結論:障害などのある人が申請すると、審査のうえで試験時間の延長などの配慮が受けられます
- 対象は、障害等のある入学志願者です。障害等の種類や程度に応じて、申請に基づいて審査し、配慮が決まります。
- 主な配慮は、点字・拡大文字の問題、試験時間の延長、代筆、別室の指定、パソコンの利用、リスニングの免除などです。
- 申請は出願とは別の手続きです。2027年度の通常の申請期間は、2026年7月1日から10月2日まででした。
- 出願後の交通事故、負傷、発病などは、2026年12月10日から2027年1月12日の間に申請します。
必ず各教育委員会・学校・公的機関の最新の公式情報で確認してください。
📌 受験上の配慮とは
受験上の配慮とは、障害などがあるために、通常の方法では力を発揮しにくい受験生に、試験の方法を調整する制度です。
共通テストの要項では、「第15」に、この制度の内容が書かれています。
この要項は、大学入試センターが2026年6月2日付で通知した「令和9年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施要項」です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 障害等のある入学志願者 |
| 決まり方 | 障害等の種類・程度に応じて、申請に基づく審査のうえで決まる |
| 申請の宛先 | 大学入試センター(申請書類を郵送) |
| 様式 | マイページから入手 |
🧩 主な配慮の例
要項に例として挙げられている配慮は、次のとおりです。
どの配慮が認められるかは、人によって違います。
| 分類 | 配慮の例 |
|---|---|
| 問題の形 | 点字による出題、拡大文字による出題 |
| 解答の方法 | マーク方式によらない解答、代筆による解答、パソコンの利用 |
| 時間 | 試験時間の延長 |
| 人の支援 | 手話通訳士等や介助者の配置 |
| 場所 | 特定の試験室の指定 |
| 科目 | リスニングの免除 |
ここに挙げたのは要項の例です。
実際に何が認められるかは、申請の内容と審査で決まります。
📅 申請の期間と手順
2027年度の通常の申請期間は、2026年7月1日(水)から10月2日(金)までで、必着、または9月30日(水)の消印有効とされていました。
申請は、出願手続きとは別に行います。
- マイページから、申請書類の様式を入手する。
- 申請書類を用意する。
- 大学入試センターへ申請書類を郵送する。
- 審査の結果を待つ。
| 手続き | 期間 |
|---|---|
| 通常の申請 | 2026年7月1日から10月2日(必着、または9月30日消印有効) |
| 出願後の不慮の事故等 | 2026年12月10日から2027年1月12日 |
| 受験案内などの公表 | 2026年6月中旬 |
通常の申請期間は、すでに終わっています。
これから申請する方は、次の年度の要項で期間を確認してください。
🚑 出願後の事故や発病
出願したあとに、交通事故、負傷、発病、症状の悪化などがあったときは、受験上の配慮の申請として扱われます。
この場合の申請期間は、2026年12月10日(木)から2027年1月12日(火)です。
これは、要項の第15の(4)に書かれています。
- 本試験(2027年1月16日)の直前の1月12日まで、申請を受け付ける期間が設けられている。
- 申請を考えたら、まず高校の先生か志望大学に連絡する。
- 追試験の対象になる場合もあるため、日程を合わせて確認する(追試験は2027年1月23日・24日)。
🏠 保護者ができること
配慮が必要かもしれないと思ったら、早めに学校の先生と話すことが大切です。
学校での様子を先生と共有しておくと、相談がしやすくなります。
- 高校の進路指導の先生と、担任の先生に、配慮の相談をする。
- 医師の診断書や、学校で受けている配慮の記録など、必要になりそうな書類を整理する。
- 申請書類の様式は、マイページから入手する。
- わからない点は、大学入試センターの案内で確認する。
✅ 今週やること
今週は、申請の要不要を話し合い、期日を書き込むところまで進めましょう。
| やること | できたら✓ |
|---|---|
| 申請が必要かどうか、本人と家族で話し合う | □ |
| 高校の進路指導の先生に相談する | □ |
| 出願後に事故等があったときの申請期間(2026年12月10日から2027年1月12日)をカレンダーに書く | □ |
| 受験案内の「受験上の配慮」の説明を読む | □ |
❓ よくあるご質問
受験上の配慮は、だれが申請できますか?
障害等のある入学志願者です。障害等の種類や程度に応じて、申請に基づく審査で、配慮が決まります。
申請は出願と一緒にできますか?
できません。出願手続きとは別に、申請書類を大学入試センターへ郵送します。様式はマイページから入手します。
どんな配慮が受けられますか?
試験時間の延長、点字や拡大文字の問題、代筆、パソコンの利用、別室の指定、リスニングの免除などが例として挙げられています。実際の内容は審査で決まります。
申請の締め切りに間に合わなかったら、どうなりますか?
通常の申請期間は、2026年10月2日(必着、または9月30日消印有効)までです。出願後の事故や発病は、別の期間(2026年12月10日から2027年1月12日)に申請します。
出願後にけがをしたとき、申請できますか?
できます。出願後の交通事故、負傷、発病、症状の悪化などは、受験上の配慮の申請として扱われます。
申請書類の様式は、どこで手に入りますか?
マイページから入手します。申請書類は、出願手続きとは別に、大学入試センターへ郵送します。
📚 参考にした公的資料
- 大学入試センター「令和9年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施要項」(2026年6月2日付通知、文部科学省掲載PDF)

