最終更新:2026年11月8日|入試の日程・手続・検査の内容は、お茶の水女子大学附属中学校(東京都文京区)の公式サイトにある「2027年度入学検定(2027年2月実施)」のページと、「2027年度生徒募集要項(一般学級)」、入学検定Q&A、「2021年度からの入学検定詳細」(いずれもPDF)を照合してまとめています。選抜状況は学校の「選抜状況」のページ、学校生活の説明は「お茶中Q&A」と学校案内の各ページの記載によります。二次情報は使っていません。出典は記事の最後にまとめました。なお、お茶の水女子大学附属高等学校は別の学校で、女子校です。この記事は、文京区大塚の附属中学校(一般学級)を扱います。
お茶の水女子大学附属中学校は、東京都文京区大塚にある国立大学附属の中学校です。中学校は男女共学で、2027年度の一般学級の募集人員は、男子約20名、女子約30名です。入学検定は2027年2月3日(水)に行われ、検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの3種類(国語・算数・理科社会の内容。時間は30分・30分・45分)と、小学校が作成する報告書によって総合的に合格者を決める、と学校は書いています。
出願はWebシステムで、出願登録期間は2026年12月11日(金)から2027年1月7日(木)23:59までです。検定料は5,000円で、書類は2026年12月26日から2027年1月12日必着で郵送します。通学区域内に保護者と同居していることが応募の条件です。合格発表は2月4日(木)18時から、Webシステム上で行われます。
この学校は、4年分(2023〜2026年度)の選抜状況(募集・応募・受検・合格の人数)を、男女別に公式サイトで公開しています。この記事では、その数字を年度を明記して整理し、検査の内容、授業料を集めないという費用の案内、沿革、教育目標、制服、進学先まで、学校の公式な記載に沿ってまとめます。
- お茶の水女子大学附属中学校の基本情報
- 2027年度入学検定の概要
- 応募資格と通学区域
- 入学検定の日程
- 出願の手続と提出書類
- 検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの内容
- 2021年度から変わった入学検定の考え方
- 報告書について
- 選抜状況(2023〜2026年度)
- 災害・緊急時の入学検定の対応
- 費用について
- 入試問題の提供
- 対策を考えるときの整理(当サイトの見解)
- 教育目標・沿革・校歌と徽章
- 学校生活のQ&A(学校の回答)
- 制服
- 進路(2025年度卒業生)
- 学校説明会などの機会とアクセス
- 保護者が確認しておきたいこと
- よくある質問
お茶の水女子大学附属中学校は、茗荷谷駅から徒歩7分の場所にある、国立大学附属の中学校です。お茶の水女子大学の附属校というと女子校の印象を持たれることがありますが、中学校は男女共学で、募集人員にも男子と女子の人数が書かれています。受験を考えるご家庭からは、「検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲとはどんな試験なのか」「報告書はどのくらい重視されるのか」「男子は高校に進めるのか」「学区の条件は厳しいのか」といった質問が多く聞かれます。この記事では、確認できたことと、確認できなかったことを分けて書きます。
先に断っておくと、学校は検定の配点を公表していません。入学検定Q&Aには、試験や報告書の配点については申し上げられませんが、報告書の情報は判定に使っている、と書かれています。一方で、検査の内容は「2021年度以降の入学検定について」というPDFで、大問の構成まで具体的に説明されています。この記事は、その公式な内容と、選抜状況の数字で組み立てています。
お茶の水女子大学附属中学校の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学校名 | お茶の水女子大学附属中学校(お茶の水女子大学の附属学校) |
| 所在地 | 東京都文京区大塚2-1-1(募集要項の表記) |
| 電話 | 03-5978-5862(代表) |
| 男女の別 | 共学(1947年に男女共学の中学校として発足したと、学校の沿革に書かれています) |
| 募集人員(2027年度) | 一般学級:男子約20名、女子約30名 |
| 学級 | 一般学級のほかに、帰国生徒教育学級を併設(1979年に帰国子女教育学級が発足) |
| 学校教育目標 | 自主自律の精神をもち、広い視野に立って行動する生徒を育成する |
| 交通 | 地下鉄丸ノ内線 茗荷谷駅下車 徒歩7分/地下鉄有楽町線 護国寺駅下車 徒歩13分 |
| 高校との関係 | 一般学級の女子には、お茶の水女子大学附属高等学校(女子校)への連絡進学の制度があります。男子は附属高校へ進学できません(お茶中Q&Aより) |
学校の「本校の性格・目的」には、お茶の水女子大学の附属中学校として、中等普通教育を行うほか、中学校教育の理論と実際に関する実践的研究と、学生の教育実習を行うことを目的としている、と書かれています。また、帰国生徒教育学級を併設している、とあります。この記事は、一般学級の入学検定を扱います。帰国生徒教育学級の募集要項は、学校のページに別に載っています。
募集要項には、附属幼稚園・小学校・中学校・高等学校に共通する「教育の柱」と「研究の柱」も書かれています。「教育の柱」は、自主的にものごとに取り組み、自分の考えを持ち、他者との協力関係をきずくことのできる幼児・児童・生徒の育成です。「研究の柱」は、乳幼児期から青年期までの教育を人間発達の視点からとらえてカリキュラム開発を行い、各校園の連携のもとに実践・研究をすすめ、その教育効果を評価することです。附属学校園は、これをもとに、新しい研究的な教育実践に柔軟に対応する姿勢を有する幼児・児童・生徒を受け入れる、と書かれています。
2027年度入学検定の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 募集人員 | 男子約20名、女子約30名 |
| 実施内容 | 検査Ⅰ、検査Ⅱ、検査Ⅲ |
| 入学検定の日 | 2027年2月3日(水) 7時50分〜8時20分に集合。検査は12時ごろに終わる予定 |
| 合格者の決定 | 検査および小学校作成の報告書によって、総合的に判断 |
| 出願方法 | Webシステムで「出願情報登録」を行い、書類を郵送 |
| 出願登録期間 | 2026年12月11日(金)〜2027年1月7日(木)23:59 |
| 検定料 | 5,000円(クレジットカード、コンビニエンスストア、ペイジーなど) |
| 合格発表 | 2027年2月4日(木)18時からWebシステム上で発表 |
| 入学手続 | 2027年2月5日(金)9時〜13時(中学校事務室窓口) |
募集要項には、合否の電話での問い合わせには一切応じない、入学検定についての電話での問い合わせは断る、と書かれています。疑問は、公式サイトのQ&Aと、募集要項で確認する形になります。
応募資格と通学区域
応募資格は、募集要項に次のように書かれています。
- (1) 学校教育法第1条に定められた小学校またはこれに準ずる学校を、2027年3月に卒業する見込みの者。
- (2) 2027年3月31日までに、通学区域内に保護者(親権者または未成年後見人)と同居し、それ以降も同所から通学する者。(出願手続や入学検定の時点では、通学区域内に居住している必要はありません。)
| 都県 | 通学区域 |
|---|---|
| 東京都 | 23区、清瀬市、小金井市、国分寺市、小平市、狛江市、調布市、西東京市、東久留米市、東村山市、府中市、三鷹市、武蔵野市 |
| 埼玉県 | さいたま市(浦和区・大宮区・北区・桜区・中央区・緑区・南区)、朝霞市、川口市、志木市、草加市、戸田市、新座市、富士見市、ふじみ野市、三郷市、三芳町、八潮市、和光市、蕨市 |
| 千葉県 | 市川市、浦安市、流山市、松戸市 |
募集要項の注意には、合格後に提出する住民票で、通学区域内に居住していないことが判明した場合は入学を認めない、入学後に通学区域内に保護者とともに居住していない場合や、通学区域外へ転出した場合は在学を認めない、と書かれています。
入学検定Q&Aにある、資格についての回答
- 現在、学区外に住んでいて3月末に東京へ引っ越す場合:2027年3月31日に通学区域内に保護者と同居していることを条件に、応募資格がある。合格後の入学資格は、3月31日までに提出する住民票で確認する。
- 小学校を越境入学していて、住民票と現住所が異なる場合:応募資格はある。ただし3月31日までに、本校の通学区域内に保護者と同居する。本校では越境入学はできない。
- さいたま市の中で、通学区域に入るところと入らないところがあるのはなぜか:中学生の通える範囲、災害時のことなどを考えて設定している。通学時間は1時間程度までと考えた。例えばさいたま市の場合、その区の半分以上が1時間以上かかる場合は学区域に入っていない。見直しの予定は、現在はない。
- 入学後、在学途中に保護者が転勤等で通学区域を離れる場合:保護者との同居が在籍資格であり、子どもだけが通学区域に残って在籍することはできない。
- インターナショナルスクールを卒業する予定の場合:受検資格はない。学校教育法第1条に定められた小学校(日本国内の小学校)、またはそれに準ずる学校(日本人学校のうち、文部科学大臣から、日本の小学校と同等の課程を有する旨の認定を受けているもの)の卒業者でなければ、応募資格がない。
- 国籍:一般学級では問わない。
入学検定の日程

| 項目 | 日時 |
|---|---|
| 出願登録期間(Webシステム) | 2026年12月11日(金)〜2027年1月7日(木)23:59 |
| 書類の郵送(必着) | 2026年12月26日(土)〜2027年1月12日(火) |
| 入学検定 | 2027年2月3日(水) 7時50分〜8時20分に集合 |
| 合格発表 | 2027年2月4日(木)18時から、Webシステム上 |
| 入学手続 | 2027年2月5日(金)9時〜13時、中学校事務室窓口 |
| 入学候補者説明会 | 2027年2月11日(木)10時から、約1時間半(保護者は受検票と合格証を持って出席) |
| 住民票の写しの提出 | 2027年3月31日(水)まで(保護者と志願者本人が記載され、2027年1月1日以降発行のもの1通) |
学校の「入試関係のお知らせ 年間予定」のページには、一般入学検定は例年2月上旬に実施予定で、募集要項は、毎年10月下旬の学校説明会の日から、学校のホームページに掲載して公開している、と書かれています。入学手続を決められた時間内に完了しない場合は、合格を取り消すことがある、と募集要項に書かれています。
出願の手続と提出書類
報告書は、出願情報登録のあと、学校のホームページからダウンロードしてA4用紙に印刷し、小学校の担任の先生に作成を依頼します。そのとき、在籍小学校の封筒に入れて厳封し、宛名を「お茶の水女子大学附属中学校長」宛としてもらうよう依頼します。送付先は、東京都文京区大塚2-1-1 お茶の水女子大学附属中学校 入試係です。
出願を終えるまでの順番が決まっているため、小学校の先生に報告書の作成を依頼する時間を考えて、早めに動くことが大切です。募集要項には、検定の当日の注意や持ち物、災害時の注意は、出願後にWebシステムを通じて配布される文書に書かれている、とあります。
検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの内容

入学検定Q&Aには、検定試験の内容について、次のように書かれています。検査Ⅰ、検査Ⅱ、検査Ⅲの3種類の検査を、時間を区切って実施します。それぞれ、次のいずれかの内容です。
| 検査の種類 | 内容 | 時間 |
|---|---|---|
| 「国語」 | 知識・技能、情報活用能力・言語運用能力をみる検査 | 30分 |
| 「算数」 | 知識・技能、数理的思考力をみる検査 | 30分 |
| 「理科」「社会」 | 知識・技能、思考・判断・表現等の力、および教科の枠を超えた思考・判断・表現等の力をみる検査 | 45分 |
3つの検査の時間を足すと、30分+30分+45分で、合計105分です(当サイトによる足し算)。「外国語」に関する問題は、現在の検査には含まれていない、とQ&Aに書かれています。配点は公表されていません。
「国語」の検査(大問2問)
- 大問1:長文を読んで答える問題。基礎的・基本的な知識・技能や、思考・判断・表現の力をみる。
- 大問2:実用的な言語運用能力をみる問題。例として、放送による音声言語の運用能力をみる問題、図表やグラフ等の情報をふまえて目的や状況にあった判断をする問題、複数の文章を読んで総合的に判断したり情報を活用したりする問題が挙げられている。
- 大問1・2のいずれかに、作文問題(まとまった量の文章を書く問題)が入る。大問1・2の内容は、年によって入れ替わることがある。
「算数」の検査(大問4問)
- 大問1:中学校の基礎となる計算の問題。
- 大問2:算数で学習した幅広い知識についての問題。
- 大問3:算数的な場面で、算数で学習したことをもとに考えたり、論理的に説明したりする問題。
- 大問4:身の回りの場面で、算数で学習したことをもとに考えたり、論理的に説明したりする問題。
「理科」「社会」の検査(大問3問)
- 大問1:従来の「理科」の検査では、基礎的・基本的な知識などに関する問題や、観察・実験を通して考える問題などを出題してきた。新入試では、さらに科学的に探究する活動について、例えば、実験結果などの事実をもとにどのように推測するか、どのような方法で探究するか、実験結果をどう分析するか、といった観点が挙げられている。
- 大問2:従来の「社会」の検査では、基礎的な知識に関する問題や、現代社会で起こっている時事的な話題に関する問題、資料を活用して解答を導く問題を主に出題してきた。新しく、小学校社会科で学習する基礎的、基本的な知識を活用して解く、現代社会で起こっている時事的な話題等に関する問題、正しく読み取った情報をもとに、グラフや地図などの資料にまとめる問題、複数の資料を比較するなどして必要な情報を適切に読み取り解答する問題、課題を解決するために必要な情報を読み取り、それをもとに基礎的、基本的な知識をふまえて思考・判断・表現する問題などの観点からも出題する。
- 大問3:自分の考えをまとまった量の文章で表現する力をみる問題。例1は、各教科や総合的な学習の時間などで身につけた見方・考え方を使って、考え、判断し、表現する力をみる問題で、社会や理科などの学習を土台にしつつ、複数の教科などを組み合わせた総合的な問題を出すこともある。例2は、よりよい集団(社会)を作っていくための基礎となる力をみる問題で、学校生活や社会生活の中で起こる課題に対して、納得できる答えや合意できる答えを導きだす問題を出すこともある。その際、自分の視点や他の人の視点、集団の視点などから、多面的・論理的に考察する力を重視する。
「よりよい集団(社会)を形成していくための基礎となる力」について、学校は、自分がその一員である集団の生活や人間関係において、何が課題かを見いだす、課題を解決するために話し合ったり協働したりしながら合意できる答えを導きだす、自分の意思を決定する、といったことができるために必要な力と捉えている、と書いています。
2021年度から変わった入学検定の考え方
学校の「2021年度からの新しい入学検定について」のページ(2021年7月30日更新)には、2021年度から、一般学級の入学検定を、思考力・判断力・表現力等を一層重視した、教科横断・総合的な学力をみる検定科目を含めて再編した、新しいタイプの検定に変更した、と書かれています。
| 時期 | 検査の形 |
|---|---|
| 2020年度まで | 4教科の検査(国語・算数・理科・社会) |
| 2021年度から | 検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの3種類の検査(国語/算数/理科・社会の内容のいずれか) |
「入学検定問題の主旨」として、学校は次のように書いています。創設以来の教育目標である「自主自律、広い視野」に加え、時代に対応した新しい柱である「あたたかく深い人間力」「グローバルな視座」「科学的・論理的思考力」を持つ生徒を育成していくために、さまざまな独自の教育活動を行っている。そこで、本校で学ぶ生徒を選抜する入学検定において、小学校での基礎・基本も大切にしながらも、単なる暗記だけでは解けないような、また複数の視点から見て考える必要がある、さまざまな教科の内容を組み合わせたような複合的な問題を作成し、それらに対してどれだけ取り組むことができたかをみたいと考えた、という説明です。
報告書について
入学検定Q&Aには、報告書についての回答があります。
- 当日の試験と小学校の報告書の点数の割合:試験や報告書の配点については申し上げられないが、報告書の情報は判定に使っている。
- 報告書に記載する内容:「5、6年の評定」「出欠状況」「担任所見」「検定時の配慮事項」。出欠状況については、6年生の欠席・遅刻・早退がそれぞれ5日以上の場合は理由を記入する。記載内容は、判定を行う際の資料として総合的に用いる。
- 学習していない教科がある場合:報告書は小学校が記入するものなので、小学校の先生に、記入上わからないことや判断に迷うことがある場合は、附属中学校に遠慮なく問い合わせてください、と伝える。
報告書の様式の入手方法について、募集要項には、出願情報登録のあとに学校のホームページからダウンロードして印刷する、と書かれています。一方、学校の2027年度のページの「お知らせ」には、一般入学検定の報告書の様式は出願後に配布する、と書かれています。最新の手順は、募集要項とホームページで確認してください。
選抜状況(2023〜2026年度)
学校の「選抜状況」のページには、一般学級の入試結果(募集人数、応募者数、受検者数、合格者数)が、男女別に4年分載っています。なお、このページの更新日の表示は2025年2月19日となっていますが、2026年2月実施の結果も載っています。

| 年度 | 募集人数 | 応募者数 | 受検者数 | 合格者数 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年度(2026年2月実施) | 男子 約25/女子 約30 | 男子 45/女子 172 | 男子 31/女子 128 | 男子 25/女子 35 |
| 2025年度(2025年2月実施) | 男子 約20/女子 約25 | 男子 47/女子 210 | 男子 38/女子 147 | 男子 26/女子 36 |
| 2024年度(2024年2月実施) | 男子 約25/女子 約30 | 男子 72/女子 281 | 男子 52/女子 201 | 男子 28/女子 34 |
| 2023年度(2023年2月実施) | 男子 約25/女子 約35 | 男子 57/女子 270 | 男子 45/女子 195 | 男子 30/女子 41 |
男女を合計すると、次のようになります(当サイトによる足し算と割り算です。倍率の算出方法は、学校は書いていません)。
| 年度 | 応募者(計) | 受検者(計) | 合格者(計) | 受検者÷合格者(倍) |
|---|---|---|---|---|
| 2026年度 | 217名 | 159名 | 60名 | 男子 1.24/女子 3.66/合計 2.65 |
| 2025年度 | 257名 | 185名 | 62名 | 男子 1.46/女子 4.08/合計 2.98 |
| 2024年度 | 353名 | 253名 | 62名 | 男子 1.86/女子 5.91/合計 4.08 |
| 2023年度 | 327名 | 240名 | 71名 | 男子 1.50/女子 4.76/合計 3.38 |
合格者数は、男子が25名・26名・28名・30名、女子が35名・36名・34名・41名と、年度によって動いています。募集人数が「約」で書かれているため、合格者数と一致しない年もあります。なお、受検者÷合格者の数字は、当サイトが選抜状況の数字から計算した参考値です。学校の公式な倍率ではありません。
学校は、同じページに、帰国生徒教育学級(第1学年)の入試結果も載せています。この記事は一般学級を扱うため、帰国生徒教育学級の数字は省略します。
災害・緊急時の入学検定の対応
学校の2027年度のページには、入学検定・検査日における災害などの緊急時の対応が書かれています。学校の「ホームページ【新着情報】」で日時等の変更を知らせるので、確認するようにと書かれています。内容は次のとおりです。
- 検査日の朝に、悪天候や地震などによって交通機関が乱れた場合:被災の規模や交通機関の状況により、開始時刻を遅らせて対応することがある。
- 検査実施中に緊急地震速報が発令されたり、地震が発生したりした場合:検査をいったん中止し、安全を確保したうえで、再開か否かを判断する。
- 検査実施中に、継続不能な大地震が発生した場合:検査を中止し、安全を確保したうえで、その後の対応を判断する。帰宅できない場合は、帰宅可能な状況になり、保護者の迎えがあるまで、受検生を学校内で待機させる。検査は、被害状況等を考慮し、後日行う予定。
- 入学検査前に検査が実施できないような状況が生じた場合:公共交通機関等のほぼすべての電車が止まり、動き出す見込みがたたないような災害等が起きた場合は、予定されている入学検査をすべて中止し、一般生徒入学検査・帰国生徒入学検査とも、後日、一斉に繰り下げて実施する予定。
学校は、受検生と保護者に、その場合の対応を話し合っておいてください、とも書いています。
費用について
学校の「お茶中Q&A」には、納付金についての回答があります。
| 項目 | 内容(学校の回答) |
|---|---|
| 授業料 | 授業料は集めていません |
| 初年度の諸費用 | 初年度に、学年費・生徒会費・PTA費・行事費等で、約17万円を諸費用として納入します |
| 教育充実金 | 教育充実金(3年間分)として、約18万円の寄付を検討してもらっています |
「約」の数字は、学校の回答のままです。年度によって金額が変わることがありますので、最新の金額は、入学手続の資料などで確認してください。2027年度の募集要項にも、入学金・授業料の記載は確認できませんでした。
入試問題の提供
学校の「【教育関係団体・教育関係業者様】一般学級 入学検定問題の提供について」のページ(2025年1月24日更新)には、一般学級の入学検定問題冊子の配布の申し込みは、すべて郵送での対応になる、と書かれています。窓口での対応はせず、配布を希望する教育関係団体・教育関係業者が、決められた要領で申し込みます。個人への配布は行わない、と明記されています。帰国生徒教育学級の入学検定の問題は非公開のため、配付しない、とも書かれています。
つまり、学校は、過去問題を、保護者や受験生に直接配布する形はとっていません。入試問題を知りたい場合は、学校が冊子を提供している団体・業者を通じた資料を、保護者が自分で確認することになります。
対策を考えるときの整理(当サイトの見解)
ここからは、公式に確認できた事実をもとにした、当サイトの整理です。合格を約束する内容ではなく、学校が書いている検査の内容から、準備の優先順位を考える視点をまとめます。
エスペランサアカデミーでは、国立附属中学の受験を考えるご家庭の相談もお受けしています。お子さまの現在の学習状況と、応募資格(通学区域)をうかがったうえで、検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの形に合わせた準備を一緒に考えます。無料相談の案内は、記事の最後にあります。
教育目標・沿革・校歌と徽章
教育目標
学校の「教育目標・学校経営計画・評価」のページには、本校の目的として、学校教育法第45条の規定に基づいて教育を行い、かつ中学校教育の理論および実際に関する研究ならびにその実証をするとともに、学生に教育実習を行わせることを目的とする、と書かれています。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 学校教育目標 | 自主自律の精神をもち、広い視野に立って行動する生徒を育成する |
| カリキュラムポリシー(1) | 自主自律の精神を持ち、広い視野に立って判断・行動し、習得した知識・技能を活用しながら社会の中で他者と協働し、自分らしく生きる生徒を育成する |
| カリキュラムポリシー(2) | カリキュラム研究、帰国生徒教育研究、新しい教育課題に対する実践的な研究の成果を生かし、探究する楽しさを見出し、変動する社会の中で主体的に生きる力を育成する教育課程を編成する |
| 指導の重点(学習指導) | 基礎的・基本的な学力の充実をはかる/個に応じた、個性を生かす教育を目指す |
| 指導の重点(生活指導) | 基本的な生活習慣の定着をはかる/自主性を伸ばし、自治の意識を高める |
| 指導の重点(進路指導) | 将来を見通し、自己の向上に努めながら、個性を生かす進路を選び、社会に貢献しようとする態度を養う |
沿革
学校の「沿革・校歌・徽章」のページには、次のように書かれています。1947年(昭和22年)4月1日、6・3・3の新学制実施に伴い、東京女子高等師範学校附属高等女学校が中学校と高等学校に分かれました。このとき、附属高等女学校の第1・2学年修了者(附属小学校高等科第1学年修了者を含む)を中学校の第2・3学年とし、新たに入学させた男子24名、女子76名を第1学年として、男女共学の中学校として発足した、とあります。
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 1875年(明治8年)11月 | 「御茶ノ水」に東京女子師範学校開校 |
| 1882年(明治15年)7月 | 東京女子師範学校附属高等女学校創設 |
| 1932年(昭和7年)12月 | 現在地(大塚)に移転 |
| 1947年(昭和22年)4月 | 学制改革により東京女子高等師範学校附属中学校発足(男女共学) |
| 1949年(昭和24年)4月 | お茶の水女子大学設置、東京女子高等師範学校を包括 |
| 1979年(昭和54年)4月 | 帰国子女教育学級発足 |
| 1980年(昭和55年)4月 | お茶の水女子大学附属中学校に改編 |
| 2004年(平成16年)4月 | お茶の水女子大学が国立大学法人となる |
| 2005年(平成17年)4月 | 文部科学省開発学校に指定される(19年度まで) |
| 2007年(平成19年)12月 | 創立60周年記念式典 |
| 2009年(平成21年)4月 | 文部科学省開発学校に指定される(23年度まで) |
校歌と徽章
学校の説明によると、翌明治9年2月15日、皇后陛下(昭憲皇太后)の御筆の御歌を賜り、これを校歌として曲をつけ、それ以来歌い続けています。校歌は、昭憲皇太后の御歌「みがかずば」です。
徽章は、明治39年6月から使われているもので、女子高等師範学校附属高等女学校の時の制服の帯と金具のデザインがもとになっている、と書かれています。帯の中央には緑の筋があり、白い茶の実と、茶の実の中に水の字を織り出してあります。この茶と水は、学校が本郷の「お茶の水」にあったことから、地名を意匠に取り入れたものです。昭和22年に附属中学校の校章として、菊の花弁の五文字にかえて、大きく「中」の字を入れたものが、現在の校章です、と書かれています。
学校生活のQ&A(学校の回答)
学校の「お茶中Q&A」(2026年10月17日更新)には、学校生活に関する質問への回答が載っています。主なものを整理します。
| 質問 | 学校の回答 |
|---|---|
| 附属小学校出身者がいる中で、友達ができるか | 入学式の翌日から4日間、新入生のオリエンテーションを行う。担任はじめ教員は、附属小学校からの進学者と他の小学校からの進学者に同じように接している |
| 生徒の様子は把握しているか | 学級担任は毎日昼食を一緒にとる。年2回の面談週間や、長期休業中の保護者面談などで状況を把握する |
| 部活動 | 現在、7つの運動部と4つの文化部が活動。平日は週に2〜3日活動。部によっては休日に活動することがある |
| ICT機器の活用 | 一人1台貸与されたChromebookを利用。Google Workspace for Educationを授業、生徒会活動、部活動にも利用。Classroomで情報交換や課題提出など |
| 補習 | 希望者を対象に、お茶の水女子大学の学生等による学習会を行っている |
| 給食 | 2023年10月より、お弁当処華一のスマートミール弁当を導入。注文・決済はオンラインで、前日までにウェブで申し込む。家庭で用意する弁当も、必要に応じてスマートミールの利用もできる |
| 携帯電話の持ち込み | 原則禁止。登下校時の緊急連絡用としてどうしても必要な場合は、規定の書面で届け出る。その場合、登校後は学校に預ける |
| 自転車通学 | 事故の危険性をふまえ、認めていない。徒歩または公共交通機関を利用する |
| 留学の制度 | ない。生徒自身が学期中などに留学する場合は、退学になる |
| 保護者が様子を見る機会 | 年数回の保護者参観日や参観週間。体育大会や生徒祭(文化祭)をはじめ、学年・学校の行事でも見られる |
| 防災・防犯 | 定期的に避難訓練や防犯訓練を実施。防犯カメラ・防犯ベル・さすまたを設置。大学の入り口と中学校の入り口で来校者をチェック。保護者はメール連絡網に登録 |
通塾については、「通塾は高校進学のためにしなければならないことですか」という質問に、学校は、そのようなことはない、と回答しています。学校の授業を中心に、自分に合った学習方法で、日頃の学習をきちんと積み重ね、学力テストも目標にして学習を進めれば、塾に通わなくても十分対応できる、という内容です。これは、学校の回答として載っている内容です。
高校への進学の仕組み(学校の回答)
- 指定校推薦として、いくつかの高校から推薦枠をもらっている。
- 一般学級の女子については、女子校であるお茶の水女子大学附属高等学校への連絡進学の制度がある。
- 帰国生徒教育学級の女子は、附属高校への連絡進学制度はないが、附属高校へ進学する生徒もいる。
- 男子は、附属高校が女子校のため、進学できない。
- 附属高校を希望する生徒を含め、進路指導は全員に行う。基本方針は、「自分に合った高校を選択する力を身につけられるようにすること」「高校の3年間および将来にわたって、生き生きと自分らしく過ごし、力を十分に伸ばせるようにすること」などである。
男子の保護者にとっては、この仕組みが大切な確認点です。募集要項にも、募集人員に男子が含まれていますが、男子は附属高校へ進学できないため、高校進学の際は他の高校を受験することになる、と学校の回答から分かります。
制服
学校の「制服」のページには、2023年秋から、スラックスの制服が導入されたことが書かれています。学校の説明によると、生徒のアンケート結果をもとに生徒会役員が導入を検討し、試作したものを制服業者に提案して形になりました。ワイドパンツで、ベルト付きのセーラーにも合ったつくりです。他にはないワイドなシルエットは、袴にも似ています。
お茶中のルーツである「東京女子高等師範学校」や「東京女子師範学校附属高等女学校」の袴にベルトを付けていた時代が思い出される、と学校は書いています。伝統を受け継ぎつつ、新しいものを取り入れたいという生徒の願いが形になった、という説明です。従来の夏服、冬服も継続し、セーラー服はベルト付きです。
進路(2025年度卒業生)
学校の「進路状況」のページには、2025年度卒業生の「進学先一覧」と「合格校一覧」のPDFがあります。「進学先一覧」(2026年3月10日現在)の一部を整理します。
| 区分 | 進学先(人数) |
|---|---|
| 国立 | お茶の水女子大学附属高等学校(女子58名)、筑波大学附属高等学校(男子2名)、東京科学大学附属科学技術高等学校(男子3名) |
| 公立 | 都立上野高等学校(1名)、都立国際高等学校(1名)、都立日比谷高等学校(1名)、都立六本木高等学校(1名)、埼玉県立川口高等学校(1名)、茨城工業高等専門学校(1名) |
| 私立(一部) | 慶應義塾高等学校(2名)、慶應義塾志木高等学校(1名)、慶應義塾女子高等学校(1名)、開成高等学校(1名)、国際基督教大学高等学校(2名)、栄東高等学校(2名)、成城学園高等学校(2名)、早稲田実業学校高等部(1名)、早稲田大学本庄高等学院(1名)、立教新座高等学校(1名) |
表は、学校のPDFに書かれている人数のうち、男女の別と人数が読み取れたものを、学校ごとに整理したものです。私立の欄は一部のみで、全体は学校の一覧で確認してください。附属高校については、お茶中Q&Aにあるとおり、一般学級の女子に連絡進学の制度があります。
学校の「進路状況」のページには、過去の年度(2019〜2024年度)の進学先一覧と合格校一覧も、PDFで載っています。
学校説明会などの機会とアクセス
学校の「学校公開・行事」のページには、2026年度の機会として、「Hello!お茶中(平日学校説明会)」「オープンスクール『お茶中生がガイドする校舎見学ツアー』」「生徒祭」「学校説明会・ミニ自主研究発表見学会(2027年度入試)」などの案内が載っています。日付や申し込みの方法は、案内のページごとに書かれているため、学校の公式サイトで最新の情報を確認してください。
受検生向けのイベントの申し込みは、学校のホームページから、mirai compassのサイトへ進む形です。また、学校には、「お茶中Web生徒・保護者用ページ」があります。
アクセス
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都文京区大塚2-1-1 |
| 電話 | 03-5978-5862(代表) |
| 地下鉄 | 丸ノ内線 茗荷谷駅下車 徒歩7分/有楽町線 護国寺駅下車 徒歩13分 |
| 入構の注意 | 大学構内に入るときは、顔写真付き身分証明書(写真がない場合は2種類の証明書)の提示が必要(学校のページより)。大学構内への自動車等の乗り入れは、お断り(募集要項より) |
保護者が確認しておきたいこと
この記事は、2026年11月8日時点の、学校の公式サイトの記載をもとにしています。日程や条件が変わることがありますので、最終的には、学校が発行する最新の募集要項と、公式サイトで確認してください。
よくある質問
Q.お茶の水女子大学附属中学校は女子校ですか
A.中学校は男女共学です。2027年度の一般学級の募集人員は、男子約20名、女子約30名です。附属高等学校は女子校で、男子は進学できません。
Q.入学検定の内容は
A.検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの3種類で、「国語」(30分)、「算数」(30分)、「理科」「社会」(45分)の内容のいずれかです。外国語は含まれません。
Q.配点は公開されていますか
A.公開されていません。入学検定Q&Aには、試験や報告書の配点については申し上げられないが、報告書の情報は判定に使っている、と書かれています。
Q.出願はいつからいつまでですか
A.Webシステムでの出願登録は、2026年12月11日(金)から2027年1月7日(木)23:59までです。書類は、2026年12月26日(土)から2027年1月12日(火)必着で郵送します。
Q.検定料はいくらですか
A.5,000円です。一度納入された検定料は返還されません。
Q.合格発表はいつですか
A.2027年2月4日(木)18時から、Webシステム上で発表します。電話での問い合わせには応じません。
Q.繰り上げ合格はありますか
A.繰り上げ合格(補欠合格)を出すことがあります。人数は年によって違い、合格発表時に、合否照会サイト上で個別に知らせると、学校は回答しています。
Q.授業料はかかりますか
A.授業料は集めていません。初年度に、学年費・生徒会費・PTA費・行事費等で約17万円の諸費用がかかり、教育充実金(3年間分)約18万円の寄付が検討を依頼されている、と学校は回答しています。
Q.過去の選抜状況は公開されていますか
A.公開されています。2023〜2026年度の、募集人数・応募者数・受検者数・合格者数が、男女別に学校のページに載っています。
Q.給食はありますか
A.2023年10月から、スマートミール弁当を導入しています。前日までにウェブで注文し、家庭で用意する弁当も使えます。
Q.通塾は必要ですか
A.学校は、お茶中Q&Aで、塾に通わなくても十分対応できると回答しています。学校の授業を中心に、自分に合った学習方法で、日頃の学習を積み重ねる、という内容です。
Q.お茶の水女子大学附属高等学校と同じ学校ですか
A.同じ大学の附属学校ですが、別の学校です。この記事は、文京区大塚の附属中学校(一般学級)を扱います。
出典
- お茶の水女子大学附属中学校 2027年度入学検定(学校公式)
- お茶の水女子大学附属中学校 2027年度 生徒募集要項(一般学級)(PDF・学校公式)
- お茶の水女子大学附属中学校 2027 入試Q&A【一般】(PDF・学校公式)
- お茶の水女子大学附属中学校 2021年度からの入学検定詳細(PDF・学校公式)
- お茶の水女子大学附属中学校 2021年度からの新しい入学検定について(学校公式)
- お茶の水女子大学附属中学校 選抜状況(学校公式)
- お茶の水女子大学附属中学校 お茶中Q&A(学校公式)
- お茶の水女子大学附属中学校 入学検定問題の提供について(学校公式)
- お茶の水女子大学附属中学校 入試関係のお知らせ 年間予定(学校公式)
- お茶の水女子大学附属中学校 進路状況(学校公式)
- お茶の水女子大学附属中学校 2025年度卒業生 進学先一覧(PDF・学校公式)
- お茶の水女子大学附属中学校 教育目標・学校経営計画・評価(学校公式)
- お茶の水女子大学附属中学校 沿革・校歌・徽章(学校公式)
- お茶の水女子大学附属中学校 制服(学校公式)
- お茶の水女子大学附属中学校 学校公開・行事(学校公式)


