高校入試の受検上の配慮はいつまでに申請?公立の手続きと期限【東京・神奈川・埼玉・千葉 2027年度】

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高校入試の受検上の配慮はいつまでに申請?公立の手続きと期限【東京・神奈川・埼玉・千葉 2027年度】
最終更新:2026年11月1日
12月18日
東京都立高校の配慮申請(様式24・26)の原則の期限
神奈川県・埼玉県・千葉県は、出願や受け付けの前に、中学校を通して相談します。
期限の数え方は都県ごとに違うので、秋のうちに中学校へ相談しましょう。

📌 先に結論|配慮の申請は「中学校の先生を通して、早めに」が共通です

障害や病気、けがなどのために、ふつうの方法では高校入試を受けにくいお子さんには、検査の時間や会場、問題用紙の形などについて、公立高校に配慮を申請できる仕組みがあります。
この仕組みを、この記事では「受検上の配慮」と呼びます。
東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の令和9年度(2027年度)入試では、4都県とも、中学校の校長を通して高校に申請する形です。
東京都は原則の期限が2026年12月18日(金)と、日付で決まっています。
ほかの3県は、出願の前に、中学校と志願先の高校が相談する流れです。

都県申請に使う書類申請の経路期限の目安(公表資料)
東京都(都立)障害:学力検査等実施上の配慮申請書(様式24)/事故・病気等:同(様式26)中学校長を経由して、志願する都立高校長へ2026年12月18日(金)まで。それ以降に事情が生じたときは、状況発生後すぐに
神奈川県受検方法等申請書(第6号様式)志願者が作成し、中学校長の職印を受けて、志願先の高校長へ期間の日付は、この配慮申請については示されていません。中学校の先生に早めに相談します
埼玉県要望書(障害の場合)、措置願(様式15)、副申(様式16)、怪我や病気等の配慮(様式17)志願者・保護者から中学校長へ、中学校長から志願先の高校長へ措置願は、可能な限り、出願の1週間前までに中学校長に出す
千葉県受検に係る特別配慮申請書(様式21)志願する高校の校長へ提出(相談は中学校等を通して)本検査では、原則として願書等の受付開始日の1週間前まで

どの都県でも、「診断書がないと申請できない」という書き方は、公表資料の条文にはありません。
ただし、中学校や高校から、状況を説明する資料をたずねられることはあります。
申請の前に、中学校の先生へ相談してください。

🧭 受検上の配慮とは|どんな配慮があるか

受検上の配慮とは、入試の公平さを保ったまま、お子さんが力を出しやすいように、検査のやり方を調整する仕組みです。
点数をおまけする制度ではありません。
検査の内容や難しさは変えずに、時間・会場・問題用紙の形などを調整します。

都県配慮の例(公表資料にあるもの)
東京都検査時間と検査会場についての配慮。障害のある場合は、問題・解答用紙の拡大、記号選択式での受検、ICT機器の使用、介助者(代筆者・音読者を含む)の同行など
神奈川県検査方法・検査時間・検査会場についての取扱い。申請書の例として、拡大問題冊子(B4・A3)、ルビ振り問題冊子、ルビ振りのマークシート・記述式解答用紙、車椅子の使用など。神奈川県のホームページには、検査時間の延長、別室受検、座席の配慮なども例として紹介されています
埼玉県配慮してほしい措置と、中学校の学校生活で行っている配慮を、中学校長が書面にまとめて高校へ伝える形。措置の可否は、公正さが保たれ、負担が過重でないときに判断される
千葉県別室受検、出入り口近くの席、補聴器やイヤーマフの持ち込み、拡大問題用紙、ルビ振り問題用紙、介助者による代筆・代読、検査時間の延長、車椅子の利用、多目的トイレの使用など

配慮の中身は、お子さんの状況によって変わります。
また、学校で普段から行っている配慮が、基本の考え方になっています。
たとえば、定期テストで時間を延長している、別室で受けている、といった実績が、入試の相談でも大切な材料になります。

🗾 東京都立|原則は12月18日まで。推薦に基づく選抜でも申請できます

東京都立高校の入試では、「障害による配慮」と「事故や病気等による配慮」で、申請書の種類が分かれています。
どちらも、原則の期限は2026年12月18日(金)です。

障害のある場合(様式24)

  • 対象:障害のある受検者で、学力検査等の実施上の配慮を希望する人。
  • 配慮の例:問題・解答用紙の拡大、記号選択式での受検、ICT機器の使用、介助者(代筆者・音読者を含む)の同行など。
  • 申請:中学校長を経由して、2026年12月18日(金)までに、志願する都立高校長に出します。

事故や病気等の場合(様式26)

  • 対象:事故や病気等で、通常の学力検査の方法で受けることが難しい人(「軽度の障害」を含みます)。
  • 配慮の内容:検査時間と検査会場について、適切な配慮が行われます。
  • 申請:中学校長を経由して、2026年12月18日(金)までに、様式26で出します。
  • 期限のあとにけがや病気が起きたとき:2026年12月19日(土)以降に事故や病気等が生じた場合は、状況発生後すぐに、中学校長を経由して申請します。中学校長は、状況を把握したあと、すぐに志願先の都立高校長へ電話で連絡します。

東京都では、推薦に基づく選抜(2027年1月26日・27日)でも、配慮の申請ができます。
その場合は、様式26の標題の「学力検査等」に二重線を引いて、「推薦選抜」と書き換えます。
推薦選抜で申請した人が、2月21日(日)の学力検査に基づく選抜でも配慮を希望するときは、あらためて申請が必要です。

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🌊 神奈川県|中学校を通して、事前に申請します

神奈川県の公立高校(共通選抜)では、障害等のある人が受検方法について県教育長の承認を受けたいときは、「受検方法等申請書(第6号様式)」を出します。
神奈川県教育委員会が公表した令和9年度の募集及び選抜の実施要領に、手続きが書かれています。

  • 対象になる検査:学力検査(追検査を含む)、作文、各高校の特色検査(追検査を含む)。
  • 申請の経路:志願者が申請書を作り、中学校長の職印を受けてから、志願先の高校長に出します。
  • 配慮の考え方:県教育長が、通常の方法では受検が困難と認める人について、検査の程度を変えない範囲で、検査方法・検査時間・検査会場を調整します。
  • 書類:診断書や意見書の提出は、条文では求められていません。申請書の「申請の理由」と、中学校長の所見欄に書きます。
  • 相談先:まず中学校の先生に、条件や申請の内容を相談します。県の窓口は、教育局指導部高校教育課の入学者選抜・定員グループです(電話045-210-8084)。

神奈川県には、病気などで長く学校を休んだ人が、選考方法の取扱いを申請する仕組みもあります。
この場合は、選抜方法申請書(第7号様式)などと、中学校長が証明する欠席状況証明書(第8号様式)を、志願先の高校に出します。
欠席日数が気になるご家庭は、中学校の先生と一緒に、早めに確認してください。

🌳 埼玉県|措置願は、可能な限り出願の1週間前までに

埼玉県の公立高校では、障害のあるお子さんと、けがや病気などで配慮が必要なお子さんで、出す書類が少し違います。
埼玉県教育委員会の令和9年度入学者選抜実施要項(第14)に、配慮の手続きが書かれています。

場面出す書類だれが出すか
障害がある場合要望書(様式は定められていません。配慮してほしい措置と、中学校の学校生活での配慮を書きます)中学校長
障害がある場合(本人・保護者が希望するとき)学力検査等の措置願(様式15)と、副申(様式16)志願者・保護者が措置願を、中学校長が副申を
けがや病気等の場合怪我や病気等による学力検査等実施上の配慮について(様式17)中学校長(高校に事情を説明)
  • 提出の期限:措置願は、可能な限り、出願の1週間前までに中学校長に出します。埼玉県の電子出願は、2027年1月26日(火)正午から始まります。
  • 経路:志願者・保護者から中学校長へ、中学校長から志願先の高校長へ。
  • 協議:中学校長が志願先の高校へ出向いて、事情を説明します。高校長は、中学校長と必要に応じて志願者・保護者、学級担任などと話し合います。
  • 決まったこと:配慮の可否は、高校長から中学校長を通して、志願者に知らされます。
  • 考え方:配慮は、公正さが保たれ、実施にともなう負担が過重でないときに行われます。

「出願の1週間前」は、できるだけ早く出す、という目安です。
秋から冬の三者面談のときに、中学校の先生へ相談しておくと、余裕をもって準備できます。

🌊 千葉県|事前相談もできます。願書の受付開始の1週間前までが原則

千葉県の公立高校では、障害や病気、けがなどのある志願者が、受検に特別な配慮を必要とするときの手続きが決まっています。
千葉県教育委員会の入学者選抜実施要項(別記9)に書かれています。

事前相談

出願を考えている高校の校長に、在籍する中学校などを通して、障害等の内容を相談できます。
申請の前に、相談ができる仕組みです。

申請の流れ

  1. 「受検に係る特別配慮申請書(様式21)」を、志願する高校の校長に出します。返信用に、定形長形3号の封筒(110円切手、住所・氏名・郵便番号を記入)を添えます。
  2. 提出の期限は、本検査では、原則として志願する選抜の願書等の受付開始日の1週間前までです。第2次募集などでは、受付開始日の前日までです。土日祝日、年末年始、学校閉庁日は除かれます。
  3. 申請を受けた高校の校長が、在籍している中学校の校長などと協議して、実施できる範囲で適切な措置を決めます。
  4. 配慮が認められると、「受検に係る特別配慮通知書(様式22)」が、願書等の受付後から検査日の前日までのできるだけ早い時期に、原則として志願者へ送られます。
  • 診断書:別記9には、診断書の提出を求める規定はありません。様式21に、症状と、学校の授業や定期考査での状況を具体的に書く欄があります。
  • 配慮の例:別室受検、出入り口近くの席、補聴器やイヤーマフの持ち込み、拡大問題用紙、ルビ振り問題用紙、代筆・代読、検査時間の延長、車椅子の利用、多目的トイレの使用など。
  • 自己申告書(様式4):障害や病気、けがを伝えるための書類ですが、選抜の資料にはされません。

一期入学者選抜の「受付開始日」は、志願者情報の登録(2027年1月12日から)と、出願書類等の提出(2月2日から)のどちらを起点にするかを、志願先の高校にたずねておくと安心です。
早めに相談して、余裕のある日程で申請しましょう。

🧑‍👩‍👧 保護者がする順番|秋から冬の動き方

申請の期限や書類は都県で違いますが、保護者の動き方は共通しています。
次の順番で進めると、慌てずにすみます。

  1. お子さんと、受けたい配慮を話し合います。「普段の学校生活で、どんな工夫をしているか」を書き出します。
  2. 中学校の担任の先生に、秋の三者面談などで相談します。申請は、中学校長を通す形が基本です。
  3. 志願先の高校の候補を決めます。申請は、志願先の高校ごとに出します。
  4. 都県の公表資料で、申請の書類と期限を確認します。東京都は2026年12月18日(金)が原則の期限です。
  5. 書類を作ります。医療機関や専門機関の意見を、学校が求める場合があるので、相談しながら進めます。
  6. 提出したら、控えを保管します。
  7. 配慮が決まったら、通知の内容を、お子さんと一緒に読んで、当日の流れをイメージします。
時期動き方の目安
10月〜11月中学校の先生に相談。学校での配慮の実績を整理する
11月〜12月志願先の候補を決める。東京都は2026年12月18日(金)までに申請
12月〜1月埼玉県・千葉県は、出願の1週間前までに書類を出せるよう、準備を終える
1月〜2月出願。配慮の通知を受け取り、検査当日の会場・時間を確認する

このスケジュールは、公表資料の期限をもとにした一つの目安です。
最終的な期限は、お住まいの都県の最新の募集要項と、中学校・高校の案内で確認してください。

⚠️ よくある勘違い

勘違い実際
診断書がないと、配慮の申請はできない東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県とも、診断書の提出を求める定めは、配慮申請の条文にはありません。千葉県は、様式21に症状と学校での状況を書きます。
配慮を受けると、点数が不利になる配慮は、検査の公正さが保たれることを前提に判断されます。千葉県の自己申告書(様式4)は、選抜の資料にしないと書かれています。
申請は、保護者が高校に直接出す4都県とも、中学校長を通す形が基本です。千葉県の事前相談も、中学校等を通して行います。
期限は、願書の締め切りと同じ東京都は2026年12月18日(金)、埼玉県は出願の1週間前まで、千葉県は願書等の受付開始日の1週間前までが原則です。願書の締め切りよりも、ずっと早い時期です。
私立高校も、公立と同じ仕組み私立高校は、学校ごとに配慮の受け付け方が違います。募集要項や個別相談で聞いてください。

🎓 まとめ|相談は早く、期限は日付で、中学校と一緒に

受検上の配慮は、お子さんが力を出しやすいように、検査の方法を調整する仕組みです。
東京都は2026年12月18日(金)が原則の期限で、埼玉県と千葉県は出願や受け付けの1週間前までが目安です。
神奈川県は、中学校を通して事前に申請します。

公表資料の内容は、年度によって変わることがあります。
最終的な内容は、お住まいの都県の教育委員会の最新の募集要項と、中学校・志願先の高校の案内で確認してください。

❓ よくあるご質問

Q:受検上の配慮は、どのくらい前に相談すればよいですか。

A:東京都は原則の期限が2026年12月18日(金)です。埼玉県は出願の1週間前まで、千葉県は願書等の受付開始日の1週間前までが目安です。どの都県でも、秋の三者面談のころに、中学校の先生へ相談するとゆとりがあります。

Q:配慮の申請には、診断書が必要ですか。

A:東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の配慮申請の条文には、診断書の提出を求める定めはありません。ただし、状況を説明する資料を中学校や高校から求められることがあります。まず、中学校の先生に相談してください。

Q:けがをして、期限のあとに配慮が必要になったときはどうしますか。

A:東京都では、2026年12月19日(土)以降に事故や病気等が起きたときは、状況発生後すぐに、中学校長を経由して志願先の都立高校長に申請します。中学校長は、すぐに高校へ電話で連絡します。

Q:東京都の推薦入試でも配慮は受けられますか。

A:東京都では、推薦に基づく選抜でも配慮申請ができます。様式26の標題の「学力検査等」を「推薦選抜」に書き換えて出します。学力検査に基づく選抜でも希望するときは、あらためて申請が必要です。

Q:配慮が認められたかどうかは、いつわかりますか。

A:千葉県では、配慮が認められると、願書等の受付後から検査日の前日までのできるだけ早い時期に、通知書が原則として志願者へ送られます。埼玉県は、高校長から中学校長を通して知らされます。

Q:不登校や長期欠席があっても、入試で申請できますか。

A:神奈川県には、病気などで長く学校を休んだ人が選考方法の取扱いを申請する仕組みがあります。欠席状況証明書などを、中学校を通して出します。ほかの都県も、中学校の先生と志願先の高校に、早めに相談してください。

Q:私立高校の場合はどうしたらよいですか。

A:私立高校は、学校ごとに配慮の受け付け方が違います。個別相談会や募集要項で、配慮の相談窓口や、提出する書類、期限を聞いておくと安心です。

📚 参考にした公的資料

  • 東京都教育委員会「令和9年度東京都立高等学校入学者選抜実施要綱・同細目」(2026年9月17日公表)
  • 神奈川県「令和9年度神奈川県公立高等学校の入学者の募集及び選抜実施要領」
  • 神奈川県「公立高校入学者選抜における受検上の配慮について」(2026年7月1日更新)
  • 埼玉県教育委員会「令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜実施要項(第14 障害のある志願者に対する配慮事項及び配慮が必要な場合の手続)」(2026年5月29日掲載)
  • 千葉県教育委員会「令和9年度千葉県県立高等学校第1学年入学者選抜要項」(別記9)
  • 埼玉県教育委員会「令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜の日程について」(2025年5月22日発表)

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