稲毛国際中等教育学校の入試対策|日程・検査内容・倍率・費用・学校の特色【2027年度】

中学受験

最終更新:2026年11月8日|入試の数字は、千葉市教育委員会が公表している「令和9年度千葉市立稲毛国際中等教育学校入学者募集要項」(PDF)と「募集及び選抜の基本方針」、令和6・7年度の志願者数・志願倍率のページをもとにしています。学校の教育内容・行事・費用は、千葉市のサイト内にある学校の公式ページ(千葉市立稲毛高等学校・稲毛国際中等教育学校)の記載によります。二次情報は使っていません。出典は記事の最後にまとめました。

結論:稲毛国際中等教育学校の入試を、公式の資料で整理すると

千葉市立稲毛国際中等教育学校は、千葉市美浜区にある公立の中等教育学校で、2022年(令和4年)4月に開校しました。令和9年度(2027年度)入試の募集定員は第1学年140名(男女別の定員なし)です。応募資格は、保護者とともに千葉市内に居住し、入学後も市内に居住する者などです。

入試は2段階です。一次検査(2026年12月5日)は適性検査Ⅰ・Ⅱ(各45分)で、二次検査(2027年1月24日)は適性検査Ⅲ(45分)とグループ面接です。入学検査料は2,200円、合格発表は一次が12月11日、二次が2027年2月1日です。教科ごとの配点は、募集要項には載っていません。

志願者数は、令和6年度が747名(志願倍率4.7倍、募集定員160名)、令和7年度が740名(4.6倍、募集定員160名)です。令和8年度以降の募集定員は140名です。入学金はなく、前期課程(中学校にあたる3年間)の授業料は無料です。

この記事でわかること
  • 稲毛国際中等教育学校の基本情報
  • 2027年度入試の全体像
  • 日程・出願・入学検査料
  • 一次検査と二次検査の内容
  • 入学許可候補者の決定と手続
  • 志願者数と倍率(令和6・7年度)
  • 入学後の費用
  • 過去問と市販の問題集
  • 対策の進め方
  • 学校を知る:教育目標・教育課程・英語・海外研修
  • 学校生活:給食・制服・行事・部活動
  • アクセスと説明会
  • よくある質問

千葉市立稲毛国際中等教育学校は、私立中学校とは入試のしくみが大きく違います。教科ごとの試験ではなく、「適性検査」で受検します。この記事では、千葉市教育委員会と学校の公式ページに載っている内容だけを使って、令和9年度(2027年度)入試の日程、検査の内容、手続、費用、学校の特色を整理します。公式に載っていないことは、載っていないと書き、推測では書きません。

稲毛国際中等教育学校の基本情報

項目内容
学校名千葉市立稲毛国際中等教育学校(千葉市立稲毛高等学校と同じ校舎・同じ公式ページ)
所在地千葉市美浜区高浜3-1-1
電話043-270-2055(入学者募集に関する問い合わせ先。募集要項の記載)
設置者千葉市(公立)
開校中等教育学校:2022年(令和4年)4月。高等学校:1979年(昭和54年)4月
課程中等教育学校(前期課程3年間+後期課程3年間の6年間一貫)
生徒定員(学校紹介ページ)各学年4学級、各学年160人
募集定員(令和9年度募集要項)第1学年140名(男女別の定員なし)
目指す教育(学校像)地域・世界・未来を切り拓くグローバル・リーダーの育成
校訓真摯・明朗・高潔

学校紹介のページには「各学年4学級・各学年160人」と書かれていますが、令和8年度・令和9年度の募集定員は、千葉市の募集要項などでは140名です。令和6・7年度の募集定員は160名でした。募集の人数は、募集要項の数字を確認してください。

中等教育学校は、中学校にあたる前期課程3年間と、高等学校にあたる後期課程3年間を、1つの学校として一体的に教育する学校です。校長のあいさつには、稲毛国際中等教育学校は千葉県内の公立学校としては初めての中等教育学校として開校した、と書かれています。令和9年度(2027年度)には、6学年のすべてが中等教育学校になる予定です(学校の「移行スケジュール」のページ)。

2027年度入試の全体像

募集定員と応募資格

令和9年度の募集要項には、募集定員は第1学年140名で、男女別の定員は設けない、と書かれています。応募資格は、次の(1)または(2)に該当する者です。

  • (1) 令和9年3月に小学校等を卒業見込みの者で、保護者とともに千葉市内に居住し、かつ、入学後も継続して市内に居住する者
  • (2) 千葉市立稲毛国際中等教育学校長が志願を承認した者(千葉市外に住んでいる場合など)

(2)の「校長承認による志願」は、千葉市外に住所がある人のうち、出願までに千葉市内に居住場所を保有し、3月末日までに保護者とともに千葉市内に住所を移して、その後も引き続き市内に居住することが確実な人などが対象です。この場合は、2026年9月4日(金)までに、千葉市教育委員会学校教育部教育改革推進課に電話で問い合わせるよう、募集要項に書かれています。提出書類は、入学志願証明書(様式4)と誓約書(様式5)などです。

募集要項には、「他の公立中等教育学校、又は公立併設型中学校を併願していないこと」という条件も書かれています。千葉市内全域が学区で、バスや電車などの公共交通機関で通学できます(学校の「よくある質問」)。

2段階の検査

入試は、一次検査と二次検査の2段階です。一次検査(適性検査Ⅰ・Ⅱ)の結果を資料として、二次検査を受ける候補者を選びます。二次検査受検候補者の人数は、募集定員の2倍程度とされています(募集定員140名の場合、約280名という計算になりますが、これは当サイトの計算で、公式の数字ではありません)。二次検査では、適性検査Ⅲとグループ面接を行い、書類の審査とあわせて、総合的に判定します。

学校の入試情報のページでは、令和9年度の入学者選抜の対象は、令和8年度(2026年度)の小学6年生と書かれています。

日程・出願・入学検査料

令和9年度募集要項に載っている日程を、順番に並べます。

手続・検査日程
インターネット出願(志願者情報の登録)2026年10月1日(木)〜11月4日(水)
入学願書の郵送(一次検査の出願)2026年11月5日(木)〜11月9日(月)必着
受理完了のメール通知11月13日(金)以降
受検票・受理証の印刷11月14日(土)以降
一次検査2026年12月5日(土)
一次検査の結果発表12月11日(金)午前9時
二次検査の書類の郵送(志願理由書など)2027年1月7日(木)〜1月12日(火)必着
二次検査2027年1月24日(日)
二次検査の結果発表(入学許可候補者の内定)2月1日(月)午前9時
入学確約書の提出2月1日(月)・2月2日(火)9:00〜16:30、2月3日(水)9:00〜正午
欠員補充の期間2027年2月9日(火)まで
入学許可候補者学校別通知書の郵送2月16日(火)
即時提供請求の受付2月16日(火)〜3月16日(火)(土日祝日を除く)

出典:令和9年度千葉市立稲毛国際中等教育学校入学者募集要項。出願の郵送は、令和8年11月9日(月)必着です(2026年11月8日時点)。日程を過ぎている場合は、次年度以降の参考にしてください。

稲毛国際中等教育学校の2027年度入試の主な日程
主な日程の流れ(令和9年度募集要項)

出願のしかた

1インターネットで志願者情報を登録「出願登録サイト」で、ID(メールアドレス)とパスワードを登録し、志願者情報を入力します。顔写真のデータのアップロードが必要です(3MB以下、縦横250ピクセル以上、縦横比4:3、正面上半身・脱帽、令和8年9月1日以降に撮影したもの。カラーでも白黒でも可。貼付は不可)。
2入学検査料を納入コンビニエンスストア、クレジットカード、ペイジーのいずれかで、2,200円を納めます。一度受領した入学検査料は、還付されないと、募集要項に書かれています。
3入学願書を印刷して、小学校の証明を受ける支払い完了のメールが届いたら、マイページから入学願書を印刷します(A4判の白い普通紙)。在籍する小学校等に提出し、校長の証明(押印)を受けます。
4簡易書留で郵送「宛名票(出願用)」を貼った角形2号の封筒に、入学願書を折らずに入れ、簡易書留の配達日指定郵便(土日を除く)で、11月5日〜9日必着で送ります。

家庭にインターネット環境(パソコン、スマートフォンなど)がない場合は、千葉市教育委員会学校教育部教育改革推進課に問い合わせるよう、募集要項に書かれています。

入学検査料

入学検査料は2,200円です。一次検査の出願時に1回納めます。二次検査を受ける場合に、別に検査料がかかるかどうかは、募集要項には書かれていません(二次検査の書類の提出に、検査料の記載はありません)。

一次検査と二次検査の内容

一次検査(2026年12月5日)

時間内容
9:30集合
9:30〜9:40受付・点呼
9:40〜9:50注意事項伝達
10:00検査室着席完了
10:15〜11:00適性検査Ⅰ(45分)
11:20検査室着席完了
11:30〜12:15適性検査Ⅱ(45分)

募集要項には、2つの適性検査について、次のように書かれています。

  • 適性検査Ⅰ(45分):文章や図・表・データの内容を的確に読み取り、分析したり、文章で表現したりする力をみる。
  • 適性検査Ⅱ(45分):自然科学的、数理的な問題を分析し考察する力や、解決に向けて思考・判断し、的確に表現する力をみる。

検査場所は、千葉市立稲毛国際中等教育学校です。各志願者の検査場所は、学校のウェブサイトに載ります。緊急時の変更の連絡も、学校のウェブサイトに載ると書かれています。

二次検査(2027年1月24日)

時間内容
10:00集合
10:00〜10:10受付・点呼
10:10〜10:20注意事項伝達
10:30検査室着席完了
10:45〜11:30適性検査Ⅲ(45分・放送による検査を含む)
11:30〜12:20昼食・休憩
12:30控室着席完了
12:35〜面接開始(グループ面接)
  • 適性検査Ⅲ(45分・放送による検査を含む):小学校の外国語活動や外国語科の授業で学習した内容をもとに、思考・判断する力をみる。自分の思いや考えが明確になるように、文章の構成や展開を考え、筋道の通った日本語の文章を書く力をみる。
  • 面接(グループ面接):将来の進路に対する目的意識、学ぼうとする意欲、聞く力・話す力などをみる。
稲毛国際中等教育学校の検査の種類と試験時間
検査ごとの試験時間(分)。面接の時間は募集要項に記載なし

提出書類(二次検査)

書類内容
志願理由書(様式1)志願者本人が記入し、保護者が署名する
報告書(様式2)在籍する小学校等の校長が作成し、封筒に入れて厳封する(開封無効)
自己申告書(様式3)希望する者のみ。「障害があることによって生ずることがら等」を説明する場合。原則として志願者本人が記入

二次検査の判定は、小学校等の校長が作成した報告書、志願者から提出された志願理由書などの書類の審査と、一次検査・二次検査の結果を資料として、志願者の能力、適性、意欲などを総合的に判定して行う、と書かれています。各検査の配点や、報告書の評価の配分は、募集要項には載っていません。

検査当日の注意(学校の通知から)

学校が前年度(令和7年度・令和8年度)に出した「一次選抜についてのお知らせ」と「二次検査についてのお知らせ」には、検査当日の注意が書かれています。令和9年度分は、検査の前に、学校のウェブサイトで確認してください。前年度の通知に書かれていた主な点は、次のとおりです。

  • 自転車での来校はできない。入学後の登校を想定し、保護者が同伴する場合も、公共の交通機関で来校する。
  • 保護者は、原則として検査会場の敷地内に入れない(受検生が体調不良の場合などに限り、会場内で待機してもらうことがある)。
  • 持ち物は、受検票、筆記用具、消しゴム、うわばき、下足を入れる袋、水筒、時計機能のみの腕時計、防寒対策の上着など。二次検査にはお弁当も必要。
  • 携帯電話などは、電源を切ってから入場する。入場後は、検査が終わって退場するまで使えない。アラーム機能もOFFにしておく。
  • インフルエンザなどで別室での受検を希望する場合は、事前に学校に連絡する。

学校が令和7年11月に出した通知(令和7年12月6日の一次選抜)と、令和8年1月に出した通知(令和8年1月24日の二次選抜)の内容です。令和9年度の通知は、変更されることがあります。

入学許可候補者の決定と手続

二次検査の結果は、2027年2月1日(月)午前9時に、学校のウェブサイトに載せる形で発表され、志願者本人には「合否照会サイト」の画面で通知されます。選抜結果についての電話や電子メールでの問い合わせには応じないと、募集要項に書かれています。

1入学確約書を提出入学許可候補者に内定した人は、入学確約書(様式11)に記入し、学校へ持参して提出します。提出できる日時は、2月1日(月)・2月2日(火)が9:00〜16:30、2月3日(水)が9:00〜正午です。
2期間内に提出がない場合入学辞退者として扱われます。
3欠員の補充入学辞退者が出た場合は、順次、欠員の補充を行い、入学許可候補者とします。期間は2027年2月9日(火)までです。
4入学許可候補者の決定入学確約書を提出した人を、入学許可候補者と決定し、入学許可候補者決定通知書(様式12)を交付します。在籍する小学校等の校長には、2月16日(火)に学校別通知書を郵送します。

入学確約書を提出したあとに入学を辞退することは、他の志願者の不利益になるため、原則として認められません。ただし、保護者の転勤など、やむを得ない事情で急な転居があり、入学を辞退する場合は、速やかに保護者が学校に連絡します。志願にあたって虚偽の事実があることが確認されたときは、入学許可後であっても、入学を取り消すことがあると書かれています。

特別配慮と即時提供請求

視力・聴力などの障害があり、受検上の特別な配慮が必要な場合は、特別配慮申請書(様式14)を在籍する小学校等の校長に提出し、校長が2026年11月4日(水)までに学校へ持参します。配慮の内容は、11月27日(金)までに、特別配慮通知書(様式15)で、小学校等の校長を経由して通知されます。

志願者または保護者は、志願者の得点と報告書について、即時提供を請求できます。受付期間は2027年2月16日(火)から3月16日(火)まで(土日祝日を除く)、受付時間は午前9時から午後4時30分までで、場所は学校です。報告書は、閲覧と写しの交付(複写機で1枚10円)、適性検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの得点は閲覧ができます。保護者が請求する場合は、運転免許証やパスポートなど請求者自身を証明する書類と、親権を証明できる書類(戸籍の全部事項証明書など。住民票は不可)が必要です。

志願者数と倍率(令和6・7年度)

千葉市教育委員会は、入学者選抜の志願者数と志願倍率を、年度ごとにページで公表しています。確認できたのは、次の2年度分です。

年度募集定員志願者数志願倍率
令和6年度(2024年度)160名747名4.7倍
令和7年度(2025年度)160名740名4.6倍

出典:千葉市「令和6年度/令和7年度千葉市立稲毛国際中等教育学校入学者選抜志願者数および志願倍率について」。志願倍率は、志願者数÷募集定員です。

稲毛国際中等教育学校の志願倍率
志願倍率(令和6・7年度)

令和6年度は、募集定員160名に対して志願者747名(4.7倍)、令和7年度は、募集定員160名に対して志願者740名(4.6倍)でした。令和8年度は、募集定員が140名になりました(千葉市の「募集定員について」のページ)。令和8年度の志願者数・志願倍率と、令和9年度の志願者数は、2026年11月8日に確認した範囲では、千葉市のページにも学校のページにも載っていませんでした。

一次検査の受検者数、二次検査受検候補者の人数、二次検査の受検者数、最終的な入学許可候補者の人数も、確認した範囲では公表されていません。適性検査の得点の平均点や、入学許可候補者の得点の下限なども、公表されていません。志願者が、自分の得点と報告書の内容を知る方法として、「即時提供請求」の制度があります(前の節に載せています)。

入学後の費用

学校の「よくある質問」には、費用について、次のように書かれています。

項目金額・内容
入学金なし。後期課程に進級するときに、進級料5,650円を納める
前期課程(1〜3年)の授業料無料
前期課程の年間諸経費293,960円程度の予定(令和8年度予定額)
制服上下で39,000円程度、スラックス13,750円、スカート14,850円、夏服用のニットベスト(男女兼用)4,675円の予定(令和5年度実績。アリオ蘇我店、イオンマリンピア店、そごう千葉店で購入できると記載)
海外語学研修2週間程度の予定。前回はおよそ50万円(物価や燃料費の高騰などで変動することがある)
体操服・ジャージ・上履き指定のものがある。通学靴は運動靴または革靴。通学かばんに指定はない

後期課程(高等学校にあたる3年間)の授業料などは、このページには書かれていません。公立の学校ですので、学費の制度は、千葉市の制度に従います。後期課程の費用は、学校や千葉市教育委員会に確認してください。

通学については、バスや電車などの公共交通機関を使えます。自転車通学は許可制で、自転車通学許可願の提出、自転車証の貼付、ヘルメット(各自で購入)の着用が必要です。

過去問と市販の問題集

学校・千葉市の公式サイトでの過去問題の公開

2026年11月8日に確認した範囲では、千葉市教育委員会のページにも、学校のページにも、適性検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの過去の問題や解答例は載っていませんでした。学校のページにあるのは、募集要項、日程、検査当日の通知、即時提供請求のご案内などです。

市販の過去問題集

市販の過去問題集として、声の教育社の「スーパー過去問」シリーズに、「千葉市立稲毛国際中等教育学校」の2027年度用があります。税込2,750円です(声の教育社の書籍案内で確認)。収録年数や内容は、書店や出版社のページで、購入前に確認してください。

価格は、2026年11月時点の声の教育社のサイトの表示です。改訂や価格の変更があるため、購入時の表示を確認してください。

対策の進め方

ここからは、公式の募集要項に書かれている検査の内容にそって、準備の進め方を整理します。当サイトの考えを述べる部分は、そのように断って書きます。出題の傾向や配点は、学校が公表していないため、公表されている範囲にとどめます。

公式の情報から言えること

  • 一次検査は、適性検査Ⅰ・Ⅱの2つ(各45分)。Ⅰは読み取り・分析・文章表現、Ⅱは自然科学的・数理的な問題の分析と考察をみる。
  • 二次検査は、適性検査Ⅲ(45分)とグループ面接。Ⅲは小学校の外国語活動・外国語科の学習内容をもとに思考・判断する力と、筋道の通った日本語の文章を書く力をみる。
  • 二次検査の受検候補者は、募集定員の2倍程度。二次検査では、報告書や志願理由書の審査も加わる。
  • 教科ごとの配点や、一次・二次の結果の扱いの割合は、公表されていない。

適性検査Ⅰ・Ⅱの準備(当サイトの考え)

適性検査Ⅰ・Ⅱは、教科の知識をそのまま問うというより、文章や図・表・データを読み取り、考えたことを文章で表現する力をみる、と公式に説明されています。そのため、準備では、日ごろから、文章や資料を読んで、読み取ったことを、自分の言葉で、短くまとめる練習が考えられます。過去問題を使う場合は、45分で区切って解き、解答を書き終えたあとに、問われたことに答えているかを確認する方法があります(当サイトの考えです)。

適性検査Ⅲと面接の準備(当サイトの考え)

適性検査Ⅲは、小学校の外国語活動や外国語科の授業で学習した内容がもとになり、放送による検査を含むと書かれています。学校が前期課程から英語に力を入れていることと、関係している可能性がありますが、その関係は、公式には書かれていません。面接は、グループ面接で、将来の進路に対する目的意識、学ぼうとする意欲、聞く力・話す力などをみます。志願理由書は、志願者本人が記入するよう定められています(保護者は署名)。志願理由書に書く内容と、面接で話す内容は、同じ考えに基づいて、整理しておくことが考えられます。

出願前後の確認事項

  • 出願は、インターネット登録と郵送(簡易書留の配達日指定郵便)の両方が必要。郵送は、令和8年11月5日〜9日必着。
  • 顔写真のデータは、令和8年9月1日以降に撮影したもの。
  • 千葉市外に住んでいる場合は、令和8年9月4日までに、千葉市教育委員会に電話で問い合わせる。
  • 他の公立中等教育学校、公立併設型中学校との併願はできない。
  • 入学確約書は、2月1日〜3日に、学校へ持参して提出する。

学校を知る:教育目標・教育課程・英語・海外研修

校長のあいさつ(学校の公式ページ)

校長のあいさつには、昭和54年に千葉市立稲毛高等学校が開校し、平成2年に国際教養科を設置、平成19年に附属中学校を併設し、令和6年3月に附属中学校を閉校した経緯が書かれています。令和4年に、千葉県内の公立学校としては初めて中等教育学校を開校し、令和8年4月に5期生が入学した、とも書かれています。校舎は大規模改修工事を行い、エレベーター2基の設置などバリアフリーに対応し、電子黒板などのICT機器を整備した、と書かれています。

学校として特に力を入れる点として、校長は4つをあげています。1つ目は、英語力です。十分な学習時間を確保し、前期課程からオールイングリッシュの授業を行い、卒業までにCEFR B2程度(英検1級相当と書かれています)の実力養成と資格取得を目指します。2つ目は、文系・理系の枠を超えた、文理横断・文理融合の教育です。3つ目は、褒めて伸ばす指導です。4つ目は、グローバル・リーダーにふさわしい品格を身に付けるよう、「正しい言葉」を使うことを意識して教育することです。

学校教育目標

「学校教育目標」のページには、「生徒一人ひとりの学校生活を充実させ、アイデンティティーの確立を支援して、『確かな学力』『豊かな心』『調和のとれた体力』を培い、国際社会の一員として、自ら発信・行動できるグローバル・リーダーを育成する」と書かれています。3つの柱は、次のとおりです。

柱学校の説明(要点)
確かな学力(学力向上、進路指導の強化)主体的・対話的で深い学びを目指した質の高い授業により、向上心や知的好奇心を育み、バランスのとれた確かな学力を身に付ける
豊かな心(自主性、個性、社会性の伸長)人間としての在り方を考察させ、真理と正義を愛し、個性の価値を尊び、勤労と責任を重んじ、多様性を受容する豊かな心を育てる
調和のとれた体力(心身の調和と体力の向上)自由闊達で充実した学校生活の中で、調和のとれた体力を身に付け、心身ともにたくましく生きる人材を育成する

校訓は「真摯・明朗・高潔」で、それぞれ、苦しさ、厳しさに耐えひたむきに生きる誠実で真摯な青年の育成、心身の調和的発達を心がけ強靱不屈で明朗闊達な青年の育成、自らを厳しく律し人間としての尊厳を自覚する高潔な青年の育成、と説明されています。

教育課程(前期課程と後期課程)

学校の「中等教育課程」のページには、次の内容が書かれています。

課程学校の説明(要点)
前期課程(1〜3年)基礎力を徹底して鍛える。数学は3年間で525時間、英語は3年間で595時間(いずれも少人数指導)。前期課程から、外国人教員単独によるオールイングリッシュの授業を行う。前期課程で、可能な限り高等学校段階の授業を先取りして実施する
後期課程(4〜6年・単位制)単位制の導入により、多様な科目を設定。興味・関心に応じた深い学びと、文系・理系の枠を超えた幅広い教養を身に付ける。国際教養科の成果を引き継ぐハイレベルな国際教育・英語教育を展開し、卒業までにCEFR B2程度(英検準1級程度と書かれています)の実力養成を目指す。全員が海外語学研修に参加する

CEFR B2について、校長のあいさつは「英検1級相当」、教育課程のページは「英検準1級程度」と書いています。表現が違いますので、目標の資格の水準は、学校に確認してください。

「よくある質問」には、前期課程で、なぜ数学と英語を多く学ぶのかについて、次の説明があります。グローバル・リーダーとして学校が重視する資質のうち、論理的な思考力と国際的なコミュニケーション能力は、時間をかけて身につける必要があり、同時にこれらの教科は第一志望の進路実現のポイントとなっているため、早期に基礎力をしっかり身につけられるようにした、というものです。授業時数の多い英語と数学は、他の学校より進度が速くなる一方で、少人数授業を導入し、個に応じたきめ細かな指導を行う、とも書かれています。

少人数授業のクラス分けは、現在、英語では単純にクラスを2分割し、数学では習熟度別のクラスを編成することもあると書かれています。英語の授業の形態は、日本人の先生による授業、日本人と外国人の先生による授業、外国人の先生による授業など、授業の目的によって様々です。

英語に力を入れていることが、理系に進む際に不利にならないかという質問には、前期課程で数学の時数を多く確保するとともに、後期課程(高等学校)の内容も3年生で学ぶこと、後期課程では単位制が導入され、5・6年生では多くの選択科目が用意されているので、文系・理系を問わず、進路希望に基づいた科目選択ができることが説明されています。

Inage Quest(探究活動)

「よくある質問」には、Inage Questは、中学校の総合的な学習の時間、高校の総合的な探究の時間に相当する探究活動と説明されています。身近な地域の課題を発見したり、校外学習やディベート、プレゼンテーションのトレーニングを通して、思考力・表現力・発信力を鍛え、グローバル・リーダーとしての資質を養うと書かれています。

海外語学研修

学校の「よくある質問」と行事予定には、海外研修について、次のことが書かれています。後期課程では、全員が海外語学研修に参加します。一人の生徒が行くのは一か国で、希望を聞いて調整します。学校として全員が行くのは一度だけです。期間は2週間程度の予定で、前回の費用は、およそ50万円でした。令和8年度の行事予定には、10月にオーストラリア研修(中等5年)、1月にカナダ研修と韓国研修、2月に沖縄研修(中等4年)が載っています。

個人留学については、「留学の目的や将来も含めたプランの中で検討することが大切です。入学後に相談に乗ります」と書かれています。1年間の留学の場合、卒業認定は、留学先での履修・単位修得内容によって決まります。

塾について

「塾に行かないと学習についていけませんか」という質問に、学校は、塾や特別な自主学習を前提とした授業は行っていないので、学校の授業だけで問題ない、と答えています。そのうえで、生徒によっては、苦手科目の克服や特に興味関心のある分野で、塾や通信添削、動画型講義を利用することが効果的なこともあると書いています。放課後や昼休みに、各教科の先生に質問をして補習を受けている生徒も、多数いるそうです。

開校までの歩み(学校の沿革より)

年主なできごと
1979年千葉市立稲毛高等学校が開校(4月)。1980年に校歌制定
1990年国際教養科を設置
1992年第1回海外語学研修
2003〜2006年文部科学省スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール(SELHi)研究開発指定校。2006〜2009年に第2次
2007年附属中学校の開校式・入学式(4月9日)
2019〜2021年文部科学省「地域との協働による高等学校教育改革推進事業(グローカル型)」指定校
2022年千葉市立稲毛国際中等教育学校の開校式・入学式(4月7日)
2024年千葉市立稲毛高等学校附属中学校の閉校式(3月14日)

移行スケジュールのページには、令和4年4月に中等教育学校の1年生が入学し、年次進行で中等教育学校へ移行すること、令和9年度(2027年度)には6学年のすべてが中等教育学校になる予定であること、令和7年度以降、高等学校入学生の募集はないことが書かれています。

学校生活:給食・制服・行事・部活動

給食

給食は、前期課程のみあります。大規模改修工事が終わり、各教室で給食を食べていると、「よくある質問」に書かれています。

制服

「制服」のページには、令和5年度よりリボンを導入し、性別によらず、スラックス・スカート、ネクタイ・リボンの組み合わせを自由に選ぶことができる、と書かれています。夏は、半袖ポロシャツやサマーベストなどを着用できます。価格は、前の節(入学後の費用)に載せています。

令和8年度の年間行事(学校の行事予定)

学校の「年間計画等の行事予定」には、令和8年度の行事が、月ごとに載っています。前期課程(中等1〜3年)に関わる主な行事は、次のとおりです。

月主な行事
4月始業式・新任式、入学式、新入生歓迎会、避難訓練、保護者会(中等2・3年)
5月身体計測・体力テスト、生徒総会、考査週間、育友会総会、保護者懇談会、部活動保護者説明会(中等1〜3年)、創立記念日
6月考査週間、飛翔祭、学力推移調査(中等1〜3年)
7月千葉市総合体育大会(中等1〜3年)、考査週間、保護者面談、夏期課外授業
8月夏期課外授業、学校説明会
9月面談週間、千葉市英語発表会(中等1〜3年)、考査週間、千葉市駅伝大会(中等1〜3年)、生徒会立会演説会、前期終業式
10月後期始業式、修学旅行(中等3年)、授業公開、総合学力調査(中等1〜3年)
11月考査週間、体育祭
12月考査週間
1月百人一首大会(中等1〜3年)、学力推移調査(中等1〜3年)
2月考査週間、WinterCamp(中等2年)
3月考査週間、終業式・修了式

出典:令和8年度行事予定(学校の公式ページ)。令和9年度(2027年度)の予定は、変わることがあります。

行事予定には、考査週間が、5月から3月までに、①から⑧まで番号付きで8回載っています。学力推移調査や総合学力調査など、学力の状況を調べる機会も載っています。

部活動

学校の「部活動」のページには、運動部と文化部の一覧が載っています。このページに記載されていない部活動は、入部の受け入れをしていない、と書かれています。

区分部活動(学校のページの一覧)
運動部剣道、卓球、陸上競技、ラグビー、バドミントン、サッカー、野球、バスケットボール、バレーボール、テニス、ダンスドリル、ヨット
文化部茶華道、書道、美術、工芸、オーケストラ、写真、ESS、自然科学、文芸、放送

学校の行事予定には、中等1〜3年を対象にした「部活動保護者説明会」が5月に載っています。各部活動の紹介は、PDFで公開されています。

学校の施設

校舎のページには、中等教育学校の校舎は、稲毛高等学校と同じで、竣工から40年以上経っているため、大規模改修工事を実施した、と書かれています。本校舎の改修は終わり、図書館、工芸棟、宿泊棟の工事が引き続き行われています。グラウンドは、令和7(2025)年度から令和8(2026)年度に改修を行い、その間は、近隣のスポーツ施設などを代替施設として使用する予定、と書かれています。

学校のきまり・保護者の会

通学は、千葉市内全域が学区のため、バスや電車などを使えます。自転車通学は許可制です。他の中学校からの転入は、教育課程が大きく異なるため、原則としてありません。後期課程へは、6年間の一貫教育を前提に入学者を募集しているため、進級することが原則です。ただし、一家転住などで、どうしても他の高校に進学せざるを得ない場合は、相談できると書かれています。

アクセスと説明会

アクセス

最寄り交通手段
JR総武線 稲毛駅、京成千葉線 京成稲毛駅海浜交通バス「高浜車庫」ゆき、「稲毛高校」下車約15分。「稲毛海岸駅」ゆき(運輸支局入り口経由)、「稲毛高校」下車約10分
JR京葉線 稲毛海岸駅徒歩約15分。千葉海浜交通バス「稲毛駅」ゆき(運輸支局入り口経由)、「稲毛高校」下車約5分

学校の「交通アクセス」のページの記載です。適性検査得点等の即時提供のご案内には、JR稲毛海岸駅より徒歩20分、京成バス千葉セントラル「稲毛高校」バス停すぐ、という別の表記もあります。所要時間は、学校に確認してください。

学校説明会

学校の入試情報のページには、令和9年度入学者選抜に向けた「学校説明会」の案内(令和8年度の小学6年生が対象)が載っています。「学校説明会 諸注意」には、期日が2026年8月1日(土)と8月3日(月)で、各日①9時30分から、②12時から、③14時30分からの3回と書かれています。受付票を、申し込みサイトからあらかじめ印刷して持参します。入場後は、各教室で学校紹介などの動画を上映し、その後、校内施設や部活動の見学を自由に行えます。6年生対象の教室では、出願に関する説明動画を流します。

2026年11月8日時点で、令和9年度向けの説明会は、すでに終わっています。次の年度の説明会は、学校のウェブサイトで案内されます。

この記事は、2026年11月8日時点の、千葉市と学校の公式ページの記載をもとにしています。日程や金額は変わることがあります。最終的には、千葉市教育委員会が発行する最新の募集要項と、学校のウェブサイトで確認してください。

よくある質問

Q.令和9年度の募集定員は何名ですか

A.第1学年140名で、男女別の定員は設けられていません。

Q.誰でも出願できますか

A.令和9年3月に小学校等を卒業見込みの者で、保護者とともに千葉市内に居住し、入学後も継続して市内に居住する者などです。千葉市外に住む場合は、校長の承認が必要で、2026年9月4日までに千葉市教育委員会へ電話で問い合わせる必要があります。他の公立中等教育学校や公立併設型中学校との併願はできません。

Q.検査はいつ、何を行いますか

A.一次検査は2026年12月5日(土)で、適性検査Ⅰ・Ⅱ(各45分)です。二次検査は2027年1月24日(日)で、適性検査Ⅲ(45分)とグループ面接です。

Q.入学検査料はいくらですか

A.2,200円です。コンビニエンスストア、クレジットカード、ペイジーで納めます。一度納めた検査料は還付されません。

Q.合格発表はいつですか

A.一次検査は2026年12月11日(金)午前9時、二次検査は2027年2月1日(月)午前9時です。学校のウェブサイトに載せる形で発表され、志願者本人には「合否照会サイト」で通知されます。

Q.入学金や授業料はかかりますか

A.入学金はなく、後期課程に進級するときに進級料5,650円を納めます。前期課程の授業料は無料で、前期課程の年間諸経費は293,960円程度の予定です(令和8年度予定額)。

Q.給食はありますか

A.前期課程のみあります。

Q.志願倍率はどのくらいですか

A.令和6年度は4.7倍(志願者747名、募集定員160名)、令和7年度は4.6倍(志願者740名、募集定員160名)です。令和8年度以降の志願者数は、確認した範囲では公表されていませんでした。

Q.過去問題は公開されていますか

A.確認した範囲では、千葉市や学校のサイトに、適性検査の過去問題はありませんでした。市販の過去問題集は、声の教育社の2027年度用(税込2,750円)があります。

Q.塾に通わないと授業についていけませんか

A.学校は、塾や特別な自主学習を前提とした授業は行っていないので、学校の授業だけで問題ないと説明しています。生徒によっては、塾などの利用が効果的なこともあると書かれています。

Q.海外研修は全員が行きますか

A.後期課程で、全員が海外語学研修に参加します。行く国は一人1か国で、期間は2週間程度、前回の費用はおよそ50万円です。

Q.他の高校へ進学できますか

A.6年間の一貫教育を前提に入学者を募集しているため、後期課程へ進級することが原則です。一家転住などでどうしても他の高校に進学する場合は、相談できると書かれています。

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