最終更新:2026年11月/配点と日程は兵庫県教育委員会の令和9年度要綱、倍率は同教育委員会が公表した志願状況にもとづきます。令和9年度の各校の募集定員は、2026年11月時点で確認できていません。発表後に募集要項でご確認ください。
兵庫県の要綱は、学力検査による入学者選抜で「調査書情報の学習評定と学力検査の成績との比重が同等となるようにする」と定めています。夢野台高校は県の複数志願選抜(第1学区・普通科)の対象で、素点=判定資料(A)の評定250点+判定資料(C)の学力検査250点です。
評定は中学3年生の9教科だけが数字になります。国語・社会・数学・理科・英語は評定の和を4倍、音楽・美術・保健体育・技術家庭は評定の和を7.5倍します。第1志望で受けると、この素点に25点が加わります。
令和8年度は志願者295人で倍率1.23倍。令和7年度の1.00倍から上がりました。合格最低点は公表されていません。
- 夢野台高校の入試の基本データ
- 兵庫県の学力検査入試のしくみ
- 配点表|評定250点と学力検査250点
- 評定(判定資料A)の計算と換算表
- 3人の計算例と、1段階・1点の重み
- 当日点(学力検査)の考え方と全県の得点分布
- 第1志望加算点と第2志望のしくみ
- 倍率と志願者数のうごき(令和5〜8年度)
- 志願者が増えた年に見ておきたいこと
- 令和9年度の日程と時間割
- 準備の進め方と保護者の確認ポイント
- よくある質問(8問)
夢野台高校の入試の基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学区・選抜 | 第1学区。普通科は複数志願選抜の対象校(県の要綱の実施校一覧に校名があります) |
| 設置者の表記 | 県の一覧では、市立の学校は校名に「市立」と付いています。夢野台高校には付いていません |
| 令和8年度の定員・志願者 | 定員240人/志願者295人(志願変更後の確定数)/倍率1.23倍 |
| 学力検査 | 国語・社会・数学・理科・英語の5教科。各100点、合計500点 |
| 評定の対象 | 調査書情報の各教科の学習の記録のうち、第3学年の評定 |
| 第1志望加算点 | 第1学区は25点 |
| 令和9年度の学力検査日 | 令和9年(2027年)3月11日(木) |
兵庫県の学力検査入試のしくみ
兵庫県の公立高校入試は、全日制の普通科(中高一貫教育校を除く)と総合学科について、学力検査による選抜を「複数志願選抜」で行います。志願者は第1志望校に出願し、そのとき第2志望校を付けて出願することもできます。夢野台高校の志願は、この仕組みの中で扱われます。
- 出願は1校1学科に限られます(第1志望)。第2志望は、同じ学区または隣接区域の中から選びます。
- 判定は、評定にあたる判定資料(A)と学力検査にあたる判定資料(C)の合計点(素点)を基本に行います。
- 学力検査以外の記録(特別活動、部活動、出欠など)は判定資料(B)として参考にされ、総合判定となるよう留意されます。
- 過年度卒業者は、判定資料(C)を重視して判定されます。
夢野台高校の志望者にとって大切なのは、評定と当日点が同じ重さで素点に入ることです。評定を後回しにして当日点だけで追いかける、あるいはその逆、という考え方は、制度の設計とは合いません。両方を同時に積む設計で考えます。
配点表|評定250点と学力検査250点
| 判定資料 | 中身 | 元の満点 | 素点への換算 | 素点での満点 |
|---|---|---|---|---|
| (A)評定 | 中3の5教科の評定の和×4+実技4教科の評定の和×7.5 | 5教科は和の満点25/実技は和の満点20 | 上の式で250点満点にそろう | 250点 |
| (C)学力検査 | 国語・社会・数学・理科・英語(各100点) | 500点 | 0.5倍 | 250点 |
| 素点 | (A)+(C) | — | — | 500点 |
| 第1志望の判定 | 素点+第1志望加算点 | — | 第1学区は25点 | 525点相当 |

図の下の段は、評定250点の内訳です。5教科の評定は和の満点が25で、4倍すると100点。実技4教科は和の満点が20で、7.5倍すると150点です。教科の数は5対4なのに、点数は100対150。実技4教科の評定のほうが、評定250点の中では大きな割合(60%)を占めます。
評定(判定資料A)の計算と換算表
県の要綱の〔参考1〕評定換算表は、評定の和を点数に置き換える表です。5教科は評定1につき4点、4教科は評定1につき7.5点で、表は次のとおりです。
国語・社会・数学・理科・外国語(5教科)
| 5教科の評定の和 | 換算点 | 5教科の評定の和 | 換算点 | 5教科の評定の和 | 換算点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 25 | 100 | 24 | 96 | 23 | 92 |
| 22 | 88 | 21 | 84 | 20 | 80 |
| 19 | 76 | 18 | 72 | 17 | 68 |
| 16 | 64 | 15 | 60 | 14 | 56 |
| 13 | 52 | 12 | 48 | 11 | 44 |
| 10 | 40 | 9 | 36 | 8 | 32 |
| 7 | 28 | 6 | 24 | 5 | 20 |
音楽・美術・保健体育・技術・家庭(4教科)
| 4教科の評定の和 | 換算点 | 4教科の評定の和 | 換算点 | 4教科の評定の和 | 換算点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 20 | 150 | 19 | 142.5 | 18 | 135 |
| 17 | 127.5 | 16 | 120 | 15 | 112.5 |
| 14 | 105 | 13 | 97.5 | 12 | 90 |
| 11 | 82.5 | 10 | 75 | 9 | 67.5 |
| 8 | 60 | 7 | 52.5 | 6 | 45 |
| 5 | 37.5 | 4 | 30 |
評定の対象は第3学年のものです。ただし、社会・理科のように学年によって分野別に学習する教科は、書類審査で第1・第2学年の学習の記録も十分参考にされる、と要綱にあります。中3の評定を軸にしつつ、1・2年生の学習が参考にされる場面がある、という位置づけです。
中学校は、第3学年の評定を令和9年1月以降に、第1・第2学期の成績を十分参考にして行います(要綱第3006項)。つまり、2学期までの成績が評定に強く影響します。冬休み前に、各教科の見通しを担任の先生と確認しておくことが大切です。
3人の計算例と、1段階・1点の重み
| 例 | 評定の和 | (A)評定 | 学力検査合計 | (C)学力検査 | 素点 | 第1志望の判定点 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 例1(全教科が平均的) | 5教科 20/実技 16 | 200点 | 285点 | 142.5点 | 342.5点 | 367.5点 |
| 例2(評定が高く、学力検査はこれから) | 5教科 23/実技 19 | 234.5点 | 250点 | 125点 | 359.5点 | 384.5点 |
| 例3(評定は控えめ、学力検査が伸びた) | 5教科 15/実技 12 | 150点 | 375点 | 187.5点 | 337.5点 | 362.5点 |
3つの例を並べると、素点は342.5点、359.5点、337.5点と近い範囲に収まります。評定が高くても学力検査が伸びなければ、評定が控えめでも学力検査が伸びれば、素点は近づきます。もちろん、実際の合否は同じ年の受検者全体の中での順位で決まります。この表から、合格の水準を読み取ることはできません。
1段階・1点の重みを、そろえて比べる
| 動かすもの | 素点の変化 | 学力検査に直すと |
|---|---|---|
| 5教科のうち1教科の評定を1上げる | +4点 | 8点分 |
| 実技4教科のうち1教科の評定を1上げる | +7.5点 | 15点分 |
| 5教科すべての評定を1ずつ上げる | +20点 | 40点分 |
| 実技4教科すべての評定を1ずつ上げる | +30点 | 60点分 |
| 9教科すべての評定を1ずつ上げる | +50点 | 100点分 |
| 学力検査の1教科を10点上げる | +5点 | 10点分 |
| 第1志望加算点(第1学区) | +25点 | 50点分 |
この表は「学力検査の点数で何点分にあたるか」を、素点の変化÷0.5で計算したものです。実技教科の評定が1段階上がると、学力検査では15点分。9教科の評定がすべて1上がれば、100点分、つまり学力検査1教科ぶんです。評定は積み重ねで決まるので、冬になってから大きく動かすのは難しくなります。今できる範囲を、担任の先生と確認します。
当日点(学力検査)の考え方と全県の得点分布
学力検査は500点満点で、判定では0.5倍して250点として扱います。出題は、中学校学習指導要領に示された5教科の目標に則した基本的事項と、知識・技能を活用する思考力・判断力等の基礎的な学力についての検査です(要綱第1007項)。県は、夢野台高校を含む学校別の合格最低点を公表していません。ここでは、県全体の公表資料から、得点の分布を見ます。
| 得点段階(100点満点に換算) | 令和8年度の割合(全日制) | 令和7年度の割合(全日制) |
|---|---|---|
| 90〜100点 | 0.4% | 0.7% |
| 80〜89点 | 7.8% | 10.3% |
| 70〜79点 | 15.5% | 19.8% |
| 60〜69点 | 19.9% | 22.9% |
| 50〜59点 | 20.8% | 20.5% |
| 40〜49点 | 17.6% | 14.5% |
| 30〜39点 | 12.2% | 8.4% |
| 20〜29点 | 5.3% | 2.7% |
| 10〜19点 | 0.5% | 0.2% |
| 0〜9点 | 0.0% | 0.0% |
県の資料では、全日制の平均点(500点満点を100点満点に換算)は、令和8年度が56.5点(標準偏差16.7)、令和7年度が60.5点(標準偏差15.8)でした。500点満点にもどすと、令和8年度の平均は約282点、令和7年度は約302点です。年度によって平均が約4点(500点で約20点)動いています。
学力検査の時間割
| 時間帯 | 時刻 | 所要時間・備考 |
|---|---|---|
| 集合 | 8:30 | — |
| 注意 | 8:40〜8:50 | — |
| 国語 | 9:10〜10:00 | 50分 |
| 数学 | 10:20〜11:10 | 50分 |
| 社会 | 11:30〜12:20 | 50分 |
| 理科 | 13:10〜14:00 | 50分 |
| 英語 | 14:20〜15:10 | 50分(聞き取りテストは英語の開始直後に10分程度) |
50分の検査が5つ並び、昼の休憩をはさんで午後に理科・英語です。英語の聞き取りテストは英語の開始直後に10分程度行われます。国語から英語まで、午前と午後で集中を切らさない体力も、当日点の一部です。
第1志望加算点と第2志望のしくみ
複数志願選抜では、第1志望を優先するために、第1志望校の合否判定には素点に「第1志望加算点」を加えます。第1学区は25点です。夢野台高校を第1志望にすると、他校を第1志望にした人が第2志望で夢野台高校を受けるときより、25点有利に判定されます。
| 志望の順位 | 判定に使う点 | 決め方 |
|---|---|---|
| 第1志望 | 素点+25点(第1学区) | 高等学校ごとに、得点の上位の者から順に合格者を決める |
| 第2志望 | 素点(加算なし) | 第1志望で合格が決まった人は、第2志望の判定から除かれる |
夢野台高校を第2志望にして出願することも、他校を第1志望にして夢野台高校を第2志望にすることも制度上はできます。ただし、第2志望校は、居住地のある学区または隣接区域の中から、第1志望校と同じ学区または隣接区域のものを選ぶ決まりです。出願前に、要綱の隣接区域の表と中学校の説明で確認してください。
倍率と志願者数のうごき(令和5〜8年度)
県が公表した志願状況から、夢野台高校(普通科)の数字を並べます。令和6〜8年度は、志願変更後の志願者数です。令和5年度の倍率は、令和6年度の資料にある「昨年度倍率」の値です。
| 年度 | 定員 | 志願者数 | 倍率 | 受検者数 |
|---|---|---|---|---|
| 令和5年度 | — | — | 0.88倍 | — |
| 令和6年度 | 240人 | 246人 | 1.03倍 | 242人 |
| 令和7年度 | 240人 | 241人 | 1.00倍 | 240人 |
| 令和8年度 | 240人 | 295人 | 1.23倍 | 292人 |

倍率は0.88倍、1.03倍、1.00倍、1.23倍と動きました。定員は令和6〜8年度とも240人で、令和8年度の志願者は前年より54人増え、約22%の増加です。令和9年度の定員は未発表のため、令和8年度の倍率が続くとは限りません。
志願者が増えた年に見ておきたいこと
令和8年度の夢野台高校は、第1学区の普通科の中でも倍率が高い部類でした。同じ第1学区の主な普通科について、令和8年度と令和7年度の倍率を並べます(志願変更後、県の資料の数字)。
| 学校(普通科) | 令和8年度の倍率 | 令和7年度の倍率 |
|---|---|---|
| 神戸 | 1.20倍 | 1.16倍 |
| 夢野台 | 1.23倍 | 1.00倍 |
| 兵庫 | 1.23倍 | 1.43倍 |
| 神戸鈴蘭台 | 0.95倍 | 0.89倍 |
| 長田 | 0.99倍 | 1.15倍 |
| 須磨東 | 0.93倍 | 1.10倍 |
| 星陵 | 1.31倍 | 1.22倍 |
| 舞子 | 1.13倍 | 1.23倍 |
| 市立葺合 | 1.21倍 | 1.18倍 |
同じ第1学区でも、令和8年度は0.93倍の学校から1.31倍の学校まで幅があります。夢野台高校は前年から0.23ポイント上がり、上がり幅は表の中で目立ちます。ただし、志望校の選択は、倍率の高低だけで決めるものではありません。素点の見通しと、第1志望加算点、第2志望の組み方をあわせて考えます。
- 志願者が増えた年は、同じ素点帯に並ぶ受検者が増える可能性があります。1点・1段階の積み上げが、順位に響きやすくなります。
- 倍率が上がった翌年に、志願者が別の学校へ分散する年もあります(兵庫高校は令和7年度1.43倍、令和8年度1.23倍)。倍率の前年比だけで翌年を予想することはできません。
- 志願変更は、中学校長承認期限(3月4日)までに1回に限りできます。志願状況の発表を見て、志望校を見直せます。
令和9年度の日程と時間割
| 項目 | 日付 | メモ |
|---|---|---|
| 志願者マイページの作成開始 | 令和8年(2026年)12月14日(月) | アカウント登録は、この日から行えます |
| 中学校長の承認期限 | 令和9年(2027年)3月1日(月)12:00まで | 出願登録と入学考査料の支払は、この日までに済ませます |
| 志願変更の中学校長承認期限 | 3月4日(木)12:00まで | 志願変更は1回に限られます |
| 受検票の発行 | 3月5日(金)16:00以降 | 検査日の前日までに、マイページで取得します |
| 学力検査 | 3月11日(木) | 国語・数学・社会・理科・英語(各100点) |
| 合格発表 | 3月18日(木)10:00以降 | マイページで確認します |
| 追検査 | 3月26日(金) | 検査当日に受けられなかった場合の追検査です |
学力検査の入学考査料は、県立の全日制で2,200円です(要綱第2007項)。出願や志願変更は、インターネット出願システムで行います。中学校が行う調査書情報の登録期限は、3月1日(月)12:00です。
推薦入学や特色選抜などの2月選抜は、令和9年2月16日(火)が検査日です(一部の学校は17日も実施)。夢野台高校がこれらを実施するかどうかは、学校ごとの募集要項で確認してください。
準備の進め方と保護者の確認ポイント
| 時期 | 評定(判定資料A) | 学力検査(判定資料C) |
|---|---|---|
| 中1〜中2 | 毎回の定期テストと提出物を安定させる。実技4教科の授業態度と作品・実技も大切にする。 | 英語と数学の基礎を固める。5教科の用語・計算の穴を早めに埋める。 |
| 中3の1学期 | 評定に直結する学期。定期テストと提出物を最優先にする。 | 夏休みまでに5教科の総復習の計画を立てる。 |
| 中3の夏休み | 2学期の評定に向けて、苦手教科の見直しをする。 | 弱点単元を絞って復習し、過去問に触れ始める。 |
| 中3の2学期〜12月 | 第1・第2学期の成績が評定の根拠になる。最後の定期テストまで気を抜かない。 | 過去問を50分で解き切る練習を重ねる。英語は聞き取りも毎日。 |
| 1月〜出願 | 担任の先生と、評定の最終確認と志望校の相談を行う。 | 弱点を絞って総仕上げ。体調管理も含めて当日に備える。 |
| 3月 | — | 3月11日の検査。志願変更が必要なら3月4日12:00まで。 |
三者面談で確認したいこと
- 9教科の現在の評定の見通し(特に実技4教科)。
- 第1志望と第2志望をどう組むか(同じ学区か、隣接区域か)。
- 特別活動・部活動などの記録で、調査書に載るもの。
- 志願変更の締切(3月4日12:00)と、出願のスケジュール。
ご家庭でできること
- 提出物の期限と、定期テスト前の学習計画の確認。
- 実技教科の課題の取り組みを、声かけで見守る。
- 過去問演習のあとの見直しノートの確認。
- 睡眠と食事のリズムを整え、3月の検査日の時間割(8:30集合)に生活を合わせる。
よくある質問
まとめ|夢野台高校の内申と当日点
夢野台高校の素点は、評定250点と学力検査250点の合計500点満点で、比重は同等です。評定は中3の9教科で、5教科は和×4、実技4教科は和×7.5。第1志望ならさらに25点が加わります。倍率は令和8年度に1.23倍まで上がり、合格最低点は公表されていません。
だからこそ、評定と当日点を、同じ重さで両方積む設計にします。冬までは中3の第2学期までの成績を整え、同時に過去問で50分の解き方を固める。この2本立てを、早めに家庭と学校で共有することから始めてください。


