横浜国立大学附属横浜中学校の入試対策|日程・科目・通学区域・サークル活動・進路【令和9年度】

中学受験

最終更新:2026年11月8日|入試の日程・科目・配点・手続は、横浜国立大学附属横浜中学校(横浜市南区)の公式サイトにある「令和9年度 生徒募集要項(一般生徒枠)」(PDF)と「入試情報」のページを照合してまとめています。学校の教育、教育課程、行事、施設、進路などは、同じ公式サイトの各ページの記載によります。二次情報は使っていません。出典は記事の最後にまとめました。なお、この学校は2026年(令和8年)4月に、校名を「横浜国立大学教育学部附属横浜中学校」から「横浜国立大学附属横浜中学校」に変更したと、学校の沿革に書かれています。また、同じ大学には附属鎌倉中学校もありますが、別の学校です。この記事は、横浜市南区の附属横浜中学校を扱います。

結論:附属横浜中学校の入試を、公式の資料で整理すると

横浜国立大学附属横浜中学校は、横浜市南区にある国立大学附属の共学校です。令和9年度(2027年度)の一般生徒枠の募集人員は、男女合わせて約40名です。試験日は2027年2月3日(水)で、追検査は実施しません。

科目は国語・算数・社会・理科の4教科で、各100点、合計400点です。時間は各40分です。面接は募集要項に書かれておらず、選考は学力検査と書類審査で総合的に判断すると、学校は書いています。検定料は5,000円です。インターネット手続の期間は2026年12月8日から2027年1月15日までで、そのあと書類を郵送します。

出願には、志願者と保護者が神奈川県内に居住していることなどの条件があります。また、募集要項は、学校のホームページの「本校の教育に関して」の内容に理解と協力が得られる家庭の児童、という条件も書いています。この記事では、日程と手続、試験の時間割、校納金、教育課程、探究(TOFY)、サークル活動、進学先まで、学校の公式な記載に沿って整理します。

この記事でわかること
  • 附属横浜中学校の基本情報
  • 学校が示している「附属学校としての特性」
  • 令和9年度(2027年度)の入試の概要
  • 出願資格と通学区域
  • 入試の日程
  • 出願の手続と提出書類
  • 学力検査の時間割と持ち物
  • 合格発表・入学手続・繰り上げ合格
  • 校納金と諸費用
  • 入試結果の公開状況
  • 対策を考えるときの整理(当サイトの見解)
  • 教育課程と授業時間
  • 探究(TOFY)とi-ハーベスト
  • サークル活動(部活動はありません)
  • 年間行事
  • 光陵高等学校との連携と進学先
  • 沿革と校舎
  • 学校説明会などの機会とアクセス
  • 保護者が確認しておきたいこと
  • よくある質問

附属横浜中学校は、横浜市営地下鉄の弘明寺駅から徒歩1分の場所にある、国立大学附属の中学校です。受験を考えるご家庭からは、「4教科各100点の学力検査だけなのか」「神奈川県内に住んでいないと受けられないのか」「部活動はないと聞いたが本当か」「国立附属で、研究のための学校だと聞くが、普通の中学校とどう違うのか」といった質問が多く聞かれます。この記事では、確認できたことと、確認できなかったことを分けて書きます。

先に断っておくと、今回確認した範囲では、附属横浜中学校の公式サイトに、応募者数・受検者数・合格者数、教科別の平均点、合格者の得点などの入試結果の数字は載っていませんでした。その代わり、募集要項と「本校の教育に関して」のページには、学校の性格、通学区域、手続、時間割が具体的に書かれています。この記事は、その公式な内容で組み立てています。

附属横浜中学校の基本情報

項目内容
学校名横浜国立大学附属横浜中学校(2026年4月に「横浜国立大学教育学部附属横浜中学校」から校名変更)
所在地横浜市南区大岡2-31-3(募集要項の表記)
電話045-742-2281
男女の別共学(募集人員は男女合わせて約40名)
学校長木村 奨(学校長挨拶より)
交通横浜市営地下鉄線 弘明寺駅下車 徒歩1分/京浜急行線 弘明寺駅下車 徒歩8分(募集要項より)
学級編成各学年3学級、計9学級(教育課程のページより)
学期制2005年度から、前後期の2学期制と3学期制を併用(5教科は3学期制、4教科は2学期制)
高校との連携神奈川県立光陵高等学校との連携型中高一貫教育(連携枠)

学校が示している「附属学校としての特性」

募集要項には、「附属学校としての特性」として、通常の中学校の教育を行うほか、次の2つが書かれています。

  • (1) 研究推進校として、教育上の多様な試みを行います。
  • (2) 教育学部の学生が、教育実習生として生徒の教育に参加します。

学校のホームページの「本校の教育に関して」のページには、さらに詳しく書かれています。本校は国立大学の附属学校として、「研究推進校として教育上の多様な試みを行う」「大学の教育実習校として教育実習を行う」という、公立学校や私立学校とは異なる側面を持っている、とあります。また、神奈川県教育委員会と大学との連携によって、「かながわの中等教育の先導的モデル」を構築する使命も担っている、と書かれています。

そのため、これからの社会に求められる確かな学力の育成に向けて、言語活動や探究的な学びを重視した教育活動を展開し、その成果を県内外の中学校および高等学校に提供している、とあります。そして、入学にあたっては、こうした特色を理解し承諾してもらうことが条件になる、と書かれています。

「本校の教育に関して」に書かれている注意点

このページには、受験を考える保護者が知っておくべき点が、具体的に書かれています。学校の言葉を整理すると、次のとおりです。

  • 全国に先駆けた研究を行っているため、授業の進め方、評価の方法、年間行事、学校のシステムなどは、短い期間で変更することがある。
  • 生徒に、学力(確かな学力、柔軟な思考力と行動力で、これからの社会をよりよく生きるための幅広い能力)を付けることを目指し、各教科の研究を重視している。
  • 研究成果の発信にあたり、教育関連の書籍やWeb上に写真が掲載されたり、学校訪問者が写真や動画を撮影したりすることがある。教育関係のメディアに、こうした個人情報が掲載されることがある。
  • 部活動はありません。放課後活動として、生徒が主体となり進めるサークル活動が行われている。
  • 通学区域は神奈川県内です。この通学区域外に転居した場合は、在学資格を失う。
  • 本校から転学した場合、転入の資格を失う。

募集要項は、出願資格の中で、「本校のホームページに掲載された『本校の教育に関して』の内容」について理解と協力が得られる家庭の児童、と書いています。つまり、これらの注意点は、出願の条件の一部として扱われています。受験を決める前に、この内容を家族で読んでおくことが大切です。

令和9年度(2027年度)の入試の概要

項目内容
募集人員(一般生徒枠)男女合わせて約40名
試験日令和9年2月3日(水)。追検査は実施しない
会場横浜国立大学附属横浜中学校
検査の内容国語、算数、社会、理科 各教科100点 合計400点
検査の時間各教科40分
選考の方法学力検査及び書類審査で総合的に判断
検定料5,000円
合格発表令和9年2月5日(金)午後1時〜午後3時(本校の前庭掲示板)
入学手続説明会令和9年2月9日(火)午後2時から

募集要項は「一般生徒枠」のものです。学校のホームページには、帰国枠の募集要項も別に掲載されています。この記事は一般生徒枠を扱います。帰国枠の条件や日程は、学校の帰国枠募集要項で確認してください。

出願資格と通学区域

一般生徒枠の出願資格は、募集要項に次のように書かれています。

  • (1) 令和9年3月31日までに、日本の小学校(学校教育法第1条及び第2条が定める「学校」)を卒業する見込みの児童。
  • (2) 志願者と保護者が、「神奈川県内」に居住していること。
  • (3) 附属横浜中学校に関する次の事項について理解と協力が得られる家庭の児童。ア 募集要項1の内容(附属学校としての特性)、イ 本校のホームページに掲載された「本校の教育に関して」の内容。

(2)には、次の内容を満たすものとする、という条件がついています。

  • ① 登下校において、時間、距離、交通手段等、安全が確保できる。
  • ② 行事等によっては、朝早く登校したり、下校が遅くなったりすることなどがあり、その対応ができる。
  • ③ 本人の病気、けが、緊急時等、必要がある場合、保護者がすみやかに迎えに来ることができる。

現在は神奈川県外に居住しているが、入学までに神奈川県内に転居することが明らかな場合は、「県外居住者出願理由書」(本校所定のもの)を提出すれば志願できる、と書かれています。なお、学校の「通学区域」のページには、同じ趣旨の書類が「誓約書」という名前で書かれています。書類の名称が、募集要項と他のページで異なって見えるため、提出が必要な場合は、募集要項の記載を基準にして、学校に確認することが安全です。

「通学区域」のページには、令和6年度から学区の変更があったことも書かれています。過去の年度の情報を見るときは、この変更を踏まえて、最新の募集要項を確認してください。

入試の日程

附属横浜中学校 令和9年度入試の日程
令和9年度(2027年度)入試の主な日程。出典:令和9年度 一般生徒枠 募集要項
項目日時
受検方法等の事前相談(小学校長から本校へ電話)令和8年11月18日(水)まで
「受検方法等申請書」の提出(持参または郵送)令和8年11月27日(金)まで(郵送は期間内の消印有効)
インターネット手続期間(出願に向けた手続)令和8年12月8日(火)9時00分〜令和9年1月15日(金)23時59分
出願書類の郵送期間令和9年1月8日(金)〜1月18日(月)必着
学力検査令和9年2月3日(水)
合格発表・入学手続書類の配付令和9年2月5日(金)午後1時〜午後3時
入学手続説明会令和9年2月9日(火)午後2時から

学校のホームページには、出願専用サイト(mirai compass)の運用開始は「12月初旬より」と書かれ、募集要項では、インターネット手続の開始日が12月8日(火)9時00分とされています。この年度から、志願者説明会は実施されません。かわりに、志願方法の説明動画が、学校のホームページに掲載されています。お問い合わせは、学校の入試用メールアドレスに、メールで行うと書かれています。

出願の手続と提出書類

出願は、インターネット手続のあと、書類を一括して郵送する、2段階です。募集要項の記載を整理します。

1インターネットで手続学校のホームページから「出願に向けた手続サイト」miraicompassにアクセスします。手続の期間は、令和8年12月8日(火)9時00分から令和9年1月15日(金)23時59分までです。
2検定料の納入検定料は5,000円です。インターネット手続の過程で、登録期間内に所定の方法で納入します。一度納入された検定料は返還されません。手数料は負担します。
3書類を一括して郵送出願書類は、「レターパックプラス」で郵送します。郵送期間は、令和9年1月8日(金)から1月18日(月)必着です。直接持参したものは受け付けられません。

出願書類は、募集要項に次のように書かれています。

書類内容
ア 入学願書出願に向けた手続のあと、志願者本人が印刷する。保護者氏名欄に押印する
イ 報告書在籍小学校長が作成し、厳封したもの。開封されたものは無効
ウ 県外居住者出願理由書受検時に神奈川県外に居住していて、入学前に通学区域内へ転居を予定している方のみ

提出された書類の内容は、入学者選抜以外の目的では一切使用しない、と書かれています。また、郵送された出願書類などは、理由のいかんにかかわらず返還しない、とあります。

障害等がある場合の受検方法の取り扱い

「受検方法等申請書」を提出した者のうち、附属横浜中学校長が通常の方法では受検が困難と認める者については、検査の公平性を維持した範囲で、検査方法、検査時間および検査会場について適切な取り扱いを講じる、と書かれています。そのとき、児童が在籍する小学校の校長は、令和8年11月18日(水)までに本校に電話で事前相談をします。そのうえで、同封されている「受検方法等申請書」を、11月27日(金)までに持参または郵送します(郵送は期間内の消印有効)。事前相談を行っていない場合には受け付けられない、と明記されています。

学力検査の時間割と持ち物

附属横浜中学校 令和9年度入試の科目・配点・時間
学力検査の科目・配点・時間。出典:令和9年度 一般生徒枠 募集要項
時刻内容所要時間
8:30集合(開場は8:10)―
8:40検査についての諸注意10分
9:00〜9:40国語(100点)40分
10:00〜10:40算数(100点)40分
11:00〜11:40社会(100点)40分
12:00〜12:40理科(100点)40分

各教科の前に、予鈴が鳴ります(9:55、10:55、11:55)。4教科の合計は400点です。9:30を過ぎると、学力検査会場に入れない、という注意があります。保護者控室があり、保護者は上履きを持参します。

持ち物と注意

  • 持参するもの:受検票・筆記用具(定規・三角定規・コンパス・分度器等は不要)・上履き・くつ袋・ゴミ袋。
  • 電子辞書・計算機・計算機能付き時計等の持ち込みはできない。検査中のひざかけはご遠慮ください。
  • 携帯電話は、基本的に持ち込まないようにする。どうしても必要で持参する場合は、電源を切り、検査監督に預ける。検査終了後に返却される。
  • 学力検査当日に感染症にかかっている、またはかかっている恐れがある場合は、前日までに電話で連絡する。当日、体調が悪くなった場合は、8:00〜8:30の間に電話で連絡する。
  • 自家用車・自転車での来校はご遠慮ください。

追検査は実施しません、と募集要項に明記されています。感染症などで受検できなかった場合の別日程が用意されていない、ということです。体調の管理は、早くから家庭で気をつけておく点として、学校が書いています。

合格発表・入学手続・繰り上げ合格

合格発表は、令和9年2月5日(金)午後1時から午後3時に、本校の前庭掲示板で行われます。午後3時以降は掲示しないため、時間内に確認するよう書かれています。同時刻に学校のホームページでも速報が出されますが、掲載はあくまで情報提供の一環で、前庭掲示板での発表が正式なものです。合否については、電話や電子メール等での問い合わせには応じられません。

合格発表と同時に、「繰り上げ合格候補者」も前庭掲示板に掲示されます。同じ日の午後1時から午後3時に、入学手続に必要な書類が配付されます。合格者の保護者および繰り上げ合格候補者の保護者は、受検票を提示して書類を受け取ります。受け取らない場合は、入学資格および繰り上げ候補の資格を失う、と書かれています。

入学手続説明会は、2月9日(火)午後2時から行われ、入学予定者の保護者は出席する必要があります。

繰り上げ合格について

  • 募集定員に欠員が生じた場合、合格者の次の順位の者から順に、繰り上げ合格候補者を決定する。
  • 「繰り上げ合格候補」を辞退する場合は、すぐに連絡する。
  • 志願者が繰り上げ合格を承認したあとに、入学を辞退することはできない。

校納金と諸費用

学校の「入試情報」のページには、月ごとの校納金(令和7年度1年生)と、後援会入会金が載っています。令和9年度入学生の金額は、今回確認した資料には載っていないため、学校に確認してください。

項目月額(令和7年度1年生)
PTA会費1,300円
教材費1,000円
学年会費400円
生徒会費200円
図書費200円
学級費150円
安全衛生費1,000円
宿泊行事等積立金6,000円
施設充実費1,300円
合計11,550円

学校のページには、在学中に経済状況等の変動により校納金を変更する場合がある、という注記があります。また、後援会入会金として150,000円(入学時のみ)が書かれています。募集要項には、入学金・授業料の記載は確認できませんでした。入学手続の際の費用は、手続説明会などの資料で確認してください。

入試結果の公開状況

今回、附属横浜中学校の公式サイトの入試情報、公開授業・学校説明会、通学区域などのページを確認しました。その範囲では、応募者数、受検者数、合格者数、教科別の平均点、合格者の得点などの入試結果の数字は、載っていませんでした。合格発表は、本校の前庭掲示板が正式で、ホームページの速報は情報提供の一環と書かれています。

そのため、この記事では、倍率や合格点の目安は書きません。学校が公表していない数字を、他の情報から推測して書くことは、この記事の方針としてしていません。入試の傾向を知りたい場合は、学校が配付・公開している資料、説明会での説明、市販の過去問題集などを、保護者が自分で確認して判断することになります。

対策を考えるときの整理(当サイトの見解)

ここからは、公式に確認できた事実をもとにした、当サイトの整理です。合格を約束する内容ではなく、募集要項の記載から、準備の優先順位を考える視点をまとめます。

14教科各100点、各40分配点が4教科で等しく、理科・社会も国語・算数と同じ100点です。教科による配点の差がないため、どの教科も同じ重さで学習計画に入れる必要があります。
2定規・コンパスなどは持ち込まない募集要項には、定規・三角定規・コンパス・分度器等は不要、と書かれています。作図を含む問題があるかどうかは公表されていませんが、持ち物の記載から、筆記用具だけで解く試験であることが読み取れます。
3各教科の間に休憩がある国語・算数・社会・理科は、それぞれ40分で、間に20分の休憩があります。4教科の間で、気持ちを切り替える練習が必要になります。
4面接の記載がない今回確認した募集要項には、面接の記載はありません。選考は、学力検査と書類審査で行われます。
5学校の特色を家庭で理解しておく出願資格に、学校のホームページの「本校の教育に関して」への理解と協力があります。研究推進校であること、写真や動画が公開されることがあることなどを、家族で確認しておきます。

エスペランサアカデミーでは、国立附属中学の受験を考えるご家庭の相談もお受けしています。お子さまの現在の学習状況と、出願の条件(居住地域など)をうかがったうえで、4教科の学力検査に合わせた計画を一緒に考えます。無料相談の案内は、記事の最後にあります。

教育課程と授業時間

学校の「教育課程」のページには、学期制、授業時間数、1週間の時間割、学級編成が載っています。

2学期制と3学期制の併用

学校は、2005年度から、前後期の2学期制と3学期制の併用方式を導入しています。5教科は3学期制、4教科は2学期制の方式です。この方式により、特に国語、社会、数学、理科、英語については、短いスパンで学習のまとまりを考えることができ、長期休業前(夏休み、冬休み)の面談時に、学習に関する情報を細かく生徒や保護者に知らせることができている、と学校は説明しています。

授業時間数

附属横浜中学校 3年間の教科別授業時数
3年間の教科別の授業時数(1年・2年・3年の合計)。出典:学校公式「教育課程」
教科等1年2年3年
国語140140105
社会105105140
数学140105140
理科105140140
音楽453535
美術453535
保健体育105105105
技術・家庭707035
英語140140140
道徳353535
特別活動353535
総合的な学習の時間507070
総授業時数101510151015

表の数字は、学校のページにある、年間の授業時数です(単位は時間)。各学年とも総授業時数は1015で、3年間では3,045になります(当サイトによる足し算)。英語は3学年とも140時間です。「総合的な学習の時間」は、1年が50時間、2年・3年が70時間です。

1週間の時間割の特徴

  • 月曜日の1時間目は道徳で、他の曜日の1時間目は授業。
  • 水曜日は、6時間目が学活。「定例委員会」「評議会」がある場合は5時間授業。
  • 「総合的な学習の時間」は、木曜日の5時間目・6時間目に、120分間の授業を展開している。

学級編成と教員

各学年3学級、計9学級です。学級は、私立小学校出身者(一般)、附属小学校出身者、帰国生徒によって構成され、お互いによい刺激を与え合っている、と学校は書いています。校長は、横浜国立大学の教授と本校の学校長を併任しています。県内各地区から選任された副校長と教員、非常勤講師で構成されています。

学習環境

「学習環境」のページには、横浜国立大学教育学部と連携をとりながら、最先端の教育理論に直結した独創的な教育を実践している、と書かれています。また、幅広い国際感覚を育てることも特色で、全生徒の1割以上を占める帰国生徒の受け入れ体制を整えているほか、留学生や海外視察団との交流会などの国際交流活動に取り組んでいる、とあります。ICTについては、コンピュータ教室に1クラス分48台のパソコンを設置、平成23年度から、全生徒にタブレットPCを1台ずつ使用できる環境を構築した、とあります。「学習活動」のページには、生徒一人ひとりにタブレットパソコンが貸与され、学校でも自宅でも、学習の道具として常に使える環境が整っている、と書かれています。

「学習活動」のページには、学習活動の柱が3つ挙げられています。問題発見・解決能力の育成(自ら課題を見いだし、問題の解決を図る態度を育成し、思考力、判断力、表現力等を高める)、言語能力の向上(文章や図表、現象などを理解・評価しながら捉える力、自分の考えをまとめる力、発信する力を育成する)、情報活用能力の育成、の3つです。

探究(TOFY)とi-ハーベスト

TOFY(総合的な学習の時間)

学校の「TOFY」のページには、TOFYはTime Of Fuzoku Yokohamaの略で、総合的な学習の時間にあたる探究の学習だと書かれています。1年生の前期に探究の基礎を学び、後期にグループで課題を決めて探究活動を行います。2年生からは、個人で設定したテーマに応じて、4つの講座(人文社会科学、科学技術、芸術、健康科学)に分かれて探究活動を行います。

TOFYを通して身に付ける力として、学校は次の3つを挙げています。

  • 自ら見いだした課題について、見通しをもって多面的・多角的に考え調べる力。
  • 得られた根拠をもとにして、自らの考えを提言したり、思いを工夫して表現したりする力。
  • 調べたり提言したり表現することを通して、自己の生き方について考える力。

令和8年度のTOFY成果発表会は、令和8年7月11日(土)に行われる案内が、学校のページに載っていました。2年生・3年生が発表し、参観を希望する人は申込フォームから申し込む形でした。

i-ハーベスト発表会

学校の「i-ハーベスト」のページには、この発表会について、次のように書かれています。平成19年に神奈川県教育委員会と横浜国立大学教育人間科学部により策定された「中・高・大連携によるこれからの教育実践モデルの構築」をふまえ、「かながわの中等教育の先導的モデル」づくりを推進する成果発表会です。横浜国立大学が主催し、神奈川県教育委員会が共催して、附属横浜中学校・神奈川県立光陵高等学校・横浜国立大学が連携して実施する、「総合的な学習の時間」を主体とした発表会です。

i-ハーベスト(アイ・ハーベスト)とは、英語の「I」(私)と、「知の収穫」を意味するintellectual-harvestを重ねたもので、自らが主体的に関わり研究活動に取り組んだ研究成果や収穫・報酬等を表している、と書かれています。令和7年度の発表会には、附属横浜中学校の全生徒、光陵高等学校の1・2年生、横浜国立大学学長をはじめ多くの方が参加し、中学校からはTOFYの分野から代表者4名、高校からは5名、大学・大学院から1名の計10名の発表を聴講した、と書かれています。

サークル活動(部活動はありません)

学校の「本校の教育に関して」のページには、「部活動はありません。放課後活動として、生徒が主体となり進めるサークル活動が行われています」と書かれています。沿革には、2024年(令和6年)10月に部活動を廃止し、Fy型-Circle活動を開始した、とあります。「Fy型-Circle活動」のページには、10個のCircleが設置されていると書かれ、次の一覧が載っています。

Circle名基本活動曜日具体的な活動内容
ラケット使用ネット型球技月・水卓球、テニス
ラケット不要ネット型球技水・金インディアカ、プレルボール、バレーボール、タンブレリ
個人種目運動月・水筋力トレーニング、陸上競技
ゴール型球技月・水バスケットボール、サッカー
ベースボール型球技水・金キャップ野球、キックベース、ウィッフルボール、ベースボール
身体表現探究水・金演劇、狂言、ダンス
音楽探究水・金合唱、合奏
自然科学探究月・水発展的な実験、生物の飼育、自然観察
造形探究月・水イラスト制作、リース作り、黒板アート、デジタルアート
文化交流水・金海外行事の再現、和食の探究、地域や世界の文化交流

入学を考える保護者にとって、部活動の仕組みは重要な確認項目です。この学校は、一般的な中学校の部活動ではなく、サークル活動という仕組みを取っています。サークルの運営や、大会への参加の有無などの詳細は、今回確認した資料には載っていないため、学校の説明会などで確認してください。

年間行事

学校の「年間行事」のページには、自由闊達で個性豊かな附属横浜中学校の校風は、生徒たちによる多様な自主活動にも表れている、と学校自身が書いています。生徒会、委員会は生徒自らの創意工夫によって運営され、学年ごとに実施される修学旅行、校外学習や、学校を挙げて行われる学芸祭、体育祭などの行事でも、生徒一人ひとりが主体となって取り組む、と説明しています。月ごとの予定は、次のとおりです。

月主な予定
4月学年始休業、始業式、着任式、入学式、教育相談、身体測定、各種検診、PAA21(1年校外学習)
5月生徒総会、教育実習(〜6月)、帰国保護者面談
6月定期テスト、体育祭(横浜武道館)
7月個別面談、定期テスト、TOFY成果発表会(総合的な学習の時間)、夏季休業
8月夏季休業、教育相談、i-ハーベスト、教育実習(〜9月)
9月生徒会役員選挙、前期終業式
10月後期始業式、修学旅行(3年)、企業訪問(2年)、国大訪問・光陵高校授業体験、職業講話(1年)、学芸祭(合唱)、学芸祭展示見学
11月定期テスト
12月個別面談、冬季休業
1月定期テスト(3年)、研究発表会
2月新1年生入試、学年末テスト(1・2年)
3月卒業式、TOFY中間発表会、校外学習(2年)、離任式、修了式、年度末休業

学校の説明によると、「学校行事一覧(予定)」は予定の表です。「本校の教育に関して」のページにも、年間行事や学校のシステムは短い期間で変更することがある、と書かれています。最新の予定は、学校に確認してください。

光陵高等学校との連携と進学先

神奈川県立光陵高等学校との連携

学校の「中高大連携」のページには、附属横浜中学校と神奈川県立光陵高等学校との連携について書かれています。連携にあたっては、「連携型中高一貫教育校」のしくみを活用し、6年間を見とおした教育課程を編成するとあります。平成24年度から、附属中学校から「連携枠」による光陵高校での受け入れを行っている、と書かれています。

項目内容
入学者選抜連携型中高一貫教育校であることを踏まえ、調査書や学力検査によらない簡便な入試を行う
募集人数上限は1クラス相当とし、他の入学者選抜の募集人員の外枠「連携枠」とする
日程県立高校の入学者選抜の日程と併せて実施する
志願条件附属横浜中学校との連携による「かながわの中等教育」の先導的モデルづくりに基づく教育方針を理解したうえで、光陵高校を第一希望とする者/附属横浜中学校において、確かな学力を重視した学習に積極的に取り組むなどにより、一定の成果をあげた者/附属横浜中学校の校長の推薦を得た者
選考方法志願にあたって提出するレポートと、それに基づく面接(個人面接・プレゼンテーション)により、総合的に判断する

これは、附属横浜中学校の生徒が、光陵高校を第一希望として受験する場合の仕組みです。連携枠を使うかどうかは、生徒の希望によります。すべての生徒が光陵高校に進学する、という意味ではありません。

進学先(令和7年度卒業生・77期生)

学校の「卒業後の進路」のページには、過去5年分の進学先一覧が載っています。令和7年度卒業生(77期生)の一覧に書かれている学校名の一部を、区分ごとに整理します。人数の記載は、今回確認した資料では読み取れませんでした。

区分進学先(一覧に書かれている学校名の一部)
国立東京学芸大学附属高等学校、沼津工業高等専門学校
公立神奈川県立横浜翠嵐高等学校、神奈川県立光陵高等学校、神奈川県立柏陽高等学校、神奈川県立横浜緑ケ丘高等学校、神奈川県立湘南高等学校、神奈川県立横須賀高等学校、横浜市立桜丘高等学校、横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校 ほか
私立慶應義塾高等学校、早稲田実業学校高等部、中央大学附属横浜高等学校、日本女子大学附属高等学校、日本大学藤沢高等学校、法政大学第二高等学校、明治学院高等学校、山手学院高等学校、横浜高等学校 ほか

一覧は、国立学校・私立学校が課程や校種に関わらず、読み仮名の50音順に並べられている、と注記があります。人数や、特定の学校の合格者数の多さを比べることは、この一覧からはできません。

沿革と校舎

沿革

学校の「沿革」のページには、1947年(昭和22年)からの歴史が載っています。主なものは、次のとおりです。

年出来事
昭和22年(1947年)5月新学制により、神奈川県師範学校女子部附属小学校高等科を小学校から分離独立し、神奈川師範学校女子部附属中学校を新設。1学級で発足
昭和24年(1949年)6月横浜国立大学の設置に伴い、校名を横浜国立大学神奈川師範学校横浜附属中学校に変更
昭和26年(1951年)4月校名を横浜国立大学学芸学部附属横浜中学校に変更
昭和31年(1956年)10月創立10周年記念式典。校旗・校歌を制定
昭和41年(1966年)4月校名を横浜国立大学教育学部附属横浜中学校に変更。3学級編成
昭和53年(1978年)4月海外帰国生徒(第1学年15名)が入学(第32期生)
平成12年(2000年)12月本校校舎が国の有形文化財として登録される
平成16年(2004年)4月横浜国立大学が国立大学法人となる
平成20年(2008年)3月県教委との連携型中高一貫教育に関する協定調印式
平成24年(2012年)4月神奈川県立光陵高等学校との中高連携が始まる
平成28年(2016年)9月70周年記念式典
令和5年(2023年)4月横浜国立大学D&I教育研究実践センターを基盤とした「共生社会の実現を担う次世代育成プロジェクト」の取組開始
令和6年(2024年)10月部活動を廃止し、Fy型-Circle活動を開始
令和7年(2025年)12月1階第2理科室を多目的交流室(Fyラウンジ)に改築。3階PCルームを第2理科室に改築
令和8年(2026年)4月校名を横浜国立大学附属横浜中学校に変更

沿革には、このほかに、スクールカウンセラー・図書館司書の配置(平成24年)、スクールソーシャルワーカーの設置(令和4年)、体育館入り口・生徒昇降口へのスロープ設置(令和6年)、校内教育支援センター(さざんかルーム)の設置(令和6年)なども書かれています。

校舎と施設

学校の「施設」のページには、鎌倉街道に面した校門を入ると、外の喧騒を忘れさせてくれるような静かな空間が広がる、と書かれています。樹齢100年にもおよぶ樹々と、シンメトリーに配された前庭をのぞむ本館校舎は、重厚で落ち着いたたたずまいで、戦災をまぬがれた建物は、横浜市内でも指折りの文化的建造物として評価されている、と学校は説明しています。前庭には、生徒のデザインをもとに制作された、シンボルの「若き花々の像」があります。

「学習環境」のページには、旧横浜国立大学工学部の建物を受け継いだ校舎で、平成12年度に有形文化財に指定されたこと、2008年度に外壁のタイルを新しくし、校章を「青海波」としたことが書かれています。施設は次のとおりです。

区分内容
教室普通教室9室(更衣室あり)
特別教室第1理科室、第2理科室、技術科室、家庭科室、レクチャールーム、音楽室、国語科室、被服・社会科室 ほか
管理・支援校長室、職員室、事務室、保健室、会議室(4室)、相談室、同窓会室、ICT支援員室、図書室、多目的交流室
体育施設プール(屋外・25m×6コース)、体育館、多目的ホール

学校説明会などの機会とアクセス

学校の「公開授業・学校説明会」のページに載っている、令和8年度の機会は、次のとおりです。2026年11月8日時点で、すでに終わっているものです。

項目内容
小学校6年生・保護者対象 公開授業令和8年8月25日(火)9:50〜12:40、13:25〜15:15の授業を一般公開。現在小学校6年生の児童と、その保護者2名までが対象
令和8年度 学校説明会7月28日(火)に開催。全体会(学校概要/在校生による本校の魅力発表)とTOFY研究発表会を、3回に分けて実施
TOFY成果発表会令和8年7月11日(土)

今回、募集要項にもとづく志願者説明会は、この年度から実施されないと書かれています。入試の内容についての問い合わせは、メールで行います。説明動画が、学校のホームページに載っています。

アクセス

項目内容
所在地横浜市南区大岡2-31-3
電話/FAX045-742-2281/045-742-2522
横浜市営地下鉄横浜駅から「湘南台」方面行きで弘明寺駅まで15分/弘明寺駅から徒歩1分
京浜急行線横浜駅から久里浜・三崎口方面へ「普通」「エアポート急行」で10分/弘明寺駅から徒歩8分。横須賀方面からは上大岡駅で「普通」に乗り換え

保護者が確認しておきたいこと

1出願資格令和9年3月31日までに小学校を卒業見込みで、志願者と保護者が神奈川県内に居住していることが条件です。県外居住で入学前に県内へ転居する場合は、所定の書類を出します。
2学校の特色への理解出願資格に、「本校の教育に関して」の内容への理解と協力があります。研究推進校であること、写真や動画が公開されることがあること、部活動がないことなどを確認します。
3特別な配慮が必要な場合小学校長が令和8年11月18日までに電話で事前相談し、11月27日までに「受検方法等申請書」を提出します。
4手続の期限インターネット手続は令和8年12月8日9時から令和9年1月15日23時59分まで。書類の郵送は1月8日から1月18日必着です。
5試験の当日令和9年2月3日(水)。8:30集合。国語・算数・社会・理科(各100点・各40分)です。追検査はありません。
6合格発表と手続2月5日(金)13:00〜15:00に前庭掲示板で発表。書類の配付も同じ時間です。2月9日(火)14:00から手続説明会があります。
7費用校納金は月額11,550円(令和7年度1年生)、後援会入会金は150,000円(入学時のみ)です。令和9年度入学生の金額は学校に確認します。

この記事は、2026年11月8日時点の、学校の公式サイトの記載をもとにしています。日程や条件が変わることがありますので、最終的には、学校が発行する最新の募集要項と、公式サイトで確認してください。

よくある質問

Q.令和9年度(2027年度)の募集人員は何名ですか

A.一般生徒枠は、男女合わせて約40名です。

Q.試験科目と配点は

A.国語・算数・社会・理科の4教科で、各100点、合計400点です。時間は各40分です。

Q.面接はありますか

A.今回確認した募集要項には、面接の記載はありません。選考は、学力検査及び書類審査で総合的に判断すると書かれています。

Q.試験日はいつですか

A.令和9年2月3日(水)です。追検査は実施しません。

Q.検定料はいくらですか

A.5,000円です。インターネット手続の過程で納入します。一度納入された検定料は返還されません。

Q.神奈川県外に住んでいても受験できますか

A.現在は県外に居住していても、入学までに神奈川県内に転居することが明らかな場合は、「県外居住者出願理由書」を提出すれば志願できます。

Q.合格発表はいつ、どこで行われますか

A.令和9年2月5日(金)午後1時から午後3時に、本校の前庭掲示板で行われます。ホームページの速報は情報提供で、掲示が正式な発表です。

Q.繰り上げ合格はありますか

A.募集定員に欠員が生じた場合、合格者の次の順位の者から順に、繰り上げ合格候補者を決定します。繰り上げ合格を承認したあとは、入学を辞退できません。

Q.部活動はありますか

A.ありません。放課後活動として、生徒が主体となって進めるサークル活動(10のCircle)が行われています。

Q.倍率や合格者の点数は公開されていますか

A.確認した範囲では、学校の公式サイトに、応募者数・合格者数・得点などの掲載は見当たりませんでした。

Q.附属鎌倉中学校と同じ学校ですか

A.別の学校です。この記事は、横浜市南区の附属横浜中学校を扱います。

Q.進学先は公開されていますか

A.公開されています。学校のページに、過去5年分の進学先一覧(学校名)が載っています。人数は、今回確認した範囲では読み取れませんでした。

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