最終更新:2026年9月/宮崎県教育委員会「令和9年度宮崎県立高等学校入学者選抜要綱」「令和9年度県立高等学校入学者選抜日程」などをもとに作成。推薦・連携型の募集要項はまだ公表されていません。最新の情報は必ず県教育委員会・各高校の公式資料でご確認ください。
宮崎県立高校の令和9年度入試は、推薦・連携型の検査が2月3日(水)、一般入試の学力検査が3月3日(水)・4日(木)、合格者発表が3月17日(水)です。
一般入試は、学力検査(5教科)・面接・調査書を合わせて合否を決めます。学校によっては英語や数学などの点数を重くする「傾斜配点」があります。
県は2028年春(今の中2)から入試を大きく変えると発表していますが、今の中3は、推薦と一般入試がある今までの仕組みで受験します。古い情報と新しい情報をまぜないことが大切です。
- 令和9年度(2027年)宮崎県立高校入試の日程
- 推薦(自己推薦・スポーツ推薦)と一般入試のちがい
- 2日間の学力検査・傾斜配点・面接・調査書のしくみ
- 出願は1校。第2・第3志望と志願変更の使い方
- 2028年からの新制度と、今年の入試との関係
- 中3の月別やることと、保護者のNG
令和9年度(2027年)の入試日程
答えから言うと、一般入試の学力検査は2027年3月3日(水)・4日(木)の2日間です。出願はインターネットで行う「WEB出願」です。
| 内容 | 日にち |
|---|---|
| 推薦・連携型などの出願 | 2027年1月6日(水)〜1月21日(木) |
| 推薦・連携型などの検査 | 2月3日(水) |
| 推薦・連携型の合格内定通知 | 2月12日(金) |
| 一般入試の出願 | 2月4日(木)〜2月16日(火) |
| 志願変更 | 2月22日(月)〜2月24日(水) |
| 一般入試の学力検査 | 3月3日(水)・3月4日(木) |
| 追検査 | 3月10日(水) |
| 合格者発表 | 3月17日(水) |
| 二次募集 | 出願3月18日〜19日/検査3月23日(火)/発表3月24日(水) |
※出典:宮崎県教育委員会「令和9年度県立高等学校入学者選抜日程」(公式・2026年9月9日)。全日制・定時制の日程です。通信制は別日程です。
推薦・連携型の募集要項(各校の募集人員や検査の内容)は、県のページで「令和8年10月上旬発表予定」とされ、2026年9月26日時点では未公表です。推薦を考えている人は、10月の発表後に志望校の内容を必ず確認してください。
入試の種類:推薦・一般・二次募集
宮崎県立高校の入試は、推薦入学者選抜と一般入学者選抜が中心です。一般入試のあとには、二次募集もあります。
| 区分 | おもな内容 |
|---|---|
| 推薦(自己推薦方式) | 自己推薦書などで判定。募集人員は定員の10%〜50%の範囲で各校が決める |
| 推薦(スポーツ推薦方式) | 募集人員は別に定める |
| 連携型 | 連携型中高一貫教育校の選抜 |
| 一般入学者選抜 | 学力検査(5教科)・面接・調査書などで総合的に判定 |
| 二次募集 | 一般入試のあとに実施(実施校は県の発表で確認) |
※出典:宮崎県教育委員会「令和9年度宮崎県立高等学校入学者選抜要綱」(公式・2026年7月6日)。このほか帰国・外国人生徒等の選抜があります。
推薦入学者選抜の中身
推薦は、学力検査・適性検査・自己推薦書・調査書などで総合的に判定します。学力検査は、各校が国語・数学・英語の3教科以内を指定して行い、傾斜配点も使えます。学力検査をしない学校は適性検査を行います。
民間の解説では、推薦の学力検査は各教科30分とされています。
※出典:宮崎県教育委員会「令和9年度宮崎県立高等学校入学者選抜要綱」(公式)、進研ゼミ高校入試情報サイト(検査時間・民間情報)。
自己推薦方式では、自己推薦書が判定の材料になります。中学3年間で取り組んだことと、その高校でやりたいことを、12月までに下書きしておきましょう。書いた内容は面接で深く聞かれることがあるので、自分の言葉で1分で話せるところまで練習します。
一般入試のしくみ:学力検査・面接・調査書
一般入試は、学力検査・面接・調査書などを資料として総合的に判定します(県の要綱)。どれをどのくらい重く見るかは学校ごとにちがいます。
1. 学力検査(2日間)
学力検査は国語・社会・数学・理科・英語の5教科です(要綱)。民間の解説では、次のように2日に分けて行われます。
| 日 | 教科 | 時間・配点(民間情報) |
|---|---|---|
| 1日目(3月3日) | 国語・理科・英語(リスニングあり) | 各50分・各100点 |
| 2日目(3月4日) | 社会・数学 | 各50分・各100点 |
※出典:教科は宮崎県教育委員会「令和9年度宮崎県立高等学校入学者選抜要綱」(公式)。日ごとの教科・時間は英進館、配点(5教科500点)は学習塾Axis・1対1ネッツの解説による民間情報です。令和9年度の正式な時間割は県の資料で確認してください。
2. 傾斜配点
要綱には「傾斜配点を用いることができる」とあります。民間の解説では、傾斜配点は2教科以内、1.5倍までとされ、宮崎大宮・宮崎西・宮崎南などで英語と数学に傾斜配点があると説明されています。
たとえば、数学と英語を1.5倍にする学校なら、数学・英語が150点ずつになり、合計は600点です(説明用の例)。この場合、数学か英語で10点上げると15点分になります。志望校が傾斜配点をしているかどうかは、必ず確認しましょう。
3. 面接
一般入試でも面接が判定の資料に入っています(要綱)。民間の解説では、面接は志願者全員に行われるとされています。1日目・2日目のどちらで行うかなど、細かい形式は志望校の案内で確認してください。
4. 調査書(通知表の成績)
調査書には、中1から中3までの9教科の評定(5段階)がのります。民間の解説では、1学年あたり9教科×5段階=45点が基本で、学校ごとに扱いがちがい、点数の幅は70点から300点まであると説明されています。中3の成績は12月末までが対象とされます。
| 項目 | 内容(民間情報) |
|---|---|
| 使う学年 | 中1・中2・中3の3年間 |
| 使う教科 | 9教科(5段階評定) |
| 1学年の基本 | 5×9教科=45点 |
| 学校ごとの満点 | 70点〜300点の幅 |
| 学力検査との比重 | 非公表。学校ごとにちがう |
※出典:1対1ネッツ、進研ゼミ高校入試情報サイト、英進館の解説(民間情報)。公式の選抜実施細目の原本では確認できていません。
民間の解説どおり中3の成績が12月末までの評価で決まるなら、2学期の期末テストと提出物がそのまま調査書に入ることになります。「もう内申は決まっている」と思わず、2学期の期末テストまで全力を出しましょう。どの時点の成績が使われるかは、中学校の先生に確認してください。
面接で聞かれやすいことと準備
面接の質問は学校によってちがいますが、多くの場合、志望理由・中学校でがんばったこと・高校でやりたいことが中心になると考えられます(ここからは一般的な目安です)。それぞれ30秒で話せるように、次の順で準備しましょう。
- 3つの質問の答えを、それぞれ3行でノートに書く
- 家族の前で声に出して話し、長すぎるところをけずる
- 「なぜ?」ともう一度聞かれても答えられるよう、理由を1つ足す
出願のルール:1校だけ。第2・第3志望と志願変更
結論として、一般入試の出願は1校だけです。ただし、1つの高校に複数の学科がある場合は、その高校の中で第2・第3志望まで書けます(県の「みやなび」)。
- たとえば、理数科など専門学科を第1志望にして、同じ高校の普通科を第2志望にする、という出し方ができます
- 出願のあと、2月22日〜24日の志願変更の期間に、志望校を変えることができます
- 病気などで本番を受けられない人のために、追検査(3月10日)があります。要綱では「病気その他やむを得ない事情によって、検査場及び別室での受検が困難である場合」とされています
- 一般入試のあとに二次募集(3月18日〜19日出願)があります。実施する学校や受けられる条件は、県の発表で確認してください
学区(通学区域)については、学習塾の解説では「全県一区」で、住んでいる場所に関係なく県立高校を受けられるとされています。県の公式資料では確認できなかったので、出願前に中学校で確認してください。
※出典:宮崎県教育庁高校教育課「宮崎県立高校ナビ みやなび」(公式)、宮崎県教育委員会「令和9年度宮崎県立高等学校入学者選抜要綱」「選抜日程」(公式)、英進館の解説(第2志望の出し方・民間情報)、学習塾Axisの解説(学区・民間情報)。志願変更が1度だけかどうかは各年度の要項で確認してください。
Q. 推薦に出願したら、一般入試は受けられませんか?
A. 推薦・連携型の合格内定通知は2月12日で、一般入試の出願期間(2月4日〜16日)と重なっています。推薦のあとの一般入試への出願の条件は、10月上旬に発表予定の募集要項と中学校の説明で必ず確認してください。
Q. 第2志望に別の高校は書けますか?
A. いいえ。一般入試の出願は1校限りで、第2・第3志望は同じ高校の中の別の学科です。
Q. 何点取れば合格できますか?
A. 合格に必要な点数は、学校・年度・受験者で変わります。学力検査・面接・調査書の比重も学校ごとにちがいます。模試の判定と、自分の調査書の両方で考えましょう。
二次募集は、一般入試のあとに行われる募集です。実施する学校や人数は一般入試のあとでないとわからないので、最初から二次募集を計画に入れるのではなく、一般入試の第1〜第3志望で決めきるつもりで準備しましょう。私立高校の併願先も秋のうちに決めておくと安心です。
令和9年度の変更点と、2028年からの新制度
令和9年度(今の中3)の入試は、要綱を見るかぎり前の年から大きな制度変更はありません。推薦(自己推薦・スポーツ推薦)と一般入試の2本立てのままです。
- 令和9年度の全日制の募集定員は7,320人です(2026年8月6日公表)
- 学力検査の出題方針は、「特定の分野や内容に偏ることなく、広い範囲から出題」するとされています
- 出願はWEB出願です
2028年春(今の中2)から入試が大きく変わります
県の教育委員会は2026年8月31日、令和10年度(2028年春)の入試から新しい仕組みにすると発表しました。今の中3は対象ではありませんが、ニュースを見て混乱しないよう、ちがいを整理しておきます。
| 項目 | 令和9年度(今の中3) | 令和10年度から(今の中2) |
|---|---|---|
| 入試の形 | 推薦(2月)と一般(3月) | 推薦と一般を「前期」に一本化。欠員があれば3月上旬に「後期」 |
| 出願 | 一般は1校(同じ高校の第2・第3志望は可) | 第1志願1校1学科+第2志願は1校3学科まで |
| 選び方 | 学力検査・面接・調査書などで総合判定 | 選考I(学力検査・学校独自検査・調査書)→選考II(学力検査・調査書) |
※出典:宮崎県教育委員会「新たな宮崎県立高等学校入学者選抜実施方針について」(公式・2026年8月31日)、リセマム(2026年9月11日)の報道。
中3と中2のお子さまがいるご家庭では、上の子と下の子で入試の仕組みがちがいます。上の子の経験がそのまま下の子に当てはまらないので、県の発表を分けて確認してください。
中3の9月から3月まで、月別やること
結論は、11月までは「調査書」と「苦手単元」、12月からは「過去問と面接」、2月からは「本番の2日間の形」です。推薦を受ける人は、自己推薦書と適性検査の準備を早めに始めます。
| 時期 | やること(具体的に) |
|---|---|
| 9月 | 模試の答案から苦手単元を5つ書き出す。志望校に傾斜配点があるかを調べる |
| 10月 | 推薦・連携型の募集要項(10月上旬発表予定)を読み、推薦を受けるか家族で話す。苦手単元を週1つずつつぶす |
| 11月 | 2学期の期末テストに全力。公立の過去問を1年分、時間を計って解いてみる |
| 12月 | 三者面談で受け方と志望校を決める。自己推薦書の下書き。過去問を週1〜2年分。面接の答えをメモにまとめる |
| 1月 | 1月6日〜21日に推薦の出願。推薦の人は面接・適性検査の練習、一般の人は過去問の2回目 |
| 2月 | 2月3日に推薦の検査。一般は2月4日〜16日に出願、22日〜24日の志願変更は事前に決めた基準で判断。土日に2日間の本番形式で練習 |
| 3月 | 3月3日・4日の学力検査。新しい問題集は増やさず、ミスノートだけを見直す。17日に合格者発表 |
※日程は宮崎県教育委員会「令和9年度県立高等学校入学者選抜日程」(公式)によります。学習の量は目安です。
推薦を受けるか決める3つの質問
推薦を受けるかどうかは、10月上旬の募集要項の発表を待って、12月の三者面談までに決めます。次の3つに「はい」が多いほど、推薦を考える価値があります(ここからは目安です)。
- 志望校の推薦で指定される教科(国語・数学・英語の3教科以内)が得意か。学力検査をしない学校は適性検査の内容を確認します。
- 中学3年間でがんばったことを、自己推薦書に具体的な出来事で書けるか。
- 自己推薦書と面接の練習に、12月から週2回、時間をとれるか。一般入試の勉強と並行するので、時間の見通しが大切です。
推薦を受ける場合も、一般入試の勉強は止めないのが基本です。推薦の合格内定通知は一般入試の出願期間の途中なので、1月・2月も過去問を続けておきましょう。
秋の1週間の時間割(例)
部活を引退したあとの10〜11月の一例です。傾斜配点がある学校を受ける人は、数学と英語の時間を多めにとります。
| 曜日 | 内容 | 時間(目安) |
|---|---|---|
| 月・水・金 | 学校の復習→数学・英語の苦手単元 | 2〜2.5時間 |
| 火・木 | 学校の復習→理科・社会の暗記と資料問題→国語の読解 | 2〜2.5時間 |
| 土 | 1日目の形:国語・理科・英語を時間どおりに+直し | 4〜5時間 |
| 日 | 2日目の形:社会・数学を時間どおりに+直し+面接の練習 | 4〜5時間 |
※時間割は一例です。定期テストの2週間前は、平日をテスト勉強に切りかえてください。
保護者がやってはいけないNG
- 2028年からの新制度の話を、今の中3に当てはめる。「前期・後期」「複数志願」は今の中2からです。今年は推薦と一般の今までの仕組みです。
- 面接を「おまけ」と考える。一般入試でも面接は判定の資料です。志望理由と中学校でがんばったことを、家で1回ずつ話させてみましょう。
- 傾斜配点を調べずに勉強させる。数学・英語が1.5倍の学校なら、その2教科の1点は重くなります。志望校のルールを先に確認します。
- 志願変更期間に、倍率だけで学校を変えさせる。倍率は毎年動きます。変えるかどうかの基準は、出願前に親子で決めておきましょう。
- 「内申はもう決まっている」と言う。民間の解説では中3の成績は12月末までが対象です。2学期の期末テストまで、あきらめずに声をかけましょう。
「どこで点をのばすか」を決めると勉強が変わります
同じ「あと少しで合格ライン」でも、調査書で足りない子、学力検査で足りない子、面接に不安がある子とでは、今からやることがちがいます。推薦を受けるか、一般に集中するかでも準備は変わります。
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まとめ
- 令和9年度の一般入試の学力検査は3月3日(水)・4日(木)、合格者発表は3月17日(水)
- 推薦・連携型の検査は2月3日(水)、合格内定通知は2月12日(金)
- 一般入試は学力検査(5教科)・面接・調査書で総合判定。学校により傾斜配点あり
- 出願は1校。同じ高校に複数の学科があれば第2・第3志望まで書ける
- 推薦・連携型の募集要項は10月上旬に発表予定(未公表)
- 前期・後期や複数志願の新制度は2028年春(今の中2)から。今の中3は今までの仕組み


