都立田無高校に合格したい|推薦は面接300点・倍率約2.1倍、一般は1.19倍を公式データで解説【2027年入試】

学校別 合格対策

最終更新:2026年10月22日/配点・日程・倍率は、東京都教育委員会と田無高校の公表資料(記事末の出典)にもとづきます。令和9年度(2027年春)の募集人員など細かい条件は、10月下旬発行予定の「東京都立高等学校募集案内」で必ず確認してください。

結論:都立田無高校は、一般入試の倍率が1.2倍前後と落ち着いている一方、推薦は倍率約2.1倍で、面接が300点と大きな配点です

令和8年度の第一次募集の最終応募倍率は1.19倍(募集252人に応募299人)、実際に受検した人数÷合格者数は約1.1倍でした。推薦の倍率は約2.1倍(募集64人に応募134人)です。

推薦の配点は調査書500点・面接300点・作文200点の1,000点満点です。内申を整え、面接で自分の言葉で話せる準備を進めながら、一般入試(1,020点満点)の5教科も並行して固めておくのが、いちばん安全な進め方です。

この記事でわかること
  • 都立田無高校の基本データ(所在地・アクセス・沿革)
  • 学校の特色と、令和8年度から力を入れている取り組み
  • 学習面のサポート(習熟度別・少人数授業・自習コーナー)
  • 部活動と学校行事
  • 進路の傾向
  • 令和9年度入試の日程
  • 推薦に基づく選抜の配点・倍率
  • 一般入試(学力検査)のしくみと点数の計算例
  • 過去5年の倍率の推移と、数字の読み方
  • 偏差値の見方と、合格に向けた学習の進め方
  • 併願校の考え方と、保護者のかかわり方
  • よくある質問

都立田無高校の基本データ

都立田無高校は、東京都西東京市向台町にある都立の全日制・普通科の高校です。西武新宿線の田無駅から歩く方法のほか、バスでJR中央線の武蔵境駅や吉祥寺駅からも通える立地で、バスの路線が複数あり、通学の選択肢が広い学校です。まずは、学校の基本情報を整理しておきます。

項目内容
所在地〒188-0013 東京都西東京市向台町5-4-34
電話042-463-8511(代表)
西武新宿線「田無駅」から南口から徒歩18分/北口からはなバス(「向台循環」または「東伏見駅南口」行き)で「市民公園前」下車徒歩5分、または「上向台市民集会所」下車徒歩2分
JR中央線「武蔵境駅」北口から関東バス(境15)「向台町五丁目」行きで終点下車徒歩4分/関東バス(境17)「ヴィーガーデン西東京」行きで「武蔵野徳洲会病院」下車徒歩8分
JR中央線「吉祥寺駅」北口から関東バス(吉73)「向台町五丁目」行きで終点下車徒歩4分/関東バス(吉75)「ヴィーガーデン西東京」行きで「武蔵野徳洲会病院」下車徒歩8分
課程・学科全日制・学年制の普通科
校訓「叡智」「敬愛」「剛健」「自律」
創立昭和57年に開設が認可され、昭和58年4月に第1回入学式

出典:田無高校公式サイト「アクセス」「沿革」「学校の特色」、東京都教育委員会の学校一覧(2026年10月確認)。バスの所要時間や時刻表は公式サイトに載っていないため、通学の経路はご自宅からの実際の乗り換えで確認してください。

田無高校は、昭和57年(1982年)12月に都立高校として開設が認可され、昭和58年(1983年)4月に第1期生を迎えた学校です。公式サイトの特色のページには、卒業生は1万人を超えると紹介されています。平成13年に田無市と保谷市が合併して西東京市が誕生したため、現在の所在地は西東京市になっています。

学校の特色と、令和8年度から力を入れている取り組み

田無高校の校訓は「叡智」「敬愛」「剛健」「自律」です。基本方針では、生徒一人ひとりのよさを認めること、「親身でていねいな、個に応じた指導」を行うこと、学校行事や部活動を通じて「徳」「知」「体」の調和を図ること、学校・家庭・地域が連携することが挙げられています。

目指す生徒像は4つ

  • 個性と能力を伸ばし、知性と創造力を育てる生徒
  • 思いやりを持ち、協働できる生徒
  • 心身ともに健やかで、主体的に挑戦する生徒
  • 判断力と責任感を持ち、自律的に行動できる生徒

校長メッセージには、この4つの生徒像と、都立高校としての役割(スクール・ミッション)が書かれています。学力の向上と定着、応用力や自ら学ぶ力の育成を目指し、部活動や学校行事、地域行事への協力、近隣の小中学校や特別支援学校との交流も大切にしている学校です。

英検S-CBTを全員が受験・探究的な学び

公式サイトの校長メッセージによると、田無高校は都の施策のうち次の3つの事業を活用しています(いずれも2年目)。

  • 海外学校間交流推進校:オンラインなどで海外の学校と交流する。
  • 外部検定試験実施校:英検S-CBT方式を全員が受験する。
  • 探究的な学び推進事業(TIPS-Type4)の対象校:外部人材を活用した探究学習を行う。

入学後は、英検の受験や探究の発表など、「外に出て力を試す」機会が学校の取り組みとして用意されている、ということです。入試の面接でも、「英語を頑張りたい」「探究活動に取り組みたい」という志望理由は、学校の方針とよく合います。

ここがポイント
校長メッセージの「アドミッション・ポリシー(期待する生徒像)」には、授業に主体的に参加して学習習慣を確立できること、探究や部活動に挑戦して協働できること、英検S-CBTや探究発表などに積極的に取り組めること、社会への関心を持って進路を自ら切り拓こうとすること、が挙げられています。面接や志望理由を考えるときは、この4つに自分の経験を重ねてみましょう。

学習面のサポート:習熟度別・少人数授業・自習コーナー

学校の特色のページに載っている学習面の取り組みは、次のとおりです。

  • 習熟度別・少人数授業:学力の定着と向上を目指して実施しています。
  • 授業時間:土曜授業はなく、1日6時間で、授業は1コマ50分です。
  • 自由選択科目:2年生から自由選択科目があり、文系・理系など進路に応じた科目が用意されています。
  • 夏期講習:夏休みに、英語・数学・国語・理科・社会を中心とした進学向けの講習があります。
  • 自習コーナー:職員室の前の廊下にあり、早朝・放課後・3年生の空き時間に利用でき、先生への質問もできます。

教育課程のページでは、1年生は現代の国語・言語文化・地理総合・歴史総合・数学Ⅰ・A・化学基礎・英語コミュニケーションⅠ・論理・表現Ⅰ・情報Ⅰなど16科目、2年生は文学国語と論理国語、地理探究・日本史探究・世界史探究、数学Ⅱ・Bなど16科目、3年生は現代文演習や数学ⅠA演習・ⅡB演習・Ⅲ、英語コミュニケーションⅢなど20科目が開設科目として紹介されています。2年生以降は科目の選び方に幅があり、3年生には演習科目が並んでいます。

授業の選び方は説明会で確認
選択の区分(文系・理系などの分かれ方)や、授業の具体的な進め方は、教育課程表や学校説明会で確認するのが確実です。気になる点は、入学前に質問しておくと、入学後のミスマッチを防げます。

部活動と学校行事

田無高校の部活動は、公式サイトの特色のページに「20以上のクラブや同好会があり、加入率が高い」と紹介されています。「部活動・生徒会」のページでは、運動部16部が合計483名、文化部11団体が合計199名(生徒会を除く合計682名)と記載されています。

区分部活動の例(部員数・公式ページ記載)
運動部サッカー部54名/陸上競技部53名/ダンス部51名/柔道部37名/野球部34名/男子バドミントン部32名/男子バレーボール部29名/女子バスケットボール部28名/男子バスケットボール部27名 ほか
文化部ギター音楽部59名/調理研究同好会21名/ボランティア同好会21名/イラスト部18名/茶道部17名/科学部16名/吹奏楽部14名/パソコン部14名/美術部10名 ほか
実績の例柔道部:関東大会・インターハイ東京都予選の男子団体でベスト16(7年連続)/男子テニス部:令和8年度に都総体団体5位、都立対抗団体優勝、関東公立団体優勝/野球部:全国高校野球西東京大会で4回戦進出

出典:田無高校公式サイト「部活動・生徒会」。部員数は学年別の合計で、年度や時点によって変わります。野球部の「甲子園出場」などは、学校が掲げる目標であり、実績ではありません。

学校行事の年間の流れ

月主な行事
4月始業式・入学式・オリエンテーション・遠足
5月体育大会
6月合唱コンクール
7月進路ガイダンス(1・2年)・終業式
9月文化祭
10月防災訓練(1年)
11月修学旅行(2年)・生徒会役員選挙・伝統芸能鑑賞教室(1年)
2月ロードレース大会
3月芸術鑑賞教室(2年)・卒業式・修了式

公式サイトの特色のページでは、合唱コンクール・文化祭・体育大会などの行事を、実行委員を中心にクラス全体で取り組むと紹介しています。年間を通じて行事が多く、クラスのまとまりを大切にする学校です。行事の日程は変更になることがあるため、最新の予定は学校のニュースで確認してください。

進路の傾向

学校の特色のページによると、田無高校の生徒のほとんどが進学を希望し、進学先は大学・短期大学が約3分の2、専門学校が約3分の1とされています。指定校推薦の枠が多く、希望する進路に対応しやすい、という説明もあります。

  • 進路講演会、分野別説明会、模擬授業、キャンパス訪問などの進路行事がある。
  • 7月には1・2年生向けの進路ガイダンスがある。
  • 夏期講習や自習コーナーなど、学校内で受験勉強を進める環境がある。

大学の合格者数など、具体的な進路実績の数字は、年度や集計の方法で変わります。この記事では数字を断定せず、学校の公式サイトや学校説明会で最新の情報を確認するようにお伝えします。

入学後の1日のイメージと、田無高校が向いている人

公式サイトの特色のページから分かる範囲で、田無高校の学校生活の流れをまとめます。土曜授業はなく、授業は1日6時間、1コマ50分です。放課後は部活動、または自習コーナーでの勉強、先生への質問ができます。夏休みには、英語・数学・国語・理科・社会を中心とした進学向けの夏期講習があります。

場面学校の取り組み(公式サイト記載)
授業習熟度別・少人数授業/1日6時間・50分授業/土曜授業なし
2年生から自由選択科目で文系・理系など進路に合わせた科目を選ぶ
放課後部活動(20以上のクラブ・同好会)/自習コーナー(先生に質問もできる)
長期休業夏期講習(英・数・国・理・社)/部活動合宿(8月)
行事体育大会(5月)・合唱コンクール(6月)・文化祭(9月)

田無高校が向いている人の例

  • 部活動や学校行事に、クラスの仲間と一緒に取り組みたい人
  • 学校内の補習・講習・自習コーナーを使って、コツコツ勉強を進めたい人
  • 英検や探究発表など、外部の機会に挑戦してみたい人
  • 指定校推薦の枠が多い学校で、大学や専門学校など幅広い進路を考えたい人

もちろん、学校との相性は、実際に見学して判断するのがいちばんです。学校説明会・見学会の日程は、公式サイトに「令和8年度 学校説明会・見学会の日程について」というPDFで掲載されています。令和9年度の日程が出たら、早めに予約しておきましょう。

出願前のチェック
①通学経路と所要時間を、実際に確認した ②推薦を受けるか、一般に絞るかを、内申と模試の結果で決めた ③面接の志望理由を、学校の方針と結びつけて書き出した ④日程(12月18日入力開始、1月26日・27日推薦検査、2月10日志願変更、2月21日学力検査)をカレンダーに書いた。この4つがそろっていれば、出願の準備は整っています。

令和9年度(2027年)入試の日程

令和9年度の東京都立高校入試の日程は、東京都教育委員会の実施要綱(2026年9月公表)で次のように決まっています。田無高校も、この日程に沿って実施されます。

区分日程(令和9年度)
推薦に基づく選抜:入力期間令和8年12月18日(金)〜令和9年1月18日(月)17時
推薦:書類提出(必着)1月8日(金)〜1月18日(月)
推薦:検査1月26日(火)・27日(水)
推薦:合格発表2月2日(火)8時30分(合否照会サイト)/9時30分(校内掲示)
一般(第一次募集):入力期間令和8年12月18日(金)〜令和9年2月4日(木)17時
一般:志願変更(取下げ)2月10日(水)9時〜15時
一般:入学願書の再提出2月12日(金)9時〜12時
一般:学力検査2月21日(日)
一般:合格発表3月1日(月)8時30分(合否照会サイト)/9時30分(校内掲示)

出典:東京都教育委員会「令和9年度 東京都立高等学校入学者選抜実施要綱」(2026年9月公表)。面接や実技検査などは、学力検査の日以後に各学校が定める日時に行われる場合があります。志願変更ができるのは全日制に出願した人のみです。

日程全体の整理は都立入試2027の日程まとめ、志願変更の手順は都立入試2027の志願変更、調査書の変更点は都立入試2027の変更点と調査書で確認できます。

募集人員は未確認です
令和9年度の田無高校の募集人員と推薦枠は、都教委の「令和9年度都立高等学校等第一学年生徒募集人員」と、10月下旬発行予定の「東京都立高等学校募集案内」で発表されます。この記事では、令和8年度の公表値(推薦の募集64人、第一次募集の募集252人)を例として載せています。令和9年度の数字は募集案内で確認してください。

推薦に基づく選抜:配点と倍率

令和9年度の実施要綱の別表によると、田無高校の推薦に基づく選抜は、次の配点です。調査書と面接の配点が大きく、作文は200点です。

検査配点特徴
調査書(内申)500点中3の評定を換算した点。推薦全体の50%で、最も大きい
面接300点全体の30%。志望理由・中学校での取り組み・入学後にやりたいことなど
作文200点全体の20%。作文のテーマは検査当日に出題
合計1,000点推薦枠は募集人員の20%

出典:東京都教育委員会「令和9年度 東京都立高等学校入学者選抜実施要綱」別表。面接の形式(個人面接・集団討論など)は、募集案内で確認してください。

令和8年度の推薦倍率は約2.1倍

令和8年度の推薦に基づく選抜(一般推薦等)では、田無高校の募集人員が64人、応募人員が134人、合格人員が64人でした。応募人員÷募集人員で計算すると、倍率は約2.09倍です。推薦を受けた人の、およそ2人に1人が合格する計算です。一般入試の倍率(1.19倍)と比べると、推薦は倍率が高く、「内申がよければ受かる」入試ではありません。

面接が300点。いちばん差がつきやすい検査

田無高校の推薦は、面接が300点と、作文の1.5倍の配点です。面接の準備には、次の3つのステップが効果的です。

1

志望理由を「学校の言葉」で作る
田無高校の校訓(叡智・敬愛・剛健・自律)や、アドミッション・ポリシー、英検S-CBTや探究の取り組みを読み、自分が共感した点を1つ選びます。
2

中学校での経験を2つ用意する
部活動・委員会・行事・学習など、「何を頑張り、何を学んだか」を、結論→具体例→学んだことの順に話せるように準備します。
3

声に出して練習する
頭の中で考えるだけでは、本番で言葉が出てきません。家族や先生に面接官役をお願いして、30秒〜1分で答える練習を重ねます。
作文のテーマは未確認です
田無高校の作文のテーマ(検査時間・字数を含む)は、都教委が公表する「作文・小論文テーマ一覧」で確認できますが、この記事では田無高校の行を確認できませんでした。令和9年度の検査後に公表される資料と、募集案内で必ず確認してください。

作文対策の基本は、毎週1本、50分程度で書く練習です。テーマが時事的な内容でも、「事実→自分の考え→自分の経験」の型を決めておくと、本番で慌てません。面接の準備は推薦入試の面接対策も参考にしてください。

一般入試(学力検査)のしくみと点数の計算例

田無高校の一般入試(第一次募集)は、5教科の学力検査と、調査書(内申)の合計で合否が決まります。令和9年度の実施要綱では、全日制の学力検査と調査書の比率は原則7:3です。学力検査と調査書点の合計は1,000点満点で、これにスピーキングテスト(ESAT-J)の20点が加わり、総合得点は1,020点満点になります。

項目配点・計算
学力検査国語・数学・英語・理科・社会 各100点=500点を、1.4倍して700点に換算
調査書点中3の評定から「換算内申」を出して300点に換算
ESAT-J結果A〜Fで評価(Aは20点、Bは16点、Cは12点、Dは8点、Eは4点、Fは0点)
合計700点+300点+20点=1,020点満点

調査書点の計算では、学力検査を実施する5教科の評定は1倍、実技4教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)の評定は2倍にして、合計の最大が65点になります(25点+40点)。この換算内申を65で割って300をかけたものが調査書点です。くわしい計算は東京都の内申点の計算方法で説明しています。

点数の計算例(あくまで例です)

項目例の数字計算
5教科の評定の合計18(平均3.6)18×1=18
実技4教科の評定の合計15(平均3.75)15×2=30
換算内申48 / 6518+30=48
調査書点約222点48÷65×300=約222
学力検査(5教科)300点(平均60点)300×1.4=420点
ESAT-JCの場合12点12点
総合得点の例約654点 / 1,020点222+420+12=654

この計算例は、仕組みを理解するための例です。田無高校の合格ラインを示すものではありません。合格に必要な得点は年度ごとの受検者の得点によって変わります。

この例から、実技4教科の評定が調査書点に大きく効くことが分かります。実技の評定を1つ上げると、調査書点で約9.2点、主要5教科の評定を1つ上げると約4.6点上がります。一方、学力検査で平均を5点上げると、700点満点換算で35点の差になります。内申は日ごろの授業と提出物で、学力検査は日ごろの復習と過去問演習で、それぞれ積み上げていきましょう。

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過去5年の倍率の推移と、数字の読み方

倍率には2種類あります。1つは「最終応募倍率」で、志願変更が終わったあとの応募人員÷募集人員です。もう1つは、実際に受検した人数÷合格者数で計算する「実質倍率」です。都教委が最初に発表する数字は前者ですが、受検当日の欠席などで受検者数は応募者数より少なくなるため、実際の競争は少し低めになります。

年度(入試)最終応募人員最終応募倍率(第一次募集)
令和4年度(2022年)338人1.33倍
令和5年度(2023年)367人1.45倍
令和6年度(2024年)377人1.50倍
令和7年度(2025年)305人1.21倍
令和8年度(2026年)299人1.19倍

出典:東京都教育委員会「第一次募集 最終応募状況」各年度の発表(全日制・普通科の表)。令和4・5年度は男女別の表から計の欄を採用しています。

5年間の倍率は1.19倍から1.50倍の範囲です。令和6年度に1.50倍まで上がったあと、令和7年度は1.21倍、令和8年度は1.19倍と、2年続けて1.2倍前後になりました。応募人員も、令和6年度の377人から令和8年度の299人へと、78人減っています。

令和8年度は、応募299人→受検285人→合格255人

令和8年度の第一次募集では、最終応募が299人でしたが、受検人員は285人、合格人員は255人でした。受検人員÷合格人員で計算した実質倍率は約1.1倍です。応募の段階で1.19倍に見えても、実際に学力検査を受けて競う人数は、それより少なくなります。

倍率が低い年でも、油断は禁物
倍率が低いと「入りやすい」と感じますが、合否は受検者全体の得点で決まります。倍率は「どのくらいの人が受けるか」の目安として使い、合否に直結するのは、あくまで自分の得点です。倍率が低い年の翌年は、応募が増えて倍率が上がることもあります。

偏差値の見方と、合格に向けた学習の進め方

田無高校の偏差値は、民間の高校情報サイトのインターエデュでは50(新教育研究協会の模擬試験をもとにした値で、年度の記載なし)と掲載されています。偏差値は、運営している会社や、使っている模試ごとに数字が変わります。ここでは「このくらいの位置にある学校」という目安として見てください。都立高校の合否は、模試の偏差値よりも、「内申(調査書点)と当日の5教科の得点の合計」で決まります。

偏差値を使うときの注意
偏差値は、同じ模試を受けた受験生の中での自分の位置です。志望校の偏差値と自分の偏差値の差を見るときは、必ず「同じ模試・同じ年度・同じ時期」の数字で比べましょう。出典や年度がはっきりしない数字だけで、志望校を決めないでください。

時期別の学習プラン(中3)

時期やること
春〜夏(4〜8月)1・2年の復習で穴をなくす。特に英語と数学。実技4教科の提出物・授業態度を整える(実技は2倍で計算されるため)
秋(9〜11月)過去問を解き始める。都立の入試問題の形式に慣れる。2学期の評定を取りに行く。推薦を考えるなら面接の準備を始める
冬(12〜1月)12月18日からの出願入力に向けて、受験校を確定。推薦を受ける場合は1月26・27日の面接・作文の最終練習
直前(2月)2月10日の志願変更の判断。2月21日の学力検査に向けて、苦手の総点検と体調管理

田無高校は、入学後に英検S-CBTを全員が受験する学校です。入試の英語でも、英語の学力検査に加えてスピーキングテスト(ESAT-J)の20点があります。単語・文法の基礎を固めながら、音読や、英語で自分のことを話す練習を、早めに習慣にしておくと、入試と入学後の両方に役立ちます。

教科別の注意点は、数学は途中式を書く習慣、国語は記述の練習、理科・社会は用語の暗記に加えて資料やグラフを読み取る練習です。5教科すべてが各100点なので、苦手教科を放置せず、全教科で平均点を超えることを目標にします。

志望理由と面接の準備:学校の方針を読む

田無高校の推薦では、面接が300点です。学校の公式サイトの校長メッセージには、アドミッション・ポリシー(期待する生徒像)が書かれています。面接や志望理由を考えるときは、必ずこの文章を読み、自分の経験と結びつけて話せるようにしましょう。

面接で聞かれやすい質問(例)

  • この学校を志望した理由は何ですか。
  • 中学校生活で、いちばん力を入れたことは何ですか。
  • 高校で挑戦したいこと(学習・部活動・行事・探究)は何ですか。
  • 英語や探究の取り組みについて、どう考えますか。
  • 将来の夢や、そのために高校で学びたいことはありますか。

上の質問は、面接の準備のために作った練習用の例です。実際の質問内容は年度や面接官によって変わります。

回答のコツは、「結論→理由→具体的な経験」の順に、1つの答えを30秒〜1分でまとめることです。たとえば志望理由なら、「探究的な学びに取り組める学校だから」という結論に、「中学校の総合学習で調べて発表した経験が楽しかった」という具体例を添えると、学校の方針とつながった話になります。

併願校の考え方:志願変更と私立の併願

都立高校の入試では、第一次募集に出願したあと、2月10日に志願変更(取下げ)、2月12日に入学願書の再提出という手続きがあります。最終応募状況を見て、他の都立高校に出願先を変更できる仕組みです。ただし、全日制に出願した人のみが対象です。手続きの詳細は都立入試2027の志願変更で確認してください。

都立高校の第一次募集の合格発表は3月1日と遅いため、多くの受験生が、2月上旬の私立高校の入試を併願として受けます。私立の併願優遇や内申基準の考え方は東京の私立高校の併願優遇と内申基準、内申の目安ごとの併願パターンは内申が中くらいの人の都立併願・内申が高めの人の都立併願で整理しています。

多摩エリアの中堅校の比べ方は多摩11市の中堅高校、私立との組み合わせは多摩エリアの私立高校の比較が参考になります。

保護者のかかわり方

田無高校のように、面接の配点が大きい推薦を考えるご家庭では、次の3点を意識してみてください。

  • 日程の管理を一緒にする:出願の入力期間、志願変更の日、検査日は、カレンダーに書いて家族で共有しましょう。
  • 面接の練習相手になる:親子で向き合うと照れくさいものですが、30秒〜1分で答える練習を週に数回するだけで、話し方が変わります。
  • 通学経路を一度、一緒に歩いてみる:駅から徒歩18分、またはバスの乗り継ぎになるため、説明会や見学のときに、実際の所要時間を確認しておくと安心です。

インターネット出願の入力と、書類の提出期間(推薦は1月8日〜18日)を分けて確認し、直前に慌てないようにしましょう。

よくある質問

Q. 田無高校の倍率は高いですか?

A. 令和8年度の最終応募倍率は1.19倍で、過去5年は1.19〜1.50倍でした。実際に受検して競う人数で見た実質倍率は、令和8年度で約1.1倍です。ただし、倍率が低くても合否は得点で決まります。

Q. 推薦入試で、面接はどのくらい大事ですか?

A. 令和9年度の配点では、面接が300点で、調査書500点に次ぐ大きさです。作文200点の1.5倍にあたるので、面接の準備には時間をかけましょう。

Q. 推薦と一般は、どちらで受けるのがよいですか?

A. 推薦は令和8年度で倍率が約2.1倍でした。推薦は不合格でも一般で受験できるため、推薦に挑戦する場合も、一般入試の5教科の準備は並行して進めるのが安全です。

Q. 内申はどのくらい必要ですか?

A. 田無高校が内申の基準を公表しているわけではありません。調査書点は一般で300点、推薦で500点と、どちらも大きな配点です。自分の換算内申(65点満点)と模試の判定を一緒に見て、担任の先生や塾の先生と相談して決めてください。

Q. 部活動と勉強は両立できますか?

A. 公式サイトには、部活動は20以上あり加入率が高いと紹介されています。一方で、習熟度別・少人数授業、夏期講習、自習コーナーなど、学校内で勉強を進める環境も紹介されています。入学後の時間の使い方は、説明会で聞いてみましょう。

Q. 令和9年度の募集人員はいつ分かりますか?

A. 東京都教育委員会の「令和9年度都立高等学校等第一学年生徒募集人員」と、10月下旬発行予定の「東京都立高等学校募集案内」で発表されます。発表後に、この記事の数字を確認してください。

Q. 田無高校の作文のテーマは何ですか?

A. この記事では確認できませんでした。都教委が公表する「作文・小論文テーマ一覧」と募集案内で確認してください。作文は事前にテーマが分からないため、毎週1本書く練習が役立ちます。

Q. 通学は大変ですか?

A. 西武新宿線の田無駅南口から徒歩18分、またはバスを使う方法があります。JR中央線の武蔵境駅・吉祥寺駅からも関東バスで通えます。ご自宅からの所要時間は、実際の経路で確認してください。

エスペランサアカデミーのサポート
都立田無高校合格まで、入試の形式に合わせて伴走します
1模試の管理と毎回の分析
東京都で受験者の多い「都立Vもぎ」や「都立そっくりもぎ」などを、一緒に選んで受験日程を管理します。結果は毎回、科目別・単元別に分析して、次の模試までの課題にします。
2全教科で、穴をなくす
学力検査(一般入試)は国語・数学・英語・理科・社会の5教科です。理科・社会も含めて、穴をなくします。推薦入試がある場合は、面接や作文などの対策も行います。
3内申対策もします
調査書(内申)が選考に使われます。定期テスト対策と提出物の管理で、内申点を上げる対策もします。
4学習計画を立てます
今日から入試日まで逆算して、月ごと・週ごとの計画を一緒に立て、毎週見直します。
5都立田無高校向けのオリジナル教材
都立田無高校の出題形式・配点に合わせて、オリジナル教材を作成します。
6都立入試に強い講師が担当
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