最終更新:2026年9月/倍率・入試のしくみは東京都教育委員会の公表資料、学校の情報は学校公式サイトと都教委「だから都立高」によります。
都立小台橋高校は、足立区小台にあるチャレンジスクールです。課程は定時制(単位制・昼夜間)で、午前部・午後部・夜間部の三部制です。全日制の高校ではありません。
入試に学力検査はなく、調査書(内申)も提出しません。学校所定の「志願申告書」と、当日の作文・面接を総合して合否が決まります。令和8年度の受検倍率は0.80倍、令和7年度は1.06倍でした。まずは学校説明会に行き、志願申告書に何を書くかを考え始めてください。
- 小台橋高校の基本データ(所在地・最寄り駅・課程・学科)
- 令和8年度・令和7年度の倍率と、その読み方
- チャレンジスクールの入試のしくみ(志願申告書・作文・面接)
- 偏差値や内申が「目安にならない」理由
- 足立区の中学生にとっての通学と位置づけ
- 学校説明会の日程と、2月までの準備
都立小台橋高校の基本データ
小台橋高校は、足立区小台にある都立高校です。全日制ではなく、昼夜間の定時制です。総合学科で、3つの系列から自分で科目を選んで学ぶ「単位制」の学校です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 東京都立小台橋高等学校 |
| 所在地 | 足立区小台2-1-31 |
| 最寄り駅 | 都電荒川線 小台駅 徒歩7分 日暮里・舎人ライナー 足立小台駅 徒歩10分 JR田端駅からバス10分 |
| 課程 | 定時制(単位制・昼夜間)/三部制(午前部・午後部・夜間部) |
| 学科・系列 | 総合学科/情報・ビジネス系列、アート・デザイン系列、人文・自然系列 |
| 都の指定 | チャレンジスクール/TOKYOデジタルリーディングハイスクール研究指定校(過去2年間) |
※出典:東京都立小台橋高等学校 公式サイト(トップ・特色)、東京都教育委員会「だから都立高」小台橋高等学校(公式)。
東京都の定時制・単位制の高校のうち、都が「チャレンジスクール」として入試のやり方を別に定めている学校です。令和9年度のチャレンジスクール入学者選抜実施要綱では、小台橋高校もその対象校の1つです。ほかにどの学校が対象かは、募集要項でご確認ください。入試は学力検査がなく、調査書も出しません。
小台橋の倍率:令和8年度は0.80倍、令和7年度は1.06倍
小台橋には推薦入試がありません。第一次募集(1学年相当)の倍率は、令和8年度が0.80倍で、令和7年度の1.06倍から下がりました。
| 年度・区分 | 募集人員 | 受検人員 | 受検倍率 |
|---|---|---|---|
| 令和8年度 1学年相当 | 260人 | 207人 | 0.80倍 |
| 令和8年度 2学年相当以上 | 15人 | 1人 | 0.07倍 |
| 令和7年度 1学年相当 | 260人 | 275人 | 1.06倍 |
| 令和7年度 2学年相当以上 | 15人 | 4人 | 0.27倍 |
※出典:東京都教育委員会「令和8年度東京都立高等学校入学者選抜受検状況」「令和7年度東京都立高等学校入学者選抜受検状況」(専門学科・定時制課程(単位制))(公式)。第一次募集の数字です。午前部・午後部・夜間部の3部を合わせた数で、部ごとの内訳は公表資料では確認できません。
中学3年生が受けるのは「1学年相当」の募集です。「2学年相当以上」は、高校を途中でやめた人などが対象の募集です。
令和7年度は受検者が募集をわずかに上回り、令和8年度は下回りました。1年で倍率がこれだけ動くので、「去年は低かったから」と準備を軽くするのはやめましょう。また、部ごとの倍率は公表されていないため、希望の部(午前・午後・夜間)によって状況がちがう可能性もあります。
チャレンジスクールの合否は、志願申告書・面接・作文を「総合した審査結果」で決まります。倍率が低い年でも、志願申告書が空欄に近い、面接で何も話せないといった状態では、合格は約束されません。
チャレンジスクールの入試:志願申告書・作文・面接
令和9年度のチャレンジスクールの入試は、次のように行われます(都教委「チャレンジスクール入学者選抜実施要綱」より)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学力検査 | なし |
| 調査書(内申) | 提出不要 |
| 提出する書類 | 学校所定の「志願申告書」 |
| 当日の検査 | 面接と作文 |
| 合否の決め方 | 志願申告書、面接、作文を総合した審査結果 |
| 第一次募集の検査日 | 令和9年2月21日(1学年相当) |
| 合格発表 | 令和9年3月1日 午前8時30分 |
※出典:東京都教育委員会「令和9年度 東京都立高等学校チャレンジスクール入学者選抜実施要綱」(公式)。出願の期間・方法は都立高校入試2027の仕組みと募集要項でご確認ください。配点の割合は要綱に書かれていません。
志願申告書:「これから何をしたいか」を自分の言葉で
志願申告書は、ふつうの都立入試の「自己PRカード」の代わりに出す書類です。書く内容は学校所定の用紙で決まります。用紙の入手方法を学校説明会や学校公式サイトで確認し、12月までに一度、下書きをしておくと安心です。
中学校でうまくいかなかったことがあっても、それを隠す必要はありません。大切なのは「小台橋で何を学びたいか」「そのために今どんなことをしているか」を具体的に書けることです。
作文と面接:志願申告書と話がつながっているか
ここからは推測です。面接では、志願申告書に書いた内容について質問されることが考えられます。書いたことと違う話をしてしまうと、印象がぶれます。書いたことを自分の口で1分くらいで説明できるように練習しておきましょう。
最初の1文で答えを書き、次に理由、そのあとに自分の体験を1つ、最後にもう一度まとめる。この型を決めておくと、テーマが何であっても書き始められます。週に1本、400字くらいを30分で書く練習から始めてください(字数と時間は練習の目安です)。
偏差値・内申が目安にならない理由
「小台橋高校 偏差値」で調べる方は多いのですが、結論から言うと、小台橋に偏差値の目安はありません。学力検査がなく、調査書も提出しないからです。家庭教師のトライの偏差値一覧にも、小台橋は載っていません。
同じ理由で、内申点(通知表の数字)も合否には使われません。中学校で欠席が多かった人、成績に自信がない人でも、志願申告書・作文・面接で自分を伝えることができます。
チャレンジスクールは、学ぶ意欲をもった生徒を志願申告書・作文・面接で選ぶ学校です。本人が「行きたい」と思えているかどうかが、面接でいちばん伝わります。まずは親子で説明会や授業公開に行き、本人が学校の雰囲気を自分の目で見ることをおすすめします。
学力検査のある都立高校の入試のしくみ(7:3の計算など)は、小台橋には当てはまりません。ほかの都立と比べたいときは都立高校入試2027の仕組みをご覧ください。
通学と、足立区の中学生にとっての小台橋
小台橋の最寄り駅は、都電荒川線の小台駅(徒歩7分)と、日暮里・舎人ライナーの足立小台駅(徒歩10分)です。日暮里・舎人ライナーは日暮里から見沼代親水公園までを結び、足立区の西部(江北・西新井大師西・谷在家・舎人など)を通るので、沿線からは乗り換えなしで足立小台駅まで行けます。
足立区の「中学校 学校情報データブック(令和8年度)」では、区立中学校30校のうち18校が、主な進学先の一覧に小台橋を挙げていました。区内の多くの中学校から進学者がいる学校です。
区内の中学校ごとの話は足立区の中学生の定期テスト対策と高校受験ガイドにまとめています。小台橋を主な進学先に挙げている中学校の例として、江北桜中、西新井中、入谷南中の記事もあわせてどうぞ。
学力検査のない全日制の都立高校としては、区内に都立足立東高校(エンカレッジスクール)があります。全日制で毎日決まった時間に通うか、三部制で自分に合う時間帯を選ぶか。本人の生活リズムに合わせて比べてみてください。
小台橋の学校生活:三部制・3つの系列・ゼミ
小台橋は「あなたの居場所がここにある」をかかげる学校です。学校公式サイトと「だから都立高」では、次のような特色が紹介されています。
- 三部制(午前部・午後部・夜間部)の定時制・単位制。総合学科
- 3つの系列:情報・ビジネス系列、アート・デザイン系列、人文・自然系列(国公立大学進学にも対応)
- ゼミナールでの課題研究・企画提案(3・4年次)
- 「学びなおし」から「大学進学」まで支援。ボランティア・自然体験・伝統芸能などの体験を重視
- ラーニングコモンズ、開放的な職員室、一人1台端末とMicrosoft365
- 令和6年4月に新校舎が完成。髪の色やメイクは自由。制服とジャージあり
- 部活動:ゴルフ、卓球、テニス、バスケットボール、軽音楽、ダンス、美術、演劇、吹奏楽、デジタルイラスト、伝統芸能、パソコンなど
卒業後の進路は、学校公式サイトに令和6年度・令和7年度の進路状況の資料が掲載されていますが、この記事では中身を確認できなかったため数字は書きません。何年で卒業するか、部をどう選ぶかも含めて、学校説明会で直接聞いてください。
学校説明会から2月までの準備
小台橋の準備は、学校を知る→志願申告書を書く→作文・面接を練習するの順番です。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 10〜11月 | 学校説明会に参加(10月31日(土)、11月8日(日))。授業公開(11月9日〜12日)も見学し、希望の部を考える |
| 12月 | 学校説明会(12月19日(土))。志願申告書の下書きをする。三者面談で受検を相談 |
| 1月 | 学校説明会(1月17日(日))。志願申告書を清書。作文を週1本書き、面接の練習を始める |
| 2月 | 書類提出(1月29日〜2月4日)。2月21日の検査に向けて、志願申告書の内容を声に出して確認 |
※学校説明会・授業公開の日程は東京都教育委員会「だから都立高」小台橋高等学校(2026年度)、入試日程は令和9年度チャレンジスクール入学者選抜実施要綱によります。参加の申し込み方法は学校公式サイトでご確認ください。
中1・中2のうちにできること
内申は合否に使われませんが、中学校での毎日がむだになるわけではありません。面接や作文で話せる「自分の体験」は、今の生活の中から生まれます。
- 興味のあることを1つ決めて続ける(部活・趣味・家の手伝いなど、何でもよい)
- 月に1回、あったことと考えたことを200字くらいで書いておく。作文の材料になる
- 学校に行きづらい時期があれば、担任の先生や相談できる大人に早めに伝える
私立高校や通信制と比べて考えたいときは、併願校は何校受けるべきも参考になります。
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まとめ
- 都立小台橋高校は足立区小台のチャレンジスクール。定時制(単位制・昼夜間)の三部制で、全日制ではない
- 入試は学力検査なし・調査書の提出なし。志願申告書・作文・面接の総合で決まる
- 第一次募集(1学年相当)の受検倍率は令和8年度0.80倍、令和7年度1.06倍
- 偏差値・内申は合否に使われない。説明会で学校を知り、志願申告書を早めに下書きする
- 区立中学校30校のうち18校が主な進学先に挙げている(区のデータブック)
- 日暮里・舎人ライナー足立小台駅・都電荒川線小台駅から通える


