札幌南高校に受かるには|内申・当日点・倍率・過去問の使い方【令和9年度】

学校別 合格対策

最終更新:2026年11月/配点・日程・倍率は北海道教育委員会の公表資料(記事末の出典)にもとづきます。令和9年度の募集人員は2026年11月時点で公表されていません。細かい条件は、中学校と高校の発表で確認してください。

結論:札幌南高校の一般入試は、学力検査500点と、中1〜中3の評定から出す内申315点の両方を見て決まります

令和8年度の札幌南高校は、募集320人に対して受検者が409人(倍率1.3倍)でした。令和6年度は379人(1.2倍)、令和7年度は412人(1.3倍)です。

合格者の約70%は「評定と学力検査を同じ重さで見る」相関表で決まり、残りの約15%ずつを「調査書などを重視」「学力検査を重視」の枠で選びます。

札幌南高校は、傾斜配点(教科によって点数を重くする仕組み)の予定がありません。5教科を100点ずつで数え、バランスよく得点する準備が合う入試です。

中1・中2の評定は2倍、中3の評定は3倍で内申315点に入ります。当日点と同じくらい、これまでの通知表が大切な入試です。

この記事でわかること
  • 選抜のしくみ(70%・15%・15%の三つの枠)
  • 内申315点の計算方法と相関表の見方(計算例つき)
  • 札幌南高校の倍率・受検者数の3年間の推移(令和6〜8年度)
  • 令和9年度の入試日程と出願変更のタイミング
  • 科目別の対策と、過去問の使い方
  • 中1〜中3の学習スケジュール
  • 併願・出願変更の考え方とよくある質問(6問)

札幌南高校の入試の基本データ

項目内容
学校名北海道札幌南高等学校
所在地札幌市中央区南18条西6丁目1-1(学校サイトより)
校訓堅忍不抜・自主自律(学校サイトより)
課程・学科全日制・普通科
学区(道教委の報告書の区分)石狩
募集人員(令和6〜8年度)各年度320人(令和9年度の募集人員は、2026年11月時点で公表されていません)
推薦入学者選抜実施しない(学校裁量の一覧で推薦枠は「-」。全員が一般入学者選抜で受検します)
学力検査国語・数学・社会・理科・英語の5教科。各教科100点・解答時間50分(傾斜配点の予定なし)
面接・実技実施予定なし(学校裁量の一覧に項目の記載なし)
入学検定料(全日制)2,200円(道教委の手引)

札幌南高校の公式サイトには、「受検生の皆様へ」のページに求める生徒像が書かれています。「高い志と旺盛な好奇心を備え、さらなる高みを目指そうとする人」「自由な校風のなかで、文武において切磋琢磨し、自らを磨き高めていこうとする人」「自分の道は自分で切り拓き、目標に向かって最後まで諦めずにやり抜こうとする人」の3点です。入試の点数だけでなく、入学後の過ごし方まで考えて志望校を決めると、受験勉強の続け方も安定します。公式サイトには、探究活動「minaminQ」や「六華ゼミ」、進路状況(国公立・医学科・私立の結果報告)のページもあります。

先に知っておきたい注意
この記事の倍率は、道教委の「入学者選抜状況報告書」にある第1次選抜の倍率(受検者数÷募集人員を小数第1位まで)です。たとえば札幌南高校の令和8年度は、409÷320を計算すると約1.28になり、報告書には1.3倍と載っています。県によって倍率の定義は違うため、他の都道府県の倍率と数字だけで比べないでください。

選抜のしくみ:70%・15%・15%の三つの枠

北海道の道立高校の一般入学者選抜は、個人調査書(内申)、学力検査の成績、面接・実技を行う場合はその結果、これらをあわせて評価します。ただし「出欠の記録」は選抜の資料に使わないと、実施要項に書かれています。

合格者の決め方は、募集人員を三つに分けて行います。実施要項の原文にそって整理すると、次の表のとおりです。

枠割合見るもの
①相関表の枠募集人員の70%程度個人調査書の「各教科の評定」と学力検査の成績を同等に扱って選ぶ。最初にこの枠で選抜する
②調査書重視の枠募集人員の15%程度①で合格にならなかった人を対象に、個人調査書の内容や面接等を重視して選ぶ
③学力検査重視の枠募集人員の15%程度①で合格にならなかった人を対象に、学力検査の成績を重視して選ぶ

②と③を行う順番は、高校長の判断とされています。また、②と③では、学力検査の成績に0.63をかけて満点を315点に直してから選びます(500×0.63=315)。評定側の満点が315点なので、評定と学力検査を同じ土俵にそろえるための換算です。

令和9年度の学校裁量の一覧によると、札幌南高校は③の学力検査重視の枠で「学力:評定=10:0」、②の調査書重視の枠で「評定:学力=6:4」と示されています。③は、評定を使わず学力検査の成績だけで見るという意味です。②は、評定を6、学力検査を4の割合で見ながら、重視する項目として「特別活動の記録」と「総合所見等」が挙げられています。

三つの枠を読み解くコツ
①の枠は全体の約7割です。つまり、評定と当日点の「両方がそろっている」ことが、合格に近い形です。②③は約3割で、どちらかに強みがある人の受け皿になります。ただし、各枠の合格ラインや、何人が②③で合格したかは、公表されていません。

札幌南高校の配点と、評定との組み合わせ方

学力検査は、国語・数学・社会・理科・英語の5教科で、解答時間は各50分、配点は各教科100点の500点満点です。道教委の実施要項では、特定の教科に比重をかける傾斜配点を行うことができ、その場合は1〜3教科・倍率1.5〜2倍とされています。令和9年度の学校裁量の一覧では、札幌南高校の傾斜配点の欄は空欄です。つまり、5教科を同じ重さで数えます。

教科配点解答時間
国語100点50分
数学100点50分
社会100点50分
理科100点50分
英語100点(聞き取りテストを含む)50分(聞き取りの時間を含む)
合計500点―

傾斜配点がない入試では、1教科だけが突出した人より、5教科の弱点が少ない人のほうが、合計点が安定します。得意教科で貯金をつくる考え方もありますが、苦手教科を平均点のあたりまで引き上げる効果のほうが大きい場合が多いです。

計算例(数字は仮の例です)
国語70点・数学65点・社会60点・理科55点・英語68点の人の合計は318点です。相関表では学力検査の「10」の段階(320〜301点)に入ります。もし理科が55点から65点に上がると合計は328点で、段階は「9」になり、1段階上がります。1教科10点の積み重ねが、相関表の1段階に当たる20点につながります。

内申315点の計算方法:中1・中2は2倍、中3は3倍

道教委の個人調査書の記入方法は、次のとおりです。まず、各学年の9教科の評定(5段階)を合計します。これが「ア」です。次に、中1と中2は「ア」を2倍、中3は「ア」を3倍にして「イ」とします。3学年の「イ」を足し合わせたものが「ウ」で、最高315点・最低63点です。

学年9教科の評定の合計(ア)かける数イ(満点)
中学1年最高45点2倍90点
中学2年最高45点2倍90点
中学3年最高45点3倍135点
合計(ウ)――315点
札幌南高校の内申と学力検査の点数の内訳
図2 内申315点と学力検査の点数の内訳

この表のとおり、中1・中2のイは90点ずつ、中3のイは135点です。315点のうち、中3の評定が約43%、中1と中2が約29%ずつを占めます。中1の1学期から評定が入るため、「中3になってから頑張る」だけでは取り返しにくい部分があります。逆に、中3の評定は3倍なので、中3の1年間で評定を上げる効果は大きいです。

計算例(数字は仮の例です)
中1の9教科の合計が36点、中2が38点、中3が40点の人の場合。36×2=72、38×2=76、40×3=120。足すと268点(315点満点)です。相関表では評定の「C」の段階です。もし中3の評定が40点から43点に上がると、129点になり、ウは277点で、段階は「B」になります。中3で評定の合計が3点上がると、内申は9点上がります。
中3の評定は「出願の時点」の状況です
実施要項の調査書の記入方法では、第3学年の評定は「出願の時点における学習状況を踏まえて記入する」とされています。出願は1月です。どの定期テストや提出物までが評定に反映されるかは、中学校によって説明が違います。3学期の取り扱いを含め、中3の秋までに担任の先生へ確認しておくと安心です。

札幌南高校を目指す中3の保護者の方へ

内申(評定)と当日点のどちらを先に伸ばすか、今の成績をもとに一緒に整理します。保護者の方だけのご相談もできます。

中3の学習相談をする(無料)LINEで聞く →

相関表の読み方:評定A〜M・学力1〜25

①の枠(約70%)では、相関表という二次元の表で、評定と学力検査の両方を見ます。実施要項では、評定は縦軸、学力検査の成績は横軸にとり、評定は20点ごとに上から「A」「B」「C」…の段階に、学力検査は20点ごとに左から「1」「2」「3」…の段階に分けると決められています。最後の評定の段階「M」は75点以下、最後の学力検査の段階「25」は20点以下です。実施要項の例では、評定Aが315〜296点、Bが295〜276点、Cが275〜256点、学力検査の1が500〜481点、2が480〜461点、3が460〜441点と示されています。この規則を延ばして、段階ごとの点数をまとめると次のようになります。

評定の段階評定の合計(ウ)
A315〜296点
B295〜276点
C275〜256点
D255〜236点
E235〜216点
F215〜196点
G195〜176点
H175〜156点
I155〜136点
J135〜116点
K115〜96点
L95〜76点
M75点以下
学力検査の段階当日点(500点満点)
1500〜481点
2480〜461点
3460〜441点
4440〜421点
5420〜401点
6400〜381点
7380〜361点
8360〜341点
……
2440〜21点
2520点以下

評定の段階と学力検査の段階が交わるマス(たとえば「評定C・学力4」)ごとに、受検者が何人いるかを数え、高校が合格とするマスの範囲を決めます。実施要項の留意事項には、相関表は推薦入学者選抜の合格内定者を除いて作ることが書かれています。札幌南・札幌北・札幌西は推薦入学者選抜を行わないので、この点は直接関係しません。

相関表で覚えておきたい2つのこと
(1)合格のラインは「点数の合計」ではなく「マスの位置」で決まるため、内申が高ければ当日点が少し低くても、当日点が高ければ内申が少し低くても、同じ合格圏に入る場合があります。(2)どのマスまでが合格かは、毎年の受検者の分布で変わり、公表されていません。「何点取れば安全」という数字は、公式には存在しません。

札幌南高校の倍率・受検者数の推移(令和6〜8年度)

次の表は、道教委の「入学者選抜状況報告書」にある札幌南高校の第1次選抜の数字です。募集人員は3年とも320人、第1次の合格者数も3年とも320人でした。

年度(入試の実施年)募集人員出願者数受検者数倍率第1次の合格者数募集人員を超えた受検者数
令和6年度(2024年3月)320382人379人1.2倍320人59人
令和7年度(2025年3月)320415人412人1.3倍320人92人
令和8年度(2026年3月)320412人409人1.3倍320人89人
札幌南高校の倍率のうごき(令和6〜8年度)
図1 札幌南高校の倍率のうごき(令和6〜8年度)

受検者数は379人→412人→409人と、令和6年度から7年度にかけて増え、令和8年度はほぼ同じ水準でした。倍率は1.2倍から1.3倍へ上がり、1.3倍にとどまっています。令和6年度は札幌市内の同系統の学校と比べて受検者が少ない年でしたが、令和7・8年度は400人台です。

倍率の数字は、その年の中3生の人数、同じ市内の他校の人気、出願変更の動きなど、いくつもの要因で動きます。前年の倍率が低かったからといって、翌年も同じとは限りません。倍率が1.2倍なら、募集人員を超える受検者は60人ほど、1.5倍なら150人ほどになります。倍率は「入りやすさ」の目安ではなく、「合格のために必要な準備の量」をとらえる参考として読んでください。

令和9年度の数字は、まだありません
令和9年度の志願状況は、2027年1月25日(月)10:00に全道の出願状況として発表される予定です。今の時点(2026年11月)で言えるのは、令和6〜8年度の実績だけです。

令和9年度(2027年度)の入試日程

日程は、道教委の入学者選抜の手引と実施要項にもとづいています。一般入学者選抜の学力検査は2027年3月3日(水)です。

日付(令和8〜9年)内容ひとこと
12月4日(金)出願情報のウェブ申請の入力が始まる。普通科の隣接学区等就学承認申請の期限(正午)学区の外から出願する場合の手続きです。承認・不承認の通知は12月11日(金)までに行われます。
1月18日(月)〜1月21日(木)出願書類の受付(9:00〜16:30。21日は12:00まで)入力の期限は1月21日(木)です。
1月25日(月)10:00全道の出願状況の発表道教委のウェブページで公表されます。
1月26日(火)〜2月1日(月)出願変更の受付(土曜・日曜を除く。9:00〜16:30、1日は16:00まで)出願変更は1回だけできます。
1月28日(木)出願変更の中間発表(各高校の掲示は16:30、全道は当日中)中間発表は「倍率」の欄までです。
2月10日(水)10:00出願変更後の最終発表ここで最終の倍率がわかります。
2月12日(金)〜2月17日(水)正午中学校長が個人調査書を高校へ送る調査書は中学校が作って高校へ送ります。受検生が直接出すものではありません。
3月3日(水)学力検査(国語・数学・社会・理科・英語)1日で5教科を行います。
3月4日(木)面接・実技(行う学校だけ)学校ごとの実施は学校裁量の一覧で決まります。
3月10日(水)追検査感染症などで3月3日に受けられなかった人が対象です。
3月16日(火)10:00合格発表当該高校のウェブページに受検番号が掲載されます。
3月19日(金)〜3月23日(火)第2次募集の出願(合格者が募集人員に満たないとき)発表は3月18日(木)です。

学力検査の当日の時間割は、次のとおりです。解答に使う時間は各教科50分で、最初の5分間で注意事項の説明と問題用紙の配付を行います。英語の聞き取りテストの時間は、第5部の検査時間の中に含まれます。

部教科検査時間
第1部国語9:20〜10:15
第2部数学10:35〜11:30
第3部社会11:50〜12:45
第4部理科13:35〜14:30
第5部英語14:50〜15:45

午前に国語・数学・社会、昼食をはさんで午後に理科・英語という流れです。持ち物は、受検票、鉛筆(シャープペンシルを含む)、消しゴム、分度器のついていない定規、コンパス、鉛筆削り、上履き、昼食です。計算機、携帯電話(スマートフォンを含む)、辞書機能付時計、スマートウォッチなどは持ち込めません。

科目別の対策と、過去問の使い方

道教委の令和8年度の報告書には、全日制全体の受検者(19,773人)の教科別平均点が載っています。学校ごとの平均点や合格最低点は載っていません。そのため、ここで示す平均点は北海道全体の目安であり、札幌南高校の合格ラインではありません。

教科令和7年度の平均点令和8年度の平均点増減
国語56.950.2−6.7
社会50.052.6+2.6
数学49.153.7+4.6
理科41.152.4+11.3
英語49.150.1+1.0
5教科合計246.2258.9+12.7

平均点は、年度ごとに大きく動きます。理科は令和7年度の41.1点から令和8年度は52.4点へ、国語は56.9点から50.2点へ動きました。教科ごとの得点の上下は、問題の難しさによっても変わります。1年分の平均点だけで「この教科は簡単」と決めず、過去数年分を解いて、自分の得点の幅を確認してください。

出題の方針(道教委の実施要項より)

  • 全教科で、基礎的・基本的な知識・技能とともに、思考力・判断力・表現力等もバランスよく出題する。
  • 北方領土に関する内容を出題する。
  • 問題用紙と正答表は、検査終了後に外部へ配付したり校内に掲示したりしてよいとされている。

令和8年度の学力検査問題等研究協議会では、各教科について次のような意見が出されています。これは問題の傾向をつかむ手がかりになります。

教科研究協議会の主な意見(要約)準備のヒント(学習の進め方の一例)
国語知識・技能と思考力等の問題がバランスよく出題された。記述式の文字数や、目的や意図に応じて文章を整える力をみる出題の工夫が望まれる。文章を読んだあとに、自分の言葉で40〜60字程度にまとめる練習を週に数回行う。答えの根拠となる本文の言葉に線を引く習慣をつける。
数学日常の事象を数理的にとらえる問題や、数学の事象から問題を見いだす問題が出題された。数学的な表現を用いて論理的に説明する力も求められる。計算・方程式・関数・図形の基本問題を速く正確に解けるようにしたうえで、「なぜそうなるか」を言葉や式で書く練習をする。
社会基礎的・基本的な知識・技能を問う問題が出題された。史資料の活用など、出題形式の工夫が望まれる。用語の暗記だけでなく、地図・グラフ・年表・史料を読み取り、前後関係や理由を説明する練習をする。
理科知識・技能と思考力等の問題がバランスよく出題された。科学的に探究するために必要な力をみる出題が続けられる。実験の手順、結果の表やグラフの読み取り、変化の理由を説明する問題に慣れる。
英語聞いたり読んだりして得た情報を踏まえ、事実や自分の考え・気持ちを書いて表現する力をみる出題が続けられる。リスニングを毎日短時間でも聞く。読んだ内容や自分の考えを、英文で数文書く練習をする。

札幌南高校は傾斜配点がありません。5教科とも同じ100点なので、苦手な教科を放置せず、全教科を平均より上に保つことが大切です。③の枠は学力検査の成績だけで見る(学力:評定=10:0)ため、学力検査の得点がそのまま力になります。

過去問の使い方

過去問は、道教委が公開している学力検査問題と正答表を使います。道教委の「高等学校入学者選抜情報」のページには、「道立高等学校入学者選抜学力検査問題の二次利用について」という項目があり、問題の取り扱いの案内が載っています。過去問を使うときは、次の順番で進めると、時間の使い方が安定します。

  1. 中3の夏まで:1年分を、時間を計らずに解く。解けない単元を一覧にする。
  2. 9〜11月:教科ごとに、50分を計って解く。間違えた問題は、どの単元で、なぜ間違えたかをノートに書く。
  3. 12〜1月:1日で5教科を、本番と同じ時間割(9:20開始)で通して解く。昼食と休憩の時間も本番にそろえる。
  4. 2月:新しい問題集に手を広げず、間違えたノートと過去問の見直しを中心にする。
採点のコツ
記述式の問題は、自分で採点すると甘くなりやすいです。正答表と見比べ、部分点がつく条件を確認してください。学校の先生に見てもらうと、書き方の癖に気づけます。

中1〜中3の学習スケジュール

評定は中1から入試に使われます(中1・中2は2倍、中3は3倍)。そのため、学習計画も中1から考えると無理がありません。次の表は、道教委の日程と評定の計算方法をもとにした、目安のスケジュールです。

時期やること入試とのつながり
中1〜中2(通年)定期テストの準備を2週間前から始める。提出物を期限どおりに出す。授業のノートを整える。中1・中2の評定は2倍されて、内申315点のうち180点分を占める。
中2の3学期〜春休み1・2年の苦手単元(英語の文法、数学の文字式・方程式・関数)を見直す。中3の学習の土台になる。
中3の4〜7月部活動と両立しながら、定期テストで評定を上げる。夏までに学校の行事・見学の日程を確認する。中3の評定は3倍。最高135点分を占める。
中3の夏休み1・2年の範囲を5教科で総復習。過去問を1年分、時間を計らずに解く。学力検査の範囲は中学校の学習全体。
中3の9〜11月過去問を教科ごとに時間を計って解く。苦手な単元をつぶす。出願の時点の学習状況が評定に反映される。
中3の12月隣接学区等就学承認申請(該当する人は12月4日正午まで)。過去問を通しで解く。出願情報の入力は12月4日から。
中3の1月出願(1月18日〜21日)。出願状況の発表(25日)、出願変更(26日〜2月1日)の判断。中間発表は28日、最終は2月10日。
中3の2月過去問と間違いノートの見直し。体調管理。調査書は中学校から高校へ送られる(2月12日〜17日)。
3月3日学力検査(5教科)。合格発表は3月16日(火)10:00。

併願と出願変更の考え方

道立高校の一般入学者選抜では、出願できる学科は1つの高校の1つの学科です。第2志望・第3志望は、2以上の学科がある高校で、同じ課程の他の学科を併せて希望する場合に使う制度です。札幌南高校は普通科のみ(学校裁量の一覧には普通科の1行だけ)なので、同じ高校内での第2志望はありません。

出願後に志望校を変えたいときは、出願変更が1回だけできます。受付は2027年1月26日(火)から2月1日(月)です。出願変更の受付中には、1月25日に全道の出願状況、1月28日に中間発表(倍率の欄まで)が出ます。2月10日には最終発表です。

時点公表される内容使い方の注意
1月25日(月)全道の出願状況学校ごとの出願者数と倍率の目安が出る。確定の数字ではない。
1月28日(木)出願変更の中間発表出願変更の途中経過。この日以降も変更の受付は続く。
2月10日(水)出願変更後の最終発表最終の倍率。変更の期限は過ぎている。
倍率だけで決めないために
出願変更は1回だけで、やり直しはできません。倍率が下がった学校に変えたら、自分の評定と当日点に合っていない、ということもあります。担任の先生と、これまでの模試・テストの結果を見ながら、保護者の方と一緒に判断してください。

私立高校との併願については、私立の入試日程・併願のしくみが各校で異なります。公立高校の追加合格の際には、私立高校にも併願している人が公立高校へ入学する意思を持つ場合、3月18日(木)16:00までに私立高校へ連絡することが、実施要項に書かれています。私立高校の日程は、各校の募集要項で確認してください。当サイトの「北海道の私立高校入試2027|日程・推薦と一般・学費支援」の記事にも、日程の整理があります。

札幌市内の同系統の学校と、入試の仕組みを比べる

令和9年度の学校裁量の一覧にある、札幌南・札幌北・札幌西・札幌東の欄を並べると、次のようになります。いずれも全日制の普通科で、推薦入学者選抜は実施しません。

学校傾斜配点③学力検査重視の枠(学力:評定)②調査書重視の枠(評定:学力)面接・実技など
札幌南なし10:06:4(重視項目:特別活動の記録・総合所見等)記載なし
札幌北数学・英語を2.0倍9:16:4過年度卒の人に個人面接
札幌西なし10:06:4記載なし
札幌東なし8:26:4記載なし

どの学校も、②の枠の比は「評定:学力=6:4」で同じです。違いが大きいのは、③の枠と、傾斜配点の有無です。傾斜配点がある札幌北では、数学・英語の得点が合否の目安になる得点に大きく影響します。③の比が「10:0」の学校では、学力検査だけで見る枠がそのまま存在します。

よくある質問

Q. 札幌南高校は推薦入試で受けられますか。
A. 令和9年度の学校裁量の一覧では、札幌南高校の推薦枠は「-」で、推薦入学者選抜は実施しない予定です。全員が一般入学者選抜(学力検査は2027年3月3日)で受検します。推薦の可否は変更される場合があるため、中学校と高校の発表も確認してください。
Q. 内申(評定の合計)はどのように計算しますか。
A. 中1・中2は9教科の評定の合計を2倍、中3は3倍して足した数が、内申(調査書の評定の合計)です。最高は315点、最低は63点です。たとえば中1が36点、中2が38点、中3が40点なら、36×2+38×2+40×3=268点になります。
Q. 合格最低点やボーダーは公表されていますか。
A. 公表されていません。道教委の報告書には学校ごとの受検者数・合格者数・倍率は載っていますが、合格最低点や相関表の合格ラインは載っていません。札幌南高校についても、「何点あれば安全」という公式の数字はありません。
Q. 令和9年度の倍率はいつわかりますか。
A. 全道の出願状況は2027年1月25日(月)10:00に発表されます。出願変更の中間発表は1月28日(木)、最終発表は2月10日(水)10:00です。令和9年度の募集人員は、2026年11月時点では公表されていません。
Q. 札幌南高校の②の枠で重視される「特別活動の記録」「総合所見等」とは何ですか。
A. 個人調査書にある項目で、特別活動の記録は学級・生徒会の委員経験や学校行事の活動状況など、総合所見等は、奉仕活動、スポーツ活動・文化活動、資格・検定試験などの記録です。令和9年度の一覧では、②の枠でこの2項目が重視されると示されています。
Q. 札幌南高校は傾斜配点がありますか。
A. 令和9年度の学校裁量の一覧では、傾斜配点の欄は空欄で、予定はありません。5教科を各100点、合計500点で数えます。道教委の決まりでは、傾斜配点を行う場合は1〜3教科・倍率1.5〜2倍です。
Q. 中3の評定は、どの時点の成績が使われますか。
A. 実施要項の個人調査書の記入方法には、第3学年については「出願の時点における学習状況を踏まえて記入する」とあります。出願は2027年1月です。3学期の成績を使うかどうかを含め、中学校ごとに説明が異なる場合があるため、担任の先生に確認してください。

札幌南高校の内申・当日点の組み立てで迷っていませんか

中1からの評定と、これからの5教科の学習計画を一緒に整理します。まずは無料の学習相談をご利用ください。

中3の学習相談をする(無料)LINEで聞く →

まとめ:数字を知ったうえで、日々の積み重ねに戻る

札幌南高校の一般入試は、当日の学力検査500点と内申315点を、相関表で組み合わせて見る入試です。中1・中2の評定は2倍、中3の評定は3倍で入り、合格者の約70%は評定と学力検査を同じ重さで見る枠で決まります。倍率は令和6〜8年度に1.2倍・1.3倍・1.3倍でした。

  • まず、中3の評定を1点でも上げる。中3の評定は3倍されるので、効果が大きい。
  • 過去問は、解くだけでなく間違いノートにまとめ、同じ間違いを繰り返さない。
  • 出願変更は1回だけ。倍率だけでなく、評定・当日点・通学のしやすさを合わせて判断する。
  • 合格の最低点や相関表のラインは公表されていない。「点数の安全圏」を探すより、弱点を1つずつ減らす。

最新の情報は、北海道教育委員会の発表と、通っている中学校の説明で確認してください。

出典(公式資料)

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