最終更新:2026年11月8日|入試の数字は、成城中学校(東京都新宿区)の公式サイトにある「令和9年度 生徒募集要項」(PDF)と、募集要項・入試結果・入試Q&Aのページを、1つずつ照合してまとめています。沿革・教育方針・学校生活は、同じ公式サイトの「学校紹介」「学校生活」のページの記載によります。二次情報は使っていません。出典は記事の最後にまとめました。なお、成城学園中学校(世田谷区)は別の学校です。この記事は、新宿区原町の成城中学校を扱います。
成城中学校は、東京都新宿区原町にある男子校です。令和9(2027)年度の入試は3回で、第1回が2027年2月1日(募集100名)、第2回が2月3日(募集140名)、第3回が2月5日(募集40名)です。出願はインターネット出願のみで、面接はありません。
試験は、どの回も同じ4科目で、国語(50分・100点)、算数(50分・100点)、社会(30分・60点)、理科(30分・60点)の合計320点満点です。教科ごとの合格基準点は設けず、4科目の合計点で合否を判定し、補欠合格の制度はないと、学校は説明しています。受験料は1回25,000円(2回同時出願35,000円、3回同時出願45,000円)、入学金は300,000円です。
この学校は、令和4〜8年度の5年分の入試結果(応募者・受験者・合格者・実質倍率、教科ごとの平均点、合格者の得点の幅、合計点の合格基準点)を、公式サイトで公開しています。この記事では、その数字を年度と回を明記して整理し、学費、教育方針、沿革、学校生活まで、公式の記載に沿ってまとめます。
- 成城中学校の基本情報
- 令和9年度入試の3回と日程
- 出願・受験料・入学手続
- 科目・配点・試験時間と当日の注意
- 入試結果(令和4〜8年度)
- 令和8・7年度の教科別の得点
- 学費と初年度の納入金
- 過去問と市販の問題集
- 対策の進め方(当サイトの見解)
- 学校を知る:建学の精神・校訓・校章
- 学校の歴史
- 学習と自修館
- 学校生活:1日・年間行事
- 保護者が確認しておきたいこと
- よくある質問
成城中学校は、明治18(1885)年に創立された、140年の歴史を持つ学校です。受験を考えるご家庭からは、「入試が3回あるが、難易度に差はあるのか」「複数回受けると有利になるのか」「合格に必要な点数は公表されているのか」「学費はいくらか」「どんな学校生活なのか」といった質問が多く寄せられます。この学校は、5年分の入試結果と、合計点の合格基準点を、学校の公式サイトで公開しており、数字をもとに検討しやすい学校です。
この記事では、確認できたことと、確認できなかったことを分けて書きます。入試の日程・科目・配点・手続・学費の数字は、令和9年度の募集要項をそのまま整理しました。入試結果は、学校の公式の表のとおり、年度と回を明記して載せています。民間による推定値は載せていません。当サイトの計算や読み取りには「当サイトの計算」「当サイトの見解」と添えています。
成城中学校の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学校名 | 成城中学校(学校法人成城学校 成城中学校・成城高等学校) |
| 所在地 | 東京都新宿区原町3-87(募集要項の表記) |
| 男女の別 | 男子校(募集人員は「男子」と記載) |
| 創立 | 明治18(1885)年。創立者は日高藤吉郎 |
| 中高の形態 | 平成30(2018)年に高校募集を停止し、令和3(2021)年に中高完全一貫校となった(学校の沿革より) |
| 最寄り駅 | 都営地下鉄大江戸線「牛込柳町」駅西口出口から徒歩1分 |
| 通学時間 | 平均約1時間(学校規模のページ。2025年度) |
| 学級編成 | 担任1名・副担任1名の体制。クラス替えは毎年行い、特進クラスは設けていない(2025年度) |
| 教員構成(2025年度) | 専任教諭72名、非常勤講師43名、理科実験助手2名、外国語指導助手(ALT)2名、養護教諭3名、図書館事務2名、スクールカウンセラー2名 |
| 授業 | 1時限50分。平日は午前4時限・午後2時限、土曜は午前4時限 |
| 昼食 | 持参の弁当、または学食でテイクアウトした弁当(学校の「成城生の一日」より) |
学校の「学校規模」のページには、学校が閑静な住宅地にあり、大通りや繁華街を通らずに安全に通学できる、と書かれています。「成城生の一日」のページには、正門を入って右手で、生徒が栽培している「内藤とうがらし」が育てられていると紹介されています。
令和9年度入試の3回と日程
令和9年度の入試は、第1回、第2回、第3回の3回です。募集要項の表は、次のとおりです。
| 第1回 | 第2回 | 第3回 | |
|---|---|---|---|
| 募集人員 | 男子100名 | 男子140名 | 男子40名 |
| 試験期日 | 2月1日(月) | 2月3日(水) | 2月5日(金) |
| 出願期間 | 1月10日(日)0:00〜1月31日(日)12:00 | 1月10日(日)0:00〜2月2日(火)19:00 | 1月10日(日)0:00〜2月4日(木)19:00 |
| Web発表 | 2月1日(月)19:00(予定)〜2月11日(木)15:00 | 2月3日(水)19:00(予定)〜2月11日(木)15:00 | 2月5日(金)19:00(予定)〜2月11日(木)15:00 |
| 入学手続期間 | 2月1日(月)19:00(予定)〜2月5日(金)15:00 | 2月3日(水)19:00(予定)〜2月5日(金)15:00 | 2月5日(金)19:00(予定)〜2月6日(土)15:00 |
募集人員を合計すると280名です(当サイトの計算:100+140+40)。出願資格は、「令和9年3月小学校卒業見込みの者(学区制なし)」で、日本の小学校第6学年に相当する学齢児童であれば出願できる、と募集要項に書かれています。

出願・受験料・入学手続
出願方法
出願はインターネット出願のみで、窓口や郵送での出願は取り扱われません。出願サイトには、令和8(2026)年12月20日(日)9:00から、学校のウェブサイトからアクセスできます。スマートフォンやタブレットでも利用できます。システムや操作の問い合わせは、24時間受付のサポートセンターで受けると書かれています。準備する書類は受験票で、出願手続の完了後、A4判の白色コピー用紙に、ご自身で印刷します。受験票は学校から発送されません。
写真は、無帽・無背景・正面・上三分身で、出願前3か月以内に撮影したカラー写真のデータを使います(募集要項の出願手続の流れより)。
受験料
| 出願の仕方 | 受験料 |
|---|---|
| 1回のみ | 25,000円 |
| 2回同時に出願 | 合計35,000円 |
| 3回同時に出願 | 合計45,000円 |
支払いは、出願期間内に完了します。クレジットカード、コンビニエンスストア、ペイジー(金融機関ATM、ネットバンキング)が選べ、受験料のほかに手数料がかかると書かれています。
合格発表と入学手続
合格発表は、学校のWebで行われます。入学手続は、合格者がインターネットの入学金決済サイトで、入学金300,000円を納入すると完了します。期間内に手続を完了しない場合は、入学許可が取り消されます。一度納入された入学金は、理由のいかんを問わず返金されません。入学予定者は、2月11日(木)に行われる新入生説明会への出席が求められ、無断で欠席すると入学辞退とみなされて入学許可が取り消される、と募集要項に書かれています。
出願前に知っておきたい注意事項(募集要項より)
- 第1回または第2回の入試で合格した場合は、以後の回の入試は受験できません。
- 受験上や入学後の修学上の配慮が必要な場合は、学校で希望する対応が難しいこともあるため、出願を考えているときは事前に相談します。
- 入学試験で提供された個人情報は、入学試験とそれに関する業務以外の目的には使用しないと書かれています。
科目・配点・試験時間と当日の注意
科目と配点は、どの回も共通です。募集要項には、「国語(50分100点)、算数(50分100点)、社会(30分60点)、理科(30分60点)。4科目の合計(320点満点)で合否を判定します。面接試験は行いません」と書かれています。
| 時刻 | 内容 |
|---|---|
| 7:45〜8:30 | 入室 |
| 8:50〜9:40 | 国語(50分・100点) |
| 10:00〜10:50 | 算数(50分・100点) |
| 11:10〜11:40 | 社会(30分・60点) |
| 12:00〜12:30 | 理科(30分・60点) |
| 12:35〜 | 解散 |

試験当日の注意(募集要項より)
- 受験生は、試験当日の午前8:30までに教室に入り、係員の指示を受けます。
- 入室後は、原則として試験が終わるまで校舎の外に出ることができません。保護者と面会することもできません。
- 遅刻した場合は、受験が認められません。欠席した場合や、一部の試験科目を受験しなかった場合は、失格となります。
- 公共交通機関などに大きな障害が生じた場合は、試験開始を遅らせることがあります。
- 持ち物は、受験票と筆記用具(鉛筆またはシャープペンシル、消しゴム)です。軽食や飲料を持参してもよく、休み時間にとることができます。
- 体調不良の場合は、別室での受験が可能です。希望する場合は申し出ます。
- 保護者の控室として、本校の小講堂(暖房完備)が午前7時から午後1時まで使えます。状況によっては設置を見送る場合があります。
入試Q&Aには、追試験について、風邪、発熱、インフルエンザ、コロナウイルス感染症などを含む欠席でも、追試は実施されないと書かれています。体調不良のときは、別室での受験が可能で、希望する場合は電話で問い合わせる、と説明されています。
入試結果(令和4〜8年度)
学校の「入試結果」のページには、令和4〜8年度の、第1回から第3回までの結果が載っています。令和8年度は、2026年2月に行われた入試です。表の「実質倍率」は、公式の表の数字で、受験者数を合格者数で割った値と一致します(令和8年度第1回:368÷133=2.77、公式は2.8。当サイトの計算)。各回とも、学校は、教科ごとの合格基準点を設けず、補欠合格制度もないと書いています。
令和8年度(2026年度)
| 回(実施日) | 募集 | 応募者 | 受験者 | 合格者 | 実質倍率 | 合格基準(4科合計) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1回(2月1日) | 100 | 410 | 368 | 133 | 2.8 | 190点以上 |
| 第2回(2月3日) | 140 | 1,049 | 642 | 230 | 2.8 | 182点以上 |
| 第3回(2月5日) | 40 | 818 | 449 | 71 | 6.3 | 198点以上 |
令和7年度(2025年度)
| 回(実施日) | 募集 | 応募者 | 受験者 | 合格者 | 実質倍率 | 合格基準(4科合計) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1回(2月1日) | 100 | 443 | 393 | 132 | 3.0 | 180点以上 |
| 第2回(2月3日) | 140 | 1,093 | 729 | 231 | 3.2 | 198点以上 |
| 第3回(2月5日) | 40 | 767 | 407 | 60 | 6.8 | 201点以上 |
令和6年度(2024年度)
| 回(実施日) | 募集 | 応募者 | 受験者 | 合格者 | 実質倍率 | 合格基準(4科合計) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1回(2月1日) | 100 | 430 | 368 | 132 | 2.8 | 188点以上 |
| 第2回(2月3日) | 140 | 1,165 | 778 | 229 | 3.4 | 173点以上 |
| 第3回(2月5日) | 40 | 873 | 510 | 55 | 9.3 | 220点以上 |
令和5年度(2023年度)
| 回(実施日) | 募集 | 応募者 | 受験者 | 合格者 | 実質倍率 | 合格基準(4科合計) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1回(2月1日) | 100 | 396 | 362 | 134 | 2.7 | 187点以上 |
| 第2回(2月3日) | 140 | 1,056 | 685 | 228 | 3.0 | 177点以上 |
| 第3回(2月5日) | 40 | 809 | 457 | 70 | 6.5 | 202点以上 |
令和4年度(2022年度)
| 回(実施日) | 募集 | 応募者 | 受験者 | 合格者 | 実質倍率 | 合格基準(4科合計) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1回(2月1日) | 100 | 416 | 367 | 137 | 2.7 | 195点以上 |
| 第2回(2月3日) | 140 | 1,111 | 735 | 222 | 3.3 | 163点以上 |
| 第3回(2月5日) | 40 | 822 | 472 | 75 | 6.3 | 190点以上 |

5年分の表を並べると、公式の数字で分かる事実は次のとおりです。実質倍率は、第1回が2.7〜3.0倍、第2回が2.8〜3.4倍、第3回が6.3〜9.3倍の範囲にあります。第3回は、受験者数が400〜500名台に対して、募集人員が40名、合格者数が55〜75名で、倍率が第1回・第2回より高い年が続いています。一方、令和8年度の第3回は、応募者818名に対して受験者は449名で、出願しても受験しなかった人が多い回でした(当サイトの計算:449÷818)。
合格基準点は、回と年度によって幅があります。令和8年度は、第1回190点、第2回182点、第3回198点でした。満点320点に対する割合では、約59%、約57%、約62%です(当サイトの計算:190÷320、182÷320、198÷320)。学校は入試Q&Aで、「どの回も難易度が同じになるように問題を作成しています」と説明しており、複数回受験したかどうかは合否判定で考慮しないとも書いています。
令和8・7年度の教科別の得点
公式の入試結果には、教科ごとの受験者平均点、合格者平均点、合格者の得点の上限と下限も載っています。令和8年度と令和7年度の表を、公式の数字のまま載せます。
令和8年度(2026年度)
| 回・教科 | 受験者平均点 | 合格者平均点 | 合格者の上限 | 合格者の下限 |
|---|---|---|---|---|
| 第1回 国語(100) | 61.6 | 68.1 | 89 | 46 |
| 第1回 算数(100) | 66.0 | 78.6 | 100 | 46 |
| 第1回 社会(60) | 24.6 | 28.9 | 44 | 9 |
| 第1回 理科(60) | 25.8 | 31.5 | 52 | 19 |
| 第1回 合計(320) | 177.9 | 207.1 | 257 | 190 |
| 第2回 国語(100) | 55.9 | 63.2 | 86 | 34 |
| 第2回 算数(100) | 57.5 | 70.7 | 100 | 40 |
| 第2回 社会(60) | 33.1 | 36.6 | 51 | 18 |
| 第2回 理科(60) | 25.5 | 31.8 | 56 | 13 |
| 第2回 合計(320) | 172.0 | 202.4 | 251 | 182 |
| 第3回 国語(100) | 49.1 | 59.3 | 76 | 38 |
| 第3回 算数(100) | 61.8 | 76.4 | 95 | 51 |
| 第3回 社会(60) | 36.7 | 43.1 | 55 | 23 |
| 第3回 理科(60) | 25.7 | 34.2 | 48 | 18 |
| 第3回 合計(320) | 173.3 | 213.0 | 256 | 198 |
令和7年度(2025年度)
| 回・教科 | 受験者平均点 | 合格者平均点 | 合格者の上限 | 合格者の下限 |
|---|---|---|---|---|
| 第1回 国語(100) | 41.5 | 48.8 | 74 | 28 |
| 第1回 算数(100) | 58.6 | 73.0 | 100 | 48 |
| 第1回 社会(60) | 38.2 | 43.5 | 58 | 29 |
| 第1回 理科(60) | 28.5 | 33.9 | 51 | 18 |
| 第1回 合計(320) | 166.9 | 199.1 | 259 | 180 |
| 第2回 国語(100) | 51.9 | 61.0 | 86 | 33 |
| 第2回 算数(100) | 67.2 | 81.7 | 100 | 59 |
| 第2回 社会(60) | 33.6 | 38.9 | 57 | 21 |
| 第2回 理科(60) | 27.1 | 33.7 | 55 | 19 |
| 第2回 合計(320) | 179.9 | 215.3 | 261 | 198 |
| 第3回 国語(100) | 62.7 | 73.7 | 91 | 51 |
| 第3回 算数(100) | 51.6 | 72.9 | 100 | 41 |
| 第3回 社会(60) | 27.8 | 36.9 | 55 | 20 |
| 第3回 理科(60) | 25.0 | 34.3 | 49 | 14 |
| 第3回 合計(320) | 167.2 | 217.8 | 253 | 201 |
表から読み取れる事実として、令和8年度の第1回では、合格者平均点が207.1点、受験者平均点が177.9点で、差は29.2点です(当サイトの計算)。教科別では、算数の合格者平均点と受験者平均点の差が12.6点で、4教科の中で差が大きい教科です(当サイトの計算:78.6−66.0)。社会は、合格者の下限が9点で、教科ごとの合格基準点がなく、合計点で判定されることが、表の数字にも表れています。
令和4〜6年度の教科別の表も、公式サイトに同じ形式で載っています。年度によって各教科の平均点の高さが変わるため、特定の教科の平均点だけで次年度の難しさを判断するのは難しい、というのが、公式の表を並べたときの当サイトの見解です。
学費と初年度の納入金
学費は、募集要項のPDFに、次のとおり載っています。
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 入学金(入学手続時) | 300,000円 |
| 授業料(年額) | 480,000円(月額40,000円) |
| 維持費(年額) | 240,000円(月額20,000円) |
| その他(年額) | 18,800円(生徒会、師親会の入会金および会費) |
| 初年度納入金合計 | 1,038,800円 |
入学金を除いた年額の合計は738,800円で、入学金300,000円を加えると初年度納入金合計の1,038,800円と一致します(当サイトの計算)。募集要項には、「寄附金、学校債はありません」と書かれています。入試Q&Aにも、寄附金や学校債はなく、諸経費の詳細は学校説明会で配る資料に載っていると書かれています。
授業料等の減免について、募集要項には、入学後に保護者の失職・倒産・破産・死亡などで就学の継続が困難になった場合に、授業料等を減免する制度があると書かれています。入試Q&Aには、特待生制度はない、と書かれています。
過去問と市販の問題集
学校の「過去の入試問題」のページには、令和8年度の第3回入試問題として、国語(50分・100点満点)、算数(50分・100点満点)、社会(30分・60点満点)、理科(30分・60点満点)が掲載されています。問題用紙はB5判中綴じ冊子1冊で、解答用紙は、国語がB4判1枚、算数がB5判1枚、社会がA4判1枚、理科がB5判1枚と書かれています。2026年11月8日時点で確認できた公開は、この第3回分です。
このほか、学校の「採点者からのメッセージ」のページには、2027年度入試の4科(国語・算数・社会・理科)の採点者からの動画メッセージを順次公開すると書かれていますが、同日時点では、各科とも「近日公開予定」の表示でした。公開されたら、出題の意図などを知る資料になります。
市販の過去問題集は、書店などで確認できます。成城学園中学校の過去問題集とは別の本ですので、購入するときは書名と学校名を確認してください(当サイトは市販書籍の内容や価格を確認していません)。
対策の進め方(当サイトの見解)
この節は、学校の公式資料ではなく、募集要項の科目・配点・時間の構成と、公開されている入試結果から読み取れることをもとにした、当サイトの見解です。学校が公表した出題傾向ではありません。
4科目の時間割に慣れる
国語50分、算数50分、社会30分、理科30分を、休憩をはさんで続けて受け、午前8:50から12:30までかかります。過去問題集に取り組むときは、1科目ずつ、試験時間どおりに解くだけでなく、4科目を通しで解く日を作ると、当日の体力や集中力の使い方をつかみやすくなります。社会と理科は各30分なので、時間配分の練習が欠かせないと考えられます。
合計点で判定される入試の考え方
教科ごとの合格基準点がなく、4科目の合計点で判定されます。令和8年度の第1回では、社会の合格者の下限が9点、算数の合格者の上限が100点でした。教科ごとの得意・不得意があっても、合計で基準点に届けばよい仕組みですが、基準点は回と年度で変わるため、1科目に偏らず、4科目全体の底上げを考える必要があると考えられます。
回の選び方
入試Q&Aによると、複数回受験したことは合否判定で考慮されません。どの回も同じ難易度になるように問題が作られている、と学校は説明しています。第1回または第2回に合格した場合は、以後の回を受験できません。第3回は募集40名で、倍率が高い年が続いているため、第1回・第2回で受験を終える見通しか、第3回まで受ける可能性があるかを、出願の前に家庭で確認しておくとよいでしょう。出願の締切は、第1回が1月31日の12:00、第2回が2月2日の19:00、第3回が2月4日の19:00です。
出題の確認
令和8年度の第3回の問題は公開されています。公開されている問題を、実際の試験と同じ時間で解き、公開されている入試結果の平均点や合格基準点と比べると、自分の位置を考える材料になります。他の年度の問題は、市販の過去問題集で補います。
学校を知る:建学の精神・校訓・校章
学校の「建学の精神・沿革」のページには、「社会に有為な人材を育成する」という建学の精神が、創立以来受け継がれていると書かれています。校名の「成城」は、中国の古典『詩経』の「哲夫成城」の「城を成す」に由来し、ここでいう城は地域社会や国を意味する、と学校は説明しています。学校は、広く学問や知識を吸収する場であると同時に、多くの教師や友達との関わりの中で知識を磨き、クラブ活動・生徒会活動・学校行事に取り組む場として、学校を考えています。
校訓
「教育方針」のページには、行動指針として継承されている校訓が、「自学自習」「質実剛健」「敬愛親和」「自治自律」の4つだと書かれています。学習面では、特に「自学自習」が重視され、校歌や「学習十五則」にもうたわれていると説明されています。
| 校訓 | 学校の説明 |
|---|---|
| 自学自習 | 学習面で特に重視される。校歌や学習十五則にもうたわれ、大正時代には、この方針のもとに図書室兼自習室の「自修館」が設置された |
| 質実剛健 | 行動指針として継承されている校訓のひとつ |
| 敬愛親和 | 同上 |
| 自治自律 | 同上 |
校章「三光星」
学校の校章は「三光星」と呼ばれ、「知」「仁」「勇」をあらわす、と学校は説明しています。「知」は深い読み取りができること、「仁」は相手の立場に立って考えられること、「勇」は勇気を持って決断できることです。校章は、当時の生徒によってデザインされ、「哲夫成城」の考え方を象徴するものとして受け継がれている、と書かれています。
学校の歴史
| 年 | できごと(学校の沿革より) |
|---|---|
| 明治18(1885)年 | 「文武講習館」として、京橋区(現在の中央区)築地に創立。創立者は日高藤吉郎 |
| 明治19(1886)年 | 「成城学校」と改称。幼年科、青年科を設置 |
| 明治24(1891)年 | 宮内省より牛込区原町(新宿区原町の現在地)の校地を下賜され、移転 |
| 明治31(1898)年 | 文部省による中学校認可 |
| 明治39(1906)年 | 校歌制定 |
| 大正6(1917)年 | 「成城中学校」と改称。自習室「自修館」を設置 |
| 大正7(1918)年 | 日本で初めての林間学校を長野県中房温泉で開設 |
| 大正14(1925)年 | 成城第二中学校を分離し、世田谷区成城に移転(後の成城学園)。日本で初めての臨海学校を神奈川県逗子市に開設 |
| 昭和22(1947)年 | 学制改革に伴い、新制「成城中学校」発足 |
| 昭和23(1948)年 | 新制「成城高等学校」発足 |
| 平成24(2012)年 | 1号館竣工 |
| 平成26(2014)年 | 2号館竣工。新館を改修し3号館と改称 |
| 平成27(2015)年 | 創立130周年。人工芝のグラウンド・サブグラウンド竣工、自習室「自修館」を新たに設置。新校舎がすべて完成 |
| 平成30(2018)年 | 高校募集を行わないこととし、中高完全一貫校へ移行を開始 |
| 令和3(2021)年 | 中高完全一貫校となる |
| 令和5(2023)年 | 台湾国立新竹高級中学と姉妹校を締結 |
| 令和7(2025)年 | 創立140周年 |
成城学園(世田谷区)については、この表の大正14(1925)年の項目にあるとおり、成城第二中学校が分離して世田谷区成城に移転した、と成城中学校の沿革に書かれています。現在は別の学校法人の別の学校ですので、入試の日程や学費などを調べるときは、学校名と所在地を確認してください。
学習と自修館
「教育方針」のページには、現在の自修館について、生徒をサポートするチューターが常駐し、18:30まで開館していると書かれています。学習十五則の「常に自ら学習する習慣を作るは既に得たる知識よりも、其価値遙に大なり」の教えを具現する場、と学校は説明しています。
「成城での学び」のページの見出しには、「学習十五則をベースにした6年間の教育プログラムで自学自習の習慣形成を育む」「自らテーマを設定する探求型学習」「グローバル教育」などが並んでいます。学校の「学校規模」のページには、特進クラスを設けていないと書かれ、「年間行事」のページには、中学1年の臨海学校、中学2年の林間学校、中学3年の発展学習が載っています。また、「成城生の一日」のページには、中学1年から顕微鏡を使うこと、技術科の「栽培」の体験授業、放課後に職員室でネイティブスピーカーの先生と会話を楽しむ生徒の様子が紹介されています。
学校生活:1日・年間行事
1日の流れ
「成城生の一日」のページによると、1時限は50分で、平日は午前に4時限、午後に2時限です。土曜日は午前中のみの4時限の授業です。授業の終了後に、帰りのホームルームと清掃があります。放課後の部活動等の活動時間は、4月から10月は終了18:00(下校18:30)、11月から3月は終了17:00(下校17:30)です。
昼休みには、持参した弁当や、学食でテイクアウトした弁当を食べます。同じページには、「現在は黙食を守ります」という記載があります。登校は、都営大江戸線の牛込柳町駅から徒歩1分で、信号のない落ち着いた通学路だと紹介されています。
年間行事(中学に関わる主なもの)
| 月 | 主な行事(学校の「年間行事」より) |
|---|---|
| 4月 | 中学入学式、新入生歓迎会、中1オリエンテーリング、学力学習実態調査(中1〜高1) |
| 5月 | 春季校外課業、健康診断、5月考査(中間試験)、春の中学行事、プール開き |
| 6月 | 春の視聴覚行事 |
| 7月 | 7月考査(期末試験)、臨海学校(中1)、林間学校(中2)、発展学習(中3) |
| 8月 | 各クラブ夏期合宿、Global Studies Program(中3〜高2希望者)、オーストラリア・グローバルリーダー研修(中3〜高2希望者) |
| 9月 | 始業式、学力学習実態調査(中1〜中3)、文化祭(成城祭) |
| 10月 | 運動会(中学)、10月考査(中間試験)、秋の中学行事 |
| 11月 | 秋の視聴覚行事 |
| 12月 | マラソン大会、12月考査(期末試験)、発展講習(中3) |
| 1月 | 創立記念日、実用英語技能検定(中1〜高2) |
| 2月 | 中学入試、新入生説明会 |
| 3月 | 3月考査、修学旅行(中3・高2)、スキー学校(中2)、中3を送る会、中学卒業式 |
行事の紹介(学校の説明)
- 林間学校:全国に先駆けて1918(大正7)年に開設された伝統行事。現在は中学2年を対象に、信州で2泊3日。トレッキングや林業体験に加え、近年は3〜4名の班に分かれて農村の家庭で民泊をしている。
- スキー学校:中学2年生対象。長野県志賀高原スキー場で2泊3日。各班に現地のインストラクターがつくため、初心者でも参加できる。
- マラソン大会:埼玉県の国営武蔵丘陵森林公園で、中学生は9.5キロ、高校生は10キロを1時間半以内で走る。医師が待機している。
- 中学運動会:騎馬戦などの伝統的な競技種目や徒手体操がある。学年ごとの全員リレーも行う。本校のグラウンドで実施し、一般公開はしていない。
- 文化祭(成城祭):中高共通の行事で、9月中旬の土日に行われる。準備と片づけを合わせて約1週間。のべ1万人の来場者でにぎわうと、学校は説明している。
- 春季校外課業:学年ごとに実施される遠足。宿泊を伴うこともあり、近年は箱根、山中湖、高尾山、秩父、鎌倉・江ノ島、筑波山などへ行っている。
- 中学行事(5月・10月):春と秋の年2回、中間試験の翌日に、半日を使って社会科見学や博物館見学を行う。班行動が中心。
- 修学旅行:中学3年と高校2年の時に3泊4日。近年は沖縄・北海道・関西・韓国などへ行っている。
「年間行事」のページには、学習十五則の中の、学習は教室の内や書物の上に限らない、という趣旨の言葉が引かれ、学校が行事を大切な学習の機会ととらえていることが書かれています。林間学校・臨海学校を全国に先駆けて開設したのも本校だと、学校は説明しています。
保護者が確認しておきたいこと
この記事は、2026年11月8日時点の、学校の公式サイトの記載をもとにしています。日程や金額が変わることがありますので、最終的には、学校が発行する最新の募集要項と、公式サイトで確認してください。
よくある質問
Q.令和9年度の入試は何回ありますか
A.第1回(2月1日)、第2回(2月3日)、第3回(2月5日)の3回です。募集人員は、第1回が男子100名、第2回が男子140名、第3回が男子40名です。
Q.試験科目と配点は
A.国語100点(50分)、算数100点(50分)、社会60点(30分)、理科60点(30分)の4科目、合計320点満点です。面接はありません。
Q.合格の判定の方法は
A.4科目の合計点で判定します。教科ごとの合格基準点は設けず、補欠合格制度もないと、学校は説明しています。
Q.入試の回によって難易度は違いますか
A.入試Q&Aで、学校は、どの回も難易度が同じになるように問題を作成していると説明しています。
Q.複数回受験すると有利ですか
A.入試Q&Aによると、合否判定で、複数回受験したかどうかは考慮されません。
Q.受験料はいくらですか
A.1回25,000円です。2回同時に出願すると合計35,000円、3回同時に出願すると合計45,000円です。
Q.入学金はいくらですか
A.300,000円です。一度納入された入学金は、理由のいかんを問わず返金されないと書かれています。
Q.初年度の納入金は
A.授業料480,000円、維持費240,000円、その他18,800円に入学金300,000円を加えた、1,038,800円です。寄附金・学校債はありません。
Q.追試験はありますか
A.ありません。体調不良の場合は別室での受験が可能です。
Q.過去の入試結果は公開されていますか
A.令和4〜8年度の、応募者数・受験者数・合格者数・実質倍率、教科別の平均点、合格基準点が、学校の公式サイトに載っています。
Q.過去問は手に入りますか
A.学校の公式サイトに、令和8年度第3回の入試問題が掲載されています。市販の過去問題集は書店などで確認できます。成城学園中学校の本とは別ですので、学校名を確認してください。
Q.成城学園中学校と同じ学校ですか
A.別の学校です。成城中学校は新宿区原町、成城学園中学校は世田谷区にあります。
Q.給食はありますか
A.学校の「成城生の一日」には、持参の弁当や学食でテイクアウトした弁当を食べると紹介されています。


