最終更新:2026年9月/令和9年度(2027年春)入試の情報です。令和9年度の実施要項は10月に公表予定です。出願前には、福井県教育委員会の最新資料を必ずご確認ください。
令和9年度の福井県立高校入試は、推薦・特色選抜の面接等が1月20日(水)、一般選抜の学力検査が2月18日(木)・19日(金)、合格発表が3月3日(水)です。
一般選抜は5教科、各100点の合計500点です。英語と数学の一部は学校ごとに「A(基礎)」か「B(記述が多い)」の問題を使います。令和9年度からはデジタル採点も始まるので、答案の書き方まで練習しておきましょう。
- 令和9年度(2027年春)の推薦・特色選抜、一般選抜、第2次募集の日程
- 学力検査の教科・配点と、英語・数学の選択問題A・B
- 調査書(内申)はどう使われるか
- 令和9年度の変更点(デジタル採点)と、令和10年度の予定
- 中3が9月から3月までに月ごとにやること
- 保護者がやってはいけないNG
令和9年度(2027年)入試の日程
令和9年度の日程は、福井県教育委員会がすでに公表しています。一般選抜の学力検査は2月18日(木)・19日(金)の2日間、合格発表は3月3日(水)14時です。
| 区分 | 内容 | 日付(2027年) |
|---|---|---|
| 推薦・特色 | 出願 | 1月13日(水)〜1月15日(金)16時 |
| 推薦・特色 | 面接等 | 1月20日(水) |
| 推薦・特色 | 特色選抜の予備日 | 1月21日(木) |
| 推薦・特色 | 合格者通知 | 1月26日(火) |
| 一般選抜 | 出願 | 2月5日(金)〜2月9日(火) |
| 一般選抜 | 志願変更 | 2月12日(金)〜2月16日(火)12時 |
| 一般選抜 | 学力検査 | 2月18日(木)・19日(金) |
| 一般選抜 | 追検査 | 2月25日(木)・26日(金) |
| 一般選抜 | 合格者発表 | 3月3日(水)14時 |
| 第2次募集 | 出願 | 3月4日(木)〜3月5日(金)12時 |
| 第2次募集 | 学力検査 | 3月9日(火) |
| 第2次募集 | 合格者発表 | 3月11日(木) |
※出典:福井県教育委員会「令和9年度福井県立高等学校入学者選抜について(日程、出題範囲、推薦・特色選抜実施校、デジタル採点導入)」(公式)。一般選抜の出願の締め切り時刻などの細かい点は、10月に公表予定の「令和9年度福井県立高等学校入学者選抜に関する実施要項」で確認してください。
- 1月20日(水):推薦・特色選抜の面接等。受ける人は、12月までに面接の練習を始めます。
- 2月18日(木)・19日(金):一般選抜の学力検査。2日間に分けて5教科を受けます。
- 3月3日(水):一般選抜の合格者発表。ここで決まらなかった人は第2次募集へ進めます。
前の年(令和8年度)は、推薦・特色の面接等が1月15日でした。令和9年度は1月20日なので、5日ほど遅くなります。一般選抜の学力検査と合格発表は、前の年と同じ日付(2月18日・19日、3月3日)です。
選抜の種類:推薦・特色選抜と一般選抜
福井の県立高校は、1月に推薦・特色選抜、2月に一般選抜があります。多くの受験生にとって本番は一般選抜です。推薦・特色選抜を受けられる学校・学科は限られています。
| 項目 | 推薦・特色選抜 | 一般選抜 |
|---|---|---|
| 時期 | 1月(面接等は1月20日) | 2月(学力検査は2月18日・19日) |
| 主な検査 | 面接など(学校・種目により実技など) | 5教科の学力検査 |
| 実施する学校 | 一部の学校・学科・種目 | すべての県立高校 |
| 結果 | 1月26日に合格者通知 | 3月3日に合格者発表 |
※出典:福井県教育委員会「令和9年度…入学者選抜について」「令和8年度福井県立高等学校入学者選抜について(総括・結果)」(公式)。推薦・特色選抜の実施校と種目・領域は、県のページに一覧(PDF)が出ています。
特色選抜は「部活動や得意分野」を生かす選抜
特色選抜は、学校が決めた「種目・領域」(部活動の種目など)で、中学校での活動を生かして受ける選抜です。令和8年度は23校・130種目・領域、募集人員613名で行われました。令和8年度からは面接等の予備日も設けられています。
令和9年度に、どの学校がどの種目で特色選抜をするかは、県の一覧で必ず確認してください。志望校が推薦・特色選抜をしていない場合は、一般選抜1本で考えます。
推薦・特色を受けるか決める3つの質問
迷ったときは、次の3つを親子で話し合ってみてください。
- 志望校・志望学科は、推薦や特色選抜をしているか?県の一覧で、学校名と種目・領域を確かめます。
- その種目・領域で、中学校での活動を具体的に話せるか?大会名や役割、がんばったことを、1分で話せるかどうかが目安です。
- 1月に不合格でも、2月の一般選抜に気持ちを切りかえられるか?ここが一番大切です。切りかえられる計画があれば、受ける価値があります。
推薦・特色選抜で合格できなかった場合は、2月の一般選抜を受けます。1月の面接の準備に時間を使いすぎて、5教科の勉強が止まると、2月に響きます。面接の練習は1回30分、週2〜3回を目安にし、残りの時間は学力検査の勉強にあてましょう。
一般選抜の学力検査:5教科500点と選択問題A・B
一般選抜の学力検査は、国語・英語・数学・社会・理科の5教科です。各教科100点で、合計500点です(令和8年度の実施要項による)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 教科 | 国語・英語・数学・社会・理科(全日制) |
| 配点 | 各教科100点、合計500点 |
| 日程 | 2日間(令和8年度は1日目が国語・数学・英語、2日目が社会・理科) |
| 選択問題 | 英語と数学は、大問4〜6問のうち1〜2問がA・Bの2種類 |
| A・Bの中身 | A:基礎力を問う問題/B:記述・論述の割合が多い問題 |
※出典:福井県教育委員会「令和8年度福井県立高等学校入学者選抜のための学力検査等実施要項」「令和8年度…入学者選抜実施要項」(公式)。令和9年度の時間割と教科の順番は、10月公表予定の実施要項で確認してください。
選択問題A・Bは「高校が選ぶ」
英語と数学の選択問題は、受験生が自分で選ぶのではありません。各高校が教育委員会と話し合って、AかBかを決めます。つまり、志望校が決まれば、解く問題の種類も決まります。
ここからは推測ですが、上位の高校をめざす場合、Bの問題を使う学校を受ける可能性があります(どの高校がBかの公式一覧は、この記事では確認できていません)。Bは記述・論述が多いので、「答えだけ合っている」では点になりにくい問題です。志望校がAとBのどちらを使うかは、中学校の先生に聞くか、県の資料で必ず確かめてください。
記述が多い問題で点を取る3つのコツ
この3つは、Aの問題を使う学校を受ける人にも役立ちます。国語・社会・理科にも、自分の言葉で書く問題があるからです。毎日1問だけでも「書いて説明する」練習を入れておきましょう。
市販の過去問集にA・B両方が載っているかは、買う前に目次で確かめてください。志望校がBなら、Bの大問を中心に練習します。ただし、Aの問題も基礎の確認に役立ちます。10月は基礎固めにA、11月からは本番と同じ種類を中心に、と使い分けるのがおすすめです。
調査書(内申)はどう使われるか
福井県の一般選抜では、調査書の「中3の評定」と学力検査の成績を、総合的に見て合否を決めます。令和8年度の実施要項には、「『学習の記録』の『評定』の第3学年の各教科の評定と学力検査の成績を総合的に審査する」と書かれています。
| 項目 | わかっていること |
|---|---|
| 使われる成績 | 調査書の「学習の記録」のうち、中3の各教科の評定 |
| 学力検査との関係 | 中3の評定と学力検査の成績を「総合的に審査」 |
| 点数化の方法・比率 | 実施要項には書かれていない(公表されていない) |
| 面接 | 全日制は一部の学校・学科だけ。定時制はすべてで実施 |
※出典:福井県教育委員会「令和8年度福井県立高等学校入学者選抜実施要項」(公式)。令和9年度の扱いは10月公表予定の実施要項で確認してください。調査書を何点に直すか、学力検査と何対何で見るかは、公式の要項では確認できませんでした。
具体例:同じ「内申」でも、中1・中2の成績は使われない?
要項の書き方どおりなら、一般選抜で使われる評定は中3のものです。たとえば、中2の通知表がオール3でも、中3の成績を上げれば、それが調査書に反映されます。中3の秋からでも、内申を上げる意味は大きいということです。
ただし、調査書には評定以外の記録も書かれます。欠席を減らす、提出物を出すといった基本は、最後まで大切にしてください。
中3の2学期に評定を上げる3つの行動
どの行動も、今日から始められます。とくに実技4教科は、受験勉強のかげで後回しになりがちです。要項では「各教科の評定」が対象なので、主要5教科と同じように大切にしてください。
具体例:学力検査の目標点を決める
合計は500点です。たとえば「5教科で350点」を目標にするなら、1教科あたり70点です。得意な教科で80点、苦手な教科で60点のように、教科ごとに目標点をわけて書き出すと、どこを伸ばすかが見えます。上位校の合格者の平均点などは、ペアの記事「福井県の難関・上位県立高校対策」で紹介しています。
令和9年度の変更点:デジタル採点が始まる
令和9年度のいちばん大きな変更は、一般選抜の学力検査で「デジタル採点」が始まることです。答案をスキャンして、パソコンの画面で採点するやり方です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象の教科 | 国語・英語・理科・社会(令和9年度から) |
| 数学 | 令和10年度から |
| 書き方の注意 | 解答欄からはみ出さない/HB以上の濃さの鉛筆/消すときはきれいに消し、消しくずを残さない |
※出典:福井県教育委員会「令和9年度福井県立高等学校入学者選抜デジタル採点導入について」(公式)。
デジタル採点では、答えが読み取れないと正しく採点されないおそれがあります。模試や過去問の練習から、濃い字で、枠の中に、はっきり書くくせをつけましょう。消しゴムで消したあとが残らないように、よく消える消しゴムを使うのもおすすめです。
出題範囲について
令和9年度の一般選抜では、教科書の一部のページが出題範囲から外されます。どのページが外れるかは、県が「出題範囲について」という資料で教科・教科書ごとに公表しています。学校で使っている教科書のページと照らし合わせて確認してください。
今の中2以下は「令和10年度」に注意
令和10年度(今の中2が受ける入試)には、一般選抜と第2次募集が例年より1週間ほど遅くなる予定です。学力検査は全範囲から出題され、数学は問題冊子と解答用紙が分かれる形になります(リセマム 2026年7月9日の報道による)。弟や妹がいるご家庭は、覚えておくと安心です。
中3の9月から3月まで、月別やること
9月から2月までは、約5か月です。推薦・特色を受けるかどうかで、1月の動きが変わります。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 9月 | 5教科の苦手単元を書き出す。英語・数学は志望校がAかBかを先生に確認 |
| 10月 | 県の実施要項(10月公表予定)を親子で読む。過去問を1年分、時間を計って解く |
| 11月 | 中3の2学期の定期テストに集中。模試の結果で志望校を見直す |
| 12月 | 三者面談で受験校を決める。推薦・特色を受ける人は面接練習を始める |
| 1月 | 推薦・特色の出願(13〜15日)・面接等(20日)。一般選抜の過去問を週2年分 |
| 2月 | 一般選抜の出願(5〜9日)、学力検査(18・19日)。新しい問題集は増やさない |
| 3月 | 合格者発表(3日)。必要なら第2次募集(出願4〜5日、検査9日) |
※日付は福井県教育委員会の令和9年度日程(公式)による。
秋の1週間の時間割(例)
平日は2時間、土日は5時間を目安にした例です。部活動を引退した人向けです。
| 曜日 | 内容(目安) |
|---|---|
| 月・水 | 数学1時間(Bを使う学校なら記述の問題)+英語1時間(長文1題) |
| 火・木 | 理科・社会を1時間ずつ(1単元ずつ、問題集で確認) |
| 金 | 国語1時間(記述・作文)+その週の間違い直し1時間 |
| 土 | 過去問1〜2教科を時間を計って解く+答え合わせ(合計5時間) |
| 日 | 模試や過去問の間違い直し、苦手単元のやり直し(合計5時間) |
※時間はあくまで目安です。定期テスト前は、テスト勉強を優先してください。
2月の学力検査までの「最後の3週間」
一般選抜の出願(2月5日〜9日)が終わると、学力検査までは約10日です。直前期は、新しいことを覚えるより、できることを確実に点にする練習に切りかえます。
- 1週目(1月下旬):過去問を5教科通しで1年分。2日に分けて、本番と同じ順番で解く
- 2週目(2月上旬):間違い直しノートを1周。英単語・漢字・理科社会の用語を毎日30分
- 3週目(学力検査の週):朝型の生活に戻す。濃い字で枠の中に書く練習を毎日1回
2日間の検査なので、1日目が終わった夜の過ごし方も大切です。1日目の答え合わせはせず、2日目の教科の見直しだけにして、早めに寝ましょう。
保護者がやってはいけないNG
- 「中1・中2の内申が低いから、もうだめ」と言う。要項では中3の評定を使うと書かれています。2学期の成績を上げる意味は大きいので、あきらめさせないでください。
- 選択問題A・Bを確かめないまま、過去問を買って終わる。志望校がどちらを使うかで、練習する大問が変わります。先生に確認してから計画を立てましょう。
- 推薦・特色の面接練習ばかりさせる。1月に合格できなければ、2月の一般選抜です。5教科の勉強を止めないことが大切です。
- 答案の「字」を注意しない。デジタル採点では、うすい字やはみ出しは読み取れないおそれがあります。模試の答案を一緒に見て、字の濃さと枠を確認しましょう。
令和9年度の実施要項は10月に公表予定です。出願の締め切り時刻、面接の有無、選択問題の学校などが示される見込みです。印刷して、大事な日付に丸をつけ、冷蔵庫など家族が見る場所に貼っておくと、出願のミスを防げます。
よくある質問
Q. 選択問題は、当日に自分でAかBかを選べますか?
A. いいえ。どちらを使うかは、各高校が教育委員会と話し合って決めます。受験生は、志望校が決めた方の問題を解きます。
Q. 第2志望は書けますか?
A. 令和8年度の要項では、農業・工業・商業・家庭の学科の中と、決められた学校・学科に限り、第2志望まで出願できます。普通科どうしで自由に第2志望を書けるしくみではありません。令和9年度の扱いは10月の要項で確認してください。
Q. 一般選抜で合格できなかったら?
A. 定員に空きがある学校・学科で第2次募集があります。令和9年度は3月4日・5日に出願、3月9日に学力検査、3月11日に合格者発表です。
ここまで読んで「うちの子は何から始めればいいか」が気になった方へ。
福井の一般選抜は、志望校がAとBのどちらを使うかで、英語と数学の練習の中身が変わります。さらに中3の評定も使われます。当日点を上げるべきか、2学期の内申を固めるべきか。この判断は、答案と成績を見ないとできません。
エスペランサアカデミーは、完全オンラインのプロ家庭教師による1対1の指導です。志望校の問題の種類と残りの時間から逆算して、教科ごとの優先順位と週の時間割をいっしょにつくります。
定期テストや模試の答案を見せていただければ、どこで点を落としているかをその場でお伝えします。無理な勧誘は一切ありません。
まとめ
- 令和9年度は、推薦・特色の面接等が1月20日、一般選抜の学力検査が2月18日・19日、合格発表が3月3日
- 一般選抜は5教科、各100点の合計500点(令和8年度の要項による)
- 英語・数学の一部は選択問題A(基礎)・B(記述が多い)。どちらを使うかは高校が決める
- 調査書は中3の評定を使い、学力検査と総合的に審査される
- 令和9年度から国語・英語・理科・社会でデジタル採点。濃い字で枠の中に書く練習を
- 令和9年度の実施要項は10月に公表予定。細かい点は必ず確認する


