オンライン家庭教師の通信環境と個人情報|速度の目安・録画・画面共有・準備リスト

オンライン家庭教師の通信環境と個人情報|速度の目安・録画・画面共有・準備リスト保護者向けコラム

結論:通信は「数Mbpsの速さと安定」、個人情報は「録画と共有の確認」が要

  • 総務省の報告書(2024年5月)では、1対1のビデオ通話の推奨速度は0.6Mbpsから3.8Mbps程度です。
  • 速度より「途切れないこと」が大切です。授業の時間帯に、実際の速度を下りと上りで測ってください。
  • 録画の有無、保存期間、利用目的は、契約の前に事業者へ質問し、書面で答えをもらいましょう。
  • パスワードは使い回さず、授業のリンクは公開しないのが基本です(個人情報保護委員会)。
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オンライン家庭教師の通信環境と個人情報|速度の目安・録画・画面共有・準備リスト
最終更新:2026年10月20日 ※制度や日程は年度で変わります。
必ず各教育委員会・学校・公的機関の最新の公式情報で確認してください。

📶 オンライン家庭教師に必要な通信速度は「数Mbps」が目安

オンライン家庭教師の授業には、ビデオ通話ができる程度の通信速度があれば足ります。
総務省の資料に載っている、ビデオ会議サービスの推奨速度は、1対1の通話で0.6Mbpsから3.8Mbps程度です。
ただし、速度の数字が足りていても、通信が途切れる家庭は少なくありません。
大切なのは、速さそのものより「安定して切れないこと」です。

この記事では、次の二つを順番に説明します。
– 通信環境:必要な速度の目安、速度の測り方、不安定になる原因と直し方
– 個人情報とセキュリティ:先生に渡る情報、録画や画面共有の注意、パスワードの守り方

「Mbps」は、1秒間に送れるデータの量を表す単位です。
数字が大きいほど、たくさんのデータを一度に送れます。
画面や声の質を上げるほど、必要な数字は大きくなります。

先に知っておきたいこと

  • 速度の数字は、あくまで目安です
  • 家族が同時にネットを使う時間帯は、速度が下がることがあります
  • 通信の問題は、機器の置き場所や設定で直る場合も多くあります
  • 個人情報の扱いは、契約前に事業者へ質問できます

なお、この記事は特定の会社の優劣を示すものではありません。
総務省、文部科学省、個人情報保護委員会などの公的資料を確認し、ご家庭で判断しやすい形にまとめました。

📊 公的資料にある、ビデオ通話に必要な速度の目安

ビデオ通話の推奨速度は、総務省の資料に数字で載っています。
総務省の「固定ブロードバンドサービスの品質測定手法の確立に関するサブワーキンググループ 報告書(案)」(2024年5月)には、主なサービスの推奨通信速度が、一覧表で示されています。
この一覧の数字は、各サービスの提供会社が公開している説明をもとに、同報告書が整理したものです。
下りは「受け取る速度」、上りは「送る速度」を表します。

場面下り(Mbps)上り(Mbps)
ビデオ通話(1対1)高品質0.60.6
ビデオ通話(1対1)HD 720p1.21.2
ビデオ通話(1対1)HD 1080p3.03.8
別のサービスのビデオ通話(1対1)1.51.5
画面共有つきのビデオ会議2.52.5
動画の視聴(HD 720p)2.5ー

この表の読み方

授業は、先生と生徒の1対1のビデオ通話が中心です。
この表で見ると、1対1の通話は、画質を上げても3.8Mbps以内に収まります。
画面共有をする場合は、2.5Mbpsの目安が示されています。

「上り」の速度も大事です

オンライン授業では、お子さんの顔や声、手元の映像を先生に送ります。
そのため、下りだけでなく、上りの速度も必要になります。
速度を測るときは、下りと上りの両方の数字を見ましょう。

数字より余裕を持つ、という考え方

目安の数字ぎりぎりでは、ほかの機器の通信が入ったときに、映像が止まることがあります。
一つの考え方として、目安の数倍の速度が出る環境にしておくと、安心できます。
ご家庭の状況で変わりますので、実際に授業の前に試すことをおすすめします。

学校の資料にある数字も参考になります

文部科学省の「GIGAスクール構想の実現 学校のネットワーク改善ガイドブック」(2025年6月27日改訂)には、学校の規模ごとの「当面の推奨帯域」が載っています。
たとえば、児童生徒12人の学校では22Mbps、30人では54Mbpsです。
これは学校の入り口に必要な帯域の目安で、ご家庭の1対1の授業とは使い方が異なります。
同ガイドブックは、サービスの内容や使い方によって必要な帯域が変わるとも述べています。

ビデオ通話の速度の目安

🔍 家庭の通信速度を確かめる4つの手順

授業の前に、ご家庭の速度を測っておくと、不安がなくなります。
測定は、1回では判断せず、時間帯を変えて数回行います。
総務省の報告書も、時間帯や測定アプリ、端末によって測定結果に差が出ることを注意しています。
さらに同報告書の2021年度の実証調査では、遅延は19時から2時までの間に少し増え、パケットロス率は18時以降に急に増えたと記されています。
夕方から夜にかけては、通信が混みやすい時間帯だと考えられます。

測るときの4つの手順

  1. 授業で使う場所(部屋)に、パソコンやタブレットを置く
  2. 通信速度を測れる無料のサイトやアプリで、下りと上りを測る
  3. 授業と同じ曜日・同じ時間帯に、もう一度測る
  4. 結果を紙に書き、数字が目安に届いているか確かめる
確認すること目安うまくいかないとき
下りの速度3Mbps以上あると、通話の目安に届く機器の位置や接続方法を見直す
上りの速度3.8Mbps程度あると安心契約している回線の種類を確かめる
時間帯による差授業の時間帯でも大きく下がらない授業の曜日・時間を変えられるか相談する
場所による差授業をする部屋で測るルーターに近い場所に移る

接続テストは本番の前日に

先生と、前日か当日の開始前に、実際につないで音声と映像を確かめましょう。
体験授業は、接続テストをするよい機会です。
カメラの向き、マイクの音、画面の見え方を、先生と一緒に確認します。

🛜 通信が途切れる原因と、家庭でできる直し方

通信が途切れる原因の多くは、回線そのものよりも、家の中の機器や置き場所にあります。
文部科学省の学校ネットワーク改善ガイドブック(2025年6月27日改訂)にも、学校で起きる不具合の原因と対策が整理されています。
学校向けの資料ですが、無線LANやケーブルの考え方は、ご家庭にも参考になります。

起きやすい原因ガイドブックにある考え方家庭でできること
電波が弱い無線の電波強度が足りないと、離れた場所で通信が不安定になるルーターに近い部屋で授業を受ける
電波の干渉2.4GHz帯だけを使うと干渉が起きやすい。5GHz帯の併用が対策になるルーターの設定で5GHz帯につなぐ
古い規格古い無線LAN規格では帯域が足りない。新しい規格への変更が対策になる古いルーターは買い替えを検討する
接続台数が多い1台の機器を共用すると、台数が増えて帯域が下がることがある授業中は、家族の動画視聴やゲームを控える
ケーブルが古いケーブルの種類が古いと高速通信に対応できない。老朽化による断線も原因になる有線接続のときは、ケーブルを新しいものにする
途中の機器の制限回線が速くても、途中の機器が対応していないと速度が制限されるルーターの説明書で対応速度を確かめる

いちばん手軽な対策は「有線でつなぐ」こと

無線より、ケーブルでつないだほうが、安定しやすい場合があります。
パソコンに接続口があれば、ルーターとケーブルでつなぐ方法も試してみましょう。
ただし、ご家庭の機器によって使える方法は異なります。

通信が切れたときの約束事を決めておく

授業中に通信が切れたときに、どうするかを、先生と先に決めておきます。
– 切れたら、もう一度同じ場所に入り直す
– 入り直せないときは、電話やメッセージで連絡する
– 切れた時間の授業を、どう補うか(延長、振り替えなど)を確認する
決めておくだけで、お子さんも落ち着いて対応できます。

速度測定の目安

🧰 家庭で準備するもののチェックリスト

授業を始める前に、次の表で、用意するものを確かめます。
すべてをそろえる必要はありません。
足りないものは、先生や運営に相談してください。

区分用意するもの確認のしかた
機器パソコンまたはタブレット授業のアプリが動くか、事前に試す
機器カメラとマイク声が先生に届くか、前日に確かめる
機器イヤホンまたはヘッドセット家族の声が入るのを防ぐ
機器充電器、予備の電源授業中に電池が切れないようにする
通信安定したインターネット回線授業の時間帯に速度を測る
通信予備の連絡手段通信が切れたときの電話やメッセージの連絡先
場所静かで、背景がすっきりした部屋生活の様子や個人情報が映り込まない場所を選ぶ
場所机、いす、手元を映せる明るさノートの文字が見えるか確かめる
学習用品教科書、ノート、筆記用具授業の前に机の上に並べる
学習用品手元を映す方法(ノートを写すカメラや、紙に書いて見せる方法)先生と、やり方を決めておく
アカウント授業用のアカウントとパスワード他のサービスと使い回さない
保護者授業の最初に顔を出すかどうか、同席するかどうか家族で決めておく

背景と映り込みに気をつける

お子さんの後ろに、家の中の様子が映ることがあります。
次のようなものが映り込んでいないか、授業の前に確認しましょう。
– 住所や氏名が書かれた郵便物、書類
– 学校名がわかる制服、名札、時間割
– 家族の写真や、ほかの家族の姿
– 窓の外の景色(周辺の様子がわかるもの)
画面のカメラの向きを変えたり、壁を背にして座ったりするだけで、映り込みは減らせます。

🔐 先生や事業者に渡る「個人情報」とは何か

オンライン家庭教師では、授業の準備や連絡のために、さまざまな情報が先生や事業者に渡ります。
個人情報保護委員会の「個人情報保護法の基本」(2023年9月)によると、個人情報とは、生存する個人に関する情報で、氏名や生年月日などで特定の個人を識別できるものです。
他の情報と照らし合わせて、識別できる場合も含まれます。
住所は、氏名と組み合わさると個人情報になり、顔写真も氏名と組み合わさることで、個人を識別するために使われます。

渡る可能性のある情報個人情報にあたるか考え方
お子さんの氏名、学年、学校名氏名と組み合わさると該当する必要な範囲だけ伝える
住所、電話番号、メールアドレス該当する場合が多い連絡に必要な範囲に限る
成績表、テスト結果氏名が書かれていれば該当する名前を隠して見せる方法もある
授業中の顔や声の映像氏名と結びつくと該当する録画の有無を確認する
画面に映る家の中の様子他の情報と結びつくと該当する場合がある映り込みを減らす
支払いに関する情報該当する場合が多い契約書面で扱いを確かめる

事業者に求められること

同じ資料には、個人情報を扱う事業者のルールが載っています。
– 利用目的をできる限り特定し、あらかじめ公表するか、取得するときに本人へ通知または公表する
– 目的の範囲内で利用し、範囲を超えるときは本人の同意を得る
– 漏えいなどを防ぐための安全管理措置を講じる
– 第三者に提供するときは、原則として、あらかじめ本人の同意を得る
– 本人から請求があれば、原則として開示し、訂正や利用停止にも対応する

保護者が知っておきたい権利

ご家庭は、事業者が保有している自分たちの情報について、開示を求めたり、誤りがあれば訂正を求めたりできます。
目的外で使われている場合や、不正に取得された場合は、利用停止や消去を求めることもできます(個人情報保護委員会「個人情報保護法の基本」)。

🎥 録画・画面共有・チャットで気をつけること

録画や画面共有は便利ですが、情報が残ったり、映ってほしくない内容が映ったりする場面があります。
まず、録画をするかどうか、するならその目的と保存の期間を、事前に確認します。
個人情報保護委員会のFAQ(2022年4月更新)では、電話の通話内容から特定の個人を識別できる場合は、個人情報に当たると説明されています。
通話内容が個人情報に当たる場合、事業者は利用目的を通知または公表する義務があります。
一方で、録音していることを相手に伝える義務までは負わない、とされています。
このFAQは電話についての回答であり、オンライン授業の録画にそのまま当てはまるとは限りません。
だからこそ、ご家庭のほうから、録画の有無と扱いを質問しておくことが大切です。

録画について、事前に聞く質問

  • 授業を録画しますか。録画する目的は何ですか
  • 録画した映像は、誰が見られますか
  • 保存する期間は、どのくらいですか
  • 保存場所は、どこですか。事業者の外部に出ることはありますか
  • 録画を消してほしいと伝えたら、削除してもらえますか
  • 家庭で録画や録音をしたい場合は、してもよいですか

画面共有で気をつけること

場面気をつけること
画面共有を始める前余計なウィンドウ、通知、メール画面を閉じておく
共有する範囲画面全体ではなく、授業で使う画面だけを選ぶ
通知の表示メッセージの通知が出る設定を、あらかじめ切っておく
共有を終えるとき終了の操作をして、共有が止まったかを確かめる
ファイルの送付名前や住所が書かれた書類は、必要な部分だけを見せる

チャットやメッセージで気をつけること

連絡用のメッセージには、必要以上の個人情報を書かないようにしましょう。
住所や電話番号、学校の細かい情報は、必要なときだけ、決められた方法で伝えます。

🔑 パスワードとアカウントを守る方法

パスワードの管理は、個人情報を守るいちばん基本の対策です。
個人情報保護委員会の注意喚起「パスワードの使い回しにご注意!」(2018年10月2日)は、複数のサービスで同じパスワードを使うと、一つのサービスから情報が漏れたときに、ほかのサービスにも不正にアクセスされるおそれがあると述べています。
対策として、パスワードの使い回しをしないこと、一度漏えいしたパスワードは将来にわたって使わないことが挙げられています。

また、個人情報保護委員会は「不正アクセスによる個人データ漏えい防止のための注意喚起」(2024年12月11日公表、2026年10月7日改訂)で、事業者向けに、推測されにくい複雑なパスワード、多要素認証などの強度の高い認証、ソフトウェアの更新などを挙げています。
事業者向けの資料ですが、ご家庭でも同じ考え方を取り入れられます。

対策家庭での具体例
パスワードを使い回さない授業用のアカウントには、ほかと違うパスワードを設定する
推測されにくいものにする名前や誕生日だけの文字列は避け、長めにする
多要素認証を使う使えるサービスでは、確認コードなどの二段階の認証を設定する
ソフトウェアを更新するパソコン、タブレット、授業のアプリを最新の状態にする
漏えいが疑われたら変更する心当たりがあれば、すぐにパスワードを変更する
共有しない授業のリンクやパスワードを、SNSなどに書き込まない

授業のリンクの扱い

授業のURLや入室の情報は、授業を受ける人だけが知っている状態にしておきます。
SNSや公開の場に書き込まないようにしましょう。
知らない人が入室してきた場合は、すぐに退室し、事業者へ連絡します。

怪しい連絡に注意

個人情報保護委員会の注意情報には、同委員会の名前をかたる連絡への注意喚起(2023年1月30日)があります。
公的機関や事業者の名前を名乗る連絡でも、すぐに信じずに、公式の連絡先に自分から確認するようにしましょう。

📋 契約の前に事業者へ聞く、個人情報とセキュリティの質問

事業者の考え方は、質問への答え方に表れます。
契約の前に、次の質問を投げかけて、できれば書面やメールで答えてもらいましょう。

質問確かめる理由
取得する個人情報は、何ですか必要以上の情報を求められていないかを知るため
利用目的は、何ですか目的の範囲内で使われるかを確かめるため
授業の録画や録音はありますか保存と閲覧の範囲を知るため
第三者に提供することはありますか同意なく提供されないかを確かめるため
講師が外部の人の場合、情報はどう渡りますか講師への情報の渡し方を知るため
情報の保存場所と期間は、どうなっていますか必要がなくなった後の扱いを知るため
やめたとき、情報は消してもらえますか契約終了後の扱いを知るため
情報が漏れたときの連絡方法は、決まっていますか万一のときの対応を知るため
問い合わせの窓口は、どこですか苦情や請求の宛先を知るため

個人情報の取扱いは、書面で確認できます

個人情報保護委員会の資料では、事業者は、事業者の名称・住所、保有個人データの利用目的、請求の手続き、安全管理措置、苦情の申出先などを、本人が知り得る状態に置く必要があると説明されています。
事業者のホームページや契約書面に書かれている「個人情報の取扱い」を、一度読んでおきましょう。

必要以上の個人情報は渡さない

国民生活センターの注意喚起(2020年7月16日)には、アンケートでも個人情報は安易に伝えず、利用目的を確認するようにと書かれています。
問い合わせの段階では、必要な項目だけを入力するようにしましょう。
お子さんの生年月日や学校名などは、必要になった時点で伝えれば足ります。

🧯 困ったときの動き方

通信や個人情報で困ったときは、落ち着いて順番に動きます。
次の表を、保存しておくと安心です。

困りごと最初にすること次にすること
授業中に通信が切れた入り直す。難しければ電話やメッセージで連絡する授業の補い方を、先生と決める
映像や音声が乱れるカメラを切って音声だけにする、ほかの機器の通信を止めるルーターの近くに移る
知らない人が授業に入ってきたすぐに退室する事業者に連絡し、リンクとパスワードを変えてもらう
パスワードが漏れたかもしれないパスワードをすぐに変更する同じパスワードを使っているサービスも変更する
録画や情報の扱いに納得できない事業者に、書面での説明を求める開示や利用停止を求める。消費者ホットライン188にも相談できる
解約を考えている契約書面で、やめる方法を確認する情報を消してもらえるかも確認する

消費者ホットライン「188」

契約や個人情報の扱いで困ったときは、消費者ホットライン「188」に電話すると、最寄りの消費生活相談窓口につないでもらえます(消費者庁のパンフレットより)。
土日祝日も相談できます。
相談するときは、契約書面、領収書、やりとりの記録を手元に用意しておくと、話が早く進みます。

記録を残す習慣

  • 授業の日時と、困ったことをメモする
  • 事業者とのやりとりは、メールやメッセージで残す
  • 契約書面と、個人情報の取扱いの書面を保管する
今週の準備の流れ

✅ 今週やること:準備を整える4ステップ

今週できることを、4つのステップに分けました。
1日10分ずつで進められます。

ステップ1:速度を測る(10分)

授業の時間帯に、授業をする部屋で、下りと上りの速度を測ります。
結果を紙に書き留めます。

ステップ2:環境を整える(15分)

ルーターに近い場所を選びます。
授業中は、家族の動画視聴やゲームを控えてもらうよう、家族に伝えます。
背景に、郵便物や名札が映っていないか確かめます。

ステップ3:アカウントを守る(10分)

授業用のアカウントのパスワードを、ほかと違うものにします。
使える場合は、多要素認証を設定します。

ステップ4:事業者に質問する(10分)

録画の有無、保存期間、利用目的、削除の依頼方法を、メールで質問します。
答えは、保存しておきます。

曜日の目安やること
月曜速度を測る
火曜環境を整える(場所、背景、機器)
水曜パスワードと多要素認証を見直す
木曜事業者へ質問のメールを送る
金曜接続テストをする

準備が整えば、お子さんは授業に集中できます。
困ったときは、消費者ホットライン「188」にも相談できます。

❓ よくあるご質問

オンライン家庭教師には、どのくらいの通信速度が必要ですか?

総務省の報告書(2024年5月)では、1対1のビデオ通話の推奨速度は、下り・上りとも0.6Mbpsから3.8Mbps程度、画面共有つきの会議は2.5Mbpsとされています。余裕を持たせることが安心につながります。

Wi-Fiと有線では、どちらがよいですか?

有線のほうが、安定しやすい場合があります。無線を使う場合は、ルーターに近い場所で、5GHz帯につなぐなどの工夫をすると、途切れにくくなります。

夜の授業で通信が遅くなることはありますか?

総務省の報告書の2021年度の実証調査では、遅延は19時から2時の間に少し増え、パケットロス率は18時以降に急に増えたと記されています。授業の時間帯に、実際に速度を測っておくと安心です。

授業を録画されても問題ありませんか?

録画の有無や扱いは事業者によって異なります。録画の目的、保存期間、閲覧できる人、削除の方法を、契約前に質問し、書面やメールで答えをもらいましょう。

画面共有で、ほかの画面が見られてしまうことはありますか?

共有の範囲を画面全体にすると、開いているほかのウィンドウが映ることがあります。授業で使う画面だけを選び、通知の表示は事前に切っておきましょう。

授業用のパスワードは、ほかのサービスと同じでもよいですか?

おすすめしません。個人情報保護委員会は、パスワードの使い回しをしないよう注意喚起しています(2018年10月2日)。授業用には、別のパスワードを設定しましょう。

事業者が保有している子どもの情報を、消してもらえますか?

個人情報保護法では、目的外の利用や不正な取得があった場合などに、利用停止や消去を求められる仕組みがあります(個人情報保護委員会「個人情報保護法の基本」)。まず事業者の窓口に、書面で申し出てみてください。

困ったとき、どこに相談できますか?

契約や個人情報の扱いで困ったときは、消費者ホットライン「188」に電話すると、最寄りの消費生活相談窓口を案内してもらえます。

📚 参考にした公的資料

  • 総務省「固定ブロードバンドサービスの品質測定手法の確立に関するサブワーキンググループ 報告書(案)」(2024年5月)
  • 文部科学省「GIGAスクール構想の実現 学校のネットワーク改善ガイドブック」(2025年6月27日改訂)
  • 個人情報保護委員会「個人情報保護法の基本」(2023年9月)
  • 個人情報保護委員会 FAQ「顧客との電話の通話内容は個人情報に該当しますか」(2022年4月更新)
  • 個人情報保護委員会 注意情報「パスワードの使い回しにご注意!」(2018年10月2日)
  • 個人情報保護委員会「不正アクセスによる個人データ漏えい防止のための注意喚起」(2024年12月11日公表、2026年10月7日改訂)
  • 国民生活センター 報道発表資料(2020年7月16日)
  • 消費者庁 パンフレット「知って安心、契約トラブル防止・解決のために」
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