興本扇学園(扇中)の定期テスト対策と高校受験|ICTを研究する小中一貫校【足立区】

知識を固める毎日20分定期テスト対策

最終更新:2026年9月/定期考査の日程と学期制は公表資料で確認できませんでした。日程は学園の配布文書で必ずご確認ください。

結論:興本扇学園の強みは「考える力」。点数を上げるカギは、言葉と計算の知識です

足立区が公表した令和7年度の全国学力調査で、興本扇学園(扇中)の9年生(当時)は、国語・数学とも「思考・判断・表現」が東京都の平均を上回りました。

一方で、国語の言葉の知識と数学の知識・技能は、都の平均に届いていません。考える力はすでにあるので、漢字・語句と計算を毎日20分積み上げれば、定期テストの点に結びつきやすくなります。

興本扇学園は、足立区立興本小学校と扇中学校がひとつになった小中一貫教育校です。令和7年度に創立20周年をむかえ、マスコットキャラクター「オーギー」も生まれました。

この学園は、ICTを使った授業の研究でも知られています。国の事業の指定を受け、他の自治体から先生たちが視察に来るほどです。ただ、授業で身につけた力を定期テストの点数に変えるには、家での「知識の固め方」も欠かせません。この記事では、区と学園の公表資料をもとに、7〜9年生(中学1〜3年生)が家でできることをまとめました。

教科書の出版社や学校選択制度のしくみなど、足立区の中学校に共通する話は足立区の中学生向けガイドにまとめています。

この記事でわかること
  • 興本扇学園の中学部(扇中)の規模と、学校選択制の希望者数
  • 区の公表結果に見える「考える力」と「知識」のちがい
  • 知識・技能を固める、学年別の毎日20分メニュー
  • ICTの研究校で身につく力を、テストの点につなげる方法
  • 部活と定期テストの両立、高校受験までの進め方

西校舎で学ぶ7〜9年生。1学年2学級の学園

興本扇学園では、1〜4年生が東校舎(興本小学校舎)、5〜9年生が西校舎(扇中学校舎)で学びます。中学1年生は「7年生」、中学3年生は「9年生」と呼ばれます。

項目内容
所在地(扇中学校)足立区扇3-18-14
交通日暮里・舎人ライナー「江北駅」徒歩3分/西新井駅から都バス「阿弥陀橋」徒歩3分
生徒数・学級数(中学部)7年66人(2学級)/8年66人(2学級)/9年69人(2学級)/計201人・6学級(令和8年5月1日現在・通常学級)
学期制公表資料で確認できず
学校選択制(令和8年度入学)受入可能人数95人/希望者75人(学区域内66人・学区域外9人)
学校選択制(令和9年度入学)受入可能人数60人

※出典:興本扇学園 公式サイト、足立区「扇中学校(興本扇学園)」施設案内、足立区「中学校別生徒・学級数(通常学級)令和8年5月1日現在」、足立区「令和8年度入学 足立区立中学校選択の応募状況(最終集計)」「令和9年度 中学校 受入可能人数一覧表」(いずれも公式)。区の資料では「扇中」と表記されています。

中学部は1学年2学級の、足立区の中では小さめの規模です。令和9年度入学の受入可能人数は60人で、令和8年度の95人から変わっています。学校選択制度の日程はまとめ記事で確認してください。

「考える力」は高く、「言葉と計算の知識」に伸びしろ

足立区は、全国学力・学習状況調査の結果を学校別に公表しています。扇中の結果は、思考・判断・表現の区分が強く、知識・技能の区分が弱いという、はっきりした形でした。

区分扇中足立区東京都全国
国語 思考・判断・表現59.455.058.155.3
国語 書くこと59.553.156.552.8
国語 言葉の特徴や使い方44.946.751.748.1
数学 思考・判断・表現46.339.045.439.1
数学 知識・技能52.852.758.354.4
数学 数と式45.241.749.143.5

※出典:足立区「令和7年度『全国学力・学習状況調査』各校調査結果(中学校)」(公式)。平均正答率(%)。東京都・全国は公立校の値。令和7年4月に当時の9年生が受けた結果で、この学年はすでに卒業しています。

文章を書いたり、理由を説明したりする問題には強い。でも、漢字や語句、計算のように「覚えていれば取れる問題」で点を落としている。ここを補えば、点数はまだ伸ばせます。

注意:「わかっている」と「点が取れる」は別もの

授業の内容を理解していても、漢字を書けなかったり、計算をまちがえたりすると、定期テストでは点になりません。「理解したからもう大丈夫」と思わず、手を動かして覚える時間を毎日とってください。

知識・技能を固める、学年別の毎日20分

知識は、長い時間を1回やるより、短い時間を毎日くり返すほうが定着します。1日20分を、国語10分・数学10分に分けるのが基本です。

学年国語10分数学10分
7年生教科書の新出漢字を5つ書く。読みと意味も声に出す正負の数・文字式の計算を10問。時間を計る
8年生漢字5つ+文法(品詞・活用)を1ページ連立方程式・1次関数の基本問題を5問
9年生慣用句・ことわざ・敬語を1日10個展開・因数分解・平方根の計算を10問

※学習量は目安です。まちがえた問題には日付を書き、3日後にもう一度解きます。

POINT:「考える力」は、知識があって初めて点になる

記述問題で良い考えを書けても、漢字をまちがえると減点されます。数学の文章題で式の立て方がわかっても、計算ミスで答えがずれれば0点です。毎日20分の知識の練習は、もともと持っている考える力を、確実に点へ変えるための土台です。

ICT研究校の学び方を、暗記と見直しにも生かす

興本扇学園は、令和5年度から3年間、文部科学省「リーディングDXスクール事業」の指定を受けました。令和8年度からは「足立区GIGAスクール推進校」として、ICTを使った授業改善の研究を続けています。

区の紹介記事(2025年2月公開)では、8年生が総合的な学習の時間に起業家体験を通して会社のしくみを学び、グループで決算後のふり返りをして、改善案をデジタルのボードにまとめる授業が紹介されています。

※出典:興本扇学園ブログ「誇りを胸に、次なる未来へ ―船橋市教育委員会による視察―」(2026年7月掲載)、足立区「【リーディングDXスクール】全国から150名超が興本扇学園に集結!」(いずれも公式)。

端末を「調べる道具」から「覚える道具」にも

学園の子は、端末で調べたりまとめたりすることに慣れています。この力を、テスト勉強にも使いましょう。

  • 単語カード:理科・社会の用語を、表計算やスライドで「問い」と「答え」に分けて自作する。テスト2週間前から1日20語
  • まちがいノート:ワークでまちがえた問題を写真に撮り、単元ごとのフォルダに入れる。テスト前日はそのフォルダだけ見直す
  • AIドリル:足立区は、AI型ドリル教材を区立の全小・中学校に導入しています。学校で使っている場合は、計算の反復に使えます

ただし、端末で「まとめたら終わり」にしないことが大切です。最後は紙に手で書いて、何も見ずに答えられるかを確かめてください。

5年生から始まる部活と、テスト前の切りかえ

学園の部活動は、5〜9年生が取り組んでいます(5・6年生は希望者のみ)。小学生のうちから同じ部で活動を続ける子もいるのが、小中一貫校らしいところです。

  • 部活動:野球、サッカー、女子バレー、女子ソフトテニス、バスケットボール、バドミントン、ブラスバンド、美術、ボランティア(準備中)
  • 2026年夏の主な結果:野球部が都大会ベスト8に進出。ブラスバンド部が吹奏楽コンクールで銀賞、バドミントン部が区の交流戦ダブルスで3位

※出典:興本扇学園「部活動」、興本扇学園ブログ(2026年8月・9月の記事)(公式)。大会の正式名称は公表資料で確認できませんでした。

7年生は6月に、新潟県で2泊3日の「魚沼自然教室」がありました。田植えや野外炊事、笹団子づくりに取り組んでいます。こうした行事や部活の大会が続く時期は、勉強時間がけずられがちです。

保護者の方へ:テスト2週間前の「切りかえ宣言」

定期考査の日程が配られたら、カレンダーに書きこみ、2週間前の日に印をつけてください。その日から「毎日20分」を「毎日40分」に増やします。部活で疲れている日は、20分の知識練習だけでもかまいません。0の日を作らないことが大切です。テスト前の組み立て方は定期テスト対策の記事にもまとめています。

高校受験まで:7年生・8年生・9年生の3段階

都立高校の入試では、中3の成績(内申)と当日の学力検査が使われます。しくみは都立高校入試2027の記事で確認してください。

段階目標やること
7年生毎日20分の習慣を作る漢字と計算を毎日。提出物を期限前に出す
8年生苦手単元を残さない定期考査のたびに、まちがえた問題を1週間以内に解き直す
9年生・秋内申を固める定期考査に集中。実技4教科の提出物も見直す
9年生・冬入試の形に慣れる都立の過去問を時間を計って解く。記述は強みを生かし、知識問題の失点を減らす

※学習量は目安です。定期考査の日程は学園の配布文書でご確認ください。

内申のしくみは内申点の記事、足立区内の都立高校の一覧はまとめ記事で紹介しています。

考える力はそのままに、取りこぼしを減らします

エスペランサアカデミーは、完全オンラインのプロ家庭教師による1対1指導です。足立区の受験に強い講師が在籍しています。オンラインなので、部活のあとに自宅から受講できます。定期テストの答案から「考えて解けた問題」と「知識で落とした問題」を分け、毎日の練習メニューを一緒に作ります。無理な勧誘はありません。

無料体験を申し込む

LINEで気軽に相談する

まとめ:興本扇学園の中学部で点を伸ばすコツ

  • 興本扇学園は興本小と扇中の小中一貫教育校。5〜9年生は西校舎で学ぶ
  • 中学部は1学年2学級・計201人。令和9年度入学の受入可能人数は60人
  • 区の公表結果では、国語・数学とも「思考・判断・表現」が都の平均を上回った
  • 国語の言葉の知識と数学の知識・技能に伸びしろ。毎日20分、国語10分・数学10分で固める
  • ICTで調べ・まとめる力は、単語カードやまちがいノートづくりにも使える
  • テスト2週間前から学習時間を増やし、0の日を作らない
LINEで無料相談無料体験に申込
タイトルとURLをコピーしました