最終更新:2026年11月8日|入試の数字は、ラ・サール学園(鹿児島)の公式サイトにある「2027年度 ラ・サール中学校 生徒募集要項」と、入学試験・学費・奨学金・学生寮・下宿などの公式ページをもとにしています。二次情報は使っていません。出典は記事の最後にまとめました。
2027年度の入試は、2027年1月24日(日)の1回だけです。募集定員は160名(男子のみ)で、「寮は120名前後が限度」と要項に書かれています。試験は国語60分・算数60分・社会40分・理科40分の4科目で、午前に国語と算数、昼食をはさんで午後に理科という時間割です。
出願は2026年12月1日(火)から12月20日(日)までのインターネット出願のみで、調査書は不要です。受験料は20,000円、合格発表は1月26日(火)9時のWeb発表、入学手続は1月28日(木)から2月4日(木)の消印有効です。
一方で、科目ごとの配点、志願者数・合格者数・倍率・合格最低点などの入試結果は、要項と入学試験のページに掲載が見当たりませんでした(2026年11月8日に確認)。この記事では、これらの数字は載せず、「公開されていません」と書いています。
- ラ・サール中学校の基本情報
- 2027年度入試の概要と募集定員
- 日程(出願から入学手続まで)
- 試験科目と時間割
- 出願の手続と、入力で注意すること
- 合格発表・入学手続
- 通学・寮・下宿:入試の前に決めておきたいこと
- 経費(令和8年度の金額)
- 奨学金
- 配点・入試結果が公開されていないときの考え方
- 学校の教育の特色(入試の背景として)
- 対策の考え方と、家庭でできる手順
- よくある質問
「ラ・サール中学を受けるなら、何を、いつまでに、どの順番で確認すればよいのだろう」――この記事では、学校が公表している2027年度の募集要項と公式ページをもとに、ラ・サール中学校の入試を数字で整理します。試験は1回だけで、会場は鹿児島の本校です。県外から受ける場合は、試験の準備と同時に、通学するのか寮で生活するのかという、入学後の暮らしの問題も早い段階で考える必要があります。この記事では、そこまで含めて、公式に書かれている範囲で確認していきます。
この記事で扱う数字は、2027年1月に実施される2027年度入試(中学校)の募集要項です。経費は、要項に「令和8年度の金額」と明記されているため、2026年度の額として載せます。学校が公開していない項目は「公開されていません」と書き、当サイトの推測は「当サイトの推測」と明記します。
なお、北海道には「函館ラ・サール中学校」という別の学校があります。この記事は鹿児島市にある「ラ・サール中学校」(学校法人ラ・サール学園)の記事で、募集要項も入試日も別です。函館の学校の入試は、当サイトの別記事で整理しています。校名が似ているため、願書や出願サイトを開くときは、所在地(鹿児島市小松原)で確認してください。
ラ・サール中学校の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学校名 | ラ・サール中学校(学校法人ラ・サール学園。高校はラ・サール高等学校) |
| 所在地 | 〒891-0192 鹿児島県鹿児島市小松原2丁目10番1号 |
| 電話 | 099-268-3121(学園代表)/099-268-1161(寮代表) |
| 男女の別 | 男子のみ |
| 開校 | 1950年(昭和25年)に学園が開校。1956年(昭和31年)に中学校を併設 |
| 校長 | アントニオ・クビヤス(2025年に第10代校長に就任) |
| アクセス(学校の案内) | 鹿児島市電 谷山電停(終点)から徒歩5分/JR指宿枕崎線 谷山駅から徒歩10分/鹿児島空港から空港連絡バス(谷山行・約50分)で谷山電停バス停から徒歩1分 |
| 出願資格 | 2027年3月に小学校を卒業見込みの男子(2014年4月2日〜2015年4月1日生まれ) |
学校の沿革によると、ラ・サール学園は、ラ・サール会が日本で最初に開いた学校として1950年に開校しました。当初は高校で、1956年に中学校が併設されています。2000年(平成12年)に中学の新1年生から4クラス編成が始まったことも、沿革に書かれています。
学校には高校入試もありますが、この記事で扱うのは中学校の入試(2027年度)です。高校入試は別の募集要項で、日程や科目も異なります。
2027年度入試の概要と募集定員
掲載している年度:入試日程・募集定員・科目・出願・手続は、学校公式の「2027年度(令和9年度)ラ・サール中学校 生徒募集要項」。経費は「令和8年度の金額」。配点と入試結果は、学校のページで掲載が確認できませんでした。
| 項目 | 内容(2027年度入試) |
|---|---|
| 募集定員 | 160名(寮は120名前後が限度) |
| 入試の回数 | 1回(2027年1月24日) |
| 試験会場 | ラ・サール中学校(本校) |
| 試験科目 | 国語・算数・社会・理科の4科目 |
| 出願方法 | インターネット出願のみ。調査書は不要 |
| 受験料 | 20,000円(理由を問わず返還されない) |
| 合格発表 | 2027年1月26日(火)9:00 Web上での個別合否発表 |
2027年度の入試は1回です。複数の日程から選んだり、午後入試を併せて受けたりする形式ではありません。「この1日に向けて準備する」という作りです。受験日が1月24日(日)であることも、ほかの志望校の日程と並べて考えるときに押さえておく事実です。他の志望校の日程は、各校の募集要項で確認してください。
募集定員の欄にある「寮は120名前後が限度です」という注記は、読み落としやすい点です。定員160名のうち、寮で生活できる人数に上限があることを、学校が募集要項の最初の表で示しています。自宅から通えない場合は、入学後の住まいが寮になるのか、ほかの方法になるのかを、出願の前に家庭で整理しておく必要があります(詳しくは後の節で整理します)。
日程(出願から入学手続まで)

| 項目 | 日程 | 備考 |
|---|---|---|
| 出願期間 | 2026年12月1日(火)〜12月20日(日) | インターネット出願のみ。12月上旬に学校のホームページへ出願サイトのリンクを設置 |
| 受験票・志願票の印刷 | 12月1日(火)〜1月24日(日) | A4の白い用紙に出力。受験票のみ切り取って試験当日に持参 |
| 受験者心得などの通知 | 1月12日(火)以降 | 出願サイトに登録したメールアドレス宛。1月14日(木)までに届かなければ事務室へ |
| 試験 | 2027年1月24日(日) | 本校。8:45に入場 |
| 合格発表 | 1月26日(火)9:00 | Webで個別に発表。2月4日(木)まで照会可。校内掲示なし |
| 入学手続 | 1月28日(木)〜2月4日(木) | 消印有効。入学金を納入し、所定の書類を郵送 |
出願期間は20日間あり、受験票の印刷は試験当日まで可能です。ただし、受験者心得などは1月12日以降にメールで届くため、出願サイトに登録するメールアドレスが受信できるよう設定しておく必要があります。要項には、1月14日(木)までにメールが届かない場合は事務室に問い合わせるよう書かれています。
合格発表から入学手続の締切までは、1月26日(火)から2月4日(木)までの9日間です。手続は郵送で、期限は「消印有効」と書かれています。合格者には、あとから「入学手続きのしおり」が送られ、書類は出願時に入力した保護者情報の住所に、志願者宛てで届きます。入学式まで登校日は設けられていません。
試験科目と時間割

| 内容 | 時間 | 時間帯 |
|---|---|---|
| 試験場入場 | 8:45 | |
| 校長あいさつ | 9:00 | |
| 国語 | 60分 | 9:10〜10:10 |
| 算数 | 60分 | 10:25〜11:25 |
| 社会 | 40分 | 11:40〜12:20 |
| 昼食 | 12:20〜1:10(要項の時間割から読み取れる間隔。当サイトの読み取り) | |
| 理科 | 40分 | 1:10〜1:50 |
| 解散予定 | 2:00 |
要項の時間割は、午前に国語(9:10〜10:10)と算数(10:25〜11:25)、そのあと社会(11:40〜12:20)まで続き、昼食をはさんで午後に理科(1:10〜1:50)です。解散は2:00の予定で、入場の8:45から約5時間以上、受験生は学校にいることになります。
試験時間の長さ(当サイトの計算)
| 科目 | 試験時間 | 4科目の試験時間に占める割合 |
|---|---|---|
| 国語 | 60分 | 30% |
| 算数 | 60分 | 30% |
| 社会 | 40分 | 20% |
| 理科 | 40分 | 20% |
| 合計 | 200分 | 100% |
4科目の試験時間は合計200分で、国語と算数が各60分(合わせて120分)、社会と理科が各40分(合わせて80分)です。試験時間に占める割合は、国語・算数が合わせて60%、社会・理科が合わせて40%になります。ただし、これは試験時間の比で、配点の比ではありません。科目ごとの配点は、要項にも学校の入学試験のページにも掲載が見当たらなかったため、時間の比から配点を推測することはしません。
もう一つ、時間割から読み取れる点があります。国語と算数の間の休憩は15分(10:10〜10:25)、算数と社会の間は15分(11:25〜11:40)で、午前は9:10から12:20まで、短い休憩をはさんで3科目を続けて受ける形です。午後は、昼食のあと理科の1科目だけです。午前に3科目、午後に1科目という配分は、過去問を解く練習をするときに、本番に近い順番と時間で解くための手がかりになります。
持ち物や昼食についても、要項に書かれています。受験生はお弁当を持参し、昼食時には学校のカフェと体育館(土足厳禁)も開放されますが、午後の試験に遅れないよう受験生が優先です。当日の駐車場には本校の校庭が開放されますが、学園周辺の道路は混雑が予想されるため、早めに出かけるよう書かれています。受験生と付き添いの方のマスク着用は、個人の判断に任されています。
出願の手続と、入力で注意すること
出願はインターネット出願のみで、紙の願書での受付はありません。出願サイトのリンクは、12月上旬に学校のホームページに設置されます。受験料の支払い方法は、クレジットカードのオンライン決済、コンビニでの支払いなどが、要項の巻末の「インターネット出願の流れ」に書かれていて、決済には手数料が必要です。出願に調査書は不要です。
志願者情報の入力で、要項が示している注意事項
- 入学後の住居:鹿児島市内に住んでいる場合は、原則として自宅通学になります。通学が難しい現住所で「自宅」を選ぶ場合は、理由を入力します(例として「祖父母宅」「合格後に引っ越す」が挙げられています)。
- 原則として、自宅から寮への変更は1年間できません。
- 志望動機は300字以内で入力します。
- 6年生の4月から11月末までの欠席日数と、その理由を入力します(必須)。欠席日数が0日の場合は、理由の欄に「欠席なし」と入力します。
志望動機と欠席日数は、出願の時点で入力する項目です。要項は、これらが合否にどう使われるかを書いていません。そのため、この記事でも、合否への影響は述べません。確かなのは、入力が必須であることと、志望動機の字数が300字以内であることです。
保護者情報の入力で、要項が示している注意事項
- 合格書類などは、保護者情報に入力した住所に、志願者宛てで送付されます。志願者名と送付先の氏名が違う場合は、建物名・部屋番号の欄に「◯◯様方」まで入力します。
- 書類の送付は、全員が日本国内の住所になります。海外在住の場合は、「海外の方はチェック」を選択せず、国内の住所と、保護者情報の下の欄にある日本の連絡先(氏名・電話番号)を入力します。
- 出願後は、入力内容を変更できません。変更が必要なときは、事務室に連絡します。
書類の送付先は、入学手続の郵送や、「入学手続きのしおり」の受け取りに関わるため、出願の時点で、確実に受け取れる住所を入力しておく必要があります。入力の変更は出願後にできないと、要項に明記されています。
お子さまの過去問や模試の答案を見て、合格ラインまであと何点か、どの教科で取りにいくかを整理します。オンラインなので全国どこからでも受けられます。初回体験授業(60分)無料です。
合格発表・入学手続
合格発表は、2027年1月26日(火)の9:00で、Web上での個別合否発表です。校内掲示は行われず、電話による合否のお問い合わせにも答えてもらえません。Webでの照会は、2月4日(木)までできると、要項に書かれています。学校の入学試験のページにも、同じ日付の「合否照会」の案内があり、合否照会のためのサイトが用意されています。
入学手続は、1月28日(木)から2月4日(木)までで、消印有効です。入学金を納入したうえで、所定の書類を郵送します。入学金は、経費の欄に150,000円(2026年度)と書かれています。手続の方法の詳細は、合格者に送られる「入学手続きのしおり」に書かれるため、この記事では、要項に載っている範囲にとどめます。
通学・寮・下宿:入試の前に決めておきたいこと
ラ・サール中学校では、入学後の住まいが、入試の準備と並ぶ大きなテーマになります。学園には寮があり、自宅から通えない生徒のために、学園寮と指定の下宿が用意されていると、学校のページに書かれています。ここでは、学校の公式ページに書かれている内容を整理します。
寮(中学生)
| 項目 | 学校のページの記載 |
|---|---|
| 施設 | 鉄筋コンクリート4階建。1階に事務室・食堂・洗濯場・病室など、2階から4階に中学・高校の寮室、自習室、寮教諭室がある |
| 中学生の居室 | 共同部屋(8人部屋)。高校と同じく各フロアに学習室が設けられている |
| 共同施設 | 食堂/浴室/洗濯室/コインランドリー |
| 寮の収容 | 定員160名のうち「寮は120名前後が限度」(募集要項)。寮の収容人数の関係で、抽選によって寮に入れない場合もあると、下宿のページに書かれている |
| 長期休暇 | 春・夏・冬の長期休暇中は、寮を閉鎖するため、その期間は帰省する |
| 外泊 | 保護者が承認した外泊以外は認められない |
| 退寮 | 原則として年度末。途中で退寮する場合は、退寮日を問わず、その月分の寮費を納入する |
| 自宅から寮への変更 | 原則として、1年間はできない(募集要項) |
寮生の日課(中学生・平日)
| 時刻 | 内容 |
|---|---|
| 7:10 | 起床 |
| 7:20 | 点呼 |
| 7:20〜8:10 | 朝食 |
| 8:10 | 登校(登校完了) |
| 12:40〜13:10 | 昼食(土曜日は13:00〜13:30) |
| 15:00〜19:10 | 入浴 |
| 17:30〜19:00 | 夕食 |
| 19:15 | 点呼 |
| 19:15〜20:45 | 義務自習(前半) |
| 20:45〜21:15 | 休憩 |
| 21:15〜22:45 | 義務自習(後半) |
| 23:00 | 消灯・就寝 |
日曜日・休日には、8:00から9:30までの義務学習があり、朝の起床と点呼の時刻は平日と同じ(7:10・7:20)です。平日は、夜に義務自習が前半・後半の2回、合わせて3時間あり、23時が消灯です。土曜日や祝祭日の前日は、義務自習が前半のみになると書かれています(考査の1週間前の土曜日は平日日課になることがあります)。
この日課を、入試の準備と結びつけて考えるなら、入学後の生活は、毎日決まった時刻に起き、決まった時間に自習する形になる、ということです。要項は、これが入試にどう関わるかには触れていません。ただ、寮で生活する場合は、小学生のうちから朝の起床や、時間を決めた学習の習慣をつけておくと、入学後の生活の負担が小さくなると考えられます(当サイトの考え方です)。
下宿
学園には、学校が指定した下宿が15軒あります。学校から近いところで徒歩1分、遠いところで自転車で15分ほどで、規模は7人から20人、すべて個室です。下宿費は月額平均で79,000円程度と書かれ、食事・洗濯・水道・風呂の代金は下宿費に含まれ、電気代は別に使用量に応じて徴収するところがほとんどだと書かれています。
下宿のページによると、自宅から通えない生徒は、基本的に高校1〜2年生までは寮で生活し、高校3年生の段階では下宿で生活します。高校3年生は受験勉強の時間が必要なため、消灯時間のある寮には入れないと書かれています。一方、中学生は、原則として下宿ではなく寮で生活します。特別な事情があって中学生で下宿を希望する場合は、生徒・保護者・担任・学年主任が話し合ったうえで、入居が許可されることもある、と書かれています。
下宿の探し方は、入居の前年に開かれる下宿説明会で案内され、生徒が自分で下宿を訪問して決めます。下宿に関する情報は、必要な生徒にだけ提供され、通常は非公開です。そのため、この記事では下宿の一覧や地図は扱いません。
経費(令和8年度の金額)
掲載している年度:下の金額は、学校の学費のページと募集要項に書かれた「令和8年度(2026年度)」の金額です。要項には「令和9年度の学校納付金は、値上りする場合があります」、学費のページには「2027年度の学校納付金は、多少の値上りが予想されます」と書かれています。

入学時にかかるお金
| 項目 | 金額(2026年度) | 備考 |
|---|---|---|
| 入学金 | 150,000円 | 非課税 |
| 学園貯金 | 一口 10,000円 | 卒業時に返還される |
| 入寮費 | 100,000円 | 寮で生活する場合 |
毎月かかるお金(中学校)
| 項目 | 月額(2026年度) |
|---|---|
| 授業料 | 38,500円 |
| 施設費 | 21,000円 |
| その他 | 1,600円 |
| PTA会費 | 1,500円 |
| 図書費 | 300円 |
| 生徒会費 | 230円 |
| 合計(月額) | 63,130円 |
| 寮費(月額・寮で生活する場合) | 74,500円 |
| 母の会費(年額) | 1,500円 |
月額の内訳を足し合わせると、38,500円+21,000円+1,600円+1,500円+300円+230円で63,130円になり、学費のページの「合計(月額)」と一致します(当サイトの計算で確認しました)。授業料と施設費の2つだけで、月額合計の約94%(59,500円)を占めます(当サイトの計算)。
月額63,130円を12か月で単純に計算すると、757,560円になります(当サイトの計算)。ただし、学費のページには、4月には保健費などの「その他の学費」が加わること、支払い方法は年6回・2回・1回の払いがあることが書かれています。母の会費は年額で別にかかります。寮で生活する場合は、寮費の月額が加わりますが、寮が閉鎖される長期休暇の月の扱いは、この記事で確認できた資料には載っていないため、年間の寮費は計算していません。実際の納入額は、合格後の「入学手続きのしおり」で確認してください。
授業料・受験料・入学金・施設費などは、消費税が非課税であることも、学費のページに書かれています。
奨学金
学校のページには、入学後に利用できる奨学金が書かれています。ラ・サール学園奨学金(学園協力会から支出。年間の予算は中学・高校合わせて35名、貸与額は1人月額25,000円)、ラ・サール会修道院奨学金(月額25,000円を基本とし、家庭の状況によっては授業料相当額が貸与される場合もある)、ラ・サール学園同窓会奨学金(貸与月額25,000円)の3つです。
いずれも貸与制で、返還は大学卒業後に社会人になってから、10〜15年の期間内に行います(大学在学中は返還が猶予されます)。募集は、例年4月下旬から5月中旬に、入学後の説明会で案内されます。入試の出願や合否とは別の制度なので、入試の時点で申し込むものではありません。
配点・入試結果が公開されていないときの考え方
ラ・サール中学校については、今回確認した範囲(2027年度の募集要項、入学試験のページ、お知らせの一覧、学費・奨学金・寮・下宿のページ、2026年11月8日に確認)で、次の項目の掲載が見当たりませんでした。
- 科目ごとの配点・満点
- 志願者数・受験者数・合格者数・倍率
- 合格最低点などの得点に関する公表
- 過去問題の掲載
掲載が見当たらないことは、「学校が公表していない」ことを意味するとは限りません。学校説明会や入試説明会の資料、学校案内のパンフレットなどで、別の形で案内されている可能性があります。入試説明会は、2026年10月31日(土)に実施予定と、9月11日付のお知らせに書かれていました(事前予約は9月16日から10月26日まで)。説明会の資料や、学校案内パンフレットの2027年版は、学校のホームページからダウンロードや閲覧ができる場合があるため、まずはそこで確認してください。
この記事では、公式に書かれていない数字を、他のサイトや塾の情報から補うことはしていません。配点や合格点の数字が分からない状態でも、募集要項から確認できることはあります。ここでは、公開されている情報から読み取れることを4つ書きます。
1つめは、試験が1回しかないことです。複数回の受験機会がないため、1月24日の1日に、4科目の力を出し切る形になります。この点は、日程の事実から言えることです。
2つめは、午前に国語・算数・社会、午後に理科という配分です。午前は9:10から12:20まで、休憩をはさみながら3科目を続けて解きます。時間割に合わせて、過去問や模試を同じ順番で解く練習をすると、本番の感覚に近づきます。
3つめは、社会と理科が各40分と、国語・算数の各60分より短いことです。40分の試験をどう解くかは、時間割から言える課題です。出題の中身や、問題数、難しさは、要項からは分かりません。過去問や説明会の資料で確認する必要があります。
4つめは、入学後の暮らしが、出願の時点から関わっていることです。出願の入力項目に「入学後の住居」があり、鹿児島市内に住む場合は原則として自宅通学であること、自宅から寮への変更は原則1年間できないことが、要項に書かれています。入試の準備と並行して、入学後の住まいを家庭で話し合っておく必要があります。
学校の教育の特色(入試の背景として)
入試の形式は、学校がどんな教育をしているかとも関わります。ここでは、学校のホームページに書かれている「学園の特色」を、入試の背景として整理します(入試の合否にどう関わるかは、学校は公開していません)。
| 項目 | 学校のホームページの記載 |
|---|---|
| 道徳教育 | 中学の「倫理」と高校の「聖書史」は、学校独自の教科。正しい社会生活のあり方を示し、神・隣人・自分に対する義務を知り、実行するよう教育することが目的 |
| 学習指導 | 中高一貫の6か年を通じた教育課程で、中学3年間に基礎力を充実させ、高校の課程と関連させて学習する。教諭陣に中学・高校の区別はない |
| 英語 | 外国人教師による英語の指導がある。クラスを2つに分けて少人数で、別々の教室で行う |
| 環境・施設 | 男子のみの学校。桜島を正面に仰ぐ環境。理科館、体育館、カフェ・ラ・サール(食堂)、図書館、音楽室、美術工芸室などの施設がある |
| 学校行事 | 体育祭・文化祭。冬は遠行で桜島を一周。5月15日の「聖ラ・サールの日」やクリスマスの催し。11月にクリスマス・バスケット・バザー |
| 学年の行事 | 中学1年生は4月に宿泊研修、中学2年生と高校新入生は夏のキャンプ、中学3年生は修学旅行 |
| 寮・下宿 | 自宅から通えない生徒のために、学校内に寮がある。家族的で規律正しい寮生活を通じて、勉強の習慣を養うことをねらいとしている |
中学の「倫理」は、学校独自の教科です。入試の科目に含まれているわけではありませんが、学校が道徳教育を教育の柱の一つに置いていることは、学校のページから読み取れます。この記事で確認した資料には、入試の面接や作文は載っていません。2027年度の入試は、4科目の筆記試験として案内されています。
高校には、学校の高校入試で入学する生徒もいます。学校のページには、高校から入学した生徒に対して、1年間で中学から進んだ生徒との進度の差をなくし、2年生で両者を混ぜてクラス編成をする、と書かれています。中学のクラス編成や、中学から高校への進学の扱いは、この記事で確認できた資料には載っていないため、学校の説明会などで確認してください。
対策の考え方と、家庭でできる手順
時間割に合わせた練習:午前3科目+午後1科目
本番は、9:10から12:20まで、国語(60分)・算数(60分)・社会(40分)を休憩をはさんで続け、昼食のあと、午後の1:10から理科(40分)を受けます。過去問を使うときは、1科目ずつバラバラに解くだけでなく、本番と同じ順番と時間で解く日を月に何回かつくると、集中の持たせ方や、休憩の使い方を試せます。入手できる過去問の範囲は、学校説明会や学校案内で確認してください。
国語・算数:60分をどう使うか
国語と算数は、各60分と、時間が長めです。要項からは、問題数や配点は分かりません。60分の中で、どの問題から解き、どの問題を後に回すかを決めておくことは、どの学校の入試にも共通する考え方です。過去問を解いたあとは、点数だけでなく、「時間が足りなくなった場所」と「その理由」を書き出して、次の練習に生かします。
社会・理科:40分の中で、取りこぼしを減らす
社会と理科は各40分です。社会は午前の最後の科目、理科は午後の1科目目という位置にあります。社会は午前に3科目目として受けるため、国語・算数の後でも集中を保つ練習が必要です。理科は昼食の後、午後1:10から始まります。昼食を食べたあとの時間帯に、40分の試験に入る流れを、試験の前に何度か体験しておくと、本番での戸惑いが減ります(当サイトの考え方です)。
家庭でできる手順
受験の前に確認したいこと(要項の注意)
- 受験票は、出願サイトで印刷(A4の白い用紙)し、受験票のみ切り取って試験当日に持参します。忘れた場合は、事務室に申し出ます。
- 受験者心得などは、1月12日(火)以降に、出願サイトに登録したメールアドレス宛てに通知されます。メールが受信できるよう設定し、受信後のメールは、確認したあとも消さないでください(要項の注記)。
- 障害などがあり、受験上の配慮や入学後の修学上の配慮が必要な場合は、希望する対応が難しいこともあるため、出願を考えている場合は、事前に相談するよう、要項に書かれています。
- 受験料は、いかなる理由があっても返還されません。
保護者がやりがちな、もったいない関わり方
- 鹿児島の「ラ・サール」と函館の「函館ラ・サール」を取り違える
- 入学後の住まい(自宅通学か寮か)を、出願の直前まで決めない
- 配点や倍率が公開されていないことを知らないまま、他のサイトの数字を信じて志望校を決める
- 過去問を、1科目ずつの点数だけで見て、本番の時間割で解く練習をしない
- 出願サイトのメールが届かない設定のまま、受験者心得の通知を見落とす
よくある質問
Q.入試結果(倍率など)は見られますか
A.学校の入学試験のページ、お知らせの一覧、2027年度の募集要項には、志願者数・受験者数・合格者数・倍率・合格最低点などの入試結果の掲載が見当たりませんでした(2026年11月8日に確認)。この記事でも、結果の数字は載せていません。説明会などで、公表の有無を確認してください。
Q.入試は何回ありますか
A.1回です。2027年1月24日(日)に、本校で実施されます。
Q.募集定員は何名ですか
A.160名で、男子のみです。「寮は120名前後が限度です」と、募集要項に書かれています。
Q.試験科目と時間を教えてください
A.国語(60分)・算数(60分)・社会(40分)・理科(40分)の4科目です。9:10から国語、10:25から算数、11:40から社会、昼食のあと、午後1:10から理科で、解散は2:00の予定です。科目ごとの配点は、公開されていません。
Q.出願はいつからですか
A.2026年12月1日(火)から12月20日(日)までで、インターネット出願のみです。12月上旬に、学校のホームページに出願サイトのリンクが設置されます。出願に調査書は不要です。
Q.受験料はいくらですか
A.20,000円です。いかなる理由があっても返還されません。
Q.合格発表と入学手続はいつですか
A.合格発表は2027年1月26日(火)9:00で、Webでの個別発表です(2月4日まで照会可)。入学手続は1月28日(木)から2月4日(木)までで、消印有効です。
Q.県外から受験できますか
A.試験会場は本校(鹿児島市)だけで、受験資格に居住地の制限は書かれていません。ただし、入学後は、鹿児島市内在住の場合は原則自宅通学、通学できない場合は寮などで生活することになるため、出願の入力で「入学後の住居」を入力します。
Q.寮に入れますか
A.寮は、定員160名のうち120名前後が限度と、募集要項に書かれています。また、寮の収容人数の関係で、抽選によって寮に入れない場合もあると、下宿のページに書かれています。自宅から寮への変更は、原則として1年間できません。
Q.学費はいくらですか
A.2026年度の金額で、入学金150,000円、中学校の月額合計63,130円(授業料38,500円、施設費21,000円など)、母の会費は年額1,500円です。寮で生活する場合は、入寮費100,000円、寮費は月額74,500円です。令和9年度は値上りする場合があると書かれています。
Q.函館ラ・サールとは同じ学校ですか
A.別の学校です。この記事は、鹿児島市にあるラ・サール中学校(学校法人ラ・サール学園)の記事です。函館ラ・サール中学校は、当サイトの別記事で整理しています。


