プロ家庭教師が作成・監修 エスペランサアカデミー
「中2の終わり。
受験はまだ先だと思っていたけれど、そろそろ何か始めたほうがいいのでは」。
この時期の保護者の方から、よくいただくご質問です。
結論から言うと、中2の冬から春は、高校受験の準備を静かに始めるのにちょうどよい時期です。
全部を一度に始める必要はありませんが、「入試のしくみを知る」「基礎の穴を埋める」「学習習慣を整える」の3つは、早く取りかかるほど中3が楽になります。
この記事では、中3で慌てないために、中2の冬から春にやっておきたい5つのことを整理します。
結論:中2の冬〜春は「入試のしくみを知る・基礎の穴を埋める・習慣を整える」時期
まず、お住まいの地域の内申の使われ方(どの学年の成績を使うか)を確認します。
英語・数学を中心に、中1〜中2の基礎の穴を見直します。
平日の勉強時間と、中3に向けた生活リズムを整えます。
学校見学や、家庭での話し合いの準備も、無理のない範囲で始めます。
中2の冬から春は、なぜ大切な時期か
中3は、定期テスト・部活の大会・学校行事・進路面談と、予定が一気に増える学年です。
中3になってから「基礎の見直し」や「情報集め」を始めると、時間が足りなくなりがちです。
| 時期 | 中2の冬〜春にやること | 中3でやること |
|---|---|---|
| 内申・入試のしくみ | 使われる学年・比率を確認 | 最新の募集要項を確認 |
| 学習 | 基礎の穴埋めと習慣づくり | 過去問・弱点対策 |
| 進路 | 学校見学の機会を探す | 志望校の絞り込み |

準備が早いほど、中3では「実際に受験校を選び、入試対策をする」ことに時間を使えます。
「早く始めたから合格できる」とは言えませんが、余裕を持って進める土台になります。
ポイント:「全部」ではなく「できることから」
準備は完璧を目指さず、今できることを1つずつ進めるだけで十分です。
準備① 入試のしくみ(内申の使われ方)を知る
高校入試では、内申(調査書の評定)が合否に使われます。
ただし、どの学年の成績が使われるかは、地域によって異なります。
中3の成績だけを使う地域もあれば、中2の成績も使う地域もあります。
| 確認すること | 見る場所 | なぜ大切か |
|---|---|---|
| どの学年の成績を使うか | 都道府県教育委員会の募集要項 | 中2の成績が入試に関わるかを知るため |
| 内申と当日点の比率 | 募集要項の選考方法 | どちらに力を入れるかを決めるため |
| 私立の推薦・併願優遇の基準 | 学校の案内・個別相談 | 基準の目安を知るため |
お住まいの地域の入試のしくみは、都道府県別の高校入試ガイドから確認できます。
内申のしくみは内申点の仕組みでも解説しています。
中2の成績が入試に使われる地域では、中2の3学期の成績が大切になります。
中2の終わりまで、定期テストと提出物を丁寧に取り組んでください。
準備② 基礎の穴を見直す(英語・数学を中心に)
英語と数学は、前の学習の上に新しい内容が積み重なる教科です。
中1〜中2の内容に抜けがあると、中3の学習がつらくなります。
| 教科 | 見直したい内容の例 | チェック方法 |
|---|---|---|
| 数学 | 正負の数・文字式・方程式・連立方程式・一次関数 | 学校のワークの基本問題が解けるか |
| 英語 | be動詞・一般動詞・過去形・不定詞などの基本文型 | 教科書の本文を音読し、意味が取れるか |
| 国語 | 漢字・文法の基本・文章の読み方 | 漢字テストの正答率、記述の書き方 |
| 理科・社会 | 用語の理解・資料の読み取り | ワークの基本問題を解けるか |
見直しの方法は、1冊の問題集を決め、間違えた問題に印をつけて、2〜3回繰り返すことです。
授業についていけないときの学び直しの考え方も参考になります。
一度に全部をやらず、「毎日15〜30分」の積み重ねを目安にしてください。
春休みは、まとまった時間が取れるので、特に苦手な単元の見直しに向いています。
準備③ 学習習慣を整える
中3になると、勉強時間を増やす必要が出てきます。
その前に、「平日の勉強の時間帯」と「休日の使い方」を決めておくと、スムーズに切り替えられます。
方法1 毎日同じ時間に机に向かう
夕食後の30分、など時間を決めると、続けやすくなります。
内容は宿題の復習でも構いません。
方法2 スマホ・ゲームのルールを家庭で決める
使う時間・場所・勉強中の置き場所を、家族で話し合って決めます。
スマホ・ゲームと勉強の両立も参考にしてください。
方法3 睡眠と生活リズムを整える
睡眠不足は、集中力と記憶に影響します。
早めに寝る習慣を、中2のうちから整えておきます。
部活動がある場合は、部活と受験の両立のコツも参考にしてください。
準備④ 学校や進路の情報を集め始める
志望校を決めるのは中3ですが、情報集めは早めに始められます。
中2のうちにできることを、無理のない範囲で進めましょう。
・学校のホームページや、学校説明会の案内を見る
・通学の範囲(通える学校の候補)を、家庭で確認する
・文化祭・体育祭・オープンスクールなどの見学機会を探す
・お子さんが「どんな高校生活をしたいか」を話し合う
学校見学や説明会の時期は、学校によって異なります。
多くの学校が中3の夏から秋に行いますが、中2から参加できる学校もあります。
各学校の公式サイトで確認してください。
志望校の決め方は、志望校の決め方でも解説しています。
準備⑤ ご家庭で話し合っておくこと
| 話し合うこと | 確認したいこと | ポイント |
|---|---|---|
| 進路の希望 | 本人がどんな高校生活を望むか | 保護者の希望より、本人の話を先に聞く |
| 通学・生活 | 通学時間・交通手段・寮など | 毎日通う負担を想像して決める |
| 費用・制度 | 公立・私立の費用、就学支援の制度 | 最新の公的な情報を、教育委員会や学校で確認する |
| 学び方 | 塾・家庭教師・自宅学習など | 本人に合った方法を、体験して比べる |
費用や支援の制度は、年度や地域によって変わります。
インターネットの古い情報ではなく、お住まいの地域の教育委員会や、志望校の公式案内で確認してください。
中2の終わりに、やりすぎないために
準備を急ぎすぎると、お子さんが疲れてしまうことがあります。
中2の冬から春は、あくまで「助走」の時期です。
・毎日の勉強は、無理なく続けられる量にする
・「受験生なんだから」と、本人を追い込まない
・部活や学校行事も大切にする
気持ちに余裕を持って中3を迎えられると、勉強の集中力も続きやすくなります。
中3に向けた準備、プロ講師に相談してみませんか
エスペランサアカデミーでは、初回体験授業(60分)を無料で行っています。<br>現在の学習状況と志望の方向性をうかがい、中3までに何を準備するかを一緒に整理します。
よくあるご質問
Q. 高校受験の準備は、いつから始めればいいですか?
準備を始めるのに遅すぎることはありませんが、中2の冬から春は、入試のしくみを知り、基礎を見直すのに向いた時期です。
無理のない範囲で、できることから始めてください。
Q. 中2の成績は、入試に関係しますか?
地域によって違います。
中3の成績だけを使う地域もあれば、中2の成績も使う地域があります。
お住まいの地域の募集要項で確認してください。
Q. 中2のうちに、何の教科を重点的にやればいいですか?
英語と数学は、積み重ねの影響が大きい教科なので、基礎の見直しに向いています。
苦手な教科がある場合は、その教科の基本問題から始めてください。
Q. 学校説明会には、いつから行けばいいですか?
多くの学校は中3の夏から秋に説明会を行いますが、中2から参加できる学校もあります。
各学校の公式サイトで日程を確認し、本人が興味を持った学校から見学するとよいでしょう。
Q. 準備を始めても、お子さんがやる気を出しません。
やる気がないときは、勉強の話より「どんな高校生活がいい?」といった未来の話から始めると、動き出しやすくなります。
小さな目標を一緒に決めるのも一つの方法です。
まとめ
この記事のまとめ
中2の冬〜春は、入試のしくみを知り、基礎を見直し、習慣を整える時期。
内申に使われる学年や比率は、地域の募集要項で確認する。
英語・数学を中心に、中1〜中2の基礎の穴を見直す。
準備は「完璧」ではなく「できることから」、無理なく進める。


