結論:愛媛県立松山南高等学校の入試の要点
- 令和9年度入試は、特色の検査が1月29日、一般の学力検査が3月4日・5日、合格発表が3月18日
- 普通科の特色の実績倍率は3倍台。一般は令和6〜8年度で1.04〜1.15倍
- 全日制に普通科と理数科があり、SSHでSTEAM教育やデータサイエンスに取り組む
- 内申点の目安は36〜40。出願資格など学校別の数字は募集要項で確認
必ず学校の公式情報で確認してください。
🏫 松山南高等学校とはどんな学校か
愛媛県立松山南高等学校(通称:松山南高校)は、松山市末広町にある県立高校です。全日制の本校には、普通科と理数科があります。創立130年を超える歴史があると、学校の生徒募集のお知らせに書かれています。
この記事は、中学3年生と保護者の方が、2027年度(令和9年度)の入試に向けて、松山南高校の特色と入試のしくみを整理するためのものです。令和9年度の学校別の数字(募集人員や出願資格など)は、まだ公表されていないため、県の公表した日程と、過去の実績を分けて書きます。
学校の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学校名 | 愛媛県立松山南高等学校 |
| 所在地 | 〒790-8506 愛媛県松山市末広町11番地1 |
| 電話 | (089)941-5431(代表) |
| 学科(全日制) | 普通科、理数科 |
| 校訓 | 「自らを律せよ」 |
| アクセス | 伊予鉄道 松山市駅から徒歩約6分(進研ゼミ高校入試情報サイトより) |
最寄りの松山市駅から歩いて通える距離にあります。通学にかかる時間は、学校選びのときに家族で確かめておきたい点です。
この記事の読み方
- 「令和9年度」と書いてある日程は、愛媛県の公表にもとづくものです。
- 「令和6〜8年度」などと書いてある数字は、これまでの実績です。令和9年度の数字ではありません。
- 募集人員や出願資格など、学校ごとの令和9年度の数字は、県教育委員会の「入学者募集要項」と学校の生徒募集要項で確かめてください。
📜 歴史と教育方針
松山南高校は、創立130年を超える伝統校です。校訓は「自らを律せよ」です。学校の生徒募集のお知らせには、志高く、未来を切りひらく人材の育成を目指すと書かれています。
学校が大切にしていること
- 特色ある文化・スポーツ部活動を活発にすること
- 国際理解教育を進めること
- 理数教育を充実させること
- 学習と部活動を、高いレベルで両立させること
求める生徒像(学科ごと)
| 学科 | 学校が示している生徒像 |
|---|---|
| 共通 | 「自らを律せよ」の精神を理解し、高い志を持って学び続ける生徒。仲間を尊重し、切磋琢磨して「文武両道」をめざす生徒 |
| 普通科 | 文系・理系の枠にとらわれず、基礎基本を重視し、自ら学び自ら考える生徒 |
| 理数科 | 理数系の教科への探究心を持ち、自ら学び自ら考える生徒 |
「文武両道」は、勉強と部活動の両方に取り組むという意味です。部活動を続けながら、受験勉強の時間をどのようにつくるか。中学校の部活動を引退したあとの時間の使い方が、ひとつの練習になります。
🎓 学科・コースと学校生活・部活動
普通科と理数科
| 学科 | 令和8年度の募集定員 | 特色入学者選抜の募集人員(令和8年度) |
|---|---|---|
| 全日制 普通科 | 320名 | 定員の約10% |
| 全日制 理数科 | 40名 | 定員の約20% |
上の数字は令和8年度の実績です。令和9年度の募集定員は、県教育委員会の「入学者募集要項」で確かめてください。
SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の取り組み
松山南高校は、文部科学省が指定するSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の学校です。学校のSSHのページには、「Society5.0の実現に向けた未来創造型科学技術人材の育成」を掲げ、STEAM教育とデータサイエンスを進めると書かれています。ページに載っている最新の実績は令和4年度です。
| 取り組み | 内容(学校のSSHページより) |
|---|---|
| STEAM探究 | 教科の枠をこえた授業で、社会の課題を見つけ、課題研究に取り組む。レゴ SPIKEプライムを使った学習は、全校生徒が履修する |
| データサイエンス | 学校設定科目「データサイエンス」を設けている。愛媛大学データサイエンスセンターと連携し、統計的なデータ分析を取り入れた課題研究を行う |
| 国際交流 | ハワイ大学とのSTEAM交流、台湾・建國高級中学との英語プレゼン発表会、アメリカの高校との共同研究など |
| ロボティクス | VEX Roboticsを使った教育を、アメリカのMaryknoll High Schoolと連携して行う |
| 地域への還元 | 科学研究研修会「えひめサイエンスチャレンジ」の開催。小中学生向けのSTEAM交流会も開く |
これらの取り組みは、普通科と理数科の両方の生徒に関わるものとして、学校のページに書かれています。理数科については、国際科学系コンテストへの出品率が85.0%という数字が載っています。
部活動
学校の生徒募集のお知らせには、普通科の特色入学者選抜の中に、部活動の取り組みや成果を重視する枠があると書かれています(令和6年度は定員の約3%、上限約10人と記載)。くわしい部の一覧は、学校の公式サイトで確かめてください。
📊 偏差値・難易度の目安
偏差値は、模試の種類や実施時期で変わります。ここでは、民間の入試情報サイトが示している目安を紹介します。数字は合否を決めるものではなく、学校選びの参考にとどめてください。
| 情報源 | 目安 | メモ |
|---|---|---|
| 進研ゼミ 高校入試情報サイト | 偏差値の目安:55〜59(普通科・理数科とも) | 2026年度の合格可能性判定模試のB判定値にもとづく |
| 同サイト(内申点の目安) | 36〜40 | 9教科・5段階の評定を、1学年あたり45点満点で見たときの目安 |
| 同サイト(合格者の模試データ) | 普通科の合格者の平均405点・最高455点 | 中3の11月に受けた判定模試の点数 |
偏差値の目安は「民間サイト調べ、模試で異なる」ものです。数字は、合格を約束するものではありません。
近い難易度の学校
進研ゼミのサイトでは、松山南高校を見ている人が一緒に見ている高校として、次の学校が挙げられています。括弧内は同サイトの偏差値の目安です。
| 学校 | 目安 |
|---|---|
| 松山東高校(公立) | 55〜59 |
| 松山北高校(公立) | 50〜54 |
| 松山中央高校(公立) | 45〜49 |
| 伊予高校(公立) | 45〜49 |
| 松山商業高校(公立) | 45〜49 |
| 愛媛大学附属高校(国立) | 50〜54 |
| 済美高校(私立) | 40〜59 |
| 新田高校(私立) | 39以下〜59 |
これは「他の人が一緒に見ている学校」の一覧であり、学校同士の順位づけではありません。
📈 倍率の推移(令和6〜8年度の実績)
下の表は、進研ゼミの高校入試情報サイトに載っている、令和6〜8年度の実績です。令和9年度の倍率ではありません。特色の倍率は「志願者数÷内定者数」、一般の倍率は「志願者数÷募集人員」で計算されています。
| 学科・選抜 | 令和6年度(実績) | 令和7年度(実績) | 令和8年度(実績) |
|---|---|---|---|
| 普通科 特色 | 1.83倍 | 3.74倍 | 3.20倍 |
| 普通科 一般 | 1.15倍 | 1.04倍 | 1.09倍 |
| 理数科 特色 | 1.67倍 | 1.67倍 | 1.88倍 |
| 理数科 一般 | 1.00倍 | 1.03倍 | 1.22倍 |

この表の見方
- 普通科の特色の倍率は、1.83倍から3倍台まで上がりました。特色の内定者は定員の約10%と少ないため、志願者が少し増えるだけで倍率が大きく動きます。
- 普通科の一般の倍率は、1.04〜1.15倍です。3年間の変動は小さめです。
- 理数科の一般の倍率は、1.00倍から1.22倍へ、少しずつ上がっています。
- どの倍率も、合格のしやすさをそのまま表すものではありません。調査書点と学力検査の点数で選ばれます。
普通科の特色は、令和7年度に3.74倍、令和8年度に3.20倍と、3倍を超えています。特色を受ける場合は、出願資格をよく読み、作文・小論文と面接の準備を早めに始めてください。
📝 令和9年度入試の日程
| 区分 | 日程(令和9年度=2027年度) | 内容 |
|---|---|---|
| 特色入学者選抜 | 出願:1月中旬/検査:2027年1月29日/仮内定の通知:2月上旬 | 学校ごとに、調査書、作文・小論文、面接・集団討論、実技、プレゼンテーションなどから選んで行います |
| 一般入学者選抜 | 出願:2月中旬(そのあと志願変更の期間あり)/学力検査・面接:2027年3月4日・5日 | 国語・社会・数学・理科・英語の学力検査と面接 |
| 追検査 | 2027年3月12日 | 病気などで3月4日・5日に受けられなかった人のための検査 |
| 合格発表 | 2027年3月18日 | 一般入学者選抜の結果の発表 |

この日程は、愛媛県の公表をもとにした報道(リセマム、2026年6月17日の記事)によるものです。出願の細かい日付、受検票の交付日、入学予定者説明会の日は、県教育委員会の令和9年度「入学者募集要項」と学校の生徒募集要項で確認してください。
令和8年度の特色入学者選抜の検査(実績)
学校の令和8年度「生徒募集のお知らせ(特色入学者選抜)」に載っている検査の流れです。令和9年度の時間割は、学校の令和9年度の資料で確かめてください。
| 時間(令和8年1月30日) | 内容 |
|---|---|
| 9:00〜9:10 | 点呼・受検上の注意 |
| 9:20〜10:10 | 小論文 |
| 10:30〜 | 面接(普通科は英語での会話を含む)。理数科は面接と集団討論 |
- 受検票は、中学校長を通じて交付されます。
- 検査の開始までに入室しないと、その時間の検査は原則として受けられません。
- 合格発表は令和8年は3月18日(水)午前10時でした。令和9年度の合格発表日は、県の公表で3月18日です。
🧮 点数の決まり方
愛媛県の一般入学者選抜では、「学力検査の点数」と「調査書(内申)の点数」の両方が合否に関わります。以下は、進研ゼミの高校入試情報サイトなど民間の入試情報サイトが整理している、近年の県の方式です。令和9年度の細かい数字(学科ごとの比率など)は、県教育委員会の令和9年度「入学者募集要項」で必ず確かめてください。
点数の中身
| 区分 | 内容 | 満点の目安 |
|---|---|---|
| A:学力検査 | 国語・数学・英語・理科・社会の5教科。各教科50点 | 250点 |
| B:調査書点 | 中1〜中3の9教科の評定(5段階)。学年ごとに45点満点で、3学年を合計する | 135点 |
| C:その他 | 調査書の「学習の記録以外の記録」、面接、実技の評価 | 学校・学科ごとの基準 |
第1選抜と第2選抜
一般入学者選抜は、2段階で合否を決めると説明されています。
- 第1選抜(募集人員の約70%):第1志望の人のうち、調査書点の高い順に募集人員の約90%以内を選びます。その中で、学習の記録以外の記録や面接などが良好な人を対象に、学力検査の点数の高い順に、募集人員の約70%を合格とします。
- 第2選抜(募集人員の約30%):第1選抜で合格にならなかった人が対象です。A(学力検査)、B(調査書点)、C(記録・面接など)を合わせて判断します。A・B・Cの比率は、学校・学科ごとに決められ、事前に公表されると説明されています。
この方式を、中3の保護者向けに言いかえます。
- 調査書点が高い人は、第1選抜で、当日の学力検査の点数を生かせます。
- 調査書点が足りない場合でも、第2選抜で、学力検査・調査書・面接などを合わせて見てもらえます。
- どちらの選抜でも、学力検査と調査書の両方が土台になります。内申だけ、当日点だけ、という考え方は合いません。
内申(調査書点)の計算の目安
調査書点は、9教科の評定(5段階)を足して計算します。1学年は9教科×5点=45点満点、3学年で135点満点です。たとえば、9教科の平均評定がちょうど4.0の場合、1学年の合計は36点、3学年では108点になります。次の表で、平均評定ごとの点数を確かめられます。
| 9教科の平均評定 | 1学年の合計(45点満点) | 3学年の合計(135点満点) |
|---|---|---|
| 各教科の平均 3.0 | 27点 | 81点 |
| 各教科の平均 3.5 | 31.5点 | 94.5点 |
| 各教科の平均 4.0 | 36点 | 108点 |
| 各教科の平均 4.5 | 40.5点 | 121.5点 |
中1・中2の成績も点数に入ります。中3になってからだけでなく、1年生のときの評定が点数の一部になることを、早めに知っておくと安心です。理数科の一般入学者選抜では、民間の入試情報サイトの整理によると、数学と理科の学力検査の点数が1.5倍にされる、傾斜配点が行われます。普通科と理数科で配点の考え方が違う点に注意してください。
特色入学者選抜の出願資格(令和8年度の実績)
特色入学者選抜は、学力検査がなく、小論文と面接などで選ぶ入試です。出願には、学校が決めた資格が必要です。令和8年度の資格は次のとおりでした。令和9年度の資格は、学校の令和9年度の資料で確かめてください。
| 学科 | 出願資格(令和8年度のお知らせより) |
|---|---|
| 普通科 | 第1〜3学年の9教科の成績が特に優秀であること。そのうえで、(ア)特別活動等で優れた実績があり、リーダーシップが期待できる、(イ)英検・漢検・数検のいずれかで準2級以上、(ウ)文化・スポーツ活動で県大会ベスト4以上相当の成績を収めた、のいずれかに当てはまること |
| 理数科 | 数学と理科の評定平均がそれぞれ4.5以上であること。そのうえで、(ア)(イ)に加え、(ウ)自然科学の分野の自由研究などで表彰を受けた、のいずれかに当てはまること |
📚 科目別の対策
愛媛県の学力検査は、国語・社会・数学・理科・英語の5教科で、各教科50点の250点満点です。ここでは、進研ゼミの高校入試情報サイトと、民間の入試情報サイトがまとめている過去の出題傾向をもとに、教科ごとの対策を書きます。令和9年度の問題がこのとおりになるとは限りません。過去問で、形式に慣れておくことが大切です。松山南高校は、進研ゼミの目安で偏差値が55〜59と、県内の公立高校の中でも上位から中位の学校です。5教科それぞれで、基本問題を落とさないことが前提です。理数科を目指す人は、数学と理科に力を入れてください。
国語(作文つき)
過去の傾向では、論理的な文章、漢字の読み書き、小説や随筆、古文の大問に加えて、300〜400字ほどの作文が出ます。記述式の問題が多いことが特徴です。
- 毎日1つ、短い文章の要点を30字でまとめる練習をします。記述問題で必要な「ぬき出して、まとめる力」がつきます。
- 作文は、時間と字数を決めて書きます。たとえば「構想に3分、書くのに10分、見直しに2分」のように決めておきます。
- 古文は、歴史的仮名遣いと主語の入れ替わりに注意します。短い古文を毎日1つ音読すると慣れます。
- 漢字は、読みの問題でつまずく人が多いと言われています。学校の漢字テストで出た語を、ノートにためておきます。
数学
過去の傾向では、大問1が基本的な計算、大問2が作図と方程式の文章題、大問3が規則性、大問4が関数と図形の動点、大問5が証明を含む平面図形という流れが多いとされています。途中の式や考え方を書く問題があるため、答えだけでなく「過程」を書く練習が必要です。
- 前半(計算・方程式・作図)は、しっかり得点したいところです。毎日5問の計算を続けます。
- 証明問題は、「仮定→使う定理→結論」の順を、毎回同じ形で書けるようにします。
- 関数と動点は、図に自分で数字を書き込みながら解きます。式を立てる前に、動く点の位置を表にします。
- 後半の大問は難しいことがあります。どこで時間を使うか、試験前に決めておきます。
英語
過去の傾向では、リスニング、英作文、長文読解、会話文読解で構成されます。長文は小問の中で大きな割合を占め、テーマに沿って英文を書く問題も出ます。
- リスニングは、毎日5分でかまわないので、音声を聞いて同じ文を言う練習をします。
- 英作文は、中1・中2で習った文型だけで書けば十分です。短い文を2〜3文つなぐ練習をします。
- 長文は、先に設問を読み、答えの根拠になる場所に線を引きながら読みます。
- 会話文は、空所の前後のやりとりから、話の流れをつかみます。
理科
物理・化学・生物・地学から広く出題され、選択式のほか、短い記述、作図、計算があります。内容は教科書の範囲が中心です。
- 実験の問題は「目的・方法・結果・わかること」の4つに分けて整理します。
- 電池やイオン、中和、前線と天気の変化は、過去に出やすい分野として知られています。教科書の図を自分で描けるようにします。
- 計算問題は、単位をそろえてから式を書くくせをつけます。
社会
地理・歴史・公民から出題され、資料を読み取って文章で答える問題が差のつきやすい形式です。年表を使った問題も多いとされています。
- 歴史は、年表を作りながら、できごとの「理由」と「結果」を一言でそえて覚えます。
- 地理は、地図帳と統計のグラフを一緒に見る習慣をつけます。
- 公民は、用語を覚えるだけでなく、「なぜその仕組みがあるのか」を一文で説明できるようにします。
- 記述問題は、資料のどこを見て、何を言えばよいかを決めてから書きます。
| 教科 | 満点 | 練習の目安 | 仕上げのポイント |
|---|---|---|---|
| 国語 | 50点 | 毎日30字要約+週2回の作文 | 作文は時間を計って書く |
| 数学 | 50点 | 毎日5問の計算+週3回の文章題・証明 | 過程の書き方をそろえる |
| 英語 | 50点 | 毎日のリスニング+週2回の英作文 | 長文は設問先読み |
| 理科 | 50点 | 分野ごとに図を描く復習 | 実験の整理表を作る |
| 社会 | 50点 | 年表づくり+資料の読み取り | 記述の型を決める |
🤝 併願の考え方
愛媛県の特色入学者選抜は、出願できるのが1校・1学科だけで、他の都道府県の公立高校も含めて2校以上には出願できないと説明されています。一般入学者選抜には、出願のあとに志願を変更できる期間があります。私立高校との併願は、次のように考えるのが一般的です。
- 私立高校には、それぞれの学校の入試日程に合わせて出願します。私立の合格発表の時期と、入学手続きの期限は、私立高校の募集要項で確かめます。
- 県立の合格発表は2027年3月18日です。発表の結果によって進学先がなくならないよう、私立の手続き期限と県立の発表日の前後関係を、事前に整理しておきます。
- 県立高校には、特色入学者選抜で合格が内定して入学確約書を出した人は、一般入学者選抜に出願できないと案内している学校があります。特色を受けるかどうかは、学校ごとの出願資格と合わせて決めます。
なお、私立高校の入試日程や、併願の扱いは、学校ごとに異なります。ここでは、県立高校側の一般的な考え方だけを書いています。松山南高校は、進研ゼミのサイトで、松山東・松山北・松山中央・伊予などの公立高校や、済美・新田などの私立高校と一緒に見られています。公立どうしで迷う場合は、学科(普通科か理数科か)、通学時間、学校行事や部活動を見て、自分に合う学校を選びます。
🧭 内申点と当日点の考え方
松山南高校では、進研ゼミの内申点の目安が36〜40と示されています。これは、9教科の平均評定に直すと4.0〜4.4にあたります。内申点が高い人が多い学校だとわかります。
内申点の考え方
- 平均評定4.0のときの調査書点は108点(135点満点)です。評定が0.5上がると、調査書点は13.5点上がります。
- 中1・中2の評定も、調査書点に入ります。いまの定期テストを大切にします。
- 特色入学者選抜を考える人は、9教科の成績に加えて、英検・漢検・数検などの資格、リーダー経験、部活動の成績を整理しておきます。
当日点の考え方
- 学力検査は250点満点です。普通科の第1選抜では、調査書点の高い人の中から、学力検査の点数で順位をつけます。
- 基本問題を落とさず、記述問題で部分点を取ります。
- 理数科は、数学と理科の配点が1.5倍になると整理されています。この2教科の安定が合否を左右します。
松山南高校は、内申点と当日点の両方を高めたい学校です。早い時期は内申、秋以降は当日点と、力を入れる場所を変えながら進めてください。
🗓️ 中3のスケジュール
| 時期 | やること(学校・県の動き) | 家庭でできること |
|---|---|---|
| 4月 | 中3のスタート。年間の予定表と、通学区域(普通科は東予・中予・南予の3学区)を確認する | 1・2年の復習の計画を立てる。調査書の対象は中1〜中3の評定なので、毎回の定期テストを大切にする |
| 5〜6月 | 1学期の中間・期末テスト。部活動の大会がある人は、時間の使い方を決める | 提出物と授業態度を整える。苦手教科を1つ決めて、毎日15分の復習を始める |
| 7〜8月 | 夏休み。学校の公式サイトや学校案内で、志望校の情報を見る。説明会や体験入学がある場合は参加を考える | 1・2年の内容を5教科で総ざらいする。国語は作文の練習、英語はリスニングを毎日続ける |
| 9〜10月 | 2学期の成績が内申に大きく響く時期。学校の三者面談が始まる | 過去問に手をつける。時間を計って解き、間違いの種類をノートにまとめる |
| 11月 | 模試の結果をもとに、志望校を見直す | 過去問を教科ごとに1年分ずつ進める。記述問題は、書いたものを大人に読んでもらう |
| 12月 | 2学期の成績が出る。特色入学者選抜を考える人は、作文・小論文・面接の準備を本格化する | 冬休みは、5教科の弱点つぶしと過去問の2周目に使う |
| 1月 | 特色入学者選抜の出願(中旬)と検査(1月29日) | 特色を受けない人は、体調管理と過去問の仕上げ。受ける人は、面接の受け答えを声に出して練習する |
| 2月 | 一般入学者選抜の出願(中旬)。志願変更の期間もある | 倍率の情報を見て落ち着いて判断する。当日の持ち物と会場までの道のりを確認する |
| 3月 | 4日・5日に学力検査と面接。12日に追検査。18日に合格発表 | 前日までに受検票・筆記用具・コンパス・定規などをそろえる。発表後は、学校からの書類に沿って手続きを進める |
| 4月 | 入学 | 新しい学校生活のはじまり |
✨ エスペランサアカデミーの対策
エスペランサアカデミーは、完全オンラインのプロ家庭教師による1対1の指導です。
愛媛県の高校入試に対応しており、愛媛県内のどこからでも自宅で受講できます。
近くに合う塾が見つからないご家庭や、部活動で通塾の時間がとりにくいお子さまにも向いています。
愛媛県立松山南高校を目指すお子さまには、模試と過去問の答案を1問ずつ見て、「知らなかった」「ミスをした」「時間が足りなかった」のどれで点を落としているかを分けます。
そのうえで、評定と当日点のどちらを先に伸ばすべきかを決め、入試日から逆算した計画をつくります。
🎯 まとめ
松山南高校の入試対策で大切なことを、7つにまとめます。
- 学校は、創立130年を超える伝統校。全日制に普通科と理数科がある。校訓は「自らを律せよ」。
- SSHの学校で、STEAM教育、データサイエンス、国際交流に力を入れている。
- 令和9年度入試は、特色の検査が2027年1月29日、一般の学力検査が3月4日・5日、追検査が3月12日、合格発表が3月18日(県の公表にもとづく報道)。
- 実績倍率は、令和8年度の普通科が特色3.20倍、一般1.09倍。理数科が特色1.88倍、一般1.22倍。
- 内申点の目安は36〜40。調査書点135点満点を、早い時期から積み上げる。
- 特色の出願資格や募集人員は、令和9年度の学校の資料で必ず確かめる。
- 毎日の復習と、定期テストの積み重ねが、いちばんの入試対策。
Q. 松山南高校にはどんな学科がありますか?
A. 全日制の本校には、普通科と理数科があります。令和8年度の募集定員は、普通科が320名、理数科が40名でした。令和9年度の募集定員は、県教育委員会の募集要項で確認してください。
Q. 令和9年度の入試日程はいつですか?
A. 県の公表にもとづく報道では、特色入学者選抜の検査が2027年1月29日、一般入学者選抜の学力検査が3月4日・5日、追検査が3月12日、合格発表が3月18日です。出願日などは県の募集要項で確認してください。
Q. 最近の倍率はどのくらいですか?
A. 進研ゼミの高校入試情報サイトによると、令和8年度の普通科は特色3.20倍・一般1.09倍、理数科は特色1.88倍・一般1.22倍でした。これは実績で、令和9年度の倍率ではありません。
Q. 特色入学者選抜ではどんな検査がありますか?
A. 令和8年度は、小論文と面接でした。普通科の面接には英語での会話が含まれ、理数科は面接と集団討論でした。令和9年度の内容は、学校の令和9年度の資料で確認してください。
Q. 偏差値の目安はどのくらいですか?
A. 進研ゼミの高校入試情報サイトでは、普通科・理数科とも55〜59という目安です。民間サイトの目安で、模試によって変わります。数字よりも、内申点と当日点の積み上げが大切です。
Q. SSHとはどんな取り組みですか?
A. 文部科学省が指定する、理数教育に力を入れる学校の事業です。松山南高校では、STEAM教育、データサイエンス、国際交流などの課題研究に取り組むと、学校のSSHのページに書かれています。


