東京学芸大学附属世田谷中学校の入試対策|日程・科目・出願資格【2027年度】

中学受験

最終更新:2026年11月8日|入試の日程・検査科目・配点・手続などの数字は、東京学芸大学附属世田谷中学校の公式サイトに掲載されている「令和9年度 第1学年 募集要項(一般小学校用)」(PDF)と、公式サイトの各ページを照合してまとめています。学校の沿革・教育方針・行事は、同じ公式サイトの記載によります。二次情報は使っていません。出典は記事の最後にまとめました。なお、東京学芸大学の附属中学校には、世田谷・小金井・竹早・大泉の各校があり、この記事で扱うのは世田谷区深沢にある「世田谷中学校」だけです。

結論:東京学芸大学附属世田谷中学校の入試を、公式の資料で整理すると

東京学芸大学附属世田谷中学校の令和9年度(2027年度)入試は、募集人員が男女あわせて約60名で、インターネット出願(2026年12月19日〜2027年1月6日)と、自己推薦書・写真票の郵送(1月4日〜8日必着)を行います。学力検査は2027年2月3日(水)、国語・算数・社会・理科の4教科(各40分・各100点満点。国語と算数は1.5倍にする)で、合格発表は2月4日(木)午後1時です。

入学者の選考は、「学力検査の結果と自己推薦書の内容を総合的に判断して決定」すると、募集要項に書かれています。出願には、居住地の条件(東京23区など指定された地域内に保護者と同居していること)があります。通学地域が広いため、通学時間を十分に考えるよう、要項は書いています。

公式サイトには、令和7年度の入試問題(問題用紙・解答用紙・模範解答)が公開されています。一方、志願者数・合格者数・倍率・合格者の得点といった入試結果は、確認した範囲では公式サイトに掲載されていませんでした。この記事では、結果の数字は書かず、要項に載っている事実と、学校の教育方針・沿革・行事などの公式の記載を丁寧に整理します。

この記事でわかること
  • 東京学芸大学附属世田谷中学校の基本情報
  • 令和9年度入試の募集人員と出願資格
  • 出願の方法と提出書類
  • 学力検査の科目・配点・時間
  • 合格発表・入学説明会・入学手続
  • 過去の入試問題の公開状況
  • 受検にあたっての注意
  • 対策の進め方(当サイトの見解)
  • 学校の沿革
  • 校長あいさつ・教育目標・教育方針
  • 教育課程の特色(基本学習・総合学習・生活学習)
  • 年間行事と学校生活
  • アクセスと通学
  • 保護者が確認しておきたいこと
  • よくある質問

東京学芸大学附属世田谷中学校(通称「附中」)は、東京都世田谷区深沢にある、国立大学法人の附属中学校です。学校自身が、校長のメッセージの中で「多くの私立や公立の『6年制』の学校とは少し違い、中学校の3年間の学習を3年間で進める」と説明しているとおり、高校を併設しない3年間の中学校です。そのため、受検のしかたも、私立の中高一貫校とは異なる点があります。

この記事では、確認できたことと、確認できなかったことを分けて書きます。入試の日程・科目・配点・手続は、令和9年度の募集要項をそのまま整理しました。学校の紹介は、公式サイトの文章に沿って、年度を明記して載せています。入学検定料の金額は、今回確認した要項の本文には載っていなかったため、「募集要項で確認」としています。推測や一般論は避け、当サイトの読み取りや計算には「当サイトの見解」「当サイトの計算」と添えています。

東京学芸大学附属世田谷中学校の基本情報

項目内容
学校名東京学芸大学附属世田谷中学校(国立大学法人東京学芸大学の附属学校)
所在地〒158-0081 東京都世田谷区深沢4-3-1
電話03-5706-3301(事務室)
男女の別共学(募集は「男女あわせて」と記載)
募集人員(令和9年度)男女あわせて約60名
学校の使命(要項より)一般中学校と同様に中等教育を行うほか、教育者の養成を目的とする大学の附属学校として、教育の理論と実際に関する研究および実証、学生の教育実習の実施にあたる使命をもっている
教育目標個性的で人間性豊かな人格をつくる/創造性豊かな人間を育てる/敬愛の精神にあふれた人間を育てる

募集要項の冒頭には、「本校は、個性的で人間性豊かな人格形成と創造性豊かで敬愛の精神にあふれた人間を育てることを教育目標にしています。また、一般中学校と同様に中等教育を行うほか、教育者の養成を目的とする大学の附属学校として、教育の理論と実際に関する研究および実証、学生の教育実習の実施にあたる使命をもっています。したがって、この趣旨を十分に理解されたうえ、応募してください」という趣旨の文章があります。応募する前に、附属学校が研究や教育実習の場であることを理解しておくよう求めている点が、要項の特徴です。

令和9年度入試の募集人員と出願資格

募集人員は、男女あわせて約60名です。出願資格は、次の1と2の両方の条件を満たすことです。

  • 1:令和9年(2027年)3月に、学校教育法第1条に定められた小学校またはこれに準ずる学校を卒業見込みの者。または、海外において、令和8年(2026年)4月1日から令和9年3月31日までの間に、日本の小学校と同等の教育課程を修了した者(修了見込みを含む)。
  • 2:出願時に、指定された地域内に保護者と同居している者。または、出願時に海外など指定地域外に居住していても、令和9年3月31日までに指定地域内に保護者と同居することが明らかな者(事前の相談が必要で、受検のための一時的な居留は認められません)。

指定地域は、募集要項に次のように書かれています。要項には「通学地域が広範囲のため、通学時間については十分ご考慮ください」と添えられています。

都県指定地域
東京都東京23区、調布市、狛江市、稲城市、町田市、三鷹市、武蔵野市
神奈川県横浜市、川崎市、大和市、相模原市南区、藤沢市
埼玉県和光市、朝霞市

次の方は、出願の前に学校へ相談することが求められています。(1)出願時に海外など指定地域外に居住している方(申請書および証明書類の提出が必要)、(2)入学者の選考および修学に合理的配慮(特別な配慮)を必要とする方。相談の期間は、令和8年(2026年)9月24日(木)から11月27日(金)まで(土日・祝日を除く午前9時から午後5時)で、連絡先は副校長(03-5706-3301)です。

また、東京学芸大学の附属小学校に在籍している児童について、募集要項は次のように定めています。連絡進学制度のある附属世田谷小学校の児童と附属大泉小学校の児童(編入学児童等で連絡進学のできない児童を除く)は、出願できません。連絡進学制度によって、附属小金井中学校・附属竹早中学校・附属国際中等教育学校のいずれかに出願した児童も、出願できません。

出願の方法と提出書類

1インターネット出願出願期間は、令和8年12月19日(土)0時から令和9年1月6日(水)23時59分までです。システムの都合上、出願期間以外の出願は、いかなる理由があってもできないと書かれています。出願は、学校ホームページからアクセスできるインターネット出願のみで、事前にmcIDの登録が必要です。
2入学検定料の納付納付方法は、クレジットカード決済、コンビニ支払い、ペイジー対応金融機関のATM、ネット専業銀行での支払いから1つを選びます。納付が確認されると、受検番号が割り振られ、受検票・写真票・宛名ラベルが印刷できるようになります。金額は、募集要項(本文)の記載を学校で確認してください。
3受検票・写真票の印刷印刷は、自宅やコンビニエンスストアで行います(A4判1枚)。切り取り線で切り、受検票は学力検査当日に持参し、写真票は学校に郵送します。写真は、正面上半身・無帽・無背景(出願時の3か月以内に撮影)、たて4cm・よこ3cmで、受検票と写真票には同じ写真を貼ります。
4書類の郵送インターネット出願を終えた志願者は、令和9年1月4日(月)から8日(金)必着で、「レターパックライト」を使い、自己推薦書と写真票を学校の事務室へ郵送します。

自己推薦書は、学校が定めた様式に記入します。学校のホームページからダウンロードして、A4サイズで印刷して使います。自己推薦文は、黒の鉛筆を使って横書きで、志願者本人が自分で書くよう求められています。事実と異なる内容が書かれた場合は、入学が取り消されることもあると、要項に書かれています。

学校は、事務室も含めて、令和8年12月29日(火)から令和9年1月3日(日)まで、年末年始休業としています。この期間は、電話等での問い合わせには一切答えられないと書かれています。出願の締切が1月6日と近いため、書類の準備は、年内に進めておくとよいでしょう(当サイトの見解です)。

東京学芸大学附属世田谷中学校 令和9年度入試の日程
令和9年度入試の日程(出願・学力検査・合格発表・手続)。出典:東京学芸大学附属世田谷中学校 令和9年度 募集要項

学力検査の科目・配点・時間

入学者の選考は、学力検査の結果と自己推薦書の内容を総合的に判断して決定します。学力検査は、令和9年(2027年)2月3日(水)で、午前8時から8時30分の間に集合し、9時に試験が始まり、12時50分に終了する予定です。会場は本校です。

科目時間配点
国語40分100点満点(1.5倍にする)
算数40分100点満点(1.5倍にする)
社会40分100点満点
理科40分100点満点

募集要項には、検査科目は国語・算数・社会・理科の4教科で、各教科40分、各100点満点、国語と算数は1.5倍にする、と書かれています。この倍率を適用すると、国語と算数が各150点、社会と理科が各100点になり、合計は500点です(当サイトの計算です。要項に合計点は書かれていません)。自己推薦書の内容は、学力検査の結果と合わせて総合的に判断されますが、配点の扱いは要項に書かれていません。

東京学芸大学附属世田谷中学校 科目と配点
4教科の科目と配点(国語・算数は1.5倍)。出典:東京学芸大学附属世田谷中学校 令和9年度 募集要項(合計は当サイトの計算)
  • 2月3日の保護者控室は体育館で、開場は午前8時です。
  • 学力検査の持ち物は、受検票、筆記用具(鉛筆、消しゴム、シャープペンシルも可)、上履きです。
  • 学力検査の会場へ、携帯電話・電子辞書は持ち込めません。計算機能・通信機能等のついた時計は使用できません。時計のアラームは、切っておく必要があります(検査会場には時計が設置されています)。

合格発表・入学説明会・入学手続

項目日時・内容
合格発表令和9年(2027年)2月4日(木)午後1時。本校構内および学校ホームページに掲示
合格者の確認・合格証明書の交付2月4日(木)午後1時〜2時。本人または保護者が、受検票に合格の押印を受け、合格証明書を受領。時間内に手続を終えないと、辞退したものとして扱われる
補欠合格候補者の確認2月4日(木)午後1時〜2時。受検票に補欠合格候補の押印を受け、補欠合格候補者通知書を受領。時間内に手続を終えないと、辞退したものとして扱われる
入学説明会2月4日(木)午後2時10分〜3時(予定)。合格者の保護者が対象で、各家庭1名で参加。欠席した場合は辞退したものとして扱われる
入学手続2月5日(金)午前9時〜正午。合格証明書等の書類を提出し、学年費等の諸費用を納入。詳細は説明会で説明

要項には、合格者の確認や補欠合格候補者の確認の場について、「なるべく少人数でおいでください」と添えられています。入学手続も、指定の期日と時間内に終えないと、辞退したものとして扱われます。入学後の費用の金額は、手続時に説明されると書かれており、要項には載っていません。

過去の入試問題の公開状況

公式サイトの「過去の入試問題」のページには、令和7年度の入試問題として、国語・算数・社会・理科それぞれの問題用紙、解答用紙、模範解答が公開されています。同じページには、令和7年度の入学志願者一般入試で、理科の模範解答に不備があったことと、その詳細の報告、受験生への謝罪が載っています。他の年度の問題が同じページにあるかは、今回確認した範囲では分かりませんでした。

市販の過去問題集として、声の教育社から『東京学芸大学附属世田谷中学校 2027年度用 スーパー過去問』が刊行されています(書名の確認のみ。価格・収録年度は書店で確認してください)。また、合格者の得点や平均点などの入試結果は、確認した範囲では、公式サイトに載っていませんでした。

受検にあたっての注意

  • 出願期間外の出願は、いかなる理由があってもできません。1月6日(水)23時59分が締切です。
  • 自己推薦書は、志願者本人が黒の鉛筆で横書きにします。事実と異なる内容があれば、入学が取り消されることがあります。
  • 写真は、出願時の3か月以内に撮影した、正面上半身・無帽・無背景のものを、受検票と写真票の両方に同じものを貼ります。
  • 学校には駐車場がなく、周辺の道路は全面駐車禁止です。公共交通機関の利用が案内されています。
  • 年末年始(12月29日〜1月3日)は、事務室を含めて休業で、電話等の問い合わせに答えられません。

対策の進め方(当サイトの見解)

ここからは、当サイトの見解です。学校の公式資料に書かれた事実から読み取れる範囲で、準備の進め方を整理します。学校の発表ではありません。

1出願資格の確認居住地が指定地域に入っているか、保護者と同居しているかを確認します。附属世田谷小学校・附属大泉小学校に在籍している場合の扱いも、要項に書かれています。相談が必要な場合は、11月27日までの期間に学校へ連絡します。
24教科の力を整える学力検査は国語・算数・社会・理科の4教科で、各40分です。国語と算数は1.5倍されるので、配点の上でも比重が大きい、と読み取れます(当サイトの見解)。
3公開問題を解く令和7年度の問題・解答用紙・模範解答が公開されています。40分の時間を計って解き、時間配分を確認します。理科の模範解答に不備があった旨の報告も、あわせて読みます。
4自己推薦書の準備自己推薦書は、志願者本人が自分で、黒の鉛筆を使って横書きで書きます。何をがんばってきたか、どんな中学生活を送りたいかを、自分の言葉で書く練習をします。
5出願と郵送の段取り1月6日の出願締切と、1月4日〜8日必着の郵送期間は、年末年始と重なります。写真の撮影やレターパックライトの用意は、早めに済ませます。
6オープンスクール・行事を知る学校は、オープンスクール(令和8年9月19日)や、芸術発表会、テーマ研究発表会などを公開しています。学校の雰囲気を知る参考になります。

学校の沿革

公式サイトの「本校の沿革」には、昭和22年(1947年)の発足から現在までが載っています。主な項目は次のとおりです。

年主な出来事
1947(昭和22)年3月、校名「東京第一師範学校男子部附属中学校」と校章が決定。4月、世田谷区下馬(附属小学校の校舎の一部を借用)で開校。第1回入学式は3学級132名(男子88名・女子44名)。制服を制定
1949(昭和24)年校名を「東京学芸大学東京第一師範学校世田谷附属中学校」と改称
1950(昭和25)年バッチ(附中バッチ)を制定
1951(昭和26)年校名を「東京学芸大学学芸学部附属世田谷中学校」と改称。校歌を制定
1952(昭和27)年世田谷区深沢町2丁目(現在地)に移転
1966(昭和41)年校名を「東京学芸大学教育学部附属世田谷中学校」と改称
1967(昭和42)年1学年4学級編成となる。創立20周年記念式典
1969(昭和44)年二期制を採用(前後期の中間に秋休み)。1973年に二期制を廃止し、三学期制に
1972(昭和47)年新校舎(1号館)の落成式。この日を開校記念日とする
1995(平成7)年新体育館・武道場・プールが竣工
2004(平成16)年国立大学の法人化に伴い、校名を「東京学芸大学附属世田谷中学校」と改称
2017(平成29)年創立70周年記念式典

学校の説明によると、附中バッジは、円と直線からできています。円は円満な人格を、直線は限りなく延長できる、つまり個性の限りなき成長を意味し、白は清浄潔白(汚れのない心)、赤は赤誠(まごころ)を表す、とされています。中央の緑は緑友会、青は青葉会を表すという説明です。校歌は、昭和26年(1951年)に作られ、その年の校歌発表音楽会では3部合唱で演奏されたと書かれています。現在の校歌の額は、54回生が卒業制作として、1人1文字ずつ板に彫って作ったものです。

校長あいさつ・教育目標・教育方針

令和8年4月に着任した校長・増田謙太郎氏のあいさつには、本校が、国立大学法人東京学芸大学の附属学校として、「教育・教員養成・研究」の三位一体による実践と発信を担う学校であると書かれています。教育については、3つの教育目標「個性的で人間性豊かな人格をつくる」「創造性豊かな人間を育てる」「敬愛の精神にあふれた人間を育てる」を掲げ、教育課程を「基本学習」「総合学習」「生活学習」の3つの柱で構造化している、とあります。教員養成については、東京学芸大学が2022年から教員養成フラッグシップ大学の指定を受けていることにふれ、附属学校として教育実習生の受け入れや、現職教員への研修を行っていると書かれています。研究については、先進的なカリキュラムや教育方法の研究開発に取り組み、特に令和8年度は、「中学校での学びの意義の実感を促す授業」に関する研究を進める、とされています。

教育方針のページでは、3つの指導の重点が示されています。

領域学校が示す指導の重点
学習指導基礎的・基本的な知識・技能の確実な習得を図るとともに、それを活用する応用・深化・発展的な学習を行う。課題解決的な学習や体験的活動など多様な学習活動の中で、知識をもとに考える力、自分の考えや発想を表現する力、コミュニケーションする力などを身につけさせる
生活指導豊かな心をもち、自他を尊重し、自ら正しく判断して行動できる生徒の育成を推進する。集団の一員としての自覚をもち、奉仕活動に積極的に取り組む態度を養う
進路指導自分の個性や能力を理解させ、主体的に進路選択できる能力を育む。自らの向上に努め、社会に貢献しようとする資質を育成する

同じページには、「21世紀の社会を豊かに生きるためには、高度に発達した情報化社会の中で、情報を活用し問題を解決できる力と人間関係をつくる力が重要だと考えている」という趣旨の説明があります。目標として、情報を活用して創造・発信し、お互いに敬愛できる人間関係を築ける、個性的で心身ともに健康な生徒の育成が挙げられています。

教育課程の特色(基本学習・総合学習・生活学習)

「教育課程の特色」のページでは、本校のカリキュラムは、学習指導要領が示す「必修教科」「総合的な学習の時間」「道徳」「特別活動」のうち、「道徳」と「特別活動」を不可分のものとして「生活学習」に統合し、「基本学習」「総合学習」「生活学習」の3つから成り立つと説明されています。これらの3つは、独立して存在するのではなく、密接に関係し、生徒一人ひとりの中で融合されて、全体として生徒の力を伸ばしていくものと位置づけられています。

総合学習(テーマ研究・教科の時間)

総合学習では、「総合的な学習の時間」のうち、2・3年次の時間の一部を「テーマ研究」と名づけ、学年・クラス・教科の枠を超えて、テーマ別に集まった生徒たちが、自ら設定した課題に取り組みます。観察・実験、見学や調査、発表や討論、ものづくりなどの体験的な学習や問題解決的な学習が、テーマにより行われます。また、教科の内容を深めるため、習得した知識や技能を活用する場面としても、「総合的な学習の時間」を生かしています。

学年教科総合学習として充てている時間
1年音楽7時間(週0.2時間)
1年美術7時間(週0.2時間)
1年英語35時間(週1時間)
2年数学35時間
3年国語35時間

これらの時間は、特別な名称ではなく、それぞれの教科名で、通常の時間割に組み込まれています。生徒が授業のどの部分が総合学習かを意識することはない、と学校は説明しています。さらに、国語や英語のスピーチコンテスト、長瀞(ながとろ)の地学実習のような、時間割の枠を超えた教科行事的なものも、この学習として行われます。英語については、平成15年から19年に、1年生で6時間という集中プロジェクトを行い、1年次に集中して言語のリソースを与える効果が実証されたこと、その流れを生かして、1時間の枠を充てていることが書かれています。

東京学芸大学附属世田谷中学校 総合学習の時間配分
総合学習として教科に充てている年間の時間数。出典:東京学芸大学附属世田谷中学校 公式「教育課程の特色」

生活学習

生活学習は、学習指導要領が定める道徳と特別活動の時間を統合し、「生きる力」を育む第3の学習と位置づけたものです。道徳、学級活動、生徒会活動、学校行事等が互いに密接に関係している、という考え方です。学校は、運動会の準備を例にあげています。それぞれの係を選出し、クラスでは体育活動委員を中心に、各競技の練習メニューを決めたり作戦を立てたりして、縦割りの組の優勝に向けて取り組む。練習を重ねる中で、怪我、練習が進まないこと、チームとして心が1つにならないことなどの問題が生じ、話し合いをしても、意見が対立することもある。それらを克服して運動会を成功させることで、生徒は大きく成長する、という説明です。

その他、芸術発表会、スタディーツアーや修学旅行、生活習慣のチェックなどの健康に関すること、進路に関する学習などが、生活学習に含まれ、「社会領域」「健康領域」「体育領域」「芸術領域」「情報領域」「自然領域」の6つの領域が設定されています。

年間行事と学校生活

公式サイトの「年間行事」のページには、行事の名称が一覧で載っています。入学式、オリエンテーションキャンプ(1年)、修学旅行(3年)、運動会、スタディーツアー(2年)、始業式、教育実習、芸術発表会、地学実習(2年)、テーマ研究発表会、3年生を送る会、卒業式です。

令和8年度の行事の公開については、「受検を考えている方へ」のページに、次のとおり載っています。オープンスクールは令和8年9月19日(土)に開催されました。芸術発表会は、令和8年10月16日(金)12時30分から15時と、10月17日(土)9時30分から12時で、展示内容として、学級作品(1年生はモザイク画と原画、2・3年生はステンドグラスと原画)、教科の生徒作品、文化部の展示、バザーが挙げられています。テーマ研究発表会は、11月6日(金)9時10分から11時50分で、教育関係者と児童の保護者に向けて公開されました。塾関係者向けの学校説明会は、9月4日(金)に開かれています。

学校には相談室があり、スクールカウンセラー(公認心理師・臨床心理士)が、毎週水曜日の午前9時から午後4時まで、生徒の相談に応じていると書かれています。保護者の相談も、随時受け付けています。学校の公式サイトには、「学校生活の紹介」のページ(PDF)や、外部サイト「ふかさわだより」も案内されています。

アクセスと通学

学校の所在地は、東京都世田谷区深沢4-3-1です。公式サイトの「アクセス」のページには、最寄り駅からのバスの利用が案内されています。学校は、「公共の交通機関でのご来校をお待ちしております」と書いています。

ご利用駅所要時間バス下車バス停
自由が丘駅(東急東横線)バス10分東急コーチ 自01・自02 駒大深沢キャンパス行エーダンモール深沢下車4分
自由が丘駅(東急東横線)バス10分自12 東京医療センター行附属世田谷中学校前下車すぐ
都立大学駅(東急東横線)バス10分都立01 成城学園前駅行東深沢小学校下車4分
等々力駅(東急大井町線)バス10分渋82 渋谷駅行、等12 成城学園前駅行、等11 祖師谷大蔵行深沢不動前下車10分
用賀駅(東急田園都市線)バス15分恵32 恵比寿駅行学芸附属中学校下車4分
渋谷駅(JR山手線)バス30分渋82 等々力行深沢不動前下車10分
恵比寿駅(JR山手線)バス30分恵32 用賀駅行学芸附属中学校下車4分
目黒駅(JR山手線)バス30分黒07 弦巻営業所行東深沢小学校下車4分

表は、学校の「アクセス」ページを整理したものです。駒沢大学駅(東急田園都市線)からは、徒歩25分、またはバス5分(渋82 等々力行、深沢不動前下車10分)と書かれています。通学地域が広いため、最寄りの駅からの経路と時間は、実際に確認しておくことをおすすめします。

保護者が確認しておきたいこと

1日程インターネット出願は12月19日〜1月6日、書類の郵送は1月4日〜8日必着、学力検査は2月3日、合格発表は2月4日、入学手続は2月5日です。
2出願資格指定地域内に保護者と同居していること(例外には事前の相談が必要)。附属世田谷小・附属大泉小の児童の扱いや、他の附属中学校に連絡進学で出願した場合の扱いは、要項に書かれています。
3学力検査国語・算数・社会・理科の4教科(各40分・100点。国語と算数は1.5倍)です。
4提出書類自己推薦書(志願者本人が黒の鉛筆で横書き)と写真票を、レターパックライトで郵送します。
5費用入学検定料と、入学後の学年費等の金額は、要項の本文や入学説明会で確認します。
6配慮が必要な場合入学者の選考や修学に特別な配慮が必要な方は、出願前の相談(9月24日〜11月27日、副校長)が必要です。
7発表後の手続合格者の確認と合格証明書の受領(2月4日13時〜14時)、入学説明会(14時10分〜)、入学手続(2月5日9時〜12時)の時間を守ります。

この記事は、2026年11月8日時点の、学校の公式サイトの記載をもとにしています。日程や内容が変わることがありますので、最終的には、学校が発行する最新の募集要項と、公式サイトで確認してください。

よくある質問

Q.募集人員は

A.男女あわせて約60名です(令和9年度・一般小学校用)。

Q.学力検査の科目は

A.国語・算数・社会・理科の4教科で、各40分・各100点満点です。国語と算数は1.5倍にします。

Q.学力検査はいつですか

A.令和9年(2027年)2月3日(水)です。8時から8時30分の間に集合し、9時に開始、12時50分終了の予定です。

Q.合格発表はいつですか

A.2月4日(木)午後1時に、本校構内と学校ホームページに掲示されます。

Q.出願の方法は

A.インターネット出願のみです(12月19日〜1月6日)。出願後に、自己推薦書と写真票をレターパックライトで郵送します(1月4日〜8日必着)。

Q.どこに住んでいれば出願できますか

A.東京23区、調布市、狛江市、稲城市、町田市、三鷹市、武蔵野市、神奈川県の横浜市・川崎市・大和市・相模原市南区・藤沢市、埼玉県の和光市・朝霞市の、いずれかに保護者と同居している必要があります。

Q.附属小学校の児童は出願できますか

A.附属世田谷小学校と附属大泉小学校の児童(連絡進学のできない児童を除く)は、出願できません。連絡進学で附属小金井中・附属竹早中・附属国際中等教育学校に出願した児童も、出願できません。

Q.過去の入試問題は公開されていますか

A.令和7年度の国語・算数・社会・理科の問題用紙・解答用紙・模範解答が、公式サイトに公開されています。

Q.入試結果(倍率・合格者数)は公開されていますか

A.確認した範囲では、公式サイトに掲載されていませんでした。

Q.高校も併設されていますか

A.学校は、校長のメッセージの中で、多くの私立や公立の「6年制」の学校とは少し違い、中学校の3年間の学習を3年間で進める学校だと説明しています。高校への進学の扱いは、学校の説明で確認してください。

Q.他の東京学芸大学附属中学校と同じ学校ですか

A.別の学校です。附属世田谷・小金井・竹早・大泉の各中学校があり、この記事は世田谷中学校を扱います。

東京学芸大附属世田谷中学を目指すご家庭へ

お子さまの今の学習状況を伺い、4教科(国語・算数・社会・理科)の学力検査と、自己推薦書の準備に向けた学習計画を一緒に作ります。相談は無料です。

無料で相談する

LINEで相談する

出典

LINEで無料相談無料体験に申込
タイトルとURLをコピーしました