筆記試験に加えて面接や口頭試問が課される入試があります。桐朋女子高等学校を志望する方からも、この準備についてのご相談をよくいただきます。ここでは、当日に何を見られているのかと、9月からできる準備をまとめます。
✕ はじめに必ず確認してください
面接・口頭試問の実施の有無、形式、時間は、入試方式と年度によって異なります。この記事は「課される場合の準備の仕方」を書いたものです。実際に自分が受ける方式でどうなるかは、必ず学校が公表している最新の募集要項でご確認ください。
この記事でわかること
面接と口頭試問は、まったく別のものである
口頭試問で見られている3つのこと
9月からできる準備(毎日3分でよい)
当日にやってはいけない受け答え
保護者の方がやりがちなNG
面接と口頭試問は別のものです
| 面接 | 口頭試問 | |
|---|---|---|
| 聞かれること | 志望理由・中学校生活・入学後にやりたいこと | 教科の内容。資料を見て答える形式もある |
| 準備の仕方 | 言うことを用意する | 考え方を口に出す練習をする |
| 見られている点 | 人柄・意欲・学校との相性 | 正解より、考える過程 |
| よくある失敗 | 丸暗記した文章を読み上げる | わからないと黙ってしまう |
◎ いちばん大事なこと
口頭試問は「正解を当てるテスト」ではありません。わからないときに黙るのが最悪です。「ここまではわかります」「こう考えました」と途中まででも声に出す。筆記の部分点と同じ考え方です。
口頭試問で見られている3つ
1考える手順が出せるか
答えが合っているかより、「なぜそう考えたか」を説明できるかを見られます。普段の勉強で、解いたあとに「どう考えたか」を口に出す癖をつけてください。
2間違いを直せるか
ヒントを出されたときに、そこから修正できるか。意地を張って元の答えに固執するのが一番よくありません。「あ、そうか」と切り替えられる子は強いです。
3落ち着いて聞けるか
質問を最後まで聞かずに答え始める子が多いです。一呼吸おいてから話し始める。これだけで印象が変わります。
9月からできる準備|1日3分
毎日、これだけでいい
☑ その日解いた問題を1問選び、解き方を声に出して説明する(相手はご家族でもぬいぐるみでもよい)
☑ 説明できなかったら、それは理解できていない問題。印をつけて翌日やり直す
☑ 週に1回、「なぜこの学校に行きたいか」を30秒で話す練習をする
☑ 志望理由は暗記しない。キーワードを3つだけ決めておく
◎ なぜ「声に出す」が効くのか
頭の中でわかった気になっている状態と、言葉にできる状態はまったく違います。口に出すと、どこが曖昧かが自分で見えます。これは口頭試問の対策であると同時に、筆記の点数も上がる勉強法です。
面接・口頭試問の練習も、授業の中でできます
毎回の授業で「解き方を説明してもらう」時間をつくれば、特別な対策をしなくても慣れていきます。初回のご相談・体験授業は無料です。
当日にやってはいけない受け答え
| NG | どう直すか |
|---|---|
| わからず黙り込む | 「ここまではわかります」と途中まで言う |
| 丸暗記した文章を読み上げる | キーワード3つだけ決めて、その場の言葉で話す |
| 質問を最後まで聞かない | 一呼吸おいてから話し始める |
| 他校を悪く言う | この学校の良い点だけを話す |
| 「特にありません」で終える | 1つだけでも用意しておく |
保護者の方がやりがちなNG
✕ この2つは逆効果です
①言うことを一言一句決めてしまう…当日に一箇所飛ぶと全部止まります。キーワードだけにしてください。
②「ちゃんと答えなさい」と圧をかける…緊張が増すだけです。練習では言えたことを1つ褒めるほうが、本番で口が動きます。
よくあるご質問
Q. 口頭試問の対策は、いつから始めればいいですか。
A. 9月から、1日3分で十分です。直前に詰め込むものではありません。日々の勉強で「声に出して説明する」を入れるだけで足ります。
Q. 人見知りで、うまく話せません。
A. 流暢さは見られていません。ゆっくりでも、考えたことを言葉にできるかどうかです。練習で必要なのは「上手に話す」ことではなく「黙らない」ことです。
Q. 志望理由は何を言えばいいですか。
A. 実際に見たこと・感じたことを入れてください。学校説明会や文化祭で印象に残ったものが1つあれば十分です。パンフレットの言葉をそのまま使うと、すぐわかります。
Q. 面接の練習は誰とすればいいですか。
A. ご家族で構いません。ただし毎回同じ人だと慣れてしまうので、可能なら学校の先生や指導者にも1回見てもらってください。
Q. 筆記の勉強時間を削ってまでやるべきですか。
A. いいえ。筆記が優先です。口頭試問の準備は、筆記の勉強の中に組み込む形(解き方を声に出す)で足ります。
※合格を保証するものではありません。面接・口頭試問の実施有無、入試科目、配点、日程は年度と入試方式によって変わります。必ず学校が公表する最新の募集要項をご確認ください。


