石川県公立高校入試2027の日程と仕組み|Web出願と内申の計算をやさしく解説

Web出願スタートの2027入試入試の仕組み・受験情報

最終更新:2026年9月/令和9年度(2027年4月入学)の石川県公立高校入試についての記事です。最新の情報は石川県教育委員会の発表で必ずご確認ください。

結論:本番は2027年3月9日・10日。令和9年度からWeb出願が始まります

石川県公立高校の令和9年度入試は、一般入学の学力検査が2027年3月9日(火)・10日(水)、合格者発表が3月17日(水)正午です。

令和9年度からWeb出願(インターネット出願)が導入されます。内申は中1+中2+中3×2で計算するので、中3の成績がとても大切です。

まずは日程と内申の計算を知り、「中3の評定」と「5教科の当日点」の両方を伸ばす計画を立てましょう。

この記事でわかること
  • 令和9年度(2027年)石川県公立高校入試の日程
  • 令和9年度から始まるWeb出願の流れ
  • 推薦入学と一般入学のちがい(推薦の枠は25%・30%以内)
  • 内申の計算のしかた:中1+中2+中3×2
  • 学力検査5教科の形と、合否の決め方
  • 中3の9月から3月までの月別やることと、保護者のNG

令和9年度(2027年)の入試日程

答えから言うと、一般入学の学力検査は2027年3月9日(火)・10日(水)の2日間です。石川県教育委員会が「令和9年度 入学者選抜方針」で日程を示しています。

石川県には、出願したあとに志望校を変えられる志願変更期間があります。推薦入学の合格者発表は、一般入学と同じ3月17日です。

内容日にち(2027年)
推薦入学 出願1月28日(木)〜2月1日(月)
推薦入学 面接等2月8日(月)
推薦入学 選考結果通知2月12日(金)
一般入学 出願2月16日(火)〜19日(金)
志願変更期間2月25日(木)〜3月1日(月)
学力検査3月9日(火)・10日(水)
合格者発表(推薦・一般)3月17日(水)正午
追検査・選抜結果3月18日(木)

※出典:石川県教育委員会「令和9年度 石川県公立高等学校…における入学者選抜方針」(公式)。追検査の日程はリセマムの報道(2026年6月10日)によります。全日制の日程です。

まだ発表されていないもの:募集要綱と各校の募集定員

2026年9月26日時点で、令和9年度の「募集要綱」と各校の募集定員は未公表です。前の年は、令和8年度の定員が2025年11月に報道されています。ここからは推測ですが、令和9年度分も秋から冬に発表される見込みです(目安)。この記事の配点や時間割は、令和8年度の募集要綱にもとづいています。

令和9年度の変更点:Web出願が始まります

結論として、令和9年度の入試から、石川県公立高校の出願はWeb出願システムで行います。全日制・定時制・通信制が対象です。

1登録:中学校から配られる二次元コードやURLから、メールアドレス・顔写真データ・パスワードなどを登録します。
2出願:志願先の学校・学科をシステムで選び、入学検定手数料をクレジットカード・二次元コード決済・コンビニ決済のいずれかで納めます。
3受検票:システムからダウンロードして、自宅やコンビニで印刷します。
4合否の確認:システムで本人の合否を確認できます。各校での掲示も行われます。

※出典:石川県教育委員会「Web出願システムの導入について」(公式)。

保護者の方へ:顔写真とメールアドレスは早めに準備を

Web出願では、顔写真のデータとメールアドレスが必要です。受検票も自分で印刷します。出願期間の直前にあわてないよう、冬休みまでに写真の準備と、家のプリンターやコンビニ印刷の方法を確かめておきましょう。細かい手順は、中学校からの案内を確認してください。

そのほかの制度(推薦の枠、学力検査の教科の順番など)について、選抜方針に「令和9年度からの変更」という記載は見当たりませんでした。

推薦入学と一般入学、2つの入試のちがい

答えから言うと、推薦入学は学力検査なしで全員面接、一般入学は5教科の学力検査です。

推薦入学一般入学
学力検査行わない5教科
面接全員に行う学校・学科ごとに2日目に実施できる
そのほか適性検査・作文・小論文のいずれかを行うことがある適性検査を2日目に行うことがある
募集の枠普通科25%以内、コース・職業学科など30%以内推薦などの内定者を除いた枠

※出典:石川県教育委員会「令和9年度 入学者選抜方針」(公式)、進研ゼミ高校入試情報サイト(石川県の入試制度)。

普通科(コースをのぞく)の推薦は、「推薦にふさわしい学力」と、各高校の推薦要件を満たすことが条件です。コースや職業学科などの推薦では、志望の動機がはっきりしていること、適性や興味があること、調査書にすぐれた記録があることなどが求められます。

推薦の面接対策は推薦入試の面接対策の記事を参考にしてください。

内申の計算のしかた:中1+中2+中3×2

結論として、石川県の一般入学の内申は、中1と中2の評定の合計に、中3の評定の合計を2倍した値を足したものです。中1の成績も使う点に注意しましょう。

学年計算9教科すべて5のとき
中19教科の評定の合計45
中29教科の評定の合計45
中39教科の評定の合計×290
合計-180(計算上)

※出典:石川県教育委員会「令和8年度 石川県公立高等学校入学者募集要綱」(公式)。要綱に満点の数字は書かれていないため、180は9教科5段階で計算した値です。

具体的な数字で計算してみよう

数字は説明用の例です。

成績の例中1+中2+中3×2合計
9教科すべて545+45+45×2180
中1・中2は合計36、中3は合計4036+36+40×2152
9教科すべて436+36+36×2144
9教科すべて327+27+27×2108

※計算方法は石川県教育委員会「令和8年度 募集要綱」(公式)によります。成績は説明用の例です。

POINT:中3の評定1つは、中1・中2の2倍の重さ

中3の評定が1つ上がると、内申は2点ふえます。中1・中2で1つ上がっても1点です。中1・中2の成績はもう変えられませんが、中3の2学期・3学期の定期テストは、まだ内申を動かせるチャンスです。中3の評定がいつの時点の成績になるかは、在籍する中学校の先生に確認しておきましょう。内申の上げ方は高校受験の内申点の上げ方の記事でくわしく書いています。

中1・中2の成績も使う石川県。弟・妹がいるご家庭へ

石川県の内申は、中1・中2の評定も1倍ずつ入ります。中3になってから急にがんばっても、中1・中2の分は取り返せません。弟や妹がいるご家庭は、次のことを早めに伝えておくと安心です。

  • 定期テストは毎回が本番:中1の1学期から、テスト2週間前に計画を立てる習慣をつける
  • 提出物は期限どおりに:ノートやワークの提出も評定の材料になることが多いので、出し忘れをなくす
  • 実技教科も同じ1点:9教科の合計なので、音楽・美術・保健体育・技術家庭も主要教科と同じ重さ

実技教科で評定を上げる工夫は実技4教科で差をつける記事も参考になります。

学力検査の形と、合否の決め方

結論として、学力検査は1日目に国語・理科・英語、2日目に社会・数学の5教科です。令和8年度は、各教科100点満点・各50分でした。

日教科時間(令和8年度の例)
1日目国語9:00〜9:50
1日目理科10:10〜11:00
1日目英語11:20〜12:10
2日目社会9:00〜9:50
2日目数学10:10〜11:00

※出典:石川県教育委員会「令和9年度 入学者選抜方針」(教科の順番)、「令和8年度 募集要綱」(配点・時間)(公式)。令和9年度の時間割は募集要綱の発表で確認してください。

  • 面接・適性検査:学校・学科(コース)ごとに、2日目に「どちらか一方または両方」を行うことができます
  • 傾斜配点:特定の教科に比重をかけることができますが、2倍をこえない範囲です

志望校で面接・適性検査や傾斜配点があるかは、学校・学科ごとにちがいます。募集要綱の別表や、各校の発表で必ず確認してください。

合否は「内申と学力検査の相互関係」で決まる

募集要綱には、選抜は「内申と学力検査の結果との相互関係等を十分考慮して行う」と書かれています。内申と学力検査を何対何で見るか、という比率の数字は、要綱の中では確認できませんでした。

つまり、内申だけ、当日点だけで決まる入試ではないということです。どちらかに大きな弱点を作らないことが、いちばん確実な作戦になります。

Q. 志願変更期間には、何ができますか?

A. 一般入学の出願のあと、2月25日〜3月1日に志望校を変えることができます。変えるかどうかは、倍率の数字だけでなく、内申や模試の結果も合わせて家族で落ち着いて判断しましょう。

Q. 中1の成績が悪かったら、もう難しいですか?

A. 中1は中3の半分の重さです。中3の評定を上げれば取り返せる部分があります。当日点も合否の大事な材料なので、あきらめずに両方をのばしましょう。

Q. 石川県でよく受けられている模試はありますか?

A. 北國新聞文化センターが行う「石川県総合模試」があります。中3は7月から2月まで年8回です。模試の結果の見方は模試の結果の見方の記事をどうぞ。

難関校の倍率や偏差値の目安は、石川県の難関公立高校対策の記事にまとめています。

中3の9月から3月まで、月別やること

結論は、12月までは「中3の評定」と「5教科の基礎」、1月からは「本番形式」です。石川は3月上旬が本番なので、冬休み明けから過去問の2周目に入れる計画にしましょう。

時期やること(具体的に)
9月定期テストの2週間前から、提出物と教科書ワークを3周。模試を受け、5教科の苦手単元を3つまで書き出す
10月石川県の過去問を1年分、時間を計って解く。100点満点のどの大問で何点落としたかを記録する
11月定期テストに全力(中3の評定は2倍)。平日1日2時間は苦手単元の復習。三者面談の前に志望校を2〜3校にしぼる
12月志望校と併願校を決める。Web出願用の顔写真・メールアドレスを準備。冬休みは1日6〜8時間を目安に5教科を毎日
1月推薦は1月28日から出願。一般を受ける人は過去問の2周目。まちがえた問題だけのノートを作る
2月一般入学は2月16日〜19日に出願。志願変更は2月25日〜3月1日。本番と同じ時間割で解く日を週1回
3月3月9日・10日が本番。新しい問題集は増やさず、まちがい直しノートだけを回す

※日程は石川県教育委員会「令和9年度 入学者選抜方針」(公式)によります。学習時間は目安です。お子さまの状況に合わせて調整してください。

秋の1週間の時間割(例)

曜日内容時間(目安)
月・水・金学校の宿題と復習→数学・英語の苦手単元2〜2.5時間
火・木学校の宿題と復習→理科・社会の一問一答と資料問題2〜2.5時間
土石川県の過去問1年分(1日目の3教科→2日目の2教科の順で)5〜6時間
日土曜のやり直し→ミスの原因を「知識」「読みまちがい」「計算」に分ける4〜5時間

※時間割は一例です。定期テストの2週間前は、平日をテスト勉強に切りかえてください。

私立の併願校はどう考える?

石川の公立入試は3月上旬が本番です。そのため、私立高校を併願する場合は、私立の入試を先に受ける形になることが多いと考えられます(ここは推測です)。私立の入試日程や出願の条件は学校ごとにちがうので、各校の募集要項で確認してください。

  • 11月まで:私立の学校説明会・個別相談に参加し、候補を2〜3校にしぼる
  • 12月:三者面談で、公立の志望校と私立の併願校をセットで決める
  • 1月:私立の過去問を1〜2年分。公立の過去問とは形式がちがうことが多いので、別に練習する

併願校の数の考え方は併願校は何校受けるべき?の記事、個別相談で聞くことは私立高校の個別相談会の記事でくわしく書いています。

本番までの最後の1か月でやること

1教科の順番を本番に合わせる:1日目に国語・理科・英語、2日目に社会・数学の順で、通しで解く日を週1回つくります。
2新しい問題集は増やさない:これまで解いた過去問の「まちがい直しノート」だけを回します。解けなかった問題が解けるようになることが、いちばん点につながります。
3朝型の生活にそろえる:本番の朝に頭が働くよう、2週間前から起きる時間を本番の日と同じにします。
4受検票と持ち物を確認:Web出願では受検票を自分で印刷します。印刷した受検票と筆記用具・時計などを前の週に準備し、会場までの行き方も家族で確認しておきます。
保護者の方へ:内申と当日点の「弱いほう」を一緒に見つけて

石川の合否は、内申と学力検査の両方を見て決まります。通知表と模試の結果を並べて、どちらが弱いのかをお子さまと一緒に確認してみてください。内申が弱いなら定期テスト、当日点が弱いなら過去問演習、と「今やること」がはっきりします。三者面談の準備には秋の三者面談の記事も役立ちます。

保護者がやってはいけないNG

石川の公立入試でよくある5つのNG
  • 「中3の成績はもう決まっている」と言う。中3の評定は2倍で計算されます。秋の定期テストは、まだ内申を動かせる大事なチャンスです。
  • Web出願の準備を直前まで放っておく。顔写真のデータやメールアドレス、受検票の印刷が必要です。早めに確認しましょう。
  • 志願変更期間に、倍率だけで志望校を変えさせる。倍率は毎年動きます。内申や模試の結果も合わせて、家族で冷静に話し合いましょう。
  • 前年度の要綱のまま決めつける。令和9年度の募集要綱は2026年9月時点で未公表です。発表されたら時間割や面接の有無を必ず確認しましょう。
  • 模試の偏差値だけで合否を判断する。石川の合否は内申と学力検査の両方を見て決まります。通知表の数字も一緒に見てあげてください。

内申と当日点、どちらで伸ばすかを決めると勉強が変わります

同じ「あと少しで合格ライン」でも、内申が弱い子と当日点が弱い子とでは、今からやることがまったくちがいます。定期テストに力を入れるべきか、過去問演習を増やすべきかをはっきりさせることが、秋からの一番の近道です。

エスペランサアカデミーは、完全オンラインのプロ家庭教師による1対1指導です。通知表と模試の結果から弱いところを整理し、入試までの学習計画をお子さま専用に組み立てます。

まずは無料の体験授業で、伸ばす場所を見つけましょう

通知表と模試の結果をお持ちください。内申と当日点のどちらで点を伸ばすのが近道か、具体的にお伝えします。無理な勧誘は一切ありません。

無料体験を申し込む

LINEで気軽に相談する

まとめ

  • 令和9年度の一般入学は、学力検査が2027年3月9日(火)・10日(水)、合格者発表が3月17日(水)正午
  • 令和9年度からWeb出願を導入。顔写真データとメールアドレスを早めに準備
  • 推薦入学は学力検査なし・全員面接。枠は普通科25%以内、コース・職業学科など30%以内
  • 内申は中1+中2+中3×2。中3の評定は2倍で効く
  • 学力検査は1日目に国語・理科・英語、2日目に社会・数学。傾斜配点は2倍まで
  • 合否は内申と学力検査の相互関係で決まる。どちらかに大きな弱点を作らない
LINEで無料相談無料体験に申込
タイトルとURLをコピーしました