山梨高校は、山梨市にある県立の普通科高校で、普通科の中に英理総合コースがあります。令和8年度の後期募集の倍率は1.06倍で、令和6年度から3年とも1倍を上回りました。
2027年度(令和9年度)の山梨県の全日制は、前期募集(1月28日・29日に面接などの検査)と、後期募集(3月3日・4日に学力検査)の2段階です。山梨高校の普通科は、募集定員の30%以内が前期募集です。令和8年度の後期募集の倍率は1.06倍(昨年度は1.11倍)でした。ここでは、前期募集と後期募集の両方を説明します。
🏫 山梨県立山梨高等学校とはどんな学校?
山梨高校の所在地は、山梨市上神内川です(学校の公式サイトによる)。校訓は「至誠無息」です。校訓のもと、自ら考え・学び・主体的に行動し、主権者として社会に参画する生徒を育てることを目指しています(県の「教育方針、志願してほしい生徒像」による)。
教育目標は4つです。学びの本質に迫り、自ら考え、判断し、表現できる生徒を育てる。誇りと気概をもち、自他を敬愛する豊かな心をもつ生徒を育てる。生命や人権を尊重し、心身ともにたくましい生徒を育てる。地域や保護者に信頼される学校づくりを目指す。
県の資料には、進路希望に合わせたコース、多様な学校設定科目、「総合的な探究の時間」でのインターンシップ(就業体験)など、個性や適性に応じた教育を行うことと、部活動・文化部への加入を促すことが書かれています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 山梨県山梨市上神内川194番地 |
| 学科 | 普通科(英理総合コースを含む) |
| 募集定員(令和8年度) | 137人 |
| 前期募集(令和9年度) | 実施あり(募集定員の30%以内) |
| 令和8年度の前期募集 | 募集41人・志願48人(1.17倍)・入学内定41人 |
| 令和8年度の後期募集の倍率 | 1.06倍(昨年度 1.11倍) |
※所在地は各校の公式サイト、前期募集の配点・検査・出願の条件は県の「前期募集選抜方法」、募集定員・募集人員・志願者数・倍率・入学内定者数は県の発表資料によります。この記事の数字は、全日制の普通科のものです。
🔥 倍率のうごき(令和6〜8年度)
山梨高校の後期募集の倍率は、令和6年度が1.02倍、令和7年度が1.11倍、令和8年度が1.06倍です。令和7年度から令和8年度にかけて、0.05ポイント下がりました。後期募集人員は105人、96人、96人と動き、最終志願者数は107人、107人、102人と動いています。
後期募集の倍率
| 令和6年度 | 令和7年度 | 令和8年度 | |
|---|---|---|---|
| 後期募集人員 | 105人 | 96人 | 96人 |
| 最終志願者数 | 107人 | 107人 | 102人 |
| 倍率 | 1.02倍 | 1.11倍 | 1.06倍 |
前期募集の志願状況
| 令和6年度 | 令和7年度 | 令和8年度 | |
|---|---|---|---|
| 前期募集人員 | 42人 | 41人 | 41人 |
| 志願者数 | 37人 | 43人 | 48人 |
| 倍率 | 0.88倍 | 1.05倍 | 1.17倍 |
| 入学内定者数 | 37人 | 41人 | 41人 |
※後期募集の倍率は、県の発表の「最終志願者数」(志願変更のあとの数字)÷「後期募集人員」です。帰国生徒等の特別措置の適用者は、倍率の計算に入れない扱いです。後期募集人員は、募集定員から前期募集の入学内定者数を引いた数なので、年度で変わります。

💡 後期の倍率1.06倍は、どう読めばいい?
山梨県の後期募集の倍率は、前期募集で決まった人を除いた「残りの枠」に対する倍率です。令和8年度の山梨高校は、募集定員137人のうち、前期募集で41人が入学内定となり、後期募集人員が96人になりました。これに対して、最終志願者数が102人でした。
最終志願者数は、後期募集人員より6人多い数でした。前期募集で入学内定となった人数は、令和6年度が37人、令和7年度が41人、令和8年度が41人です。前期募集で内定する人が多い年は、後期募集の枠が少なくなります。後期募集の倍率は、前期募集の結果にも左右されます。
県全体では、令和8年度の全日制の後期募集は、募集人員3,356人に対して最終志願者数が3,037人で、倍率は0.90倍でした(県の発表による)。学校ごと、年度ごとに差があります。
倍率の数字だけで志望校を変えず、中学校での評定と、当日の5教科の得点を上げることを考えましょう。前期募集で内定した人は後期募集に出願できないので、前期募集を受けるかどうかは、先に決める必要があります。
では、いまの進め方で届きますか?
📝 2027年度(令和9年度)の日程と、合否の決まり方
| 区分 | 出願 | 検査 | 発表・内定 |
|---|---|---|---|
| 前期募集 | 1月14日(木)・15日(金)・18日(月) | 1月28日(木)・29日(金)(面接など) | 2月5日(金)に中学校長へ内定通知。受検者への発表は後期と併せて3月11日(木) |
| 後期募集(一般選抜・特別選抜) | 2月16日(火)・17日(水)・18日(木) | 3月3日(水)・4日(木)(学力検査。特別選抜は面接も)/追検査 3月9日(火) | 3月11日(木) |
| 再募集 | 3月11日(木)・12日(金)・15日(月) | 3月16日(火)(面接+作文または新たな学力検査) | 3月18日(木) |
※日程は、県の「令和9年度山梨県立高等学校入学者選抜の基本事項」によります。出願の時間帯や、くわしい決まりは、10月に発表される実施要項で示されます。
前期募集と後期募集のちがい
| 前期募集 | 後期募集(一般選抜) | |
|---|---|---|
| 何で決めるか | 調査書、学習活動・生活状況の所見、面接、必要に応じた特色適性検査・特技の成績を、校長が定める比重で総合判定 | 調査書の記録と学力検査(または追検査)の成績を同等に扱って判定 |
| 出願できる学校 | 1人1校(1学科) | 1人1校 |
| 注意 | 内定した人は後期募集・定時制に出願できない | 一般選抜と特別選抜は、併願できない |
後期募集には、調査書を使わず、学力検査と面接で決める特別選抜もあります。対象は、令和9年3月に卒業見込みで、県内に在住・在籍し、長期欠席者などで特別選抜を希望し、在籍校の校長が認める人です(県の基本事項による)。多くの人は、一般選抜で受けます。
考え方の例です。合格ラインではありません。山梨高校の前期募集では、調査書の学年の比は1:1:2です。たとえば、9教科の評定の合計が、中1が36、中2が38、中3が40なら、比を掛けて足すと、36×1+38×1+40×2=154です(満点は45×4=180)。中3の評定が1つ上がると合計は2、中1・中2は1上がります。調査書を点数にそろえるくわしい方法は、10月の実施要項で示されます。後期募集は、調査書と学力検査を同等に扱います。学力検査は5教科で500点満点なので、1教科の平均が5点上がると、合計は25点上がります。
🎯 前期募集の選抜(普通科AとB)
山梨高校の前期募集は、普通科の募集定員の30%以内です。出願の条件は、普通科Aか普通科Bのどちらかです。
| 区分 | 内容(どれか1つに当てはまる) |
|---|---|
| 普通科A | ア:文系・理系を問わず向学心が旺盛で、大学進学への強い意欲がある/イ:外国の文化に関心があり、国際社会で活躍する夢がある/ウ:自然科学に関心があり、科学技術や研究開発の分野で活躍する夢がある |
| 普通科B | ア:部活動等に3年間熱心に取り組み、優れた成績を収めた。入学後も本校の部活動で意欲的に活動する意志がある/イ:生徒会役員(会長・副会長)として協調性や指導力を発揮した。入学後も本校でリーダーとして活躍する意志がある/ウ:各種検定試験や段位に積極的に挑戦して高い成果を上げた、または各種活動で高い成果を上げた |
選抜には、調査書、所見、面接、特色適性検査が使われ、普通科Bでは特技も加わります。調査書の学年の比は1:1:2です。配点は、学校の「前期募集選抜方法」の表で確かめてください。
| 検査 | 内容 |
|---|---|
| 面接 | 個別面接、約10分。出願条件との合致、中学校での取り組み、高校生活への意欲、基本的な学習・生活習慣、課題解決能力を確かめます |
| 特色適性検査 | 50分(普通科全体)。与えられた資料を読み、問題に解答することで、思考力・判断力・表現力などを見ます |
| 特技(普通科B) | 「普通科B志願票」による書類審査。部活動等、生徒会活動、資格・検定・技能の3分野から1つを選んで書きます |
普通科Bで出願する人は、「普通科B志願票」を出します。部活動等や学校外の活動の実績は、表彰状や認定証のコピーを添えます。中学校での生徒会役員の実績は、調査書で判断するため、添付はいりません。用紙は、学校で受け取るか、ホームページからダウンロードできます。
🌍 英理総合コースを考えている人へ
山梨高校の普通科には、英理総合コースがあります。学校の公式サイトには、文系・理系の両方に対応した教育課程と、30人のホームルームによる少人数教育が紹介されています。令和8年度の募集定員は、普通科137人のうち、コースが30人です。
| コースの決まり方(県の資料による) | |
|---|---|
| 入学許可予定者 | 前期募集・後期募集で、普通科全体として決める |
| コースの希望 | 合格発表のあとに、コースの説明文書が配られ、希望を調べる |
| コースの指定 | 入学前に、学校独自の学力試験などを行い、コースを決める |
つまり、英理総合コースは、出願のときに別枠で受けるのではなく、合格したあとに希望を出して決まる形です。コースを希望するなら、合格後の学力試験の予定を、学校の説明会や案内で確かめておきましょう。
📈 前期募集で内定が出そろう年
山梨高校の前期募集は、令和7年度が募集41人に志願43人(1.05倍)で内定41人、令和8年度が募集41人に志願48人(1.17倍)で内定41人でした。2年とも前期募集の枠が埋まり、後期募集人員は96人です。令和6年度は、志願が37人で内定も37人だったため、後期募集人員が105人でした。
📚 科目別の勉強の進め方
後期募集の学力検査は、国語・社会・数学・理科・英語(リスニング検査を含む)の5教科で、各100点、合計500点です。解答時間は、国語が55分、ほかの4教科が各50分です(令和9年度の県の基本事項による)。県教育委員会は、「学力検査解答時間の変更について」を公表しています。過去問を解くときは、この時間で計りましょう。
100点満点で、全校で共通の問題です(令和9年度の基本事項による)。解答時間は55分です。
▼ 勉強法
漢字と文法の基本を毎日少しずつ。長い文章は、段落ごとに一文でまとめる練習をします。解答時間が55分あるので、見直しの時間まで入れて練習します。
▼ 使う教材
学力検査結果活用ガイド(県教育委員会)→ 教科書の本文と漢字ドリル
100点満点で、全校で共通の問題です(令和9年度の基本事項による)。解答時間は50分です。
▼ 勉強法
計算と小問を、ミスなく取り切ることが先です。図形や関数は、図をかいて、途中の問いまで確実に取る練習をします。
▼ 使う教材
学力検査結果活用ガイド → 教科書の章末問題と標準問題集
100点満点で、全校で共通の問題です(令和9年度の基本事項による)。解答時間は50分です。
▼ 勉強法
地図・グラフ・年表は、資料から読み取る練習を重ねます。できごとは、理由とセットで覚えましょう。
▼ 使う教材
学力検査結果活用ガイド → 地図帳と歴史の年表
100点満点で、全校で共通の問題です(令和9年度の基本事項による)。解答時間は50分です。
▼ 勉強法
用語の暗記に加えて、実験の手順と結果から考える問題に慣れます。計算は式を書き、単位まで確かめます。
▼ 使う教材
学力検査結果活用ガイド → 教科書の実験・観察のまとめ
100点満点で、全校で共通の問題です(令和9年度の基本事項による)。リスニング検査を含み、解答時間は50分です。
▼ 勉強法
聞き取りは毎日10分でも続けます。単語は、意味だけでなく、文の中での形まで覚えます。教科書本文の音読が土台になります。
▼ 使う教材
学力検査結果活用ガイド(音声つきの過去問があれば使う)→ 教科書本文の音読
前期募集の特色適性検査は50分で、与えられた資料を読み、問題に答える形で、思考力・判断力・表現力などを見ます。資料(文章・グラフ・表)から分かることを、自分の言葉で説明する練習が合います。普通科Aのイ・ウ(国際社会、科学技術)を選ぶ人は、ニュースや科学の記事を1日1本読んで、感想を2文で書くと、面接の話題づくりにもなります。
過去の学力検査の結果は、県教育委員会の「過去の入試状況」のページにある「学力検査結果活用ガイド」で見られます。時間を計って解き、間違えた問題を、ノートに1つずつ直しましょう。
🤝 公立と、私立の併願
私立高校の入試日程や手続きの期限は、学校ごとにちがいます。山梨県の公立の発表は、前期募集が2月5日の内定通知(中学校長へ)、受検者への発表が3月11日です。私立の入学手続きの期限を、先に各校の募集要項で確認しておきましょう。山梨県の入試のしくみは山梨県公立高校入試2027の日程と仕組みに、難関校の比較は山梨県の難関公立高校の比較にまとめています。
🗓️ 学年別・合格までのスケジュール
| 時期 | 取り組み |
|---|---|
| 中1〜中2 | 前期募集の調査書は、第1学年から評価の対象になる学校があります。中1・中2の定期テストと提出物を、大切にする |
| 中3 春〜夏 | 1学期の定期テストと提出物で評定をとる。夏休みに中1・中2の苦手単元をつぶし、模試で現在地を知る。普通科Bで出願する人は、普通科B志願票と証明書類(賞状のコピーなど)の準備を始める。英理総合コースを考える人は、学校説明会に参加する。 |
| 中3 9〜12月 | 2学期の評定を上げる。過去問を時間を計って解く。10月に発表される実施要項で、日程と選抜の方法を確かめる。三者面談で、前期募集を受けるか、公立と私立の併願をどうするかを決める |
| 中3 1月 | 前期募集の出願(1月14日・15日・18日)、検査(1月28日・29日)。面接の練習と、特色適性検査の対策を仕上げる |
| 中3 2〜3月 | 前期募集の内定通知は2月5日。後期募集の出願は2月16日〜18日、学力検査は3月3日・4日、追検査は3月9日、発表は3月11日 |
よくいただくご質問
Q. 山梨高校に、前期募集はありますか?
A. あります。令和9年度の前期募集は、普通科の募集定員の30%以内です。出願は1月14日・15日・18日、検査は1月28日・29日です。出願の条件や配点は、学校の「前期募集選抜方法」に書かれています。前期募集は1人1校(1学科)で、内定した人は後期募集に出願できません。
Q. 前期募集の面接は、どのように行われますか?
A. 山梨高校の前期募集の面接は、個別面接で、約10分です。出願条件との合致、中学校での取り組み、高校生活への意欲、基本的な学習・生活習慣、課題解決能力を確かめます(県の「前期募集選抜方法」による)。「出願の条件のどれに当てはまるか」を、具体的な経験で話せるようにしておきましょう。
Q. 後期募集(一般選抜)では、評定と当日の点数のどちらが大切ですか?
A. 県の基本事項では、後期募集の一般選抜は、調査書の記録と学力検査の成績を同等に扱って判定する、とされています。どちらか一方ではなく、両方を上げることが大切です。調査書を点数にするくわしい方法は、10月に発表される実施要項で示されます。
Q. 前期募集で内定が出なかったら、後期募集を受けられますか?
A. 県の基本事項で出願できないとされているのは、前期募集で内定した人です。前期募集で内定しなかった場合は、後期募集に出願できます。後期募集は、3月3日・4日が学力検査です。前期募集の結果が出るまでに、後期募集の勉強も進めておきましょう。
Q. 倍率が1倍を下回っていれば、入りやすいといえますか?
A. 倍率は、年度によって変わります。令和8年度の山梨高校の後期募集の倍率は1.06倍でしたが、令和7年度は1.11倍、令和6年度は1.02倍でした。倍率が低い年でも、合否は、検査の成績と調査書で判定されます。倍率の数字より、5教科の得点力と評定を整えることを考えましょう。
※出典:山梨高等学校の所在地は学校の公式サイトによります。山梨県教育委員会「令和9年度山梨県立高等学校入学者選抜の基本事項」(令和8年5月26日)、「令和9年度 教育方針、志願してほしい生徒像、前期募集選抜方法」(令和8年5月27日)、「令和8年度山梨県公立高等学校入学者選抜 全日制後期募集 志願変更後の最終志願者数」(令和8年2月26日)、同(令和7年2月27日)、同(令和6年2月29日)、「前期募集志願者数について」(令和8年1月19日・令和7年1月20日・令和6年1月23日)、「前期募集入学内定者数及び後期募集の募集人員について」(令和8年2月6日・令和7年2月7日・令和6年2月9日)、「令和8年度山梨県公立高等学校等入学者募集定員について」(令和7年11月5日)。最新の情報は山梨県教育委員会の入試情報のページと、学校の公式サイトでご確認ください。
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