鹿島高校は、佐賀県鹿島市にある県立の全日制高校です。普通科(文理探求進学コース・未来探求進学コース)のほか、商業科と食品調理科があります。この記事で扱うのは、普通科の数字と制度です。
2027年度(令和9年度)の一般選抜は、3月2日(火)・3日(水)に学力検査等、3月10日(水)に合格者発表です。学力検査によらない部分のある特別選抜は、2月2日(火)に検査、2月8日(月)に合格者発表です。令和8年度の一般選抜の志願倍率は0.40倍(令和7年度は0.49倍)でした。この記事では、特別選抜と一般選抜の両方のしくみを説明します。
🏫 佐賀県立鹿島高等学校とはどんな学校?
鹿島高校の普通科は、「赤門学舎」で学びます。所在地は、佐賀県鹿島市大字高津原462番地です。商業科と食品調理科は、同じ鹿島市大字高津原539番地の「大手門学舎」にあります。
学校のパンフレットには、旧鹿島高校と鹿島実業高校が再編統合して開校した学校で、旧鹿島高校の伝統を引き継いでいる、と書かれています。スローガンは「夢がみつかる、夢がひろがる」です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 佐賀県鹿島市大字高津原462番地(赤門学舎・普通科) |
| 学科・コース | 普通科(文理探求進学コース・未来探求進学コース) |
| 募集定員(令和9年度・普通科) | 160人 |
| 一般選抜の選考Ⅰ(令和9年度) | 32人(募集定員の20.00%) |
| 特別選抜(令和9年度) | 指定の有無・種目・学科は、県の「特別選抜指定校」の一覧で確かめてください |
| 令和8年度の倍率(一般選抜) | 0.40倍(令和7年度 0.49倍) |
※所在地・学校の紹介は各校の公式サイト、募集定員・選考の配点は県の「評価基準の概要」、一般選抜の募集人員・志願者数・倍率は県の志願状況の発表によります。この記事の倍率は、普通科(コース・学科のくくりを含む)の数字です。
🔥 倍率のうごき(令和7〜8年度)
鹿島高校の普通科の倍率(一般選抜)は、令和7年度が0.49倍、令和8年度が0.40倍で、0.09ポイント下がりました。志願者数は76人から63人に、13人減りました。一般選抜の募集人員は、154人から156人に、2人増えています。
| 令和7年度 | 令和8年度 | |
|---|---|---|
| 一般選抜の募集人員 | 154人 | 156人 |
| 一般選抜の志願者数 | 76人 | 63人 |
| 志願倍率 | 0.49倍 | 0.40倍 |
※県が公表した、志願変更の前の数字です。倍率は、一般選抜の志願者数÷一般選抜の募集人員です。一般選抜の募集人員は、募集定員から特別選抜の合格者などを除いた人数なので、年度によって変わります(ここからは推測です。特別選抜の合格者数によって、一般選抜の募集人員が動くと考えられます)。志願変更が行われたあとの最終的な数字は、県教育委員会の発表(令和8年2月25日)でご確認ください。

💡 倍率0.40倍は、どう読めばいい?
令和8年度の一般選抜は、県の全日制全体で募集人員4,212人に対して志願者が4,191人、志願倍率は1.00倍でした(令和7年度は1.02倍。県の発表による)。鹿島高校の令和8年度の倍率0.40倍は、県の全日制全体(1.00倍)より低い数字です。令和7年度は0.49倍でした。
一般選抜の募集人員は、令和7年度の154人から令和8年度の156人へ、ほぼ同じでした。志願者数は76人から63人に、13人減りました。募集人員が多い学校なので、志願者数の変化が倍率に大きく出ています。倍率が低くても、一般選抜は学力検査・調査書・面接の合計点で審査されます。
佐賀県の一般選抜は、学力検査の点数だけで順に並べる方式ではありません。学力検査(5教科)、調査書、面接を、点数にして合計します(次の「合否の決まり方」で説明します)。倍率の数字だけで志望校を変えず、中学校の成績(調査書)と、当日の5教科の得点の、両方を上げることを考えましょう。
では、いまの進め方で届きますか?
📝 2027年度(令和9年度)の日程と、合否の決まり方
| 選抜 | 主な日程 |
|---|---|
| 特別選抜(全日制) | 出願 1月26日(火)・27日(水)/学力検査等 2月2日(火)/合格者発表 2月8日(月) |
| 一般選抜(全日制・定時制) | 出願 2月15日(月)・16日(火)/志願変更願 2月19日(金)〜22日(月)/志願変更届 2月24日(水)/学力検査等 3月2日(火)・3日(水)/追検査等 3月8日(月)/合格者発表 3月10日(水) |
| 再募集(県教育委員会が必要と認めた場合) | 出願 3月11日(木)・12日(金)/面接等 3月16日(火)/合格者発表 3月17日(水) |
※日程は、県の「令和9年度佐賀県立高等学校入学者の選抜実施日程」と実施要項によります。学力検査の時間割や、面接の時間・方法は、志願先の高校からの案内でご確認ください。
一般選抜:5教科の学力検査と、面接、調査書
一般選抜の学力検査は、国語・社会・数学・理科・英語の5教科です。鹿島高校の評価基準では、5教科とも各50点で、合計250点です。このほかに、受検者全員の面接と、調査書が点数になります。調査書は、「学習の記録」(教科の成績など)と、「学習の記録以外」に分けて配点が示されています(県の評価基準による)。願書を出したあと、1回に限り志願変更ができます(実施要項による)。
病気や感染症などで、本検査を受けられなかった人のために、追検査(3月8日)があります。一般選抜の志願者が募集人員に達しなかった高校では、県教育委員会が必要と認めた場合に、再募集が行われます。
一般選抜は「選考Ⅰ」と「選考Ⅱ」の2つの方式で選ばれます
県の実施要項では、全日制の一般選抜は、学力検査の割合を学校ごとに決める「選考Ⅰ」と、配点を一律にした「選考Ⅱ」の2つの方式で審査します。選考Ⅰの募集人員は、募集定員の10〜50%の範囲で、学校ごとに決められます。学力検査の割合は、選考Ⅰは40〜80%の範囲で学校が決め、選考Ⅱは約70%です。
鹿島高校の令和9年度の配点は、次のとおりです(県の「評価基準の概要」による)。
| 選考Ⅰ | 選考Ⅱ | |
|---|---|---|
| 選考Ⅰの募集人員 | 32人(募集定員の20.00%) | 残りの人数 |
| 学力検査(5教科) | 250点 | 250点 |
| 調査書 | 320点(学習の記録160/それ以外160) | 90点(学習の記録70/それ以外20) |
| 面接 | 30点 | 10点 |
| 合計 | 600点 | 350点 |
| 学力検査の割合 | 約41.7% | 約71.4% |
※配点は、県の「令和9年度佐賀県立高等学校入学者選抜 評価基準の概要」(令和8年9月9日更新)によります。調査書の点数への換算方法は、学校ごとに定められています。
計算の例です。合格ラインではありません。5教科の学力検査が、各教科35点で合計175点だったとします。調査書と面接の点数が、それぞれ配点の7割だったとすると、選考Ⅱでは、調査書が63点、面接が7点で、合計は245点(350点満点)です。選考Ⅰの配点で同じように計算すると、調査書が224点、面接が21点で、合計は420点(600点満点)になります。
調査書の評価を点数に直す方法や、年度ごとの合格者の最低点は、この記事では示せません。大切なのは、学力検査が約41.7〜71.4%、残りが調査書と面接という配分だと知ることです。調査書は、中学校の日ごろの成績や活動の記録なので、中3の定期テスト・提出物・活動を、最後までていねいに続けることが、点数につながります。
特別選抜:国語・数学・英語の学力検査と、実技や面接
特別選抜は、スポーツや文化芸術などで力のある人、特色ある教育課程を学びたい人のための選抜で、全日制だけで行われます。各学科の募集定員の40%を超えない範囲で合格者が決まります(実施要項による)。学力検査は国語・数学・英語の3教科で、聞き取りテストはありません。実技検査、面接、調査書もあわせて総合的に評価されます。
特別選抜は、願書を出したあとの志願変更ができません。また、特別選抜で合格した人は、一般選抜に応募できません(実施要項による)。出願の前に、中学校の先生とよく相談して決めましょう。
🏫 2つの学舎と、2つのコース(学校のパンフレットより)
鹿島高校の普通科は4学級です。1年次は共通の学びで、各教科の基礎を固めます。2年次から、次の2つのコースに分かれ、文系・理系を選びます(令和6年度入学生から新設)。
| コース | 学校のパンフレットの紹介 |
|---|---|
| 文理探求進学コース | 英語・数学を重視し、大学進学に必要な学力と教養を養う。学校設定教科「未来探求」で、探究力などを身につける |
| 未来探求進学コース | 学校設定教科「未来探求」を通じて、将来の大学での研究や企業活動にも求められる力を育てる |
学校の資料では、2つのコースは「くくり募集」で、普通科160人としてまとめて募集されます。
🌟 キャリア教育・学校生活・進路(学校のパンフレットより)
- 「旭ヶ岡キャリアラボ」は、卒業生である社会人が、赤門学舎の教室をコワーキングスペースとして使う取り組みです。生徒は、昼休みや放課後に進路相談ができます。
- 「旭ヶ岡キャリア塾」は、さまざまな職種の社会人を招いた講義です。IT・起業、医師、公務員、看護師、教師、調理師、美容師などの、卒業生が講師を務めました。
- 運動部は約22部、文化部・同好会もあります。登校は8時15分ごろ、完全下校は19時30分です。
普通科の進路は、国公立大学・私立大学への進学が中心です。パンフレットには、国立大学では九州大学、佐賀大学、長崎大学、熊本大学、神戸大学など、私立大学では早稲田大学、明治大学、同志社大学、立命館大学、福岡大学などの合格実績が載っています(令和7年度入学生用のパンフレットによる)。
🎯 学校が求める生徒像と、特別選抜
県の資料から、鹿島高校について次のことがわかります。
- 一般選抜の「求める生徒像」は、夢や目標をもち、その実現に向けて挑戦しようとする生徒、自分や社会の未来をより良くするために自ら進んで学ぼうとする生徒、仲間を思いやり、何事にも真面目に取り組もうとする生徒です(県の評価基準による)。
- 選考Ⅰの調査書は320点で、内訳は「学習の記録」が160点、「学習の記録以外」が160点です。この記事の6校の中では、調査書の配点が大きい方式です。
特別選抜の指定種目・学科や人数は、県の「特別選抜指定校」の一覧と、学校の募集要項で決まります。出願の前に、必ず読みましょう。
🔎 令和7〜8年度の倍率を、県内の6校でくらべると
| 学校(普通科) | 令和7年度(一般選抜) | 令和8年度(一般選抜) |
|---|---|---|
| 三養基(募集178人) | 1.09倍 | 1.03倍 |
| 神埼(募集84人) | 0.75倍 | 0.62倍 |
| 唐津西(募集115人) | 0.71倍 | 0.82倍 |
| 伊万里(募集133人) | 0.86倍 | 0.86倍 |
| 白石(募集102人) | 0.91倍 | 0.79倍 |
| 鹿島(募集156人) | 0.49倍 | 0.40倍 |
※募集人員は令和8年度の一般選抜の人数です。令和7年度と令和8年度で、一般選抜の募集人員が変わっている学校があります。県の志願状況の発表(志願変更の前)にもとづく数字です。
📚 科目別の勉強の進め方
一般選抜の学力検査は、5教科(各50点)です。ここでは、出題の数字ではなく、5教科を同じ重さで準備するための進め方を書きます。
漢字と文法の基本を毎日少しずつ。長い文章は、段落ごとに一文でまとめる練習をします。古文・漢文は、基本の語句と返り点から固めます。
▼ 使う教材
学校の教科書と配られた問題集 → 過去問題を時間を計って解く
計算と小問を、ミスなく取り切ることが先です。図形や関数は、図をかいて途中の問いまで確実に取る練習をします。
▼ 使う教材
教科書の章末問題と標準問題集 → 過去問題
単語は、意味だけでなく文の中での形まで覚えます。短い英文を書く練習と、毎日10分の音読を続けましょう。
▼ 使う教材
教科書本文の音読 → 過去問題
用語の暗記に加えて、実験の手順と結果から考える問題に慣れます。計算は、式を書いて単位まで確かめます。
▼ 使う教材
教科書の実験ページと標準問題集 → 過去問題
地図・グラフ・年表は、資料から読み取る練習を重ねます。できごとは、理由とセットで覚えます。
▼ 使う教材
教科書と地図帳 → 過去問題
過去問題が手に入る場合は、時間を計って解き、間違えた問題を、ノートに1つずつ直しましょう。
🤝 公立と、私立の併願
私立高校の入試日程や手続きの期限は、学校ごとにちがいます。一般選抜の合格者発表は3月10日なので、私立の入学手続きの期限を、先に各校の募集要項で確認しておきましょう。佐賀県の入試のしくみは佐賀県立高校入試2027の日程と仕組みに、難関校の比較は佐賀県の難関公立高校対策にまとめています。
🔔 令和10年度(2028年春)から、入試のしくみが変わります
佐賀県教育委員会は、令和7年11月に、新しい入学者選抜制度を決めました。令和10年度の入学者選抜から、「前期」「追検査」「後期」の順に行う形になります(県の発表による)。前期は2月上旬に行い、募集定員の80%以上を募集します。今の中3の人(2027年春に受検)は、今の制度で受ける最後の学年です。この記事の日程と配点は、令和9年度の入試に限ります。
🗓️ 学年別・合格までのスケジュール
| 時期 | 取り組み |
|---|---|
| 中1〜中2 | 調査書は中学校の記録をもとにします。定期テストと提出物を大切にし、英語と数学の苦手を残さない |
| 中3 春〜夏 | 1学期の定期テストと提出物、学校の活動に取り組む。夏休みに中1・中2の苦手単元をつぶし、模試で現在地を知る |
| 中3 9〜12月 | 2学期のテストと提出物をていねいに。鹿島高校の募集要項や学校説明会の情報を集め、過去問題を時間を計って解く。三者面談で、特別選抜を受けるか、公立と私立の併願をどうするかを決める |
| 中3 1〜2月 | 特別選抜は1月26日・27日に出願、2月2日に検査、2月8日に発表。一般選抜は2月15日・16日に出願。面接の準備として、志望理由を自分の言葉で話す練習をする |
| 中3 3月 | 志願変更の手続き(願2月19日〜22日、届2月24日)のあと、3月2日・3日に学力検査等、3月10日に合格者発表。再募集は3月11日・12日に出願 |
よくいただくご質問
Q. 鹿島高校に、特別選抜はありますか?
A. 特別選抜は、県が指定した高校で行われます。指定の有無・種目・学科は、県の「特別選抜指定校」の一覧と、学校の募集要項でご確認ください。特別選抜の学力検査は国語・数学・英語の3教科で、出願は1月26日・27日、検査は2月2日、合格者発表は2月8日です。
Q. 面接はどのように行われますか?
A. 一般選抜では、受検者全員が面接を受けます。特別選抜でも面接があります(実施要項による)。面接の点数は、鹿島高校の場合、選考Ⅰが30点、選考Ⅱが10点です。面接の日時や方法は、志願先の高校からの案内でご確認ください。
Q. 選考Ⅰと選考Ⅱは、どう違いますか?
A. 同じ一般選抜を、配点のちがう2つの方式で審査します。鹿島高校の選考Ⅰは、学力検査250点・調査書320点・面接30点の合計600点で、募集定員の20.00%(32人)が対象です。選考Ⅱは、学力検査250点・調査書90点・面接10点の合計350点です(県の評価基準による)。出願のときに、どちらかを選ぶわけではありません。
Q. 倍率が0.40倍のとき、受検しても合格できますか?
A. 倍率が1倍を下回っていても、一般選抜は、学力検査・調査書・面接の合計点で審査されます。県の実施要項には、志願者が募集人員に達しなかった高校で、県教育委員会が必要と認めた場合に再募集を行う、という決まりがあります。鹿島高校の選考Ⅰは、調査書が320点と大きな配点です。中学校の成績を、最後まで大切にしましょう。
Q. 志望校を、出願のあとで変えることはできますか?
A. 一般選抜は、願書を出したあと、1回に限り志願変更ができます(実施要項による)。令和9年度は、志願変更願が2月19日(金)〜22日(月)、志願変更届が2月24日(水)です。特別選抜は、願書を出したあとの志願変更はできません。
Q. 入試のしくみは、来年度以降も同じですか?
A. 同じではありません。県教育委員会は、令和10年度(2028年春)の入学者選抜から、「前期」「追検査」「後期」の順に行う新しい制度に変えると発表しています。今の中3の人が受ける令和9年度は、この記事で説明した今のしくみで行われます。
Q. 鹿島高校の普通科の出願は、どのコースで行いますか?
A. 県の志願状況と学校の資料では、文理探求進学コースと未来探求進学コースは「くくり募集」で、普通科160人としてまとめて募集されます。2年次から2つのコースに分かれます。コースの決め方は、学校の公式サイトとパンフレットでご確認ください。
※出典:鹿島高校の所在地・学校の紹介は、学校の公式サイトによります。佐賀県教育委員会「令和9年度佐賀県立高等学校入学者の選抜実施日程」(令和8年4月28日発表)、「令和9年度佐賀県立高等学校入学者選抜実施要項」(令和8年8月21日発表)、「令和9年度佐賀県立高等学校入学者選抜 評価基準の概要」(令和8年9月9日更新)、「令和8年度佐賀県立高等学校入学者選抜一般選抜志願状況」(令和8年2月17日発表)、「令和7年度佐賀県立高等学校入学者選抜一般選抜志願状況」(令和7年2月18日発表)、「新たな佐賀県立高等学校入学者選抜制度」(令和7年11月11日発表)。最新の情報は佐賀県教育委員会の入学者選抜のページと、各校の募集要項でご確認ください。
2026年度 生徒募集中
無料学力診断/オンラインプロ家庭教師
鹿島高校まで、いま何点足りないか
ご存じですか?
模試の結果や学校のテスト答案をお見せいただければ、鹿島高校の入試で合格ラインに届くまで何がどれだけ足りないかを、プロ講師が具体的にお伝えします。志望校が決まっている今こそ、そこから逆算した対策がいちばん効きます。
・答案を見て、つまずいている単元まで戻って指摘します
・残り期間から逆算した学習計画をその場でご提案します
・診断だけのご利用でも構いません。


