数を、別々に公表しています。数字の読み方は、あとの「志願状況」の章で説明します。

白根高校の「前期か後期か」「文理コースを希望するか」を、中3の冬に整理したい方へ

学校の三者面談の前に、評定と5教科の見通しを一緒に整理できます。保護者の方だけのご相談もできます。

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調査書の評定合計の計算:5教科は2倍、実技4教科は3倍

後期募集の調査書の評定は、次の方法で計算すると、実施要項に書かれています。まず、各学年の「学力検査を実施する教科(国語・社会・数学・理科・英語)」の評定を足して、2を掛けます。次に、「学力検査を実施しない教科(音楽・美術・保健体育・技術・家庭)」の評定を足して、3を掛けます。この2つを足して、3学年分を合計したものが、「全学年必修9教科の成績の評定合計」です。評定は5段階ですから、1学年の満点は、5教科が25点×2=50点、実技4教科が20点×3=60点で、合わせて110点です。3学年では330点です(満点の数字は、要項の計算方法から当サイトが計算しました)。

教科のグループ対象の教科評定の掛け算1学年の満点3学年の満点
学力検査を実施する教科国語・社会・数学・理科・英語×225×2=50点150点
学力検査を実施しない教科音楽・美術・保健体育・技術・家庭×320×3=60点180点
合計必修9教科-110点330点
後期募集の評定合計と学力検査の満点
図 後期募集の調査書の評定合計(330点満点)と、学力検査(500点満点)の内訳。

評定の満点330点のうち、実技4教科の部分が180点で、5教科の部分(150点)より大きくなっています。評定1点あたりで見ると、5教科の評定が1つ上がると評定合計は2点、実技4教科の評定が1つ上がると3点上がります。同じ「評定が1つ上がる」でも、実技教科のほうが重く数えられます。実技4教科の評定は、授業への取り組み、提出物、実技テストなどが積み重なって決まります。定期テストの点数だけでなく、普段の取り組みを整えることが、後期募集でも前期募集でも、評定を通じて効いてきます。

評定合計の計算例(仮の数字です)
例1:5教科は毎学年「3」、実技4教科は毎学年「4」の場合
1学年あたり、5教科は3×5=15で、×2=30点。実技4教科は4×4=16で、×3=48点。合わせて78点です。3学年で78×3=234点(330点満点)になります。
例2:例1から、中3で5教科のうち2教科が「3」から「4」になった場合
評定が合計2上がるので、×2で4点増え、238点です。
例3:例1から、中3で実技教科のうち2教科が「4」から「5」になった場合
評定が合計2上がるので、×3で6点増え、240点です。
※例は、要項の計算方法に仮の数字を入れたものです。実在の生徒の数字ではありません。調査書全体の点数(特別活動等の1〜30を含む)への換算方法は、県の資料では確認できていません。

「同等」とは、どういうことか:当サイトの仮の見方

実施要項は、調査書の記録と学力検査の成績を「同等に扱う」としています。学力検査は500点満点、調査書の評定合計は330点満点なので、そのままでは足せません。どのようにそろえるか(換算の式)は、要項本文には書かれておらず、「具体的な方法は、別途教育長が指示する」とあります。考え方の練習として、次の仮定を置きます。これは当サイトの仮定で、県が示した式ではありません。

ここから先は「仮の計算」です
調査書の評定合計(330点満点)を、学力検査と同じ500点満点にそろえたと仮定します。このとき、評定合計1点は約1.5点(500÷330)に当たります。特別活動等の1〜30は含めていません。実際の合否判定に使われる式ではないので、数字は考え方の練習として読んでください。
できごと評定合計の動き仮に500点満点にそろえたときの動き
5教科のうち1教科の評定が、1学年で1上がる+2点約+3.0点
実技4教科のうち1教科の評定が、1学年で1上がる+3点約+4.5点
中3で、実技4教科すべての評定が1ずつ上がる+12点約+18.2点
学力検査で、1教科が10点上がる-+10点
学力検査で、5教科合計が30点上がる-+30点

仮の計算では、中3で実技4教科の評定がすべて1ずつ上がると、学力検査の約18点分に当たります。評定を上げることと、学力検査で点を取ることは、どちらかを選ぶものではありません。仮の計算で伝えたいのは、「実技教科の評定は、積み重なると、学力検査の十数点分にもなりうる」ということです。中3の2学期末の評定が決まる前に、あと1つ上げられる教科がないかを、中学校の先生に確認する意味があります。

中1・中2の評定は、すでに決まっています。3学年分が計算に入る以上、残りの伸びしろは中3の部分で、全体の3分の1にあたる110点分です。そのうち、実技4教科が60点を占めます。2学期末の評定を知ったうえで、3学期や学年末までの提出物・実技の取り組みを整えることが、現実的な準備になります。

当日点(学力検査)の考え方:5教科の時間割と文理コース

後期募集の学力検査は、国語・社会・数学・理科・英語の5教科で、各100点、合計500点満点です。英語にはリスニングによる検査が含まれます(実施要項)。問題は教育委員会が作成し、検査会場は各志願先の高校です。検査期日は令和9年3月3日(水)です。

教科時間配点
集合午前8時40分-
国語9時20分〜10時15分100点
社会10時35分〜11時25分100点
数学11時45分〜12時35分100点
理科13時35分〜14時25分100点
英語(リスニングを含む)14時45分〜15時35分100点

午前に3教科、午後に2教科を、1日で受けます。国語が55分、そのほかの4教科は50分です。昼食をはさんで午後の理科・英語に入るので、昼食のとり方や、午後の前の見直しの時間の使い方を、前もって決めておくと落ち着いて臨めます。時間割は県の要項に書かれた時刻です。当日の集合の案内などは、受検票と中学校の案内で確認してください。

傾斜配点の表(別表1)には、専門教育学科と、普通科のコースの学校別の表があります。白根高校は、どちらの表にも載っていません。したがって、後期募集の学力検査は、5教科を各100点で見る形だと読めます。ただし、細かい取り扱いは、学校の募集案内で確認してください。当日点の目標を決めるときに、県は合格に必要な点数や合格者の平均点を公表していません。この記事でも、点数の目安は示していません。数字で目標を立てたい場合は、中学校の進路指導の先生が持っている情報や、模試の見方を、先生に確認してください。

文理コースの指定のしくみ

白根高校の普通科には、文理コースがあります。県の募集定員の資料では、普通科118人のうち、文理コースが30人です。実施要項の別表の注には、「白根高等学校の文理コース及び山梨高等学校の英理総合コースは、普通科の入学許可予定者の発表後に希望をとり、学校が別に実施する学力検査等によりコースの指定を行う」と書かれています。つまり、文理コースに入るための検査は、普通科の合格発表のあとに、学校が別に行います。

実施要項の選抜方法には、「普通科に設置されているコース(白根高等学校及び山梨高等学校を除く。)」について、学力検査の結果などでコースを指定する決まりが書かれています。白根高校はこの決まりの対象から除かれており、学校が別に実施する方法で指定します。別に実施する検査の内容や日程、希望をとる時期は、県の資料には書かれていません。文理コースを希望する場合は、学校の募集案内と、入学後の案内で確認してください。確認できていない点を、この記事で推測して書くことはしません。

前期募集:普通科AとBの選抜資料比重

白根高校の前期募集は、令和9年1月に行われます。出願は、1月14日(木)の県内一括受付(山梨県総合教育センター)、1月15日(金)午前10時〜午後4時、1月18日(月)午前10時〜正午です。検査は、令和9年1月28日(木)および1月29日(金)に行われます。選抜結果の内定通知は、2月5日(金)午前11時から午後4時までの間に、中学校長に交付されます。前期募集で入学内定となった人は、後期募集に出願できません(後期募集の実施要項)。後期の募集人員は、募集定員から前期の入学内定者数を引いた人数をもとに決まります。

前期募集に出願できるのは、令和9年3月に中学校を卒業見込みの人で、その高校を志望する動機や理由が明白・適切で、学校が定める「出願の条件」に合うと自分で考える人です(実施要項 前期募集 第3)。出願は1人1校1学科です。次の表は、県の「前期募集選抜方法等一覧」にある白根高校の選抜資料比重を、そのまま整理したものです。出願の条件の文言は、この記事では省略しています。募集案内で確認してください。

区分調査書面接所見特色適性検査特技合計
普通科A5520520-100
普通科B352051525100
白根高校の前期募集の選抜資料比重
図 白根高校の前期募集 選抜資料比重(普通科A・普通科B)。

表の数字は「選抜資料比重」で、合計が100になるように決められています。普通科Aは、調査書が55%、面接が20%、特色適性検査が20%、所見が5%です。普通科Bは、調査書が35%、面接が20%、特色適性検査が15%、特技が25%、所見が5%です。特技は、実績報告書等による書類審査で評価されます。AとBでは、調査書の割合が20ポイント違い、Bには特技の割合があります。Bには特技の割合があり、その分、調査書の割合が小さくなっています。

前期募集の調査書は、「学習の記録」の評定の扱いが、県の表に「5教科の評定2倍」「第1学年:第2学年:第3学年=1:1:2」(対象は第1学年から第3学年)と書かれています。5教科の評定が2倍に数えられ、さらに第3学年の評定が、第1・第2学年の2倍に数えられる形です。後期募集の評定合計は、5教科を2倍、実技4教科を3倍にして、3学年を同じ重さで足しました。前期募集と後期募集では、同じ評定でも使い方が違います。前期募集では、中3の評定と5教科の評定の見通しが、より直接に効いてきます。

面接は、個別で10分程度です。集団面接の欄は、県の表で「-」です。面接の割合は、AもBも20%です。特色適性検査は、県の表の時間の欄に「50」(分)と書かれています。特色適性検査の問題の形式や内容は、県の一覧表には書かれていません。出題の形式や内容は、募集要項や学校の案内で確認してください。確認できていない点を、この記事で推測して書くことはしません。

前期募集に出願するかどうかを考えるときは、まず、AとBのどちらの条件に当てはまるかを、募集案内で確認します。出願の条件の細かい基準(評定の目安、実績の範囲など)は、この記事では確認できていないため、「募集要項で確認」としています。中学校の先生と一緒に、募集案内を読んでください。

出願の書類についても、実施要項に注意が書かれています。白根高校を志願する人は、コース希望の有無にかかわらず、志願書の「希望する普通科のコース」の欄を空欄にしておく、とされています(実施要項の様式の注)。文理コースの希望は、普通科の合格発表のあとにとります。書き方を間違えないよう、出願前に中学校で確認しましょう。

白根高校の過去3年の志願状況と、近くの県立校との比べ方

山梨県教育委員会は、後期募集の「最終志願者数」を、学科ごとに公表しています。志願変更の期間が終わった時点の人数と、倍率が載っています。次の表は、白根高校の普通科の令和6〜8年度の数字です。倍率は県の資料に載っている数字です。「後期募集人員」は、その年の募集定員から前期募集の内定者数を引いた人数です。

年度・学科募集定員前期内定者数後期募集人員最終志願者数倍率(県の資料)前年の倍率
令和6年度 普通科130人36人94人88人0.94倍1.05倍
令和7年度 普通科-(資料で未確認)-(資料で未確認)80人-(資料で未確認)0.99倍0.94倍
令和8年度 普通科124人(当サイト計算)-(資料で未確認)75人82人1.09倍0.99倍
白根高校の後期募集の倍率のうごき
図 白根高校(普通科)の後期募集の倍率(令和6〜8年度)。

普通科の倍率は、令和6年度が0.94倍、令和7年度が0.99倍、令和8年度が1.09倍で、少しずつ上がっています。後期募集人員は、94人、80人、75人と減っています。募集定員そのものも、令和6年度の130人から、令和9年度の118人へと減りました。令和9年度の倍率は、まだ出ていません。

数字を読むときの注意があります。倍率が1倍を下回る年度があっても、それは「志願者が募集人員より少なかった」という意味で、「誰でも合格できる」という意味ではありません。合否は、調査書と学力検査の成績で決まります。また、後期募集人員は、前期募集で内定する人数によって変わります。倍率の増減は、志願者の数だけでなく、募集人員の変化でも動きます。

近くの県立高校との比べ方(令和8年度の後期募集倍率)

県は、令和8年度の最終志願者数の資料に、前年の倍率も載せています。普通科の数字を並べると、次のようになります。令和7年度と令和8年度の2年分だけですが、動きの違いが見えます。

学校・学科令和7年度の倍率令和8年度の倍率
白根 普通科0.99倍1.09倍
巨摩 普通科1.06倍1.08倍
甲府昭和 普通科1.22倍0.96倍
青洲 普通科1.00倍1.10倍
日川 普通科1.11倍0.89倍
山梨 普通科1.11倍1.06倍

比べるときの注意として、後期募集の倍率は、前期募集の内定者数を引いた募集人員で割った数字です。学校ごとに前期募集の人数の比率が違うため、倍率の大小だけで、学力の難しさを判断することはできません。県内の他校の入試は、甲府西高校に受かるには、甲府東高校に受かるには、韮崎高校に受かるにはで整理しています。同じ県の入試ですが、傾斜配点や前期募集の比重が学校ごとに違います。

県全体の数字も確認しておきましょう。令和8年度の全日制後期募集は、募集人員の合計が3,356人、最終志願者数が3,037人で、倍率は0.90倍でした(県の資料)。令和9年度の全日制の募集定員は4,770人で、前年度の4,860人より90人少なくなっています。県全体の数字だけで、白根高校の倍率を予想することはできません。

前期と後期をどう考えるか:整理の表と三者面談で聞きたいこと

白根高校を目指す人が、冬に整理しておきたいのは、「前期募集に出願できるか、出願する意味があるか」と「後期募集で、今の成績がどう扱われるか」の2つです。どちらも、中学校の三者面談で確認できます。次の表は、2つの選抜の違いを、県の資料に書かれていることだけで並べたものです。

比べる点前期募集後期募集(一般選抜)
出願の時期令和9年1月14日(木)〜1月18日(月)令和9年2月16日(火)〜2月18日(木)
検査面接(個別・10分程度)、特色適性検査(50分)。学力検査(5教科)はない学力検査5教科(令和9年3月3日)
調査書の使われ方選抜資料比重の35〜55%。5教科の評定2倍、第1:第2:第3学年=1:1:2学力検査と同等。評定は3学年分、5教科×2・実技4教科×3
評定以外の記録所見(5%)。普通科Bは特技(25%)特別活動の記録・校外活動の記録・特記事項を1〜30で評定
結果の知らせ内定通知は2月5日(金)に中学校長へ合格発表は3月11日(木)午前11時
併願前期で内定した人は後期に出願できない一般選抜と特別選抜の併願はできない

三者面談では、次のような質問が役に立ちます。質問は、ご家庭で書き出して持っていくと、面談の時間を使いやすくなります。

  1. 2学期末の時点で、5教科の評定と、音楽・美術・保健体育・技術・家庭の評定は、それぞれいくつになる見込みですか。
  2. 学校の調査書では、特別活動の記録・校外活動の記録・特記事項に、何が書かれる予定ですか。
  3. 前期募集(普通科A・B)に出願する場合、中学校から高校へ提出する書類には、どんなものがありますか。
  4. 文理コースを希望する場合、志願書のコース欄は空欄にする決まりですが、希望をとる時期や方法は、どう案内されていますか。
  5. 前期募集の検査(特色適性検査・面接)について、高校から出ている案内はありますか。

これらの質問の答えは、中学校ごと、年度ごとに変わる部分があります。県の要項に書かれていることと、中学校の案内が食い違って見えるときは、先に中学校の先生に確認してください。日付は、手元の紙やカレンダーに、中学校の締め切りと高校の期日を分けて書いておくと、取り違えを防げます。

令和9年度の日程と、中3の冬の学習計画・出願前の確認リスト

区分内容日程(県の要項)
前期募集出願受付令和9年1月14日(木)一括受付、1月15日(金)、1月18日(月)正午まで
前期募集検査1月28日(木)・1月29日(金)
前期募集内定通知(中学校長へ交付)2月5日(金)午前11時〜午後4時
後期募集出願受付2月16日(火)一括受付、2月17日(水)、2月18日(木)正午まで
後期募集志願変更2月19日(金)、2月22日(月)、2月24日(水)
後期募集学力検査3月3日(水)
後期募集追検査3月9日(火)
後期募集合格発表3月11日(木)午前11時
後期募集合格発表の方法各高校のホームページに受検番号を掲載し、郵送でも通知

冬までの学習計画の考え方

白根高校の後期募集は、調査書と学力検査が同等に扱われます。冬の過ごし方を考えるときは、次の3つの順番で整理すると、やることが見えやすくなります。

  1. 中3の2学期末の評定の見通しを知る。評定合計は3学年分ですが、動かせるのは中3の分です。5教科の評定は2倍、実技4教科の評定は3倍で数えられるため、あと1つ上げられる教科がないかを、中学校の先生に確認します。
  2. 5教科の「落とした点数」を数える。学力検査は5教科で500点満点です。直近の模試や定期テストで、教科ごとに落とした点数を書き出し、単元ごとに分類します。午前3教科・午後2教科を1日で受けるため、時間配分の練習も入れます。
  3. 前期募集に出願するかどうかを、1月の出願前に決める。前期は調査書の割合が高く、面接と特色適性検査があります。普通科Bは特技も評価されます。出願の条件は募集案内で確認し、面接で話せる経験があるかを整理します。

学力検査の対策では、山梨県の過去の問題で、問題の分量や答え方の形式を確認しておくと役に立ちます。県の過去問題は、山梨県教育委員会が公表しています。英語にはリスニングが含まれるため、音声を使う練習の時間もあらかじめ取っておきましょう。

出願前の確認リスト

  • 白根高校の募集案内(学校のWebページ)で、前期募集の出願の条件、面接と特色適性検査の内容を、自分の目で確認した。
  • 中3の評定の見込みを、中学校の先生に聞いた(5教科と実技4教科を分けて確認した)。
  • 評定合計を、5教科×2・実技4教科×3の計算式に入れて、自分の数字を出してみた。
  • 前期募集(普通科A・B)に出願するかどうかを、家庭で決め、中学校にも伝えた。
  • 文理コースを希望する場合の手続き(志願書のコース欄は空欄)を、中学校の先生と確認した。
  • 私立高校との組み合わせと、併願の期日を、各校の募集要項で確認した。

私立高校との組み合わせは、山梨県の私立高校入試2027と、各校の募集要項で確認してください。また、私立の併願で使う内申の考え方は、私立高校の併願で使う内申は中3のいつの成績?で整理しています。

白根高校を目指す中3の保護者の方へ

評定の見通しと5教科の得点を、前期と後期の両方の考え方に当てはめて、一緒に整理します。保護者の方だけのご相談もできます。

中3の学習相談をする(無料)LINEで聞く →

よくいただくご質問

Q. 白根高校は、内申と当日点のどちらが大事ですか?
後期募集の一般選抜では、県の要項に「調査書の記録と学力検査の成績を同等に扱う」と書かれています。どちらか片方だけで決まる仕組みではないため、評定と学力検査の両方を準備することになります。調査書点と学力検査点を同じ大きさにそろえる換算式は、要項本文では確認できていません。
Q. 調査書の評定は、中1・中2も入りますか?
後期募集では、実施要項に「全学年必修9教科の成績の評定合計」と書かれており、3学年分が対象です。前期募集では、県の表に、第1学年:第2学年:第3学年=1:1:2と書かれています。どちらも、中1・中2の評定が使われる点は同じです。
Q. 実技教科の評定は、どのくらい大事ですか?
後期募集では、音楽・美術・保健体育・技術・家庭の評定を3倍、国語・社会・数学・理科・英語の評定を2倍にして足します。評定1点あたりの重さは、実技4教科のほうが大きい計算です。実技教科の評定も、軽く見ないようにしましょう。
Q. 合格に必要な点数(合格最低点)は公表されていますか?
県の資料では確認できていません。この記事でも、点数の目安は示していません。合格は、調査書と学力検査の成績などを総合して決まるため、自分の合計だけで合否を判断することはできません。
Q. 文理コースには、どうすれば入れますか?
実施要項の別表の注に、普通科の入学許可予定者の発表後に希望をとり、学校が別に実施する学力検査等でコースを指定する、と書かれています。検査の内容や日程は、県の資料では確認できていません。学校の案内で確認してください。志願書のコース欄は、希望の有無にかかわらず空欄にします。
Q. 前期募集で内定すると、後期募集は受けられませんか?
後期募集の実施要項に、「入学内定者は、出願することはできない」と書かれています。前期募集で入学内定となった人は、後期募集に出願できません。前期に出願するときは、内定したらその高校に進学する前提で考える必要があります。
Q. 前期募集の普通科AとBは、何が違いますか?
県の表では、選抜資料比重が違います。Aは調査書55・面接20・所見5・特色適性検査20、Bは調査書35・面接20・所見5・特色適性検査15・特技25です。出願の条件の内容は、学校の募集案内で確認してください。
Q. 私立高校との併願は、どう考えればよいですか?
私立高校の入試日程と、手続きの期限は、学校ごとに違います。各校の募集要項で、公立高校の後期募集の日程(3月3日の学力検査、3月11日の合格発表)との関係を確認してください。当サイトの併願の記事も参考にしてください。

まとめ

  • 白根高校の後期募集の一般選抜は、調査書と学力検査が同等。学力検査は5教科各100点の500点満点。
  • 調査書の評定は、中1〜中3の9教科が対象。5教科の評定は2倍、音楽・美術・保健体育・技術・家庭の評定は3倍で、3学年の満点は330点(当サイトの計算)。
  • 前期募集は、募集率40%(47人)。選抜資料比重は、普通科Aが調査書55・面接20・所見5・特色適性検査20、普通科Bが調査書35・面接20・所見5・特色適性検査15・特技25。
  • 倍率は、普通科が令和6年度0.94倍、令和7年度0.99倍、令和8年度1.09倍。令和9年度の倍率はまだ出ていない。
  • 日程は、前期が1月14日〜18日出願・1月28日と29日検査、後期が2月16日〜18日出願・3月3日学力検査・3月11日合格発表。

出典(公式資料)

この記事の数字は、山梨県教育委員会が公表した資料から、エスペランサアカデミーが整理・計算したものです。計算例と「仮の計算」は、公式の計算方法に仮の数字を入れたもので、実在の生徒の数字ではありません。合格に必要な点数、調査書の換算式、特別活動等の評定基準、特色適性検査の内容、文理コースの検査、令和9年度の倍率などは、県の資料では確認できていません。出願の前に、学校の募集案内で確認してください。

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