最終更新:2026年9月/大分県教育委員会「令和9年度大分県立高等学校入学者選抜の主な日程」「令和9年度県立高等学校推薦入学者選抜について」、同「令和8年度大分県立高等学校入学者選抜実施要項」などをもとに作成。令和9年度の実施要項はまだ公表されていません。最新の情報は必ず県教育委員会・各高校の公式資料でご確認ください。
大分県立高校の令和9年度入試は、推薦の検査が1月28日(木)・29日(金)、一般入試(第一志願)の検査が3月3日(水)・4日(木)、合格者発表が3月12日(金)です。
令和9年度からは、推薦入試Aと推薦入試Bがなくなり、中学校長の推薦がいる「学校推薦型」と、推薦がいらない「自己推薦型」に分かれます。
一般入試は、学力検査(5教科・各60点)と調査書(通知表の成績)を学校ごとの比率で見るしくみです(比率は民間の解説による)。民間の解説では中3の成績、とくに実技4教科が大きく効くとされるので、2学期の成績を最後まで上げにいくことが近道です。
- 令和9年度(2027年)大分県立高校入試の日程
- 推薦入試の新しい区分「学校推薦型」「自己推薦型」と地域活性化枠
- 一般入試(第一志願)と第二・第三志願の流れ
- 学力検査(5教科・300点)と調査書の計算例
- 中3の9月から3月までの月別やることと、秋の時間割
- 保護者がやってはいけないNG
令和9年度(2027年)の入試日程
答えから言うと、一般入試(第一志願)の検査は2027年3月3日(水)・4日(木)です。県の教育委員会が2026年3月26日に日程を公表しています。
推薦入試は1月下旬、一般入試は3月上旬です。日程の上では、推薦の合格内定通知(2月1日)のあとに、一般入試の出願期間(2月4日から)があります。
| 内容 | 日にち |
|---|---|
| 推薦入学者選抜等の出願 | 2027年1月18日(月)〜1月21日(木) |
| 推薦入学者選抜等の検査 | 1月28日(木)・1月29日(金) |
| 推薦の合格内定通知 | 2月1日(月) |
| 一般(第一志願)の募集人員発表・出願 | 募集人員発表2月4日(木)/出願2月4日(木)〜2月10日(水) |
| 一般(第一志願)の志願変更 | 2月15日(月)〜2月18日(木) |
| 一般(第二・第三志願)の実施校発表・出願 | 実施校発表2月18日(木)/出願2月22日(月)〜2月26日(金) |
| 一般(第一志願)の検査 | 3月3日(水)・3月4日(木) |
| 第二・第三志願の面接 | 3月5日(金)・3月8日(月)(面接をする学校のみ) |
| 合格者発表 | 3月12日(金) |
※出典:大分県教育委員会「令和9年度大分県立高等学校入学者選抜の主な日程」(公式・2026年3月26日掲載)。通信制課程の日程は別に定められます。
選抜の細かいルールをまとめた「実施要項」は、2026年9月26日時点で未公表です。令和8年度の要項のページは2025年11月4日に更新されていました。ここからは推測ですが、令和9年度分も秋ごろに公表される見込みです(目安)。この記事の仕組みの説明は、令和8年度の要項と、令和9年度についてすでに発表された資料をもとにしています。
入試の種類は「推薦」と「一般(第一志願・第二・第三志願)」
大分県立高校の全日制の入試は、大きく推薦入学者選抜と一般入学者選抜の2つです。一般入学者選抜は、まず第一志願の学校を受け、そのあと「第二・第三志願」という仕組みがあります。
一般入試の第一志願
多くの受験生が受けるのが、第一志願の一般入試です。出願は2月4日から10日まで。出したあと、2月15日から18日の間に1回だけ志望校を変えることができます(令和8年度の要項では「1回のみ」)。
第二・第三志願(複数校志願)
大分県は令和8年度入試から「複数校志願制度」を始め、それまでの二次入試をなくしました。令和8年度の説明では、欠員のある学校・学科に第二志願として出願でき、第二志願の学校では新しい試験はせず、一次入試の得点と調査書の点数で選ぶしくみです。普通科を第二志願にする場合は、出身中学校のある市町村ごとに出願できる高校が決められています(報道による)。
令和9年度の日程表では「第二・第三志願」と書かれ、出願期間が2月22日〜26日、面接をする学校だけ3月5日・8日に面接があります。第三志願がどのように選ばれるかなど、細かいルールは要項の公表前のため未確認です。
※出典:大分県教育委員会「令和8年度大分県立高等学校入学者選抜実施要項」「令和9年度大分県立高等学校入学者選抜の主な日程」(公式)、TOSオンライン(2025年7月10日)の報道。
第二・第三志願の学校では、第一志願で受けた学力検査の得点と調査書が使われます(令和8年度の仕組み)。つまり、第一志願の本番で1点でも多く取ることが、第二・第三志願でも効くということです。どの学校を書けるかは市町村で決まる場合があるので、2月の出願前に中学校の先生と確認しておきましょう。
令和9年度の変更点:推薦入試が2つの型に
令和9年度の変更として確認できているのは、推薦入試の区分が変わることです。県の教育委員会が2026年5月22日に発表しました。
| 区分 | 中学校長の推薦 | おもな内容 |
|---|---|---|
| 学校推薦型 | 必要 | 志願理由書は不要 |
| 自己推薦型 | 不要 | 志願理由書が必要。大分市・別府市以外の全日制普通科で、地域活性化枠を設ける学校が実施 |
※出典:大分県教育委員会「令和9年度県立高等学校推薦入学者選抜について」(公式・2026年5月22日)、リセマム(2026年5月25日)の報道。
- 「推薦入試A」「推薦入試B」は廃止されます
- 地域活性化枠という新しい枠ができます。募集人員は、「活動指定なし」「志望学科」の募集人員全体の80%以内で各校が決めます
- 自己推薦型で学力検査をする場合は、国語・数学・英語の3教科、各30分・50点満点、選択式(択一式)で、問題は県の教育委員会が作ります
- 各校の「推薦要件」「調査書点に係る基準」は2026年7月31日、「募集人員」「評価の観点」「比重(割合)」は8月31日に公表されています
たとえば佐伯鶴城高校(普通科)は、学校推薦型32人、自己推薦型44人(うち地域活性化枠35人)です。自己推薦型の比重は、調査書点20%、中学3年間の活動実績30%、面接25%、小論文25%とされています。自己推薦型の出願には「調査書点140点以上(180点満点)」が必要です。
※出典:リセマム(2026年9月9日)の報道。各校の推薦要件・募集人員・比重などは、県教育委員会の推薦入学者選抜の公表ページ(公式)でも確認できます。志望校の条件は必ず各校の資料で確認してください。
推薦の募集人員、評価の割合、調査書点の基準は、学校・学科ごとに県のページで公表されています。9月中に志望校のPDFを親子で1回読み、「調査書点の基準に届いているか」「面接や小論文があるか」を確かめておくと、三者面談で話がスムーズになります。
このほか、令和9年度の入学定員は全日制で6,720人(182学級)と発表されています(2026年8月7日)。一般入試の選び方そのものの変更は、要項の公表前のため確認できていません。
一般入試のしくみ:学力検査と調査書
一般入試(第一志願)は、学力検査の得点と調査書の点数を組み合わせて合否を決めます。学校によっては面接もあります。
1. 学力検査(当日のテスト)
学力検査は国語・社会・数学・理科・英語の5教科で、令和8年度の要項では「各教科とも60点満点」です。5教科で300点満点になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 教科 | 国語・社会・数学・理科・英語の5教科 |
| 配点 | 各60点、合計300点(公式) |
| 時間 | 各50分(民間情報) |
| 英語 | リスニングあり(民間情報) |
| 傾斜配点 | 一部の学校で特定の教科を1.5倍にする例あり(民間情報) |
※出典:配点は大分県教育委員会「令和8年度大分県立高等学校入学者選抜実施要項」(公式)。300点満点は県の学力検査結果を伝えるリセマムの報道・進研ゼミ高校入試情報サイトによる。時間・リスニング・傾斜配点は学習塾(Axis)の解説による民間情報です。
2. 調査書(通知表の成績)
学習塾や通信教育の解説によると、一般入試の調査書は中1から中3までの9教科を使い、実技4教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)に大きな重みがつきます。次の計算は民間情報です(公式の要項原本では未確認)。
| 学年 | 計算のしかた | 満点 |
|---|---|---|
| 中1 | 5教科の評定+実技4教科の評定×2 | 65点 |
| 中2 | 5教科の評定+実技4教科の評定×2 | 65点 |
| 中3 | 5教科の評定×2+実技4教科の評定×4 | 130点 |
| 合計 | 260点 |
※出典:進研ゼミ高校入試情報サイト、1対1ネッツの解説(民間情報)。一方で別の民間サイトには「180点満点」とする説明もあり、サイトによって食い違いがあります。正式な計算は県の実施要項・中学校で必ず確認してください。
この計算で考えると、中3の実技1教科の評定が1上がると4点、中3の5教科の評定が1上がると2点ふえます。中1の5教科なら1点です。同じ「1つ上がる」でも、中3の実技は中1の5教科の4倍の重さになります。
| 成績の例 | 中1 | 中2 | 中3 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 9教科すべて5 | 65 | 65 | 130 | 260 |
| 9教科すべて4 | 52 | 52 | 104 | 208 |
| 9教科すべて3 | 39 | 39 | 78 | 156 |
※上の民間情報の計算方法にあてはめた説明用の例です。
3. 調査書と学力検査の比率
調査書と学力検査をどのくらいの割合で見るかは、3:7、4:6、5:5のどれかを学校ごとに決めると説明されています。ほとんどの高校が学力検査の比率を高くしているとされます(民間情報)。志望校の比率は、中学校の先生や県の資料で確かめてください。
推薦入試では、「調査書点(180点満点)」が出願の基準に使われる例があります(佐伯鶴城の自己推薦型で140点以上)。一般入試の260点(民間情報)とは満点がちがうので、「うちの子は何点か」は中学校の先生に推薦用・一般用それぞれ聞くのが確実です。
学区と面接についての注意
結論として、学区の細かいルールは公式資料で確認できなかったので、出願前に必ず中学校で確認してください。
- 学習塾の解説では「学区の制限はない(全県一区)」とされています(民間情報)
- 県の「通学区域とは?」のページは、平成19年度の制度の例(通学区域外の受け入れは入学定員の10%以内)を図で示しているだけで、今の制度の説明はありません
- 第二志願で普通科を選ぶ場合は、出身中学校のある市町村ごとに出願できる高校が決まっています(令和8年度の報道)
- 面接は「各学校は必要に応じて面接を行うことができる」とされています(令和8年度の要項)。志望校で面接があるかを確認しましょう
※出典:大分県「通学区域とは?」(公式・2024年10月4日更新)、大分県教育委員会「令和8年度大分県立高等学校入学者選抜実施要項」(公式)、学習塾Axisの解説、TOSオンラインの報道。
Q. 推薦と一般入試は、どちらが先ですか?
A. 推薦が先です。推薦の合格内定通知は2月1日で、一般入試(第一志願)の出願は2月4日からです。推薦を受けたあとの一般入試への出願の条件は、令和9年度の要項で確認してください。
Q. 志望校を変えられるのは何回ですか?
A. 令和8年度の要項では、出願後の志願変更は「1回のみ」でした。令和9年度の期間は2月15日から18日です。
Q. 学力検査は何点取れば合格ですか?
A. 合格に必要な点数は学校・年度・受験者で変わります。調査書との比率も学校ごとにちがいます。模試の判定と、自分の調査書の点数の両方で考えましょう。
中3の9月から3月まで、月別やること
結論は、11月までは「調査書(とくに実技)」と「苦手単元」、12月からは「過去問」、2月からは「本番の形」です。推薦を考える人は、12月から面接・小論文・志願理由書の準備を足してください。
| 時期 | やること(具体的に) |
|---|---|
| 9月 | 志望校の推薦の資料(募集人員・評価の割合・調査書点の基準)を親子で読む。模試の答案から苦手単元を5つ書き出す |
| 10月 | 苦手単元を週1つずつ、教科書の例題から解き直す。実技の提出物と実技テストの日程をカレンダーに書く |
| 11月 | 2学期の期末テストと実技に全力。公立の過去問を1年分だけ、時間を計って解いてみる |
| 12月 | 三者面談で推薦・一般の受け方と第一志願を決める。過去問を週1〜2年分。推薦を受ける人は面接と小論文の練習を開始 |
| 1月 | 1月18日〜21日に推薦の出願、28日・29日に検査。一般入試の人は過去問の2回目と、まちがえた問題のノート作り |
| 2月 | 2月4日〜10日に一般の出願。15日〜18日の志願変更は、事前に決めた基準で判断。22日〜26日に第二・第三志願の出願 |
| 3月 | 3月3日・4日の検査。新しい問題集は増やさず、ミスノートだけを見直す。12日に合格者発表 |
※日程は大分県教育委員会「令和9年度大分県立高等学校入学者選抜の主な日程」(公式)によります。学習の量は目安です。
推薦を受けるか決める3つの質問
推薦を受けるかどうかは、12月の三者面談までに決めます。次の3つに「はい」が多いほど、推薦を考える価値があります(ここからは目安です)。
- 志望校の推薦の条件(調査書点の基準など)に、2学期の成績で届いているか。県の資料で数字を確認します。
- 中学3年間でがんばった活動を、具体的な出来事で話せるか。自己推薦型では活動実績の比重が大きい学校があります。
- 面接や小論文の練習に、12月から週2回、時間をとれるか。一般入試の勉強と並行するので、時間の見通しが大切です。
推薦を受ける場合も、一般入試の勉強は止めないのが基本です。推薦の結果が出てから一般入試の出願までは短いので、1月も過去問を続けておきましょう。
秋の1週間の時間割(例)
部活を引退したあとの10〜11月の一例です。平日は「定期テストと実技」、土日は「5教科の演習」と役割を分けます。
| 曜日 | 内容 | 時間(目安) |
|---|---|---|
| 月・水・金 | 学校の復習→数学・英語の苦手単元 | 2〜2.5時間 |
| 火・木 | 学校の復習→理科・社会の暗記と資料問題→実技の提出物 | 2〜2.5時間 |
| 土 | 5教科の演習(1教科50分×3〜5)+答え合わせ | 5時間 |
| 日 | 土曜のやり直し→国語の作文を1本→1週間の復習 | 4時間 |
※時間割は一例です。定期テストの2週間前は、平日をテスト勉強に切りかえてください。
実技4教科は、テストの点だけでなく、作品・レポート・実技テストの準備が評定に関わります。9月のうちに、各教科の提出物と実技テストの日にちを1枚のカレンダーに書き出し、1週間前に声をかけるだけでも、出し忘れを防げます。
保護者がやってはいけないNG
- 「推薦AとB」の古い情報で話を進める。令和9年度からは学校推薦型・自己推薦型です。先輩の話ではなく、県が公表した志望校のPDFで確認しましょう。
- 実技4教科を「受験に関係ない」と言う。民間の解説では、中3の実技は5教科の2倍の重さです。提出物と実技テストの準備を手伝ってあげてください。
- 第二・第三志願を深く考えずに書く。普通科は市町村ごとに書ける学校が決まることがあります。通学時間もふくめ、家族で決めておきましょう。
- 志願変更期間に、倍率だけで志望校を変えさせる。倍率は毎年動きます。変えるかどうかの基準は、出願前に親子で決めておきます。
- ネットの点数計算をうのみにする。調査書の満点は民間サイトの間でも説明が食いちがっています。最後は中学校の先生と県の要項で確かめましょう。
「どこで点をのばすか」を決めると勉強が変わります
同じ「あと少しで合格ライン」でも、調査書で足りない子と、当日の学力検査で足りない子とでは、今からやることがちがいます。推薦を受けるか、一般に集中するかでも準備は変わります。
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まとめ
- 令和9年度の一般入試(第一志願)の検査は3月3日(水)・4日(木)、合格者発表は3月12日(金)
- 推薦は1月28日・29日に検査、2月1日に合格内定通知
- 推薦入試A・Bは廃止。学校推薦型と自己推薦型に。自己推薦型は大分市・別府市以外の普通科で地域活性化枠とセット
- 学力検査は5教科・各60点で300点満点
- 調査書は中3の実技が重い計算(260点満点とする民間情報あり・要確認)。比率は3:7〜5:5を学校ごとに決める(民間情報)
- 第二・第三志願は2月22日〜26日に出願。細かいルールは要項公表後に確認


