最終更新:2026年11月 ※令和9年度の細かい決まりは、募集要項と各校の案内で決まります。出願前に、山形県教育委員会のページと中学校の案内で、最新の情報をご確認ください。
山形南高校(山形県立山形南高等学校)は、山形県の県立・全日制の高校で、普通科と理数科があります。令和8年度の入学定員は、普通科が200人、理数科が40人です。この記事では、山形県教育委員会が公表している令和9年度の「前期(特色)選抜及び後期(一般)選抜の概要」「各校の概要」「実施要項」をもとに、山形南高校の入試で内申(調査書)と当日点(学力検査)がどう使われるかを整理します。山形県の後期(一般)選抜は、「調査書の評定」と「学力検査の成績」をそれぞれ500点満点に直したうえで、学校ごとに決めた比率でたす仕組みです。山形南高校の比率は4:6です。先に、全体を表で確認しておきましょう。
調査書40%・学力検査60% 後期(一般)選抜の比率は、普通科も理数科も4:6です(県の概要表)。調査書の評定と学力検査の成績をそれぞれ500点満点に直し、調査書点は200点満点、学力検査点は300点満点、合計は500点満点になります。
調査書点は「第3学年の9教科の評定合計(45点満点)」から、学力検査点は「5教科500点」から計算します。県の要項に計算式が示されているため、評定合計が1点違うと合計点が約4.4点、学力検査の得点が10点違うと合計点が6.0点動く、と自分で計算できます。
前期(特色)選抜は、普通科が募集人員の15%程度、理数科が10%程度で、B日程(検査は令和9年2月2日)です。選抜の割合は、普通科が「調査書(学習の記録)20%・調査書(それ以外)40%・個人面接40%」、理数科が「調査書(学習の記録)40%・調査書(それ以外)20%・個人面接40%」です。合格に必要な点数は公表されていないため、この記事では点数の目安は示しません。
- 山形南高校の選抜方法一覧(令和9年度の公式の数字)
- 山形県の後期(一般)選抜のしくみ(先に押さえたい6点)
- 後期(一般)選抜:500点に直して4:6でたす計算
- 「総合段階」と調査書のほかの記載の使われ方
- 前期(特色)選抜:普通科と理数科の違い
- 山形南高校の過去3年の志願状況と、山形市内の県立校との比べ方
- 令和9年度の日程と、中3の冬の学習計画・出願前の確認リスト
山形南高校の選抜方法一覧(令和9年度の公式の数字)
山形県教育委員会は、県立高校ごとの前期(特色)選抜の内容を「各校の概要」として、また、前期・後期の比率などを「選抜の概要」として公表しています。山形南高校(全日制課程)の令和9年度の内容を、そのまま表にしました。
| 項目 | 普通科 | 理数科 |
|---|---|---|
| 入学定員(令和8年度の公表値) | 200人 | 40人 |
| 前期(特色)選抜の募集人員 | 定員の15%程度 | 定員の10%程度 |
| 前期(特色)の検査日程 | B日程(検査は令和9年2月2日) | B日程(同左) |
| 前期(特色)の出願要件(成績) | 評定合計が36以上 | 評定合計が43以上で、数学・理科・英語の評定がすべて5 |
| 前期(特色)の検査 | 個人面接 | 個人面接 |
| 前期(特色)の選抜の割合 | 調査書(学習の記録)20%、調査書(それ以外)40%、個人面接40% | 調査書(学習の記録)40%、調査書(それ以外)20%、個人面接40% |
| 後期(一般)の検査 | 学力検査(国語・社会・数学・理科・英語、各100点) | 同左 |
| 後期(一般)の比率(調査書:学力検査) | 4:6 | 4:6 |
| 県外志願者の受入れ(前期) | なし | なし |
この表のうち、前期(特色)の欄は「令和9年度山形県公立高等学校入学者選抜の前期(特色)選抜における各校の概要」、後期(一般)の比率は「前期(特色)選抜及び後期(一般)選抜の概要」の数字です。入学定員は令和9年度の募集人員ではなく、令和8年度の県の志願状況に載っている数字です。令和9年度の募集人員は、各校の募集要項で確認してください。
山形県の後期(一般)選抜のしくみ(先に押さえたい6点)
- 学力検査は、国語・社会・数学・理科・外国語(英語)の5教科、各100点です。令和9年3月7日(日)に行われ、時間割は、国語8時50分から9時40分、数学10時から10時50分、社会11時10分から12時、理科12時50分から13時40分、外国語(英語)14時から14時50分です。英語は14時から約10分間、リスニングテストがあります(県の要項)。
- 調査書の評定は、第3学年の各教科の評定合計を使います。9教科の評定は5段階なので、合計は45点満点です。
- 調査書と学力検査の比率は、高校の校長が決めます。県の要項では、比率は「3:7、4:6、5:5、6:4、7:3」のいずれかです。山形南高校は4:6です。同じ山形市内でも、山形東高校と山形西高校は3:7、山形南高校は4:6というように、学校で違います。
- 出願は、山形県公立学校WEB出願システムで行います。後期(一般)選抜の出願受付は、令和9年2月17日(水)から2月22日(月)です。受検票は2月26日(金)から3月7日(日)の間に受け取る形です(県の要項)。
- 合格発表は、令和9年3月17日(水)16時に、WEB出願システムで行います。学力検査の教科別得点は、出願のときに「提供を希望する」を選んだ人に、システムで提供されます。
- 追検査があります。インフルエンザなどの感染症や、やむを得ない理由で本検査(3月7日・8日)を受けられなかった人が対象で、令和9年3月12日(金)に行われます。本検査を一部でも受けた人は、原則として対象になりません(県の要項)。
ここで押さえたいのは、「調査書」と「学力検査」の割合が、学校の決めた比率で調整される点です。山形南高校は、山形市内の県立の普通科の中では、調査書の割合が大きめの比率(4:6)を使っています。
後期(一般)選抜:500点に直して4:6でたす計算
山形県の要項には、比率が4:6の場合の計算方法が、例として書かれています。次のとおりです。
| 点数 | 計算式(要項の例) | 満点 |
|---|---|---|
| 調査書点(A) | 500 × (評定合計a ÷ 45)× 0.4 | 200点 |
| 学力検査点(B)(傾斜配点なし) | 学力検査の得点b(500点満点)× 0.6 | 300点 |
| 合計得点(T) | A + B | 500点 |
たとえば、評定合計が40の人は、調査書点が 500×(40÷45)×0.4=177.8点です。学力検査の合計が340点の人は、学力検査点が 340×0.6=204.0点です。合計得点は、381.8点になります。
比率が4:6のときの「1点の重さ」を、次の表にまとめました。評定合計が1点違うと、調査書点は 500÷45×0.4=約4.44点動きます。学力検査の得点は、1点あたり0.6点です。つまり、評定合計の1点は、学力検査の得点に直すと約7.4点にあたります。
| 違い | 合計得点で動く点数 | 計算 |
|---|---|---|
| 評定合計が1点違う | 約4.4点 | 500÷45×0.4 |
| 評定合計が3点違う | 約13.3点 | 4.444×3 |
| 評定合計が5点違う | 約22.2点 | 4.444×5 |
| 学力検査が10点違う | 6.0点 | 10×0.6 |
| 学力検査が30点違う | 18.0点 | 30×0.6 |
| 学力検査が1教科で10点違う(100点満点の1教科) | 6.0点 | 10×0.6 |

計算例:評定と学力検査の組み合わせ(仮の例)
次の4つの例は、評定合計と学力検査の合計点を仮に決めて、合計得点(500点満点)を計算したものです。実在の生徒の数字ではありません。
| 例 | 評定合計 | 調査書点(200点満点) | 学力検査 | 学力検査点(300点満点) | 合計得点(500点満点) |
|---|---|---|---|---|---|
| 例1:出願要件ぎりぎりの評定で、学力検査が高い | 36/45点 | 160.0点 | 380点 | 228.0点 | 388.0点 |
| 例2:評定と学力検査のバランスが取れている | 40/45点 | 177.8点 | 340点 | 204.0点 | 381.8点 |
| 例3:評定が高く、学力検査が中程度 | 43/45点 | 191.1点 | 310点 | 186.0点 | 377.1点 |
| 例4:評定が満点で、学力検査が低め | 45/45点 | 200.0点 | 280点 | 168.0点 | 368.0点 |
例1と例4を比べると、評定合計は9点違い(例4が高い)、調査書点は例4のほうが40.0点高くなります。ところが、学力検査は100点違い(例1が高い)、学力検査点は60.0点の差です。その結果、合計得点は例1の388.0点のほうが、例4の368.0点より20.0点高くなります。調査書が満点でも、学力検査で100点(1教科あたり20点)下がると、逆転されることがわかります。
反対に、例2と例3を比べると、評定合計が3点高い(例3)ことで調査書点が13.3点上がり、学力検査が30点低い(例3)ことで学力検査点が18.0点下がります。差し引きで、例2が4.7点高くなります。評定合計の3点分は、学力検査の約22点分(1教科あたり約4点)に相当する、と読むことができます。この計算の感覚は、冬の学習の優先順位を考えるときに役に立ちます。

傾斜配点があるとき
山形県の要項には、学校が特定の教科の配点を重くする「傾斜配点」を行う場合の決まりも書かれています。実施する教科は1教科または2教科で、傾斜倍率は1.5倍です。傾斜配点を行う場合、学力検査点Bの計算は、1教科なら「得点b÷550×500×0.6」、2教科なら「得点b÷600×500×0.6」になります。満点が、1教科なら550点(その教科が150点満点)、2教科なら600点になるからです。
山形南高校の傾斜配点の有無や、対象の教科は、県の概要表の「傾斜」の欄と、各校の募集要項に載ります。募集要項は、令和8年11月6日(金)までに各校が県に提出する決まりです(県の要項)。出願の前に、学校のWebページで最新の募集要項を確認してください。
「総合段階」と調査書のほかの記載の使われ方
山形県の要項には、合否の判定が「合計得点の高い順に並べるだけ」ではないことも書かれています。選抜は「学力の総合段階」と、調査書情報にある記載事項を主な資料として行われます。
- 総合段階:受検者の合計得点について、分布が連続しているとみなされる部分のいちばん高い点といちばん低い点の間を、等間隔に5段階に分けます(県の要項)。
- 総合的な学習の時間の記録:調査書情報の「総合的な学習の時間の記録」も、十分に考慮するとされています。
- 特別活動等の記録・校外活動の記録:特にすぐれた者を考慮するとされています。
- 特記事項:調査書情報の「特記事項」も、その状況を考慮するとされています。
仮の例で、5段階のイメージを示します。合計得点が連続している範囲が、200点から440点だったとします(実際の範囲は年度で変わります)。この範囲を5つに等分すると、1段階の幅は48点です。つまり、合計得点の48点の差が「ひとつ分の段階の差」になります。評定合計が3点上がる(約13.3点)と、段階がひとつ上がる可能性は、48点のうちの約4分の1です。もちろん、これは仮の数字です。実際の範囲と、段階をどう使うかは、県の資料では確認できていません。
前期(特色)選抜:普通科と理数科の違い
山形南高校は、前期(特色)選抜を、普通科で定員の15%程度、理数科で10%程度の募集人員で行います。検査日程はB日程で、検査は令和9年2月2日(火)、合格内定の通知は2月10日(水)と、県の要項に書かれています。出願受付は、A・B日程とも令和9年1月4日(月)から1月7日(木)です。受検票は1月13日(水)から1月27日(水)の間に受け取る形です。
| 項目 | 普通科 | 理数科 |
|---|---|---|
| 出願要件1(キャリア形成) | 学校のアドミッション・ポリシーに沿い、将来さらに高度な教育を受けることを希望する者 | 学校のアドミッション・ポリシーに沿い、将来、医学・理学・工学・農学系大学に進学を希望する者 |
| 出願要件2(成績評定) | 評定合計が36以上 | 評定合計が43以上で、数学・理科・英語の評定がすべて5 |
| 出願要件3 | 次のいずれか1つ以上:県大会以上での入賞・入選、県レベル以上の強化指定選手等、生徒会長としての実績 | (要件2までのすべてを満たすこと) |
| 検査 | 個人面接(目的意識・活動意欲・進路達成意欲・自己表現力とコミュニケーション力) | 個人面接(目的意識・興味関心・進路達成意欲・創造的思考力・自己表現力とコミュニケーション力) |
| 選抜の割合 | 調査書(学習の記録)20%、調査書(それ以外)40%、個人面接40% | 調査書(学習の記録)40%、調査書(それ以外)20%、個人面接40% |
前期(特色)選抜では、学力検査は行われません。評価のもとになるのは、調査書と個人面接です。普通科では、調査書のうち「学習の記録(評定など)」が20%、「それ以外(特別活動や校外活動などの記録)」が40%です。つまり、普通科の前期(特色)選抜は、評定そのものより、評定以外の活動の記録や面接のほうが、割合が大きい選抜です。理数科は反対に、「学習の記録」が40%、「それ以外」が20%です。
出願要件の「評定合計が36以上」は、9教科の合計で36点以上という意味です。平均にすると4.0です。理数科の「43以上」は、平均で約4.8です。さらに、数学・理科・英語は、評定がすべて5であることが求められます。前期(特色)選抜に出願できるかどうかは、まず評定で決まるため、中3の2学期末までの評定の見通しを、早めに中学校の先生に確認しておくことが大切です。
前期(特色)選抜の結果は、「合格内定」として通知され、正式な合格者の発表は、後期(一般)選抜と同じ令和9年3月17日(水)に行われると、県の要項に書かれています。令和8年度は、山形南高校の普通科で36人、理数科で5人が前期(特色)選抜で内定し、残りの人数が後期(一般)の募集人員になりました(県の志願状況)。
山形南高校の過去3年の志願状況と、山形市内の県立校との比べ方
県が公表している後期(一般)選抜の志願状況から、山形南高校の志願者数と倍率を並べました。倍率は、県の資料に載っている数字です。令和6・7年度は前期内定者数が0で、募集人員が入学定員と同じになっています。令和8年度は、入学定員から前期(特色)選抜の内定者数を引いた人数が、後期(一般)の募集人員です。
| 年度・学科 | 入学定員 | 前期内定者数 | 後期(一般)募集人員 | 志願者数 | 志願倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 令和6年度 普通科 | 200人 | 0人 | 200人 | 211人 | 1.06倍 |
| 令和7年度 普通科 | 200人 | 0人 | 200人 | 176人 | 0.88倍 |
| 令和8年度 普通科 | 200人 | 36人 | 164人 | 176人 | 1.07倍 |
| 令和6年度 理数科 | 40人 | 0人 | 40人 | 81人 | 2.03倍 |
| 令和7年度 理数科 | 40人 | 0人 | 40人 | 64人 | 1.60倍 |
| 令和8年度 理数科 | 40人 | 5人 | 35人 | 59人 | 1.69倍 |

普通科の志願倍率は、令和6年度が1.06倍、令和7年度が0.88倍、令和8年度が1.07倍でした。年度による動きは小さく、1倍前後の範囲です。理数科は、1.60倍から2.03倍と、普通科より高い倍率で推移しています。倍率は、その年の志願者の動きで変わります。令和9年度の倍率は、まだ出ていません。
令和8年度の最終の数字(受検者数・合格者数)も、県が公表しています。山形南高校の普通科は、入学志願者等の数が212人、受検者等の数が211人、合格者等の数が202人で、最終倍率は1.06倍でした。理数科は、64人、64人、40人で、1.60倍でした。この最終の数字の志願者数は、前期(特色)選抜で内定した人(普通科36人、理数科5人)を含む数のようです(176人+36人=212人、59人+5人=64人で、数字が合います)。
山形市内の県立校との比べ方(最終倍率)
同じ山形市内の県立校と比べるときは、県の「受検者数・合格者数」の最終倍率が使えます。次の表は、各年度の最終倍率です。後期(一般)の比率も、あわせて示しました。
| 学校・学科 | 後期の比率(調査書:学力検査) | 令和6年度 | 令和7年度 | 令和8年度 |
|---|---|---|---|---|
| 山形東 普通科 | 3:7 | 0.41倍 | 0.38倍 | 0.48倍 |
| 山形東 探究科 | 3:7 | 2.30倍 | 2.79倍 | 2.16倍 |
| 山形南 普通科 | 4:6 | 1.04倍 | 0.88倍 | 1.06倍 |
| 山形南 理数科 | 4:6 | 1.95倍 | 1.58倍 | 1.60倍 |
| 山形西 普通科 | 3:7 | 0.86倍 | 1.11倍 | 1.00倍 |
| 山形北 普通科 | 3:7 | 1.04倍 | 0.97倍 | 0.94倍 |
比べるときの注意があります。令和8年度の最終倍率には、前期(特色)選抜で内定した人も含まれるようです。令和6・7年度とは、数字の作り方が少し違います。また、山形東高校の普通科と探究科は、前期(特色)選抜の募集人員が5%程度と小さい学校ですが、倍率は普通科と探究科で大きく違います。倍率だけで難易度を決めることはできません。
山形西高校との比較は、山形西高校の内申と当日点で整理しています。山形西高校は、後期の比率が3:7で、前期(特色)選抜では学力検査を行わず「調査書(学習の記録)70%・個人面接30%」で選びます。同じ山形市内でも、前期の選び方が違います。
前期(特色)と後期(一般)を考えるときの整理:三者面談で聞きたいこと
山形南高校を目指す人が、冬に整理しておきたいのは、「前期(特色)選抜に出願できるか」「後期(一般)選抜で、今の成績がどう計算されるか」の2つです。どちらも、中学校の三者面談で先生に確認できます。次の表は、2つの選抜の違いを、県の資料の数字だけで並べたものです。
| 比べる点 | 前期(特色)選抜 | 後期(一般)選抜 |
|---|---|---|
| 出願の時期 | 令和9年1月4日(月)〜1月7日(木) | 令和9年2月17日(水)〜2月22日(月) |
| 検査 | 個人面接(学力検査はない) | 学力検査5教科(3月7日) |
| 評定の使われ方 | 出願要件(普通科は評定合計36以上、理数科は43以上など)と、調査書(学習の記録)の割合 | 評定合計を500点満点に直し、比率4:6の「4」の部分に使う |
| 評定以外の記録 | 調査書(それ以外)の割合が、普通科40%・理数科20% | 総合的な学習の時間・特別活動等・特記事項を考慮(県の要項) |
| 結果の通知 | 合格内定(2月10日) | 合格発表(3月17日) |
三者面談では、たとえば次のような質問が役に立ちます。質問は、ご家庭で書き出して持っていくと、面談の時間を使いやすくなります。
- 2学期末の時点で、評定合計はいくつになる見込みですか。数学・理科・英語の評定は、いくつですか。
- 学校の調査書では、「学習の記録」以外(特別活動や校外活動の記録)には、何が記載される予定ですか。
- 前期(特色)選抜に出願する場合、中学校から高校へ提出する書類には、どんなものがありますか。
- 後期(一般)選抜の志願先変更の期間や手続きは、いつ、どのように案内されますか。
- 学力検査の教科別得点の提供は、出願のときに「希望する」を選ぶ必要があると聞きました。中学校でもあらためて案内がありますか。
これらの質問の答えは、中学校ごと、年度ごとに変わる部分があります。県の要項に書かれていることと、中学校の案内が食い違って見えるときは、先に中学校の先生に確認してください。出願の手続きは、WEB出願システムで行うため、中学校を通じた手続きの期限と、ご家庭で入力する期限が別々になることもあります。日付は、手元の紙やカレンダーに、早めに書き写しておくと安心です。
令和9年度の日程と、中3の冬の学習計画・出願前の確認リスト
| 区分 | 内容 | 日程(県の要項) |
|---|---|---|
| 前期(特色)選抜 | 出願受付 | 令和9年1月4日(月)から1月7日(木) |
| 前期(特色)選抜 | 受検票の受け取り | 1月13日(水)から1月27日(水) |
| 前期(特色)選抜 | 検査(B日程) | 2月2日(火) |
| 前期(特色)選抜 | 合格内定の通知(B日程) | 2月10日(水) |
| 後期(一般)選抜 | 出願受付 | 2月17日(水)から2月22日(月) |
| 後期(一般)選抜 | 受検票の受け取り | 2月26日(金)から3月7日(日) |
| 後期(一般)選抜 | 学力検査 | 3月7日(日) |
| 後期(一般)選抜 | 追検査 | 3月12日(金) |
| 後期(一般)選抜 | 合格発表 | 3月17日(水)16時 |
冬までの学習計画の考え方
比率が4:6の山形南高校では、評定合計と学力検査の両方に、はっきりした重みがあります。冬の過ごし方を考えるときは、次の3つの順番で整理すると、やることが見えやすくなります。
- 中3の2学期末の評定の見通しを知る。調査書の評定は、第3学年の評定合計を使います。評定合計が1点上がると、合計得点が約4.4点動くため、あと1点上げられる教科があるかどうかを、中学校の先生に確認しておきます。
- 5教科の「落とした点数」を数える。学力検査は5教科で500点満点です。直近の模試や定期テストで、教科ごとに落とした点数を書き出し、単元ごとに分類します。学力検査が10点動くと、合計得点が6.0点動きます。
- 前期(特色)選抜を考えるかどうかを、1月の出願前に決める。普通科は評定合計36以上、理数科は43以上(数学・理科・英語が5)が必要です。評定の要件を満たし、面接で話せる活動の記録がある人は、前期の出願も選択肢になります。
学力検査の対策では、山形県の問題の特徴を知ることも役に立ちます。県の過去問題は、山形県教育委員会が公表しています。入試問題の最新の傾向や、教科ごとの時間配分は、過去問で確認してください。
出願前の確認リスト
- 山形南高校の募集要項(学校のWebページ)で、傾斜配点の有無、前期(特色)の出願要件、面接の方法を、自分の目で確認した。
- 中3の評定の見込みを、中学校の先生に聞いた(評定合計と、数学・理科・英語の評定を確認した)。
- 評定合計と学力検査の得点を、4:6の計算式に入れて、合計得点を計算してみた。
- 前期(特色)選抜に出願するかどうかを、家族と話し合った(評定の要件と、面接で話せる活動の記録)。
- 私立高校の併願の日程と、合格発表後の手続きの期限を、各校の募集要項で確認した。
私立高校との組み合わせは、山形県の私立高校入試2027と、各校の募集要項で確認してください。また、私立の併願で使う内申の考え方は、私立高校の併願で使う内申は中3のいつの成績?で整理しています。山形県全体の入試の流れは、山形県公立高校入試2027にまとめています。
よくいただくご質問
まとめ
- 山形南高校の後期(一般)選抜は、調査書:学力検査=4:6。調査書点は200点満点、学力検査点は300点満点。
- 調査書点は500×(評定合計÷45)×0.4、学力検査点は得点×0.6(傾斜配点なしの場合)。評定合計が1点違うと合計得点は約4.4点、学力検査が10点違うと6.0点動く。
- 前期(特色)選抜は、普通科が定員の15%程度、理数科が10%程度。B日程で、検査は個人面接。割合は、普通科が20・40・40、理数科が40・20・40(%)。
- 志願倍率(後期・一般)は、普通科が令和6〜8年度に1.06倍、0.88倍、1.07倍。理数科は2.03倍、1.60倍、1.69倍。
- 合格に必要な点数と、傾斜配点の有無は、県の概要表と各校の募集要項で確認する。
出典(公式資料)
- 山形県「令和9年度入学者選抜情報」ページ
- 令和9年度山形県公立高等学校入学者選抜実施要項(PDF)
- 令和9年度 前期(特色)選抜及び後期(一般)選抜の概要(PDF・令和8年8月18日更新)
- 令和8年度 後期(一般)選抜 志願状況(令和8年2月24日)
- 令和8年度 受検者数・合格者数(令和8年3月17日)
- 令和7年度 一般入学者選抜志願状況(令和7年2月21日)
- 令和7年度 受検者数・合格者数(令和7年3月17日)
- 令和7年度 一般入学者選抜における調査書の評定と学力検査の成績の比率
- 令和6年度 一般入学者選抜志願状況(令和6年2月22日)
- 令和6年度 受検者数・合格者数(令和6年3月17日)
- 令和9年度 前期(特色)選抜 山形南高等学校の概要(PDF)
- 令和9年度 前期(特色)選抜 山形西高等学校の概要(PDF)
この記事の数字は、山形県教育委員会が公表した資料から、エスペランサアカデミーが整理・計算したものです。計算例は、公式の計算式に仮の数字を入れた例で、実在の生徒の数字ではありません。合格に必要な点数、総合段階の境目、傾斜配点の有無、令和9年度の募集人員は、県の資料で確認できていないため、目安を示していません。最新の情報は、山形県教育委員会と中学校の案内でご確認ください。


