明治学院高校は、キリスト教主義と国際教育を柱にした、東京都港区の共学校です。大学附属としての側面もあり、志望する生徒には「大学受験をもう一度したいか」という判断が最初に必要になります。この記事では、9月から入試までに何をどの順番でやるかを、科目別の重点と過去問の使い方に絞ってまとめます。
この記事でわかること
明治学院高校を志望する生徒に多い3つのつまずき
9月・10月・11月・12月・1月に何をやるか
科目ごとの時間配分の決め方
過去問をいつから、何年分やるか
出願前に必ず確認しておくこと
志望する生徒に多い3つのつまずき
1英語の「読める」と「解ける」を混同している
明治学院は国際教育を掲げる学校です。英語の比重を意識する受験生は多いのですが、単語を覚えることに時間をかけすぎて、設問の解き方に手が回っていないケースが目立ちます。読めることと、設問に答えられることは別の技術です。
2内申を後回しにしている
私立の一般入試だから内申は関係ない、と考えてしまう。推薦や併願優遇を使う可能性がある以上、2学期の内申は最後まで落とせません。入試方式ごとの扱いは必ず募集要項でご確認ください。
3「大学附属だから楽」と思っている
系列大学への進学制度がある学校ですが、希望すれば全員が進めるわけではありません。入学後の成績が問われます。ここを理解しないまま入ると、入学後に苦しみます。
9月からの進め方
| 時期 | やること |
|---|---|
| 9月 | 中1・中2の抜けを潰す。特に英語の文法と、数学の関数・図形。ここを残すと12月以降に伸び止まります |
| 10月 | 3科目それぞれの「解き方」を固める。英語は設問先読み、数学は取捨の判断、国語は印をつけながら読む |
| 11月 | 過去問を1年分、時間を計って解く。点数は気にしない。時間配分をつかむため |
| 12月 | 落とした問題を3種類に分ける(知らなかった/時間切れ/ミス)。あわせて2学期の内申を確定させる |
| 1月 | 過去問2周目。新しい教材には手を出さない |
| 2月 | 本番。それまでに作った型で解き切る |
◎ 9月にやるべきは「過去問」ではありません
9月に過去問を解いても点は出ません。手も足も出ない体験だけが残り、自信を削ります。まず土台。過去問は11月からで間に合います。
科目ごとの時間配分の決め方
全科目を均等にやるのが、最もよくある失敗です。いま何点足りていないかで配分を変えてください。
| 状況 | 配分の考え方 |
|---|---|
| 英語が弱い | 英語に5割。語彙より先に「設問の解き方」を直す。読めているのに点が出ない生徒が多い |
| 数学が弱い | 数学に5割。ただし難問ではなく、関数と図形の標準問題を取り切れる状態を作る |
| 国語が弱い | 国語に4割。記述は添削の往復回数がそのまま点になるので、早く始めるほど有利 |
| どれも中途半端 | いちばん配点が取りやすい科目から。1科目でも「ここは大丈夫」と言える状態を作ると、残りに集中できます |
✕ やってはいけない:全科目を毎日少しずつ
30分ずつ3科目に触ると、どれも中途半端に終わります。1日1〜2科目に絞って、まとまった時間をかけるほうが定着します。
過去問はいつから、何年分か
| 目安 | |
|---|---|
| 開始時期 | 11月から。9月・10月は土台づくりに使う |
| 年数 | 5年分×2周。10年分を1周するより確実に伸びます |
| 1周目の目的 | 点数ではなく、時間配分と出題の癖をつかむこと |
| 2周目の目的 | 1周目で落とした問題が、本当にできるようになったかの確認 |
過去問を解いたあと、この順でやる
☑ 採点する。点数はメモするだけで一喜一憂しない
☑ 落とした問題を「知らなかった/時間切れ/ミス」の3つに分ける
☑ 「知らなかった」だけ、その場で解説を読んで解き直す
☑ 「時間切れ」は時間無制限でもう一度解く。解けるなら知識の問題ではない
☑ 「ミス」は何を間違えたかを1行で記録する
☑ 1週間後に、落とした問題だけをもう一度解く
最後の「1週間後」を飛ばす生徒がほとんどです。直後にできるのは当たり前で、1週間後にできて初めて身についたと言えます。
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出願前に必ず確認しておくこと
募集要項で見る7項目
☑ 入試方式(推薦・一般・併願優遇など)と、それぞれの出願条件
☑ 入試科目と配点
☑ 内申の扱い(どの方式で、どう見られるか)
☑ 試験日・合格発表日・入学手続き締切日
☑ 英語資格の優遇があるか、条件は何か
☑ 系列大学への進学制度の条件
☑ 通学時間と経路
※これらは年度によって変わります。必ず学校が公表している最新の募集要項でご確認ください。この記事では、変わりにくい「勉強の進め方」だけを扱っています。
よくあるご質問
Q. 英検を持っていると有利ですか。
A. 優遇の有無と条件は年度によって異なります。必ず最新の募集要項でご確認ください。ただし英検の勉強そのものは語彙と長文の訓練になるので、入試対策として無駄にはなりません。
Q. いま偏差値が5〜10ポイント足りません。間に合いますか。
A. 9月時点で届いていない状態から合格した生徒は毎年います。ただし「何が足りないか」を正確に把握できている場合に限ります。まずそこを特定するところからです。
Q. 塾に通いながらでも対策できますか。
A. できます。ただし宿題が二重になると回らなくなるので、どちらを主にするかを先に決めてください。
Q. 併願校はどう決めればいいですか。
A. チャレンジ・実力相応・確実の3層で3〜5校が目安です。第一志望の試験日より前に1つ合格を確保しておくと、当日攻めた戦い方ができます。
Q. 内申はいつまでに固めればいいですか。
A. 2学期の成績が最後の勝負です。定期テスト対策と受験勉強を切り離さず、同じ勉強で両方取りにいく設計にしてください。
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※合格を保証するものではありません。入試科目・配点・日程・出願条件は年度によって変わります。必ず学校が公表する最新の募集要項をご確認ください。


