摂津高校の内申と当日点|配点の比率と合格までの考え方【令和9年度】

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最終更新:2026年11月 ※令和9年度の細かい決まりは、実施要項と学校の案内で決まります。出願前に、大阪府教育委員会のページと摂津高校の公式サイトで、最新の情報をご確認ください。

摂津高校は、大阪府摂津市にある府立の全日制・普通科の高校です。この記事では、令和9年度(2027年度)の一般選抜で、内申(評定)と当日の学力検査(当日点)が、合否の点数にどう入るのかを、大阪府教育委員会の実施要項(全文)の原文をもとに整理します。あわせて、直近3年の志願状況と、合格者の決め方(総合点とボーダーゾーン)、入試日程も、公式の数字から計算できる範囲でまとめました。

結論:摂津高校の「内申と当日点」はこう決まります

タイプⅡ 実施要項の表では、摂津高校(普通科)の倍率タイプは「Ⅱ」です。学力検査の点を1.2倍、評定の点を0.8倍して合計します。

学力検査は450点(5教科×90点)、評定は450点(中1×2・中2×2・中3×6)で、倍率をかけたあとも、総合点の満点は900点です。倍率タイプⅡでは、学力検査540点、評定360点になります。

合否は、総合点の順に募集人員の一定の割合まで合格を決め、残りは「ボーダーゾーン」で、アドミッションポリシーとの合致などを見て決める仕組みです。

この記事でわかること
  • 倍率タイプⅡの計算(総合点900点の内訳)
  • 評定の計算(中1×2・中2×2・中3×6)と1段階の重さ
  • 当日点(学力検査)の考え方
  • 合格者の決め方(110%・90%・ボーダーゾーン)
  • 直近3年(令和6〜8年度)の志願状況
  • 令和9年度の入試日程と、時期別の進め方
  • 近隣の学校とタイプの違い

大阪府の一般選抜のしくみ(先に押さえたい5点)

配点を読む前に、大阪府の公立高校(全日制)の一般選抜の共通ルールを確認します。ここは府の実施要項の原文にある内容です。

  1. 調査書は、中1・中2・中3の評定を使います。評定の点数は、中1の合計×2、中2の合計×2、中3の合計×6で、あわせて450点満点(9教科×5段階×10)です。
  2. 学力検査は、国語・数学・英語・理科・社会の5教科で、各90点・合計450点です。
  3. 学校ごとに、評定と学力検査の「倍率タイプ」が決まっています。タイプはⅠ〜Ⅴの5種類で、学力検査と評定のどちらを重く見るかが違います。
  4. 出願は1校1学科等です。一般選抜は、1つの高校・学科に出願します。
  5. 合格発表は、インターネットで行われ、学力検査の得点と評定が開示されます。

配点の表|倍率タイプⅠ〜Ⅴと、摂津高校のタイプⅡ

府の実施要項には、倍率タイプごとの学力検査と評定の倍率が書かれています。いずれのタイプも、倍率をかけたあとの総合点の満点は900点です。

タイプ学力検査の倍率評定の倍率学力検査(満点)評定(満点)総合点(満点)
Ⅰ1.40.6630点270点900点
Ⅱ(摂津高校)1.20.8540点360点900点
Ⅲ1.01.0450点450点900点
Ⅳ0.81.2360点540点900点
Ⅴ0.61.4270点630点900点
倍率タイプⅠ〜Ⅴの配点
図 倍率タイプごとの学力検査と評定の満点(総合点900点)。実施要項をもとに作成

摂津高校のタイプⅡは、学力検査が60%(540÷900)、評定が40%(360÷900)です。学力検査のほうがやや重い設定ですが、評定も4割を占めます。

読み方の注意
令和9年度の募集人員は、本記事の作成時点で確認できていません。また、合格最低点や合格者の総合点の平均は、公表資料に載っていないため、本記事では目安の点数を示していません。

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評定の計算|中1×2・中2×2・中3×6

評定は、9教科(国語・社会・数学・理科・音楽・美術・保健体育・技術・家庭・外国語)を、学年ごとに足してから、学年の重みをかけます。

学年教科の合計(最大)重み評定の点数(最大)評定の中での割合
中145×290点20%
中245×290点20%
中345×6270点60%
合計135450点100%

中3の評定が、評定の中の6割を占めます。中1・中2は、2割ずつです。タイプⅡでは、このあと評定の点数に0.8をかけます。

評定1段階が、総合点で何点か

動いたもの評定の点数総合点(×0.8)
中3の1教科が1段階6点4.8点
中1または中2の1教科が1段階2点1.6点
中3の9教科が各1段階54点43.2点
中1の9教科が各1段階18点14.4点
学力検査の1点1点1.2点
中3の1段階は4.8点。学力検査の4点分
タイプⅡで、中3の1教科が1段階上がると、総合点は4.8点動きます。学力検査では、素点で4点分です。中3の9教科がすべて1段階上がると、総合点は43.2点で、学力検査の素点でいうと36点分にあたります。
評定と学力検査の重さ
図 1段階・1点が総合点に与える重さ(タイプⅡ・計算値)。エスペランサアカデミー作成

評定の計算例(例)

中1の合計中2の合計中3の合計評定の点数(450点満点)総合点に入る点数(×0.8)評定の満点に対する割合
272727270216.060.0%
303336342273.676.0%
333639372297.682.7%
363942402321.689.3%
394245432345.696.0%
454545450360.0100.0%

上の表は、評定の合計から公式の式で計算した例です。実際の数字は、中学校の調査書で確認できます。

当日点(学力検査)の考え方

学力検査は、国語・数学・英語・理科・社会の5教科(各90点)です。摂津高校は、実施要項の表で「国語B・数学B・英語B」の問題の組み合わせに分類されています。時間割は、国語50分、数学50分、英語40分(リスニング15分程度を含む)、理科40分、社会40分で、1時間目は9時10分に始まります。

教科配点検査時間
国語90点50分
数学90点50分
英語90点40分(別にリスニング)
理科90点40分
社会90点40分
合計450点

英語は、リスニングの配点が全体の約2割になる点も、実施要項に書かれています(A・B問題)。学力検査の素点は、タイプⅡで1.2倍されて総合点に入ります。5教科の素点が10点上がると、総合点は12点動きます。

総合点の計算例(例)

例評定の点数(450点満点)総合点に入る分(×0.8)学力検査の素点(450点満点)総合点に入る分(×1.2)総合点(900点満点)
評定型402322270324646
バランス型372298315378676
当日点型318254360432686
例の読み方
3人の総合点は、近い範囲にあります。評定が高めで学力検査が低めの人と、評定が低めで学力検査が高めの人が、似た総合点になることがあります。これは仕組みを確かめるための架空の例で、実際の合否の線を示すものではありません。

合格者の決め方|110%・90%・ボーダーゾーン

実施要項には、総合点をもとにした合格者の決め方が書かれています。募集人員に対する割合で、段階を踏んで決めます。

  1. 総合点の高い順に、募集人員の110%にあたる人数までを「第1の群」とします。
  2. その群のうち、総合点の高い順に、募集人員の90%にあたる人数までを合格とします。
  3. 残りの、募集人員の90%から110%までの範囲の人たちは、ボーダーゾーンとして扱います。
  4. ボーダーゾーンでは、アドミッションポリシー(求める生徒像)に「極めて合致」する人を、自己申告書や活動・行動の記録などをもとに、先に合格にします。
  5. まだ募集人員に満たない場合は、総合点の高い順に合格を決めます。

この決め方は、志願者が募集人員を超えるかどうかにかかわらず行われると、実施要項に書かれています。

例:募集人員が160人の場合(数字は仮の例)

段階考え方人数(例)
募集人員仮に160人とする160人
110%の範囲総合点の順で、この人数までを対象にする176人
90%(まず合格)総合点の高い順に合格144人
ボーダーゾーン110%と90%の間32人
数字について
上の160人は、令和8年度の募集人員を使った仮の例です。令和9年度の募集人員は、公式の資料で確認してください。この例は、決め方の流れを示すものです。

総合点で9割の範囲に入ると、まず合格が決まる、という仕組みです。ボーダーゾーンに入った場合は、総合点だけでなく、活動や行動の記録も見られます。

直近3年(令和6〜8年度)の志願状況

大阪府は、出願の受付の最終日の14時時点の志願者数を、学校ごとに公表しています。倍率は、志願者数を募集人員で割った数字です。

年度募集人員志願者数倍率確認した日(14時時点)
令和6年度200人189人0.95倍3月6日
令和7年度160人162人1.01倍3月7日
令和8年度160人180人1.13倍3月6日
摂津高校の倍率のうごき
図 摂津高校の倍率(志願者数÷募集人員)。出典:大阪府の志願者数(令和6〜8年度・最終日14時)

倍率は、0.95倍、1.01倍、1.13倍と、年ごとに上がりました。令和7年度に募集人員が200人から160人に減り、志願者数は189人から162人に減っています。令和8年度は募集人員が同じ160人で、志願者数が180人に増えました。

年度ごとの増減(募集人員と志願者数)

年度募集人員前年度との差(募集人員)志願者数前年度との差(志願者)
令和6年度200人−189人−
令和7年度160人−40人162人−27人
令和8年度160人0人180人+18人

令和7年度は、募集人員が40人減り、志願者も27人減りました。倍率は0.95倍から1.01倍へ、わずかに上がっています。令和8年度は、募集人員が変わらないまま、志願者が18人増え、倍率は1.13倍になりました。募集人員が変わると、志願者の数が同じでも、倍率の見え方が変わります。倍率だけでなく、募集人員と志願者数の両方を見ることが大切です。令和9年度の募集人員は、公式の資料で確認してください。

倍率の読み方
この数字は、受付の最終日の時点のものです。大阪府の一般選抜は、出願の変更ができる期間があるため、最終的な数字と一致するとは限りません。また、1倍を下回っていても、合格が決まるわけではありません。令和9年度の倍率は、出願期間の数字を確認してください。

令和9年度の入試日程

項目日程(令和9年)
出願期間12月8日〜3月5日(午後2時まで)
出願の受理期間3月3日〜3月5日
検定料2,200円
学力検査3月10日(水)
合格発表3月18日(木)午前10時(インターネット)

出願は、1つの高校・学科等に行います。詳しい手続きは、大阪府教育委員会の実施要項でご確認ください。日程の全体は大阪府公立高校入試2027の日程と選抜でも整理しています。

時期別|内申と当日点を、両方そろえる進め方

ここからは、公式の日程をもとにした進め方の例です。府が定めたものではなく、エスペランサアカデミーの整理です。摂津高校は、タイプⅡで、学力検査が6割、評定が4割ですので、両方に時間を配分することが大切です。

時期評定当日点(5教科)
中3の11月〜12月2学期の評定の確定に向けて、提出物と定期テストを見直す。中3は6倍入試範囲の総復習を始める。苦手教科を洗い出す
12月(三者面談)中1〜中3の評定を確認し、評定の点数を計算する過去問を解く日程を決める
1月3学期の取り組みを続ける過去問を時間を測って解き、点数と間違いを記録
2月評定の見通しをもとに、志望校と併願を整理する英語のリスニングを含め、5教科の弱点を絞って復習
3月初旬出願手続き(〜3月5日)体調管理と、時間配分の最終確認
3月10日(確定済み)学力検査

中3の評定が動いたとき、総合点はどう変わるか

中1・中2の評定が決まっているとして、中3の評定の合計が変わったときの総合点(評定分)を計算します。例として、中1の合計が33、中2の合計が36の場合です。タイプⅡなので、評定の点数に0.8をかけます。

中3の合計評定の点数(450点満点)総合点に入る点数(×0.8)評定の満点に対する割合中3合計27のときとの差
27300240.066.7%基準
30318254.470.7%+14.4
33336268.874.7%+28.8
36354283.278.7%+43.2
39372297.682.7%+57.6
42390312.086.7%+72.0
45408326.490.7%+86.4

中3の合計が3上がる(たとえば3教科が1段階ずつ上がる)と、総合点は14.4点動きます。これは、学力検査の素点で12点分です。中3の評定は、動く幅が大きい部分です。2学期の評定が確定する前の今の時期に、取り組みを見直す意味があります。

同じ成績でも、タイプで総合点は変わる

同じ評定・同じ学力検査の得点でも、倍率タイプが違うと、総合点が変わります。次の表は、ある仮の受検生(評定の点数が315点、学力検査の素点が315点)の総合点を、タイプごとに計算したものです。実在の生徒の数字ではありません。

タイプ学力検査分(315×倍率)評定分(315×倍率)総合点
Ⅰ441189630
Ⅱ(摂津高校)378252630
Ⅲ315315630
Ⅳ252378630
Ⅴ189441630

評定の点数と学力検査の素点が同じ値であれば、どのタイプでも総合点は630点で同じです。差が出るのは、評定と学力検査の得点のバランスが違うときです。学力検査が評定より高い人は、学力検査の倍率が高いタイプで有利になり、評定が高い人は、評定の倍率が高いタイプで有利になります。

評定と学力検査のバランスが違う場合

仮の受検生評定の点数(450点満点)学力検査の素点(450点満点)タイプⅠの総合点タイプⅡの総合点タイプⅢの総合点
評定が高く、学力検査が低め360270594612630
評定と学力検査が同じ315315630630630
評定が低めで、学力検査が高い270360666648630

たとえば「評定が高く、学力検査が低め」の人は、タイプⅠの総合点より、タイプⅢの総合点のほうが高くなります。反対に、「評定が低めで、学力検査が高い」人は、タイプⅠのほうが高くなります。タイプⅡは、その中間です。志望校のタイプを知ることは、勉強の配分を考える材料になります。

学力検査の1点と、評定の1段階を比べる

タイプⅡの計算式に当てはめると、学力検査の素点と評定の点数は、次のように総合点に入ります。

項目総合点での動き考え方
学力検査の素点1点1.2点素点×1.2
学力検査の素点10点(1教科の1割強)12点5教科のどの教科でも同じ
評定の点数1点0.8点評定の点数×0.8
中3の1教科が1段階4.8点6点×0.8
中1・中2の1教科が1段階1.6点2点×0.8
中3の3教科が1段階ずつ14.4点学力検査の素点12点分

中3の評定の1段階(4.8点)は、学力検査の素点4点分です。5教科の合計で4点は、1教科あたり1点未満です。評定のほうが動かしやすい場面もあります。一方で、学力検査の素点は、5教科で合計450点あり、伸ばせる幅の大きさは学力検査のほうが大きいです。どちらかに偏らず、両方を積むことが、点数の上では筋が通っています。

学年別|中1から中3までの積み上げ方

摂津高校の評定は、中1から中3まで、学年ごとに重みが違います。中3が6倍、中1・中2が2倍です。

学年評定への入り方この時期にやっておきたいこと
中1合計×2(最大90点)。総合点では最大72点5教科の基礎(計算・漢字・英単語・文法)の定着。提出物とノートの習慣づくり
中2合計×2(最大90点)。総合点では最大72点定期テストの解き直しの習慣。苦手教科を作らない
中3の1学期合計×6(最大270点)の一部。総合点では最大216点1学期の評定を確認し、上げられる教科を決める
中3の2学期中3の評定が、ほぼ固まる時期定期テストと提出物に集中する。12月の三者面談で、全学年の評定を整理する
中3の冬評定は確定済み過去問の演習と、間違いの分析。英語のリスニング。体調管理

中1・中2の評定は、あとから変えられません。しかし、中3の評定が6倍で入るため、中3で積み上げた分は、大きく総合点に反映されます。中1・中2の評定が思うように伸びなかった場合も、中3の取り組みで取り返せる余地があります。

受検当日と、合格発表のあとの流れ

学力検査は、令和9年3月10日(水)に行われます。1時間目は午前9時10分に始まり、国語(50分)、数学(50分)、英語(40分、別にリスニング)、理科(40分)、社会(40分)の順で進みます。

  • 受検票と筆記用具、時計などの持ち物は、学校と中学校の案内で確認します。
  • 英語のリスニングは、聞き取りの時間が別に設けられています。
  • 試験の時間配分は、過去問を時間を測って解くことで、事前につかめます。

合格発表は、3月18日(木)午前10時で、インターネットで行われます。学力検査の得点と評定が開示されますので、結果を受け止めたうえで、次の準備に進めます。私立高校との併願をしている場合は、私立の入学手続きの期限も、あらかじめ確認しておきます。

近隣の学校とタイプの違い

同じ大阪府内でも、学校によって倍率タイプは違います。実施要項の表から、北河内・三島方面の学校のタイプを抜き出します。

学校タイプ学力検査:評定
摂津Ⅱ6:4
阿武野Ⅱ6:4
大冠Ⅱ6:4
緑風冠Ⅱ6:4
交野Ⅱ6:4
西寝屋川Ⅲ5:5
長尾Ⅲ5:5
守口東Ⅲ5:5
寝屋川Ⅰ7:3
枚方Ⅰ7:3
牧野Ⅰ7:3
香里丘Ⅰ7:3

同じタイプでも、学力検査の問題の種類(A・B・C)は学校ごとに違います。寝屋川高校や枚方高校はタイプⅠで、学力検査の比重がより大きい設定です。それぞれ、大阪府立寝屋川高校に合格したい、大阪府立枚方高校に合格したいで整理しています。

アドミッションポリシーと自己申告書の考え方

ボーダーゾーンでは、総合点のほかに、アドミッションポリシー(学校が求める生徒像)との合致が見られます。実施要項には、自己申告書と、活動・行動の記録などをもとに判断すると書かれています。どのように書けば評価されるかという基準は、本記事で確認した資料には載っていません。

  • 学校の公式サイトで、アドミッションポリシーを読み、自分の中学校生活の経験と重なる点を整理しておく。
  • 部活動・委員会・ボランティアなど、続けてきた活動と、そこで学んだことを、具体的な出来事で書けるようにしておく。
  • 書き方や様式は、中学校の先生に確認する。自己申告書は、本人の言葉で書くことが大切です。

ボーダーゾーンに入るかどうかは、総合点が出てからでないとわかりません。そのため、自己申告書は、総合点の見通しにかかわらず、準備しておくと安心です。

英語のリスニングの準備

実施要項には、英語のリスニングの配点が、全体の約2割になるA・B問題があると書かれています。摂津高校の英語はB問題です。リスニングは、毎日少しずつ耳を慣らすことで、伸びやすい分野です。

時期リスニングの取り組み例
11月〜12月教科書の音声や、過去問の音声を、毎日10分ずつ聞く。聞き取れなかった箇所を、スクリプトで確認する
1月過去問のリスニングを、本番と同じ形式で解く。設問を先に読む練習をする
2月間違えた箇所を、聞き直して確認する。本番の時間帯に合わせて、音声を聞く習慣をつける

これは、エスペランサアカデミーの整理した進め方の例で、府が定めたものではありません。

志望校の決め方と、併願の考え方

大阪府の一般選抜は、1つの高校・学科に出願します。志望校を決めるときは、次の3点を、順に確認すると整理しやすくなります。

  1. 評定の点数を、公式の式で計算し、タイプ別の総合点の目安を出す。
  2. 過去3年の志願状況(倍率)と、募集人員の変化を確認する。
  3. 私立高校との併願の条件と、手続きの期限を、中学校の先生と確認する。

倍率や総合点の目安は、合格の線を示すものではありません。数字を材料に、中学校の先生と相談して決めてください。志望校の決め方の考え方は、大阪の内申点で行ける高校はどこ?でも整理しています。

三者面談の前に、評定の合計を自分で計算しておくと、先生との話がしやすくなります。計算の手順は、本記事の「評定の計算」の表のとおりです。数字が整理できていると、どの教科にどれだけ時間をかけるかを、具体的に相談できます。

三者面談で確認したいこと

  • 中1・中2・中3の1学期までの評定の合計(9教科ずつ)。中1・中2は2倍、中3は6倍で計算します。
  • 中3の2学期の評定の見込み。どの教科が上がる余地があるか。
  • 志望校と、併願の私立高校の組み合わせ。
  • アドミッションポリシーと、自己申告書に書く活動や行動の記録の見通し。
  • 出願の手続きと、期間の確認。

私立高校との併願は、内申の使われ方が学校ごとに違います。私立高校の併願で使う内申は、中3のいつの成績か、大阪府の組み合わせは大阪府 内申の帯別と公立・私立併願も参考にしてください。

評定を伸ばすために見直したいこと

  • 提出物の期限と内容。評定には授業への取り組みが含まれます。
  • 定期テストで失点した単元の解き直し。
  • 実技教科(音楽・美術・保健体育・技術・家庭)の提出課題や実技テスト。9教科は同じ重さで数えられます。
  • 中3の2学期は、評定の6倍が効く最後の大きな機会です。

よくある勘違い4つ

  1. 「内申は中3だけ」:中1・中2も、それぞれ2倍で評定に入ります。
  2. 「当日点だけで決まる」:タイプⅡでは、評定が総合点の4割です。
  3. 「総合点の順だけで全員が決まる」:募集人員の90%から110%の範囲はボーダーゾーンで、アドミッションポリシーとの合致などが見られます。
  4. 「倍率が1倍に近ければ心配ない」:倍率は出願の人数の比で、合格の線とは別の数字です。

出願から合格発表までの流れ

  1. 中3の2学期までの評定が出る(調査書の資料)。
  2. 三者面談で、志望校と併願を相談する。
  3. 12月8日から、出願手続きが始まる。
  4. 出願は、3月5日の午後2時までに行う。
  5. 3月10日に、学力検査を受ける。
  6. 3月18日の午前10時に、インターネットで合格発表。得点と評定が開示される。
  7. 私立高校との併願の場合は、私立の手続きの期限にも注意する。

保護者の方が、家庭でできること

  • 評定を、毎学期、親子で一緒に計算してみる。中1・中2は2倍、中3は6倍です。
  • 定期テストの結果を、教科ごとの表にして見える形にする。
  • 過去問は、家で時間を測って解く環境を整える。
  • 英語のリスニングの練習の時間を、毎日少しずつ確保する。

内申の基本は大阪府公立高校の内申点の計算方法、公立と私立の組み合わせは大阪の内申点で行ける高校はどこ?で説明しています。

出願前の確認リスト

確認すること確認する先時期の目安
令和9年度の募集人員府教育委員会の資料、学校の案内秋〜冬
中1〜中3の評定(9教科×3学年)調査書の見込み、三者面談12月
アドミッションポリシーと自己申告書学校の案内、中学校の先生12月〜1月
出願の手順と期間(12月8日〜3月5日)実施要項、中学校の進路指導1月〜2月
学力検査の持ち物と集合時間受検票、学校の案内3月上旬

このリストは、府が定めた手順ではなく、確認漏れを防ぐための整理です。正式な内容は、実施要項と中学校の案内で確認してください。

まとめ|摂津高校の内申と当日点

  • 摂津高校は倍率タイプⅡ。学力検査(450点)を1.2倍、評定(450点)を0.8倍して、総合点は900点満点。
  • 評定は、中1×2・中2×2・中3×6。中3の1段階は、総合点で4.8点。
  • 合格者は、総合点の順に募集人員の90%までを決め、残りはボーダーゾーンで、アドミッションポリシーとの合致などを見て決める。
  • 倍率は、令和6年度0.95倍、7年度1.01倍、8年度1.13倍(最終日14時時点)。
  • 学力検査は令和9年3月10日、合格発表は3月18日。募集人員は公式資料で確認する。

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よくいただくご質問

Q. 摂津高校の内申と当日点の割合は?
倍率タイプⅡで、学力検査が540点、評定が360点です。総合点は900点満点で、割合は6対4です。
Q. 評定は中1から使いますか?
使います。中1の合計×2、中2の合計×2、中3の合計×6で、450点満点です。タイプⅡでは、これに0.8をかけます。
Q. 合格最低点は公表されていますか?
公表資料には載っていないため、本記事では目安の点数を示していません。得点と評定は、合格発表のときに本人へ開示されます。
Q. ボーダーゾーンとは何ですか?
総合点の順で募集人員の90%まで合格を決めたあと、残りの範囲(90%から110%)を指します。アドミッションポリシーに極めて合致する人を、自己申告書などから先に合格にします。
Q. 令和9年度の入試日程は?
出願は12月8日〜3月5日、学力検査は3月10日、合格発表は3月18日午前10時です。
Q. 倍率が1倍前後なので、入りやすいですか?
倍率は出願者数の比で、合格の線とは別の数字です。令和8年度は1.13倍でした。令和9年度の数字は、出願期間の資料で確認してください。
Q. 倍率タイプとは何ですか?
学力検査と評定に、学校ごとにかける倍率の組み合わせです。Ⅰ〜Ⅴの5種類で、総合点の満点はいずれも900点です。
Q. 中3の評定は、なぜ重く見られますか?
実施要項の式で、中3の評定の合計に6をかけるためです。中1・中2は2倍ですので、中3の1段階は、中1・中2の1段階の3倍の重さで評定に入ります。タイプⅡでは、さらに0.8をかけて総合点に入ります。
Q. 出願は、何校までできますか?
一般選抜の出願は、1校1学科等です。複数の公立高校に同時に出願することはできません。併願は、私立高校との組み合わせで考えます。
Q. 自己申告書とは何ですか?
ボーダーゾーンの判定で見られる資料のひとつです。書き方や様式は、実施要項と中学校の案内で確認してください。

出典(公式資料)

この記事の数字は、大阪府教育委員会が公表した資料から、エスペランサアカデミーが計算・整理したものです。計算例は、公式の式で計算した例で、実在の生徒の数字ではありません。最新の情報は、府教育委員会と各学校の公式の案内でご確認ください。

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