茨城の難関公立高校8校対策|水戸第一・土浦第一・竹園の偏差値・倍率と勉強法

難関公立8校の合格戦略学校別 合格対策

最終更新:2026年9月/偏差値は民間の模試・情報サイトによる目安です。倍率・選抜方法は、茨城県教育委員会と各校の最新の公式情報で必ずご確認ください。

結論:茨城の難関校は「募集人数」と「A群に入る力」で考えます

茨城の難関公立8校は、偏差値の目安で水戸第一71〜73・土浦第一71〜72を頂点に、水戸第二の64〜65まで並びます。令和8年度は8校すべてで志願倍率が1倍をこえました。

水戸第一・土浦第一・日立第一は附属中学校があり、高校からの募集は161人と少なめです。倍率は、募集人数とセットで見てください。

合格には、当日点と内申の両方で上位に入る「A群」をねらう力が必要です。過去問は10月から、模試は受けたら72時間以内に見直す。この2つを9月から回します。

この記事でわかること
  • 難関公立8校の偏差値の目安と、令和8年度の志願倍率
  • 附属中がある学校の「募集人数」の見方
  • 並木中等教育学校は高校受験で入れるのか
  • 8校それぞれの特徴(公式サイトなどで確認できたこと)
  • 茨城統一テスト・茨城県模試の使い方
  • 実在を確認した過去問集と、使う順番
  • 9月から2月までの月別ロードマップと、偏差値帯別の勉強法

入試の日程、共通選抜・特色選抜のしくみ、内申の数え方、A群・B群の説明は、茨城県公立高校入試2027の日程と仕組みにまとめています。この記事では、難関校を目指す人の学校選びと勉強のしかたに集中します。

難関公立8校の偏差値の目安

8校の偏差値の目安は、水戸第一の71〜73を頂点に、日立第一(64〜66)・水戸第二(64〜65)までです。まず全体の位置関係をつかんでください。

学校(学科)所在地偏差値の目安附属中学校
水戸第一(普通)水戸市71〜73併設(2021年開校)
土浦第一(普通)土浦市71〜72併設(2021年開校)
竹園(普通・国際)つくば市68〜69―
竜ヶ崎第一(普通)龍ケ崎市67〜68併設(2020年開校)
緑岡(普通・理数)水戸市67―
土浦第二(普通)土浦市65〜66―
日立第一(普通・サイエンス)日立市64〜66併設(平成24年度開校)
水戸第二(普通)水戸市64〜65―

※偏差値の出典:家庭教師のトライ「茨城県 高校偏差値一覧」、みんなの高校情報、茨城県 高校偏差値ランキング・一覧 2026(いずれも民間サイト)。民間の模試・情報サイトによる目安で、サイトによって1〜2違います。公式のデータではありません。緑岡は3サイトとも67でした。附属中学校の出典:茨城県教育委員会「県立中高一貫教育校の学校概要」(公式)。「―」はこの一覧に記載がないものです。

注意:並木中等教育学校は、高校受験では入れません

つくば市の並木中等教育学校は、中学1年生から6年間学ぶ「中等教育学校」です。県の令和8年度の志願者数の一覧にのっておらず、高校段階の募集は行っていません。つくば周辺で上位校を目指すなら、竹園・土浦第一などが候補になります。

※出典:茨城県教育委員会「令和8年度茨城県立高等学校第1学年入学志願者数等(志願先変更後)」、並木中等教育学校 公式サイト(いずれも公式)。

参考までに、近い位置の学校として牛久栄進(62〜64)、下妻第一(62)、水海道第一(62)があります(民間サイトの目安。下妻第一・水海道第一はトライの値、牛久栄進はトライ以外の値が未確認)。併願や志望校の変更を考えるときの候補として、資料を見くらべてください。

令和8年度の志願倍率(志願先変更後)

令和8年度は、水戸第一1.46倍、日立第一1.31倍、竹園1.25倍が高めでした。8校すべてが1倍をこえています。

学校募集定員志願者数志願倍率令和9年度の特色選抜(予定)
水戸第一161人235人1.46倍実施予定なし
土浦第一161人181人1.12倍実施予定なし
竹園320人400人1.25倍実施予定なし
竜ヶ崎第一200人
(うち特色26人)
206人1.03倍文化3%・体育10%
緑岡280人324人1.16倍実施予定なし
土浦第二320人373人1.17倍実施予定なし
日立第一161人
(うち特色16人)
211人1.31倍体育9%・文化1%
水戸第二320人326人1.02倍実施予定なし

※倍率の出典:茨城県教育委員会「令和8年度茨城県立高等学校第1学年入学志願者数等(志願先変更後)」(公式)。倍率は志願者数÷募集定員の「志願倍率」で、実際に受けた人の倍率ではありません。特色選抜の予定の出典:茨城県教育委員会「令和9年度 特色選抜実施概要一覧(予定)」(公式・2026年7月掲載)。「実施予定なし」は一覧に掲載がないことを示します。令和9年度の学校別の募集定員は、この記事の時点では未公表です。

ちなみに、令和8年度の県立高校(全日制)全体は、募集定員16,647人に志願者15,211人で0.91倍でした。全体では定員割れでも、上位校は1倍をこえます。全体の数字で安心しないでください。

※出典:茨城県教育委員会「令和8年度茨城県立高等学校第1学年入学志願者数等(志願先変更後)」(公式)。

注意:附属中がある学校は「席が少ない」

水戸第一・土浦第一・日立第一の募集定員は161人で、竹園や土浦第二・水戸第二の320人の約半分です。附属中学校から上がる生徒がいるためです。席が少ないぶん、数人の志願者の増減で倍率が大きく動きます。前の年の倍率が低くても、今年も同じとは限りません。

POINT:8校の多くは「共通選抜だけ」で勝負

令和9年度の予定で特色選抜を行うのは、8校のうち竜ヶ崎第一と日立第一だけです。ほかの6校を目指す人は、共通選抜(学力検査と内申)で勝負すると考えてください。なお、8校の「B群」の比率(学力検査重視:調査書重視)は、この記事の時点で確認できていません(未確認)。県の実施細則の別表で必ず確かめてください。

8校の特徴(公式サイトなどで確認できたこと)

学校選びは、偏差値だけでなく「3年間をどう過ごしたいか」で決めるのがいちばんです。公式サイトなどで確認できた特徴を、短くまとめます。

水戸第一高校(水戸市三の丸)

普通科だけの学校です。2021年4月に附属中学校ができました。令和9年度の特色選抜は予定されていないので、全員が共通選抜で受けることになります。

土浦第一高校(土浦市真鍋)

「授業第一主義」をかかげる県南の上位校です。2021年4月に附属中学校ができました。毎日の授業を大切にしたい人に合う学校です。

竹園高校(つくば市竹園)

普通科と国際科があり、国際交流や探究活動「探Q」に取り組んでいます。学校のサイトでは、令和7年度入試の合格実績として東京大学5名・京都大学3名・筑波大学44名・国公立大学計170名が紹介されています。

竜ヶ崎第一高校(龍ケ崎市平畑)

2020年4月に附属中学校ができました。SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定校で、令和6年度に第Ⅲ期の指定を受けています。8校のうち、令和9年度に特色選抜を予定している学校の1つです。

緑岡高校(水戸市笠原町)

普通科と理数科があります。SSHの指定校(令和6年度指定・第Ⅲ期)で、英語で科学研究を発表する会を開いています。理系の研究に本格的に取り組みたい人に向いています。

土浦第二高校(土浦市立田町)

募集定員が320人と多い学校です。DXハイスクールの採択校として、デジタルを使った学びにも取り組んでいます。

日立第一高校(日立市若葉町)

普通科とサイエンス科があり、附属中学校は平成24年度に開校しました。SSHの指定校(令和4年度指定・第Ⅳ期)で、科学系の部活動や模擬国連への参加があります。令和9年度も特色選抜を予定しています。

水戸第二高校(水戸市大町)

1900年に茨城県高等女学校として始まった学校です。SSHの指定校(令和5年度指定・第Ⅳ期)です。制度の上では共学ですが、在籍しているのは例年女子のみとされています(民間の百科事典サイトの情報で、公式の文書では未確認)。女子の受験については女子の難関高校受験も参考にしてください。

※出典:茨城県教育委員会の各校紹介ページ、各校の公式サイト、茨城県教育委員会「県立中高一貫教育校の学校概要」、科学技術振興機構(JST)「SSH指定校一覧」(いずれも公式)。水戸第二の在籍状況はウィキペディアの記述です。

入試問題への対策:過去問で「自分の失点の型」を知る

茨城の県立高校は、どの学校を受ける人も同じ日に同じ学力検査を受けます。だから過去問がいちばんの練習になります。ここでは、過去問を使って自分の弱点を見つける手順を紹介します。

大事な前置き

この記事では、茨城県の入試問題の出題傾向や平均点を、公式資料で確認できていません。そのため、下の対策は難関校を目指す人に共通する、一般的な勉強の手順(編集部の目安)です。茨城の問題の特徴は、過去問を解いて自分の目で確かめてください。県教育委員会は学力検査問題の標準解答なども公開しています。

過去問の分析は4つの手順で

1時間を計って1年分を解く。1教科50分、途中で答えを見ない。本番と同じ状態で、今の実力を測ります。
2間違いに3つの印をつける。「知らなかった」「ミス」「時間切れ」。どの印が多いかで、次にやることが変わります。
3大問ごとに点数を書き出す。教科の合計点ではなく、どの大問で何点落としたかをノートの1行に書きます。
42年分を解いたら、落とした大問を比べる。毎年同じ種類の大問で落としていれば、そこが「自分の失点の型」です。

教科ごとの手のつけ方(編集部の目安)

  • 数学:大問の最後の小問で落とす人は、途中の考え方を式で書く練習を。関数・図形の応用問題を1日1題、解説を見ずに15分考えてから答えを見ます。
  • 理科:計算問題と、実験の表やグラフを読む問題を分けて練習します。計算を週3題、読み取りを週3題と決めて進めます。
  • 英語:長文は、1文ずつ主語と動詞を確かめてから意味をとります。聞き取りは、音声つきの過去問で毎日10分耳を慣らします。
  • 国語・社会:上位層は高得点で並びやすい教科です(ここは推測です)。間違いを「記述の書き方」と「知識のぬけ」に分け、知識はその日のうちに覚え直します。

内申(調査書)も忘れないでください。茨城の共通選抜は、当日点の順位と内申の順位の両方で「A群」が決まります。くわしいしくみは入試の日程と仕組みの記事に具体例つきで書いています。内申の上げ方は高校受験の内申点の上げ方を見てください。

茨城統一テスト・茨城県模試の使い方

模試は「判定を見るもの」ではなく、「本番の形式で何点落とすかを知るもの」です。茨城県でよく受けられている模試は次の2つです。

模試運営・主催確認できたこと
茨城統一テスト茨城統一テスト協議会令和8年度の中3は、これから10月4日・11月1日・12月6日・12月27日・1月24日に実施。5教科各50分、受験料4,800円(税込)、志望校判定4校(5教科受験時)
茨城県模試茨城新聞社、学研エデュケーショナル、市進教育グループ(茨進)中3対象。第2回は2026年7月4日に実施、一般受験料3,850円(税込)。年間の回数とこれからの日程は未確認

※出典:茨城統一テスト協議会 公式サイトのテスト案内、茨城県模試 公式サイト。茨城統一テストの中3の回は、6月14日・8月30日にも実施されました。日程・受験料は変わることがあるので、申し込み前に必ず公式サイトでご確認ください。

模試を受けたら、72時間以内にやる3つのこと

1当日中:間違えた問題に「知らなかった」「ミス」「時間切れ」の印をつける。
2翌日:「ミス」の問題だけを解き直す。何のミスかを1行で書く(例:単位を書き忘れた)。
33日以内:「知らなかった」問題の単元を、教科書の例題レベルから1つ復習する。

判定がAでもEでも、この3つは同じです。判定よりも、同じ種類の失点が減っているかを見てください。模試の読み方は模試の結果の見方、判定が悪かったときは模試でE判定・D判定も参考にしてください。

実在を確認した教材と、使う順番

教材は「年数の少ない過去問 → 年数の多い過去問」の順で使います。いきなり何冊も買う必要はありません。

書名出版社価格(税込)内容
茨城県公立高等学校 入学試験問題集 2027年春受験用教英出版1,045円過去3年分。2026年5月下旬発売
2027年度用 茨城県公立高校 6年間スーパー過去問声の教育社1,320円6年分。2026年6月15日発売
茨城県公立高校 2027年度版(リスニング音声データダウンロード付)東京学参1,485円2021〜2026年度を収録(最近6年間+1年間)
2027年受験用 全国高校入試問題正解(英語)旺文社3,795円47都道府県の公立入試を収録。2026年6月25日発売

※出典:教英出版・東京学参・旺文社の公式サイトの商品ページ、声の教育社の商品は書店サイト(学参ドットコム)の商品ページ(2026年9月時点)。旺文社は教科別の本で、価格は英語のものです。価格・在庫は変わることがあります。ほかに、茨城県教育委員会が学力検査問題の標準解答などを公開しています。

どの順番で、どれだけやるか

110月:教英出版(3年分)のいちばん古い年を、時間を計って5教科通しで解く。今の実力と「落とす所」を知るためです。
211〜12月:残りの2年分を解き、間違いを大問ごとにノートへ。冬休みに、声の教育社か東京学参の6年分から古い年を3年分。
31〜2月:残りの年を週1〜2年分。英語は音声を使い、聞き取りまで本番どおりに。
4難関校の上位をねらう人:旺文社の『全国高校入試問題正解』で、他県の問題から苦手な分野だけを選んで解く。

1冊目は教英出版か東京学参のどちらか、2冊目で年数を増やす、という買い方で十分です。始める時期の考え方は過去問はいつからにくわしく書いています。

月別・偏差値帯別の勉強法

9月から本番まで、やることは「基礎の穴をふさぐ → 過去問で形に慣れる → 自分の失点の型をつぶす」の順番です。日付の入った入試の日程は入試の日程と仕組みの記事を見てください。

時期目標具体的にやること
9月穴を見つける中1・中2の単元テストを見直し、苦手単元をリストに。2学期の定期テスト対策も同時に
10月実力を測る過去問1年分を5教科通しで。茨城統一テストを受け、72時間以内に見直す
11月内申を固める期末テストで実技4教科も取りこぼさない。テスト後は過去問2年目へ
12月通しで解く冬休みに5教科の通し演習を3回分。失点の多い大問の種類を書き出す
1月失点の型をつぶす毎年落とす種類の大問だけを集中練習。数学は途中の式を書く答案の練習も
2月(直前)ミスを減らす本番と同じ時間帯に5教科を週1回。新しい教材は増やさない。間違い直しノートだけ見直す

※上の表は編集部による学習計画の目安です。部活動や学校行事に合わせて調整してください。秋の計画の立て方は中3秋の学習計画も参考にしてください。

目標校の偏差値帯別のやり方(目安)

目標校勉強の重点平日の勉強時間(目安)
水戸第一・土浦第一5教科とも大きな穴がない前提で、数学・理科の最後の小問まで取り切る。ミスは1教科1個まで3〜4時間
竹園・竜ヶ崎第一・緑岡苦手教科を1つにしぼって底上げ。過去問で見つけた失点の型を毎日1題ずつ3時間前後
土浦第二・日立第一・水戸第二基礎問題の取りこぼしゼロが最優先。応用は途中点をとる練習から2.5〜3時間

※偏差値帯の分け方と勉強時間は編集部による目安です。お子さまの今の成績と、残りの月数によって変わります。

保護者の方へ:私立の併願も秋のうちに

8校とも、令和8年度は志願倍率が1倍をこえました。私立高校の併願は、秋のうちに候補を決めておくと安心です。考え方は併願校は何校受けるべき、私立高校の個別相談会で何を聞くか、志望校そのものに迷ったら志望校の決め方が参考になります。

難関校の合否は「自分の失点の型」で決まる

全員が同じ日に同じ問題を受ける茨城では、毎年同じ種類の問題で落としていないかが合否を分けます。どこで何点落としているかは、答案を1問ずつ分けて見ないとわかりません。

エスペランサアカデミーは、完全オンラインのプロ家庭教師による1対1の指導です。水戸第一・土浦第一・竹園などを目指すお子さまの過去問と模試の答案を1問ずつ分析し、失点の多い所から先につぶす学習計画をお子さまごとに組みます。

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まとめ

  • 偏差値の目安は水戸第一71〜73、土浦第一71〜72、竹園68〜69、竜ヶ崎第一67〜68、緑岡67(民間サイトの目安)
  • 令和8年度の志願倍率は水戸第一1.46倍、日立第一1.31倍、竹園1.25倍など、8校すべてが1倍超
  • 水戸第一・土浦第一・日立第一は附属中があり、高校の募集は161人と少ない
  • 並木中等教育学校は高校からの募集がない
  • 令和9年度に特色選抜を予定しているのは、8校のうち竜ヶ崎第一と日立第一
  • 過去問は教英出版・声の教育社・東京学参の2027年受験用で、10月から1年ずつ本番と同じ時間で
  • 模試は判定より「同じ失点が減っているか」を見る。受けたら72時間以内に見直す
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