各務原西高校は、各務原市にある県立の全日制普通科(単位制)の高校です。令和8年度の普通科の倍率は1.11倍で、調査書と学力検査の比率は3:7です。
2027年度(令和9年度)の第一次選抜は、3月3日(水)に学力検査、3月12日(金)午前9時に合格発表です。岐阜県の公立高校の全日制は、「前期・後期」ではなく、第一次選抜と第二次選抜の2段階で行われます。各務原西高校の普通科の令和8年度の倍率は1.11倍(昨年度は1.29倍)でした。
🏫 岐阜県立各務原西高等学校とはどんな学校?
各務原西高校は、1983年(昭和58年)4月に開校した県立高校です。1996年(平成8年)度に、岐阜県で初めての全日制普通科の単位制高校になりました。学校は「規律ある進学型単位制高校」を掲げています(学校の公式サイトによる)。
校訓は、「好学時習」(高い目標をもち、自ら進んで学ぶこと)、「質実剛健」(素朴さを大切にし、体と心を鍛えること)、「互敬友愛」(敬う心を育て、友情を深めること)の3つです。各校訓を実践するための生活訓が、校訓ごとに2つずつ、教室に掲げられています。
教育目標は、生徒一人ひとりを大切にして全人的な発達を図り、学ぶことを愛する心や豊かな情操、健全な心身を養うことです。個性を伸ばして自己実現の力を培い、国家・社会の担い手や国際社会に貢献できる人材を育てる、とされています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 岐阜県各務原市那加東亜町24番地の1 |
| 行き方 | 名鉄各務原線「新那加駅」、JR高山本線「那加駅」から、どちらも徒歩約7分(学校の公式サイトによる) |
| 学科 | 全日制 普通科(単位制) |
| 令和8年度の募集人員 | 280人(普通科) |
| 調査書:学力検査の比率(令和9年度) | 3:7 |
| 独自検査を含む選抜(令和9年度) | 普通科は、独自検査を含む選抜なし |
| 令和8年度の倍率 | 1.11倍(昨年度 1.29倍) |
※所在地・行き方・校訓・教育目標・単位制は各務原西高校の公式サイト、募集人員・出願者数・倍率・比率・独自検査は岐阜県教育委員会の資料によります。
🔥 倍率のうごき(令和6〜8年度)
各務原西高校の普通科の倍率は、令和6年度が1.09倍、令和7年度が1.29倍、令和8年度が1.11倍です。出願者数は306人、310人、311人とほとんど同じですが、募集人員が280人、240人、280人と変わったため、倍率が動いています。
| 令和6年度 | 令和7年度 | 令和8年度 | |
|---|---|---|---|
| 募集人員 | 280人 | 240人 | 280人 |
| 出願者数(志願変更後) | 306人 | 310人 | 311人 |
| 倍率 | 1.09倍 | 1.29倍 | 1.11倍 |
※倍率は、県の資料にあるとおり「出願者数 ÷ 募集人員」です。第一次選抜の志願変更の締切時点の数字で、普通科の行にあたります。独自検査を含む選抜の人数は、この募集人員と出願者数に含まれています(県の資料の注による)。

💡 倍率1.11倍は、どう読めばいい?
岐阜県の倍率は、志願変更が終わった時点の出願者数を、募集人員で割った数字です。出願の受付後、2月12日〜16日(令和9年度)に、志望先を1回だけ変更できます。そのため、出願の締切の時点の倍率と、最終の倍率は、同じではありません。倍率を見るときは、「いつの数字か」を確かめましょう。
令和7年度の1.29倍は、募集人員が240人に減った年の数字です。令和8年度は、募集人員が280人に戻り、倍率は1.11倍になりました。ここからは推測です。出願者数は3年とも300人あまりで大きく変わらないので、この学校は募集人員の増減が、倍率に大きく効いています。募集人員は、県の発表で必ず確かめましょう。
令和8年度の第一次選抜の学力検査は、受検者が12,366人で、5教科(500点満点)の平均は約298点でした(県の成績概要による)。倍率が1倍に近い学校でも、学力検査の点数は調査書の評定と合わせて見られます。倍率の数字だけで志望校を変えず、中3の評定と当日の5教科の得点を上げることを考えましょう。
では、いまの進め方で届きますか?
📝 2027年度(令和9年度)の日程と、合否の決まり方
| 選抜 | 主な日程 |
|---|---|
| 第一次選抜(全日制の中心) | 出願(WEB)2月5日(金)正午〜2月10日(水)正午/志願変更 2月12日(金)午前9時〜2月16日(火)正午/調査書の提出 2月17日(水)〜18日(木)/学力検査 3月3日(水)(一部の高校は3月4日(木)も)/追検査の申請 3月5日(金)正午まで/追検査 3月9日(火)(一部は10日(水)も)/合格発表 3月12日(金)午前9時 |
| 第二次選抜 | 第一次選抜で定員に満たなかった学科だけで行われます。出願 3月13日(土)午前9時〜15日(月)午後4時/志願変更 3月16日(火)午前9時〜正午/検査 3月18日(木)/合格発表 3月23日(火)午前9時 |
※日程は、県の「令和9年度入学者選抜要項」によります。出願はインターネット(WEB出願システム)で、入学考査料は2,200円です。
第一次選抜の学力検査は、国語・数学・英語・理科・社会の5教科です。各100点、合計500点で、1教科50分です。3月3日の時間割は、国語 9:20〜、数学 10:30〜、英語 11:40〜、昼食をはさんで、理科 13:20〜、社会 14:30〜です(要項による)。英語には放送問題があります。
合否は、調査書と学力検査(標準検査)の結果で、総合的に審査されます(要項による)。調査書の評定は、中1と中2の評定の合計に、中3の評定の合計を2倍した数を足して使います。9教科を5段階で評価するので、満点は45+45+90=180点です。
調査書と学力検査の重さ(比率)は、7:3、6:4、5:5、4:6、3:7の5種類から、高校ごと・学科ごとに決められます。各務原西高校の普通科は、令和9年度の実施概要一覧で3:7(調査書:学力検査)とされています。調査書が3割、学力検査が7割です。5種類の比率のなかで、学力検査の割合が大きい側の端にあたります。当日の5教科の点数の比重が大きい学校です。
計算の例です。合格ラインではありません。県は、調査書と学力検査をどう合算するかの式を公表していません。ここからは推測です。比率をそのままあてはめて、合計を1,000点に直すと、次のような目安になります。中1の評定の合計が36、中2が37、中3が40なら、評定は36+37+40×2=153点(180点満点)です。学力検査が5教科で380点(500点満点)なら、1,000点満点で見たとき、評定の分が約255点、学力検査の分が約532点で、合計は約787点です。
この目安で見ると、中3の評定の合計が1つ上がると評定は2点増え、約3.3点の上積みです。学力検査の合計が10点上がると、約14点の上積みです。つまり、中3の評定が1つ上がることは、学力検査の合計が約2.4点上がることと、同じくらいの重さになります。評定は中3の定期テストと提出物で、学力検査は過去問と模試で上げます。両方を並べて進めましょう。
※比率は県の発表のとおりです。1,000点への換算は、わかりやすくするための例であり、県の公式の計算式ではありません。
🎯 独自検査を含む選抜とは(推薦・特色にあたるもの)
岐阜県の全日制には、前期選抜や推薦入試にあたる「別の日の選抜」はありません。かわりに、第一次選抜のなかで、一部の学科が独自検査を含む選抜を行います。独自検査は、面接・小論文・実技検査・自己表現のうちから校長が選びます。独自検査を含む選抜の募集人員は、学科の入学定員の30%が上限です(県の要項による)。
独自検査を受ける人も、標準検査(5教科の学力検査)を受けます。合格者は、まず独自検査を受けた人を対象に、調査書・標準検査・独自検査の結果で審査して決めます。残りの人は、調査書と標準検査の結果で審査します(要項による)。つまり、一般の受検者の多くは、調査書と5教科の学力検査で判定されると考えてください。令和8年度は、全日制の県立40校94学科(群)が独自検査を実施し、評価する分野は、体育的活動が39校、文化的活動が22校でした(県の入学者選抜の概要による)。
各務原西高校の普通科は、令和9年度の実施概要一覧で、独自検査を含む選抜は行われません。普通科は、調査書と5教科の学力検査(標準検査)で判定されます。同じ学校のビジネス科などには、独自検査を含む選抜の枠があります。受ける学科の条件は、県の選抜要件の一覧で確かめましょう。
🌸 単位制の学びと、校風
学校の公式サイトには、普通科の教育課程として、国語、地理歴史、公民、数学、理科、英語、保健体育、芸術、家庭、情報などを中心に学び、大学等への進学を目標とすることが書かれています。専門学科のような専門科目は開いていません。
単位制により、2年次から進学の希望に合わせて学ぶ科目を選べます。音楽・美術・書道などの芸術科目を多く学ぶこともできます。国公立大学を志望する場合は、主要5科目をまんべんなく学ぶ必要がある、と説明されています。
選択科目が多いため、ほとんどの授業が20人から30数人の規模で行われます。英語・数学・古典では、学力のレベルに合わせて授業を分けています。
校内外には約50本のソメイヨシノがあり、樹齢は40〜60数年です。桜は校章・校樹で、校歌にも歌われています(学校の公式サイトによる)。
🎯 3:7の比率で、どう準備するか
各務原西高校の普通科は、調査書:学力検査が3:7です。県が決める5種類の比率のなかで、学力検査の割合が大きい側の端にあたります。調査書も使われますが、当日の5教科の点数が合否に大きく効く形です。
このため、中3の夏から冬にかけて、5教科の過去問を時間を計って解く量を増やしましょう。令和8年度の平均点が46点と低めだった数学は、計算と小問を取り切ることを先にすると、点数が伸びます。英語(55点)は、放送問題と長文の要点つかみを毎日少しずつ続けます。
評定も大切です。中3の評定の合計が1つ上がると、調査書の評定は2点増えます。定期テストと提出物を手を抜かずに続けることで、当日の点数との合計で有利になります。
📚 科目別の出題の形と対策
岐阜県の第一次選抜の学力検査は、全校で同じ問題です。下の平均点は、令和8年度の成績概要(県教育委員会)によります。5教科の平均は約298点で、教科別では、国語72点、数学46点、英語55点、理科63点、社会60点でした。出題の意図は、県教育委員会が公表した説明にもとづいて書いています。
令和8年度の平均点は72点(令和7年度は77点)でした。90点以上の人が17.7%で、5教科のなかでは点数が高めに分布しています。県は、文章の展開に即して内容をとらえてまとめる力、注釈にもとづいて漢文を読み取る基礎的な力、場面に即して文をまとめる力、与えられたテーマについて自分の考えを書く力をみようとした、と説明しています。
▼ 勉強法
漢字・文法・古文の基本を毎日少しずつ続けます。文章問題は、段落ごとに一文でまとめる練習をすると、まとめる問題に強くなります。最後の自分の考えを書く問題は、理由を1つ入れて2〜3文で書く練習が役立ちます。
▼ 使う教材
岐阜県の過去問(県教育委員会のホームページで公開)→ 学校のワークの記述問題
令和8年度の平均点は46点(令和7年度は50点)で、5教科のなかで低めの点数でした。90点以上の人は4.2%です。県は、数量関係を式で表す力、グラフを使って考える力、二つの図形が相似であることの証明、ある事象を探究する力をみようとした、と説明しています。
▼ 勉強法
前半の計算と小問を、ミスなく取り切ることが先です。証明は、型(仮定→根拠→結論)を決めて、毎週1題ずつ書きます。後半の問いは、最後まで解き切るより、図をかいて途中の問いを確実に取る練習をします。
▼ 使う教材
岐阜県の過去問 → 教科書の章末問題と標準問題集
令和8年度の平均点は55点(令和7年度は56点)でした。放送問題が含まれます。県は、場面に合った適切な応答、情報を整理して概要を把握する力、まとまりのある英文の要点をつかむ力、身近な話題で自分の考えを書く力をみようとした、と説明しています。
▼ 勉強法
聞き取りは毎日10分でも続けます。長文は、段落ごとに要点を日本語で一言メモしながら読みます。最後の自分の考えを書く問題は、短い英文を3〜4文書く練習で身につけます。
▼ 使う教材
岐阜県の過去問(放送問題の音声つき)→ 教科書本文の音読
令和8年度の平均点は63点(令和7年度は64点)でした。県は、蒸留に関する実験を取り上げ、基礎的・基本的な内容の理解と、自分の考えを適切に表現する力をみようとした、と説明しています。
▼ 勉強法
用語の暗記に加えて、実験の手順と結果から考える問題に慣れます。計算は式を書いて単位まで確かめます。「なぜそうなるか」を1文で書く練習をすると、記述問題に強くなります。
▼ 使う教材
岐阜県の過去問 → 教科書の実験・観察のまとめ
令和8年度の平均点は60点(令和7年度は63点)でした。70点台にいる人が16.4%、60点台が16.0%で、中間の点数に集まる形です。
▼ 勉強法
地図・グラフ・年表は、資料から読み取る練習を重ねます。歴史は、できごとの順番と理由をセットで覚えます。公民は、用語を自分の言葉で説明できるようにしましょう。
▼ 使う教材
岐阜県の過去問 → 地図帳と歴史の年表
🤝 公立と、私立の併願
岐阜県の公立高校は、1校1学科が原則で出願します(同じ学校のほかの学科を第2・第3志望にできる場合があります)。そのため、「公立を2校受ける」ことはできません。第一次選抜の合格発表は3月12日で、不合格のときは、第二次選抜(出願は3月13日〜15日)に進むことができます。
私立高校の入試日程や、入学手続きの期限は、学校ごとにちがいます。公立の合格発表の前に手続きの期限が来る場合もあるので、先に各校の募集要項で確認しておきましょう。岐阜県の入試のしくみは岐阜県公立高校入試2027の日程と仕組みに、難関校の比較は岐阜の難関公立高校の比較にまとめています。
🗓️ 学年別・合格までのスケジュール
| 時期 | 取り組み |
|---|---|
| 中1〜中2 | 岐阜県の調査書の評定は、中1・中2の評定の合計に、中3の評定の合計を2倍して足す形です。中1・中2の評定も入試に使われるので、定期テストと提出物を大切にする |
| 中3 春〜夏 | 1学期の定期テストと提出物で評定をとる(中3は2倍で数えられる)。夏休みに中1・中2の苦手単元をつぶし、模試で現在地を知る |
| 中3 9〜12月 | 2学期の評定を上げる。志望校の比率(3:7)を見て、「あと何点」を計算し、過去問を時間を計って解く。11月から12月に、特別な配慮の申請などの手続きがある人は、中学校の先生に相談する。三者面談で、公立と私立の併願を決める |
| 中3 1〜2月 | 過去問と苦手の仕上げ。2月5日〜10日に出願(WEB)、2月12日〜16日が志願変更の期間 |
| 中3 3月 | 3月3日に学力検査、3月12日午前9時に合格発表。第二次選抜は、出願が3月13日〜15日、検査が3月18日、発表が3月23日 |
よくいただくご質問
Q. 倍率が1.11倍ですが、入りやすいと考えてよいですか?
A. 倍率は年によって動きます。各務原西高校の普通科は、令和7年度が1.29倍、令和8年度が1.11倍でした。倍率は志願変更が終わった時点の出願者数で決まるので、倍率の数字だけで安心せず、評定と5教科の得点の両方を準備しましょう。
Q. 面接はありますか?
A. 県の実施概要一覧では、各務原西高校の普通科の標準検査(学力検査と調査書による選抜)に、面接の印はありません。独自検査の内容は、次の質問のとおりです。第二次選抜では、面接が行われます(令和8年度の県の概要による)。
Q. 独自検査を含む選抜とは何ですか?
A. 岐阜県の全日制には前期選抜のような別の日の選抜はなく、第一次選抜のなかで一部の学科が独自検査を含む選抜を行います。各務原西高校の普通科は、令和9年度の実施概要一覧で、独自検査を含む選抜はありません。普通科は調査書と5教科の学力検査で判定されます。
Q. 調査書と学力検査は、どちらが大切ですか?
A. 各務原西高校の普通科は、令和9年度の比率が調査書:学力検査=3:7です。どちらも使われますが、学力検査の割合のほうが大きい比率です。調査書の評定は、中1・中2の合計に中3の合計を2倍して足すので、中3の評定が大切です。
※出典:各務原西高等学校の公式サイト「学校概要」「アクセス」、岐阜県教育委員会「令和9年度岐阜県公立高等学校入学者選抜要項」、「令和9年度岐阜県公立高等学校入学者選抜の実施概要一覧」、「第一次選抜の独自検査を含む選抜における選抜要件一覧」(令和9年度)、「令和8年度・令和7年度・令和6年度 第一次・連携型選抜 変更後出願者数」(各年度の志願変更の締切時点)、「令和8年度公立高等学校入学者選抜の成績概要」・「令和8年度入学者選抜の概要」(令和8年7月31日更新)(いずれも2026年10月12日に確認)。最新の情報は岐阜県教育委員会の入学者選抜のページと、各務原西高校の公式サイトでご確認ください。
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各務原西高校まで、いま何点足りないか
ご存じですか?
模試の結果や学校のテスト答案をお見せいただければ、各務原西高校の入試で合格ラインに届くまで何がどれだけ足りないかを、プロ講師が具体的にお伝えします。志望校が決まっている今こそ、そこから逆算した対策がいちばん効きます。
・答案を見て、つまずいている単元まで戻って指摘します
・残り期間から逆算した学習計画をその場でご提案します
・診断だけのご利用でも構いません。


