東京都立桜修館中等教育学校の入試対策|日程・適性検査・倍率・総合成績の計算【2027年度】

中学受験

最終更新:2026年11月8日|入試の数字は、東京都立桜修館中等教育学校の公式サイトに載っている「令和9年度 生徒募集要項」(PDF)と、東京都教育委員会が公表している令和8年度の応募状況・受検状況・合格発表(PDF)をもとにしています。都教委のPDFは表が複雑なため、各行の数字がどの学校のものかを、位置を確認して読み取りました。進路状況は学校のページにある画像の表を読み取っています。塾のまとめサイトなどの二次情報は使っていません。計算した数字には「当サイトの計算」と書いています。

結論:桜修館中等教育学校の入試を、公式の資料で整理すると

令和9年度(2027年度)の入学者募集は、東京都教育委員会が2026年10月8日に公表した資料で144人です。募集要項は「一般枠募集」の形で公開されており、検査は令和9年2月3日(水)です。適性検査Ⅰ(9:00〜9:45)と適性検査Ⅱ(10:15〜11:00)の2つで、各45分です。合格発表は2月9日(火)午前9時です。

総合成績は1,000点満点です。報告書(小学5・6年の成績、450点満点)を200点に、適性検査Ⅰ(100点満点)を200点に、適性検査Ⅱ(100点満点)を600点に換算して足します。全体の6割が適性検査Ⅱの点数です(当サイトの計算:600÷1,000)。

令和8年度(2026年度入試)は、応募627人、受検586人、合格151人でした。都教委が公表した応募倍率は4.13倍、受検倍率は3.86倍です。令和9年度の募集人員が144人に変わっており、年度によって数字が違うため、出典の年度を確認することが大切です。

この記事でわかること
  • 桜修館中等教育学校の基本情報
  • 令和9年度の日程と募集人員
  • 出願のしかた(インターネット出願・書類・検定料)
  • 応募資格
  • 検査当日の時程と、検査の内容
  • 総合成績の計算(報告書点と換算)
  • 合格者の決定・発表・入学手続
  • 公式の数字:応募・受検・合格(令和7・8年度)
  • 募集人員の数字が資料によって違う理由
  • 学費・支援制度(公式ページの案内)
  • 学校を知る:校訓・スクールポリシー・沿革
  • 特色ある教育:論理を学ぶ・研究論文・国際理解教育
  • 学校生活:1日の流れ・制服・きまり・部活動・行事・施設
  • 進路状況(令和6〜8年度の大学合格数)
  • 説明会・授業公開など(公式の案内)
  • 対策の進め方、過去問の使い方
  • 保護者が確認しておきたい点
  • よくある質問

東京都目黒区八雲にある東京都立桜修館中等教育学校は、6年間(前期課程3年・後期課程3年)の中高一貫教育を行う、共学の都立学校です。入学者の選抜には、小学校の成績(報告書)と、学校が実施する適性検査が使われます。私立中学校の入試のような、国語・算数・理科・社会の学力試験とは、検査の形が違います。

この記事では、学校が公表している生徒募集要項、東京都教育委員会の応募状況などの資料、学校公式サイトの教育内容や進路状況の紹介をもとに、2027年度入学者の募集の仕組みを整理します。公表されていない内容(合格者の点数の下限や平均点など)は、書いていません。

桜修館中等教育学校の基本情報

項目内容
学校名東京都立桜修館中等教育学校
所在地〒152-0023 東京都目黒区八雲1-1-2
電話03-3723-9966
アクセス(学校のQ&A)東急東横線「都立大学」駅から徒歩約10分
学校の種類中等教育学校(6年間。1〜3年が前期課程、4〜6年が後期課程)
校訓(学校公式)「真理の探究」。「高い知性」「広い視野」「強い意志」を掲げる
募集人員(令和9年度)144人(東京都教育委員会の公表資料)
学級数・生徒数(学校のQ&A)1学年4学級、160人。男女共学で、男女はほぼ同数
学区域(学校のQ&A)東京都全域
授業(学校のQ&A)1コマ50分。2学期制

学校は、昭和4年(1929年)に府立高等学校(尋常科4年・高等科3年の7年制)として設立され、平成18年(2006年)に東京都立桜修館中等教育学校として開校しました。校章、校旗、校歌は、府立高等学校以来のものを使っていると、学校の沿革のページに書かれています。

学校のQ&Aには、中等教育学校は6年間を一体的に行う中高一貫教育校であり、後期課程(高校段階)からの生徒募集はないことが書かれています。前期課程を修了したと学校長が認めた生徒が、後期課程に進級する仕組みで、全員が自動的に進学するわけではないとも説明されています。

令和9年度の日程と募集人員

掲載している年度:令和9年度(2027年度入学者)。出典は学校公式の「令和9年度 生徒募集要項」(2026年9月1日掲載、9月4日に資料追加)です。募集人員は、要項には人数が書かれておらず、東京都教育委員会の公表資料で確認しました。

桜修館中等教育学校 令和9年度募集の日程
出典:東京都立桜修館中等教育学校 令和9年度 生徒募集要項。エスペランサアカデミー作成
項目内容(一般枠募集)
出願(インターネット入力)令和8年12月17日(木)から令和9年1月18日(月)午後5時まで
出願(書類の提出)令和9年1月8日(金)から1月18日(月)まで(特定記録郵便で、目黒郵便局に必着。郵便局留め)
検査令和9年2月3日(水)
合格発表2月9日(火)午前9時(校内の掲示と、合否照会サイト上で発表)
入学手続2月9日(火)午前9時から午後3時まで、および2月10日(水)午前9時から正午まで

出願は、インターネットで行います。出願サイトに志願者の情報を入力し、そのほかの書類は、特定記録郵便で、目黒郵便局に、書類提出期間のうちに届くようにします(郵便局留め)。要項には、入力期間とは出願サイトに志願者情報などを入力できる期間、書類提出期間とは入力に加えて出願に必要な書類を提出する期間、と説明されています。

募集人員は、令和9年度は144人です。東京都教育委員会が2026年10月8日に公表した「令和9年度東京都立高等学校等の第一学年生徒の募集人員等について」に、桜修館中等教育学校は144人と書かれています。募集要項には、一般枠の募集人員は「募集人員から、追検査の募集人員を減じた人員」とされていて、具体的な人数は書かれていません。

桜修館中等教育学校の令和9年度の募集要項は、一般枠募集のみです。要項に特別枠(作文・面接)の記載はなく、検査は適性検査Ⅰ・Ⅱの2つです。同じ都立の中等教育学校でも、学校によって検査の内容や総合成績の計算が違うため、受検する学校ごとに募集要項を読む必要があります。

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出願のしかた(インターネット出願・書類・検定料)

出願の手続は、「インターネットでの入力」と「書類の郵送」の2つです。必要な書類は、次のとおりです。

書類など内容
入学願書出願サイトで入力して印刷する
報告書学校で配布するもの、または学校のホームページからダウンロードしたデータを使う(小学校が記入)
応募資格の審査に関する書類審査が必要な場合のみ
入学考査料2,200円。出願サイトで決済する。インターネット出願ができない場合は、指定の納付書で納付し、領収証書を入学願書の裏面に貼る
校長が定めた書類等学校の指示による

報告書は、小学校が作成します。出願の前に、在籍する小学校に、報告書の作成を依頼することになります。報告書の点数の計算のしかたは、後の「総合成績の計算」の節で説明します。

応募資格

要項には、次の(1)から(4)のいずれかに当てはまり、中学校、特別支援学校の中学部、中等教育学校の前期課程、義務教育学校の後期課程に在籍していない人で、かつ(5)か(6)のどちらかに当てはまる人、と書かれています。

区分内容(要項の記載の要約)
(1)令和9年3月に小学校、特別支援学校の小学部、義務教育学校の前期課程を卒業・修了する見込みの人
(2)令和9年3月31日までに、日本国内の外国人学校で、日本の6年の義務教育に相当する課程を修了する見込みの人または修了した人で、平成26年4月2日から平成27年4月1日までに生まれた外国籍の人
(3)文部科学大臣が認定した在外教育施設(日本人学校)の課程を、令和9年3月に修了する見込みの人
(4)令和9年3月31日までに、外国の学校で、日本の6年の義務教育に相当する課程を修了する見込みの人または修了した人で、平成26年4月2日から平成27年4月1日までに生まれた人
(5)東京都内に住所があり、入学後も都内から確実に通学できる人で、保護者と同居している人。保護者と別居している場合の条件(ア〜オ)もある
(6)応募資格の審査を受けて、承認された人

(5)の別居の条件は、アからオまで要項に書かれています。アは、父母の一方または両方が行方不明の場合、イは、療養・転勤のため別居の場合、ウは、離婚のため別居している場合、エは、そのほかやむを得ず別居中と認められる場合、オは、都外の特別支援学校小学部や児童福祉施設から入学日までに保護者と同居し、都内へ転居することが確実な場合です。父母のどちらとも同居していない場合は、様式12の「具申書」が必要です。

東日本大震災、平成28年熊本地震、平成30年7月豪雨、平成30年北海道胆振東部地震、令和元年台風第19号、令和2年7月豪雨、令和6年能登半島地震、令和8年熊本地震(令和8年7月28日発生)の被災者についての特例も、要項に書かれています。当てはまるかどうか迷う場合は、出願の前に、学校(電話03-3723-9966)に確認してください。

検査当日の時程と、検査の内容

時間内容
8:20集合
9:00〜9:45適性検査Ⅰ(45分)
10:15〜11:00適性検査Ⅱ(45分)

検査は、令和9年2月3日(水)で、集合が午前8時20分、適性検査Ⅰが9:00〜9:45、適性検査Ⅱが10:15〜11:00です。検査と検査の間に、30分の休憩があります(当サイトの計算:9:45〜10:15)。2つの検査は、どちらも45分です。

検査問題学校の説明(令和9年度募集要項)
適性検査Ⅰ独自問題(大問1)文章の内容を的確に読み取ったり、自分の考えを論理的かつ適切に表現したりする力をみる
適性検査Ⅱ大問1は独自問題、大問2・3は共同作成問題資料から情報を読み取り、課題に対して思考・判断する力、論理的に考察・処理する力、的確に表現する力などをみる

掲載している年度:令和8年度(2026年度入試)の「出題の基本方針」(学校公式サイトで公開されているPDF)です。令和9年度の方針ではありません。

学校の公式サイトでは、令和5年度から令和8年度までの適性検査の問題、解答用紙、解答例、出題の基本方針が公開されています(令和5年度は適性検査Ⅰの問題が掲載されておらず、適性検査Ⅱの問題と解答用紙、解答例、基本方針が掲載されています)。令和8年度の「出題の基本方針」には、全体の方針として、小学校等で学んだ内容をもとに、思考・判断・表現する力をみること、与えられた課題の条件を整理し、論理的に筋道を立てて考える力をみること、身近な生活の題材から課題を見つけ、自分の経験や知識で分析して、考えや意見を的確に表現する力をみることが書かれています。

検査時間構成(令和8年度)評価する内容(学校の方針)
適性検査Ⅰ45分大問1問、小問3問。2つの文章と2つの資料を読み、内容をまとめたり説明したりする文章や資料の内容を正確に読み取る力と、自分の考えを論理的かつ適切に表現する力。課題について、読み取った内容を踏まえ、自分の考えを400字以上500字以内でまとめる
適性検査Ⅱ45分大問3問、小問7問資料から情報を読み取り、課題に対して思考・判断する力、論理的に考察・処理する力、的確に表現する力

適性検査Ⅱの3つの大問は、令和8年度の基本方針で、次のように説明されています。1つ目は、「身体活動や友人との交流」を題材に、与えられた条件を整理し、論理的に考えて問題を解決する力と、自分の考えを適切に表現する力をみる問題です。2つ目は、「日本茶」を題材に、資料を多面的・多角的にとらえ、資料どうしの関連性を分析・処理する力と、考えたことや選択・判断したことを表現する力をみる問題です。3つ目は、「ものが着地すること」を題材に、実験の結果をもとに考察する力と、的確に表現する力をみる問題です。

令和9年度の募集要項で、適性検査Ⅱの大問2と大問3は、共同作成問題とされています。共同作成問題とは、複数の都立中学校が共同で作成する問題のことで、令和9年度の問題の内容は、検査の後に公開される問題で確認することになります。

総合成績の計算(報告書点と換算)

桜修館中等教育学校 総合成績の内訳
出典:令和9年度 生徒募集要項(総合成績の算出方法)。エスペランサアカデミー作成
換算前換算後
報告書450点満点200点
適性検査Ⅰ100点満点200点(2倍)
適性検査Ⅱ100点満点600点(6倍)
総合成績(換算点の合計)—1,000点

総合成績は、報告書の換算点、適性検査Ⅰの換算点、適性検査Ⅱの換算点の合計で、1,000点満点です。適性検査Ⅱの換算点が600点で、全体の6割にあたります(当サイトの計算:600÷1,000)。適性検査Ⅰは2割(200点)、報告書も2割(200点)です。

適性検査Ⅱの素点1点は、換算後の6点にあたります。適性検査Ⅰの素点1点は、換算後の2点です。つまり、同じ1点の差でも、適性検査Ⅱのほうが、総合成績への影響が3倍大きくなります(当サイトの計算:6÷2)。この仕組みは、要項に書かれた換算の倍率から読み取れる事実で、どちらの検査を重視して学ぶべきかを示すものではありません。

報告書点の計算

報告書の点は、小学5年生と6年生の、9つの教科の評定から計算されます。教科は、国語、社会、算数、理科、音楽、図画工作、家庭、体育、外国語で、評定が3は25点、2は17点、1は9点です。1学年の満点は225点(25点×9教科)で、5年・6年の合計は450点満点です。「総合的な学習の時間の記録」などのその他の欄は、点数になりません。

評定1教科の点9教科の合計2学年の合計
すべて325点225点450点(満点)
3が8教科、2が1教科—217点(25×8+17×1)434点(当サイトの計算で、同じ評定が2学年続く場合)
3が7教科、2が2教科—209点(25×7+17×2)418点(同上)

評定は3段階で、「3」と「2」の差が8点、「2」と「1」の差が8点です。報告書の450点は200点に換算されるため、報告書点は、換算前の点数の約0.44倍です(当サイトの計算:200÷450)。評定に「2」が1つあると、その学年の素点が8点下がり、換算後には約3.6点の差になります(当サイトの計算:8×200÷450)。これは、適性検査Ⅱの素点0.6点分(3.6÷6)にあたる差です(当サイトの計算)。

桜修館中等教育学校の「25点・17点・9点」は、この学校の要項に書かれた数字です。評定にあてる点数は、受検する学校の要項で確認してください。

合格者の決定・発表・入学手続

一般枠の合格者は、全体の募集人員から、感染症にかかった人などに対する追検査の募集人員を引いた人数が、一般枠の募集人員になります。受検者は、総合成績の高い順に、その人数まで決められ、これが合格候補者です。そのほかに、募集人員に過不足が出ないように、合格候補者以外から総合成績の順に一定数が、繰り上げ合格候補者として選ばれます。

合格発表は、令和9年2月9日(火)の午前9時で、校内の掲示と、合否照会サイト上で行われます。入学手続は、2月9日(火)の午前9時から午後3時までと、2月10日(水)の午前9時から正午までです。入学手続の状況は、2月10日(水)のプレス発表の時刻以降に、校内の掲示と学校のホームページに載ると、要項に書かれています。

1入学手続の書類を出す入学意思確認書(様式9)を、手続の期間内に提出します。期間内に提出しない場合は、合格を放棄したものとみなされます。
2やむを得ない事情がある場合公共交通機関の遅延や急な病気など、自分の責任ではない事情で期間を過ぎる場合は、期間内に学校に連絡して、入学の意思を伝えます。扱いは校長が決めます。
3入学許可書を受け取る入学手続を終えて入学許可予定者になった人には、入学許可書(様式10)が渡されます。
4繰り上げ合格繰り上げ合格候補者は、総合成績の順に選ばれると、要項に書かれています。連絡の方法や時期は、学校の案内で確認します。

追検査(インフルエンザ等の学校感染症にかかった人などに対する検査)は、東京都教育委員会の実施要綱で定められています。令和9年度の追検査の日程などは、この記事を書いた時点では、学校の募集要項に書かれておらず、実施要綱で確認が必要です。

公式の数字:応募・受検・合格(令和7・8年度)

掲載している年度:令和8年度(2026年度入試)と令和7年度(2025年度入試)。出典は、東京都教育委員会の令和8年度の応募状況(一般枠募集及び特別枠募集)、受検状況(一般枠募集)、合格発表(一般枠募集)の3つのPDFです。令和7年度の数字は、それらの表に「昨年度の数値」として括弧で書かれたものです。桜修館中等教育学校は、これらの表で「一般枠募集」の行のみです。

応募状況募集人員応募人員応募倍率
令和8年度(2026年度入試)152人627人4.13倍
令和7年度(2025年度入試)160人612人3.83倍
受検状況募集人員受検人員受検倍率
令和8年度(2026年度入試)152人586人3.86倍
令和7年度(2025年度入試)160人568人3.55倍
合格発表募集人員受検人員合格人員
令和8年度(2026年度入試)151人586人151人
令和7年度(2025年度入試)159人568人159人
桜修館中等教育学校 応募・受検・合格の人数
出典:東京都教育委員会 令和8年度 応募状況・受検状況・合格発表(一般枠募集)。令和7年度は表中の「昨年度の数値」。エスペランサアカデミー作成

令和8年度の一般枠は、応募が627人、受検が586人、合格が151人でした。応募倍率4.13倍と受検倍率3.86倍は、都教委の表に書かれた公表値です。受検人員を合格人員で割ると、約3.88倍です(当サイトの計算:586÷151)。都教委が表に載せている受検倍率(受検人員÷募集人員)は、表の募集人員を152人として計算した数字です。

令和7年度は、応募が612人、受検が568人、合格が159人でした。令和8年度と比べると、応募人員は15人増え(当サイトの計算:627-612)、受検人員は18人増えています(586-568)。一方、合格人員は8人少なくなりました(159-151)。募集人員が令和7年度の160人から、令和8年度は152人に変わったことが、数字に表れています。

応募した人のうち、実際に検査を受けた人の割合は、令和8年度が約93%です(当サイトの計算:586÷627=93.5%)。令和7年度は約93%です(568÷612=92.8%)。応募倍率と受検倍率に差があるのは、応募したあとに受検しなかった人がいるためです。なお、募集人員の欄の数字が、応募状況・受検状況(152人)と合格発表(151人)で少し違うのは、追検査の募集人員の扱いなど、それぞれの表の注記による違いと考えられます(当サイトの読み取りです)。

合格者の点数の下限、平均点、得点分布は、学校や東京都教育委員会のページには、見当たりませんでした。東京都教育委員会は、受検した本人に、自分の得点などを開示する制度を設けています。開示の方法は、都教委の案内で確認してください。

募集人員の数字が資料によって違う理由

桜修館中等教育学校の募集人員は、資料によって数字が違って見えます。この記事では、次のように整理しました。

数字出典何の数字か
144人都教委(2026年10月8日公表)令和9年度(2027年度入学者)の募集人員
152人都教委の令和8年度の応募状況・受検状況令和8年度の募集人員
151人都教委の令和8年度の合格発表令和8年度の募集人員(合格発表の表の数字)
160人都教委の令和8年度の表の括弧書き令和7年度の応募状況・受検状況の募集人員
159人都教委の令和8年度の合格発表の括弧書き令和7年度の合格発表の募集人員(合格人員も159人)
160人学校のQ&A1学年の学級数と生徒数の説明(4学級、160人)

令和8年度の都教委の表は、他の都立中学校も含めて、1つの表に、学校ごとの数字が並んでいます。表の行と列がずれて見えやすいため、桜修館中等教育学校の行は、学校名の欄と数字が同じ行にあることを、文字の位置から確認しました。なお、受検586人という数字は、令和8年度の受検状況と合格発表の2つの表に、同じ数字で載っています。

令和9年度の募集人員が144人になったことについて、都教委の公表資料には、都立中学校の第一学年の募集人員が段階的に減らされていること、令和10年度の入学者決定は35人学級で行う予定であることが書かれています。制度の変更により、数年前と同じ数字を単純に比べることはできません。募集人員の年ごとの違いは、各年度の公式の資料で確認する必要があります。

学費・支援制度(公式ページの案内)

掲載している情報:学校公式サイトの「支援制度・授業料等」のページと、東京都教育委員会の「授業料・入学料・支援制度等」のページの案内です。どちらのページにも、金額は書かれていませんでした。

学校の「支援制度・授業料等」のページには、東京都教育委員会の「授業料・入学料・支援制度等」のページへのリンクが置かれています。東京都教育委員会のページには、「都立高等学校、中等教育学校(後期課程)の授業料・入学料及び特別支援学校高等部の授業料について」、「高等学校等就学支援金事業について」、「東京都国公立高等学校等奨学のための給付金事業のお知らせ」、「東京都立学校等給付型奨学金制度」、「都立高等学校等における授業料免除制度」の項目名が並んでいます。

都教委のページの項目対象として書かれている学校段階
授業料・入学料について中等教育学校(後期課程)
高等学校等就学支援金事業高等学校等(項目名による)
東京都国公立高等学校等奨学のための給付金事業国公立高等学校等(項目名による)
東京都立学校等給付型奨学金制度都立学校等(項目名による)
都立高等学校等における授業料免除制度都立高等学校等(項目名による)

これらのページに金額や条件は書かれていないため、この記事では金額を示しません。制服・体育着・教材費・宿泊を伴う研修の費用など、入学後にかかる費用の内訳は、学校の説明会や、学校への問い合わせ(電話03-3723-9966)で確認してください。

学校を知る:校訓・スクールポリシー・沿革

校訓とスクールミッション

校訓は「真理の探究」です。学校は、「高い知性」「広い視野」「強い意志」を重視すると説明しています。学校のスクールミッションには、6年間一貫の教育活動を通じて、世界の中の日本人としてのアイデンティティを持ち、国際社会を担う人材を育てる学校を目指すと書かれています。研究論文の作成、系統的な進路指導、国際交流事業を通して、真理の探究や困難な課題への主体的な取り組みと、粘り強い解決力を育成する、とも書かれています。

スクールポリシー

ポリシー学校の説明(要約)
アドミッション・ポリシー(入学者受入れ方針)主体性・リーダーシップ・論理的な探究力、生命や人権の尊重と協調性、国際貢献への意欲、健康と体力の維持を備えようとする生徒を求める
カリキュラム・ポリシー(教育課程の方針)一貫教育による幅広い教養と高い学力の定着、前期課程での「数学で学ぶ論理」「国語で学ぶ論理」、後期課程での研究論文の完成、海外研修などの国際理解教育を行う
グラデュエーション・ポリシー(卒業時の方針)高い知性、広い視野、強い意志の3つを身に付けた生徒を育成する

教育目標

  • 前期課程:学習意欲を高め、確かな学力と論理的な思考の姿勢を育て、他者を思いやる心を培う。
  • 後期課程:「真理の探究を目指し、強い意志をもって、知性を高め、感性を磨き、視野を広め、国際社会に貢献できる人材を育成する。」

沿革

年月できごと
昭和4年(1929年)2月府立高等学校(尋常科4年、高等科3年の7年制)として設立。初代校長の川田正澂が教育理念を定める
昭和4年4月東京府麹町区永田町の東京府立第一中学校(現・日比谷高等学校)内で開校
昭和7年(1932年)4月東京府荏原郡碑衾町(現在地)に移転
昭和18年(1943年)7月東京都制の実施に伴い、都立高等学校と改称
昭和23年(1948年)4月新学制により、尋常科第4学年を東京都立新制高等学校第1学年とする。高等科は、昭和24年に設立された東京都立大学の母体となった
昭和24年(1949年)4月男女共学を実施
昭和24年12月東京都立大学附属高等学校と改称
昭和25年(1950年)1月東京都告示により、東京都立大学附置学校となる
平成3年(1991年)3月東京都立大学が八王子市南大沢へ全面移転
平成16年(2004年)4月附属高校内に目黒地区中等教育学校(仮称)の開設準備室を設置。初代校長の石坂康倫が着任
平成17年(2005年)10月校名が東京都立桜修館中等教育学校に決定
平成18年(2006年)4月東京都立桜修館中等教育学校が開校(東京都立大学附属高等学校は平成23年3月に閉校)
令和7年(2025年)4月第7代校長の信岡新吾が着任

学校の沿革のページには、歴代校長の着任も書かれています。平成21年に第2代の須藤勝、平成23年に第3代の小林洋司、平成26年に第4代の金田喜明、平成30年に第5代の鳥屋尾史郎、令和3年に第6代の石崎規生が着任しました。校長メッセージには、令和8年度は創立21年目で、旧制府立高等学校と東京都立大学付属高等学校の歴史を受け継いでいると書かれています。

特色ある教育:論理を学ぶ・研究論文・国際理解教育

「国語で論理を学ぶ」「数学で論理を学ぶ」

学校の特色の1つは、前期課程(1〜3年)に置かれた、選択教科「国語で論理を学ぶ」と「数学で論理を学ぶ」です。学校のページには、国語では、文章や相手の話を道筋を立てて理解し、自分の考えを筋道立てて表現する態度を育てることを目標とし、数学では、身近なものを題材に具体的な事象を調べ、数量関係の理解と論理的な考察力を育てることを目標とする、と書かれています。学校のQ&Aには、国語・数学で論理的な力を育成し、実験・実習・観察などの体験的な学習を取り入れているとも書かれています。

研究論文

校長メッセージには、5年生は、自分でテーマを決めて、5,000字の研究論文を書き、6年生は、その論文の要旨を英語でまとめると書かれています。スクールポリシーのカリキュラム・ポリシーにも、後期課程での研究論文の完成が書かれています。

授業の工夫

  • 4・5年生の数学では、習熟度別の授業が行われる(学校のQ&A)。
  • 2・3年生の英語では、少人数授業が行われる(学校のQ&A)。
  • 選択科目でも、少人数授業がある(学校のQ&A)。
  • 基本的に、すべての教員が前期課程と後期課程の両方を教える(学校のQ&A)。
  • 各学年で、総合的な学習の時間を計画的に行い、大学の体験授業も実施する(学校のQ&A)。

第二外国語は、後期課程から実施されます。学校のQ&Aには、フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語、ハングルなどと書かれ、校長メッセージには、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語、ハングルの5つから選ぶと書かれています。時程では、第二外国語は15:20〜16:50の枠で行われます(学校のQ&A)。

国際理解教育

取り組み学校の説明
台湾修学旅行・相互交流多民族が共生する台湾で異文化理解を深める。現地の高校を訪問して交流し、継続的な学校間交流を行うとともに、本校への訪問受け入れも行っている
オーストラリア海外語学研修夏季休業中に、クイーンズランド州でホームステイをしながら、現地の高校に通学し、英語の授業や現地生徒との授業を経験する(希望制)
海外大学リーダー育成アメリカ研修西海岸の世界トップレベルの大学を訪問し、キャンパス見学や教授・大学生との交流を行う。海外で活躍する日本人や現地の同年代の生徒との交流、現地企業への訪問も行う(希望制)
英語合宿8月に実施(学校の行事ページ)

学校のニュースには、令和8年11月4日・5日に、5年生の台湾修学旅行(1日目・2日目)が実施されたこと、11月6日に、台中市立忠明高級中学と姉妹校提携を結んだことが載っています。同じ11月に、3年生の広島・島根研修旅行も3日間行われました(11月5日〜7日の記事)。行事ページには、8月に「ニュージーランド語学研修旅行」と書かれていますが、学校の特色のページと校長メッセージには、オーストラリアでの研修と書かれているため、研修先は学校の最新の案内で確認してください。

学校生活:1日の流れ・制服・きまり・部活動・行事・施設

1日の流れ

掲載している情報:学校公式サイトの「Q&A」のページに書かれた平常時の時程です。学校は、社会状況を考えて、時差登校として開始時間を20分繰り下げていると説明しています。

時間内容
7:30〜8:15登校
8:20〜8:30朝学習・学活
8:35〜9:251校時(50分)
9:35〜10:252校時
10:35〜11:253校時
11:35〜12:254校時
13:20〜14:105校時
14:20〜15:106校時
15:15〜15:25学活
15:20〜16:50第二外国語(後期課程)

授業は1コマ50分で、2学期制です。昼食に関する記載は、学校のページには見当たりませんでした。

制服

制服には、Ⅰ型とⅡ型があります。Ⅰ型は、ブレザーとスラックスです。Ⅱ型は、ブレザーとスカートで、スラックスも選べます。ネクタイまたはリボンは全員が着用し、前期課程と後期課程でデザインが違います。生地は、濃紺をベースに緑色の糸が縫い込まれ、光の加減で色合いが変わると、学校は説明しています。セーターとベストは、学校の指定品です。

区分規定(学校の制服のページ)
冬服ブレザー、スラックスまたはスカート、ネクタイまたはリボンを着用。ワイシャツは白。ベルトは黒または茶。靴下は白・紺・グレー・黒の無地。コートは、ピーコート、ダッフルコート、ダウンコートのいずれかで、黒・紺・グレー・茶系の無地。ブレザーの襟に校章をつける
夏服学校指定のスラックスまたはスカートを着用。ワイシャツは白。ネクタイまたはリボン、学校指定のベストは着用してもよい。前期課程の生徒は、ワイシャツの所定の位置にアイロンプリントをつける
衣替え夏服は6月1日〜9月30日、冬服は10月1日〜5月31日。移行期間中は、そのつど連絡される
休日通学時は休日も制服を着用。休日の部活動の登下校も、原則として制服。顧問の許可があれば、部活動のジャージ等でもよい

校章は、学校のページに画像のみで載っていて、説明の文章はありません。校歌は、藏田延男の作詞で、作曲者は寛吉捷郎と、学校のページに書かれています。

学校生活のきまり

  • 携帯電話:事前に申請して、学校から許可された場合に、持つことができる。許可書のルールを守る。
  • 自転車:後期課程の生徒のみ、事前に申請して、学校から許可された場合に、自転車で通学できる。前期課程の生徒は、徒歩または公共交通機関で登校する。
  • 頭髪や昼食に関する記載は、学校のページには見当たりませんでした。

部活動・自治会

学校のページには、運動部12、文化部9の部活動が、週の活動日数とともに載っています。学校のQ&Aには、前期課程と後期課程は、体力やコートなどの規格の違いから、一緒に活動できない場合が多いですが、上級生が指導者として関わることがあると書かれています。運動部・文化部とも、中学校体育連盟に加盟し、公立中学校と同様に大会等に参加しています。

区分部活動(活動日数)
運動部(12)野球部(週5日)、サッカー部(前期週4日・後期週5日)、女子バレーボール部(前期週4〜5日・後期週5日)、男子バスケットボール部(前期週4日・後期週5日)、女子バスケットボール部(前期週4〜5日・後期週5日)、男子硬式テニス部(前期週4日・後期原則週5日)、女子硬式テニス部(前後期週4日)、バドミントン部(前期週4〜5日・後期週5日)、剣道部(前後期週4日)、陸上競技部(前後期週5日)、水泳部(夏季週5日・冬季週3日)、弓道部(週4日)
文化部(9)吹奏楽部(週5日)、写真部(週2日)、美術部(週3〜4日)、フィールドワーク部(週2日)、日本文化部かるた班(週4日)、日本文化部茶道班(毎週火曜日と金曜日)、創作部(週3日)、軽音楽部(後期のみ・週4日。土曜授業のある週は5日)、科学部(週2日。記念祭の準備期間は週3日)

生徒会は、「自治会」と呼ばれます。2月の自治会役員選挙で当選した11名(5年生3名、4年生3名、3年生3名、2年生2名)が所属し、年3回の生徒大会の運営、委員会の総括、生徒が使うお金の管理を行います。そのほか、企画を提案して、よりよい桜修館を目指す活動も行っていると、学校は説明しています。

年間行事

月行事(学校の行事のページ)
4月入学式
5月クラスマッチ
6月校外学習、宿泊防災訓練
8月語学研修旅行、英語合宿、部活動合宿
9月記念祭
10月職場体験
11月ようこそ小学生、修学旅行、生徒大会
12月国内研修旅行
2月スキー教室、マラソン大会
3月合唱コンクール

学校のQ&Aと校長メッセージによると、クラスマッチ(体育祭)、記念祭(文化祭)、合唱コンクールは、生徒が中心となって企画・運営する三大行事で、後期課程の生徒による幹部会が中心となって運営します。都立大学附属高等学校の伝統を受け継いでいると、学校は説明しています。令和8年度の記念祭は、9月5日(土)・6日(日)に開かれました(広報行事一覧)。

施設

学校の施設のページには、校舎、中庭、グラウンド、テニスコート、メインアリーナ、サブアリーナ、柔剣道場、教室、パソコン室などが、写真つきで載っています。面積や台数などの数字は、ページには書かれていません。

進路状況(令和6〜8年度の大学合格数)

掲載している年度:令和6〜8年(2024〜2026年)の「過去3年間主な大学合格数推移」(学校公式サイトの進路状況ページの画像の表。画面に表示して、数字を目で読み取りました)。卒業生数は、令和8年が148名、令和7年が142名、令和6年が149名です。表は「合計」と「現役」を別々に示し、現役の合格数を内数としています。これは卒業生の進路で、中学入試の結果ではありません。

区分令和8年 合計/現役令和7年 合計/現役令和6年 合計/現役
国公立大学(合計)57/5269/6872/63
私立大学(合計)539/487515/495648/571
医学部医学科(国公立)4/43/310/8
医学部医学科(私立)表では空欄6/516/10

私立大学の合計が卒業生数を上回っているのは、1人が複数の大学に合格した場合を含むためと読み取れます(当サイトの読み取りです)。したがって、これらの数字は、合格した人の数ではなく、合格した件数です。

国公立大学令和8年 合計/現役令和7年 合計/現役令和6年 合計/現役
東京大学5/48/75/5
京都大学4/33/33/2
一橋大学2/23/311/10
東京科学大学(旧東京工業大学・旧東京医科歯科大学)10/9(旧東工大9/9、旧医歯大1/0)7/7(旧東工大5/5、旧医歯大2/2)表では旧東工大5/3、旧医歯大2/2
東京外国語大学2/23/33/3
筑波大学3/31/11/1
千葉大学3/31/12/2
横浜国立大学5/54/411/10
東京都立大学2/25/54/4
横浜市立大学2/24/42/1
大阪大学2/21/11/1
北海道大学1/13/3表では空欄
東北大学1/13/34/4
私立大学令和8年 合計/現役令和7年 合計/現役令和6年 合計/現役
早稲田大学57/5156/5375/71
慶應義塾大学26/2433/3046/42
上智大学46/4446/4551/51
東京理科大学43/4131/3032/28
明治大学63/5956/5579/77
青山学院大学34/3136/3435/31
立教大学30/2722/2041/38
中央大学27/2533/3318/18
法政大学30/2830/2733/30
学習院大学10/86/64/3
明治学院大学10/1017/1718/17
国際基督教大学3/21/15/4
芝浦工業大学13/126/615/14
日本大学16/139/910/1
東洋大学5/521/2116/13

表には、このほか大学校等として、国立看護大学校(令和8年1/1、令和7年1/1)、防衛医科大学校(令和7年1/1、令和6年1/1)が載っています。年によって、同じ大学でも合格数が大きく変わっていることが、表から分かります。進学先は生徒それぞれの志望によって決まるため、数字の増減は、学校の方針の変化を示すものではありません。

学校の特色のページには、進路指導について、6年間のゆったりとした時間の中で、将来の夢や目標を考え、進路の実現を目指すと書かれています。「進路指導・キャリア教育」のページには、「6年間の進路指導」の図が載っていますが、図の内容は画像で、文章では書かれていません。

説明会・授業公開など(公式の案内)

掲載している情報:学校公式サイトの「R8改定版 広報行事一覧」(令和8年度=2026年度)と、ニュースの案内です。2026年11月8日の時点で確認できた内容で、予定は変更になる場合があります。広報行事は、一部を除き予約制で、各行事の約1か月前に、学校のホームページで詳細と予約方法が載ります。

行事(令和8年度)日程対象・内容
学校紹介日 第1回5月23日(土)午後小学生・保護者。体育館で実施。予約制
令和8年度都立中学校等合同相談会6月7日(日)個別相談ブースを設置予定。詳細は東京都教育委員会のホームページ
学校紹介日 第2回6月20日(土)午後小学生・保護者。予約制
授業公開 第1回6月22日(月)〜27日(土)小学生・保護者。予約不要
ようこそ小学生 第1回7月11日(土)午後小学校5・6年生。在校生とのワークショップ。例年抽選あり
記念祭(文化祭)9月5日(土)・6日(日)小学生・保護者。予約不要。個別相談ブースを設置予定
学校紹介日 第3回10月3日(土)午後小学生・保護者。適性検査の解説を含む。予約制
ようこそ小学生 第2回10月24日(土)午後小学校5・6年生。例年抽選あり
学校紹介日 第4回10月31日(土)午後小学生・保護者。適性検査の解説を含む。予約制
授業公開 第2回11月14日(土)〜20日(金)小学生・保護者。予約不要
出願手続等説明会学校のお知らせ(2026年10月14日掲載)で確認小学校6年生の保護者対象。令和8年度は対面の開催が追加された(広報行事一覧)

学校のニュースによると、2026年11月2日に、第4回学校紹介日を実施したこと、令和9年度の学校案内パンフレットVer2を公開したことが載っています。学校案内のパンフレットは、学校のホームページで見ることができます。

広報行事一覧には、学校紹介日の第1回から第4回は、内容が一部重なることが書かれています。「ようこそ小学生」は、例年抽選が行われるため、学校紹介日や記念祭などの他の行事も考えるよう案内されています。令和9年度の最新の案内は、学校のホームページで確認してください。

対策の進め方、過去問の使い方

この節は、学校の公表資料(募集要項・出題の基本方針・都教委の数字)から読み取れる範囲をもとにした、当サイトの考え方です。合格を保証するものではありません。

小学5年生まで:読む・書く・測る・考える土台

適性検査は、学校の方針で、小学校等で学んだ内容をもとに、思考・判断・表現する力をみる検査とされています。適性検査Ⅰは文章や資料を読み取って自分の考えを書く力、Ⅱは日常の事象や資料から条件を整理し、考えを表現する力が中心です。5年生までは、教科書の内容を自分の言葉で説明する練習、グラフや表を読む練習、身の回りの現象に「なぜ」と問いを立てる習慣が、土台になります(当サイトの考え方)。

小学6年生・夏まで:記述の型と、条件の整理

適性検査Ⅰでは、読み取った内容を踏まえて、自分の考えを400字以上500字以内でまとめる問題が出題されることが、令和8年度の基本方針に書かれています。字数の指定がある文章を、時間内に書き切る練習が必要です。適性検査Ⅱは、大問3問で小問7問と、小問の数が多いため、45分の中で時間を配分する練習も大切です(当サイトの考え方)。

総合成績の換算では、適性検査Ⅱの点数が全体の6割を占めます。適性検査Ⅱは、条件を整理する問題、資料を読み取って関連づける問題、実験の結果から考察する問題の3つの形で、令和8年度に出題されました。答えだけでなく、理由を短く書く練習も大切です(当サイトの考え方)。

小学6年生・秋から冬:公開されている過去問を、時間を測って解く

学校の公式サイトでは、令和5年度から令和8年度までの適性検査の問題、解答用紙、解答例、出題の基本方針が公開されています。解答例が公開されているため、自分の答案と見比べて、書き方の違いを確認できます。検査は、45分の検査を2つ続けて受けます。2つを続けて解く練習を、秋の間に、一度は体験しておくと、本番の集中力の配分がつかめます(当サイトの考え方)。

1適性検査Ⅰ:2つの文章と2つの資料を読み、400字以上500字以内で書く小問3問のうち、最後の問いは、自分の考えを書く問題です。字数の下限(400字)と上限(500字)を守り、読み取った内容を使って書く練習をします。
2適性検査Ⅱ:条件整理・資料の関連づけ・実験の考察令和8年度は、身体活動や友人との交流、日本茶、ものが着地することの3つの題材でした。資料どうしの関連や、実験結果から分かることを、順を追って書く練習をします。
32つを通しで解く集合8:20、Ⅰ 9:00〜9:45、Ⅱ 10:15〜11:00の流れを、過去問で再現します。休憩の時間の過ごし方も、決めておきます。
4解答例と見比べる公開されている解答例と自分の答案を見比べ、字数、理由の書き方、条件の読み落としを確認します。

使える教材

公式サイトで公開されている過去問(令和5〜8年度)に加えて、市販の過去問集として、声の教育社から「都立桜修館中等教育学校 2027年度用 スーパー過去問」が出版されています。

教材出版社価格
都立桜修館中等教育学校 2027年度用 スーパー過去問声の教育社2,750円(税込)
適性検査問題・解答用紙・解答例・出題の基本方針(令和5〜8年度)東京都立桜修館中等教育学校(公式サイトで無料公開)—

保護者が確認しておきたい点

こんな関わり方は避けたい
  • 募集人員の数字を、古い年度の資料や、他の学校の行の数字と取り違える(令和9年度は144人)
  • 報告書の評定の点数(25点・17点・9点)を、他の都立中学校の数字と同じだと思い込む
  • 報告書の作成を、出願の直前になってから小学校に頼む
  • 入学手続が、2月9日と2月10日に分かれていることを見落とす
代わりに、こうすると前に進みます
出願の前に、「①報告書を小学校にいつ頼むか、②書類を目黒郵便局に届ける日、③検査日(2月3日)の集合時間と持ち物、④入学手続の日時、⑤併願校の発表日」の5点を、1枚の紙に書き出してください。そのうえで、公開されている過去問を1回分、時間を測って解くと、次にやることが見えてきます。

分からない点は、学校(電話03-3723-9966)に問い合わせることができます。出願や手続の細かな運用は、学校のホームページの案内が優先されます。

よくある質問

Q.募集人員は何人ですか

A.令和9年度は、東京都教育委員会の公表資料で144人です。募集要項は一般枠募集の形で公開されていて、一般枠の人数は書かれていません。

Q.検査日はいつですか

A.令和9年2月3日(水)です。出願は、インターネットの入力が令和8年12月17日から令和9年1月18日午後5時まで、書類は1月8日から1月18日までです。

Q.検査内容を教えてください

A.適性検査Ⅰ(9:00〜9:45)と、適性検査Ⅱ(10:15〜11:00)で、各45分です。Ⅰは文章や資料の読み取りと論理的な表現、Ⅱは資料の読み取りと思考・判断・表現を問う検査です。

Q.総合成績はどう計算しますか

A.1,000点満点です。報告書(450点満点)を200点、適性検査Ⅰ(100点満点)を200点、適性検査Ⅱ(100点満点)を600点に換算して足します。

Q.報告書の点はどう決まりますか

A.小学5・6年の、国語・社会・算数・理科・音楽・図画工作・家庭・体育・外国語の評定で決まります。評定3が25点、2が17点、1が9点で、1学年225点、2学年で450点満点です。

Q.令和8年度の倍率を教えてください

A.応募627人で応募倍率が4.13倍、受検586人で受検倍率が3.86倍でした。合格は151人です(東京都教育委員会の公表値)。

Q.入学手続はいつまでですか

A.2月9日の午前9時〜午後3時と、2月10日の午前9時〜正午です。入学意思確認書を期間内に提出します。

Q.検定料はいくらですか

A.入学考査料は2,200円です。

Q.過去問は手に入りますか

A.学校の公式サイトで、令和5〜8年度の適性検査の問題・解答用紙・解答例・出題の基本方針が公開されています。市販では、声の教育社の「都立桜修館中等教育学校 2027年度用 スーパー過去問」(2,750円・税込)があります。

Q.学費はいくらですか

A.学校のページと都教委のページに、金額は書かれていません。学校(電話03-3723-9966)で確認してください。

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