明治学院高校を志望する方から、いちばん多く聞かれるのが併願の組み方です。併願は「滑り止め」ではありません。当日どう戦うかを決めるためのものです。ここを9月〜11月のうちに固めておくと、1月以降の精神状態がまったく変わります。
この記事でわかること
併願を「滑り止め」と考えてはいけない理由
3層の階段の作り方(3〜5校)
私立志望と公立併願、どちらを軸にするか
手続き締切で失敗しないための管理表
いつまでに確定させるか
併願は「落ちたとき用」ではありません
併願を落ちたときの保険だと考えると、受ける学校を適当に選んでしまいます。本当の役割はこれです。
1第一志望の前に1つ合格を取るため
先に合格が1つあると、本命の日に「守る戦い方」をしなくて済みます。攻めた解答ができるかどうかは、この1つがあるかで決まります。
2入試の空気に慣れるため
初めての会場、初めての緊張。本命が人生初の入試だと、実力の7割しか出ません。前哨戦を1〜2回置くのが定石です。
3進学先を必ず1つ確保するため
ここは説明不要ですが、「行ってもいい」と思える学校だけを入れてください。行く気のない学校を入れても、受験料と体力を使うだけです。
3層の階段をつくる|3〜5校が目安
| 層 | 位置づけ | 校数 | 受験時期 |
|---|---|---|---|
| チャレンジ | 明治学院高校を含む第一志望群 | 1〜2校 | 2月上旬 |
| 実力相応 | いまの成績で五分五分 | 1〜2校 | 1月下旬〜2月上旬 |
| 確実 | 模試で安定して合格圏 | 1校 | 1月中(必ず先に) |
◎ 順番がいちばん大事です
「確実」を1月中に、必ず先に受けてください。2月に全部固めると、1つ落ちた瞬間に立て直せません。1月に1つ持っている状態で2月に入る。これが理想です。
✕ やってはいけない3つ
①校数を増やしすぎる…6校以上は移動と体力で本命が潰れます。
②全部同じレベルで揃える…階段になっていないと全滅の可能性が残ります。
③行く気のない学校を入れる…受験料3万円と当日1日を捨てることになります。
私立を軸にするか、公立を軸にするか
| 私立第一志望 | 公立第一志望+私立併願 | |
|---|---|---|
| 勉強の重心 | 各校の出題形式に合わせる | 5教科をまんべんなく+内申 |
| 9月からやること | 過去問の形式研究の比重が高い | 内申を取りにいく。2学期が勝負 |
| 併願の作り方 | 私立で3層をつくる | 私立で「確実」を1つ、公立が本命 |
| 注意点 | 学校ごとに形式が違うので広げすぎない | 私立対策を後回しにしすぎない |
明治学院高校を第一志望にする場合は、左の列で組み立てるのが基本です。ただしご家庭の方針で公立も残す場合は、9月の段階で「どちらを主にするか」だけは決めてください。両方を全力でやるのは物理的に無理です。
併願の組み方を、いまの成績から一緒に決めませんか
模試の結果と内申をお持ちいただければ、3層をどう並べるか、いつ何を受けるかまで具体的にご提案します。初回のご相談・体験授業は無料です。
手続き締切の管理表をつくる
毎年いちばん多い事故が入学手続きの締切もれです。合格しても、期日までに手続金を入れないと権利が消えます。
学校ごとに、この6つを1枚の紙に書き出す
☑ 出願開始日と出願締切日
☑ 試験日
☑ 合格発表日と発表方法
☑ 入学手続きの締切日と時刻
☑ 手続金の金額と、延納が可能か
☑ 併願優遇・推薦の有無と、その条件
※日程・手続金・延納の可否は年度によって変わります。必ず各校が公表している最新の募集要項でご確認ください。
いつまでに確定させるか
| 時期 | やること |
|---|---|
| 9月 | 候補を8〜10校ざっくり出す。まだ絞らなくていい |
| 10月 | 学校説明会に行く。行く気になれるかを自分の目で見る |
| 11月 | 模試の結果を見て3層に振り分ける |
| 12月 | ここで確定。手続き締切の管理表を作る |
| 1月 | 「確実」の1校を受験。合格を確保する |
| 2月 | 本命 |
よくあるご質問
Q. 併願は何校が適正ですか。
A. 3〜5校です。6校を超えると移動と体力で本命の日にコンディションが崩れます。少なすぎる(2校以下)と全滅のリスクが残ります。
Q. いま偏差値が5〜10ポイント足りません。チャレンジ校に入れていいですか。
A. 入れて構いません。ただし「確実」と「実力相応」を先に固めてからにしてください。9月時点で届いていない状態から合格した生徒は毎年います。
Q. 併願優遇は使ったほうがいいですか。
A. 内申の基準を満たしているなら、心理的な安定という意味で大きいです。ただし条件と拘束の内容は学校ごとに違います。必ず募集要項と学校説明会で確認してください。
Q. 受験料の負担が心配です。
A. 1校あたり2〜3万円が目安です。「行く気のない学校を入れない」だけで、無駄な出費はかなり減ります。
Q. 併願校の対策はいつやればいいですか。
A. 12月に確定させたあと、1月に各校1〜2年分で十分です。本命の対策を削ってまでやるものではありません。
※合格を保証するものではありません。出願日程・手続き締切・併願優遇の条件は年度によって変わります。必ず各校が公表する最新の募集要項をご確認ください。


