海田高校の内申と当日点|配点の比率と合格までの考え方【令和9年度】

海田高校の内申と当日点|アイキャッチ学校別 合格対策

最終更新:2026年11月 ※令和9年度の細かい決まりは、募集要項と各校の案内で決まります。出願前に、広島県教育委員会のページと中学校の案内で、最新の情報をご確認ください。

海田高校は、広島県安芸郡海田町にある県立・全日制の高校です。令和9年度(2027年度)の入学定員は、普通科が200人です(ほかに家政科があり、入学定員は80人です)。この記事では、広島県が公表している令和9年度の実施要項(付表1)をもとに、海田高校の普通科の入試で内申(調査書)と当日点(一般学力検査)、そして自己表現がどう使われるかを整理します。広島県の公立高校入試は、同じ県の中でも、学校ごとに「特色枠の人数」と「3つの検査の比重」が違います。海田高校は、特色枠が入学定員の50%(100人)と大きく、特色枠の比重は「学力検査:調査書:自己表現=1:7:2」です。まず、数字を表で確認しておきましょう。

結論:海田高校(普通科)は、一般枠は「学力検査6:調査書2:自己表現2」、特色枠は「学力検査1:調査書7:自己表現2」で見る学校です

特色枠100人・一般枠100人 入学定員200人のうち、特色枠が50%(100人)、一般枠が50%(100人)です。要項では、特色枠による選抜で合格者を決めたあと、一般枠による選抜で合格者を決める順序になっています。

一般枠の比重は、県の要項の基本方針どおり「一般学力検査:調査書:自己表現=6:2:2」です。特色枠では、海田高校は「学力検査100:調査書700:自己表現200」と、調査書(内申)を非常に重く見る比重になっています。学校独自検査は、一次選抜ではありません。

比重から点数への換算式や、合格に必要な点数は、県は公表していません。この記事では、公表されていない点数の目安は示さず、公式の配点・比重・人数・志願状況から計算できることだけを書きます。

この記事でわかること
  • 海田高校の選抜方法一覧(令和9年度の公式の数字)
  • 広島県の公立高校入試のしくみ(先に押さえたい5点)
  • 調査書225点・学力検査250点・自己表現30点の読み方
  • 一般枠6:2:2と特色枠1:7:2の違い(仮の計算で見る)
  • 海田高校の直近3年の志願状況と、安芸郡内の学校との比べ方
  • 令和9年度の日程と、中3の冬の学習計画・出願前の確認リスト

海田高校の選抜方法一覧(令和9年度の公式の数字)

広島県教育委員会は、令和9年度の実施要項の「付表1」で、学校ごとの選抜の実施内容を公表しています。海田高校(普通科)の行を、そのまま表にしました。

項目内容(広島県の実施要項・付表)
学科普通科(全日制課程)
入学定員200人(付表2の募集学科・入学定員一覧)
所在地安芸郡海田町つくも町1-60(付表2)
一次選抜の順序特色枠による選抜 → 一般枠による選抜
特色枠入学定員の50%(100人)
特色枠の学力検査国語・社会・数学・理科・英語の5教科(250点)。傾斜配点の表示なし
特色枠の調査書9教科すべてを使用(225点)。傾斜配点の表示なし
特色枠の自己表現30点
特色枠の比重学力検査100:調査書700:自己表現200
一般枠入学定員の50%(100人)
一般枠の学力検査・自己表現5教科250点。自己表現30点
一般枠の比重一般学力検査:調査書:自己表現=6:2:2(実施要項の基本方針)
学校独自検査(面接・作文・小論文・実技など)一次選抜ではなし
二次選抜調査書、自己表現30点、学校独自検査(作文50点)。比重は調査書500:自己表現200:作文300

この表の読み方で注意したいのは、特色枠の「比重」の並びです。付表では、比重の列が「学力・調査・表現・独自」の順に並んでいます。海田高校の特色枠は、この順に100・700・200なので、調査書(内申)の比重が3つの中で、とても大きい設定です。学力検査の比重は、自己表現の半分です。一般枠の比重は付表には数字がなく、要項の基本方針の6:2:2が当てはまります。

付表には、海田高校の家政科(入学定員80人)の行も別に載っています。家政科は、調査書の満点が250点と、普通科(225点)と違います。この記事では、普通科だけを扱います。家政科を考えている方は、付表1で、家政科の行を確認してください。

令和8年度までの海田高校の選抜方法(特色枠の割合や比重)との比較は、手元の資料では確認できていません。この記事は、令和9年度の内容だけを扱います。

読み方の注意
表の「比重」「募集割合」は、広島県教育委員会が令和9年度の選抜の実施内容として公表した数字です。年度が変わると、学校ごとに見直されることがあります。令和10年度以降の入試を受ける人は、その年度の実施要項で確認してください。

広島県の公立高校入試のしくみ(先に押さえたい5点)

  1. 全日制の公立高校の一次選抜は、学力検査・調査書・自己表現の3つで決まります。県の基本方針では、この3つの結果を総合的に判断して合格者を決めると書かれています。
  2. 一般学力検査は、国語・社会・数学・理科・英語の5教科、各50分、各50点満点で、合計250点満点です。英語には放送による聞き取り検査があります。検査は令和9年2月24日(水)です。
  3. 調査書は、中1・中2の評定はそのまま、中3の評定は3倍して、9教科を合計した225点満点です。特記事項は、選抜の資料として活用されます。
  4. 自己表現は、個人ごとの面談形式で、1人あたり10分以内です。配点は検査官1人あたり15点満点で、検査官は2〜3人の範囲で高校が決めます。
  5. 特色枠は入学定員の50%以内で、高校が決めます。特色枠で合格者を決めたあとに、一般枠で合格者を決めます。一般枠の比重は6:2:2です。

広島県の入試は、「内申と当日点を足して合計点を出す」だけの方式ではなく、3つの結果に比重をかけて、総合的に判断する方式です。比重は、学校によって、また特色枠と一般枠で違います。海田高校の特色枠は、特色枠の割合が入学定員の上限の50%で、比重も調査書に大きく寄せています。自分の志望校の比重を、実施要項の付表で確認することが、準備の最初の作業になります。

調査書225点の計算

広島県の調査書の合計評点は、国語・社会・数学・理科・音楽・美術・保健体育・技術家庭・外国語(英語)の9教科について、第1学年と第2学年の評定(5段階)はそのまま、第3学年の評定は3倍にして、合計します。満点は、9教科×(5+5+5×3)=225点です。

評定のパターン(3学年とも)中1の9教科合計中2の9教科合計中3の9教科合計(3倍後)調査書の合計評点(225点満点)
オール327点27点81点135点
オール436点36点108点180点
オール545点45点135点225点

たとえば、オール4の人は、中1が36点、中2が36点、中3が36×3=108点で、合計180点です。中3の評定が1つ上がると、調査書の点数は3点上がります。中1・中2の評定が1つ上がるときは1点です。つまり、中3の評定は、中1・中2の3倍の重さで入ります。中3の2学期・3学期の評定は、これから調査書点を動かせる部分です。

なお、中3の評定がいつの時点のものか、調査書をいつ作るかは、中学校が決めます。出願の時期(令和9年1月21日〜)と、調査書等の提出(2月10日〜2月18日)の日程は、後の日程表に載せています。中学校の進路面談で、評定の見込みを確認してください。

学力検査250点と自己表現30点

一般学力検査は、5教科とも50点満点です。付表の海田高校(普通科)の行には、特色枠・一般枠とも、特定の教科に重みをつける傾斜配点の表示がありません。5教科が同じ重さで合計され、250点になります。自己表現は、個人面談の形式で、「自己を認識する力、自分の人生を選択する力及び表現する力」を見る検査です。付表では、海田高校の自己表現の配点は30点です。要項の「検査官1人あたり15点満点、検査官は2〜3人」から、2人の検査官で30点満点になっていると読めます(これは、筆者の読み取りです)。

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一般枠6:2:2と特色枠1:7:2の違い(仮の計算で見る)

海田高校の特色枠と一般枠では、同じ3つの検査(学力検査・調査書・自己表現)を使いながら、比重の向きが大きく違います。一般枠は学力検査が6、調査書が2、自己表現が2。特色枠は学力検査が1、調査書が7、自己表現が2です。同じ受検生の点数でも、どちらの枠で見られるかで、有利・不利が入れ替わる可能性があります。

枠人数学力検査調査書自己表現
特色枠(先に選抜)100人100700200
一般枠(あとに選抜)100人600200200
海田高校の選抜の比重
図 海田高校(普通科)の令和9年度の比重(実施要項の表の値)。特色枠は学力検査100・調査書700・自己表現200、一般枠は6:2:2、二次選抜は調査書500・自己表現200・作文300。広島県の実施要項をもとに、エスペランサアカデミーが作成
「比重」の換算式は、公表されていません
県の実施要項には、比重から点数に換算する式は書かれていません。以下の「仮の計算」は、各検査の得点率に比重の数字を掛けて足す、という当サイトの仮定にもとづく計算で、県の公式の計算ではありません。比重の向き(どれが重いか)を理解するための例です。合否を予想するものではありません。

3人の仮の例で、比重の向きを見る

次の3人は、読み方を示すための仮の数字です。実在の受検生の数字ではありません。各検査の得点率(得点÷満点)に、比重の数字を掛けて足した値を、1,000点満点の目安として示します。

調査書(225点満点)学力検査(250点満点)自己表現(30点満点)特色枠の目安(1,000点満点)一般枠の目安(1,000点満点)
Aさん180点(80.0%)175点(70.0%)24点(80.0%)790点740点
Bさん135点(60.0%)200点(80.0%)24点(80.0%)660点760点
Cさん207点(92.0%)150点(60.0%)24点(80.0%)864点704点

Bさんのように、評定が低めでも当日点が高い人は、一般枠の目安(760点)のほうが、特色枠の目安(660点)より100点高くなります。Cさんのように、評定が高く当日点が低めの人は、特色枠の目安(864点)のほうが、一般枠の目安(704点)より160点高くなります。Aさんは、特色枠が790点、一般枠が740点で、差は50点です。海田高校の特色枠は、調査書の比重が700と大きいので、評定の得点率の高さが、そのまま目安に大きく反映されます。ただし、実際の合否は、他の受検生との相対的な位置で決まります。何点なら合格、という点数は公表されていません。

計算の仕方は、次のとおりです。Aさんの特色枠は、0.7×100+0.8×700+0.8×200=70+560+160=790点(学力検査の得点率70.0%、調査書と自己表現が80.0%)。一般枠は、0.7×600+0.8×200+0.8×200=420+160+160=740点です。

1点の重さを仮の換算で比べる

同じ仮定で、1点の重さを計算すると、枠によって、どの検査を上げるのが効きやすいかが分かります。次の表は、各検査の満点で比重の数字を割った値です。県の公式の計算ではなく、比重の向きを数字で見るための目安です。

動かすもの特色枠での動き(目安)一般枠での動き(目安)
学力検査を1点上げる(250点満点)+0.4点+2.4点
学力検査の1教科を5点上げる+2.0点+12.0点
調査書の中3の評定を1つ上げる(調査書+3点)+9.3点+2.7点
調査書の中1・中2の評定を1つ上げる(調査書+1点)+3.1点+0.9点
自己表現を1点上げる(30点満点)+6.7点+6.7点

特色枠では、中3の評定を1つ上げる効果(9.3点)が、学力検査の1教科を5点上げる効果(2.0点)の約4.7倍です。一般枠では、学力検査の1教科を5点上げる効果(12.0点)が、中3の評定を1つ上げる効果(2.7点)の約4.5倍になります。自己表現は、どちらの枠でも同じ比重で、30点満点の中の1点が大きく動きます。10分以内の面談で、自分の考えを順序立てて話す練習も、点数に響く可能性があります。

特色枠は100人、一般枠も100人で、同じ人数です。海田高校は、2つの枠の人数が半々なので、どちらの枠も、合格者の半数を決める大きな枠です。特色枠は、調査書の比重が大きい分、中3の評定の最後の積み上げ(2学期・3学期)が、特色枠での見方を大きく変える可能性があります。一方、一般枠は、学力検査の比重が大きいので、5教科の得点が土台になります。

特色枠の次に一般枠、という順序

実施要項では、特色枠による選抜を実施した高校では、特色枠により合格者を決定した後、一般枠により合格者を決定すると定められています。海田高校は、特色枠を実施する学校です。出願時に、特色枠を希望するかどうかを受検生が選ぶ形かどうかは、実施要項・出願の手引き・中学校の案内で確認してください。この記事では、出願の入力画面の仕様までは確認できていません。

二次選抜は、学力検査を使わない

一次選抜の合格者が入学定員に満たない場合に、二次選抜が行われます。付表では、海田高校の二次選抜は、調査書、自己表現(30点)、学校独自検査(作文50点)の3つで、比重は調査書500:自己表現200:作文300です。一次選抜と違って、一般学力検査はありません。二次選抜の日程は、出願登録・調査書等提出が3月11日(木)〜3月15日(月)正午、自己表現等が3月16日(火)、合格者発表が3月17日(水)です。二次選抜が行われるかどうかは、一次選抜の結果次第なので、事前には分かりません。

海田高校の定員と志願者数の比較
図 海田高校(普通科)の一次選抜の定員(200人)と、令和6年度(2月9日現在)・令和7年度(2月19日最終)・令和8年度(2月18日最終)の志願者数。広島県の志願状況をもとに、エスペランサアカデミーが作成

自己表現の準備|1,000点中の20%をどう整えるか

自己表現は、実施要項で「自己を認識する力、自分の人生を選択する力及び表現する力をみる」検査と説明されています。個人ごとの面談形式で、1人あたり10分以内、検査官は2〜3人です。一般枠でも特色枠でも、比重は200で、1,000点中の20%にあたります。学力検査や評定に比べて、準備を後回しにしやすい検査ですが、点数の上では、特色枠で学力検査の2倍、一般枠で調査書と同じ重さです。

  • 自分を知る:得意なこと、苦手なこと、中学校生活で力を入れたことを、具体的な出来事とセットで書き出す。
  • 進路を選ぶ理由:なぜこの高校か、入学後に何をしたいか、卒業後にどう進みたいかを、自分の言葉で2〜3文にまとめる。
  • 話す練習:10分以内という時間の感覚をつかむ。家族や先生に聞いてもらい、聞き返された質問に答える練習をする。
  • 調査書とのつながり:調査書の特記事項は選抜の資料として活用されます。部活動・委員会・行事での役割を、自己表現で話せる内容として整理しておく。

自己表現の評価基準や、質問の内容は、県の要項では細かく示されていません。「こう答えれば高得点」という型は、公式にはありません。内容を丸暗記するより、自分の経験を自分の言葉で話せるようにしておくことが、準備の中心になります。

海田高校の直近3年の志願状況と、安芸郡内の学校との比べ方

広島県教育委員会は、一次選抜の志願状況を、令和8年度は2月9日現在と2月18日の最終、令和7年度は2月19日の最終(志願者数と受検者数)、令和6年度は2月9日現在で公表しています。公表の時点が年度によって違うので、時点をそろえて読みます。海田高校(普通科)の一次選抜の定員は、3年とも200人です。数字は次のとおりです。

年度一次選抜の定員時点志願者数倍率
令和6年度200人2月9日現在267人1.34倍
令和7年度200人2月19日最終251人(受検者248人)受検倍率1.24倍
令和8年度200人2月9日現在295人1.48倍
令和8年度200人2月18日最終286人1.43倍
海田高校の志願倍率のうごき
図 海田高校(普通科)の一次選抜の倍率。令和6年度は2月9日現在、令和7年度は最終の受検倍率、令和8年度は2月9日現在と2月18日最終。広島県の志願状況をもとに、エスペランサアカデミーが作成

2月9日現在どうしを比べると、令和6年度は267人(1.34倍)、令和8年度は295人(1.48倍)で、令和8年度のほうが28人多くなっています。令和8年度は、2月9日現在から2月18日の最終にかけて、295人から286人へ、9人減りました。令和7年度の最終は251人(受検者248人)で、受検倍率は1.24倍です。令和6年度の最終の数字と、令和7年度の2月9日現在の数字は、手元の資料では確認できていません。

定員200人と志願者数の差を、数字で見る

海田高校は、3年とも定員が200人で、志願者数はいつも定員を上回っています。次の表は、定員と志願者数の差を、単純に引き算した値です。合格者の人数は、県の資料では確認できていないので、「志願者数が定員を何人上回るか」だけを示します。

年度(時点)定員志願者数志願者数が定員を上回る人数(筆者計算)
令和6年度(2月9日現在)200人267人67人
令和7年度(2月19日最終)200人251人51人
令和8年度(2月9日現在)200人295人95人
令和8年度(2月18日最終)200人286人86人

令和8年度の最終286人は、定員200人を86人上回っています。これを「志願者100人あたり、定員の席が約70人分」と言い換えることもできます(200÷286×100≒69.9)。ただし、これは単純な割り算です。実際の合格者数や、特色枠と一般枠の内訳は、県の資料からは分かりません。倍率が1倍を超える年が続いている、ということが読み取れる範囲です。

出願希望の動き|2月9日から2月18日まで

令和8年度は、2月9日現在で295人、2月18日の最終で286人でした。9人の減少です。広島県には、出願後に志願を取り下げて出願し直す「志願変更」の期間があり、この期間の動きが、最終の志願者数に表れます。志願変更の期間に、志願状況を見て志望校を変える人がいる、という仕組みです。海田高校の9人減が、志願変更によるものかどうかは、県の資料からは分かりません。数字の動きだけを示します。

安芸郡内の学校との比べ方

海田高校のある海田町は、安芸郡にあります。同じ安芸郡の府中町にある安芸府中高校、熊野町にある熊野高校の普通科の志願状況を、並べます(所在地は、実施要項の付表2です)。学校の優劣を示す表ではなく、志願の動き方を見るための表です。

学校(普通科)一次選抜の定員令和6年度(2月9日現在)令和7年度(最終)令和8年度(2月9日現在)令和8年度(2月18日最終)
海田高校200人267人(1.34倍)251人(受検倍率1.24倍)295人(1.48倍)286人(1.43倍)
安芸府中200人184人(0.92倍)183人(受検倍率0.91倍)150人(0.75倍)148人(0.74倍)
熊野160人141人(0.88倍)108人(受検倍率0.66倍)132人(0.83倍)131人(0.82倍)

3校の数字を並べると、令和6年度から令和8年度まで、海田高校の志願者数は、安芸府中・熊野より多い年が続いています。令和8年度の2月18日最終で比べると、海田高校は286人(1.43倍)、安芸府中は148人(0.74倍)、熊野は131人(0.82倍)です。同じ安芸郡の中でも、倍率に大きな差があることが分かります。この差の理由は、県の資料には書かれていないので、推測は書きません。

志願者数が多いということは、一次選抜の中で、特色枠・一般枠のどちらでも、他の受検生との相対的な位置が大切になる、ということです。点数の目安は公表されていないので、中学校の進路面談で、評定の見込みを確認しながら、志望校を決めていきます。同じ広島県の高校の記事として、福山明王台高校の内申と当日点では、特色枠の割合や比重が違う学校の例を整理しています。

倍率の読み方
倍率は「志願者数÷定員」の比です。合格に必要な点数や順位を示す数字ではありません。広島県は、学校ごとの合格最低点や合格者平均点を公表していません。倍率が1倍を下回る年でも、合格は選抜の結果で決まります。倍率の数字だけで合否を判断しないでください。令和7年度の「受検倍率」は、受検者数÷定員で、志願倍率と少し違います。

令和9年度の日程と、出願前の確認リスト

広島県の令和9年度の一次選抜(併設型高等学校を除く全日制課程)の主な日程は、次のとおりです。実施要項の日程表に書かれた日付です。

内容日程
出願登録(志願者登録・中学校確認登録)令和9年1月21日(木)〜2月2日(火)16時
出願登録(高等学校確認登録)2月3日(水)〜2月8日(月)正午
志願変更2月10日(水)〜2月17日(水)正午
調査書等提出2月10日(水)〜2月18日(木)正午
一般学力検査(5教科)2月24日(水)
自己表現・学校独自検査2月25日(木)(予備日は2月26日(金))
追検査3月3日(水)
合格者発表3月8日(月)
二次選抜(出願登録・調査書等提出)3月11日(木)〜3月15日(月)正午
二次選抜(自己表現等)3月16日(火)
二次選抜の合格者発表3月17日(水)

一般学力検査の時間割は、国語が9時10分から10時、社会が10時20分から11時10分、数学が11時30分から12時20分、理科が13時10分から14時、英語が14時20分から15時10分です。自己表現は、学力検査の翌日の2月25日に行われます。学校独自検査がある高校では、同じ日に実施されます。海田高校は、一次選抜では学校独自検査がありません。

志願変更を使うときの考え方

志願変更は、2月10日から2月17日正午までの期間に、いったん出願を取り下げて、出願し直す仕組みです。実施要項では、志願者は、志願変更の期間内に、インターネット出願システムで出願取下げを行い、出身中学校長の承認を受けると書かれています。志願状況は、2月9日現在の数字が公表されることがあり、その数字を見て、志望校を変えるかどうかを考える受検生がいます。

  • 志願状況を見てから動けるのは、志願変更の期間(2月17日正午まで)の間だけです。期間が終わると、変更はできません。
  • 出願先を変えると、比重が違う学校になります。海田高校のように、特色枠で調査書を非常に重く見る学校から、学力検査を重く見る学校に変える場合は、自分の得点率の強みと弱みを見直します。
  • 志願変更のたびに、出身中学校長の承認が必要です。中学校の先生と、変更を考える日を前もって相談しておきます。

冬までの学習計画の考え方

海田高校は、一般枠では学力検査を、特色枠では調査書を、それぞれ重く見る設定です。どちらの枠でも自己表現が200(1,000点中の20%)入ります。中3の12月から2月までの動き方を、表にまとめました。

時期やることポイント
12月2学期の期末テストの見直し。5教科の失点の原因を整理する。中学校の先生に、調査書の評定の見込みを確認する中3の評定は3倍で入る。特色枠では調査書の比重が700。評定を動かせる時間は、残りわずか
1月(出願登録の開始)過去問で5教科の時間配分を確認する。自己表現の準備(自己紹介・志望理由・中学校生活で力を入れたこと)を始める自己表現は、1,000点中の20%。話す内容は、早めに言葉にしておく
2月上旬(志願状況・志願変更)志望校と私立との併願を最終確認。2月9日現在の志願状況を確認する志願変更は2月17日正午まで。家族で、判断の基準を決めておく
2月中旬〜2月23日5教科の弱点の最終確認。自己表現の練習(10分以内)一般枠では学力検査が6。基礎問題の取りこぼしを減らす
2月24日・25日一般学力検査(24日)、自己表現(25日)。体調管理と持ち物の確認予備日は26日。追検査は3月3日(やむを得ない事由の場合)

出願前の確認リスト

  • 実施要項の付表1で、志望校の特色枠の割合、比重、傾斜配点、学校独自検査を、自分の目で確認した。
  • 中3の評定の見込みを、中学校の先生に聞いた(中3の評定は3倍で調査書に入る)。
  • 学力検査の得点率と調査書の得点率を、特色枠用(調査書重視)と一般枠用(学力検査重視)の両方で見比べた。
  • 自己表現の準備(個人面談・10分以内)を始めた。
  • 私立高校の併願(出願日程・併願の条件)を、各校の募集要項で確認した。
  • 志願変更の期間(2月10日〜2月17日正午)と、中学校の承認の手続を確認した。

私立高校との組み合わせは、広島県の内申と併願の考え方で、出願の決まりと一緒に整理しています。私立の日程は、広島県の私立高校入試2027と、各校の募集要項で確認してください。

海田高校を目指す中3の保護者の方へ

特色枠と一般枠の両方で、今の成績がどの位置にあるかを一緒に整理します。保護者の方だけのご相談もできます。

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よくいただくご質問

Q. 海田高校は、内申と当日点のどちらが大事ですか?
一般枠(100人)の比重は、学力検査6:調査書2:自己表現2で、学力検査が重い設定です。特色枠(100人)は、学力検査100:調査書700:自己表現200で、調査書が非常に重い設定です。どちらの枠で見られるかで、重さが入れ替わります。どちらの枠でも、自己表現が20%入ります。
Q. 合格に必要な点数(合格最低点)は公表されていますか?
公表されていません。広島県は、学校ごとの合格最低点・合格者平均点・比重から点数への換算式を公表していません。この記事の「仮の計算」は、比重の向きを理解するための当サイトの仮定にもとづく計算で、合否の目安ではありません。
Q. 特色枠と一般枠は、受検生が選ぶのですか?
実施要項では、特色枠で合格者を決めたあとに、一般枠で合格者を決めると定められています。出願の画面で、特色枠を希望する・しないを選ぶ形かどうかは、実施要項・出願の手引き・中学校の案内で確認してください。この記事では、確認できていません。
Q. 海田高校に面接や作文はありますか?
一次選抜では、学校独自検査(面接・作文・小論文・実技など)は付表に載っていません。ただし、自己表現(個人面談、10分以内、30点)は、全員が受けます。作文は、二次選抜の学校独自検査(50点)にあります。
Q. 中3の評定は、どのくらい重いのですか?
調査書225点のうち、中3の評定は3倍で入るので、9教科×5点×3=135点分を占めます。中1・中2の評定は、それぞれ45点分です。中3の評定を1つ上げると調査書は3点、中1・中2は1点です。
Q. 海田高校の家政科も、普通科と同じ選抜方法ですか?
付表では、家政科(入学定員80人)の行が別にあり、調査書の満点が250点と、普通科(225点)と違います。この記事は普通科だけを扱っているので、家政科は付表1で確認してください。
Q. 志願変更は、どう使えばよいですか?
志願変更は、2月10日〜2月17日正午の期間に、出願を取り下げて出願し直す仕組みです。比重の違いを見て、自分の得点率に合う学校に変える場合もあります。変更の前に、中学校の先生と、変更後の学校の比重を確認してください。
Q. 私立高校との併願は、どう考えればよいですか?
広島県の公立高校の一次選抜は2月24日の学力検査です。私立高校の入試は、学校ごとに日程と併願の条件が違います。各校の募集要項で確認し、当サイトの併願の記事も参考にしてください。

まとめ

  • 海田高校(普通科)は、令和9年度の入学定員が200人。特色枠が50%(100人)、一般枠が50%(100人)。特色枠が先、一般枠があとです。
  • 一般枠の比重は、学力検査6:調査書2:自己表現2。特色枠の比重は、学力検査100:調査書700:自己表現200で、調査書が非常に重い設定。一次選抜に学校独自検査はありません。
  • 調査書225点は、中1・中2の評定はそのまま、中3の評定は3倍。学力検査は5教科250点、自己表現は30点です。
  • 志願状況は、令和6年度が2月9日現在267人(1.34倍)、令和7年度が最終251人(受検倍率1.24倍)、令和8年度が最終286人(1.43倍)。3年とも定員200人を上回っています。
  • 合格に必要な点数や、比重の換算式は公表されていない。評定の見込みは、中学校の進路面談で確認する。

出典(公式資料)

この記事の数字は、広島県教育委員会が公表した資料から、エスペランサアカデミーが整理・計算したものです。計算例は、公式の配点・比重から計算した仮の例で、実在の生徒の数字ではありません。比重の換算式や合格最低点は公表されていないため、目安を示していません。令和8年度までの選抜方法との比較は確認できていません。最新の情報は、広島県教育委員会と中学校の案内でご確認ください。

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