三養基高校は、佐賀県三養基郡みやき町にある県立の全日制高校です。普通科で、特別選抜と一般選抜の両方があります。2020年に創立100周年を迎えた歴史のある学校です。
2027年度(令和9年度)の一般選抜は、3月2日(火)・3日(水)に学力検査等、3月10日(水)に合格者発表です。学力検査によらない部分のある特別選抜は、2月2日(火)に検査、2月8日(月)に合格者発表です。令和8年度の一般選抜の志願倍率は1.03倍(令和7年度は1.09倍)でした。この記事では、特別選抜と一般選抜の両方のしくみを説明します。
🏫 佐賀県立三養基高等学校とはどんな学校?
三養基高校の所在地は、佐賀県三養基郡みやき町大字原古賀300-1です。学校の公式サイトには、1920年(大正9年)に佐賀県立三養基中学校として開校し、2020年に創立100周年を迎えた、と書かれています。卒業生は1万8千人を超える、という紹介です。
校訓は「質実剛健」で、スローガンは「唯一無二 三養基」です。校章の3つの矢は、知育・徳育・体育を表しています。地域のボランティア活動などを通じて、地域に根ざした学校をめざす、とも書かれています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 佐賀県三養基郡みやき町大字原古賀300-1 |
| 学科・コース | 普通科(全日制) |
| 募集定員(令和9年度・普通科) | 200人 |
| 一般選抜の選考Ⅰ(令和9年度) | 34人(募集定員の17.00%) |
| 特別選抜(令和9年度) | 剣道(競技実績枠)、吹奏楽(文化芸術推進)などが指定されています。帰国・外国人生徒の募集枠もあります |
| 令和8年度の倍率(一般選抜) | 1.03倍(令和7年度 1.09倍) |
※所在地・学校の紹介は各校の公式サイト、募集定員・選考の配点は県の「評価基準の概要」、一般選抜の募集人員・志願者数・倍率は県の志願状況の発表によります。この記事の倍率は、普通科(コース・学科のくくりを含む)の数字です。
🔥 倍率のうごき(令和7〜8年度)
三養基高校の普通科の倍率(一般選抜)は、令和7年度が1.09倍、令和8年度が1.03倍で、0.06ポイント下がりました。志願者数は195人から184人に、11人減りました。一般選抜の募集人員は、179人から178人に、1人減っています。
| 令和7年度 | 令和8年度 | |
|---|---|---|
| 一般選抜の募集人員 | 179人 | 178人 |
| 一般選抜の志願者数 | 195人 | 184人 |
| 志願倍率 | 1.09倍 | 1.03倍 |
※県が公表した、志願変更の前の数字です。倍率は、一般選抜の志願者数÷一般選抜の募集人員です。一般選抜の募集人員は、募集定員から特別選抜の合格者などを除いた人数なので、年度によって変わります(ここからは推測です。特別選抜の合格者数によって、一般選抜の募集人員が動くと考えられます)。志願変更が行われたあとの最終的な数字は、県教育委員会の発表(令和8年2月25日)でご確認ください。

💡 倍率1.03倍は、どう読めばいい?
令和8年度の一般選抜は、県の全日制全体で募集人員4,212人に対して志願者が4,191人、志願倍率は1.00倍でした(令和7年度は1.02倍。県の発表による)。三養基高校の令和8年度の倍率1.03倍は、県の全日制全体(1.00倍)をわずかに上回る数字です。令和7年度は1.09倍でした。
一般選抜の募集人員は、令和7年度の179人から令和8年度の178人へ、ほぼ同じでした。倍率が下がった理由は、志願者数が195人から184人に、11人減ったことです。1倍前後の学校は、志願者が数人動くだけで、倍率の小数点以下が変わります。
佐賀県の一般選抜は、学力検査の点数だけで順に並べる方式ではありません。学力検査(5教科)、調査書、面接を、点数にして合計します(次の「合否の決まり方」で説明します)。倍率の数字だけで志望校を変えず、中学校の成績(調査書)と、当日の5教科の得点の、両方を上げることを考えましょう。
では、いまの進め方で届きますか?
📝 2027年度(令和9年度)の日程と、合否の決まり方
| 選抜 | 主な日程 |
|---|---|
| 特別選抜(全日制) | 出願 1月26日(火)・27日(水)/学力検査等 2月2日(火)/合格者発表 2月8日(月) |
| 一般選抜(全日制・定時制) | 出願 2月15日(月)・16日(火)/志願変更願 2月19日(金)〜22日(月)/志願変更届 2月24日(水)/学力検査等 3月2日(火)・3日(水)/追検査等 3月8日(月)/合格者発表 3月10日(水) |
| 再募集(県教育委員会が必要と認めた場合) | 出願 3月11日(木)・12日(金)/面接等 3月16日(火)/合格者発表 3月17日(水) |
※日程は、県の「令和9年度佐賀県立高等学校入学者の選抜実施日程」と実施要項によります。学力検査の時間割や、面接の時間・方法は、志願先の高校からの案内でご確認ください。
一般選抜:5教科の学力検査と、面接、調査書
一般選抜の学力検査は、国語・社会・数学・理科・英語の5教科です。三養基高校の評価基準では、5教科とも各50点で、合計250点です。このほかに、受検者全員の面接と、調査書が点数になります。調査書は、「学習の記録」(教科の成績など)と、「学習の記録以外」に分けて配点が示されています(県の評価基準による)。願書を出したあと、1回に限り志願変更ができます(実施要項による)。
病気や感染症などで、本検査を受けられなかった人のために、追検査(3月8日)があります。一般選抜の志願者が募集人員に達しなかった高校では、県教育委員会が必要と認めた場合に、再募集が行われます。
一般選抜は「選考Ⅰ」と「選考Ⅱ」の2つの方式で選ばれます
県の実施要項では、全日制の一般選抜は、学力検査の割合を学校ごとに決める「選考Ⅰ」と、配点を一律にした「選考Ⅱ」の2つの方式で審査します。選考Ⅰの募集人員は、募集定員の10〜50%の範囲で、学校ごとに決められます。学力検査の割合は、選考Ⅰは40〜80%の範囲で学校が決め、選考Ⅱは約70%です。
三養基高校の令和9年度の配点は、次のとおりです(県の「評価基準の概要」による)。
| 選考Ⅰ | 選考Ⅱ | |
|---|---|---|
| 選考Ⅰの募集人員 | 34人(募集定員の17.00%) | 残りの人数 |
| 学力検査(5教科) | 250点 | 250点 |
| 調査書 | 130点(学習の記録90/それ以外40) | 80点(学習の記録60/それ以外20) |
| 面接 | 30点 | 20点 |
| 合計 | 410点 | 350点 |
| 学力検査の割合 | 約61.0% | 約71.4% |
※配点は、県の「令和9年度佐賀県立高等学校入学者選抜 評価基準の概要」(令和8年9月9日更新)によります。調査書の点数への換算方法は、学校ごとに定められています。
計算の例です。合格ラインではありません。5教科の学力検査が、各教科35点で合計175点だったとします。調査書と面接の点数が、それぞれ配点の7割だったとすると、選考Ⅱでは、調査書が56点、面接が14点で、合計は245点(350点満点)です。選考Ⅰの配点で同じように計算すると、調査書が91点、面接が21点で、合計は287点(410点満点)になります。
調査書の評価を点数に直す方法や、年度ごとの合格者の最低点は、この記事では示せません。大切なのは、学力検査が約61.0〜71.4%、残りが調査書と面接という配分だと知ることです。調査書は、中学校の日ごろの成績や活動の記録なので、中3の定期テスト・提出物・活動を、最後までていねいに続けることが、点数につながります。
特別選抜:国語・数学・英語の学力検査と、実技や面接
特別選抜は、スポーツや文化芸術などで力のある人、特色ある教育課程を学びたい人のための選抜で、全日制だけで行われます。各学科の募集定員の40%を超えない範囲で合格者が決まります(実施要項による)。学力検査は国語・数学・英語の3教科で、聞き取りテストはありません。実技検査、面接、調査書もあわせて総合的に評価されます。
特別選抜は、願書を出したあとの志願変更ができません。また、特別選抜で合格した人は、一般選抜に応募できません(実施要項による)。出願の前に、中学校の先生とよく相談して決めましょう。
📖 学校の歩み(学校公式サイトより)
三養基高校の沿革は、学校の公式サイトの「学校の歴史」に載っています。主な出来事を表にまとめます。
| 年 | できごと |
|---|---|
| 1919年(大正8年) | 佐賀県立佐賀中学校の三養基分校として設置 |
| 1920年(大正9年) | 佐賀県立三養基中学校として認可され、4月に開校 |
| 1948年(昭和23年) | 佐賀県立三養基高等学校に改称 |
| 1949年(昭和24年) | 男女共学が始まる |
| 1996年(平成8年) | 国際文化コースを設置(2010年に閉科) |
| 2020年(令和2年) | 創立100周年の記念式典 |
| 2025年(令和7年) | 制服を、70年ぶりに刷新(学校サイトの紹介による) |
歴史のある学校ですが、教室の空調は令和3〜4年度にPTAからの寄附で整えられるなど、学習環境も整えられてきました(学校サイトによる)。
🕘 学校生活と学びの特色(学校公式サイトより)
三養基高校の授業は、週35時間(50分×7限)です。月曜日の7限は「総合的な探究の時間」、木曜日の7限はホームルーム活動にあてられています。英語と数学では、少人数指導や習熟度別の指導が行われています。
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 8:25〜8:45 | 朝読書・朝テスト・SHR(20分間) |
| 8:50〜12:40 | 1〜4限 |
| 12:40〜13:25 | 昼休み |
| 13:25〜15:15 | 5・6限 |
| 15:35〜16:25 | 7限 |
| 19:05/19:20 | 部活動終了/完全下校 |
1・2年生は、希望者を対象にした土曜日の課外授業があります。3年生は、高校総体のあとに、放課後の課外授業があります。教育後援会の助成で行われる海外研修では、学校の紹介によると、直近の年度に7名がオーストラリアで英語研修を行いました。
🎯 学校が求める生徒像と、特別選抜
県の資料から、三養基高校について次のことがわかります。
- 競技実績枠のスポーツ推進指定校として「剣道」が指定されています。
- 文化芸術推進指定校として「吹奏楽」が指定されています。
- 帰国・外国人生徒等の募集枠は、三養基高校に設けられています(実施要項による)。
- 一般選抜の「求める生徒像」は、三養基高校で学ぶ強い意志と基本的な学力を持つ生徒、学校行事や部活動に粘り強く取り組んだ生徒、自主自律の精神で社会に貢献しようとする生徒です(県の評価基準による)。
特別選抜の指定種目・学科や人数は、県の「特別選抜指定校」の一覧と、学校の募集要項で決まります。出願の前に、必ず読みましょう。
🔎 令和7〜8年度の倍率を、県内の6校でくらべると
| 学校(普通科) | 令和7年度(一般選抜) | 令和8年度(一般選抜) |
|---|---|---|
| 三養基(募集178人) | 1.09倍 | 1.03倍 |
| 神埼(募集84人) | 0.75倍 | 0.62倍 |
| 唐津西(募集115人) | 0.71倍 | 0.82倍 |
| 伊万里(募集133人) | 0.86倍 | 0.86倍 |
| 白石(募集102人) | 0.91倍 | 0.79倍 |
| 鹿島(募集156人) | 0.49倍 | 0.40倍 |
※募集人員は令和8年度の一般選抜の人数です。令和7年度と令和8年度で、一般選抜の募集人員が変わっている学校があります。県の志願状況の発表(志願変更の前)にもとづく数字です。
📚 科目別の勉強の進め方
一般選抜の学力検査は、5教科(各50点)です。ここでは、出題の数字ではなく、5教科を同じ重さで準備するための進め方を書きます。
漢字と文法の基本を毎日少しずつ。長い文章は、段落ごとに一文でまとめる練習をします。古文・漢文は、基本の語句と返り点から固めます。
▼ 使う教材
学校の教科書と配られた問題集 → 過去問題を時間を計って解く
計算と小問を、ミスなく取り切ることが先です。図形や関数は、図をかいて途中の問いまで確実に取る練習をします。
▼ 使う教材
教科書の章末問題と標準問題集 → 過去問題
単語は、意味だけでなく文の中での形まで覚えます。短い英文を書く練習と、毎日10分の音読を続けましょう。
▼ 使う教材
教科書本文の音読 → 過去問題
用語の暗記に加えて、実験の手順と結果から考える問題に慣れます。計算は、式を書いて単位まで確かめます。
▼ 使う教材
教科書の実験ページと標準問題集 → 過去問題
地図・グラフ・年表は、資料から読み取る練習を重ねます。できごとは、理由とセットで覚えます。
▼ 使う教材
教科書と地図帳 → 過去問題
過去問題が手に入る場合は、時間を計って解き、間違えた問題を、ノートに1つずつ直しましょう。
🤝 公立と、私立の併願
私立高校の入試日程や手続きの期限は、学校ごとにちがいます。一般選抜の合格者発表は3月10日なので、私立の入学手続きの期限を、先に各校の募集要項で確認しておきましょう。佐賀県の入試のしくみは佐賀県立高校入試2027の日程と仕組みに、難関校の比較は佐賀県の難関公立高校対策にまとめています。
🔔 令和10年度(2028年春)から、入試のしくみが変わります
佐賀県教育委員会は、令和7年11月に、新しい入学者選抜制度を決めました。令和10年度の入学者選抜から、「前期」「追検査」「後期」の順に行う形になります(県の発表による)。前期は2月上旬に行い、募集定員の80%以上を募集します。今の中3の人(2027年春に受検)は、今の制度で受ける最後の学年です。この記事の日程と配点は、令和9年度の入試に限ります。
🗓️ 学年別・合格までのスケジュール
| 時期 | 取り組み |
|---|---|
| 中1〜中2 | 調査書は中学校の記録をもとにします。定期テストと提出物を大切にし、英語と数学の苦手を残さない |
| 中3 春〜夏 | 1学期の定期テストと提出物、学校の活動に取り組む。夏休みに中1・中2の苦手単元をつぶし、模試で現在地を知る |
| 中3 9〜12月 | 2学期のテストと提出物をていねいに。三養基高校の募集要項や学校説明会の情報を集め、過去問題を時間を計って解く。三者面談で、特別選抜を受けるか、公立と私立の併願をどうするかを決める |
| 中3 1〜2月 | 特別選抜は1月26日・27日に出願、2月2日に検査、2月8日に発表。一般選抜は2月15日・16日に出願。面接の準備として、志望理由を自分の言葉で話す練習をする |
| 中3 3月 | 志願変更の手続き(願2月19日〜22日、届2月24日)のあと、3月2日・3日に学力検査等、3月10日に合格者発表。再募集は3月11日・12日に出願 |
よくいただくご質問
Q. 三養基高校に、特別選抜はありますか?
A. 特別選抜(スポーツ推進指定校・文化芸術推進指定校など)の区分で、三養基高校の指定は、県の資料によると、競技実績枠の「剣道」と、文化芸術推進指定校の「吹奏楽」です。特別選抜の学力検査は国語・数学・英語の3教科で、実技検査・面接・調査書もあわせて評価されます。出願は1月26日・27日、検査は2月2日、合格者発表は2月8日です。
Q. 面接はどのように行われますか?
A. 一般選抜では、受検者全員が面接を受けます。特別選抜でも面接があります(実施要項による)。面接の点数は、三養基高校の場合、選考Ⅰが30点、選考Ⅱが20点です。面接の日時や方法は、志願先の高校からの案内でご確認ください。
Q. 選考Ⅰと選考Ⅱは、どう違いますか?
A. 同じ一般選抜を、配点のちがう2つの方式で審査します。三養基高校の選考Ⅰは、学力検査250点・調査書130点・面接30点の合計410点で、募集定員の17.00%(34人)が対象です。選考Ⅱは、学力検査250点・調査書80点・面接20点の合計350点です(県の評価基準による)。出願のときに、どちらかを選ぶわけではありません。
Q. 倍率が1.03倍のとき、ほぼ全員が合格しますか?
A. 倍率の数字だけで、合否は決まりません。一般選抜は、学力検査・調査書・面接の合計点で審査されます。倍率は、志願者数÷一般選抜の募集人員です。志願変更のあとに志願者数が動くこともあります。点数の準備を続けましょう。
Q. 志望校を、出願のあとで変えることはできますか?
A. 一般選抜は、願書を出したあと、1回に限り志願変更ができます(実施要項による)。令和9年度は、志願変更願が2月19日(金)〜22日(月)、志願変更届が2月24日(水)です。特別選抜は、願書を出したあとの志願変更はできません。
Q. 入試のしくみは、来年度以降も同じですか?
A. 同じではありません。県教育委員会は、令和10年度(2028年春)の入学者選抜から、「前期」「追検査」「後期」の順に行う新しい制度に変えると発表しています。今の中3の人が受ける令和9年度は、この記事で説明した今のしくみで行われます。
Q. 三養基高校には、帰国・外国人生徒の募集枠がありますか?
A. 令和9年度の実施要項では、帰国・外国人生徒等の募集枠は、三養基高校に設けられています。出願の条件や選考の方法は、学校の募集要項でご確認ください。
※出典:三養基高校の所在地・学校の紹介は、学校の公式サイトによります。佐賀県教育委員会「令和9年度佐賀県立高等学校入学者の選抜実施日程」(令和8年4月28日発表)、「令和9年度佐賀県立高等学校入学者選抜実施要項」(令和8年8月21日発表)、「令和9年度佐賀県立高等学校入学者選抜 評価基準の概要」(令和8年9月9日更新)、「令和8年度佐賀県立高等学校入学者選抜一般選抜志願状況」(令和8年2月17日発表)、「令和7年度佐賀県立高等学校入学者選抜一般選抜志願状況」(令和7年2月18日発表)、「新たな佐賀県立高等学校入学者選抜制度」(令和7年11月11日発表)。最新の情報は佐賀県教育委員会の入学者選抜のページと、各校の募集要項でご確認ください。
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