プロ家庭教師が作成・監修 エスペランサアカデミー
中3の国語で、2学期期末テスト(2学期制の学校では後期中間テストにあたります)の範囲がどこになるか、そして何から手をつけるかを、プロ家庭教師が整理しました。
結論:範囲表を待たずに「漢文の基礎/読解と表現」から始めてください
2学期期末テストの範囲表が配られるのは、たいてい1〜2週間前です。それから始めると国語は量が終わりません。中3の2学期期末テストで出やすいのは漢文の基礎/読解と表現です。まずここから解き始め、範囲が出たあとに外れた単元を捨ててください。
中3国語|2学期期末テストの範囲の目安
| テストの回 | 出やすい単元 |
|---|
| 前回(2学期中間) | 古文・和歌/入試漢字の読み・書き |
| 今回(2学期期末テスト・後期中間テスト) | 漢文の基礎/読解と表現 |
| 次回(学年末・後期期末) | 古文・漢文の入試対策 |
※学校・教科書会社・地域によって進度は変わります。表は目安です。必ず学校で配られたテスト範囲表でご確認ください。
中3国語|2学期期末テストの予想問題30問(解答つき)
出やすい「漢文の基礎」「読解と表現」から、プロ家庭教師が30問を作りました。まず何も見ずに解いて、できなかったところだけを教科書とワークで戻してください。
予想問題(全30問)
(1) 漢文を日本語の語順で読むために付ける符号を何といいますか。(2) 1字だけ上に返って読む返り点を何といいますか。(3) 2字以上へだてて返って読む返り点を何といいますか。(4) 一二点をはさんでさらに返る返り点を何といいますか。(5) 漢文に送りがなと返り点をつけたものを何といいますか。(6) 漢字だけで書かれた漢文を何といいますか。(7) 訓読文を漢字仮名交じりの文に書き改めたものを何といいますか。(8) 書き下し文にするとき、助詞・助動詞にあたる漢字はどう書きますか。(9) 送りがなはどんな文字で書きますか。(10) 「学而時習之」を書き下し文にしなさい。(11) 「不亦説乎」を書き下し文にしなさい。(12) 『論語』は、だれの言行をまとめたものですか。(13) 意味を書きなさい。五十歩百歩(14) 意味を書きなさい。矛盾(15) 意味を書きなさい。推敲(16) 意味を書きなさい。蛇足(17) 意味を書きなさい。漁夫の利(18) 意味を書きなさい。臥薪嘗胆(19) 意味を書きなさい。四面楚歌(20) 意味を書きなさい。温故知新(21) 説明文で、筆者の考えが最も強く表れるのはどの段落ですか。(22) 結論を最後に述べる文章構成を何といいますか。(23) 結論を最初に述べる文章構成を何といいますか。(24) 結論を最初と最後の両方で述べる文章構成を何といいますか。(25) 「つまり」「すなわち」は、どんな働きの接続語ですか。(26) 「しかし」「ところが」は、どんな働きの接続語ですか。(27) 「だから」「したがって」は、どんな働きの接続語ですか。(28) 指示語が指す内容は、多くの場合どこにありますか。(29) 「〜のようだ」を使ったたとえを何といいますか。(30) 「〜のようだ」を使わずにたとえることを何といいますか。
解答と解説
(1) 返り点解説 返り点は、漢文を日本語の語順に直して読むための符号です。(2) レ点解説 レ点は、すぐ下の1字から上の1字へ返って読みます。(3) 一二点解説 一二点は、2字以上はなれた字へ返って読みます。一→二の順に読みます。(4) 上下点解説 一二点をはさんで、さらに上へ返るときに上下点を使います。(5) 訓読文解説 白文に送りがなと返り点をつけて、日本語として読めるようにしたものです。(6) 白文解説 返り点も送りがなもついていない、漢字だけの文です。(7) 書き下し文解説 訓読のとおりに、漢字とかなを使って日本語の文に書き改めたものです。(8) ひらがなで書く解説 「不(ず)」「也(なり)」「乎(や)」のように、助詞や助動詞にあたる字はひらがなで書きます。(9) かたかな(歴史的仮名づかい)解説 送りがなは、漢字の右下にかたかなで、歴史的仮名づかいで書きます。(10) 学びて時に之を習ふ解説 「学びて時に之を習ふ」=学んで、機会があるたびにそれを復習する。(11) 亦説ばしからずや解説 「亦説ばしからずや」=なんとうれしいことではないか。(12) 孔子解説 『論語』は、孔子と弟子たちの言葉や行いを、弟子たちがまとめた書物です。(13) 大きな差がないこと解説 戦場で五十歩逃げた者が百歩逃げた者を笑った話から、「どちらも大差ない」という意味です。(14) つじつまが合わないこと解説 どんな盾もつき通す矛と、どんな矛も防ぐ盾を売った商人の話から生まれた言葉です。(15) 文章を何度も練り直すこと解説 詩の「推す」を「敲く」にするか迷った話から、文章を何度も練り直すことです。(16) よけいなつけ足し解説 蛇の絵に足をかき加えて負けた話から、よけいなつけ足しのことです。(17) 二者が争っているすきに、第三者が利益を得ること解説 しぎとはまぐりが争っているすきに、漁師が両方をとった話から生まれた言葉です。(18) 目的のために苦労に耐えること解説 薪の上に寝て、苦いきもをなめて復讐を忘れなかった話から、目的のために苦労に耐えることです。(19) まわりが敵ばかりで孤立すること解説 楚の項羽が漢の軍に囲まれたとき、四方の敵陣から故郷・楚の歌が聞こえてきた話から、周りが敵ばかりで孤立することです。(20) 古いことを学んで、新しい知識を得ること解説 『論語』の言葉で、「故きを温ねて新しきを知る」と読みます。(21) 結論(まとめ)の段落解説 説明文では、筆者の考え(主張)は最後のまとめの段落に書かれることが多いです。(22) 尾括型解説 尾括型は、具体例などを先に述べ、最後に結論をまとめる構成です。(23) 頭括型解説 頭括型は、最初に結論を述べ、そのあとに理由や説明を続ける構成です。(24) 双括型解説 双括型は、最初と最後の両方で結論を述べる構成です。(25) 言いかえ(説明)解説 前の内容をまとめたり、言いかえたりするときに使う接続語です。(26) 逆接解説 前の内容と反対・予想外のことが後に続くときに使う接続語です。(27) 順接解説 前の内容が原因・理由となって、その結果が後に続くときに使う接続語です。(28) 直前(前の部分)解説 指示語の指す内容は、多くの場合その直前にあります。指示語に当てはめて確かめましょう。(29) 直喩(明喩)解説 「まるで〜のようだ」などを使って、たとえであることをはっきり示す表現です。(30) 隠喩(暗喩)解説 「君はぼくの太陽だ」のように、「ようだ」などを使わずにたとえる表現です。
※学校・教科書会社によって出題範囲は変わります。学校で配られたテスト範囲表と合わせてお使いください。
解き方が分からない問題は、エスペランサアカデミーにそのまま質問できます(無料・1分)。
中3国語|実力アップ問題20問(くわしい解説つき)
上の30問が解けたら、次は漢文の読み方、故事成語、説明文の組み立てで差がつく形の20問です。(31)〜(50)は、まず何も見ずに解いてください。まちがえた問題は、解説の「なぜそうなるか」まで読んでから、もう一度解き直すと定着します。
実力アップ問題(全20問)
(31) レ点は、どのように返って読みますか。(32) 一二点では、どちらを先に読みますか。(33) 「勿施於人」を書き下し文にしなさい。(34) 「過ちて改めざる、是を過ちと謂ふ」の意味を答えなさい。(35) 故事成語「杞憂」の意味を答えなさい。(36) 故事成語「完璧」の意味を答えなさい。(37) 故事成語「背水の陣」の意味を答えなさい。(38) 故事成語「画竜点睛」の意味を答えなさい。(39) 故事成語「朝三暮四」の意味を答えなさい。(40) 故事成語「蛍雪の功」の意味を答えなさい。(41) 説明文で、問いかけの文は、どんな働きをしますか。(42) 説明文の「序論・本論・結論」のうち、筆者の主張が最もまとまって書かれるのはどこですか。(43) 説明文の「序論」の働きを答えなさい。(44) 説明文の「本論」の働きを答えなさい。(45) 説明文で、具体例はどんな働きをしますか。(46) 「たとえば」はどんな働きの接続語ですか。(47) 「なぜなら」はどんな働きの接続語ですか。(48) 「ところで」「さて」はどんな働きの接続語ですか。(49) 「または」「あるいは」はどんな働きの接続語ですか。(50) 「しかも」「そのうえ」はどんな働きの接続語ですか。
解答と解説
(31) すぐ下の1字から、すぐ上の字に返って読む解説 レ点は、隣り合った2字の順番を入れかえるための返り点です。(32) 一を先に読み、そのあと二に返る解説 2字以上へだてて返るときに使います。一、二の順に読みます。(33) 人に施すこと勿かれ解説 「勿」は「〜するな」という禁止を表す字です。『論語』の「己の欲せざる所は、人に施すこと勿かれ」の一部です。(34) 過ちをしても改めないこと、それこそが本当の過ちである解説 『論語』の言葉です。まちがえたことより、それを直さないことのほうが問題だと教えています。(35) 必要のない心配をすること解説 昔、杞の国の人が「天が落ちてくるのではないか」と心配した話から生まれた言葉です。(36) 欠点がなく、完全なこと解説 玉を傷つけずに持ち帰った話がもとです。(37) 逃げ道のない状況で、全力を尽くすこと解説 川を背にして戦い、あとにひけない気持ちで勝った話がもとです。(38) 最後の大切な仕上げをして、全体を完成させること解説 竜の絵に最後に瞳(睛)を描き入れたら、竜が飛んでいったという話がもとです。(39) 目先のちがいにとらわれて、結果が同じことに気づかないこと解説 猿にえさを与える数を変えただけで、猿が喜んだという話がもとです。(40) 苦労して学問にはげんだ成果解説 貧しくて明かりが買えず、ほたるの光や雪の明かりで勉強した話がもとです。(41) 話題を示し、読み手の関心を引く解説 「〜でしょうか。」のような問いかけは、文章の話題(論点)を示します。(42) 結論解説 結論は、本論で述べたことをふまえて、筆者の考えをまとめる部分です。(43) 話題や問題を示す解説 文章全体で何について書くのかを、最初に示す部分です。(44) 具体例や理由を示して、主張を支える解説 序論で示した話題について、くわしく説明する部分です。(45) 筆者の主張を分かりやすく示す解説 例があると、むずかしい内容も具体的にイメージできます。(46) 例を示す(例示)解説 あとに具体例が続くことを知らせます。(47) 理由を説明する解説 前に述べたことの理由を、あとで述べるときに使います。(48) 話題を変える(転換)解説 それまでの話題から、別の話題へ移るときに使います。(49) どちらかを選ばせる(選択)解説 前後のうち、どちらかを選ぶ関係を表します。(50) 前の内容に付け加える(添加)解説 前に述べたことに、さらに別の内容を重ねます。
中3国語|発展問題20問(くわしい解説つき)
(50)まで解けたら、最後は『論語』、漢詩、説明文の読み方の20問です。(51)〜(70)の答えが合えば、期末テストの国語は、ほぼ大丈夫です。
発展問題(全20問)
(51) 「学びて時に之を習ふ、亦説ばしからずや」の意味を答えなさい。(52) 『論語』に出てくる「子曰はく」の「子」はだれですか。(53) 「亦」は書き下し文でどう読みますか。(54) 打ち消しを表す「不」は、書き下し文ではどう書きますか。(55) 「不亦説乎」の「乎」は、書き下し文ではどう読みますか。(56) 漢文を日本語として読むとき、白文から書き下し文までの手順を書きなさい。(57) 書き下し文で読まない字を何といいますか。(58) 五言絶句は、何句で、1句は何字ですか。(59) 七言律詩は、何句で、1句は何字ですか。(60) 絶句の4つの句の構成を何といいますか。(61) 漢詩の「対句」とは、どんな表現ですか。(62) 漢詩の「押韻」とは何ですか。(63) 「春眠暁を覚えず」で始まる「春暁」の作者はだれですか。(64) 「静夜思」の作者はだれですか。(65) 説明文を要約するとき、中心にする部分はどこですか。(66) 接続語とは何ですか。(67) 逆接の接続語を2つ書きなさい。(68) 説明文の「対比」とは、どんな書き方ですか。(69) 具体例のあとで、内容をまとめる働きをする接続語を1つ書きなさい。(70) 筆者の考えを表す文末の例を2つ書きなさい。
解答と解説
(51) 学んだことを、ときどき復習するのは、なんと喜ばしいことではないか解説 『論語』の最初の言葉です。「説ばしからずや」は「喜ばしいことではないか」という意味です。(52) 孔子解説 「子曰はく」は「先生(孔子)がおっしゃった」という意味です。(53) また解説 「亦」は「〜もまた」という意味で、ひらがなで「また」と読みます。(54) ず(ひらがな)解説 助動詞にあたる字は、書き下し文ではひらがなで書きます。(55) や(または「か」)解説 「乎」は疑問や反語を表す字で、「や」と読みます。(56) 白文に返り点と送りがなをつけて訓読文にし、書き下し文に書き改める解説 白文は漢字だけの文、訓読文は返り点・送りがなつきの文、書き下し文は漢字仮名交じりの文です。(57) 置き字解説 「而」「於」などは、読まないことがあります。ただし、意味がなくなるわけではありません。(58) 4句で、1句は5字解説 五言は1句が5字、絶句は全部で4句という意味です。(59) 8句で、1句は7字解説 七言は1句が7字、律詩は全部で8句という意味です。(60) 起承転結解説 第1句が起、第2句が承、第3句が転、第4句が結です。(61) 形や意味が対応している2つの句を並べる表現解説 たとえば「山」と「川」のように、ことばの組み立てがそろっています。(62) 句の終わりに、同じ響きの字を置くこと解説 声に出して読んだときの、リズムをよくするための決まりです。(63) 孟浩然解説 唐の時代の詩人です。(64) 李白解説 唐の時代の詩人です。月を見て故郷を思う詩です。(65) 筆者の主張解説 具体例や細かい説明は省き、主張をつなげてまとめます。(66) 前後の文や語をつなぎ、その関係を示す語解説 順接、逆接、並立、説明、転換などの関係があります。(67) しかし、ところが(けれども、だが なども可)解説 前の内容と反対のことがらが、あとに来る関係です。(68) 2つのものを比べて、ちがいをはっきりさせる書き方解説 「Aは〜だが、Bは〜だ」のように、ちがいを並べて示します。(69) つまり(すなわち、このように などが可)解説 例を示したあと、「つまり」で一般的な言い方にまとめます。(70) 「〜と考える」「〜べきだ」解説 筆者の主張は、文末に表れます。「〜ではないだろうか」も、主張の表現の一つです。
中3国語で点を落としやすい3つのところ
1漢文の返り点が読めない
レ点は1字返る、一二点は2字以上返る。書き下し文にする練習を数題やれば必ずできるようになります。
2書き下し文で助字を漢字のまま残している
「而」「於」などの置き字は書きません。助詞・助動詞にあたる部分はひらがなに直します。
3記述で本文の語を使っていない
自分の言葉で書き換えると減点されます。傍線部の前後2文から語を拾うのが原則です。
解いていて手が止まったら、そのままにしないでください
わからない問題は、その場で聞くのがいちばん早いです。中3国語のどの問題でも構いません。エスペランサアカデミーのプロ家庭教師がお答えします。
この問題の解き方を質問する(無料)
2週間前からの進め方
| 時期 | やること |
|---|
| 14日前〜10日前 | 学校のワークを1周する。分からない問題に印をつけ、その場では止まらない |
| 9日前〜6日前 | 印をつけた問題だけを解き直す。ここで解けるようにする |
| 5日前〜3日前 | ワークを2周目。漢文の基礎/読解と表現を重点的に |
| 2日前〜前日 | 間違えた問題だけを3周目。新しい問題には手をつけない |
| 当日の朝 | 公式・用語の最終確認だけ。解き直しはしない |
直前チェックリスト
この5つができていれば、平均点は超えます
1. レ点と一二点を読み分けられる
2. 書き下し文が書ける
3. 置き字を書かないと知っている
4. 記述で本文の語を使っている
5. 範囲の漢字を書いて練習した
後期中間テストの学校(2学期制)の場合
2学期制の学校では、この時期のテストは後期中間テストにあたります。年4回(前期中間・前期期末・後期中間・後期期末)のため、1回あたりの範囲が3学期制より広くなります。
範囲が広いぶん、直前だけでは終わりません。上の「2週間前からの進め方」を、3週間前からに前倒ししてください。
よくあるご質問
Q. 範囲表がまだ配られていません。何から始めればいいですか
A. 上の表の「漢文の基礎/読解と表現」から始めてください。学校のワークで、その単元のページを1周するのが最短です。範囲が出てから外れた分を捨てれば無駄になりません。
Q. ワークを何周すればいいですか
A. 2周が目安です。1周目は印をつけながら進め、2周目は印のついた問題だけ。全問を2回解く必要はありません。
Q. わからない問題は誰に聞けばいいですか
A. 学校の先生に聞けるのがいちばんです。聞きにくい場合や、テスト直前で時間がない場合は、エスペランサアカデミーにご質問ください。プロ家庭教師がお答えします。
まとめ
中3の国語の2学期期末テストは、漢文の基礎/読解と表現が中心になります。範囲表を待たずにここから始めてください。
進め方は、ワークを1周して印をつける→印だけ解き直す→2周目、の順です。新しい教材を増やさないことが、この時期のいちばんの近道です。
2学期期末テストまでに、何を優先すべきかお伝えします
学年・教科・いまの点数と、学校で配られた範囲表を教えてください。残りの日数で、どの単元から手をつけるべきかをプロ家庭教師がご提案します。初回体験授業(60分)無料です。
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中3国語|ほかのテスト回の対策
同じ中3国語で、別の回の範囲と勉強法です。次のテストの準備を先に始めたいときに使ってください。
1学期中間1学期期末(前期中間)2学期中間(前期期末)学年末(後期期末)
中3のほかの教科|2学期期末(後期中間)
同じ2学期期末(後期中間)テストの、ほかの教科の範囲です。5教科の計画をまとめて立てるときに使ってください。
中3数学中3英語中3理科中3社会
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