最終更新:2026年11月/日程・選抜の仕組みは福岡県教育委員会の令和9年度入学者選抜要項と、同委員会が公表した志願状況(記事末の出典)にもとづきます。公表されていない項目は「公表されていません」と書きます。
福岡県の県立高校(全日制)の一般入学者選抜では、中3(第3学年)の評定の合計で「調査書の序列」を、学力検査5教科の合計(300点満点)で「学力検査の序列」をつけます。この2つがともに、校長が定める一定数(入学定員以内)に入った人がA群、それ以外がB群です。A群は、調査書などに特に支障がなければ入学予定者になります。
ただし、その「一定数」は学校ごとに決まり、要項には数字が書かれていません。公表されていない以上、「評定がいくつあればA群」という線は示せません。この記事では、数字を決めつけるかわりに、出願ルートの選び方・第2志望校の使い方・私立との組み合わせを、要項の条文にそって整理します。
併願で押さえる点は3つです。(1)推薦入学と特色化選抜は1校しか出せず、互いに併願できない。(2)第2志望校は一般入学者選抜だけの制度で、第1志望校の判定が先に行われる。(3)第2志望校を出していても、合格となるのは第1か第2のどちらか1校だけ。
- 福岡県の「内申」は何を指すのか(評定の合計とA群・B群)
- 推薦入学・特色化選抜・一般入学者選抜の違い
- 第2志望校制度の使い方と注意点
- 令和9年度の変更点(入学定員・推薦の枠)
- 志願率の推移(令和7・8年度)
- 出願から発表までの日程
- 評定の位置づけ別|出願ルートと併願の考え方
- 学年別の学習スケジュール
- 三者面談で確認したいこと
- よくある質問
福岡県の「内申」は何を指すのか
福岡県で「内申点」と呼ばれるのは、調査書の「各教科の学習の記録」にある第3学年の評定です。要項の選抜方法には、第3学年における各教科の評定の数値の合計によって序列を定める、と書かれています。東京都のように評定を換算して点数化する書き方ではなく、評定の合計をそのまま並べて序列にするのが基本です。9教科の評定を合計した場合の満点は45です。
学力検査は、国語・数学・社会・理科・外国語(英語)の5教科を県下同一問題で行い、各教科60点、合計300点です。英語にはリスニングテストがあります。この合計点で学力検査の序列を定めます。
| 項目 | 要項に書かれている内容 | 保護者が読むときのポイント |
|---|---|---|
| 調査書の序列 | 第3学年の各教科の評定の合計で定める | 中1・中2の評定は、この序列には使われない(要項の記載は第3学年) |
| 学力検査の序列 | 5教科の総点で定める(各教科60点・計300点) | 当日の得点が序列に直結する。調査書だけで決まる仕組みではない |
| 特定教科の加重 | 指定された学校・学科・コースでは、加重教科の評定または学力検査の得点を1.5倍にする | 加重の有無・教科は志願先ごとに異なるため、要項の学校別一覧で確認する |
| A群 | 調査書の序列と学力検査の序列がともに、校長が定める一定数(入学定員以内)に入っている者 | 一定数は学校ごと。数字は公表されていません |
| B群 | A群以外の者 | A群のうち入学予定者とならなかった人と合わせて、総合的に選考される |
| 出欠の記録 | 修学上はなはだしい支障がない限り、等差をつける資料としない | 欠席日数が少し多いだけで序列が下がる仕組みではない |
A群にならなかった場合も、そこで終わりではありません。要項では、A群で入学予定者とならなかった人とB群の人について、評定の数値以外の記載事項を重視しながら、調査書の序列・学力検査の序列・その他の資料を精査し、総合的に選考して合否を決める、と定めています。その際、各高校は調査書の記載事項のうち特に重視する部分を定めて選考します。
推薦入学・特色化選抜・一般入学者選抜の違い
福岡県の県立高校には、大きく分けて3つの出願ルートがあります。推薦入学と特色化選抜は1月に出願して2月に内定が出る早いルート、一般入学者選抜は2月に出願して3月9日に学力検査を受けるルートです。どのルートで出すかによって、内申(評定)の見られ方が変わります。
| 項目 | 推薦入学 | 特色化選抜 | 一般入学者選抜 |
|---|---|---|---|
| 出願期間 | 1月20日(水)〜1月28日(木)正午 | 1月20日(水)〜1月28日(木)正午 | 2月10日(水)〜2月19日(金)正午 |
| 選抜の中心 | 面接の結果等を資料に選考(2月2日・3日のうち学校が指定する日) | 調査書と面接の結果等を資料に選考。一部の学科・コース・系は作文または実技も実施 | 学力検査(3月9日・5教科)と調査書。A群・B群で選考 |
| 結果の通知 | 2月10日(水)午前9時に中学校長へ通知。志願者は同日16時以降にWEB出願システムで確認 | 同左 | 3月18日(木)午前9時に合格発表 |
| 合格発表 | 3月18日(木)午前9時(一般と同時) | 3月18日(木)午前9時(一般と同時) | 3月18日(木)午前9時 |
| 出願できる数 | 1校のみ。特色化選抜・連携型選抜などとは併願不可 | 1校のみ。推薦入学・連携型選抜などとは併願不可 | 第1志望に加え、第2志望校を1つ登録できる |
| 出願資格のうち学業に関わる点 | 「ふさわしい学業成績であること」が条件に含まれる。中学校の推薦委員会が選考して推薦 | 学業成績に関する条件は、要項の出願資格には挙げられていない | 評定の合計の序列を使う(A群・B群) |
| 不合格のあと | 要項の推薦入学の項では、一般への再出願についての記載を確認できませんでした。中学校で確認してください | 内定とならなかった人は、改めて一般入学者選抜に出願できる | (補充募集は学校ごとに実施。要項参照) |
表のとおり、特色化選抜は「内定しなかった場合に一般へ出し直せる」と要項に明記されています。一方、推薦入学については、今回確認した要項の範囲では同じ記載が見当たりませんでした。推薦で出願する場合は、不合格だったときの動き方を、出願前に中学校の先生に確認しておくと安心です。
推薦入学の募集人員は、各高校が特色に応じて校長が定めます。学校ごとの実施の有無と人数は、要項の「入学定員等一覧表」(67〜72ページ)に載っています。推薦を実施していない学科・コースもあるため、志望校が決まったら、まずこの一覧で確認してください。
第2志望校制度の使い方と注意点
第2志望校制度は、一般入学者選抜で全日制を志願する人が、第1志望校とは別の県立高校(全日制)の学科・コース・系を1つ登録できる制度です。登録は、WEB出願システムで第1志望校に提出する志願情報の中で行います。
| 項目 | 要項に書かれている内容 |
|---|---|
| 対象 | 一般入学者選抜で、第1志望校の高校長へ志願情報を提出する人 |
| 登録できる数 | 第1志望校と異なる県立高校(全日制)の学科・コース・系のうち、いずれか1つ |
| 学区 | 学区外の高校でも志願できる。学区外高校入学志願申請書(様式2A)は不要 |
| 出願資格 | 第2志望校に合格した場合、入学する意志が確実であること |
| 学力検査 | 第1志望校と特別検査場で実施。第2志望校での検査は不要 |
| 選抜の順番 | まず第1志望の志願者で合格者を決め、合格者数(合格内定者を含む)が入学定員に満たない場合に限り、第2志望校制度による志願者を選抜の対象とする |
| 選抜の方法 | 第2志望校は、学力検査の結果と調査書により総合的に選考して合否を決める |
| 変更 | 志願先変更期間(2月22日〜2月26日正午)に、1回に限り第2志望校を他校へ変更できる。第2志望校内の別の学科等への変更も可 |
| 合格できる数 | 第2志望校を登録していても、合格となり得るのは第1志望校か第2志望校のどちらか1校だけ |
制度の意味は、「第1志望校の定員に空きが出たとき、第2志望校の側の枠で選ばれる可能性が残る」ことにあります。ここで注意したいのは、第2志望校の選抜は、第1志望の志願者の合否を決めたあと、定員に満たない場合に限って行われるという順番です。要項の書き方からは、第2志望校は確実な受け皿を意味するわけではなく、空きが出るかどうかは第1志望の判定が終わるまで分からない、と読めます。
2. 通学できるか。学区外も登録できますが、通学時間と費用は家庭で確認が必要です。
3. 専攻・コースが合うか。学科・コース・系まで指定して登録します。同じ学校でも、学科によって評定や学力検査の見られ方(加重教科など)が異なる場合があります。
令和9年度は、第2志望校として志願できる範囲が広がったと県教育委員会の変更点資料に示されています。変更点の全体は、福岡県公立高校入試2027|学力検査は3月9日・第2志望校制度の拡大と変更点で整理しています。
令和9年度の変更点|入学定員は減り、推薦の枠は増える
県教育委員会が公表した令和9年度の入学定員等の資料では、県立高校の入学定員と、推薦入学・特色化選抜の実施状況が前年度から変わっています。併願を考えるうえでは、「一般入学者選抜に回る枠がどう変わるか」が気になるところです。公表された数字を並べます。
| 項目 | 令和8年度 | 令和9年度 | 変化 |
|---|---|---|---|
| 県立高校の入学定員 | 22,200人 | 21,640人 | 560人減 |
| 推薦入学の募集人員 | 4,529人 | 5,315人 | 786人増 |
| 入学定員に占める推薦の割合 | 20.4% | 24.6% | 4.2ポイント増 |
| 推薦入学の実施校 | (令和9年度より7校少ない) | 75校 | 7校増(新規8校・不実施1校) |
| 特色化選抜の実施校 | (令和9年度より4校多い) | 56校 | 4校減(新規1校・不実施5校) |
| 市・組合立高校の入学定員 | 2,120人 | 2,020人 | 100人減 |
推薦入学の枠を引いた残りで単純に比べると、令和8年度は17,671人、令和9年度は16,325人で、1,346人少なくなります。特色化選抜などの枠は含まない単純な計算で、一般入学者選抜の実際の募集人員を示すものではありません。ただ、推薦の割合が高まり、一般に回る枠は小さくなる方向に動いていることは、数字から読み取れます。
志願率の推移|令和7・8年度に公表された数字
県教育委員会は、一般入学者選抜の志願状況を公表しています。全日制の県立高校全体で見ると、令和8年度の志願者数は出願締切時が23,183人(志願率1.04倍)、志願先変更後が22,854人(1.03倍)で、前年度の24,542人(1.11倍)より1,000人以上少なくなりました。入学定員は22,040人から22,200人へ160人増えています。志願者が減り、定員が増えたことで、志願率は下がっています。

| 年度 | 県立の入学定員 | 志願者数 | 志願率 |
|---|---|---|---|
| 令和6年度 | この記事では確認できていません | 確認できていません | 原資料を取得できなかったため、数字を載せません |
| 令和7年度(令和8年度の資料に載る前年度の値) | 22,040人 | 24,542人 | 1.11倍 |
| 令和8年度(出願締切時) | 22,200人 | 23,183人 | 1.04倍 |
| 令和8年度(志願先変更後) | 22,200人 | 22,854人 | 1.03倍 |
| 令和9年度 | 21,640人(入学定員) | 公表されていません | 出願期間(2月10日〜19日)のあとに公表されます |
志望校の絞り方と、併願の組み方を整理しませんか
評定の見込み・志望校の学区・推薦か特色化か一般か。お子さまの状況をうかがいながら、受験校の考え方を一緒に整理します。入会のご案内は、ご相談のあとでお伝えします。
評定の位置づけ別|出願ルートと併願の考え方
福岡県では、A群に入る評定や得点の線は公表されていません。そのため、ここでは数字で線を引かず、志望校の志願者の中で自分がどのあたりに入りそうかという見込みで3つの状況に分けて、ルートと併願の組み立て方を整理します。見込みを出す材料は、中学校が持つ評定一覧表や過去の入試結果の資料、模擬試験の結果です。要項には、調査書の序列も学力検査の序列も、志望校の志願者の中での順位として扱われると読める書き方になっています。
| 状況 | 一般入学者選抜(第1志望) | 第2志望校 | 推薦・特色化 | 私立との組み合わせ |
|---|---|---|---|---|
| 評定も模擬試験も、志望校の水準に届いている見込み | 一般で第1志望を出す。評定の序列と学力検査の序列の両方で一定数に入ることがA群の条件 | 入学する意志が確実な学校を1つ。同じ学科の別校でも、別の学科でもよい | 志望理由が明確で、学校が求める人物像に合う場合の選択肢。評定が高いことだけを理由に選ぶものではない | 公立の結果を待てる日程か、各校の募集要項で確認 |
| 評定は届くが、学力検査(模擬試験)に不安が残る | 評定は序列の片方。学力検査300点の得点が、もう片方の序列を決める | 第2志望校は第1志望の判定後に空きがある場合だけ対象。確実な受け皿とは考えない | 学力検査を受けずに済むルートではない点に注意。内定後も3月18日の発表まで手続きは続く | 公立の結果が出る前に、入学先を確保したい場合の選択肢。専願・併願の条件を校ごとに確認 |
| 評定は届きにくいが、学力検査で取り返したい | B群でも、評定の数値以外の記載事項を重視しながら総合的に選考される。調査書の記載も見られる | 学力検査と調査書で総合的に選考。登録は1つだけなので、学科まで慎重に選ぶ | 特色化選抜は、要項の出願資格に学業成績の条件がない。志願理由書と面接が中心。不合格でも一般に出し直せる | 公立の結果にかかわらず進学先を確保できる組み合わせを、早めに検討 |
3つの状況のどれにあたるかは、中3の2学期の評定が出て、12月の三者面談で担任の先生から資料を見せてもらってから判断できます。それまでは、1学期・2学期の評定の合計と模擬試験の5教科合計を、毎回同じ表に書き残しておくと、面談で話が早くなります。
併願パターンを4つに整理する
| パターン | 出願の流れ | 向いている状況 | 確認すること |
|---|---|---|---|
| A 公立一般のみ(第1+第2志望) | 2月10日〜19日に第1志望校へ出願し、第2志望校を登録。3月9日に学力検査 | 学力検査まで力を伸ばしたい人。学区内に志望校がある人 | 第2志望校を出しても、合格となるのは1校だけ。入学意志が確実な学校だけ登録する |
| B 特色化選抜→不内定なら一般 | 1月20日〜28日に出願、面接。2月10日に結果通知。内定しなければ改めて一般に出願 | 志望理由が明確で、特色化を実施する学校・学科を志望する人 | 特色化は1校のみで推薦入学と併願不可。一般には出願手続を改めて行う |
| C 推薦入学 | 1月20日〜28日に出願、面接。2月10日に結果通知、3月18日に合格発表 | 学校の特色と自分の志望が合い、中学校の推薦委員会の推薦を受けられる人 | 1校のみ。不合格時の動き方は、要項で記載を確認できなかったため中学校に確認 |
| D 公立+私立 | 公立の出願・受検日程と、私立の募集要項の日程を並べ、重なりを確認する | 公立の結果が出る前に進学先を確保したい人 | 私立の併願優遇・推薦の基準は各校が公表。この記事では数字を載せません |
私立高校の入試日程、専願と併願の違い、学費支援の制度は、福岡県の私立高校入試2027|日程・推薦と専願・一般・学費支援にまとめています。私立の併願優遇や推薦の基準は、学校ごとに条件が異なり、公表の仕方もさまざまです。評定の基準が公表されている学校は、その数字をそのまま確認し、公表されていない学校は、中学校の進路指導の先生を通して確認してください。
出願から発表までの日程
日程は、推薦・特色化選抜の出願(1月20日〜28日)から、一般入学者選抜の合格発表(3月18日)、追検査の発表(3月29日)まで続きます。図2で全体の流れをつかんでから、下の表で個別の日付を確認してください。

| 日付 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 令和8年12月4日(金)まで | 特別措置申請書を、志願予定の高校長へ提出(中学校長) | 身体の障がい・発達障がい・疾病等のため、通常の方法での受検が困難な人が対象 |
| 1月20日(水)〜1月28日(木)正午 | 推薦入学・特色化選抜の出願 | WEB出願システム。1校のみ |
| 2月2日(火)・3日(水) | 面接(作文・実技は一部の学科等) | 学校が指定する日 |
| 2月10日(水) | 推薦・特色化の選考(内定)結果を中学校長へ通知(午前9時)。一般入学者選抜の出願開始 | 志願者は同日16時以降にWEB出願システムで確認 |
| 2月19日(金)正午 | 一般入学者選抜の出願締切。評定一覧表の提出期限 | 評定一覧表は中学校から県教育委員会へ(WEB出願システムとは別) |
| 2月22日(月)〜2月26日(金)正午 | 志願先の変更(1回に限る) | 第2志望校の変更もこの期間 |
| 3月9日(火) | 学力検査(国語・数学・社会・理科・英語) | 各60点。9:30開始、英語は15:00〜 |
| 3月10日(水) | 個性重視の特別試験(実施校のみ) | 要項の学校別一覧で確認 |
| 3月18日(木)午前9時 | 合格発表(推薦・特色化・一般が同時) | 志願先高校とWEB出願システム |
| 3月23日(火) | 追検査(学力検査)または追選抜(面接・作文等) | 天災等で当日受けられない場合、本人の責めによらない事由で受けられない場合 |
| 3月29日(月)午前9時 | 追検査・追選抜の発表 | 志願先高校とWEB出願システム |
学年別の学習スケジュール|評定は中3の1年間で決まる
福岡県の一般入学者選抜では、調査書の序列に使われる評定は第3学年のものです。つまり、中3の1学期から3学期までの定期テストと提出物・授業態度が、そのまま序列の材料になります。中1・中2の積み上げは、評定ではなく、中3で点を取るための土台として効いてきます。
| 時期 | やること | ねらい |
|---|---|---|
| 中1・中2 | 英語・数学の基礎を固める。定期テストの直しを習慣にする | 評定そのものは第3学年で決まるため、中3で慌てないための土台づくり |
| 中3の4〜7月 | 1学期の定期テストと提出物に集中。評定の合計を記録し始める | 第3学年の評定は、1学期から序列の材料になる |
| 夏休み | 5教科の総復習。苦手教科の穴を、中1・中2の範囲までさかのぼって埋める | 学力検査は5教科・各60点。1教科の落ち込みを残さない |
| 9〜11月 | 2学期の定期テスト。模擬試験の5教科合計を毎回記録。志望校の学区と推薦・特色化の実施の有無を確認 | 評定の見込みと、学力検査の見込みを、両方そろえる |
| 12月 | 三者面談。志望校・出願ルート・第2志望校・私立を決める材料を担任の先生から集める | 出願の手前で、ルートを一本化する |
| 1月 | 推薦・特色化の人は、志願理由書と面接の準備(出願は1月20日〜28日)。一般の人は過去問演習 | ルートによって、準備の中身が分かれる |
| 2月 | 一般の出願(2月10日〜19日)。志願状況を見て志願先変更(2月22日〜26日)を検討 | 変更は1回に限る。第2志望校もこの期間に変更できる |
| 3月 | 学力検査(3月9日)。発表は3月18日 | 追検査の日程(3月23日)も頭に入れておく |
三者面談の時期の動き方は、中3の三者面談(12月)で担任に聞くべき質問と準備にまとめています。面談の前に、下のチェックリストを埋めておくと、話が具体的になります。
三者面談で確認したいこと
- 志望校の学区は、住んでいる場所で合っているか(学区外の場合、入学時までに居住予定かどうか)
- 志望校が令和9年度に、推薦入学・特色化選抜を実施するか(要項の入学定員等一覧表で確認)
- 志望校の学科・コースに、評定や学力検査の加重教科(1.5倍)があるか
- 現在の評定の合計と、志望校の志願者の中での位置の見込み(中学校の資料にもとづく)
- 第2志望校の候補。通学できるか、入学する意志が確実か
- 私立高校の併願・専願の条件と日程。公立の出願・受検日と重ならないか
- 推薦で出願する場合に、不合格だったときの動き方
- 志願理由書など、提出書類の期限と、中学校の締切
よくある質問
Q. 中1・中2の評定は、入試に使われますか。
一般入学者選抜の調査書の序列は、要項では第3学年の評定の合計で定めると書かれています。中1・中2の評定は序列には使われません。ただし、調査書にはほかの記載事項もあり、A群に入らなかった人の総合的な選考では、評定の数値以外の記載事項も重視されます。
Q. A群に入る評定の目安を教えてください。
公表されていません。A群の条件は「調査書の序列と学力検査の序列がともに、校長が定める一定数(入学定員以内)に入っていること」で、一定数は学校ごとに決まります。数字で示された目安は要項にないため、中学校が持つ過去の資料を、担任の先生に聞いて確認してください。
Q. 第2志望校は、滑り止めとして使えますか。
要項では、第2志望校の選抜は、第1志望の志願者で合格者を決めたあと、合格者数が入学定員に満たない場合に限り行われます。空きが出るかどうかは、その時点まで分かりません。また、第2志望校を出していても、合格となるのは第1か第2のどちらか1校だけです。確実な受け皿として考えず、入学する意志が確実な学校だけを登録してください。
Q. 推薦入学と特色化選抜は、両方出せますか。
出せません。どちらも出願は1校に限られ、互いに併願できません。連携型選抜、学びの多様化学校入学者選抜、北九州市立高校の入学者選抜とも併願できません。
Q. 特色化選抜で内定しなかった場合、一般に出願できますか。
要項に「再度、一般入学者選抜に出願することができる。この場合は、改めて一般入学者選抜の入学志願手続を行わなければならない」とあります。一般の出願期間は2月10日〜19日の正午までです。推薦入学の場合の扱いは、確認した要項の範囲では記載を見つけられなかったため、中学校に確認してください。
Q. 学区外の高校も受けられますか。
一般入学者選抜では、本人と保護者の居住地が属する学区の1校に限って志願できます。学区外に居住していても、高校入学時までに学区内に居住予定であれば、出願資格を満たします。県外に居住している人には特例があります。なお、第2志望校については、学区外の学校も志願でき、学区外の申請書は不要です。
Q. 学力検査の日に体調が悪くなったら、どうなりますか。
学力検査当日の体調不良者は、別室での受検が可能と要項に書かれています。また、天災等で検査が実施できない場合や、不慮の事故等で本人の責めに帰することができない事由により受検できない場合は、3月23日に追検査(学力検査)または追選抜(面接・作文等)が行われ、発表は3月29日午前9時です。
Q. 私立高校の併願優遇や推薦の評定基準は、どこで分かりますか。
学校ごとに条件と公表の仕方が異なります。各校の募集要項と、中学校の進路指導の先生を通した確認が基本です。この記事では、公表されていない基準の数字は載せていません。私立の日程や制度の概要は、福岡県の私立高校入試2027の記事で整理しています。
受験校の組み方を、成績と学区に合わせて整理します
評定の見込み、模擬試験の結果、志望校の学区と推薦・特色化の実施状況をもとに、出願ルートと併願の考え方を一緒に確認します。まずは学習相談からどうぞ。


