福井県立高校入試2027の日程と仕組み|選択問題A・Bとデジタル採点をやさしく解説

学力検査は2月18日から入試の仕組み・受験情報

最終更新:2026年9月/令和9年度(2027年春)入試の情報です。令和9年度の実施要項は10月に公表予定です。出願前には、福井県教育委員会の最新資料を必ずご確認ください。

結論:福井の県立入試は「1月の推薦・特色」と「2月の一般選抜」の2本立てです

令和9年度の福井県立高校入試は、推薦・特色選抜の面接等が1月20日(水)、一般選抜の学力検査が2月18日(木)・19日(金)、合格発表が3月3日(水)です。

一般選抜は5教科、各100点の合計500点です。英語と数学の一部は学校ごとに「A(基礎)」か「B(記述が多い)」の問題を使います。令和9年度からはデジタル採点も始まるので、答案の書き方まで練習しておきましょう。

この記事でわかること
  • 令和9年度(2027年春)の推薦・特色選抜、一般選抜、第2次募集の日程
  • 学力検査の教科・配点と、英語・数学の選択問題A・B
  • 調査書(内申)はどう使われるか
  • 令和9年度の変更点(デジタル採点)と、令和10年度の予定
  • 中3が9月から3月までに月ごとにやること
  • 保護者がやってはいけないNG

令和9年度(2027年)入試の日程

令和9年度の日程は、福井県教育委員会がすでに公表しています。一般選抜の学力検査は2月18日(木)・19日(金)の2日間、合格発表は3月3日(水)14時です。

区分内容日付(2027年)
推薦・特色出願1月13日(水)〜1月15日(金)16時
推薦・特色面接等1月20日(水)
推薦・特色特色選抜の予備日1月21日(木)
推薦・特色合格者通知1月26日(火)
一般選抜出願2月5日(金)〜2月9日(火)
一般選抜志願変更2月12日(金)〜2月16日(火)12時
一般選抜学力検査2月18日(木)・19日(金)
一般選抜追検査2月25日(木)・26日(金)
一般選抜合格者発表3月3日(水)14時
第2次募集出願3月4日(木)〜3月5日(金)12時
第2次募集学力検査3月9日(火)
第2次募集合格者発表3月11日(木)

※出典:福井県教育委員会「令和9年度福井県立高等学校入学者選抜について(日程、出題範囲、推薦・特色選抜実施校、デジタル採点導入)」(公式)。一般選抜の出願の締め切り時刻などの細かい点は、10月に公表予定の「令和9年度福井県立高等学校入学者選抜に関する実施要項」で確認してください。

覚えておきたい3つの日付
  • 1月20日(水):推薦・特色選抜の面接等。受ける人は、12月までに面接の練習を始めます。
  • 2月18日(木)・19日(金):一般選抜の学力検査。2日間に分けて5教科を受けます。
  • 3月3日(水):一般選抜の合格者発表。ここで決まらなかった人は第2次募集へ進めます。

前の年(令和8年度)は、推薦・特色の面接等が1月15日でした。令和9年度は1月20日なので、5日ほど遅くなります。一般選抜の学力検査と合格発表は、前の年と同じ日付(2月18日・19日、3月3日)です。

選抜の種類:推薦・特色選抜と一般選抜

福井の県立高校は、1月に推薦・特色選抜、2月に一般選抜があります。多くの受験生にとって本番は一般選抜です。推薦・特色選抜を受けられる学校・学科は限られています。

項目推薦・特色選抜一般選抜
時期1月(面接等は1月20日)2月(学力検査は2月18日・19日)
主な検査面接など(学校・種目により実技など)5教科の学力検査
実施する学校一部の学校・学科・種目すべての県立高校
結果1月26日に合格者通知3月3日に合格者発表

※出典:福井県教育委員会「令和9年度…入学者選抜について」「令和8年度福井県立高等学校入学者選抜について(総括・結果)」(公式)。推薦・特色選抜の実施校と種目・領域は、県のページに一覧(PDF)が出ています。

特色選抜は「部活動や得意分野」を生かす選抜

特色選抜は、学校が決めた「種目・領域」(部活動の種目など)で、中学校での活動を生かして受ける選抜です。令和8年度は23校・130種目・領域、募集人員613名で行われました。令和8年度からは面接等の予備日も設けられています。

令和9年度に、どの学校がどの種目で特色選抜をするかは、県の一覧で必ず確認してください。志望校が推薦・特色選抜をしていない場合は、一般選抜1本で考えます。

推薦・特色を受けるか決める3つの質問

迷ったときは、次の3つを親子で話し合ってみてください。

  • 志望校・志望学科は、推薦や特色選抜をしているか?県の一覧で、学校名と種目・領域を確かめます。
  • その種目・領域で、中学校での活動を具体的に話せるか?大会名や役割、がんばったことを、1分で話せるかどうかが目安です。
  • 1月に不合格でも、2月の一般選抜に気持ちを切りかえられるか?ここが一番大切です。切りかえられる計画があれば、受ける価値があります。
POINT:推薦・特色を受けても、勉強は一般選抜に合わせる

推薦・特色選抜で合格できなかった場合は、2月の一般選抜を受けます。1月の面接の準備に時間を使いすぎて、5教科の勉強が止まると、2月に響きます。面接の練習は1回30分、週2〜3回を目安にし、残りの時間は学力検査の勉強にあてましょう。

一般選抜の学力検査:5教科500点と選択問題A・B

一般選抜の学力検査は、国語・英語・数学・社会・理科の5教科です。各教科100点で、合計500点です(令和8年度の実施要項による)。

項目内容
教科国語・英語・数学・社会・理科(全日制)
配点各教科100点、合計500点
日程2日間(令和8年度は1日目が国語・数学・英語、2日目が社会・理科)
選択問題英語と数学は、大問4〜6問のうち1〜2問がA・Bの2種類
A・Bの中身A:基礎力を問う問題/B:記述・論述の割合が多い問題

※出典:福井県教育委員会「令和8年度福井県立高等学校入学者選抜のための学力検査等実施要項」「令和8年度…入学者選抜実施要項」(公式)。令和9年度の時間割と教科の順番は、10月公表予定の実施要項で確認してください。

選択問題A・Bは「高校が選ぶ」

英語と数学の選択問題は、受験生が自分で選ぶのではありません。各高校が教育委員会と話し合って、AかBかを決めます。つまり、志望校が決まれば、解く問題の種類も決まります。

ここからは推測ですが、上位の高校をめざす場合、Bの問題を使う学校を受ける可能性があります(どの高校がBかの公式一覧は、この記事では確認できていません)。Bは記述・論述が多いので、「答えだけ合っている」では点になりにくい問題です。志望校がAとBのどちらを使うかは、中学校の先生に聞くか、県の資料で必ず確かめてください。

記述が多い問題で点を取る3つのコツ

1答えの前に「何を聞かれているか」に線を引く。「理由を説明しなさい」「式も書きなさい」など、答え方の指示を見落とすと、合っていても減点されます。
2途中の式や考え方を、そのまま答案に残す。数学の記述は、途中まで正しければ部分点がもらえることがあります。消さずに残すくせをつけます。
3英作文は「短く・正しく」を優先する。むずかしい単語より、まちがいのない文を2〜3文。主語と動詞がそろっているかを最後に確認します。

この3つは、Aの問題を使う学校を受ける人にも役立ちます。国語・社会・理科にも、自分の言葉で書く問題があるからです。毎日1問だけでも「書いて説明する」練習を入れておきましょう。

POINT:過去問はA・Bの両方を持っておく

市販の過去問集にA・B両方が載っているかは、買う前に目次で確かめてください。志望校がBなら、Bの大問を中心に練習します。ただし、Aの問題も基礎の確認に役立ちます。10月は基礎固めにA、11月からは本番と同じ種類を中心に、と使い分けるのがおすすめです。

調査書(内申)はどう使われるか

福井県の一般選抜では、調査書の「中3の評定」と学力検査の成績を、総合的に見て合否を決めます。令和8年度の実施要項には、「『学習の記録』の『評定』の第3学年の各教科の評定と学力検査の成績を総合的に審査する」と書かれています。

項目わかっていること
使われる成績調査書の「学習の記録」のうち、中3の各教科の評定
学力検査との関係中3の評定と学力検査の成績を「総合的に審査」
点数化の方法・比率実施要項には書かれていない(公表されていない)
面接全日制は一部の学校・学科だけ。定時制はすべてで実施

※出典:福井県教育委員会「令和8年度福井県立高等学校入学者選抜実施要項」(公式)。令和9年度の扱いは10月公表予定の実施要項で確認してください。調査書を何点に直すか、学力検査と何対何で見るかは、公式の要項では確認できませんでした。

具体例:同じ「内申」でも、中1・中2の成績は使われない?

要項の書き方どおりなら、一般選抜で使われる評定は中3のものです。たとえば、中2の通知表がオール3でも、中3の成績を上げれば、それが調査書に反映されます。中3の秋からでも、内申を上げる意味は大きいということです。

ただし、調査書には評定以外の記録も書かれます。欠席を減らす、提出物を出すといった基本は、最後まで大切にしてください。

中3の2学期に評定を上げる3つの行動

1定期テストの2週間前に、教科ごとの計画表をつくる。5教科だけでなく、音楽・美術・保健体育・技術家庭の実技4教科も、ワークとプリントの見直しを計画に入れます。
2提出物は「期限の前日」に出す。ノート・ワーク・レポートは、評価の大事な材料です。出し忘れが1回あるだけで、評定が下がることもあります。
3授業中に1回は発言や質問をする。「主体的に学習に取り組む態度」も評価の観点です。わからないところを先生に聞きに行くのも立派な行動です。

どの行動も、今日から始められます。とくに実技4教科は、受験勉強のかげで後回しになりがちです。要項では「各教科の評定」が対象なので、主要5教科と同じように大切にしてください。

具体例:学力検査の目標点を決める

合計は500点です。たとえば「5教科で350点」を目標にするなら、1教科あたり70点です。得意な教科で80点、苦手な教科で60点のように、教科ごとに目標点をわけて書き出すと、どこを伸ばすかが見えます。上位校の合格者の平均点などは、ペアの記事「福井県の難関・上位県立高校対策」で紹介しています。

令和9年度の変更点:デジタル採点が始まる

令和9年度のいちばん大きな変更は、一般選抜の学力検査で「デジタル採点」が始まることです。答案をスキャンして、パソコンの画面で採点するやり方です。

項目内容
対象の教科国語・英語・理科・社会(令和9年度から)
数学令和10年度から
書き方の注意解答欄からはみ出さない/HB以上の濃さの鉛筆/消すときはきれいに消し、消しくずを残さない

※出典:福井県教育委員会「令和9年度福井県立高等学校入学者選抜デジタル採点導入について」(公式)。

注意:字がうすい・はみ出すと、読み取れないおそれ

デジタル採点では、答えが読み取れないと正しく採点されないおそれがあります。模試や過去問の練習から、濃い字で、枠の中に、はっきり書くくせをつけましょう。消しゴムで消したあとが残らないように、よく消える消しゴムを使うのもおすすめです。

出題範囲について

令和9年度の一般選抜では、教科書の一部のページが出題範囲から外されます。どのページが外れるかは、県が「出題範囲について」という資料で教科・教科書ごとに公表しています。学校で使っている教科書のページと照らし合わせて確認してください。

今の中2以下は「令和10年度」に注意

令和10年度(今の中2が受ける入試)には、一般選抜と第2次募集が例年より1週間ほど遅くなる予定です。学力検査は全範囲から出題され、数学は問題冊子と解答用紙が分かれる形になります(リセマム 2026年7月9日の報道による)。弟や妹がいるご家庭は、覚えておくと安心です。

中3の9月から3月まで、月別やること

9月から2月までは、約5か月です。推薦・特色を受けるかどうかで、1月の動きが変わります。

時期やること
9月5教科の苦手単元を書き出す。英語・数学は志望校がAかBかを先生に確認
10月県の実施要項(10月公表予定)を親子で読む。過去問を1年分、時間を計って解く
11月中3の2学期の定期テストに集中。模試の結果で志望校を見直す
12月三者面談で受験校を決める。推薦・特色を受ける人は面接練習を始める
1月推薦・特色の出願(13〜15日)・面接等(20日)。一般選抜の過去問を週2年分
2月一般選抜の出願(5〜9日)、学力検査(18・19日)。新しい問題集は増やさない
3月合格者発表(3日)。必要なら第2次募集(出願4〜5日、検査9日)

※日付は福井県教育委員会の令和9年度日程(公式)による。

秋の1週間の時間割(例)

平日は2時間、土日は5時間を目安にした例です。部活動を引退した人向けです。

曜日内容(目安)
月・水数学1時間(Bを使う学校なら記述の問題)+英語1時間(長文1題)
火・木理科・社会を1時間ずつ(1単元ずつ、問題集で確認)
金国語1時間(記述・作文)+その週の間違い直し1時間
土過去問1〜2教科を時間を計って解く+答え合わせ(合計5時間)
日模試や過去問の間違い直し、苦手単元のやり直し(合計5時間)

※時間はあくまで目安です。定期テスト前は、テスト勉強を優先してください。

2月の学力検査までの「最後の3週間」

一般選抜の出願(2月5日〜9日)が終わると、学力検査までは約10日です。直前期は、新しいことを覚えるより、できることを確実に点にする練習に切りかえます。

  • 1週目(1月下旬):過去問を5教科通しで1年分。2日に分けて、本番と同じ順番で解く
  • 2週目(2月上旬):間違い直しノートを1周。英単語・漢字・理科社会の用語を毎日30分
  • 3週目(学力検査の週):朝型の生活に戻す。濃い字で枠の中に書く練習を毎日1回

2日間の検査なので、1日目が終わった夜の過ごし方も大切です。1日目の答え合わせはせず、2日目の教科の見直しだけにして、早めに寝ましょう。

保護者がやってはいけないNG

この4つは、秋以降に逆効果になりやすい行動です
  • 「中1・中2の内申が低いから、もうだめ」と言う。要項では中3の評定を使うと書かれています。2学期の成績を上げる意味は大きいので、あきらめさせないでください。
  • 選択問題A・Bを確かめないまま、過去問を買って終わる。志望校がどちらを使うかで、練習する大問が変わります。先生に確認してから計画を立てましょう。
  • 推薦・特色の面接練習ばかりさせる。1月に合格できなければ、2月の一般選抜です。5教科の勉強を止めないことが大切です。
  • 答案の「字」を注意しない。デジタル採点では、うすい字やはみ出しは読み取れないおそれがあります。模試の答案を一緒に見て、字の濃さと枠を確認しましょう。
保護者の方へ:10月の実施要項は親子で読む

令和9年度の実施要項は10月に公表予定です。出願の締め切り時刻、面接の有無、選択問題の学校などが示される見込みです。印刷して、大事な日付に丸をつけ、冷蔵庫など家族が見る場所に貼っておくと、出願のミスを防げます。

よくある質問

Q. 選択問題は、当日に自分でAかBかを選べますか?

A. いいえ。どちらを使うかは、各高校が教育委員会と話し合って決めます。受験生は、志望校が決めた方の問題を解きます。

Q. 第2志望は書けますか?

A. 令和8年度の要項では、農業・工業・商業・家庭の学科の中と、決められた学校・学科に限り、第2志望まで出願できます。普通科どうしで自由に第2志望を書けるしくみではありません。令和9年度の扱いは10月の要項で確認してください。

Q. 一般選抜で合格できなかったら?

A. 定員に空きがある学校・学科で第2次募集があります。令和9年度は3月4日・5日に出願、3月9日に学力検査、3月11日に合格者発表です。

ここまで読んで「うちの子は何から始めればいいか」が気になった方へ。

福井の一般選抜は、志望校がAとBのどちらを使うかで、英語と数学の練習の中身が変わります。さらに中3の評定も使われます。当日点を上げるべきか、2学期の内申を固めるべきか。この判断は、答案と成績を見ないとできません。

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まとめ

  • 令和9年度は、推薦・特色の面接等が1月20日、一般選抜の学力検査が2月18日・19日、合格発表が3月3日
  • 一般選抜は5教科、各100点の合計500点(令和8年度の要項による)
  • 英語・数学の一部は選択問題A(基礎)・B(記述が多い)。どちらを使うかは高校が決める
  • 調査書は中3の評定を使い、学力検査と総合的に審査される
  • 令和9年度から国語・英語・理科・社会でデジタル採点。濃い字で枠の中に書く練習を
  • 令和9年度の実施要項は10月に公表予定。細かい点は必ず確認する
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