「講師と子どもの相性が合っていない気がする。でも、交代をお願いするのは言いにくい」。これは多くの保護者の方が抱える悩みです。
結論:交代の申し出は、事業者にとって普通の手続きです
家庭教師の交代は、ほとんどの事業者であらかじめ想定されている手続きです。気を悪くするのではないかと遠慮して続けるほうが、お子さまの時間を失います。ただし、交代する前に「本当に相性の問題なのか」を切り分ける必要があります。原因が別のところにあると、交代しても同じことが起きます。
まず切り分ける|相性の問題か、別の問題か
「合わない」と感じる原因は、大きく3つに分かれます。どれなのかで、打つ手がまったく違います。
原因A|教え方・説明の仕方が子どもに届いていない
これは相性の問題です。説明が抽象的すぎる、逆に丁寧すぎて進まない、板書のペースが速いなど。交代で解決する可能性が高いケースです。
原因B|科目の専門性が足りていない
数学は良いが英語が浅い、志望校の出題傾向を知らないなど。これは相性ではなく担当の適性の問題です。交代というより「科目ごとに担当を分ける」で解決することがあります。
原因C|お子さま側に、授業以外の理由がある
部活で疲れている、その時間帯は集中できない、そもそも勉強に前向きでない。この場合は講師を替えても同じ状態が続きます。曜日・時間帯の変更や、扱う内容の見直しが先です。
やりがちな失敗:原因Cなのに交代を繰り返す
講師を替えるたびに、お子さまは自己紹介から始め直すことになります。関係ができる前にまた替わると、授業が前に進みません。原因Cが疑われるときは、まず時間帯と内容を変えてみてください。
子どもに聞くときの質問の仕方
「先生、どう?」と聞いても、たいていは「普通」としか返ってきません。原因を切り分けるには、事実を聞く質問に変えてください。
| 聞かない質問 | 代わりに聞く質問 |
|---|---|
| 先生、合ってる? | この前の授業で、何をやったか覚えてる? |
| 先生、いい人? | わからないとき、聞けてる? |
| やる気ある? | 授業中、どのくらい自分で問題を解いてる? |
| 続けたい? | 次の授業でやってほしいことはある? |
答えから読み取れること
「何をやったか覚えていない」なら説明が届いていません(原因A)。「聞けていない」なら質問しやすい進め方に変える必要があります。「ほとんど解いていない」なら、講師が話す時間が長すぎます。
この記事の内容、お子さんの場合はどうなりますか
学年と、いま困っていることを一言だけ教えてください。この記事の内容をお子さんの状況に当てはめて、プロ講師がお返事します。
交代を申し出る手順
1担当講師ではなく、窓口(運営)に連絡する。講師本人に直接伝える必要はありません。気まずさを避けるためにも、窓口を通してください。
2「合わない」ではなく、事実を伝える。「説明のスピードが速いようで、ノートが追いついていません」のように、観察したことを伝えると、次の担当の選定に活きます。
3希望条件を1つか2つに絞る。「ゆっくり説明してほしい」「まず解かせてほしい」など。条件が多いと該当する講師がいなくなります。
4交代のタイミングは、区切りに合わせる。定期テストの直前や、入試まで数か月という時期の交代は、かえって負担になることがあります。テスト後や月の変わり目が動きやすい時期です。
契約前に確認しておきたいこと
これから始める場合は、交代の条件を契約前に確認しておくと、後で悩まずに済みます。
| 確認すること | 聞き方の例 |
|---|---|
| 交代は何回までできるか | 担当の変更は可能ですか。回数の上限はありますか |
| 交代に費用がかかるか | 変更にあたって手数料などは発生しますか |
| 申し出から交代までの期間 | お願いしてから、次の担当が決まるまでどのくらいかかりますか |
| 科目ごとに担当を分けられるか | 数学と英語で担当を分けることはできますか |
※条件は事業者によって異なります。契約書面や利用規約でも必ずご確認ください。
交代しないほうがよい場合もあります
始めて1〜2回で判断しない
最初の数回は、お子さまの現状を把握するための時間に充てられることが多くあります。ここだけを見て「進んでいない」と判断すると、相性の良い講師まで手放してしまいます。判断は1か月を目安にしてください。
厳しいことを言われた直後に判断しない
宿題が終わっていない、やり方が定着していないといった指摘の直後は、お子さまが「合わない」と言いがちです。指摘の内容が的確かどうかで判断してください。
よくあるご質問
Q. 交代をお願いすると、次の講師に伝わって気まずくなりませんか
A. 通常、前の担当者が交代の理由を知る形にはなりません。次の担当者には「どう進めてほしいか」という形で共有されます。
Q. 子どもは「別にいい」と言いますが、成績が上がりません
A. お子さまは現状を変えること自体を面倒に感じることがあります。成績以外に、授業中に自分で解いている時間がどのくらいかを確認してください。話を聞くだけの時間が長い場合は、進め方の見直しが必要です。
Q. 交代してもまた合わなかったらどうしますか
A. 2回続けて合わない場合は、講師側ではなく条件の設定を見直します。時間帯、1回の長さ、扱う内容のどれかが合っていない可能性があります。
まとめ
交代の申し出は、遠慮するようなことではありません。ただし交代の前に、原因が「教え方」「専門性」「授業以外」のどれなのかを切り分けてください。原因が授業以外にある場合、講師を替えても状況は変わりません。
切り分けには、お子さまへの聞き方を変えることが有効です。「合っている?」ではなく「何をやったか覚えている?」と聞いてみてください。
いまの状況が、相性の問題かどうかを一緒に切り分けます
学年、いま受けている回数、お子さまの様子を教えてください。原因が教え方にあるのか、進め方や時間帯にあるのかをプロ講師が整理します。他社をご利用中のご相談でも構いません。初回の体験授業は無料です。
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