2026年9月19日から23日は11年ぶりの5連休です。受験生にとってこの5日間は、冬休みまでの間にまとまった時間が取れる、最後のかたまりになります。
ただし「5日あるから全部勉強」は失敗します。学校がない日にいつもの倍の量を計画すると、初日に崩れて残り4日が自己嫌悪で終わります。連休にしかできないことを1つだけ決め、それ以外は普段どおりに回すのが正解です。
- なぜこの5連休が受験生にとって大きいのか
- 小6・中3・高3、学年別にやるべきこと
- 連休にしかできない勉強とは何か
- やってはいけない過ごし方
- 1日の組み方の目安
次にまとまった時間が取れるのは冬休み
受験学年の秋は、平日の可処分時間がほとんど増えません。学校があり、定期テストがあり、模試があります。「まとめて手をつけたいけれど時間がない」と後回しにしてきたものが、どの家庭にも1つか2つあるはずです。
この5連休を逃すと、次に2日以上続けて自由に使えるのは冬休みです。中学受験は1月に本番、高校受験は2月、大学受験は共通テストが1月。冬休みはすでに直前期で、新しいことに着手する時期ではありません。
つまり9月の5連休は、「腰を据えて取り組む」ことができる実質的に最後の機会です。この位置づけを家庭で共有しておくと、連休の使い方が変わります。
学年別・この5日間で何をするか
※表は横にスクロールできます
| 学年 | 連休にしかできないこと | 目安 |
|---|---|---|
| 小6 中学受験 | 志望校の過去問を本番と同じ時間割で通しで1年分。朝から午後まで通しで解けるのは連休だけ | 通し1日+直し2日 |
| 中3 高校受験 | 中1・中2の積み残しを教科を絞って一気に潰す。数学の関数、英語の文法など、平日に1日30分では終わらない範囲 | 1教科に2〜3日 |
| 高3 大学受験 | 共通テストの本番と同じ時間割で1日通し。何時に集中が切れるかを体で知っておく | 通し1日+復習2日 |
※目安です。塾の講習や模試が入っている場合は、そちらを優先してください。
共通しているのは「まとまった時間がないとできないこと」を選んでいる点です。単語を覚える、問題集を1ページ進める、といった作業は平日でもできます。連休にそれをやると、時間の価値を捨てることになります。
塾の講習や模試が入っている場合
受験学年の場合、この連休に塾の特訓や模試が組まれていることがあります。その場合はそちらが最優先です。塾の日程を先に書き出し、空いている日だけを対象に計画を立ててください。
注意したいのは、講習が入っている日を「勉強した日」として計算しないことです。講習は受けている間は進みますが、復習の時間を取らなければ定着しません。講習が2日あるなら、残り3日のうち1日は講習の復習に充てる、という形で組みます。
塾の宿題が大量に出ている場合も同じです。量に押されて手を動かすだけになりがちな時期なので、塾の宿題が終わらないときの優先順位もあわせてご覧ください。
保護者がこの5日間にできること
勉強の中身に口を出す必要はありません。この時期に保護者が担うと効果が高いのは、次の2つです。
- 時間の枠だけ守ってあげる。起床時刻と、机に向かい始める時刻。この2つが崩れなければ、中身は本人に任せて構いません
- 予定を外から埋めない。帰省や外出の予定は、連休前に本人と共有しておきます。当日になって「今日は出かけるよ」と言われると、計画がその場で壊れます
それでも連休中に何度も声をかけたくなるのが親心です。ただ、勉強の進み具合を1日に何度も確認するのは逆効果になりやすい時期でもあります。声をかけるなら1日の終わりに一度、「今日はどこまでいった」と聞く程度にとどめてください。関わり方の線引きについては親が勉強を教えると喧嘩になる理由で整理しています。
やってはいけない過ごし方
- 1日10時間の計画を立てる。学校がある日の倍を5日続けられる子はほとんどいません。初日で崩れ、残りが台無しになります
- 全教科を均等に触る。5日で5教科を回すと、どれも中途半端に終わります。連休は1つか2つに絞る時期です
- 丸5日を勉強で埋める。1日はしっかり休ませてください。秋以降を走り切るための回復日です
- 生活リズムを崩す。連休明けに戻すのに1週間かかります。起床時刻だけは平日と同じにします
とくに3つ目は軽視されがちです。9月から入試までは長い道のりです。ここで回復せずに走り続けた子は、11月から12月にかけて失速します。休むことも計画のうちだと、保護者の側から言ってあげてください。
1日の組み方の目安
連休の初日に、5日分の予定を紙に書いて貼っておきます。毎朝その日の欄を見るだけで、迷う時間がなくなります。書くのは本人です。保護者が書いた計画は続きません。
5日で何を潰すかは、外から見たほうが早い
連休の使い方で差がつくのは、「何に手をつけるか」を決める段階です。本人は目の前の宿題や、点が取れなかった直近のテストに引っ張られます。しかし本当に潰すべきなのは、多くの場合もっと前の単元にあります。
エスペランサアカデミーは、完全オンラインのプロ家庭教師センターです。学生アルバイトではなくプロ講師が1対1で担当し、模試やテストの失点から、いま埋めれば最も点が動く単元を特定します。連休のような限られた期間こそ、狙いを定める作業が結果を分けます。
まとめ
- 2026年9月19日〜23日は11年ぶりの5連休
- 次にまとまった時間が取れるのは冬休み=腰を据えて取り組める最後の機会
- 選ぶのは「まとまった時間がないとできないこと」。単語や1ページずつの作業は平日でよい
- 小6・高3は本番と同じ時間割で通し、中3は積み残しを教科を絞って潰す
- 1日は休ませる。回復しないと11月〜12月に失速する
- 起床時刻だけは平日と同じにして、連休明けに崩さない


