結論:愛知の一般選抜は2027年2月24日。点数の重みは学校ごとに違う
- 一般選抜は、出願が2027年2月8日〜16日、学力検査が2月24日、合格発表が3月8日で、推薦選抜と特色選抜は2月4日に行われます。
- A・Bグループは面接や特別検査の日を分ける区分で、Aは2月25日、Bは2月26日です。2校に出願するときは別グループから選びます。
- 一般選抜は評定得点(最高90点)と5教科の学力検査(最高110点)を使い、足し方は学校が方式Ⅰ〜Ⅴから決めます。
- 2027年度入試から調査書情報に性別・行動の記録・出欠の記録が登録されなくなります。最終的な募集の内容は、愛知県教育委員会の公式資料で確認してください。
必ず各教育委員会・学校・公的機関の最新の公式情報で確認してください。
📅 2027年度の愛知県公立高校入試はいつ?日程の全体像
2027年度(令和9年度)の愛知県公立高校の全日制一般選抜は、出願が2027年2月8日から2月16日、学力検査が2027年2月24日、合格発表が2027年3月8日です。
推薦選抜と特色選抜は、それより早く2027年2月4日に面接などが行われ、合格発表は2027年2月8日です。
この日程は、愛知県教育委員会「令和9年度 愛知県公立高等学校入学者選抜 実施日程」に書かれている日付です。
愛知県教育委員会の入試情報ページは、2026年10月15日に更新されています。
まずは、全日制課程の日程を表で見てみましょう。
| 選抜の種類 | 出願 | 検査 | 合格発表 |
|---|---|---|---|
| 連携型選抜 | 2027年1月18日(月)〜1月25日(月) | 2027年1月27日(水)面接等 | 2027年1月29日(金) |
| 推薦選抜 | 2027年1月25日(月)〜2月1日(月) | 2027年2月4日(木)面接(音楽科の特別検査は2月4日・5日) | 2027年2月8日(月) |
| 特色選抜 | 2027年1月25日(月)〜2月1日(月) | 2027年2月4日(木)面接・入学検査(5日にも行う場合あり) | 2027年2月8日(月) |
| 外国人生徒等選抜 | 2027年1月25日(月)〜2月1日(月) | 2027年2月4日(木)面接・学力検査 | 2027年2月8日(月) |
| 全日制単位制選抜 | 2027年1月25日(月)〜2月1日(月) | 2027年2月4日(木)面接・入学検査 | 2027年2月8日(月) |
| 一般選抜 | 2027年2月8日(月)〜2月16日(火) | 2027年2月24日(水)学力検査 | 2027年3月8日(月) |
| 海外帰国生徒選抜 | 2027年2月8日(月)〜2月16日(火) | 2027年2月24日(水)学力検査 | 2027年3月8日(月) |
一般選抜では、出願したあとに志願先を変える「志願変更」の日が2027年2月17日(水)に決まっています。
面接や特別検査を行う学校では、Aグループが2027年2月25日(木)、Bグループが2027年2月26日(金)です。
つまり、学力検査は全員が同じ2月24日に受けて、そのあとの面接や特別検査の日だけがグループで分かれます。
このA・Bグループの意味は、あとの章で順番に説明します。
定時制・通信制の日程
定時制課程は、出願が2027年1月28日から2月4日、志願変更が2月5日、面接と入学検査が2月12日、合格発表が2月18日です。
通信制課程の旭陵高校と刈谷東高校は、前期と後期の2回に分けて行われます。
前期は出願が2027年1月12日から1月19日、検査が1月24日、合格発表が1月27日です。
後期は出願が2027年3月11日から3月18日、検査が3月23日、合格発表が3月24日です。
この記事では、多くの保護者が関わる全日制課程を中心に説明します。

🗂️ 愛知の入試は「選抜の種類」がいくつもある
愛知県の全日制課程には、推薦選抜、特色選抜、一般選抜などの種類があり、受けられる選抜は学校と学科ごとに違います。
「入試は2月24日の1回だけ」と思っていると、2月4日の推薦選抜や特色選抜を見逃してしまいます。
愛知県教育委員会「入学者選抜方法の概略」(2026年7月発行)には、各選抜の定員の割合と検査の内容が整理されています。
主な選抜を、次の表にまとめました。
| 選抜 | 実施する学校 | 定員の考え方 | 主な検査 |
|---|---|---|---|
| 推薦選抜 | 全校 | 普通科は入学定員の10%〜15% | 面接(学科によって特別検査) |
| 特色選抜 | 高校が実施するかどうかを決める | 高校が20%以内で設定 | 面接と、作文・基礎学力検査・プレゼンテーション・特別検査のうち高校が選んだもの |
| 一般選抜 | 全校 | 推薦選抜などの合格者を除いた人数 | 学力検査(国語・数学・社会・理科・外国語)、調査書。高校によって面接 |
| 全日制単位制選抜 | 単位制の9校 | 高校が20%以内で設定 | 面接と、作文・基礎学力検査・プレゼンテーションから高校が選んだもの |
| 外国人生徒等選抜 | 12校 | 5%以上で高校が設定 | 面接、国語・数学・外国語をまとめた学力検査 |
| 海外帰国生徒選抜 | 9校(学科を含む) | 普通科10%、専門学科30% | 面接、国語・数学・外国語 |
| 連携型選抜 | 5校 | 高校が30%以上で設定 | 面接と「学習のまとめ」の発表 |
表の数字は、すべて「入学者選抜方法の概略」にある値です。
とくに多くの中学生に関係するのは、推薦選抜、特色選抜、一般選抜の3つです。
推薦選抜と特色選抜はどう違う?
推薦選抜は、中学校長の推薦が必要で、検査は面接が中心です。
特色選抜は、高校が出願資格や検査の中身を決める選抜で、面接に加えて作文や基礎学力検査などが行われます。
愛知県教育委員会のQ&Aには、推薦選抜と特色選抜は併願できないと書かれています。
ただし、推薦や特色で不合格になった場合でも、一般選抜で別の高校に出願することはできます。
一般選抜は2月24日の学力検査が中心
一般選抜は、全日制の多くの中学生が受ける選抜です。
調査書の評定と、国語・数学・社会・理科・外国語の5教科の学力検査の得点をもとに、各高校が合否を決めます。
英語(外国語)には聞き取りの検査があります。
面接を行うかどうかは、高校が自分たちで決めます。
🧮 一般選抜の点数は「評定90点+学力検査110点」
愛知県の一般選抜では、評定得点が最高90点、学力検査の合計が最高110点で、あわせて最高200点が基礎になります。
ここでいう評定得点は、調査書にある9教科の評定の合計(最高45)を2倍した数字です。
愛知県教育委員会「入学者選抜に関するQ&A」には、この計算が書かれています。
「校内順位の決定方式」の資料(2026年7月7日付)には、学力検査は国語・数学・社会・理科・外国語の5教科で、1教科の最高が22点と書かれています。
22点が5教科で、合計は110点になります。
| 項目 | 中身 | 最高点 |
|---|---|---|
| 評定得点 | 調査書の評定の合計(最高45)を2倍にした数 | 90点 |
| 学力検査の得点 | 国語・数学・社会・理科・外国語の5教科(1教科の最高22点) | 110点 |
| 基礎になる合計 | 評定得点+学力検査の得点(方式Ⅰの場合) | 200点 |
ただし、この200点がそのまま合否になるわけではありません。
各高校は、あとで説明する「方式Ⅰ〜Ⅴ」のどれかを選んで、評定と学力検査のどちらをより重くみるかを決めます。
調査書にある評定とは
評定は、中学校の通知表にある5段階の成績です。
調査書は、中学校が作って高校に出す書類で、愛知県ではWeb出願のしくみで登録されます。
Q&Aによると、調査書には第3学年の学習の記録、総合的な学習の時間の記録、総合所見などが登録され、中学校の進学指導委員会で話し合って作られます。
同じ「オール4」でも、学力検査の点によって順位は変わります。
逆に、学力検査が少し苦手でも、評定が高ければ順位が上がる方式の学校もあります。
学力検査を受ける学校は第1志望校
Q&Aには、一般選抜の学力検査は第1志望校で受検すると書かれています。
2校に出願する場合でも、検査場に行くのは第1志望の学校です。
受検当日の持ち物として、受検票と定規(分度器がないもの)が必要で、計算機能や通信機能のない時計は持ち込めます。
スマートフォンなどは持ち込めません。

🔀 A・Bグループと尾張・三河学区、2校出願のしくみ
愛知県の普通科は「尾張学区」と「三河学区」に分かれ、さらに高校がAグループとBグループに分けられていて、2校に出願するときは同じ群の別グループから1校ずつ選びます。
専門学科と総合学科は、全県が1つの学区です。
これは、愛知県教育委員会「入学者選抜に関するQ&A」(令和9年度向け)の内容です。
| 区分 | 学区 | 出願のルール |
|---|---|---|
| 普通科(尾張) | 尾張学区。第1群と第2群に分かれる | 2校出願は同じ群の別グループから1校ずつ |
| 普通科(三河) | 三河学区 | 2校出願はA・Bの別グループから1校ずつ |
| 専門学科・総合学科 | 全県1学区 | 別グループから選ぶ。普通科との組み合わせも別グループが必要 |
同じグループの2校には出願できません。
同じ高校の普通科と専門学科は、同じグループにあたるため、併願できません。
また、第1群と第2群の両方に入っている「1・2群共通校」では、出願するときに第1群か第2群かを決めます。
A・Bグループで何が違う?
実施日程によると、学力検査は2027年2月24日に全員が受けます。
面接や特別検査の日が、Aグループは2027年2月25日、Bグループは2027年2月26日です。
Q&Aには、A・Bグループの合格発表日は同じだと書かれています。
つまり、グループは「合格しやすさ」ではなく、面接などを受ける日を分けるための区分です。
2校に出願すると、日程がぶつからないように、別グループから選ぶ決まりになっています。
志願変更のルール
出願後の志願変更は、2027年2月17日の1日です。
Q&Aによると、変更できるのは第1志望か第2志望のどちらか1校1学科だけです。
志望の順番を入れ替えるだけの変更はできません。
普通科から普通科への変更は、同じ群の中に限られます。
同じ高校の中で普通科から商業科のように学科を変える変更は、できます。
締め切りのあとで、新しい学校を追加で出願することはできません。
学区外の普通科に出願するとき
学区外の普通科に出願する場合は、「学区外高等学校出願申請」をして、一家転住を証明する画像データを登録します。
愛知県では、2024年度入試から全課程でWeb出願が始まっていて、紙の願書は使いません。
このため、出願の期間内に、保護者のスマートフォンやパソコンでの手続きが必要です。
⚖️ 校内順位の決定方式Ⅰ〜Ⅴ:評定と学力検査の重さは学校で違う
愛知県の一般選抜では、各高校が方式Ⅰ〜Ⅴのどれかを選び、評定得点と学力検査の得点を足すときの重みを決めています。
愛知県教育委員会「一般選抜の面接実施と校内順位の決定方式」(2026年7月7日付)に、この方式が書かれています。
方式の計算式は、次の表のとおりです。
| 方式 | 計算式 | 計算上の満点 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Ⅰ | 評定得点+学力検査得点 | 200点 | 同じ重さで扱う |
| Ⅱ | 評定得点×1.5+学力検査得点 | 245点 | 評定をやや重くみる |
| Ⅲ | 評定得点+学力検査得点×1.5 | 255点 | 学力検査をやや重くみる |
| Ⅳ | 評定得点×2+学力検査得点 | 290点 | 評定を強く重くみる |
| Ⅴ | 評定得点+学力検査得点×2 | 310点 | 学力検査を強く重くみる |
「計算上の満点」は、評定得点90点と学力検査110点を式に入れて、この記事で計算した数字です。
この資料では、各高校がこの数値を基礎資料にして、総合的に校内順位を決めると説明されています。
数字の例(架空の計算)
たとえば、評定の合計が36(9教科の平均が4)で、学力検査の合計が80点だったとします。
評定得点は36×2で72点です。
方式Ⅰなら72+80で152点、方式Ⅱなら108+80で188点、方式Ⅲなら72+120で192点です。
方式Ⅳなら144+80で224点、方式Ⅴなら72+160で232点です。
これは説明のための計算で、実際の合否や合格ラインを示すものではありません。
同じ生徒でも、方式がちがえば、校内での位置づけは変わることがあります。
どの方式の学校が多い?
同じ資料の参考2によると、全日制198校のうち、方式Ⅰが66校(33.2%)で最も多く、次に方式Ⅴが56校(28.1%)です。
方式Ⅲは34校(17.1%)、方式Ⅱは23校(12.1%)、方式Ⅳは19校(9.5%)です。
普通科だけでみると、方式Ⅴが47校(45.2%)で最も多く、方式Ⅲが27校(26.0%)、方式Ⅰが22校(21.2%)です。
総合学科では、方式Ⅰが44校(46.3%)で最多です。
普通科で学力検査を強くみる学校が多い、という傾向が数字から読みとれます。
面接をする学校は少ない
一般選抜で面接を行う学校は、全体で11校(5.5%)、行わない学校は187校(94.5%)です。
普通科で面接を行うのは6校(5.8%)で、尾張学区が3校、三河学区が3校です。
総合学科では5校(5.3%)が面接を行います。
志望校が面接を行うかどうかは、この資料の別紙の一覧で、高校ごとに調べられます。
🆕 2027年度入試の主な変更点
2027年度の愛知県公立高校入試では、調査書の登録事項から3つの項目がなくなることと、校内順位の決定方式を変える学校があることが、大きな変更点です。
どれも、愛知県教育委員会が2026年に出した資料に書かれています。
変更点1:調査書から「性別」「行動の記録」「出欠の記録」がなくなる
愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、豊橋市教育委員会が出したリーフレット(2026年4月)には、2027年4月に入学する人が受ける入試から、調査書情報の表面の3項目をなくすと書かれています。
| なくなる項目 | 資料に書かれている理由 |
|---|---|
| 性別 | 選抜の資料ではなく本人を区別する情報として登録してきたが、多様性を大切にする流れの中で、個人情報として慎重に扱う必要があるため。登録されていると選抜に使われていると誤解されるおそれもあるため。 |
| 行動の記録 | 教育支援センターや自宅でのICTを使った学びが増え、中学校で評価するのがむずかしい場合があり、選抜の資料として公平に扱いにくくなるおそれがあるため。 |
| 出欠の記録(中学2年・3年の欠席日数) | 教育支援センターなどでの学習日数や、自宅でのICTを使った学習日数を、指導要録の上で「出席日数」として扱えるようになり、出席についての考え方が変わったため。 |
つまり、中学2年と3年の欠席日数は、調査書情報に登録されなくなります。
登録される項目が減るという点が、2027年度入試の大きな特徴です。
ただし、各高校の選抜がどう行われるかは、募集の資料で確認する必要があります。
変更点2:校内順位の決定方式を変える7つの学校・学科
「校内順位の決定方式」の資料には、2027年度に方式を変える学校と学科が7つあげられています。
| 学校・学科 | 2027年度の方式 | 2026年度の方式 |
|---|---|---|
| 春日井工科(工業) | Ⅳ | Ⅰ |
| 一宮工科(工業) | Ⅳ | Ⅰ |
| 稲沢緑風館(普通) | Ⅳ | Ⅲ |
| 稲沢緑風館(農業) | Ⅳ | Ⅰ |
| 常滑(普通) | Ⅰ | Ⅲ |
| 豊田南(普通) | Ⅴ | Ⅲ |
| 三谷水産(水産) | Ⅰ | Ⅳ |
志望校がこの7つに入っている場合は、前の年の情報を使わず、2027年度の方式で考える必要があります。
変更点3:特色選抜の実施校
「特色選抜の実施校・学科と検査内容」(2026年7月7日付)によると、2027年度の特色選抜は75校(1校舎)、111学科で行われます。
新しく実施するのは、春日井東(普通・プレゼンテーション)と犬山(普通・基礎学力検査)です。
実施しなくなるのは、中村(普通)、一宮工科(工業)、碧南(普通)です。
また、惟信高校の未来探究科は、検査が作文(400字)からプレゼンテーションに変わります。
| 検査内容(面接に加えて行うもの) | 校数 | 学科数 |
|---|---|---|
| 作文(400字) | 10校(1校舎) | 16学科 |
| 作文(600字) | 1校 | 1学科 |
| 基礎学力検査 | 39校 | 62学科 |
| プレゼンテーション | 26校 | 30学科 |
| 特別検査(実技試験) | 2校 | 2学科 |
校数は検査内容ごとに数えているため、同じ学校が複数の検査を行う場合があり、合計は75校とは一致しません。

📝 推薦選抜・特色選抜で何をするのか
推薦選抜は面接が中心で、特色選抜は面接に加えて作文・基礎学力検査・プレゼンテーションなどのうち高校が決めた検査を受けます。
愛知県教育委員会のQ&Aには、面接で聞かれる内容は、中学校生活、趣味や特技、進路の希望などで、教科の内容は聞かれないと書かれています。
面接でよく聞かれる内容の考え方
- 中学校でがんばったこと
- その学校を選んだ理由
- 高校でやってみたいこと
- 将来どんな仕事や学びを考えているか
上の4つは、愛知県が公表した質問のジャンルをもとに、ご家庭で話し合うためにこの記事で整理した例です。
実際の質問は、学校によって違います。
特色選抜の検査を調べるには
特色選抜の検査は、学校と学科ごとに違います。
たとえば、小牧工科高校の機械・航空産業・自動車・電気科では、紙を使って立体をつくる特別検査があります。
三好高校のスポーツ科学科では、スポーツの種目別の実技が行われます。
志望校の検査内容は、愛知県教育委員会「特色選抜の実施校・学科と検査内容」で確認できます。
音楽科などの特別検査
実施日程によると、特別検査があるのは、デザイン科、スポーツ科学科、美術科、国際英語科、国際教養科、国際探究科、音楽科などです。
推薦選抜の特別検査は2027年2月4日で、音楽科だけは2月4日と2月5日の2日間です。
一般選抜の特別検査は、Aグループが2月25日、Bグループが2月26日です。
🌱 欠席が多い人・外国につながる人のための選抜
愛知県には、長期欠席の経験がある人や、外国につながる人、海外から帰国した人のための選抜があります。
どれも、入学者選抜方法の概略とQ&Aに書かれています。
| 選抜 | 対象 | 検査 |
|---|---|---|
| 全日制単位制選抜 | 中学2年・3年のいずれかまたは両方で、年間30日程度以上欠席した人(9校) | 面接と、作文・基礎学力検査・プレゼンテーションから高校が選んだもの |
| 長期欠席者等選抜 | 第3学年の欠席日数が、出席すべき日数の半分以上の人 | 推薦・特色・特別選抜を除く全校・全学科で実施 |
| 外国人生徒等選抜 | 小学4年生以降に編入した人、または入国後6年以内の人 | 個人面接、国語・数学・外国語をまとめた学力検査(45分、漢字にルビあり) |
| 海外帰国生徒選抜 | 海外に2年以上住み、帰国後2年以内の人 | 面接、国語・数学・外国語 |
全日制単位制選抜や長期欠席者等選抜では、欠席の事情を「欠席に関する自己申告」として、Web出願システムから出せます。
Q&Aには、保健室登校や教育支援センターでの指導日数も含められると書かれています。
長期欠席者等選抜は、事前に中学校の先生と相談してから申請します。
お子さんの状況の見方や、最終的にどの選抜を受けるかは、中学校の先生と話し合って決めてください。
第2次選抜(欠員が出た学校だけ)
全日制の第2次選抜は、3月中旬に、欠員が出た学校で行われます。
Q&Aによると、愛知県内の国公私立高校を受けて、どこにも合格しなかった人が対象です。
県内の私立高校に合格した人は、対象外です。
専修学校だけを受けた人も、対象外です。
⚠️ よくある勘違い
愛知県の入試でよくある勘違いは、A・Bグループを難易度の区分だと思うこと、評定の重さをどの学校でも同じと考えること、2月24日だけが入試日だと思うことです。
| 勘違い | 実際に資料に書かれていること |
|---|---|
| A・Bグループは難しさの区分 | 面接や特別検査の日が2月25日か2月26日かを分ける区分。合格発表日は同じ。 |
| どの学校も評定と学力検査は同じ割合 | 方式Ⅰ〜Ⅴがあり、高校ごとに評定と学力検査の重みが違う。 |
| 入試は2月24日の1回だけ | 2月4日に推薦選抜・特色選抜がある。第2次選抜は3月中旬。 |
| 推薦選抜と特色選抜は両方受けられる | 併願はできない。不合格のときは一般選抜に出願できる。 |
| 同じ高校の普通科と専門学科なら併願できる | 同じグループにあたるため、併願できない。 |
| 欠席日数は調査書情報に登録される | 2027年度入試から、中学2・3年の欠席日数の登録がなくなる。 |
| 1年前の方式がそのまま使える | 7つの学校・学科は方式が変わる。 |
この7つの勘違いは、Q&Aや実施日程の内容と、受験をする保護者の質問を想像して、この記事で整理したものです。
👨👩👧 ご家庭でできること・チェックリスト
まず、志望校の「選抜の種類」「方式」「面接の有無」の3つを、愛知県教育委員会の資料で調べることから始めましょう。
次のチェックリストを、順番に見ていってください。
- 志望校は尾張学区か三河学区か、普通科か専門学科かを確認する。
- 志望校が属するグループ(A・B)と、第2志望の候補が別グループかを確認する。
- 志望校の校内順位の方式(Ⅰ〜Ⅴ)を、別紙の一覧で確認する。
- 志望校が一般選抜で面接を行うかを確認する。
- 推薦選抜や特色選抜を受けるかどうかを、中学校の先生と相談する。
- Web出願で使うメールアドレスや機器を、家庭で準備する。
- 2月4日・2月24日・2月25日・2月26日・3月8日の日付を、カレンダーに書く。
数字を使った学習計画の考え方
評定得点は最高90点、学力検査は最高110点です。
方式Ⅴの学校では、学力検査の得点が2倍になるため、5教科それぞれで1点を積み上げることが大切になります。
方式Ⅳの学校では、評定が2倍になるため、定期テストや提出物の積み重ねが大切になります。
これは、方式の計算式から考えられる一つの考え方で、ご家庭の状況で変わります。
時間がたりないときは
すべての教科を一度に仕上げようとせず、志望校の方式にあわせて、優先する教科を決めてみてください。
学習の進め方に迷ったときは、中学校の先生や、塾・家庭教師などに相談する方法もあります。
✅ 今週やること:志望校の「3点セット」を調べる
今週のうちに、志望校の方式・面接の有無・特色選抜の有無の3つを調べて、紙に書き出してください。
調べる場所は、愛知県教育委員会の高等学校教育課のホームページです。
問い合わせ先は、高等学校教育課 進路指導グループ(電話052-954-6786)と資料に書かれています。
- 愛知県教育委員会の入試情報ページを開き、「実施日程」と「入学者選抜方法の概略」を保存する。
- 「一般選抜の面接実施と校内順位の決定方式」の別紙で、志望校の行を見る。
- 「特色選抜の実施校・学科と検査内容」で、志望校の行を見る。
- お子さんと一緒に、2月4日と2月24日のどちらを受けるつもりか、話し合う。
- わからないことは、中学校の進路担当の先生に、メモを持って相談する。
日付や方式は、今後の公表で変わることがあります。
最新の情報は、愛知県教育委員会の公式ページで確認してください。
❓ よくあるご質問
2027年度の愛知県公立高校の一般選抜はいつですか?
出願は2027年2月8日から2月16日、学力検査は2027年2月24日、合格発表は2027年3月8日です。面接や特別検査があるときは、Aグループが2月25日、Bグループが2月26日です。
A・Bグループは合格のしやすさに関係しますか?
資料には、面接や特別検査の日を分ける区分として書かれています。合格発表日は同じです。2校に出願するときは、別グループから1校ずつ選びます。
尾張学区と三河学区はどう違いますか?
普通科の学区です。尾張学区は第1群と第2群に分かれます。専門学科と総合学科は全県が1学区です。学区外の普通科に出願するときは、学区外出願の申請が必要です。
一般選抜の点数はどう決まりますか?
評定得点(評定の合計45を2倍して最高90点)と、5教科の学力検査(最高110点)を使います。足し方は、各高校が方式Ⅰ〜Ⅴから選びます。
2027年度から調査書はどう変わりますか?
調査書情報の表面から、性別、行動の記録、出欠の記録(中学2・3年の欠席日数)がなくなります。2027年4月に入学する人が受ける入試から適用されます。
推薦選抜と特色選抜は両方出願できますか?
併願はできません。どちらかで不合格だった場合は、一般選抜で別の高校に出願できます。
志願変更はできますか?
2027年2月17日に、第1志望か第2志望のどちらか1校1学科について変更できます。志望の順番を入れ替えるだけの変更や、新しい学校の追加はできません。
欠席が多いと受けられない選抜がありますか?
全日制単位制選抜や長期欠席者等選抜のように、欠席が多い人のための選抜があります。申請の前に、中学校の先生と相談してください。
📚 参考にした公的資料
- 愛知県教育委員会「令和9年度 愛知県公立高等学校入学者選抜 実施日程」(愛知県教育委員会 高等学校教育課)
- 愛知県教育委員会「入学者選抜方法の概略」(令和8年〈2026年〉7月発行)
- 愛知県教育委員会「令和9年度 入学者選抜に関するQ&A」
- 愛知県教育委員会「一般選抜の面接実施と校内順位の決定方式」(2026年7月7日)
- 愛知県教育委員会「特色選抜の実施校・学科と検査内容」(2026年7月7日)
- 愛知県教育委員会・名古屋市教育委員会・豊橋市教育委員会「公立高校の入試の調査書情報が変わります」(2026年4月)
- 愛知県教育委員会 報道発表「令和9年度愛知県公立高等学校入学者の募集について」(2026年10月13日)
- 愛知県教育委員会 高等学校教育課 入学者選抜ページ(2026年10月15日更新)


