最終更新:2026年11月 ※令和9年度の細かい決まりは、実施要項と学校の案内で決まります。出願前に、大阪府教育委員会のページと摂津高校の公式サイトで、最新の情報をご確認ください。
摂津高校は、大阪府摂津市にある府立の全日制・普通科の高校です。この記事では、令和9年度(2027年度)の一般選抜で、内申(評定)と当日の学力検査(当日点)が、合否の点数にどう入るのかを、大阪府教育委員会の実施要項(全文)の原文をもとに整理します。あわせて、直近3年の志願状況と、合格者の決め方(総合点とボーダーゾーン)、入試日程も、公式の数字から計算できる範囲でまとめました。
タイプⅡ 実施要項の表では、摂津高校(普通科)の倍率タイプは「Ⅱ」です。学力検査の点を1.2倍、評定の点を0.8倍して合計します。
学力検査は450点(5教科×90点)、評定は450点(中1×2・中2×2・中3×6)で、倍率をかけたあとも、総合点の満点は900点です。倍率タイプⅡでは、学力検査540点、評定360点になります。
合否は、総合点の順に募集人員の一定の割合まで合格を決め、残りは「ボーダーゾーン」で、アドミッションポリシーとの合致などを見て決める仕組みです。
- 倍率タイプⅡの計算(総合点900点の内訳)
- 評定の計算(中1×2・中2×2・中3×6)と1段階の重さ
- 当日点(学力検査)の考え方
- 合格者の決め方(110%・90%・ボーダーゾーン)
- 直近3年(令和6〜8年度)の志願状況
- 令和9年度の入試日程と、時期別の進め方
- 近隣の学校とタイプの違い
大阪府の一般選抜のしくみ(先に押さえたい5点)
配点を読む前に、大阪府の公立高校(全日制)の一般選抜の共通ルールを確認します。ここは府の実施要項の原文にある内容です。
- 調査書は、中1・中2・中3の評定を使います。評定の点数は、中1の合計×2、中2の合計×2、中3の合計×6で、あわせて450点満点(9教科×5段階×10)です。
- 学力検査は、国語・数学・英語・理科・社会の5教科で、各90点・合計450点です。
- 学校ごとに、評定と学力検査の「倍率タイプ」が決まっています。タイプはⅠ〜Ⅴの5種類で、学力検査と評定のどちらを重く見るかが違います。
- 出願は1校1学科等です。一般選抜は、1つの高校・学科に出願します。
- 合格発表は、インターネットで行われ、学力検査の得点と評定が開示されます。
配点の表|倍率タイプⅠ〜Ⅴと、摂津高校のタイプⅡ
府の実施要項には、倍率タイプごとの学力検査と評定の倍率が書かれています。いずれのタイプも、倍率をかけたあとの総合点の満点は900点です。
| タイプ | 学力検査の倍率 | 評定の倍率 | 学力検査(満点) | 評定(満点) | 総合点(満点) |
|---|---|---|---|---|---|
| Ⅰ | 1.4 | 0.6 | 630点 | 270点 | 900点 |
| Ⅱ(摂津高校) | 1.2 | 0.8 | 540点 | 360点 | 900点 |
| Ⅲ | 1.0 | 1.0 | 450点 | 450点 | 900点 |
| Ⅳ | 0.8 | 1.2 | 360点 | 540点 | 900点 |
| Ⅴ | 0.6 | 1.4 | 270点 | 630点 | 900点 |

摂津高校のタイプⅡは、学力検査が60%(540÷900)、評定が40%(360÷900)です。学力検査のほうがやや重い設定ですが、評定も4割を占めます。
評定の計算|中1×2・中2×2・中3×6
評定は、9教科(国語・社会・数学・理科・音楽・美術・保健体育・技術・家庭・外国語)を、学年ごとに足してから、学年の重みをかけます。
| 学年 | 教科の合計(最大) | 重み | 評定の点数(最大) | 評定の中での割合 |
|---|---|---|---|---|
| 中1 | 45 | ×2 | 90点 | 20% |
| 中2 | 45 | ×2 | 90点 | 20% |
| 中3 | 45 | ×6 | 270点 | 60% |
| 合計 | 135 | 450点 | 100% |
中3の評定が、評定の中の6割を占めます。中1・中2は、2割ずつです。タイプⅡでは、このあと評定の点数に0.8をかけます。
評定1段階が、総合点で何点か
| 動いたもの | 評定の点数 | 総合点(×0.8) |
|---|---|---|
| 中3の1教科が1段階 | 6点 | 4.8点 |
| 中1または中2の1教科が1段階 | 2点 | 1.6点 |
| 中3の9教科が各1段階 | 54点 | 43.2点 |
| 中1の9教科が各1段階 | 18点 | 14.4点 |
| 学力検査の1点 | 1点 | 1.2点 |

評定の計算例(例)
| 中1の合計 | 中2の合計 | 中3の合計 | 評定の点数(450点満点) | 総合点に入る点数(×0.8) | 評定の満点に対する割合 |
|---|---|---|---|---|---|
| 27 | 27 | 27 | 270 | 216.0 | 60.0% |
| 30 | 33 | 36 | 342 | 273.6 | 76.0% |
| 33 | 36 | 39 | 372 | 297.6 | 82.7% |
| 36 | 39 | 42 | 402 | 321.6 | 89.3% |
| 39 | 42 | 45 | 432 | 345.6 | 96.0% |
| 45 | 45 | 45 | 450 | 360.0 | 100.0% |
上の表は、評定の合計から公式の式で計算した例です。実際の数字は、中学校の調査書で確認できます。
当日点(学力検査)の考え方
学力検査は、国語・数学・英語・理科・社会の5教科(各90点)です。摂津高校は、実施要項の表で「国語B・数学B・英語B」の問題の組み合わせに分類されています。時間割は、国語50分、数学50分、英語40分(リスニング15分程度を含む)、理科40分、社会40分で、1時間目は9時10分に始まります。
| 教科 | 配点 | 検査時間 |
|---|---|---|
| 国語 | 90点 | 50分 |
| 数学 | 90点 | 50分 |
| 英語 | 90点 | 40分(別にリスニング) |
| 理科 | 90点 | 40分 |
| 社会 | 90点 | 40分 |
| 合計 | 450点 |
英語は、リスニングの配点が全体の約2割になる点も、実施要項に書かれています(A・B問題)。学力検査の素点は、タイプⅡで1.2倍されて総合点に入ります。5教科の素点が10点上がると、総合点は12点動きます。
総合点の計算例(例)
| 例 | 評定の点数(450点満点) | 総合点に入る分(×0.8) | 学力検査の素点(450点満点) | 総合点に入る分(×1.2) | 総合点(900点満点) |
|---|---|---|---|---|---|
| 評定型 | 402 | 322 | 270 | 324 | 646 |
| バランス型 | 372 | 298 | 315 | 378 | 676 |
| 当日点型 | 318 | 254 | 360 | 432 | 686 |
合格者の決め方|110%・90%・ボーダーゾーン
実施要項には、総合点をもとにした合格者の決め方が書かれています。募集人員に対する割合で、段階を踏んで決めます。
- 総合点の高い順に、募集人員の110%にあたる人数までを「第1の群」とします。
- その群のうち、総合点の高い順に、募集人員の90%にあたる人数までを合格とします。
- 残りの、募集人員の90%から110%までの範囲の人たちは、ボーダーゾーンとして扱います。
- ボーダーゾーンでは、アドミッションポリシー(求める生徒像)に「極めて合致」する人を、自己申告書や活動・行動の記録などをもとに、先に合格にします。
- まだ募集人員に満たない場合は、総合点の高い順に合格を決めます。
この決め方は、志願者が募集人員を超えるかどうかにかかわらず行われると、実施要項に書かれています。
例:募集人員が160人の場合(数字は仮の例)
| 段階 | 考え方 | 人数(例) |
|---|---|---|
| 募集人員 | 仮に160人とする | 160人 |
| 110%の範囲 | 総合点の順で、この人数までを対象にする | 176人 |
| 90%(まず合格) | 総合点の高い順に合格 | 144人 |
| ボーダーゾーン | 110%と90%の間 | 32人 |
総合点で9割の範囲に入ると、まず合格が決まる、という仕組みです。ボーダーゾーンに入った場合は、総合点だけでなく、活動や行動の記録も見られます。
直近3年(令和6〜8年度)の志願状況
大阪府は、出願の受付の最終日の14時時点の志願者数を、学校ごとに公表しています。倍率は、志願者数を募集人員で割った数字です。
| 年度 | 募集人員 | 志願者数 | 倍率 | 確認した日(14時時点) |
|---|---|---|---|---|
| 令和6年度 | 200人 | 189人 | 0.95倍 | 3月6日 |
| 令和7年度 | 160人 | 162人 | 1.01倍 | 3月7日 |
| 令和8年度 | 160人 | 180人 | 1.13倍 | 3月6日 |

倍率は、0.95倍、1.01倍、1.13倍と、年ごとに上がりました。令和7年度に募集人員が200人から160人に減り、志願者数は189人から162人に減っています。令和8年度は募集人員が同じ160人で、志願者数が180人に増えました。
年度ごとの増減(募集人員と志願者数)
| 年度 | 募集人員 | 前年度との差(募集人員) | 志願者数 | 前年度との差(志願者) |
|---|---|---|---|---|
| 令和6年度 | 200人 | − | 189人 | − |
| 令和7年度 | 160人 | −40人 | 162人 | −27人 |
| 令和8年度 | 160人 | 0人 | 180人 | +18人 |
令和7年度は、募集人員が40人減り、志願者も27人減りました。倍率は0.95倍から1.01倍へ、わずかに上がっています。令和8年度は、募集人員が変わらないまま、志願者が18人増え、倍率は1.13倍になりました。募集人員が変わると、志願者の数が同じでも、倍率の見え方が変わります。倍率だけでなく、募集人員と志願者数の両方を見ることが大切です。令和9年度の募集人員は、公式の資料で確認してください。
令和9年度の入試日程
| 項目 | 日程(令和9年) |
|---|---|
| 出願期間 | 12月8日〜3月5日(午後2時まで) |
| 出願の受理期間 | 3月3日〜3月5日 |
| 検定料 | 2,200円 |
| 学力検査 | 3月10日(水) |
| 合格発表 | 3月18日(木)午前10時(インターネット) |
出願は、1つの高校・学科等に行います。詳しい手続きは、大阪府教育委員会の実施要項でご確認ください。日程の全体は大阪府公立高校入試2027の日程と選抜でも整理しています。
時期別|内申と当日点を、両方そろえる進め方
ここからは、公式の日程をもとにした進め方の例です。府が定めたものではなく、エスペランサアカデミーの整理です。摂津高校は、タイプⅡで、学力検査が6割、評定が4割ですので、両方に時間を配分することが大切です。
| 時期 | 評定 | 当日点(5教科) |
|---|---|---|
| 中3の11月〜12月 | 2学期の評定の確定に向けて、提出物と定期テストを見直す。中3は6倍 | 入試範囲の総復習を始める。苦手教科を洗い出す |
| 12月(三者面談) | 中1〜中3の評定を確認し、評定の点数を計算する | 過去問を解く日程を決める |
| 1月 | 3学期の取り組みを続ける | 過去問を時間を測って解き、点数と間違いを記録 |
| 2月 | 評定の見通しをもとに、志望校と併願を整理する | 英語のリスニングを含め、5教科の弱点を絞って復習 |
| 3月初旬 | 出願手続き(〜3月5日) | 体調管理と、時間配分の最終確認 |
| 3月10日 | (確定済み) | 学力検査 |
中3の評定が動いたとき、総合点はどう変わるか
中1・中2の評定が決まっているとして、中3の評定の合計が変わったときの総合点(評定分)を計算します。例として、中1の合計が33、中2の合計が36の場合です。タイプⅡなので、評定の点数に0.8をかけます。
| 中3の合計 | 評定の点数(450点満点) | 総合点に入る点数(×0.8) | 評定の満点に対する割合 | 中3合計27のときとの差 |
|---|---|---|---|---|
| 27 | 300 | 240.0 | 66.7% | 基準 |
| 30 | 318 | 254.4 | 70.7% | +14.4 |
| 33 | 336 | 268.8 | 74.7% | +28.8 |
| 36 | 354 | 283.2 | 78.7% | +43.2 |
| 39 | 372 | 297.6 | 82.7% | +57.6 |
| 42 | 390 | 312.0 | 86.7% | +72.0 |
| 45 | 408 | 326.4 | 90.7% | +86.4 |
中3の合計が3上がる(たとえば3教科が1段階ずつ上がる)と、総合点は14.4点動きます。これは、学力検査の素点で12点分です。中3の評定は、動く幅が大きい部分です。2学期の評定が確定する前の今の時期に、取り組みを見直す意味があります。
同じ成績でも、タイプで総合点は変わる
同じ評定・同じ学力検査の得点でも、倍率タイプが違うと、総合点が変わります。次の表は、ある仮の受検生(評定の点数が315点、学力検査の素点が315点)の総合点を、タイプごとに計算したものです。実在の生徒の数字ではありません。
| タイプ | 学力検査分(315×倍率) | 評定分(315×倍率) | 総合点 |
|---|---|---|---|
| Ⅰ | 441 | 189 | 630 |
| Ⅱ(摂津高校) | 378 | 252 | 630 |
| Ⅲ | 315 | 315 | 630 |
| Ⅳ | 252 | 378 | 630 |
| Ⅴ | 189 | 441 | 630 |
評定の点数と学力検査の素点が同じ値であれば、どのタイプでも総合点は630点で同じです。差が出るのは、評定と学力検査の得点のバランスが違うときです。学力検査が評定より高い人は、学力検査の倍率が高いタイプで有利になり、評定が高い人は、評定の倍率が高いタイプで有利になります。
評定と学力検査のバランスが違う場合
| 仮の受検生 | 評定の点数(450点満点) | 学力検査の素点(450点満点) | タイプⅠの総合点 | タイプⅡの総合点 | タイプⅢの総合点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 評定が高く、学力検査が低め | 360 | 270 | 594 | 612 | 630 |
| 評定と学力検査が同じ | 315 | 315 | 630 | 630 | 630 |
| 評定が低めで、学力検査が高い | 270 | 360 | 666 | 648 | 630 |
たとえば「評定が高く、学力検査が低め」の人は、タイプⅠの総合点より、タイプⅢの総合点のほうが高くなります。反対に、「評定が低めで、学力検査が高い」人は、タイプⅠのほうが高くなります。タイプⅡは、その中間です。志望校のタイプを知ることは、勉強の配分を考える材料になります。
学力検査の1点と、評定の1段階を比べる
タイプⅡの計算式に当てはめると、学力検査の素点と評定の点数は、次のように総合点に入ります。
| 項目 | 総合点での動き | 考え方 |
|---|---|---|
| 学力検査の素点1点 | 1.2点 | 素点×1.2 |
| 学力検査の素点10点(1教科の1割強) | 12点 | 5教科のどの教科でも同じ |
| 評定の点数1点 | 0.8点 | 評定の点数×0.8 |
| 中3の1教科が1段階 | 4.8点 | 6点×0.8 |
| 中1・中2の1教科が1段階 | 1.6点 | 2点×0.8 |
| 中3の3教科が1段階ずつ | 14.4点 | 学力検査の素点12点分 |
中3の評定の1段階(4.8点)は、学力検査の素点4点分です。5教科の合計で4点は、1教科あたり1点未満です。評定のほうが動かしやすい場面もあります。一方で、学力検査の素点は、5教科で合計450点あり、伸ばせる幅の大きさは学力検査のほうが大きいです。どちらかに偏らず、両方を積むことが、点数の上では筋が通っています。
学年別|中1から中3までの積み上げ方
摂津高校の評定は、中1から中3まで、学年ごとに重みが違います。中3が6倍、中1・中2が2倍です。
| 学年 | 評定への入り方 | この時期にやっておきたいこと |
|---|---|---|
| 中1 | 合計×2(最大90点)。総合点では最大72点 | 5教科の基礎(計算・漢字・英単語・文法)の定着。提出物とノートの習慣づくり |
| 中2 | 合計×2(最大90点)。総合点では最大72点 | 定期テストの解き直しの習慣。苦手教科を作らない |
| 中3の1学期 | 合計×6(最大270点)の一部。総合点では最大216点 | 1学期の評定を確認し、上げられる教科を決める |
| 中3の2学期 | 中3の評定が、ほぼ固まる時期 | 定期テストと提出物に集中する。12月の三者面談で、全学年の評定を整理する |
| 中3の冬 | 評定は確定済み | 過去問の演習と、間違いの分析。英語のリスニング。体調管理 |
中1・中2の評定は、あとから変えられません。しかし、中3の評定が6倍で入るため、中3で積み上げた分は、大きく総合点に反映されます。中1・中2の評定が思うように伸びなかった場合も、中3の取り組みで取り返せる余地があります。
受検当日と、合格発表のあとの流れ
学力検査は、令和9年3月10日(水)に行われます。1時間目は午前9時10分に始まり、国語(50分)、数学(50分)、英語(40分、別にリスニング)、理科(40分)、社会(40分)の順で進みます。
- 受検票と筆記用具、時計などの持ち物は、学校と中学校の案内で確認します。
- 英語のリスニングは、聞き取りの時間が別に設けられています。
- 試験の時間配分は、過去問を時間を測って解くことで、事前につかめます。
合格発表は、3月18日(木)午前10時で、インターネットで行われます。学力検査の得点と評定が開示されますので、結果を受け止めたうえで、次の準備に進めます。私立高校との併願をしている場合は、私立の入学手続きの期限も、あらかじめ確認しておきます。
近隣の学校とタイプの違い
同じ大阪府内でも、学校によって倍率タイプは違います。実施要項の表から、北河内・三島方面の学校のタイプを抜き出します。
| 学校 | タイプ | 学力検査:評定 |
|---|---|---|
| 摂津 | Ⅱ | 6:4 |
| 阿武野 | Ⅱ | 6:4 |
| 大冠 | Ⅱ | 6:4 |
| 緑風冠 | Ⅱ | 6:4 |
| 交野 | Ⅱ | 6:4 |
| 西寝屋川 | Ⅲ | 5:5 |
| 長尾 | Ⅲ | 5:5 |
| 守口東 | Ⅲ | 5:5 |
| 寝屋川 | Ⅰ | 7:3 |
| 枚方 | Ⅰ | 7:3 |
| 牧野 | Ⅰ | 7:3 |
| 香里丘 | Ⅰ | 7:3 |
同じタイプでも、学力検査の問題の種類(A・B・C)は学校ごとに違います。寝屋川高校や枚方高校はタイプⅠで、学力検査の比重がより大きい設定です。それぞれ、大阪府立寝屋川高校に合格したい、大阪府立枚方高校に合格したいで整理しています。
アドミッションポリシーと自己申告書の考え方
ボーダーゾーンでは、総合点のほかに、アドミッションポリシー(学校が求める生徒像)との合致が見られます。実施要項には、自己申告書と、活動・行動の記録などをもとに判断すると書かれています。どのように書けば評価されるかという基準は、本記事で確認した資料には載っていません。
- 学校の公式サイトで、アドミッションポリシーを読み、自分の中学校生活の経験と重なる点を整理しておく。
- 部活動・委員会・ボランティアなど、続けてきた活動と、そこで学んだことを、具体的な出来事で書けるようにしておく。
- 書き方や様式は、中学校の先生に確認する。自己申告書は、本人の言葉で書くことが大切です。
ボーダーゾーンに入るかどうかは、総合点が出てからでないとわかりません。そのため、自己申告書は、総合点の見通しにかかわらず、準備しておくと安心です。
英語のリスニングの準備
実施要項には、英語のリスニングの配点が、全体の約2割になるA・B問題があると書かれています。摂津高校の英語はB問題です。リスニングは、毎日少しずつ耳を慣らすことで、伸びやすい分野です。
| 時期 | リスニングの取り組み例 |
|---|---|
| 11月〜12月 | 教科書の音声や、過去問の音声を、毎日10分ずつ聞く。聞き取れなかった箇所を、スクリプトで確認する |
| 1月 | 過去問のリスニングを、本番と同じ形式で解く。設問を先に読む練習をする |
| 2月 | 間違えた箇所を、聞き直して確認する。本番の時間帯に合わせて、音声を聞く習慣をつける |
これは、エスペランサアカデミーの整理した進め方の例で、府が定めたものではありません。
志望校の決め方と、併願の考え方
大阪府の一般選抜は、1つの高校・学科に出願します。志望校を決めるときは、次の3点を、順に確認すると整理しやすくなります。
- 評定の点数を、公式の式で計算し、タイプ別の総合点の目安を出す。
- 過去3年の志願状況(倍率)と、募集人員の変化を確認する。
- 私立高校との併願の条件と、手続きの期限を、中学校の先生と確認する。
倍率や総合点の目安は、合格の線を示すものではありません。数字を材料に、中学校の先生と相談して決めてください。志望校の決め方の考え方は、大阪の内申点で行ける高校はどこ?でも整理しています。
三者面談の前に、評定の合計を自分で計算しておくと、先生との話がしやすくなります。計算の手順は、本記事の「評定の計算」の表のとおりです。数字が整理できていると、どの教科にどれだけ時間をかけるかを、具体的に相談できます。
三者面談で確認したいこと
- 中1・中2・中3の1学期までの評定の合計(9教科ずつ)。中1・中2は2倍、中3は6倍で計算します。
- 中3の2学期の評定の見込み。どの教科が上がる余地があるか。
- 志望校と、併願の私立高校の組み合わせ。
- アドミッションポリシーと、自己申告書に書く活動や行動の記録の見通し。
- 出願の手続きと、期間の確認。
私立高校との併願は、内申の使われ方が学校ごとに違います。私立高校の併願で使う内申は、中3のいつの成績か、大阪府の組み合わせは大阪府 内申の帯別と公立・私立併願も参考にしてください。
評定を伸ばすために見直したいこと
- 提出物の期限と内容。評定には授業への取り組みが含まれます。
- 定期テストで失点した単元の解き直し。
- 実技教科(音楽・美術・保健体育・技術・家庭)の提出課題や実技テスト。9教科は同じ重さで数えられます。
- 中3の2学期は、評定の6倍が効く最後の大きな機会です。
よくある勘違い4つ
- 「内申は中3だけ」:中1・中2も、それぞれ2倍で評定に入ります。
- 「当日点だけで決まる」:タイプⅡでは、評定が総合点の4割です。
- 「総合点の順だけで全員が決まる」:募集人員の90%から110%の範囲はボーダーゾーンで、アドミッションポリシーとの合致などが見られます。
- 「倍率が1倍に近ければ心配ない」:倍率は出願の人数の比で、合格の線とは別の数字です。
出願から合格発表までの流れ
- 中3の2学期までの評定が出る(調査書の資料)。
- 三者面談で、志望校と併願を相談する。
- 12月8日から、出願手続きが始まる。
- 出願は、3月5日の午後2時までに行う。
- 3月10日に、学力検査を受ける。
- 3月18日の午前10時に、インターネットで合格発表。得点と評定が開示される。
- 私立高校との併願の場合は、私立の手続きの期限にも注意する。
保護者の方が、家庭でできること
- 評定を、毎学期、親子で一緒に計算してみる。中1・中2は2倍、中3は6倍です。
- 定期テストの結果を、教科ごとの表にして見える形にする。
- 過去問は、家で時間を測って解く環境を整える。
- 英語のリスニングの練習の時間を、毎日少しずつ確保する。
内申の基本は大阪府公立高校の内申点の計算方法、公立と私立の組み合わせは大阪の内申点で行ける高校はどこ?で説明しています。
出願前の確認リスト
| 確認すること | 確認する先 | 時期の目安 |
|---|---|---|
| 令和9年度の募集人員 | 府教育委員会の資料、学校の案内 | 秋〜冬 |
| 中1〜中3の評定(9教科×3学年) | 調査書の見込み、三者面談 | 12月 |
| アドミッションポリシーと自己申告書 | 学校の案内、中学校の先生 | 12月〜1月 |
| 出願の手順と期間(12月8日〜3月5日) | 実施要項、中学校の進路指導 | 1月〜2月 |
| 学力検査の持ち物と集合時間 | 受検票、学校の案内 | 3月上旬 |
このリストは、府が定めた手順ではなく、確認漏れを防ぐための整理です。正式な内容は、実施要項と中学校の案内で確認してください。
まとめ|摂津高校の内申と当日点
- 摂津高校は倍率タイプⅡ。学力検査(450点)を1.2倍、評定(450点)を0.8倍して、総合点は900点満点。
- 評定は、中1×2・中2×2・中3×6。中3の1段階は、総合点で4.8点。
- 合格者は、総合点の順に募集人員の90%までを決め、残りはボーダーゾーンで、アドミッションポリシーとの合致などを見て決める。
- 倍率は、令和6年度0.95倍、7年度1.01倍、8年度1.13倍(最終日14時時点)。
- 学力検査は令和9年3月10日、合格発表は3月18日。募集人員は公式資料で確認する。
よくいただくご質問
出典(公式資料)
- 大阪府教育委員会「令和9年度大阪府公立高等学校入学者選抜 実施要項(全文)」(PDF)
- 大阪府教育委員会「令和9年度 公立高等学校入学者選抜」ページ
- 同「令和8年度 一般選抜 志願者数(3月6日14時)」(PDF)
- 同「令和7年度 一般選抜 志願者数(3月7日14時)」(PDF)
- 同「令和6年度 一般選抜 志願者数(3月6日14時)」(PDF)
この記事の数字は、大阪府教育委員会が公表した資料から、エスペランサアカデミーが計算・整理したものです。計算例は、公式の式で計算した例で、実在の生徒の数字ではありません。最新の情報は、府教育委員会と各学校の公式の案内でご確認ください。


